JP2005083005A - 舗装路面切断装置 - Google Patents

舗装路面切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005083005A
JP2005083005A JP2003314228A JP2003314228A JP2005083005A JP 2005083005 A JP2005083005 A JP 2005083005A JP 2003314228 A JP2003314228 A JP 2003314228A JP 2003314228 A JP2003314228 A JP 2003314228A JP 2005083005 A JP2005083005 A JP 2005083005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
arm
road surface
blade
cutting blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003314228A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Okamoto
正己 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KONMA SEISAKUSHO KK
OKC KK
Original Assignee
KONMA SEISAKUSHO KK
OKC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KONMA SEISAKUSHO KK, OKC KK filed Critical KONMA SEISAKUSHO KK
Priority to JP2003314228A priority Critical patent/JP2005083005A/ja
Priority to TW093126375A priority patent/TW200510607A/zh
Publication of JP2005083005A publication Critical patent/JP2005083005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Road Repair (AREA)

Abstract

【目的】切断傾斜角度を調整可能とした舗装路面切断装置を提供する。
【構成】走行可能且つ路面Sに固定可能なフレーム11に対して上下動可能且つ回転可能なセンターシャフト23に第1のアーム29が回動自在に連結され、、センターシャフトと第1のアームとの間に第2のアーム44が連結される。第1のアームと第2のアームはいずれも伸縮可能である。センターシャフトの上下動によって調節可能な第1のアームの高さ位置Hと、第1のアーム自身の伸縮によって調節可能な第1のアームの長さrとによって、第1のアームの先端に取り付けた切断ブレード38による路面切断作業における切断径Rおよび切断傾斜角度θを所望値に設定することができる。切断ブレードを直線切断用の円板状のもの(46)に交換することにより直線切断にも対応し、この場合にも所定の切断傾斜角度(θy)で路面を切断することができる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、主としてマンホールの設置・交換・嵩上げなどの工事を行う場合にマンホールを取り囲む円形領域で舗装路面を切断するために用いられる舗装路面切断装置に関する。
この種の装置として、従来は、舗装路面に対して略直交する切断ブレードを回転駆動させて舗装路面を切断する装置が用いられていたが、この装置によると舗装路面が垂直に切断されるため、マンホール設置や嵩上げ工事後にその回りの切断領域内にコンクリートやアスファルト舗装を行ったときに、この新設舗装部と既設舗装部との密着が十分に得られず、車両走行等による荷重を長期にわたって受けたときに新設舗装部が陥没して既設舗装部との間で亀裂段差や路面破損を生じ、道路の寿命を著しく低下させるという欠点が指摘されるに至った。
そこで、このような欠点を解消するため、下記特許文献1に記載される装置では、カッター状の切断刃を斜めに傾斜させて舗装路面に食い込ませながら所定の円形軌道に沿って周回させることにより舗装路面を円錐形状に切断する。すなわち、垂直に配される駆動主軸の先端(下端)に水平アームを介してカッター状の切断刃(図10,図11)を傾斜させた状態でセットし、駆動主軸を路面に向けて下降させることにより切断刃を路面に徐々に食い込ませ、且つ、駆動主軸を中心とする所定の円形軌道に沿って周回移動させて路面を円形に切削してゆく。これによって円形に切断された路面部分は、上方に向かうにつれて徐々に径が大きくなる切頭逆円錐形状を有することになるので、この切断路面部分を取り出すことが容易である。
特開2002−004215号公報
また、下記特許文献2に記載される装置には、切断刃が周設された平面視および正面視断面円弧状(すなわち球冠状)の回転体を、回転軸を水平に維持した状態で駆動手段により高速回転させながら、該回転体に周設された切断刃を所定深さまで路面に食い込ませた状態とし、この状態を維持しながら所定の円形軌道に沿って一周させることにより、舗装路面の円形切断作業を行うことができる。これによって円形に切断された路面部分は、上方に向かうにつれて徐々に径が大きくなる断面円弧状の周縁形状を有することになるので、この切断路面部分を取り出すことが容易であり、新設舗装部の陥没も防止することができる。
