JP3653236B2 - 舗装面の切削装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、舗装面の切削装置に関し、さらに詳しくは、マンホールの設置工事、ガス管や水道管などの配管の埋設工事、および既に埋設されている配管の補修や点検工事等において、工事用の穴を形成するために舗装面を切断する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、舗装されている路面にマンホールを新たに設置する工事や、舗装された路面の下にガス管や水道管等の配管を埋設する工事、または既に埋設されている配管の補修や点検などの工事を行う際には、路面に施されているアスファルトやコンクリート舗装を一旦壊して地面を露出させる必要がある。
【0003】
このとき、舗装面を壊す範囲は、工事後の再舗装された舗装面の美観を保つためや再舗装の費用を少なくするために、最小限に止める必要があり、このため、舗装面を円形に切断するのが最も好ましい。
特に、マンホールの設置工事においては、舗装面をマンホールの設置位置と同心状に切断することが望まれる。
そして、このように舗装面を円形に切断することにより、工事後の本補修の際に、補修用合材の転圧を均一に行うことが容易にもなる。
【0004】
従来、塗装面を円形に切断するには、以下のような方法が用いられている。
すなわち、第1の方法は、加熱により軟化したアスファルト舗装面にリング部材を圧入してアスファルト舗装面を切断する方法であり、第2の方法は切断対象となる外径で形成されたリングカッターをアスファルト舗装面に進入させて切断する方法である。
図8は第1の方法を示しており、同図において、アスファルト舗装面GLをバーナAによって加熱して柔らかくした後、図9に示されるように、所要の径を有する鋼鉄製の円筒形リングBをアスファルト舗装面GLに圧入して切断する。
図10は第2の方法を示しており、下端縁に切削刃C1が形成された円筒形のカッタCを用いて舗装面を円形に刳り貫いて切断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の方法では、加熱などの施工に要する時間が長く、また、切断面が粗くなるという問題を有している。
さらに、形成される丸穴の径が、現場に用意された円筒形リングBの径によって決まってしまい、任意に丸穴の径を設定することが出来ないという問題を有している。
また、第2の方法では、カッタCが消耗部品であって高価であるとともに、大型で重量も重いために、このカッタCによって切断を行うために大型の動力源と専用車両が必要となり、その設置や撤去に要する時間と労力が非常に大きくなるという問題を有している。
さらに、第1の方法と同様に、形成される丸穴の径が、現場に用意されたカッタCの径によって決まってしまい、任意に丸穴の径を設定することが出来ないという問題を有している。
【0006】
一方、上述した従来の切削工法では、円筒形リングやリングカッターを用いることが主であるので、切削される形状も丸穴に限られてしまう。このため、切削する箇所に対応した形状の切削面を容易に得られないのが現状である。
【0007】
本発明の目的は、上記従来の切削装置における問題に鑑み、切削箇所に対応した形状の切削面を容易に形成することが可能な構成を備えた舗装面の切削装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1記載の発明は、舗装面の任意の位置に固定されて支点となる支点部材と、上記支点部材が延長方向の端部に設けられ、この端部と対向する端部には上記支点部材を中心とする半径で描かれる円周上を移動可能な基台と、上記基台に対して傾動可能に設けられている切断用駆動源支持部材と、上記切断用駆動源支持部材と一体化されている切断用駆動源と、上記切断用駆動源に対して着脱可能に設けられて回転駆動される回転刃とを備え、上記回転刃は、回転軸に沿った断面で直線状の刃面を有して該刃面を側面として上記支点に対して外側に膨出する円錐台状をなし、上記刃面によって舗装面を切削するように上記切断駆動源に装着されると共に、当該回転刃の表裏両面および周面に切削刃が設けられていることを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明は、前述した舗装面の切削装置において、上記回転刃は、上記刃面が舗装面に対して垂直に進入して前記舗装面に垂直の切削面を形成することを特徴としている。
