JP3079101B1 - ライタ - Google Patents
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- JP3079101B1 JP3079101B1 JP11215148A JP21514899A JP3079101B1 JP 3079101 B1 JP3079101 B1 JP 3079101B1 JP 11215148 A JP11215148 A JP 11215148A JP 21514899 A JP21514899 A JP 21514899A JP 3079101 B1 JP3079101 B1 JP 3079101B1
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- Japan
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- fuel tank
- outer case
- screw
- gap
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Abstract
【要約】
【課題】 外ケ−スで被覆した燃料槽の、過酷なライタ
落下テストによる破壊を防止する。 【解決手段】 外ケ−ス1に燃料槽2をz方向に挿入し
底板3にz方向に通したねじ4を燃料槽の底にねじ込ん
で外ケ−スに燃料槽を結合したライタにおいて、ねじ4
を燃料槽にねじ込み限界までねじ込み、その状態でねじ
頭4hと底板3の該ねじ頭が対向する面3sとの間に、
z方向に空隙Bcを置いた。底板3の、ねじ4が貫通す
る穴の内周面とねじの外周の間にも、半径方向に空隙S
c1,Sc2を置いた。ねじ頭4hと燃料槽2間にスリ
−ブ4を介挿しそれを狭圧した。中蓋6の下エッジでO
リング7をケ−ス内面に強圧する。炎口がある上面と上
蓋内面の間にも、空隙Tcを置く。
落下テストによる破壊を防止する。 【解決手段】 外ケ−ス1に燃料槽2をz方向に挿入し
底板3にz方向に通したねじ4を燃料槽の底にねじ込ん
で外ケ−スに燃料槽を結合したライタにおいて、ねじ4
を燃料槽にねじ込み限界までねじ込み、その状態でねじ
頭4hと底板3の該ねじ頭が対向する面3sとの間に、
z方向に空隙Bcを置いた。底板3の、ねじ4が貫通す
る穴の内周面とねじの外周の間にも、半径方向に空隙S
c1,Sc2を置いた。ねじ頭4hと燃料槽2間にスリ
−ブ4を介挿しそれを狭圧した。中蓋6の下エッジでO
リング7をケ−ス内面に強圧する。炎口がある上面と上
蓋内面の間にも、空隙Tcを置く。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料槽を外ケ−ス
内に収納したライタに関し、特に、ねじを外ケ−スに通
してから燃料槽にねじ込むことにより、燃料槽を外ケ−
スに固定する構造のライタに関する。
内に収納したライタに関し、特に、ねじを外ケ−スに通
してから燃料槽にねじ込むことにより、燃料槽を外ケ−
スに固定する構造のライタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、液化ガスを入れた燃料槽ならび
に圧電素子打撃によって電気スパ−クを生ずるいわゆる
圧電ユニットを備えるライタは、圧電ユニットの操作子
の押し下げに連動して、てこ機構によって燃料槽に装備
した燃料供給バルブを開き、そして操作子を更に押し下
げることにより圧電ユニットが、その内部の圧縮コイル
スプリングの圧縮を一気に解放してプランジャにて圧電
素子を打撃し、これによりガス放出ノズル近傍の電極に
電気スパ−クを発生する。この電気スパ−クによって、
ノズルより出る燃料ガスが着火し、ライタ上部の炎口か
ら燃焼ガスが噴出する。
に圧電素子打撃によって電気スパ−クを生ずるいわゆる
圧電ユニットを備えるライタは、圧電ユニットの操作子
の押し下げに連動して、てこ機構によって燃料槽に装備
した燃料供給バルブを開き、そして操作子を更に押し下
げることにより圧電ユニットが、その内部の圧縮コイル
スプリングの圧縮を一気に解放してプランジャにて圧電
素子を打撃し、これによりガス放出ノズル近傍の電極に
電気スパ−クを発生する。この電気スパ−クによって、
ノズルより出る燃料ガスが着火し、ライタ上部の炎口か
ら燃焼ガスが噴出する。
【0003】この種の喫煙用ライタならびにアウトドア
ライフにおいて火付けに用いるライタには厳しい安全規