特許第3371254号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、切断刃を下降させながら路面に徐々に食い込ませて所定円形軌道に沿って周回移動させるものであるが、路面切断部分との干渉が大きい。したがって、切断刃の移動速度を速くすると舗装路面の切削片が周囲に飛散し、切断刃の摩耗も激しく且つ一定ではないため、早めに交換しないと摩耗の激しい箇所の切断刃が作業中に飛散することもあって、きわめて危険性が大きいものであった。このため、実際には、切断刃の下降移動速度および周回移動速度を比較的低速にして作業を行わなければならず、所定の深さまで切削するには周回移動を何度も繰り返して行う必要があり、作業効率が悪いものであった。
特許文献2に記載の装置では、球冠状の切断ブレードを用いているため、上記の欠点はほぼ解消されるが、工事現場までおよび工事現場からの移動時には切断ブレードが路面と干渉することを防ぐためにフレームを傾倒させた状態に維持しなければならず、この傾倒されたフレーム上にエンジンなどの重量物が載置されることになるため、安定性に欠けるものであった。
また、前述のような利点から、円形に切断した路面部分が上方に向かうにつれて徐々に大径となる形状を有するように切断することが望まれるものの、該切断部端面が有するべき最適な傾斜角度は路面舗装体の合材の骨材種類や施工場所などによって変動するため、舗装路面円形切断装置には切断傾斜角度を可変とする機構が備えられていることが好ましい。しかしながら、特許文献1,2記載のいずれの装置にも、このような機構は開示されていない。球冠状の切断ブレードを用いる特許文献2では、回転軸を水平に維持した状態で該球冠状切断ブレードの下端部を路面に食い込ませて切断を行う構造であるため、切断深さに応じて切断傾斜角度は若干変動するが、同一の切断ブレードを用いながら切断傾斜角度を自在に調整することは不可能である。
また、舗装路面の補修工事などにおいて舗装路面を直線に沿って切断することが要求されることがあり、この直線切断の場合も、既設舗装部と新設舗装部との間の密着性を向上させて路面陥没などを防止するために傾斜角度を持たせて切断することが好ましいが、円形切断と直線切断をともに傾斜角度を持たせた状態で行うことのできる兼用機としての構成は、特許文献1,2記載のいずれにも開示されていない。特許文献1記載の装置は円形切断専用機である。特許文献2に記載の装置は、切断ブレードを直線切断用のものに交換することにより直線切断加工を行うことができる円形/直線切断兼用機である(段落0023)が、直線切断を行うときは円板状の切断ブレードを路面に垂直に食い込ませることしかできず、所定の傾斜角度で直線切断を行うことは不可能である。
さらに、マンホールの設置や嵩上げ工事に際しては、該マンホールと略同心に路面を切断することが要求されるが、特許文献1,2記載のいずれの装置にしても、これを簡便に行うことができず、しかも正確な心出し作業を行うことが困難であった。
したがって、本発明が解決しようとする主たる課題は、これら従来技術の不利欠点を解消し、舗装路面を可変の傾斜角度で切断することができる装置を提供することにある。
本発明が解決しようとするもう一つの課題は、切断ブレードを交換するだけで円形切断と直線切断のいずれをも行うことができる舗装路面切断装置を提供することにある。
本発明が解決しようとするさらに別の課題は、マンホールの心出し作業を簡単且つ正確に行うことができる手段を備えた舗装路面円形切断装置を提供することにある。
これらの課題を解決するための手段として、請求項1にかかる本発明の舗装路面切断装置は、略垂直方向に延長するセンターシャフトと、センターシャフトを上下動させるためのシャフト昇降駆動手段と、センターシャフトを回転させるためのシャフト回転駆動手段と、センターシャフトに対して回動自在に連結された第1のアームと、第1のアームを伸縮させるための第1のアーム伸縮手段と、センターシャフトおよび第1のアームとの間に各々回動自在に連結された第2のアームと、第2のアームを伸縮させるための第2のアーム伸縮手段と、第1のアームの先端に取り付けた切断ブレードと、切断ブレードを高速回転させるためのブレード回転駆動手段と、を有することを特徴としている。
請求項2は、請求項1記載の舗装路面切断装置において、切断ブレードを第1のアームに対して第1のアームの延長方向と略直交方向にスライド移動させるためのブレード移動手段が設けられたことを特徴としている。
請求項3は、請求項1記載の舗装路面切断装置において、切断ブレードとして、円形切断用の球冠状切断ブレードと、直線切断用の円板状切断ブレードとが準備され、そのいずれかが第1のアームの先端に交換可能に取り付けられることを特徴としている。
請求項4は、請求項3記載の舗装路面切断装置において、円形切断用の球冠状切断ブレードが第1のアームの先端に取り付けられた場合に、センターシャフトの下端に切断径に応じた径の心出し用円板が交換可能に取り付けられることを特徴としている。
請求項5は、請求項1記載の舗装路面切断装置において、切断ブレードを実質的に覆うブレードカバーが設けられることを特徴としている。
請求項6は、請求項5記載の舗装路面切断装置において、ブレードカバーの下端開口に、路面の凹凸に追従して蛇腹状に変形可能な汚泥吸引台が周設され、さらにその回りに、路面に接地するブラシが周設されることを特徴としている。
請求項7は、請求項5または6記載の舗装路面切断装置において、切断ブレードによる舗装路面切断作業中にブレードカバーの内部に冷却水を供給して切断ブレードを冷却するための冷却水供給手段と、冷却水供給手段により供給された冷却水および舗装路面切断作業によって発生する汚泥を吸引する水・汚泥吸引手段と、水・汚泥吸引手段によって吸引した水と汚泥とを分離する水・汚泥分離手段と、水・汚泥分離手段により分離された水を回収して冷却水供給手段により供給すべき冷却水として再利用可能とする水回収手段と、を有することを特徴としている。
請求項8は、請求項1記載の舗装路面切断装置において、装置全体を舗装路面に沿って走行可能とするための走行手段と、装置全体を舗装路面の所定箇所に不動に保持するための設置固定手段とを有することを特徴としている。