【0011】
請求項記載の発明は、前述した舗装面の切削装置において、上記切削刃は、上記表裏各面で周方向に沿って等間隔に上記刃面を縦断する所定幅の切削面が配設されていることを特徴としている。
【0012】
請求項記載の発明は、前述した舗装面の切削装置において、上記回転刃の周面には、上記切削刃毎における周方向の略中央に切り込み部が設けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項記載の発明は、前述した舗装面の切削装置において、上記切断用駆動源支持部材は、上記支点部材からの半径、刃の径の少なくとも一つに応じて傾斜角を変更可能であることを特徴としている。
【0017】
【作用】
本発明では、回転刃が移動する際、回転刃は、回転軸に沿った断面で直線状の刃面を有して該刃面を側面として支点に対して外側に膨出する円錐台状をなし、該刃面の舗装面に沿った傾斜方向が該刃面の進行方向と交差するように切断駆動源に装着されているので、図2(B)に示すように、移動方向の力F1と刃面に作用する土中からの抵抗力Pとの合力Gが刃面の傾斜方向に沿うことになり、回転刃の進行を円滑に行うことができる。これにより、切削される丸穴の径に関係なくしかも大がかりな設備を要することなく簡単な操作により迅速な切削作業を行うことが可能になる。また、回転刃を、舗装面に対して進入方向が垂直になる角度に設定することで、垂直断面の掘削が可能になる。
【0018】
また、回転刃の表裏両面に切削刃が設けられているので、回転刃を挟んだ切削面の両面の仕上げが可能であり、仕上げ処理を省くことができる。
【0019】
また、本発明では、切削刃が表裏各面で周方向に沿って等間隔により上記刃面を縦断する所定幅の切削面が配設されているので、切削抵抗の軽減に加えて、摩擦熱によるの耐久性の低下を抑制することができる。
【0020】
また、本発明は、上記切断用駆動源支持部材が、上記支点部材からの半径刃の径の少なくとも一つに応じて傾斜角を変更できるので、切削される舗装面での丸穴の径や刃の大きさ、いわゆる、刃幅や刃の径に関係なく回転刃の進入を容易にして切り込みやすくできるとともに切削面が不用意に拡がらないようにすることができ、舗装面で回転刃により切削される溝の幅を小さくして切削屑の発生量を少なくすることができる。
【0021】
また、本発明では、支点部材を中心とした円周上を移動する回転刃の回転方向を舗装面との対向周面が基台の移動方向と平行する方向に設定しているので、回転刃が舗装面に当接して進入する際に発生する土中からの反力と基台を進行させる力とをバランスさせることができる。これにより、回転刃を基台の進行方向に沿った回転方向とした場合と違って、回転刃が舗装面内に食い込み始めた際の急激な移動を阻止して暴走するのを未然に防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図示実施例により本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明実施例による切削装置の構成を説明するための模式図である。同図において、切削装置1は、操作ハンドル2を備えた基台3の側面に一体化されて舗装面GLと平行することが可能な支点支持部材4を備えている。
支点支持部材4はその延長方向一端が基台3に固定される一方、延長方向他端に舗装面に対して突き刺すことができる支点部材5が着脱可能に設けられている。支点部材5は、図1(B)に示すように、支点支持部材4において延長方向に沿って複数形成されている支持穴4Aのいずれかに装填されて固定されるようになっており、支持穴4Aは、後述する回転刃による切削半径を設定できる位置にそれぞれ形成されている。
支持穴4Aの近傍には、半径の表示部が数値表示により設けられており、支点部材5を挿入する位置を選択しやすい状態とされている。
【0024】
基台3には、支軸3Aを介して傾動可能に支持された切断用駆動源支持部材6が設けられており、切断用駆動源支持部材6には、後述する回転刃7の切断用駆動源をなす電動モータ8が取り付けられるようになっている。電動モータ8の出力軸には回転刃7が交換可能に取り付けられている
【0025】
