JP3842979B2 - U字溝切断装置およびu字溝切断用アタッチメント - Google Patents

U字溝切断装置およびu字溝切断用アタッチメント Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート製のU字溝ブロックの側溝の改装の際に使用されるU字溝切断装置およびU字溝切断用アタッチメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅地などの道路の両側又は一側にあるコンクリート製のU字溝ブロックの側溝に、雨水や住宅からの生活廃水などが流れ込み、これが河川へとつながり排水されていた。しかしながら、最近、道路下に埋設された下水管による下水道が完備されてきており、この道路下に埋設された下水管に従来のコンクリート製のU字溝ブロックなどの側溝は、取って代わられつつあり、雨水や住宅からの生活廃水などは、直接下水道に流されるようになっており、U字溝自体が利用されなくなってきている。
【0003】
このため、利用されなくなった既設のコンクリート製のU字溝ブロックをそのままにして置いてもよいが、U字溝の上部が開いている場合には、歩行者や自動車の通行の際、邪魔になりそのままの状態で放置することは好ましいことではない。また、例え上部の開口されたU字溝がコンクリート製の蓋体によって覆っている場合もあるが、歩行や自動車の走行時にガタガタとの騒音を発することがあり、道路近くに住む住民にとって好ましい状況とは云えない。
【0004】
また、このようにU字溝の上部が蓋体で覆われていたとしても、排水路として利用されていないU字溝内に泥などが雨水と共に流れ込んで途中で詰まり、このため、U字溝に流れ込んだ雨水が道路上に溢れ出て、通行や衛生面と云った日常生活に不都合を起こすことがある。
【0005】
最近、この利用されなくなったU字溝を掘り起こして撤去しようとする動きがある。住宅や塀の際に設けられているU字溝は、これらを掘り起こしてU字溝を撤去作業を行うにも、U字溝の周辺を含めて大きく掘らなければならず、個人の所有地をも掘り起こすことになるために掘削のための許可を得る必要があり、住民に対しての掘り起こしのための許可を得る手続きが面倒である。また、U字溝の掘り起こしによって地盤が崩れて塀や家が壊れるのではないかと云った心配が掘り起こす側溝の近くに住む住民にあり、作業としてはし難い作業である。
【0006】
このため、最近ではコンクリート製のU字溝ブロックの周辺を掘って撤去すると云う作業をやめて、U字溝の内部を土やセメント等で埋めてしまい、その上に蓋体としての断面L字形のコンクリートブロックをその上に設置するようにしているが、従来道路面と同一面になっている既設のコンクリート製のU字溝ブロックの上部に厚みのある断面L字形のブロックを載せることになるため、道路の側方部が、断面L字状の蓋体の厚み分地面から出っ張ってしまうことになる。
【0007】
このため、既設のコンクリート製のU字溝ブロックの上部を断面L字形のコンクリートブロックの厚み相当分だけ切断し、その上に断面L字状の蓋体を載せて地面との高さを調節する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、道路の側方に埋設されたコンクリート製のU字溝ブロックの上部を切断するための専用の作業機はなく、このため人手でハンマーとタガネとのハツリ作業によってコンクリート製のU字溝ブロックの上部を切断していた。しかしながら、ハンマーとタガネとのハツリ作業では、作業効率も悪く、作業終了までに多くの時間と人手を要していた。ハンドブレーカーなどの破砕機を使用しての作業も行われているが、必要以上に破壊されてしまい、設計通りの寸法に切断することはなかなか困難であった。また、ハンドブレーカーでは、破砕物が周辺に飛散し危険な作業でもあった
【0009】
そこで、本発明は、上述した課題によりなされたもので、コンクリート製のU字溝ブロックの上部を効率よく切断することができるU字溝切断装置及びU字溝切断用アタッチメントを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、機台フレームと、中央部が前記機台フレームに揺動可能に支持された稍長六角形状の支持フレームと、前記支持フレームの両端部にそれぞれ設けられた回転カッタと、前記機台フレームに設けられ、その回転軸が前記支持フレームの揺動中心部に導かれた回転カッタ回転駆動モータと、前記回転カッタ回転駆動モータの回転力を前記回転カッタに伝達する伝達部材からなり、前記機台フレームの下面側に、前記機台フレームに対して水平方向に揺動可能に取付けられカッタ装置と、前記カッタ装置を前記機台フレームに対して、揺動駆動させる揺動駆動装置と、前記機台フレームに設けられ、前記回転カッタのU字溝の上縁部から切削深さを調節する深さ設定装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