本発明の舗装路面切断装置によれば、センターシャフトの上下動によって調節可能な第1のアームの高さ位置と、第1のアーム自身の伸縮によって調節可能な第1のアームの長さとの相関関係によって、第1のアームの先端に取り付けた切断ブレードによる路面切断傾斜角度を可変とすることができる。したがって、路面舗装体の合材の骨材種類や施工場所などに応じて最適な切断傾斜角度を選択して設定することができるという、従来技術にはない大きな効果を発揮する。
また、本発明の舗装路面切断装置では、第1のアームの先端に、円形切断用の球冠状切断ブレードと直線切断用の円板状切断ブレードの2種類の切断ブレードを交換可能に取り付けられるので、円形/直線切断兼用装置として機能する。しかも、いずれの場合にも路面切断端面に傾斜角度を持たせて切断することが可能であり、且つ、その切断傾斜角度を必要に応じて可変とすることができる。
また、本発明の舗装路面切断装置では、センターシャフトの下端に切断径に応じた径の心出し用円板が交換可能に取り付けられるので、特にマンホールの設置や嵩上げ工事などの際にマンホールと同心に舗装路面を円形切断する場合に、マンホールと略同径の心出し用円板を用いることで、簡単且つ正確な心出しを行うことができる。
本発明の一実施形態による舗装路面切断装置について、以下に添付の図1および図2を参照して説明する。この舗装路面切断装置10のフレーム11には、エンジン12、エンジン12の出力軸(符号なし)に連結された油圧ポンプ13、エンジン12に供給する燃料を収容する燃料タンク14、ハンドル15の回転伝達軸16に連結されたウォーム減速機17、油圧ポンプ13を駆動するための媒体油を収容する油圧タンク19などが支持されている。油圧ポンプ13は、油圧タンク19からの媒体油を分送器26を介して各油圧ホース(図示せず)に送油し、この装置10内のすべての油圧シリンダおよび油圧モータを作動する。
フレーム11の四隅には、路面切断作業時に進行方向前方となる一対の前方支持脚20aと、同進行方向後方となる一対の後方支持脚20bが垂下固定され、これらの各支持脚20a,20bに内設された油圧シリンダ21により伸縮可能なアンカー22が各支持脚の下端から突出している。油圧シリンダ21は上述のように油圧ポンプ13の出力を受けて作動する。各前方支持脚20aには旋回板18を介して前輪31が回転自在且つ旋回自在に連結されている。左右一対の後輪32は、エンジン12の出力軸(図示せず)に減速機およびスプロケット/チェーン等の回転伝達機構(図示せず)を介して連結されることによりエンジン12によって所定の低速で駆動される駆動軸33の両端に固着されている。駆動軸33には変速機69およびシフトハンドル(図示せず)が付設され、シフトハンドルの操作により変速比を可変とすることができるようになっている。なお、図1には、アンカー22が縮小していて路面Sから離れており、前輪31および後輪32が路面Sに接して走行可能とされた状態が示されている。
フレーム11の中心には、下方に延長するセンターシャフト23が上下動可能且つ回転可能に設けられている。センターシャフト23は、ベアリング付の軸受64を介してフレーム11に対して上下動不能且つ回転可能に支持されているシャフト上下用油圧シリンダ63の下端に固着され(すなわち、センターシャフト23はシリンダ63のシリンダシャフトである)、その先端にはセンターピン65が着脱可能に取り付けられている。シリンダ63にはスプロケット24が固着され、このスプロケット24と、ウォーム減速機17の出力軸(符号なし)に固着したスプロケット(符号なし)との間にチェーン25が巻回されていることにより、ハンドル15の手動回転に応答してシリンダ63が回転するようになっている。シリンダ63の下端には複数本のガイド棒66が固着されており、センターシャフト23に固着されたリング板70の穴(図示せず)を挿通して、センターシャフト23の回りを下方に延長している。シリンダ63が回転すると、その下端に固着されたガイド棒66も一体に回転するので、リング板70を介してセンターシャフト23も一体に回転する。すなわち、これらガイド棒66およびリング板70を有する連動機構によってシリンダ63とセンターシャフト23は互いに相対回転不能であり、シリンダ63の回転と共に常にセンターシャフト23も一体に回転する。また、センターシャフト23は、油圧ポンプ13の出力を受けて上下動するシリンダ63と一体に上下動する。センターピン65の先端には後述するセンター円板27を着脱可能に取り付けることができる。
センターシャフト23の先端近くには、油圧ポンプ18の出力を受けて作動する油圧シリンダ28により伸縮可能な第1のアーム29が取り付けられ、第1のアーム29の先端にはハウジング36が連結され、さらにその先端には、油圧ポンプ18により駆動されるブレード回転用油圧モータ(モータハウジング37に収容されている)の出力軸(符号なし)に連結された球冠状の切断ブレード38が設けられている。この切断ブレード38は球面の一部に相当する形状を有しており、平面視(図2)および正面視(図1)のいずれにおいても断面円弧形状を呈している。
ハウジング36には、ギヤドモータ34、ユニバーサルジョイント35、ボールネジ67などの部材が収容されており、ギヤドモータ34の回転出力をユニバーサルジョイント35を介してポールネジ67に伝達してボールネジ67を回転させ、このボールネジ67に螺合するナット68を介して連結したモータハウジング37をハウジング36の長手方向に沿ってスライド移動可能とするための移動手段を構成している。図示の構成はこの移動手段の一例であり、同様の目的を達成できるものであれば任意の構成を採用することができる。
符号39は切断ブレード38の大半部を収容するブレードカバーであり、第1のアーム29の先端に着脱可能且つ水平軸71の回りを回動自在に取り付けられている。ブレードカバー39は、切断ブレード38と干渉しないように適当な空間を開けてこれを包囲し、その下端開口部には汚泥吸引台40が周設され、さらにその外側をブラシ41が包囲している。
