JP3653252B2 - ライター - Google Patents
ライター Download PDFInfo
- Publication number
- JP3653252B2 JP3653252B2 JP2002041598A JP2002041598A JP3653252B2 JP 3653252 B2 JP3653252 B2 JP 3653252B2 JP 2002041598 A JP2002041598 A JP 2002041598A JP 2002041598 A JP2002041598 A JP 2002041598A JP 3653252 B2 JP3653252 B2 JP 3653252B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- fuel tank
- outer case
- discharge nozzle
- ignition button
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lighters Containing Fuel (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ライターに関し、特に、上面が上蓋と着火ボタンの並びであって着火ボタンを押し下げることにより上蓋が回動起立して、炎又は高熱燃焼ガスが発生する着火空間が開く、押し開き型のライターに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のライターは、燃料槽に支幹を立ててその上端部を厚み方向xに貫通する支持ピンで上蓋を回転(起立)可能に支持し、上蓋の基部を厚み方向に貫通する係合ピンに、上下方向に移動可能な着火ボタンを係合させている。着火ボタンを押し下げることにより、上蓋が上跳ね起立する。すなわち開になる。上記支持ピンおよび係合ピンの端面には、深絞り形状(円筒カップ状/4角筒カップ状)の外ケースの壁面が対向しており、抜け落ちることは無い。しかし、燃料槽にライター機構要素を組み付けた、外ケースに挿入直前の、中ユニットでは、支持ピンおよび係合ピンの端面を支えるものが無いので、支持ピンおよび係合ピンが抜け落ち易い。ピンが抜けると中ユニットが崩れる。すなわち部品がばらばらになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、炎長調整用の爪付きアジャスタリング又はそれが装着された調整筒は、外ケースから露出しており、これを廻して火力(炎長或いは高熱燃焼ガスの勢い)を、外ケースの爪だし開口幅やケース下底の扇状窓などで規制される調整範囲内で調節できる。該調整範囲内では適正な火力に調整できないと、爪付きアジャスタリングを、燃料槽から突出する調整筒から外して、調整筒を廻して所望の火力にしてから、爪付きアジャスタリングを調整筒に再装着する。これは調整範囲の再設定である。ライターの組み立て時や、異なった燃料の注入により炎長が変わったときや、テスト又は検査のときや修理後に、このような調整範囲の設定又は再設定を行うことがある。
【0004】
ライターの製品組み立てのとき、ならびに、炎長調整用の調整筒に対する爪付きアジャスタリングの脱,着のために外ケースを外さなければならない型のライターの場合の調整範囲の設定又は再設定のとき、或いは、修理,点検のために外ケースを外すときなど、外ケースから引き出した中ユニットの、前述の支持ピンおよび係合ピンが抜け落ち易く、作業性が悪い。
【0005】
本発明は、上述の作業性を良く改善することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上方向(z)に延びる支幹(1b)を立てた燃料槽(1);
該燃料槽(1)から上方向(z)に突出する燃料放出ノズル(2);
前記支幹(1b)の上端部を厚み方向(x)に貫通する支持ピン(3)でそれを中心に回動可能に支持され、前記燃料放出ノズル(2)の上方の空間を開閉する上蓋(4);
該上蓋(4)を厚み方向(x)に貫通する係合ピン(5);
該係合ピン(5)と、上下方向(z)に係合し、上下方向(z)に移動可能な着火ボタン(6);
該着火ボタン(6)の下向き移動によって駆動されて前記燃料放出ノズル(2)を燃料ガスを放出する位置に置くレバー(7);
前記着火ボタン(6)が燃料ガス放出位置より下方に移動したときに着火用の高電圧を発生する圧電ユニット(9);
前記燃料槽(1)が挿通できる内空間を囲むループ状であって、外ケース(12)の上部分と結合する下部分(11a),前記燃料放出ノズル(2)の上端の上方の着火空間を包囲する風防部分(11b),前記支持ピン(3)と係合ピン(5)の端面を被覆する部分(11c)、および、前記着火ボタン(6)を上下動可能にその側面を包囲する部分(11d)を有する風防部材(11);
該風防部材(11)の内空間を通った燃料槽(1)を受け入れて、上端が風防部材(11)に結合した外ケース(12);および、
外ケース(12)とその中の燃料槽(1)とを固着する手段(13);を備えるライター。
【0007】
(2)上方向(z)に延びる支幹(1b)を立てた燃料槽(1);
該燃料槽(1)から上方向(z)に突出する燃料放出ノズル(2);
前記燃料放出ノズル(2)が放出する燃料ガスに空気を混合する空気混合器(15);
火室およびそこに混合気を放出するノズルを支持する火室ブロック(16);前記支幹(1b)の上端部を厚み方向(x)に貫通する支持ピン(3)でそれを中心に回動可能に支持され、前記燃料放出ノズル(2)の上方の空間を開閉する上蓋(4);