また、上記の目的を達成するため、本発明の請求項に記載の発明は、前記深さ設定装置は、U字溝の外縁部に接地する回転ローラと、前記回転ローラと機台フレームとの相対位置を変更可能にする変更可能手段とを備えることを特徴とするものである。
【0013】
また、上記の目的を達成するため、本発明の請求項に記載の発明は、前記機台フレームに、作業機のフロント部への取付孔を有し、前記機台フレームに対して水平方向に揺動可能に取付けた取付ブラケットを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜7によって説明する。図1は、アームの先端に本発明のU字溝切断用アタッチメントを装備した小型のショベル系の掘削作業機の概略側面図、図2は、図1の平面図、図3は、本発明のU字溝切断用アタッチメントの側面図、図4は、本発明のU字溝切断用アタッチメントをU字溝内に配置した平面図、図5は、本発明のU字溝切断用アタッチメントをU字溝内で作業状態に配置した平面図、図6は、本発明の手押し移動式のU字溝切断装置の概略側面図、図7は、手押し移動式のU字溝切断切断装置をU字溝内に配置した平面図である。
【0015】
符号Aは小型のショベル系の掘削作業機であり、下部走行体1とこの下部走行体1の上に設けた旋回装置を介して旋回自在に取付けられ上部旋回体2とからなつている。下部走行体1の前方には地均し用の地均し用ブレード3が設けられている。また、上部旋回体2の前方に設けられたブーム支持体4にブーム5が上下左右方向に回動自在に取付けられており、ブーム5の先端にはアーム6が設けられ、該アーム6の先端部には四節リンク7が設けられており、該四節リンク7の前端には、U字溝切断用アタッチメントBの取付けブラケット13が取付けられ、これらブーム5、アーム6及び四節リンク7は、それぞれ油圧シリンダー8、9、10の伸縮によって駆動される。
【0016】
また、小型のショベル系の掘削作業機Aには、標準装備されている走行用油圧モーター、旋回用油圧モーターや油圧シリンダー8、9、10および地均し用ブレード3用の油圧シリンダー等のアクチュエーターと共に、予め予備作業用としての予備油圧源取出口11が標準装備されており、この予備油圧源取出口11に油圧ホース12が接続されて種々の予備作業用機器に圧油が供給されるようになっている。
【0017】
次に、本発明のU字溝切断用アタッチメントBの構成について説明すると、U字溝切断用アタッチメントBは、略方形の機台フレーム17に、小型のショベル系の掘削作業機Aの四節リンク7に取付ける取付孔14、14を有する取付けブラケット13、13を設けた取付けブラケットフレーム19を取付軸20で揺動自在に取付けている。
【0018】
また、本発明のU字溝切断用アタッチメントBは、小型のショベル系の掘削作業機Aのアーム6の先端に取付けられた四節リンク7に取付けブラケットフレーム19を取付けて、U字溝上に載置されるようになっている。
【0019】
また、該機台フレーム17の下面後部には、油圧シリンダー取付軸22が設けられ、この油圧シリンダー取付軸22に油圧シリンダー23の後端が取付けられており、油圧シリンダー23の先端には枢軸24を介して稍長六角形状をした可動フレーム25が接続されている。
【0020】
前記取付けブラケットフレーム19には、油圧ホース接続口15が設けられており、小型のショベル系の掘削作業機Aに設けた予備油圧源取出口11と油圧ホース12で接続されて、小型のショベル系の掘削作業機Aから油圧の供給を受けて油圧シリンダー23、及び機台フレーム17の上面の取付けブラケットフレーム19の前方寄りにボルト27、27で取付けられた油圧モータ26に圧油が供給されるようになっている。
【0021】
そして、機台フレーム17の上面には、油圧モータ26がベアリング27aを介して、機台フレーム17に対して回動可能に設けられ、この油圧モータ26の駆動軸33は機台フレーム17を貫き、下側面に突出するように設けられる。また機台フレーム17の下面には、油圧モータ26駆動軸33が回動中心部となるようにベアリング27bを介して支持台28が機台フレーム17に対して回動可能に設けられ、この支持台28に稍長六角形状の可動フレーム25が取付けられる。この可動フレーム25の後端は、枢軸24を介して油圧シリンダー23の先端に接続されており、油圧シリンダー23の伸縮操作により可動フレーム25の中央部を揺動中心として左右方向に揺動される。