ブレードカバー39および汚泥吸引台40に関連する構成について、図8および図15〜図20を参照してより具体的に説明すると、ブレードカバー39の外側面には後述する吸引・分離システム50に関連する給水口45が開口形成されるとともに、内側面には下端から所要の高さに至る細長溝72が切り欠き形成されている。後述するように、この装置10を直線切断に使用する場合、所望の切断傾斜角度θyを得た後にモータハウジング37をハウジング36に対してスライド移動させて下降させ、直線切断用ブレード46を路面Sに所定の切断深さDyまで食い込ませる必要がある(図14)が、ブレード46が路面Sに食い込んだ直後から汚泥の飛散が始まるので、ブレード46が切断深さDyまで食い込む間のブレード回転軸(モータハウジング37)の移動を許容しなければならない。細長溝72はこのために形成されたものであり、モータハウジング37がハウジング36に対してスライド下降するにつれて、モータハウジング37はこの細長溝72内を移動する。図8において、S1はモータハウジング37がハウジング36に対して最上昇位置にあるときのブレード軸位置を示し、S2は最下降位置にあるときのブレード軸位置を示す。B1は軸位置S1のときのブレード38,46の外周、B2は軸位置S2のときのブレード38,46の外周を示す。
汚泥吸引台40は、長手方向両端に配置される一対の端部材73と、一または複数の連結部材74を長手方向において支点ピン75で互いに回動自在に連結して略方形の枠状に組んだ構成を有している。ブレードカバー39はこの略方形枠状の汚泥吸引台40の中に位置しており、その長手方向両端の下端部に端部材73,73が取り付けられている。
端部材73は、汚泥吸引台40の短手方向に延長する部分73aと、この部分73aの両端に連結されて平行に延長する一対の部分73b,73bとから一体に形成された平面視略U字形を有している。部分73a,73bはいずれも概して筒状の中空部材であり、それらの底面には切断作業中に発生する汚泥を吸引するための吸引溝79a,79bが各長手方向全長に亘って延長形成されている。吸引溝79aは部分73aの中空部84aに連通し、吸引溝79bは部分73bの中空部84bに連通し、中空部84a,84b同士も連通している。
部分73aの中央には軸76が一体に設けられ、この軸76を挿通する穴(図示せず)を有する回転金具77がブレードカバー39の長手方向両端の下端に回動自在に連結されており、また、軸76の回りにはバネ78が巻回されていて端部材73を下方に(路面に向けて)付勢している。
連結部材74も概して筒状の中空部材であるが、端部材73の部分73bの外寸と略同一またはそれより若干大きな内寸を有し、部分73bを嵌合可能である。連結部材74の両端に部分73bを嵌合してピン穴80,82を整列させ、これらピン穴に支点ピン75を挿通して先端に任意抜け止めを施すことにより、端部材73,73と連結部材74とを互いに回動自在に連結する。連結部材74を複数用いる場合には、連結部材74同士の連結も同様にして行う。連結部材74の底面にも全長に亘って延長する吸引溝81が形成され、支点ピン75により連結される端部材73の部分73bにおける吸引溝79b(および複数の連結部材74が用いられる場合は隣接する連結部材74の吸引溝84)と連続する吸引溝を与えている。
また、端部材73には中空部84aと連通して上方に延長する吸引パイプ83が設けられている。これら吸引溝79a,79b,81および吸引パイプ83は後述する吸引・分離システム50に関連するので、それらの作用については後述する。
端部材73の外側および両側の下端ならびに各連結部材74の外側の下端には各々ブラシ41が取り付けられ、これらが実質的に連続して汚泥吸引台40の下端を包囲している。ブラシ41の下端は汚泥吸引台40よりさらに下方に位置しており、汚泥吸引台40の全体を路面Sからわずかに浮かせた状態として、汚泥吸引台40が路面Sに直接接触することによる異音発生を防止すると共に、給水口45から供給される冷却水を毛細管現象で保水誘導することによってブレードカバー39の外部への飛散を防止する役割を果たしている。
第1のアーム29はセンターシャフト23に対して水平軸42を介して回動自在に連結されており、第1のアーム29の上面とセンターシャフト23の中間地点との間にこれらに対して回動自在に連結された第2のアーム44が、油圧ポンプ18の出力を受けて作動するシャフト上下用油圧シリンダにより伸縮することにより、第1のアーム29が水平軸42を中心として垂直面上を回動し、これとともにハウジング36、油圧モータハウジング37、切断ブレード38およびブレードカバー39も一体的に回動する。図1には、第2のアーム44が最も収縮した状態が示されており、このとき第1のアーム29はほぼ水平である。図示の実施形態では、第2のアーム44を第1のアーム29に対して特定の位置で連結しているが、第1のアーム29の軸方向に沿って複数の連結地点を設けておき、その中の任意の連結地点を選択して第2のアーム44を連結するような構成を採用してもよい。
なお、第1のアーム29、第2のアーム44、ハウジング36、油圧モータハウジング37、切断ブレード38およびブレードカバー39などの部材はセンターシャフト23の回転につれて一体的に回転するが、図1と図2とではセンターシャフト23の回転角度位置が90度異なっており、図1には、図2のセンターシャフト23を同図において90度時計方向に回転させたときの状態が示されている。
次に、この舗装路面切断装置10を用いて、マンホールの嵩上げ工事に際してマンホールの周囲の舗装路面を略同心の円形に切断する作業工程を、図1および図2に加えて図3ないし図9を参照して説明する。
まず、図1に示す状態の舗装路面切断装置10を工事現場に設置する。前述のように、この装置10はエンジン12を動力源として回転駆動される駆動軸33、その両端に固着された後輪32および回転自在且つ旋回自在な前輪31を備えているので、工事現場まで自走させることができる。たとえば、トラックの荷台に載せて工事現場近くまで搬送し、荷台にあゆみ板を渡して地上に降ろして自走させて、工事現場に設置することができる。