図1乃至図3において回転刃7は、傾斜状の刃面を有したものに相当し、支点部材5の位置によって設定される半径により描かれる円周(図3において、符号Lで示す)を挟んで外側に膨出する面7Aを有しており、回転軸に沿った断面で直線状の刃面を有してこの刃面を側面として円錐台状をなしている。回転刃7の表裏各面には図2及び図3に示すように、周方向に沿って等間隔で配設された領域内にダイヤモンドチップが埋設された切削面7A1が形成されており、この切削面7A1は、舗装面への進入部である周縁(図2中、符号7A2で示す部分)にも設けられている。さらに、回転刃7の周面には、周方向で各切削面7A1毎の略中央に切り込み部(図2中、符号7A3で示す)が形成されており、切削時での抵抗軽減と摩擦熱の放熱面とするようになっている。
【0026】
回転刃7は、図4に示すように、切削装置の進行方向Fに対して舗装面GLとの接触位置で同じ方向に移動する方向(図4において符号Cで示す方向)に回転するようになっており、換言すれば、基台3の進行方向を反転させる方向に回転するようになっている。これにより、丸穴を切削するために基台3が移動する方向と回転刃7が舗装面内に進入する際に受ける土中からの反力が作用する方向とが相反する方向で発生することでバランスさせることができるので、基台3の移動方向に回転刃7が回転する場合と違って、回転刃7が舗装面内に入り込んだ際の急激な速度上昇を生じるような進行が防がれ、切削装置1の暴走が防止でされる。
【0027】
図1において、基台3には、底面が開放されたカバー9がその底面周縁を取り付けられて一体化され、回転刃7の上方空間を覆うようになっている。
回転刃7の上方空間には、吸引口部材10が対向して設けられ、吸引開口部材10は、ホース11によって外部に設置された集塵部材12及び吸引ポンプ13にそれぞれ連通している。
図1において、符号14は基台3の下部周辺を外部と遮断するスカート部材を示しており、回転刃7による切削時に切削位置から発生する粉塵を外部に漏洩させにくくしている。
【0028】
本実施例は以上のような構成であるから、電動モータ8に装着される回転刃7の刃面形態に応じた切削面の形状を設定することができる。
図2に示したように、傾斜面の刃面を有する回転刃7が装着された場合の切削面の形成は次の通りである。
舗装面における切削該当個所において支点支持部材4における支持穴4Aのうちで、切削半径に該当する位置の支持穴4Aに支点部材5が挿入されて固定され、支点部材5が舗装面に突き刺される。
回転刃7は、図3に示すように、舗装面GLに対して進入方向が垂直となる角度(図3中、符号S1で示す垂直線が得られる角度)に設定される。このため、切断用駆動源支持部材6は、回転刃7の進入角度が得られるように基台3に対して傾動されて角度を調整される。
回転刃7の進入角度の調整は、基台3に装備されている支軸3Aを中心にして切断用駆動源支持部材6を傾け、その傾斜状態を維持することで可能となる。
【0029】
切断用駆動源支持部材4は、回転刃7の進入角度を舗装面GLに対して垂直にする場合に加えて、支点支持部材4の支持穴4Aのうちの最小径の支持穴4Aの位置よりもさらに小さい径の丸穴を切削する場合にも傾動される。この場合には、支点部材5を中心とした半径よりも内側に回転刃7の周縁が入り込むことができる角度(図3中、符号S2で示す角度)に設定される。これにより、図3において符号Rで示すように、支点支持部材4の支持穴4Aの位置によって得られる最小半径よりも小さい半径R1の円周が得られる丸穴を切削することができる。傾動させる場合としては、上述した切削半径に限らず、刃の大きさつまり刃幅や刃の径に応じて行うことも可能であり、いずれの場合にも舗装面に対して刃の進入を容易に行えるようにして切り込みやすくことができる。
【0030】
舗装面に対向した回転刃7は、図4に示すように、切削装置1の進行方向Fと反対側に基台3,換言すれば切削装置1を進行させる方向に回転しているので、進行方向と同じ方向に回転した場合のような急激な速度上昇が防がれて舗装面内での進入が円滑化される。しかも、図2(B)に示すように、回転刃7は円錐台状の形状により舗装面内で移動する過程において切削装置1(刃面)の進行(移動)方向の力F1と膨出面に作用する土中からの抵抗力Pとの合力Gが刃面の舗装面に沿った傾斜方向に沿っていることになり、これにより円滑な移動が行われることになり、切削に要する労力及び時間が低減されることになる。
【0031】