該上蓋(4)を厚み方向(x)に貫通する係合ピン(5);
該係合ピン(5)と、上下方向(z)に係合し、上下方向(z)に移動可能な着火ボタン(6);
該着火ボタン(6)の下向き移動によって駆動されて前記燃料放出ノズル(2)を燃料ガスを放出する位置に置くレバー(7);
前記着火ボタン(6)が燃料ガス放出位置より下方に移動したときに着火用の高電圧を発生する圧電ユニット(9);
前記燃料槽(1)が挿通できる内空間を囲むループ状であって、外ケース(12)の上部分と結合する下部分(14a),前記火室ブロック(16)の側面を包囲する保護部分(14b),前記支持ピン(3)と係合ピン(5)の端面を被覆する部分(14c)、および、前記着火ボタン(6)を上下動可能にその側面を包囲する部分(14d)を有する保護部材(14);
該保護部材(14)の内空間を通った燃料槽(1)を受け入れて、上端が保護部材(14)に結合した外ケース(12);および、
外ケース(12)とその中の燃料槽(1)とを固着する手段(13);を備えるライター。
【0008】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応又は相当要素又は部材の符号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0009】
外ケース(12)に挿入直前の、或いは、外ケース(12)から引き抜いた直後の中ユニットを、風防部材(11:図1)又は保護部材(14:図12)が支持ピン(3)と係合ピン(5)の端面を被覆する位置(図1,2の(a)から外ケース12を除去した状態)とした状態に維持することにより、支持ピン(3)および係合ピン(5)は抜け落ちることがない。そして、例えば親指と中指で風防部材(11:図1)又は保護部材(14:図12)を、略ピン(3,5)の部位で挟持ししかも人差し指で上蓋4の上面を支えることにより、中ユニットを、そのまま外ケース12に差し込めばよい組上げ状態で動かすことができる。そしてそのままの状態で、例えば、爪付きリングを、燃料槽(1)から突出する調整筒(10)から外して、調整筒(10)を廻して所望の火力にしてから、爪付きリングを調整筒(10)に再装着するなど、所望の作業を行うことができる。支持ピン(3)と係合ピン(5)が抜け落ちることが無いので、作業性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(3)前記外ケースの下底(12b)には、固定ねじ(13)が貫通する穴があり;前記燃料槽(1)の下底(1c)には、該穴を貫通した固定ねじ(13)を受け入れる雌ねじ穴があり、前記固着手段(13)は、前記外ケースの下底(12b)の穴を通して前記燃料槽(1)の下底(1c)の雌ねじ穴にねじ込まれた前記固定ねじ(13)である;上記(1)又は(2)のライター。
【0011】
これによれば、上述の中ユニットを燃料槽(12)の下底(12b)から外ケース(12)の上端(12a)の開口に挿入し、外ケース(12)の下底12bの穴に固定ねじ13の雄ねじ部を通して燃料槽(12)の下底(1c)の雌ねじ穴にねじ込むことにより、中ユニット(燃料槽1)が外ケース(12)に固定される。外ケース(12)の組み付けはこのように簡単である。
【0012】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0013】
【実施例】
−第1実施例−
図1の(a)に本発明の第1実施例の正面を、(b)に使用状態の外観を、(c)に分解した部品の正面を示す。図1の(a)に示す正面図において、上蓋4の右側の着火ボタン6を押し下げると、上蓋4が図1の(b)に示すように起立する。すなわち上蓋4が開き、風防11が囲んだ空間から、ローソクの炎と同様な炎が立ち上がる。着火ボタン6の押下を解除すると、着火ボタン6が上昇し、炎が消えて上蓋4が閉まる。
【0014】
図1の(c)に、図1の(a)に示すライターの部品の概要を示す。燃料槽1の、上方向zに延びる燃料放出ノズル2を装着した上壁1aに、z方向に延びる支幹1bを一体連続に形成している。支幹1bには、電極台を受け入れる上下方向zに延びる溝がある。電極台には、圧電ユニット9の電気リードの先端8(放電電極)がある。
【0015】
燃料放出ノズル2には、その先端に燃料ガスの着火を確実にする金属コイル2aが装着されており、圧電ユニット9が高電圧を発生すると、放電電極8と金属コイル2aの間に電気スパークを生じ、これにより、ノズル2が燃料ガスを放出していると、それが着火して炎となる。燃料槽1の下底1cには炎長調整筒10があり、その内部に、燃料注入弁装置の燃料注入ノズルがある。炎長調整筒10を時計方向に廻すと炎が短くなり、反時計方向に廻すと炎が長くなる。
【0016】
上蓋4は、その左端(基部)が、y方向で見てコの字型に曲がって、コの2脚で支幹1bの上端部を挟んでいる。その上端部で、支持ピン3が支幹1bを厚み方向xに貫通し、同時に上蓋4のコの2脚を貫通している。したがって、上蓋4はピン4を中心に、図1の(a)および(c)に示す水平姿勢から、図1の(b)に示す起立姿勢に回動できる。
【0017】
上蓋4の基部にはまた、y方向に突出するコの2脚があり、これら2脚を、厚み方向xに係合ピン5が貫通している。係合ピン5が、支持ピン3よりも幅方向yで右方にずれているので、係合ピン5を下方向に押し下げると、上蓋4が支持ピン3を中心に時計方向に回動して起立する。この係合ピン5に、幅方向yには相対的にずれることができるが、上下方向zには係合する関係に、着火ボタン6が係合している。この着火ボタン6は、上下方向zに移動しうるように、支幹1bおよび後述の風防部材11で案内される。