マンホールの嵩上げ工事を行う場合、該マンホールの周囲の舗装路面を略同心の円形に切断することが必要となるので、装置10の設置に際しては、センターシャフト23の下端に、嵩上げ工事を行うマンホールMと略同一寸法のセンター円板27を取り付ける(図3)。一般に使用されているマンホールの径は数種類に限定されているので、これら数種類のマンホール径に各々対応する径を有する数種類のセンター円板27を用意しておき、嵩上げ工事を行うマンホールMの径に合ったセンター円板27を取り付ける。そして、シリンダ63によりセンターシャフト23を伸張(下降)させて、先端に取り付けたセンター円板27をマンホールMに近付け、これらの円周が一致するように装置10を移動させる。これによって心出し作業が簡単且つ正確に行われる。このようにして装置10をマンホールMに対して所定位置に設置することができる。
装置10の位置決めが完了した後、支持脚20a,20bに内設された油圧シリンダ21を駆動してアンカー22を下降させる。これにより、車輪31,32は路面Sから離れて空中に浮いた状態となり、装置10は4本の支持脚20a,20bによって工事現場の所定位置に安定的に固定される(図4)。なお、センター円板27は心出し作業にのみ用いるものであるので、心出し作業を完了した後には取り外してもよい(図5参照)が、これを取り付けたままにしておいても特にその後の切断作業などに支障を来さないので、取り付けたままにしておいてもよい。
次に、この装置10でマンホールMの周囲の既設舗装部60を切断するに際して、その切断径Rxおよび切断傾斜角度θxを決定し、決定した切断径Rxおよび切断傾斜角度θxを与えるように、路面Sから第1のアーム29の長さr(センターシャフト23の軸心から切断ブレード38までの距離、すなわち切断ブレード38の回転半径)および高さH(路面Sから回転軸42までの高さ)を、各々油圧シリンダ28およびシャフト上下用油圧シリンダの駆動によって調節する。たとえば、図6の(a)と(b)とを比較すると、アーム29の高さHについてはH1=H2で同一であるが、アーム29の長さrがr1<r2であるため、(b)の方が切断ブレード38が立った状態で路面Sに食い込むことになり、切断径RxについてはR1<R2となり、切断傾斜角度θxについてはθ1>θ2となる。また、図6の(a)と(c)とを比較すると、アーム29の長さrについてはr1=r3で同一であるが、アーム29の高さHがH1<H3であるため、(c)の方が切断ブレード38が寝た状態で路面Sに食い込むことになり、切断径RxについてはR1>R3となり、切断傾斜角度θxについてはθ1<θ3となる。このように、第1のアーム29の長さrと高さHとの相関関係によって切断径Rxおよび切断傾斜角度θxの組み合わせを任意に設定することができる。なお、アーム29の長さrを変えると、これを半径とする球冠状の切断ブレード38も変えなければならないので、あらかじめ数種類の径の球冠状の切断ブレード38を準備しておく。
以上の要領にて第1のアーム29の長さrおよび高さHを、所要の切断径Rxおよび切断傾斜角度θxを与えるように適宜設定した後、フレーム11に設置したブレード回転スイッチ(図示せず)を入れてモータハウジング37内のブレード回転用油圧モータを駆動し、切断ブレード38を所定の回転速度で回転させ、油圧シリンダを駆動して第2のアーム44を伸張させる。第2のアーム44の伸張につれて第1のアーム29が水平軸42を中心として図において反時計方向に徐々に回転移動し、高速回転する切断ブレード38の先端が路面Sに食い込む。更に第2のアーム44を伸張させ、マンホールMの上面を露出させるに十分な深さDxまで切断ブレード38を食い込ませたときに、第2のアーム44の動きを止める(図7)。このとき、第1のアーム29の先端に回動可能に連結されているブレードカバー39の下端開口部はその自重によって路面Sとほぼ平行となり、ブレードカバー39の下端にバネ(図示せず)を介して連結されている汚泥吸引台40は適宜バネ付勢に抗しながら路面Sに凹凸に追従して蛇腹状に変形し、外周のブラシ41が路面に略密着した状態となっている。
切断ブレード38を所定深さDxまで食い込ませた後、ハンドル15を手動操作により少しずつ回していく。これにより、回転伝達軸16、ウォーム減速機17、チェーン25およびスプロケット24を介してセンターシャフト23が回転するので、センターシャフト23に第1のアーム29で連結された切断ブレード38が、前記設定された切断径Rxの円周上をゆっくり周回移動し、一周して切断作業を終了する。なお、この実施形態ではハンドル15の手動操作で切断ブレード38を回転移動させるものとしているが、電動や油圧モータを駆動源として切断ブレード38を任意の回転速度で移動させるようにしてもよい。
路面切断作業中、舗装合材との摩擦による切断ブレード38の過熱防止および粉塵発生防止のため、切断ブレード38に冷却水を供給するとともに、この冷却水および切断によって発生する汚泥を吸引回収することが望まれる。これを実現するため、この実施形態では、ブレードカバー39の前面中央に給水口45を開口させ(図8,図9)、水タンク55からの給水パイプ(図示せず)を接続して水をブレードカバー39内に圧入し、切断ブレード38に噴射して冷却するとともに、図9に示すような吸引・分離システム50を汚泥吸引台40に接続して、冷却水と汚泥を吸引し且つ汚泥を回収するとともに気液分離するものとしている。この吸引・分離システム50は、汚泥吸引台40の端部材73の中空内部84aに連通形成された吸引パイプ83(図18)に連結された吸引パイプ51と、吸引パイプ51の末端部に設けられるストレーナ52と、吸引ブロア53と、吸引ブロア53とストレーナ52出口との間に接続される排気路54と、水タンク55と、水タンク55とストレーナ52出口との間に接続される排水路56と、排水路56に設けられる排水ポンプ57とを有している。