格が適用され、固い面に落下したときに燃料槽が破壊し
ないことが要望される。上述のようにねじ(燃料槽固定
ねじ)で燃料槽を外ケ−スに固着するライタの場合、ラ
イタの落下時に燃料槽が外ケ−スから分離しないよう
に、ねじで外ケ−スの底板を押えて燃料槽に固く締め付
けて一体化している。
ライフにおいて火付けに用いるライタには厳しい安全規
格が適用され、固い面に落下したときに燃料槽が破壊し
ないことが要望される。上述のようにねじ(燃料槽固定
ねじ)で燃料槽を外ケ−スに固着するライタの場合、ラ
イタの落下時に燃料槽が外ケ−スから分離しないよう
に、ねじで外ケ−スの底板を押えて燃料槽に固く締め付
けて一体化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、垂直落下テ
ストをすると、姿勢を問わない落下のときには、外ケ−
スに傷がつくことがあっても、燃料槽が破損することは
ないが、ライタ軸(長手軸:外ケ−スに燃料槽を挿入す
る方向)が正しく垂直になり、その姿勢で床面に当るよ
うにスライダにてライタをガイドして落下させると、燃
料槽固定ねじをねじ込んでいる箇所から、プラスチック
燃料槽が割れることが分かった。外ケ−スの底側を下に
した場合、ならびに、外蓋を下にした場合のいずれで
も、燃料槽固定ねじ部でプラスチック燃料槽が割れるこ
とがある。
ストをすると、姿勢を問わない落下のときには、外ケ−
スに傷がつくことがあっても、燃料槽が破損することは
ないが、ライタ軸(長手軸:外ケ−スに燃料槽を挿入す
る方向)が正しく垂直になり、その姿勢で床面に当るよ
うにスライダにてライタをガイドして落下させると、燃
料槽固定ねじをねじ込んでいる箇所から、プラスチック
燃料槽が割れることが分かった。外ケ−スの底側を下に
した場合、ならびに、外蓋を下にした場合のいずれで
も、燃料槽固定ねじ部でプラスチック燃料槽が割れるこ
とがある。
【0005】本発明は外ケ−スで被覆した燃料槽の、ラ
イタ落下による破壊を防止することを目的としてなされ
たものである。
イタ落下による破壊を防止することを目的としてなされ
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)外ケ−ス(1)に燃
料槽(2)をz方向に挿入し外ケ−ス(1)の底板(3)にz方
向に通したねじ(4)を燃料槽(2)の底にねじ込んで外ケ−
ス(1)に燃料槽(2)を結合したライタにおいて、前記ねじ
(4)を燃料槽(2)にねじ込み限界までねじ込み、その状態
でねじ頭(4h)と底板(3)の該ねじ頭が対向する面(3s)と
の間に、z方向に空隙Bcを置いた、ことを特徴とする
ライタ。なお、理解を容易にするためにカッコ内には、
図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、参考ま
でに付記した。
料槽(2)をz方向に挿入し外ケ−ス(1)の底板(3)にz方
向に通したねじ(4)を燃料槽(2)の底にねじ込んで外ケ−
ス(1)に燃料槽(2)を結合したライタにおいて、前記ねじ
(4)を燃料槽(2)にねじ込み限界までねじ込み、その状態
でねじ頭(4h)と底板(3)の該ねじ頭が対向する面(3s)と
の間に、z方向に空隙Bcを置いた、ことを特徴とする
ライタ。なお、理解を容易にするためにカッコ内には、
図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、参考ま
でに付記した。
【0007】空隙Bcを置くことにより、どのような姿
勢で落下させても、燃料槽(2)が破損することは無くな
った。外ケ−ス(1)が床面に衝突したときに、外ケ−ス
(1)に加わった衝撃が空隙Bcがあることにより燃料槽
(2)には弱くなって伝わるので、燃料槽(2)の破壊を生じ
ないと推察される。
勢で落下させても、燃料槽(2)が破損することは無くな
った。外ケ−ス(1)が床面に衝突したときに、外ケ−ス
(1)に加わった衝撃が空隙Bcがあることにより燃料槽
(2)には弱くなって伝わるので、燃料槽(2)の破壊を生じ
ないと推察される。
【0008】
【発明の実施の形態】(2)底板(3)の、前記ねじ(4)が
貫通する穴の内周面と該ねじ(4)の外周の間にも、該穴
の半径方向に空隙Sc1,Sc2を置いた。これにより、該
半径方向の衝撃も、空隙Sc1,Sc2があることにより弱
くなって燃料槽(2)に伝わり、燃料槽(2)の破損防止効果