【0018】
着火ボタン6は、圧電ユニット9に被せてあり、この圧電ユニット9は燃料槽1で下支持されている。着火ボタン6の下方には、先端が燃料放出ノズル2に係合するノズル操作レバー7の後端がある。
【0019】
風防部材11は、燃料槽1が挿通できる内空間を囲むループ状(略長方形枠状)であって、外ケース12の上端12aの開口に嵌まり込む下部分11a,燃料放出ノズル1の上端の上方の着火空間を包囲する風防部分11b,支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆する部分11c、および、着火ボタン6を上下動可能にその側面を包囲する部分11dを有する。
【0020】
図1の(c)に示す風防部材11に燃料槽1を通して、風防部材11を上蓋4に当たる位置に置くと、風防部材11の部分11cが支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆するので、支持ピン3および係合ピン5は抜け落ちることがない。このように風防部材11を組み付けたユニットを、中ユニットという。次に、調整筒10に図示しない爪つきアジャスタリングを装着してから、例えば親指と中指で風防部材11を、略ピン3,5の部位で挟持ししかも人差し指で上蓋4の上面を支えて、中ユニットを、そのまま外ケース12に差し込む。次に、外ケース12の下底12bの穴に固定ねじ13の雄ねじ部を通して燃料槽12の下底1cの雌ねじ穴にねじ込むことにより、中ユニットが外ケース12に固定される。これによって、図1に示すライターとなる。外ケース12の組み付けはこのように簡単である。
【0021】
図1に示すライターを使用するときには、着火ボタン6を親指の腹で押し下げる。すると、上蓋4が支持を中心に回動して、図1の(b)に示すように上蓋4が開く。この過程で、圧電ユニット9の操作子が着火ボタン6で下方向に押し下げられ、これに連動してレバー7の右端が押し下げられて、てこの原理で、レバー7が時計廻りに回動して燃料放出ノズル2を引き上げる。これにより燃料槽1内のバルブ機構が弁開となり、燃料ガスが燃料放出ノズル2に出て、その上端の金属コイル2aから上方に流出する。上蓋4が全開位置近くまで回動したときに、圧電ユニット9において圧縮コイルスプリングの圧縮係止が解除されてプランジャがばねの反発力で駆動されて圧電素子を打撃し、電気リードの先端8と金属コイル2aとの間に15Kv前後の高圧が加わり、電気スパークを生じ、金属コイル2aから流出する燃料ガスが着火して、風防部材11の中から炎が立ち上る。
【0022】
着火ボタン6は、圧電ユニット6の操作子に加わっているユニット内の圧縮コイルスプリングの反発力が加わっているので、着火ボタン6に加えている押し下げを解除すると、着火ボタン6が上昇し、このとき上蓋4がピン3を中心に反時計方向に回って、図1の(a)に示す閉位置に戻る。
【0023】
ライター組み立て時または内部点検,調整時に、外ケース12に挿入直前の、或いは、外ケース12から引き抜いた直後の中ユニットを、風防部材11が支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆する位置(図1の(a)から外ケース12を除去した状態)とした状態に維持することにより、支持ピン3および係合ピン5は抜け落ちることがない。そして、例えば親指と中指で風防部材11を、略ピン3,5の部位で挟持ししかも人差し指で上蓋4の上面を支えることにより、中ユニットを、そのまま外ケース12に差し込めばよい組上げ状態で動かすことができる。そしてそのままの状態で、例えば、爪付きアジャスタリングを、燃料槽1から突出する調整筒10から外して、調整筒10を廻して所望の火力にしてから、爪付きアジャスタリングを調整筒10に再装着するなど、所望の作業を行うことができる。支持ピン3と係合ピン5が抜け落ちることが無いので、作業性が向上する。
【0024】
−第2実施例−
図2の(a)に本発明の第2実施例の正面を、(b)に使用状態の外観を、(c)に分解した部品の正面を示す。図2の(a)に示す正面図において、上蓋4の右側の着火ボタン6を押し下げると、上蓋4が図2の(b)に示すように起立する。すなわち上蓋4が開き、火室ブロック16の火口16aから、高熱燃焼ガスが高速で吹き出る。着火ボタン6の押下を解除すると、着火ボタン6が上昇し、燃焼ガス流が消えて上蓋4が閉まる。
【0025】
図2の(c)に、図2の(a)に示すライターの部品の概要を示す。燃料槽1の、上方向zに延びる燃料放出ノズル2を装着した上壁1aに、z方向に延びる支幹1bを一体連続に形成している。支幹1bには、火室ブロック16と係合する上下方向zに延びる溝がある。火室ブロック16の上面には火口16aがあり、火口16aの中に金属リングで挟持した金属細線16bがあり、その直下にカップ状のセラミック筒がある。セラミック筒の中央には、混合気ノズルがあり、その下端に中継筒がある。この中継筒に空気混合器15が結合している。混合気ノズルは中継筒を介して圧電ユニット9の電気リードが電気的に接続されている。
【0026】
燃料放出ノズル2には、それが放出する燃料ガスに空気を加える空気混合器15が結合しており、この空気混合器15が、中継筒を通してセラミック筒の中央の混合気ノズルに、燃料ガスに空気が混合した混合気を供給する。圧電ユニット9が高電圧を発生すると、混合気ノズルと金属リングの間に電気スパークを生じ、これにより、ノズル2が燃料ガスを放出していると、混合気ノズルからセラミック筒に出た混合気が着火して、高熱燃焼ガスとなり、火口16aから高速で吹き出て金属細線16bが赤熱する。燃料槽1の下底1cには炎長調整筒10があり、その内部に、燃料注入弁装置の燃料注入ノズルがある。炎長調整筒10を時計方向に廻すと高熱燃焼ガスの火力が弱くなり、反時計方向に廻すと強くなる。