路面切断作業中にブレードカバー39内に溜まる冷却水および汚泥は、吸引ブロア53の吸引力により、端部材73の底面の吸引溝79aおよび連結部材74の底面の吸引溝79bから各々の中空内部84a,84bに入り込み、最終的には端部材73の中空内部84aから吸引パイプ83を経て吸引され、さらに、吸引パイプ51からストレーナ52に入り、ここで汚泥58が分離回収され、冷却水は排水ポンプ57により排水路56を通って水タンク55に収容され、空気は排気路54を通って大気に放出される。水タンク55に収容された水は、冷却水として再利用可能であり、ブレードカバー39の給水口45から切断ブレード38に噴射する。前述のように、第1のアーム29の先端に回動自在に連結されたブレードカバー39はその自重によって切断傾斜角度θxに応じて回動するので、その下端開口部は路面Sと略平行となっており、また、ブレードカバー39の下端にバネ78を介して連結された端部材73が適宜バネ付勢に抗しながら路面Sの凹凸に追従して上下動し、且つ、支点ピン75を介して互いに回動自在に連結された端部材73および連結部材74が路面Sの凹凸に追従して蛇腹状に変形し(図19)、さらには汚泥吸引台40を取り巻くブラシ41の下端が路面Sに接地しているので、ブレードカバー39の内部は実質的に密閉状態に維持され、水および汚泥の吸引を効率的に行うことができる。
以上のようにして路面切断作業を完了した後、切断ブレード38によって切断された所定切断径の円周内の既設舗装部60を前記所定深さDxまで掘削して撤去する(図10)。そして、マンホールMを一旦取り出し、その底部に所要の高さ分H’だけ高さ調節用のパイプ62を載置固定して舗装路面Sと同一レベルに嵩上げした後、撤去部分を再舗装する(図11)。既設舗装部60と新設舗装部61との境界は傾斜角度θxを有する断面円弧状に形成されるため、密着性が良好であり、隙間からの雨水の浸入や冬季における凍結破壊が防止され、また、この上を走行する車両等による荷重や振動が加えられても新設舗装部61の陥没や既設舗装部60との境界での路面段差が発生せず、騒音防止に有効であり、工事完了後のメンテナンスやその費用を大幅に軽減することができる。
この実施形態による装置10は、以上に説明したように舗装路面を所定径の円形に傾斜切断する場合に好適に使用されるだけでなく、球冠状の切断ブレード38に代えて円板状の切断ブレード46を装着することによって舗装路面を直線状に傾斜切断する場合にも使用可能な兼用機として構成されている。直線切断装置として使用する場合は、図12および図13に示すように、球冠状の切断ブレード38に代えて円板状の切断ブレード46をモータハウジング37内のブレード回転用油圧モータの出力軸(符号なし)に装着するとともに、支持脚20a,20b下端のアンカー22は路面Sの上方に待避した状態に維持しておき、車輪31,32を路面Sに設置させて走行移動可能とする。前輪31は支持脚20aに旋回自在に取り付けられているが、直線切断を行う場合には装置10を切断方向に直線移動させる必要があるので、前輪31を進行方向に固定する手段を付設しておく。このような固定手段としては各種の公知のものを採用することができるので、図示および詳細を割愛する。
また、直線切断を行う場合は円板状の切断ブレード46の向きを進行方向(切断方向)と平行に固定しておく必要があるので、このための固定手段を設けておく。この固定手段として、図示実施形態では、センターシャフト23をフレーム11に回転不能に固定するネジ47が用いられているが、これに限定されるものではなく、上記目的を達成することができるものであればいかなる構成であってもよい。なお、図1と図2の関係と同様、図12と図13とではセンターシャフト23の回転角度位置が90度異なっており、図12には、図13のセンターシャフト23を同図において90度時計方向に回転させたときの状態が示されている。したがって、工事現場への移動の際に装置10が図12の位置関係となっているときは、センターシャフト23を90度回転して図13の位置関係とした後にセンターシャフト23を同位置に固定する。
このような装置10を自走や搬送などにより工事現場に移動し、切断ブレード46が切断方向を向くように装置10の方向性を定め、且つ、切断ブレード46を路面Sに降ろしたときに刃先が切断線に合致するように装置10の幅方向位置を定める。
そして、ギヤドモータ34、ユニバーサルジョイント35、ポールネジ35、ナット68などの部材を介してモータハウジング37をハウジング36の上方にスライド移動させた後、油圧シリンダを駆動して第2のアーム44を伸張させることにより、第1のアーム29を水平軸42を中心に図12において反時計方向に回転させ所定の傾斜角度θyを与える(図14)。モータハウジング37のスライド移動量は直線切断の際の深さDyに応じて決定され、第1のアーム29の傾斜角度は切断傾斜角度θyに応じて決定される。
以上で装置10が直線切断用に準備されるので、フレーム11に設置したブレード回転スイッチ(図示せず)を入れてモータハウジング37内のブレード回転用油圧シリンダを駆動し、切断ブレード46を所定速度で回転させながら、ギヤドモータ34を駆動することによりモータハウジング37をハウジング36に対してスライド移動により下降させ、高速回転する切断ブレード46の先端を所定の切断深さDyまで路面Sに食い込ませてモータハウジング37を停止する。そして、エンジン12を動力源として駆動軸33を回転させることによって装置10全体を切断方向に低速走行させながら、切断ブレード46で直線切断作業を行う。
なお、直線切断作業を行う場合の上記以外の構成および作用については、円形切断作業を行う場合について既述したと同様であるので、説明を省略する。
本発明の舗装路面切断装置は、主として、マンホールの設置・交換・嵩上げなどの工事を行う場合にマンホールを取り囲む円形領域で舗装路面を切断するために用いられるが、図12〜図14を参照して説明したように、切断ブレードを交換するだけで、傾斜角度を持たせた直線切断用の装置としても使用することができる。さらには、植木を植えるための植栽工事や電柱設置工事等において舗装路面を円形等に切断する場合にも使用することができ、幅広い用途を持つものである。