がより高いと期待できる。 (3)更に、前記ねじ(4)の燃料槽(2)へのねじ込みによ
ってねじ頭(4h)と燃料槽(2)の底面の間で狭圧された、
該ねじ(4)が貫通したスリ−ブ(5)を有する。ねじをねじ
穴に、締め込み限度までねじ込んだ場合、のねじ頭とね
じ穴開口端との距離にはばらつきを生じ易い。スリ−ブ
(5)を狭圧してねじ込み限度まで締め込みするときに
は、空隙Bcがスリ−ブ(5)の長さで正確に定まり、微小
空隙Bcを正確に設定できる。 (4)更に、燃料槽(2)と連結され外ケ−ス(1)に挿入さ
れ、z方向上端面に炎口を有する中蓋(6)、および、こ
の中蓋(6)によって加圧されて外ケ−ス(1)の内面に圧接
するOリング(7)、を有する。外ケ−ス(1)をふかしぼり
で深底にするが、この加工により、底部幅よりも上端開
口幅が広くなる。燃料槽(2)の外形を予め外ケ−ス(1)の
内形に合致する外形に設計するが、両者の加工誤差によ
り、外ケ−ス(1)と燃料槽(2)の間にがたを生じ易い。本
実施態様によれば、Oリング(7)が、外ケ−ス(1)と燃料
槽(2)との間を弾力性をもって結合するので、外ケ−ス
(1)と燃料槽(2)の間にがたつきを生じない。 (5)更に、外ケ−ス(1)にその厚み方向xに延びる軸
を中心に回動可に結合され、閉状態で中蓋(6)を包囲し
かつその炎口がある上面との間に、z方向に空隙Tcを
置く外蓋(8)、を有する。外蓋(8)を開いて火を付けると
炎口周りの温度が高くなり、外蓋(8)に熱が伝わって外
蓋(8)が熱くなる。空隙Tcを置くことによりこれが緩和
される。また、ライタを落し外ケ−ス(1)が床面に衝突
したときに、外ケ−ス(1)に加わった衝撃が燃料槽(2)に
伝わるのを弱くする効果も期待できる。 本発明の他の
目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明
により明らかになろう。
貫通する穴の内周面と該ねじ(4)の外周の間にも、該穴
の半径方向に空隙Sc1,Sc2を置いた。これにより、該
半径方向の衝撃も、空隙Sc1,Sc2があることにより弱
くなって燃料槽(2)に伝わり、燃料槽(2)の破損防止効果
がより高いと期待できる。 (3)更に、前記ねじ(4)の燃料槽(2)へのねじ込みによ
ってねじ頭(4h)と燃料槽(2)の底面の間で狭圧された、
該ねじ(4)が貫通したスリ−ブ(5)を有する。ねじをねじ
穴に、締め込み限度までねじ込んだ場合、のねじ頭とね
じ穴開口端との距離にはばらつきを生じ易い。スリ−ブ
(5)を狭圧してねじ込み限度まで締め込みするときに
は、空隙Bcがスリ−ブ(5)の長さで正確に定まり、微小
空隙Bcを正確に設定できる。 (4)更に、燃料槽(2)と連結され外ケ−ス(1)に挿入さ
れ、z方向上端面に炎口を有する中蓋(6)、および、こ
の中蓋(6)によって加圧されて外ケ−ス(1)の内面に圧接
するOリング(7)、を有する。外ケ−ス(1)をふかしぼり
で深底にするが、この加工により、底部幅よりも上端開
口幅が広くなる。燃料槽(2)の外形を予め外ケ−ス(1)の
内形に合致する外形に設計するが、両者の加工誤差によ
り、外ケ−ス(1)と燃料槽(2)の間にがたを生じ易い。本
実施態様によれば、Oリング(7)が、外ケ−ス(1)と燃料
槽(2)との間を弾力性をもって結合するので、外ケ−ス
(1)と燃料槽(2)の間にがたつきを生じない。 (5)更に、外ケ−ス(1)にその厚み方向xに延びる軸
を中心に回動可に結合され、閉状態で中蓋(6)を包囲し
かつその炎口がある上面との間に、z方向に空隙Tcを
置く外蓋(8)、を有する。外蓋(8)を開いて火を付けると
炎口周りの温度が高くなり、外蓋(8)に熱が伝わって外
蓋(8)が熱くなる。空隙Tcを置くことによりこれが緩和
される。また、ライタを落し外ケ−ス(1)が床面に衝突
したときに、外ケ−ス(1)に加わった衝撃が燃料槽(2)に
伝わるのを弱くする効果も期待できる。 本発明の他の
目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明
により明らかになろう。
【0009】
【実施例】図1に、本発明の一実施例を示す。図1にお
いて、zはライタの長手軸が延びる方向、yは幅方向、
xは厚み方向である。以下においては、zの矢印方向を
上方向と称し、その逆方向を下方向と称す。燃料槽2と
一体の上方に延びる連結柱9にはピン10で中蓋6が連