【0022】
可動フレーム25の下面の前端部には、プーリー29に取付けられた回転カッター30が、後端部には、プーリー31に取付けられた回転カッター32がそれぞれ設けられている。また、前記油圧モータ26の駆動軸33が可動フレーム25に設けられた駆動プーリー34が回転駆動され、そしてこの駆動プーリー34、プーリー29、31にわたって駆動ベルト35が掛け回されている。
【0023】
U字溝切断用アタッチメントBのコンクリート製のU字溝ブロック側壁16の上端上の移動は、小型のショベル系の掘削作業機Aの走行によって移動され、U字溝切断用アタッチメントBを構成する機台フレーム17の四隅には、コンクリート製のU字溝ブロック側壁16の上端にU字溝切断用アタッチメントBを載置走行するため下端に車37を有する高さ調整ネジ38が設けられている。符号39は高さ調整ネジ38をガイドする脚で、また、符号40は高さ調整ネジ38の上部に設けられたネジヘッドである。
【0024】
次に、手押し移動式のU字溝切断装置Bの動力源は、小型のショベル系の掘削作業機Aの予備油圧源取出口11から供給されるが、手押し移動式のU字溝切断装置Bの移動は、小型のショベル系の掘削作業機Aの走行によらず、手押し移動式のU字溝切断装置Bに走行用の車を設け、U字溝切断用アタッチメントBに設けた把手を作業者が、押しながら作業場所を移動するようにした手押し移動式のU字溝切断装置を図6、7に基づいて説明する。
【0025】
図6は、手押し移動式のU字溝切断装置の概略側面図であり、図7は、本発明の手押し移動式のU字溝切断装置の平面図である。本発明の手押し移動式のU字溝切断装置の枠体を構成する略方形の機台フレーム17には、油圧ホース接続口15が設けられており、小型のショベル系の掘削作業機Aに設けた予備油圧源取出口11と油圧ホース12で接続されて、小型のショベル系の掘削作業機Aから油圧の供給を受けるようになっている。また、機台フレーム17の上面後部両側には、把手取付けブラケット41、41が直接取付けられており、この把手取付けブラケット41、41に把手42の端部が枢止される。
【0026】
機台フレーム17の上面の中央部に設けられた穴部に、スラスト軸受けにより支承された円筒体27を取付け、この円筒体27内に油圧モータ26の駆動軸33を収納している。円筒体27の下端には、支持台28をボルトによって取付けられており、この支持台28に稍長六角形状の可動フレーム25の中央部が取付けられている。このように稍長六角形状の可動フレーム25は、機台フレーム17に対してスラスト軸受により支承されており、この可動フレーム25の後端は、枢軸24を介して油圧シリンダー23の先端に接続されているので、油圧シリンダー23の伸縮操作により、機台フレーム17に対して可動フレーム25の中央部を揺動中心として左右方向に揺動される。
【0027】
稍長六角形状の可動フレーム25の中央部には駆動プーリー34が設けられ、該駆動プーリー34は、前記円筒体27の下端から突出する油圧モータ26の駆動軸33の他端と接続している。また、稍長六角形状の可動フレーム25の下面の前端部にはプーリー29に取付けられた回転カッター30が、後端部にはプーリー31に取付けられた回転カッター32がそれぞれ設けられている。
【0028】
そして、油圧モータ26の駆動軸33の回転駆動により駆動プーリー34が回転駆動され、そして、この駆動プーリー33、プーリー29、プーリー31に掛け回されている駆動ベルト35によってプーリー29、プーリー31が回転され各プーリー29、31に取付けられている回転カッター30、回転カッター32が回転される。前述した小型のショベル系の掘削作業機Aのアーム6の先端に設けられた四節リンク7に取付けられるU字溝切断用アタッチメントBと略同様の構成を具備している。
【0029】
U字溝切断用アタッチメントBのコンクリート製のU字溝ブロック側壁16の上端上の移動は、作業者がU字溝切断用アタッチメントBを構成する機台フレーム17の後方に設けた把手42を押したり引いたりすることによって移動されるが、この移動のために、機台フレーム17の四隅には、下端に車37を有する高さ調整ネジ38が設けられている。なお、符号39は高さ調整ネジ38をガイドする脚で、また、符号40は高さ調整ネジ38の上部に設けられたネジヘッドである。