【0027】
この第2実施例では、第1実施例の風防部材11に変えて、外形は同等であるが、空気吸入口がない部材である保護部材14が用いられている。この保護部材14は、燃料槽1が挿通できる内空間を囲むループ状であって、外ケース12の上端12aの開口に嵌まりこむ下部分14a,火室ブロック16の側面を包囲する保護部分14b,支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆する部分14c、および、着火ボタン6を上下動可能にその側面を包囲する部分14dを有する。
【0028】
図2の(c)に示す保護部材14に燃料槽1を通して、保護部材14を上蓋4に当たる位置に置くと、保護部材14の部分14cが支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆するので、支持ピン3および係合ピン5は抜け落ちることがない。このように保護部材14を組み付けたユニットを、中ユニットという。次に、調整筒10に図示しない爪つきアジャスタリングを装着してから、例えば親指と中指で保護部材14を、略ピン3,5の部位で挟持ししかも人差し指で上蓋4の上面を支えて、中ユニットを、そのまま外ケース12に差し込む。次に、外ケース12の下底12bの穴に固定ねじ13の雄ねじ部を通して燃料槽12の下底1cの雌ねじ穴にねじ込むことにより、中ユニットが外ケース12に固定される。これによって、図2に示すライターとなる。外ケース12の組み付けはこのように簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の第1実施例のライターの正面図、(b)は使用状態の斜視図、(c)は分解して部品を示す正面図である。
【図2】 (a)は本発明の第2実施例のライターの正面図、(b)は使用状態の斜視図、(c)は分解して部品を示す正面図である。
【符号の説明】
1:燃料槽 1a:上壁
1b:支幹 1c:下底
2:燃料放出ノズル 3:支持ピン
4:上蓋 5:係合ピン
6:着火ボタン 7:レバー
8:電気リードの先端 9:圧電ユニット
10:調整筒 11:風防部材
11a:下部分 11b:風防部分
11c:被覆する部分 11d:包囲する部分
12:外ケース 12a:上端
12b:下底 13:固着する手段
14:保護部材 14a:下部分
14b:保護部分 14c:被覆する部分
14d:包囲する部分 15:空気混合気
16:火室ブロック 16a:火口
16b:金属細線
【発明の属する技術分野】
本発明は、ライターに関し、特に、上面が上蓋と着火ボタンの並びであって着火ボタンを押し下げることにより上蓋が回動起立して、炎又は高熱燃焼ガスが発生する着火空間が開く、押し開き型のライターに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のライターは、燃料槽に支幹を立ててその上端部を厚み方向xに貫通する支持ピンで上蓋を回転(起立)可能に支持し、上蓋の基部を厚み方向に貫通する係合ピンに、上下方向に移動可能な着火ボタンを係合させている。着火ボタンを押し下げることにより、上蓋が上跳ね起立する。すなわち開になる。上記支持ピンおよび係合ピンの端面には、深絞り形状(円筒カップ状/4角筒カップ状)の外ケースの壁面が対向しており、抜け落ちることは無い。しかし、燃料槽にライター機構要素を組み付けた、外ケースに挿入直前の、中ユニットでは、支持ピンおよび係合ピンの端面を支えるものが無いので、支持ピンおよび係合ピンが抜け落ち易い。ピンが抜けると中ユニットが崩れる。すなわち部品がばらばらになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、炎長調整用の爪付きアジャスタリング又はそれが装着された調整筒は、外ケースから露出しており、これを廻して火力(炎長或いは高熱燃焼ガスの勢い)を、外ケースの爪だし開口幅やケース下底の扇状窓などで規制される調整範囲内で調節できる。該調整範囲内では適正な火力に調整できないと、爪付きアジャスタリングを、燃料槽から突出する調整筒から外して、調整筒を廻して所望の火力にしてから、爪付きアジャスタリングを調整筒に再装着する。これは調整範囲の再設定である。ライターの組み立て時や、異なった燃料の注入により炎長が変わったときや、テスト又は検査のときや修理後に、このような調整範囲の設定又は再設定を行うことがある。
【0004】
ライターの製品組み立てのとき、ならびに、炎長調整用の調整筒に対する爪付きアジャスタリングの脱,着のために外ケースを外さなければならない型のライターの場合の調整範囲の設定又は再設定のとき、或いは、修理,点検のために外ケースを外すときなど、外ケースから引き出した中ユニットの、前述の支持ピンおよび係合ピンが抜け落ち易く、作業性が悪い。
【0005】
本発明は、上述の作業性を良く改善することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上方向(z)に延びる支幹(1b)を立てた燃料槽(1);
該燃料槽(1)から上方向(z)に突出する燃料放出ノズル(2);
前記支幹(1b)の上端部を厚み方向(x)に貫通する支持ピン(3)でそれを中心に回動可能に支持され、前記燃料放出ノズル(2)の上方の空間を開閉する上蓋(4);