本発明の一実施形態による舗装路面切断装置を円形切断作業に用いる場合の装置構成を示す立面図である。 この装置におけるセンターシャフト・切断ブレードなどの部材が図1とは異なる角度位置にあるものとして示す平面図である。 この装置をマンホールに対して心出しして所定位置に移動させたときの状態図である。 この装置を上記所定位置で固定したときの状態図である。 この装置の切断ブレードを所定の切断径および切断傾斜角度に応じてセットしたときの状態図である。 この装置を用いて円形切断作業を行う場合の切断径および切断傾斜角度と切断ブレードまでのアーム長および高さとの相関関係を示す説明図である。 この装置を用いて円形切断作業を行っているときの状態図である。 この装置におけるブレードカバーおよび汚泥吸引台に関連する構成を示す正面図である。 舗装路面切断作業中にブレードカバー内に溜まる冷却水および汚泥を吸引し且つ汚泥を回収するとともに気液分離するために装置に付設される吸引・分離システムの概略構成図である。 この装置を用いて既設マンホールの回りの舗装路面を円周状に切除した後に該円周の内部を撤去した状態を示す断面図である。 図10の撤去部を再舗装した状態を示す平面図(a)および断面図(b)である。 この装置を直線切断作業に用いる場合の装置構成を示す立面図である。 この装置におけるセンターシャフト・切断ブレードなどの部材が図12とは異なる角度位置にあるものとして示す平面図である。 この装置の切断ブレードを所定の切断傾斜角度に応じてセットしたときの状態図であり、併せて、この装置を用いて円形切断作業を行っているときのブレード位置を仮想線で示す図である。 図8中A部拡大断面図である。 ブレードカバーおよび汚泥吸引台に関連する構成を示す平面図である。 汚泥吸引台の底面図である。 汚泥吸引台を構成する端部材の片側断面図である。 汚泥吸引台を構成する連結部材が蛇腹状に変形することを示す説明図である。 汚泥吸引台を構成する端部材および連結部材を底面側から見た組立斜視図である。
符号の説明
10 舗装路面切断装置
11 フレーム
12 エンジン
15 ハンドル
23 センターシャフト
27 センター円板(心出し用円板)
29 第1のアーム
38 球冠状切断ブレード(円形切断用)
39 ブレードカバー
40 汚泥吸引台
41 ブラシ
44 第2のアーム
46 円板状切断ブレード(直線切断用)
50 水・汚泥の吸引・分離システム
60 既設舗装部
61 新設舗装部
73 汚泥吸引台の端部材
74 汚泥吸引台の連結部材
Dx,Dy 切断深さ
M マンホール(マンホール蓋)
Rx,R1,R2,R3 切断径
θx,θ1,θ2,θ3,θy 切断傾斜角度

Claims (8)

  1. 略垂直方向に延長するセンターシャフトと、センターシャフトを上下動させるためのシャフト昇降駆動手段と、センターシャフトを回転させるためのシャフト回転駆動手段と、センターシャフトに対して回動自在に連結された第1のアームと、第1のアームを伸縮させるための第1のアーム伸縮手段と、センターシャフトおよび第1のアームとの間に各々回動自在に連結された第2のアームと、第2のアームを伸縮させるための第2のアーム伸縮手段と、第1のアームの先端に取り付けた切断ブレードと、切断ブレードを高速回転させるためのブレード回転駆動手段と、を有することを特徴とする舗装路面切断装置。
  2. 切断ブレードを第1のアームに対して第1のアームの延長方向と略直交方向にスライド移動させるためのブレード移動手段が設けられたことを特徴とする、請求項1記載の舗装路面切断装置。
  3. 切断ブレードとして、円形切断用の球冠状切断ブレードと、直線切断用の円板状切断ブレードとが準備され、そのいずれかが第1のアームの先端に交換可能に取り付けられることを特徴とする、請求項1記載の舗装路面切断装置。
  4. 円形切断用の球冠状切断ブレードが第1のアームの先端に取り付けられた場合に、センターシャフトの下端に切断径に応じた径の心出し用円板が交換可能に取り付けられることを特徴とする、請求項3記載の舗装路面切断装置。
  5. 切断ブレードを実質的に覆うブレードカバーが設けられることを特徴とする、請求項1記載の舗装路面切断装置。
  6. ブレードカバーの下端開口に、路面の凹凸に追従して蛇腹状に変形可能な汚泥吸引台が周設され、さらにその回りに、路面に接地するブラシが周設されることを特徴とする、請求項5記載の舗装路面切断装置。
  7. 切断ブレードによる舗装路面切断作業中にブレードカバーの内部に冷却水を供給して切断ブレードを冷却するための冷却水供給手段と、冷却水供給手段により供給された冷却水および舗装路面切断作業によって発生する汚泥を吸引する水・汚泥吸引手段と、水・汚泥吸引手段によって吸引した水と汚泥とを分離する水・汚泥分離手段と、水・汚泥分離手段により分離された水を回収して冷却水供給手段により供給すべき冷却水として再利用可能とする水回収手段と、を有することを特徴とする、請求項5または6記載の舗装路面切断装置。
  8. 装置全体を舗装路面に沿って走行可能とするための走行手段と、装置全体を舗装路面の所定箇所に不動に保持するための設置固定手段とを有することを特徴とする、請求項1記載の舗装路面切断装置。
JP2003314228A 2003-09-05 2003-09-05 舗装路面切断装置 Pending JP2005083005A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003314228A JP2005083005A (ja) 2003-09-05 2003-09-05 舗装路面切断装置