【0030】
次に、上記構成を有する本発明のU字溝切断用アタッチメントによる切断作業工程について説明する。小型のショベル系の掘削作業機Aのアーム6の先端に設けられた四節リンク7に、U字溝切断用アタッチメントBを取付けた本発明のU字溝切断用アタッチメントの動作について説明する。
先ず第一工程として、利用されなくなったU字溝の内部に所定深さまで(U字溝の側壁の切断予定高さになるまで)土やコンクリート等で埋め、コンクリートを固化させておく。
【0031】
次に、小型のショベル系の掘削作業機Aのアーム6の先端部の四節リンクに、U字溝切断用アタッチメントBの機台フレーム17の取付けブラケットフレーム19に設けた取付けブラケット13、13をボルトにより取付ける。そして、掘削作業機Aに標準装備された予備油圧源取出口11に油圧ホース12の一端を接続し、油圧ホース12の他端を、U字溝切断用アタッチメントBの機台フレーム17の取付けブラケットフレーム19の油圧ホース接続口15に接続する。
【0032】
次に、小型のショベル系の掘削作業機Aの油圧シリンダー8、9、10を駆動してブーム5、アーム6及び四節リンク7を操作し、四節リンク7に設けられたU字溝切断用アタッチメントBを、切断する側溝のコンクリート製のU字溝ブロックの上端に載置すると共に、図示されていない制御装置により小型のショベル系の掘削作業機Aの予備油圧源取出口11−油圧ホース12−油圧ホース接続口15を経て、U字溝切断用アタッチメントBの機台フレーム17に設けられた油圧モーター26に圧油を供給し、油圧モーター26を回転駆動する。
【0033】
油圧モーター26の回転は、駆動軸33から駆動プーリー34−駆動ベルト35−プーリー29とプーリー31を経て回転カッター30と回転カッター32を回転させる。これら回転カッター30と回転カッター32が回転してから、図示されていない制御装置により油圧シリンダー23を伸縮操作させることにより、回転カッター30と回転カッター32を備えた可動フレーム25を可動フレーム25の中央部を揺動中心として左右いずれかの方向に揺動し、回転カッター30と回転カッター32の刃先をそれぞれコンクリート製のU字溝ブロックの切断する側壁16に合わせる。
【0034】
このとき、回転カッター30と回転カッター32の側に設けられている冷却水ホース36から回転カッター30と回転カッター32の刃先に向けて放水することにより、切断による回転カッターの刃先を冷却すると共に、コンクリート製のU字溝ブロックの切断の際に発生する粉塵の飛散を防止する。
【0035】
なお、小型のショベル系の掘削作業機Aの四節リンク7に設けられたU字溝切断用アタッチメントBとコンクリート製のU字溝ブロック側壁16との取付角度の調整については、小型のショベル系の掘削作業機Aの上部旋回体2の前方に設けられたブーム支持体4にブーム5が上下左右方向に回動自在に取付けられており、また、機台フレーム17と取付けブラケットフレーム19とは、取付軸20で回動自在に取付けられており、ボルト21、21の取付位置を適宜変更することで機台フレーム17と取付けブラケットフレーム19との取付角度を調整することができるので、側溝の方向に小型のショベル系の掘削作業機Aの走行方向を容易に合わせることが可能である。
【0036】
回転カッター30と回転カッター32の刃先をコンクリート製のU字溝ブロックの切断する側壁16に合わせる際、コンクリート製のU字溝ブロック側壁16の両外側面側にある土で保持されているので、U字溝ブロック側壁16の上部に回転カッターの刃先を押し当てても対抗力があり、U字溝ブロック側壁16の上端部が単に外側に拡がることなく、回転カッター30と回転カッター32でU字溝ブロック側壁16の上部を切断することができる。
【0037】
このように小型のショベル系の掘削作業機Aのアーム5の四節リンク7に設けられたU字溝切断用アタッチメントBの回転カッター30と回転カッター32によってコンクリート製のU字溝ブロックの側壁16の上部を切断すると、掘削作業機Aを次の未切断のコンクリート製のU字溝ブロック部分に移動させ、前述した作業工程を順次繰り返しながら、利用されなくなったU字溝の上部を切断していく。
【0038】
次に、手押し移動式のU字溝切断装置の動作について説明すると、先ず、利用されなくなったU字溝の内部に所定深さまで(U字溝の側壁の切断予定高さになるまで)土やコンクリート等で埋め、コンクリートを固化させる。
【0039】