該上蓋(4)を厚み方向(x)に貫通する係合ピン(5);
該係合ピン(5)と、上下方向(z)に係合し、上下方向(z)に移動可能な着火ボタン(6);
該着火ボタン(6)の下向き移動によって駆動されて前記燃料放出ノズル(2)を燃料ガスを放出する位置に置くレバー(7);
前記着火ボタン(6)が燃料ガス放出位置より下方に移動したときに着火用の高電圧を発生する圧電ユニット(9);
前記燃料槽(1)が挿通できる内空間を囲むループ状であって、外ケース(12)の上部分と結合する下部分(11a),前記燃料放出ノズル(2)の上端の上方の着火空間を包囲する風防部分(11b),前記支持ピン(3)と係合ピン(5)の端面を被覆する部分(11c)、および、前記着火ボタン(6)を上下動可能にその側面を包囲する部分(11d)を有する風防部材(11);
該風防部材(11)の内空間を通った燃料槽(1)を受け入れて、上端が風防部材(11)に結合した外ケース(12);および、
外ケース(12)とその中の燃料槽(1)とを固着する手段(13);を備えるライター。
【0007】
(2)上方向(z)に延びる支幹(1b)を立てた燃料槽(1);
該燃料槽(1)から上方向(z)に突出する燃料放出ノズル(2);
前記燃料放出ノズル(2)が放出する燃料ガスに空気を混合する空気混合器(15);
火室およびそこに混合気を放出するノズルを支持する火室ブロック(16);前記支幹(1b)の上端部を厚み方向(x)に貫通する支持ピン(3)でそれを中心に回動可能に支持され、前記燃料放出ノズル(2)の上方の空間を開閉する上蓋(4);
該上蓋(4)を厚み方向(x)に貫通する係合ピン(5);
該係合ピン(5)と、上下方向(z)に係合し、上下方向(z)に移動可能な着火ボタン(6);
該着火ボタン(6)の下向き移動によって駆動されて前記燃料放出ノズル(2)を燃料ガスを放出する位置に置くレバー(7);
前記着火ボタン(6)が燃料ガス放出位置より下方に移動したときに着火用の高電圧を発生する圧電ユニット(9);
前記燃料槽(1)が挿通できる内空間を囲むループ状であって、外ケース(12)の上部分と結合する下部分(14a),前記火室ブロック(16)の側面を包囲する保護部分(14b),前記支持ピン(3)と係合ピン(5)の端面を被覆する部分(14c)、および、前記着火ボタン(6)を上下動可能にその側面を包囲する部分(14d)を有する保護部材(14);
該保護部材(14)の内空間を通った燃料槽(1)を受け入れて、上端が保護部材(14)に結合した外ケース(12);および、
外ケース(12)とその中の燃料槽(1)とを固着する手段(13);を備えるライター。
【0008】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応又は相当要素又は部材の符号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0009】
外ケース(12)に挿入直前の、或いは、外ケース(12)から引き抜いた直後の中ユニットを、風防部材(11:図1)又は保護部材(14:図12)が支持ピン(3)と係合ピン(5)の端面を被覆する位置(図1,2の(a)から外ケース12を除去した状態)とした状態に維持することにより、支持ピン(3)および係合ピン(5)は抜け落ちることがない。そして、例えば親指と中指で風防部材(11:図1)又は保護部材(14:図12)を、略ピン(3,5)の部位で挟持ししかも人差し指で上蓋4の上面を支えることにより、中ユニットを、そのまま外ケース12に差し込めばよい組上げ状態で動かすことができる。そしてそのままの状態で、例えば、爪付きリングを、燃料槽(1)から突出する調整筒(10)から外して、調整筒(10)を廻して所望の火力にしてから、爪付きリングを調整筒(10)に再装着するなど、所望の作業を行うことができる。支持ピン(3)と係合ピン(5)が抜け落ちることが無いので、作業性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(3)前記外ケースの下底(12b)には、固定ねじ(13)が貫通する穴があり;前記燃料槽(1)の下底(1c)には、該穴を貫通した固定ねじ(13)を受け入れる雌ねじ穴があり、前記固着手段(13)は、前記外ケースの下底(12b)の穴を通して前記燃料槽(1)の下底(1c)の雌ねじ穴にねじ込まれた前記固定ねじ(13)である;上記(1)又は(2)のライター。
【0011】
これによれば、上述の中ユニットを燃料槽(12)の下底(12b)から外ケース(12)の上端(12a)の開口に挿入し、外ケース(12)の下底12bの穴に固定ねじ13の雄ねじ部を通して燃料槽(12)の下底(1c)の雌ねじ穴にねじ込むことにより、中ユニット(燃料槽1)が外ケース(12)に固定される。外ケース(12)の組み付けはこのように簡単である。
【0012】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0013】
【実施例】
−第1実施例−
図1の(a)に本発明の第1実施例の正面を、(b)に使用状態の外観を、(c)に分解した部品の正面を示す。図1の(a)に示す正面図において、上蓋4の右側の着火ボタン6を押し下げると、上蓋4が図1の(b)に示すように起立する。すなわち上蓋4が開き、風防11が囲んだ空間から、ローソクの炎と同様な炎が立ち上がる。着火ボタン6の押下を解除すると、着火ボタン6が上昇し、炎が消えて上蓋4が閉まる。
【0014】