次に、図1に示した構成における一部変形例について説明する。図5および図6は、図1に示した構成の一部を変形した構成を示す図であり、同図に示した例は、図1に示した構成での回転刃7の傾斜状態を設定する際に、基台3そのものを傾けるようにしたことを特徴としている。なお、図5,6において、図1に示した構成部材と同じものは同符号により示してある。図5において、切断用駆動源支持部材6が摺動可能に設けられている。切断用駆動源支持部材6は、操作ハンドル2と平行して設けられている今一つの操作ハンドル15に嵌合しているガイド部材16によって今一つの操作ハンドル15に平行して図示矢印の方向に摺動することができ、摺動位置は、今一つの操作ハンドル15の近傍に設けられた数値表示部材17によって識別できるようになっている。
【0032】
基台3の下面にはその隅部に車輪18が基台3に対して着脱可能に設けられており、その車輪18のうちで回転刃7の進行方向に直交する基台3の幅方向の一方が他方に対して外径を異ならせたものと交換できるようになっており、一方の車輪18を他方に比べて大径の車輪に交換することで基台3を傾斜させることができるようになっている。
図5に示す状態は、基台3の幅方向両側の車輪18同士が同径の場合であり、この場合には、地面に対する回転刃7の進行方向として、地面と直角な方向に進行して、図中、符号P1で示すような壁面を有する穴が形成できる回転刃7の設置角度が設定されている。
図6に示す状態は、車輪18の一方、図6に示す例では、支点部材5の支点側に位置する車輪(便宜上、符号18’で示す)が他方の車輪18に対して大径とされた場合であり、この場合には、地面に対する回転刃7の進行方向として、地面に対して進行方向前方側、つまり、図中、符号P1’で示すように、進行するに従い進行方向前方側が縮径する壁面を有する穴が形成できる回転刃7の設置角度が設定される。
【0033】
このような構成において、基台3の傾斜角度に応じて切削される穴の形態が、図5に示すように円柱状となる場合と、図6に示すように先すぼみ状となる場合とが選択できる。
図6に示す先すぼみ状の穴を形成する場合には、図1に示した支軸3Aを介した切断用駆動源支持部材6の傾動とは異なり、車輪の一方18’を他方よりも大径のものに交換する。
基台3の傾斜角は、図示しないが水準器などにより識別されるようになっている。なお、水準器でなく、操作ハンドル2に紐などで垂下られた錘と角度表示板とを設けておき、錘が垂下方向に対する角度表示板での紐の位置とで傾斜角度を識別するようにしても良い。
図6に示した先すぼみ状の穴が形成される場合には、形成された穴の壁面が傾斜面、特に、深くなるに従い縮径しているので、埋め戻しの際に充填されるアスファルトの表層部を受ける受け面が構成できる。これにより、表層部が地中に向けて滑落するのを防止できるので路面の陥没を抑制することが可能となる。
回転刃7の進入角度を変更する場合としては、図6に示した場合と逆方向に傾ける場合もある。
【0034】
駆動源である電動モータ8に対して交換される回転刃7は、上記傾斜線状の刃面を有する回転刃以外に直線状の刃面を有したものがあり、この回転刃7が装着された際には、刃面が傾斜面の場合と違って土中からの抵抗が刃面両側に均等に作用し、回転刃7の進行方向が最も大きくなる。従って、このよう直線状の刃面を有する回転刃7による切削時には切削面が直線状となる。この場合には、半径中心は不要であるので、図5において二点差鎖線で示したように、支点支持部材4は折り畳まれた状態を維持する。
図7は、交換可能な回転刃7の組み合わせにより形成される切削面を示しており、図7(A)は、直線上の刃面を有した回転刃7を用いた場合を、(B)は図1および図5に示した傾斜面を有する回転刃7を用いた場合を、(C)は傾斜面を有した回転刃7を用いて回転刃7の傾斜角度を調整して正円時よりも傾斜角を小さくした場合を示し、(D)は、(A)と(B)とを組み合わせた場合をそれぞれ示している。
【0035】
図5においては、基台3と支点支持部材4とがヒンジ結合されて起倒可能に設けられている。
つまり、基台3に対して支点支持部材4は、蝶番19によって起倒可能に支持されており、切削作業時には倒すことで、また、作業終了時や運搬時には、図5中、二点鎖線で示すように、起こすことで基台3側に向けて折り畳むことができる。これにより、基台3側に向けて折り畳まれると、支点支持部材4が側方に張り出すことがないので、運搬時などに邪魔になることがない。
【0036】
図5においては、回転刃7の上方空間を覆う吸引開口部材10に対してホース11とは別に今一つの排気部材20が連結されており、排気部材20は一方の開口が切削用駆動源である電動モータ8の放熱窓8Aの近傍に位置し、他方が吸引開口部材10の外部に位置している。