次に、このように内部を土やコンクリート等で埋めたU字溝の両側壁16、16の上端に、機台フレーム17の後方端近傍及び前方のアームに取付けた高さ調整ネジの下端に設けた車37を載置する前作業として、機台フレーム17の後方に取付けた高さ調整ネジ38、38の下端に設けた車37、37が載置される前記U字溝の両側壁16、16の上端を、予めタガネとハンマーとによってU字溝の側壁の切断予定深さまでハツる。
【0040】
このハツられたU字溝の両側壁16、16の上とU字溝の両側壁16、16の上端とに、機台フレーム17の後方に取付けられた高さ調整ネジ38、38の長さを調節し下端に設けられた車37、37と、機台フレーム17の前方に取付けた高さ調整ネジ38、38の長さを調節し下端に設けられた車37、37とを載置する。
【0041】
そして、図示されていない制御装置により小型のショベル系の掘削作業機Aの予備油圧源取出口11から油圧ホース12−機台フレーム17の油圧ホース接続口15に接続し、U字溝切断用アタッチメントBの機台フレーム17に設けられた油圧モーター26に圧油を供給し、油圧モーター26を回転駆動する。
【0042】
なお、回転カッター30と回転カッター32を回転駆動する駆動源として、油圧モーター26を使用し、この油圧モーター26の駆動源として、小型のショベル系の掘削作業機Aの予備油圧源取出口11から圧油の供給を受ける場合について説明したが、油圧モーター26の代わりに電気モーターを使用し、電力を小型のショベル系の掘削作業機Aから供給するようにしても良い。
【0043】
油圧モーター26の回転は、駆動軸33から駆動プーリー34−駆動ベルト35−プーリー29とプーリー31を経て回転カッター30と回転カッター32を回転させる。これら回転カッター30と回転カッター32が回転してから、図示されていない制御装置により油圧シリンダー23を伸縮操作させることにより、回転カッター30と回転カッター32を備えた可動フレーム25を可動フレーム25の中央部を揺動中心として左右いずれかの方向に揺動し、回転カッター30と回転カッター32の刃先をコンクリート製のU字溝ブロックの切断する箇所に合わせ切断する。
【0044】
このとき、回転カッター30と回転カッター32の側に設けられている冷却水ホース36から回転カッター30と回転カッター32の刃先に向けて放水することにより、切断による回転カッターの刃先を冷却すると共に、コンクリート製のU字溝ブロックの切断の際に発生する粉塵の飛散を防止する。
【0045】
回転カッター30と回転カッター32の刃先をコンクリート製のU字溝ブロックの切断する側壁16に合わせる際、コンクリート製のU字溝ブロック側壁16の両外側面側にある土で保持されているので、U字溝ブロック側壁16の上部に回転カッターの刃先を押し当てても対抗力があり、U字溝ブロック側壁16の上端部が単に外側に拡がることなく、回転カッター30と回転カッター32でU字溝ブロック側壁16の上部を切断することができる。
【0046】
このようにしてU字溝ブロック側壁16の上部を切断すると、手押し移動式のU字溝切断装置の機台フレーム17の後部に設けられた把手取付けブラケット41に枢止された把手42を作業者が押して手押し移動式のU字溝切断装置を次の未切断のコンクリート製のU字溝ブロック部分に移動させ、前述した作業工程を順次繰り返しながら、利用されなくなったU字溝の上部を次々に切断し、コンクリート製のU字溝ブロックの上部切断作業終了後、コンクリート製のU字溝ブロックの上部に断面L字形のブロックを載置する。
【0047】
このように、本発明のU字溝切断用アタッチメントは、アタッチメント駆動用の動力源も作業機本体側に標準装備と共に、予め予備装備されている予備油圧源取出口から供給されることで、作業機本体側では、U字溝切断用アタッチメントを取付けるため特別の加工を行うことなく容易に転用できる。また、動力源として別体のものを使用しないので作業現場が煩雑にならない。また、回転カッターによってコンクリート製のU字溝ブロックの上部を切断するので、従来のハンマーとタガネとのハツリ作業に比して、作業効率も良く、設計通りの寸法に切断でき、切断したコンクリート片が飛散しない等の効果を奏する。
【0048】