結され、中蓋6の下端縁の角取りテ−パにOリング7が
掛けられ、この状態で外ケ−ス1に、燃料槽2から挿入
され、このときOリング7が、外ケ−ス1がふかしぼり
によりその内空間が底板3に近いほど狭いことにより、
外ケ−スの内壁面に圧接し、外ケ−ス1の底板3を貫通
したねじ4で燃料槽2が外ケ−ス1に固着されている。
中蓋6には、それより突出したダボだし6dがあり、こ
れが外ケ−ス1の内壁面に圧接して、外ケ−ス1に対す
る中蓋6のがたつきを防ぐ。
いて、zはライタの長手軸が延びる方向、yは幅方向、
xは厚み方向である。以下においては、zの矢印方向を
上方向と称し、その逆方向を下方向と称す。燃料槽2と
一体の上方に延びる連結柱9にはピン10で中蓋6が連
結され、中蓋6の下端縁の角取りテ−パにOリング7が
掛けられ、この状態で外ケ−ス1に、燃料槽2から挿入
され、このときOリング7が、外ケ−ス1がふかしぼり
によりその内空間が底板3に近いほど狭いことにより、
外ケ−スの内壁面に圧接し、外ケ−ス1の底板3を貫通
したねじ4で燃料槽2が外ケ−ス1に固着されている。
中蓋6には、それより突出したダボだし6dがあり、こ
れが外ケ−ス1の内壁面に圧接して、外ケ−ス1に対す
る中蓋6のがたつきを防ぐ。
【0010】燃料槽2から、槽内のバルブ機構に組込ま
れたノズル11が突出しており、このノズル11中継チ
ュ−ブ12の下端が結合している。中継チュ−ブ12の
先端は、中蓋6の火室に結合した空気混合管13に挿入
されている。空気混合管13の先端は、中蓋6の火室内
に突出している。弁操作レバ14の右端が、圧電ユニッ
ト15の操作子16で下方向に押し下げられると、てこ
の原理で、レバ14が時計廻りに回動してノズル11を
引き上げる。これにより燃料槽2内のバルブ機構が弁開
となり、燃料ガスがノズル11,中継チュ−ブ12およ
び混合管13を通って、中蓋6の火室内に入る。このと
き、混合管13にはその外の空気が燃料ガス流によって
吸入され燃料ガスに混入する。
れたノズル11が突出しており、このノズル11中継チ
ュ−ブ12の下端が結合している。中継チュ−ブ12の
先端は、中蓋6の火室に結合した空気混合管13に挿入
されている。空気混合管13の先端は、中蓋6の火室内
に突出している。弁操作レバ14の右端が、圧電ユニッ
ト15の操作子16で下方向に押し下げられると、てこ
の原理で、レバ14が時計廻りに回動してノズル11を
引き上げる。これにより燃料槽2内のバルブ機構が弁開
となり、燃料ガスがノズル11,中継チュ−ブ12およ
び混合管13を通って、中蓋6の火室内に入る。このと
き、混合管13にはその外の空気が燃料ガス流によって
吸入され燃料ガスに混入する。
【0011】中蓋6の火室の上端は炎口であり、炎口の
直下に触媒ワイヤがあり、その直下に混合管13の先端
が位置する。火室を囲むセラミック筒の内周面から半径
方向に電極が突出している。この電極は、圧電ユニット
15から引き出された高圧リ−ド17の先端の導体であ
る。
直下に触媒ワイヤがあり、その直下に混合管13の先端
が位置する。火室を囲むセラミック筒の内周面から半径
方向に電極が突出している。この電極は、圧電ユニット
15から引き出された高圧リ−ド17の先端の導体であ
る。
【0012】操作子16には着火ボタン18がかぶせて
あり、この着火ボタン18は、中蓋6で上下動自在に案
内されている。ただし、図1に示す位置より上方への移
動は中蓋6によって拘止されている。
あり、この着火ボタン18は、中蓋6で上下動自在に案
内されている。ただし、図1に示す位置より上方への移
動は中蓋6によって拘止されている。
【0013】外ケ−ス1にはひんじ台21があり、それ
に結合したピン22を中心に、上蓋8が回動自在に、ひ
んじ台21に結合されている。ひんじ台21には、シリ
ンダがありそこに圧縮コイルスプリング23およびピス
トン24が挿入され、上蓋8に回転自在に一端が結合し
たトグルロッド25の他端が、ピストン24で下支持さ
れている。上蓋8で外ケ−ス1の上開口を閉じていると
きには、トグルロッド25の上端がピン22の左方にあ
り、上蓋8にはピン22を中心とする時計廻りの回転モ
−メントが圧縮コイルスプリング23によって加わって
いる。使用者がこの力に抗して上蓋8を反時計廻りに廻
わして開けると、トグルロッド25の上端はピン22の
右側に移動し、上蓋8にはピン22を中心とする反時計
廻りの回転モ−メントが圧縮コイルスプリング23によ