この構成においては、電動モータ8からの排気によって吸引開口部材10内で乱流が発生する場合にその乱流の原因となる排気を外部に排出することができる。これにより吸引開口部材10内で乱流が発生した場合に切削位置から発生した切削粉がホース11に対して到達しにくくなるのを防止することができる。この結果、切削粉を両校に改修することができるので、吸引開口部材10内から切削粉が外部に漏洩するのを確実に防止することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、回転刃が移動する際、回転刃は、回転軸に沿った断面で直線状の刃面を有して該刃面を側面として支点に対して外側に膨出する円錐台状をなし、該刃面の舗装面に沿った傾斜方向が該刃面の進行方向と交差するように切断駆動源に装着されているので、刃面の移動方向の力F1と刃面に作用する土中からの抵抗力Pとの合力Gが刃面の傾斜方向に沿うことになり回転刃の進行を円滑に行うことができる。これにより、切削される丸穴の径に関係なくしかも大がかりな設備を要することなく簡単な操作により迅速な切削作業を行うことが可能になる。また、回転刃を、舗装面に対して進入方向が垂直になる角度に設定することで、垂直断面の掘削が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による切削装置の構成を説明するための模式図であり、(A)は全体を示す図、(B)は(A)中、符号(B)で示した箇所の平面図である。
【図2】図1に示した切削装置に用いられる回転刃の構成を示す図であり(A)は斜視図、(B)は平面図である。
【図3】図2に示した回転刃の端面図である。
【図4】回転刃の回転方向を説明するための模式図である。
【図5】図1に示した構成の一部変形例を説明するための図である。
【図6】図5に示した構成の一態様を説明するための図である。
【図7】図5に示した構成の切削装置により形成される切削面の形状を示す図である。
【図8】舗装面の切削工法の従来例の一つを説明する図である。
【図9】図8に示した工法における手順の一つを説明する図である。
【図10】舗装面の切削工法についての従来例の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 切削装置
2 操作ハンドル
3 基台
4 支点支持部材
4A 支持穴
5 支点部材
6 切断用駆動源支持部材
7 回転刃
7A、7B 切削面
8 切断用駆動源である電動モータ
18 車輪
18’ 外径の異なる車輪
R、R1 支点位置から切削刃に至る半径
F 進行方向
C 回転刃の回転方向
P1 地面と直角な壁面
P2 地面に対して先すぼみ状の壁面

Claims (5)

  1. 舗装面の任意の位置に固定されて支点となる支点部材と、上記支点部材が延長方向の端部に設けられ、この端部と対向する端部には上記支点部材を中心とする半径で描かれる円周上を移動可能な基台と、上記基台に対して傾動可能に設けられている切断用駆動源支持部材と、上記切断用駆動源支持部材と一体化されている切断用駆動源と、上記切断用駆動源に対して着脱可能に設けられて回転駆動される回転刃とを備え、
    上記回転刃は、回転軸に沿った断面で直線状の刃面を有して該刃面を側面として上記支点に対して外側に膨出する円錐台状をなし、上記刃面によって舗装面を切削するように上記切断駆動源に装着されると共に、
    当該回転刃の表裏両面および周面に切削刃が設けられていることを特徴とする舗装面の切削装置。
  2. 上記回転刃は、舗装面に対して進入方向が垂直になる角度に設定されることを特徴とする請求項1に記載された舗装面の切削装置。
  3. 上記切削刃は、上記表裏各面で周方向に沿って等間隔に上記刃面を縦断する所定幅の切削面が配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された舗装面の切削装置。
  4. 上記回転刃の周面には、上記切削刃毎における周方向の略中央に切り込み部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された舗装面の切削装置。
  5. 上記切断用駆動源支持部材は、上記支点部材からの半径、刃の径の少なくとも一つに応じて傾斜角を変更可能であることを特徴とする請求項1に記載された舗装面の切削装置。
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