また、手押し式のU字溝切断装置Bを使用した切断作業では、小型のショベル系の掘削作業機Aからアタッチメント駆動用の動力源として予め予備装備されている予備油圧源取出口から圧油の供給を受けるだけであるので、小型のショベル系の掘削作業機Aは、手押し式のU字溝切断装置Bの近くで通常の掘削作業をすることも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のU字溝切断用アタッチメントにおいて、アタッチメント駆動用の動力源も作業機本体側に標準装備と共に、予め予備装備されている予備駆動源取出口から供給されることで、作業機本体側では、U字溝切断用アタッチメントを取付けるため特別の加工を行うことなく容易に転用できる。動力源として別体のものを使用しないので、作業現場が煩雑にならない。可動フレームの下面の前端部及び後端部には、それぞれ回転カッターが設けられているので、本発明のU字溝切断装置では前端部に設けた回転カッターと後端部に設けた回転カッターとにより左右のU字溝のブロックをU字溝切断装置の走行に伴い同時に切断することができる。また、回転カッターによってコンクリート製のU字溝ブロックの上部を切断するので、従来のハンマーとタガネとのハツリ作業に比して、作業効率も良く、設計通りの寸法に切断でき、切断したコンクリート片が飛散しない等の効果を奏する。
【0050】
また、手押し式のU字溝切断装置での切断作業では、小型のショベル系の掘削作業機からアタッチメント駆動用の動力源として予め予備装備されている予備駆動源取出口から供給を受けるだけであるので、小型のショベル系の掘削作業機は、手押し式のU字溝切断装置の近くで通常の掘削作業をすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】アームの先端に本発明のU字溝切断用アタッチメントを装備した小型のショベル系の掘削作業機の概略側面図、
【図2】図1の平面図、
【図3】本発明のU字溝切断用アタッチメントの側面図、
【図4】本発明のU字溝切断用アタッチメントをU字溝内に配置した平面図、
【図5】本発明のU字溝切断用アタッチメントをU字溝内で作業状態に配置した平面図、
【図6】手押し移動式のU字溝切断装置の概略側面図、
【図7】本発明の手押し移動式のU字溝切断装置をU字溝内に配置した平面図である。
【符号の説明】
A 小型のショベル系の掘削作業機、 B U字溝切断用アタッチメント、
1 下部走行体、 2 上部旋回体、 3 地均し用ブレード、
4 ブーム支持体、 5 ブーム、 6 アーム、 7 四節リンク、
8 ブーム用油圧シリンダー、 9 アーム用油圧シリンダー、
10 四節リンク用油圧シリンダー、 11 予備油圧源取出口、
12 油圧ホース、 13 取付けブラケット、 14 取付孔、
15 油圧ホース接続口、 16 コンクリート製のU字溝ブロック側壁、
17 機台フレーム、 18 取付軸、 19 取付けブラケットフレーム、
20 取付軸、 21 ボルト、 22 油圧シリンダー取付軸、
23 油圧シリンダー、 24 枢軸、 25 可動フレーム、
26 油圧モーター、 27 円筒体、 27a ベアリング、
27b ベアリング、 28 支持台、 29 プーリー、
30 回転カッター、 31 プーリー、 32 回転カッター、
33 駆動軸、 34 駆動プーリー、 35 駆動ベルト、
36 冷却用水ホース、 37 車、 38 高さ調整ネジ、 39 脚、
40 ネジヘッド、 41 把手取付けブラケット、 42 把手、
43 切取り部分。

Claims (3)

  1. 機台フレームと、中央部が前記機台フレームに揺動可能に支持された稍長六角形状の支持フレームと、前記支持フレームの両端部にそれぞれ設けられた回転カッタと、前記機台フレームに設けられ、その回転軸が前記支持フレームの揺動中心部に導かれた回転カッタ回転駆動モータと、前記回転カッタ回転駆動モータの回転力を前記回転カッタに伝達する伝達部材からなり、前記機台フレームの下面側に、前記機台フレームに対して水平方向に揺動可能に取付けられカッタ装置と、前記カッタ装置を前記機台フレームに対して、揺動駆動させる揺動駆動装置と、前記機台フレームに設けられ、前記回転カッタのU字溝の上縁部から切削深さを調節する深さ設定装置とを備えたことを特徴とするU字溝切断装置。
  2. 前記深さ設定装置は、U字溝の外縁部に接地する回転ローラと、前記回転ローラと機台フレームとの相対位置を変更可能にする変更可能手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のU字溝切断装置。
  3. 前記機台フレームに、作業機のフロント部への取付孔を有し、前記機台フレームに対して水平方向に揺動可能に取付けた取付ブラケットを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のU字溝切断用アタッチメント。
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