って加わる。トグルロッド25は、その上端がピン22
の真下にあるときが死点(切換点、不安定点)となる死
点動作(トグル運動)を行なう。
に結合したピン22を中心に、上蓋8が回動自在に、ひ
んじ台21に結合されている。ひんじ台21には、シリ
ンダがありそこに圧縮コイルスプリング23およびピス
トン24が挿入され、上蓋8に回転自在に一端が結合し
たトグルロッド25の他端が、ピストン24で下支持さ
れている。上蓋8で外ケ−ス1の上開口を閉じていると
きには、トグルロッド25の上端がピン22の左方にあ
り、上蓋8にはピン22を中心とする時計廻りの回転モ
−メントが圧縮コイルスプリング23によって加わって
いる。使用者がこの力に抗して上蓋8を反時計廻りに廻
わして開けると、トグルロッド25の上端はピン22の
右側に移動し、上蓋8にはピン22を中心とする反時計
廻りの回転モ−メントが圧縮コイルスプリング23によ
って加わる。トグルロッド25は、その上端がピン22
の真下にあるときが死点(切換点、不安定点)となる死
点動作(トグル運動)を行なう。
【0014】燃料槽2の底の下面が外ケ−ス1の底板3
の内面に接し、かつ、上蓋8が閉じた状態で、中蓋6の
上端面(炎口が開いた上面)と上蓋8の内面との間には
空隙Tcがあり、ねじ4のねじ頭と燃料槽2の下面との
間に空隙Bcがある。
の内面に接し、かつ、上蓋8が閉じた状態で、中蓋6の
上端面(炎口が開いた上面)と上蓋8の内面との間には
空隙Tcがあり、ねじ4のねじ頭と燃料槽2の下面との
間に空隙Bcがある。
【0015】図2の(a)に、図1のねじ4周りを拡大
して示す。この実施例では、ねじ4はスリ−ブ5を貫通
し、燃料槽2の底壁2bにねじ締め込みによって、スリ
−ブ5を挾圧し、このスリ−ブ5の長さLによって、外
ケ−ス1の底板3の、ねじ当て用の対向面3sとねじ頭
4hとの間の空隙Bcの値を規定している。また、スリ
−ブ5と、底板3のねじ通し穴の穴縁との間にも空隙S
c1およびSc2を置いている。図2の(b)には、ス
リ−ブ5のみを示す。
して示す。この実施例では、ねじ4はスリ−ブ5を貫通
し、燃料槽2の底壁2bにねじ締め込みによって、スリ
−ブ5を挾圧し、このスリ−ブ5の長さLによって、外
ケ−ス1の底板3の、ねじ当て用の対向面3sとねじ頭
4hとの間の空隙Bcの値を規定している。また、スリ
−ブ5と、底板3のねじ通し穴の穴縁との間にも空隙S
c1およびSc2を置いている。図2の(b)には、ス
リ−ブ5のみを示す。
【0016】以上に説明した実施例の空隙等の設計寸法
と、設計上考えられる範囲は次の通りである(単位はm
m): 項目 実施例の値 範囲 底板3 2mm厚のアルミニウム Bc 0.5 0.15以上0.75以下 Sc1+Sc2 0.4 0.2以上 L 0.9 Do 2.6 Di 2.05 Tc 0.2 0.15以上。
と、設計上考えられる範囲は次の通りである(単位はm
m): 項目 実施例の値 範囲 底板3 2mm厚のアルミニウム Bc 0.5 0.15以上0.75以下 Sc1+Sc2 0.4 0.2以上 L 0.9 Do 2.6 Di 2.05 Tc 0.2 0.15以上。
【0017】図1に示す状態で、使用者が上蓋8を開い
て着火ボタン18を押下すると、これに伴って操作子1
6が降下してレバ14の右端を押し下げる。これによ
り、ノズル11が上駆動されて、燃料ガスが、混入した
空気と共に、中蓋6の火室に入り、火室の上端の炎口か
ら上方に逃げる。着火ボタン18が下限近くまで下がっ
たときに、圧電ユニット15において圧縮コイルスプリ
ングの圧縮係止が解除されてプランジャがばね反発力で
駆動されて圧電素子を打撃し、これにより高圧リ−ド1
7に10Kv前後の高圧が加わり、中蓋6の火室に露出
する電極と混合管の上端の間に電気スパ−クを生じ、火
室内の燃料ガスが着火する。これにより、中蓋6の火室
の上端より高温の燃焼ガスが高速で吹出す。
て着火ボタン18を押下すると、これに伴って操作子1
6が降下してレバ14の右端を押し下げる。これによ
り、ノズル11が上駆動されて、燃料ガスが、混入した
空気と共に、中蓋6の火室に入り、火室の上端の炎口か
ら上方に逃げる。着火ボタン18が下限近くまで下がっ
たときに、圧電ユニット15において圧縮コイルスプリ
ングの圧縮係止が解除されてプランジャがばね反発力で
駆動されて圧電素子を打撃し、これにより高圧リ−ド1
7に10Kv前後の高圧が加わり、中蓋6の火室に露出