図1の(c)に、図1の(a)に示すライターの部品の概要を示す。燃料槽1の、上方向zに延びる燃料放出ノズル2を装着した上壁1aに、z方向に延びる支幹1bを一体連続に形成している。支幹1bには、電極台を受け入れる上下方向zに延びる溝がある。電極台には、圧電ユニット9の電気リードの先端8(放電電極)がある。
【0015】
燃料放出ノズル2には、その先端に燃料ガスの着火を確実にする金属コイル2aが装着されており、圧電ユニット9が高電圧を発生すると、放電電極8と金属コイル2aの間に電気スパークを生じ、これにより、ノズル2が燃料ガスを放出していると、それが着火して炎となる。燃料槽1の下底1cには炎長調整筒10があり、その内部に、燃料注入弁装置の燃料注入ノズルがある。炎長調整筒10を時計方向に廻すと炎が短くなり、反時計方向に廻すと炎が長くなる。
【0016】
上蓋4は、その左端(基部)が、y方向で見てコの字型に曲がって、コの2脚で支幹1bの上端部を挟んでいる。その上端部で、支持ピン3が支幹1bを厚み方向xに貫通し、同時に上蓋4のコの2脚を貫通している。したがって、上蓋4はピン4を中心に、図1の(a)および(c)に示す水平姿勢から、図1の(b)に示す起立姿勢に回動できる。
【0017】
上蓋4の基部にはまた、y方向に突出するコの2脚があり、これら2脚を、厚み方向xに係合ピン5が貫通している。係合ピン5が、支持ピン3よりも幅方向yで右方にずれているので、係合ピン5を下方向に押し下げると、上蓋4が支持ピン3を中心に時計方向に回動して起立する。この係合ピン5に、幅方向yには相対的にずれることができるが、上下方向zには係合する関係に、着火ボタン6が係合している。この着火ボタン6は、上下方向zに移動しうるように、支幹1bおよび後述の風防部材11で案内される。
【0018】
着火ボタン6は、圧電ユニット9に被せてあり、この圧電ユニット9は燃料槽1で下支持されている。着火ボタン6の下方には、先端が燃料放出ノズル2に係合するノズル操作レバー7の後端がある。
【0019】
風防部材11は、燃料槽1が挿通できる内空間を囲むループ状(略長方形枠状)であって、外ケース12の上端12aの開口に嵌まり込む下部分11a,燃料放出ノズル1の上端の上方の着火空間を包囲する風防部分11b,支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆する部分11c、および、着火ボタン6を上下動可能にその側面を包囲する部分11dを有する。
【0020】
図1の(c)に示す風防部材11に燃料槽1を通して、風防部材11を上蓋4に当たる位置に置くと、風防部材11の部分11cが支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆するので、支持ピン3および係合ピン5は抜け落ちることがない。このように風防部材11を組み付けたユニットを、中ユニットという。次に、調整筒10に図示しない爪つきアジャスタリングを装着してから、例えば親指と中指で風防部材11を、略ピン3,5の部位で挟持ししかも人差し指で上蓋4の上面を支えて、中ユニットを、そのまま外ケース12に差し込む。次に、外ケース12の下底12bの穴に固定ねじ13の雄ねじ部を通して燃料槽12の下底1cの雌ねじ穴にねじ込むことにより、中ユニットが外ケース12に固定される。これによって、図1に示すライターとなる。外ケース12の組み付けはこのように簡単である。
【0021】
図1に示すライターを使用するときには、着火ボタン6を親指の腹で押し下げる。すると、上蓋4が支持を中心に回動して、図1の(b)に示すように上蓋4が開く。この過程で、圧電ユニット9の操作子が着火ボタン6で下方向に押し下げられ、これに連動してレバー7の右端が押し下げられて、てこの原理で、レバー7が時計廻りに回動して燃料放出ノズル2を引き上げる。これにより燃料槽1内のバルブ機構が弁開となり、燃料ガスが燃料放出ノズル2に出て、その上端の金属コイル2aから上方に流出する。上蓋4が全開位置近くまで回動したときに、圧電ユニット9において圧縮コイルスプリングの圧縮係止が解除されてプランジャがばねの反発力で駆動されて圧電素子を打撃し、電気リードの先端8と金属コイル2aとの間に15Kv前後の高圧が加わり、電気スパークを生じ、金属コイル2aから流出する燃料ガスが着火して、風防部材11の中から炎が立ち上る。
【0022】
着火ボタン6は、圧電ユニット6の操作子に加わっているユニット内の圧縮コイルスプリングの反発力が加わっているので、着火ボタン6に加えている押し下げを解除すると、着火ボタン6が上昇し、このとき上蓋4がピン3を中心に反時計方向に回って、図1の(a)に示す閉位置に戻る。
【0023】
ライター組み立て時または内部点検,調整時に、外ケース12に挿入直前の、或いは、外ケース12から引き抜いた直後の中ユニットを、風防部材11が支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆する位置(図1の(a)から外ケース12を除去した状態)とした状態に維持することにより、支持ピン3および係合ピン5は抜け落ちることがない。そして、例えば親指と中指で風防部材11を、略ピン3,5の部位で挟持ししかも人差し指で上蓋4の上面を支えることにより、中ユニットを、そのまま外ケース12に差し込めばよい組上げ状態で動かすことができる。そしてそのままの状態で、例えば、爪付きアジャスタリングを、燃料槽1から突出する調整筒10から外して、調整筒10を廻して所望の火力にしてから、爪付きアジャスタリングを調整筒10に再装着するなど、所望の作業を行うことができる。支持ピン3と係合ピン5が抜け落ちることが無いので、作業性が向上する。