TW093126375A TW200510607A (en) 2003-09-05 2004-09-01 Pavement surface cutter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003314228A JP2005083005A (ja) 2003-09-05 2003-09-05 舗装路面切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005083005A true JP2005083005A (ja) 2005-03-31

Family

ID=34414908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003314228A Pending JP2005083005A (ja) 2003-09-05 2003-09-05 舗装路面切断装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2005083005A (ja)
TW (1) TW200510607A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100932511B1 (ko) * 2009-05-14 2009-12-17 바스코코리아(주) 친환경 차로 이탈 방지용 소음띠 시공 장치 및 방법
JP2012040622A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Shoichi Shibuya 切断装置及び切断方法
KR101576531B1 (ko) 2015-09-11 2015-12-10 주식회사 태강디앤씨 엔드밀을 이용한 맨홀 보수용 절삭기
KR101584679B1 (ko) * 2015-08-07 2016-01-12 삼서건설 주식회사 맨홀틀 고정장치를 구비한 원형절단기
KR101772191B1 (ko) 2016-02-19 2017-08-28 윤계용 맨홀 보수를 위한 동력 절단기
KR20190100573A (ko) * 2018-02-21 2019-08-29 대창이엔지 주식회사 비산방지 장치

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100932511B1 (ko) * 2009-05-14 2009-12-17 바스코코리아(주) 친환경 차로 이탈 방지용 소음띠 시공 장치 및 방법
JP2012040622A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Shoichi Shibuya 切断装置及び切断方法
KR101584679B1 (ko) * 2015-08-07 2016-01-12 삼서건설 주식회사 맨홀틀 고정장치를 구비한 원형절단기
KR101576531B1 (ko) 2015-09-11 2015-12-10 주식회사 태강디앤씨 엔드밀을 이용한 맨홀 보수용 절삭기
KR101772191B1 (ko) 2016-02-19 2017-08-28 윤계용 맨홀 보수를 위한 동력 절단기
KR20190100573A (ko) * 2018-02-21 2019-08-29 대창이엔지 주식회사 비산방지 장치
KR102039099B1 (ko) 2018-02-21 2019-11-01 대창이엔지 주식회사 비산방지 장치

Also Published As

Publication number Publication date
TW200510607A (en) 2005-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11396734B2 (en) Trenching system with hydraulically adjustable hub
US8806784B2 (en) Trenching system
JP5174612B2 (ja) 路面切断装置
JP3371254B2 (ja) 路面用カッター
US7837276B2 (en) Close proximity grinder
EP0221731A1 (en) High pressure fluid jet apparatus for cutting and removing pavement
US20190276993A1 (en) Trenching Assembly
US9039098B2 (en) Skid steer slab cutting attachment
KR101630346B1 (ko) 맨홀 보수공법
US7273048B1 (en) Apparatus for cleaning cracks in a paved surface in preparation of surface repair
JP2005083005A (ja) 舗装路面切断装置
KR100638858B1 (ko) 콘크리트 포장 도로용 커팅기
JP2528787B2 (ja) 路面の切断方法および路面切断装置
JP2005119620A (ja) クローラー走行型建設作業車
JP3126241U (ja) 舗装路面切断装置
JP3249856B2 (ja) 廃水回収装置付き切断機
US6651753B2 (en) Earth leveling excavator
JP3653236B2 (ja) 舗装面の切削装置
JP3425591B2 (ja) 円形切断装置
CN211915665U (zh) 可伸缩轮式切管装置
JP2006077429A (ja) 車載型舗装路面切断装置
JP2007023755A (ja) 舗装路面切削機
JP3653237B2 (ja) 舗装面の切削工法
JP2022164426A (ja) 舗装路面の研削装置、および舗装路面の補修方法
JP2516045B2 (ja) 路面アイスカッタ―

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071016