する電極と混合管の上端の間に電気スパ−クを生じ、火
室内の燃料ガスが着火する。これにより、中蓋6の火室
の上端より高温の燃焼ガスが高速で吹出す。
【0018】以上に説明した実施例は、その長手軸を垂
直(z)とした落下テストならびにその他の姿勢の落下
テストのいずれにおいても、燃料槽2に破損を生じな
い。
直(z)とした落下テストならびにその他の姿勢の落下
テストのいずれにおいても、燃料槽2に破損を生じな
い。
【図1】 本発明の一実施例の、外ケ−スを破断して示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】 (a)は図1に示すねじ4およびその周りを
拡大して示す正面図であり、底板3および燃料槽2の底
壁2bは断面を示す。(b)はスリ−ブ5の拡大断面図
である。
拡大して示す正面図であり、底板3および燃料槽2の底
壁2bは断面を示す。(b)はスリ−ブ5の拡大断面図
である。
1:外ケ−ス 2:燃料槽 2b:底壁 3:底板 3s:ねじ頭対向面 4:ねじ 4h:ねじ頭 5:スリ−ブ 6:中蓋 6d:ダボだし 7:Oリング 8:上蓋 9:連結柱 10:ピン 11:ノズル 12:チュ−ブ 13:混合管 14:レバ 15:圧電ユニット 16:操作子 17:高圧リ−ド 18:着火ボタン 21:ひんじ台 22:ピン 23:圧縮コイルスプリング 24:ピストン 25:トグルロッド
Claims (5)
- 【請求項1】外ケ−スに燃料槽をz方向に挿入し外ケ−
スの底板にz方向に通したねじを燃料槽の底にねじ込ん
で外ケ−スに燃料槽を結合したライタにおいて、 前記ねじを燃料槽にねじ込み限界までねじ込み、その状
態でねじ頭と底板の該ねじ頭が対向する面との間に、z
方向に空隙Bcを置いた、ことを特徴とするライタ。 - 【請求項2】底板の、前記ねじが貫通する穴の内周面と
該ねじの外周の間にも、該穴の半径方向に空隙Sc1,S
c2を置いた、請求項1記載のライタ。 - 【請求項3】更に、前記ねじの燃料槽へのねじ込みによ
ってねじ頭と燃料槽の底面の間で狭圧された、該ねじが
貫通したスリ−ブを有する、請求項1記載のライタ。 - 【請求項4】更に、燃料槽と連結され外ケ−スに挿入さ
れ、z方向上端面に炎口を有する中蓋、および、この中
蓋によって加圧されて外ケ−スの内面に圧接するOリン
グ、を有する請求項1記載のライタ。 - 【請求項5】更に、外ケ−スにその厚み方向xに延びる
軸を中心に回動可に結合され、閉状態で中蓋を包囲しか
つその炎口がある上面との間に、z方向に空隙Tcを置
く外蓋、を有する請求項4記載のライタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11215148A JP3079101B1 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | ライタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11215148A JP3079101B1 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | ライタ |
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JP3079101B1 true JP3079101B1 (ja) | 2000-08-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11215148A Expired - Fee Related JP3079101B1 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | ライタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3079101B1 (ja) |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP11215148A patent/JP3079101B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001041450A (ja) | 2001-02-13 |
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