【0024】
−第2実施例−
図2の(a)に本発明の第2実施例の正面を、(b)に使用状態の外観を、(c)に分解した部品の正面を示す。図2の(a)に示す正面図において、上蓋4の右側の着火ボタン6を押し下げると、上蓋4が図2の(b)に示すように起立する。すなわち上蓋4が開き、火室ブロック16の火口16aから、高熱燃焼ガスが高速で吹き出る。着火ボタン6の押下を解除すると、着火ボタン6が上昇し、燃焼ガス流が消えて上蓋4が閉まる。
【0025】
図2の(c)に、図2の(a)に示すライターの部品の概要を示す。燃料槽1の、上方向zに延びる燃料放出ノズル2を装着した上壁1aに、z方向に延びる支幹1bを一体連続に形成している。支幹1bには、火室ブロック16と係合する上下方向zに延びる溝がある。火室ブロック16の上面には火口16aがあり、火口16aの中に金属リングで挟持した金属細線16bがあり、その直下にカップ状のセラミック筒がある。セラミック筒の中央には、混合気ノズルがあり、その下端に中継筒がある。この中継筒に空気混合器15が結合している。混合気ノズルは中継筒を介して圧電ユニット9の電気リードが電気的に接続されている。
【0026】
燃料放出ノズル2には、それが放出する燃料ガスに空気を加える空気混合器15が結合しており、この空気混合器15が、中継筒を通してセラミック筒の中央の混合気ノズルに、燃料ガスに空気が混合した混合気を供給する。圧電ユニット9が高電圧を発生すると、混合気ノズルと金属リングの間に電気スパークを生じ、これにより、ノズル2が燃料ガスを放出していると、混合気ノズルからセラミック筒に出た混合気が着火して、高熱燃焼ガスとなり、火口16aから高速で吹き出て金属細線16bが赤熱する。燃料槽1の下底1cには炎長調整筒10があり、その内部に、燃料注入弁装置の燃料注入ノズルがある。炎長調整筒10を時計方向に廻すと高熱燃焼ガスの火力が弱くなり、反時計方向に廻すと強くなる。
【0027】
この第2実施例では、第1実施例の風防部材11に変えて、外形は同等であるが、空気吸入口がない部材である保護部材14が用いられている。この保護部材14は、燃料槽1が挿通できる内空間を囲むループ状であって、外ケース12の上端12aの開口に嵌まりこむ下部分14a,火室ブロック16の側面を包囲する保護部分14b,支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆する部分14c、および、着火ボタン6を上下動可能にその側面を包囲する部分14dを有する。
【0028】
図2の(c)に示す保護部材14に燃料槽1を通して、保護部材14を上蓋4に当たる位置に置くと、保護部材14の部分14cが支持ピン3と係合ピン5の端面を被覆するので、支持ピン3および係合ピン5は抜け落ちることがない。このように保護部材14を組み付けたユニットを、中ユニットという。次に、調整筒10に図示しない爪つきアジャスタリングを装着してから、例えば親指と中指で保護部材14を、略ピン3,5の部位で挟持ししかも人差し指で上蓋4の上面を支えて、中ユニットを、そのまま外ケース12に差し込む。次に、外ケース12の下底12bの穴に固定ねじ13の雄ねじ部を通して燃料槽12の下底1cの雌ねじ穴にねじ込むことにより、中ユニットが外ケース12に固定される。これによって、図2に示すライターとなる。外ケース12の組み付けはこのように簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の第1実施例のライターの正面図、(b)は使用状態の斜視図、(c)は分解して部品を示す正面図である。
【図2】 (a)は本発明の第2実施例のライターの正面図、(b)は使用状態の斜視図、(c)は分解して部品を示す正面図である。
【符号の説明】
1:燃料槽 1a:上壁
1b:支幹 1c:下底
2:燃料放出ノズル 3:支持ピン
4:上蓋 5:係合ピン
6:着火ボタン 7:レバー
8:電気リードの先端 9:圧電ユニット
10:調整筒 11:風防部材
11a:下部分 11b:風防部分
11c:被覆する部分 11d:包囲する部分
12:外ケース 12a:上端
12b:下底 13:固着する手段
14:保護部材 14a:下部分
14b:保護部分 14c:被覆する部分
14d:包囲する部分 15:空気混合気
16:火室ブロック 16a:火口
16b:金属細線
Claims (3)
- 上方向に延びる支幹を立てた燃料槽;
該燃料槽から上方向に突出する燃料放出ノズル;
前記支幹の上端部を厚み方向に貫通する支持ピンでそれを中心に回動可能に支持され、前記燃料放出ノズルの上方の空間を開閉する上蓋;
該上蓋を厚み方向に貫通する係合ピン;
該係合ピンと、上下方向に係合し、上下方向に移動可能な着火ボタン;
該着火ボタンの下向き移動によって駆動されて前記燃料放出ノズルを燃料ガスを放出する位置に置くレバー;
前記着火ボタンが燃料ガス放出位置より下方に移動したときに着火用の高電圧を発生する圧電ユニット;
前記燃料槽が挿通できる内空間を囲むループ状であって、外ケースの上部分と結合する下部分,前記燃料放出ノズルの上端の上方の着火空間を包囲する風防部分,前記支持ピンと係合ピンの端面を被覆する部分、および、前記着火ボタンを上下動可能にその側面を包囲する部分を有する風防部材;
該風防部材の内空間を通った燃料槽を受け入れて、上端が風防部材に結合した外ケース;および、
外ケースとその中の燃料槽とを固着する手段;を備えるライター。 - 上方向に延びる支幹を立てた燃料槽;
該燃料槽から上方向に突出する燃料放出ノズル;
前記燃料放出ノズルが放出する燃料ガスに空気を混合する空気混合器;
火室およびそこに混合気を放出するノズルを支持する火室ブロック;
前記支幹の上端部を厚み方向に貫通する支持ピンでそれを中心に回動可能に支持され、前記燃料放出ノズルの上方の空間を開閉する上蓋;
該上蓋を厚み方向に貫通する係合ピン;
該係合ピンと、上下方向に係合し、上下方向に移動可能な着火ボタン;
該着火ボタンの下向き移動によって駆動されて前記燃料放出ノズルを燃料ガスを放出する位置に置くレバー;
前記着火ボタンが燃料ガス放出位置より下方に移動したときに着火用の高電圧を発生する圧電ユニット;
前記燃料槽が挿通できる内空間を囲むループ状であって、外ケースの上部分と結合する下部分,前記火室ブロックの側面を包囲する保護部分,前記支持ピンと係合ピンの端面を被覆する部分、および、前記着火ボタンを上下動可能にその側面を包囲する部分を有する保護部材;
該保護部材の内空間を通った燃料槽を受け入れて、上端が保護部材に結合した外ケース;および、
外ケースとその中の燃料槽とを固着する手段;を備えるライター。 - 前記外ケースの下底には、固定ねじが貫通する穴があり;前記燃料槽の下底には、該穴を貫通した固定ねじを受け入れる雌ねじ穴があり、前記固着手段は、前記外ケースの下底の穴を通して前記燃料槽の下底の雌ねじ穴にねじ込まれた前記固定ねじである;請求項1又は請求項2に記載のライター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002041598A JP3653252B2 (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | ライター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002041598A JP3653252B2 (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | ライター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003240235A JP2003240235A (ja) | 2003-08-27 |
JP3653252B2 true JP3653252B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=27781962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002041598A Expired - Fee Related JP3653252B2 (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | ライター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3653252B2 (ja) |
-
2002
- 2002-02-19 JP JP2002041598A patent/JP3653252B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003240235A (ja) | 2003-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2633070B2 (ja) | ダブル・フレイム防風ライター | |
US4302181A (en) | Piezoelectric igniter apparatus for gas grill | |
JP3653252B2 (ja) | ライター | |
US20020197577A1 (en) | Lighter with child resistant actuating lever | |
US5550420A (en) | Electronic ignition apparatus | |
JP3653251B2 (ja) | ライター | |
JP5187859B2 (ja) | ガスライタ | |
JPH086924B2 (ja) | ライタ− | |
JP3599612B2 (ja) | 点火装置のキャップ組み付け構造 | |
JPH01314813A (ja) | 点火具 | |
KR200240910Y1 (ko) | 휴대용가스레인지의소화안전장치 | |
JPH06174230A (ja) | ガス燃焼装置 | |
JP3865543B2 (ja) | 点火装置の組み付け構造 | |
JP3589776B2 (ja) | 内燃式ガスライター | |
JP3079101B1 (ja) | ライタ | |
JPS5916679Y2 (ja) | ガス炊飯器の点火装置 | |
JP3003075U (ja) | 着火装置 | |
JP4942226B2 (ja) | ガスライタ | |
KR930008427Y1 (ko) | 꺼짐 방지 가스 연소 장치 | |
KR200198060Y1 (ko) | 점화 버튼을 수직으로 내리면 뚜껑이 열리는 라이터 | |
KR200342630Y1 (ko) | 휴대용 가스렌지의 가스용기 | |
JPH086925B2 (ja) | ガス燃焼装置 | |
JPS60140025A (ja) | ガスレンジ | |
KR200308800Y1 (ko) | 가스라이터의 점화장치 | |
JPH0412360Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |