JP3652749B2 - コンテナー多段積用スプレッダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテナーヤード等においてコンテナーの荷役に使用するスプレッダーに関し、特に、コンテナーを多段積みするのに適したコンテナー多段積用スプレッダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンテナーヤード等で使用するコンテナー多段積用スプレッダー01として、従来、図20斜視図に示すものがある。なお、図20では、斜め左上方向をクレーンの前方、斜め右下方向をクレーンの後方、斜め左下方向をクレーンの左側、斜め右上方向をクレーンの右側としてスプレッダー01の左半部を斜視図で示している。スプレッダー01は、図示されないクレーンから繰り出される巻上索4により4点吊りしたスプレッダー本体部2と、クレーン上から接続された電源及び制御ケーブルを介しスプレッダー本体部2内の駆動機構で長手方向に対称に伸縮されるスプレッダー伸縮部3からなり、5はスプレッダー01の両端を形成するエンドビームである。エンドビーム5の両端コラム部内には周知のツイストロックピンが設けられており、このツイストロックピンをコンテナー6の上隅金具に上から着脱結合してコンテナー6を吊り又は放す。06はスプレッダー伸縮部3上に送り機構07を介し両端エンドビーム5の端面沿いに上下昇降移動するよう設けた各1条の履帯式チエーン、08は同履帯式チエーン06の端部に中間部を支持して昇降されるフリッパービーム、09は同フリッパービーム08内に対称に配置した駆動手段010に接続されてフリッパービーム08の長手方向011へ伸縮移動する可動ビーム、012は同可動ビーム09の端に固着して設けたコーナーフリッパー、013はコーナーフリッパー012の鉛直側面部に固定して設けたロックピンである。
【0003】
このようなスプレッダー01は、クレーンの休止中は履帯式チエーン06を引込んでフリッパービーム08を上昇位置に保持し、駆動手段010の伸縮動作でコーナーフリッパー012のロックピン013をエンドビーム5の下側開口5aに挿入結合して保持し、荷役を開始するときには、この状態で直ちにコーナーフリッパー012をコンテナー6への位置合わせガイドとして使用できる。ツイストロックピン受金具よりも張出した幅,長さの特殊コンテナー6を吊る場合には、前記フリッパービーム08を更に若干上昇させ、コーナーフリッパー012のロックピン013をエンドビーム5の上側開口5bに挿入結合して保持し、この時にはコーナーフリッパー012はガイドとして使用されない。また、スプレッダー01でコンテナー6を吊り、搬送し、他のコンテナー6′上に多段積みする際には、コンテナー6をスプレッダー01に結合した後、コーナーフリッパー012をスプレッダー01の下側開口5aから離し、送り機構07で履帯式チエーン06を送り出してフリッパービーム08を下降させ、コーナーフリッパー012のロックピン013をコンテナー6の下隅金具高さに合わせ、駆動手段010の縮め動作で、ロックピン013をコンテナー6の下隅金具の側面開口に挿入結合する。この状態ではコーナーフリッパー012は下の段のコンテナー6′との位置合わせガイドとして働くのでそれを利用して上コンテナー6を下コンテナー6′上に着床させる。次いで、ツイストロックを放し、かつフリッパーロックピン013をコンテナー下隅金具から外し、フリッパービーム08及びコーナーフリッパー012をスプレッダー01の下側開口5a位置へ移し固定する。そして、再び他のコンテナーの荷役に掛かる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、上述した従来装置では、フリッパービーム08の中間部を単一の履帯式チエーン06の端部に支持させて上下移動させるため、フリッパービーム08がコンテナー6壁面との片当たり接触や、接触による摩擦等により、円滑に上下移動せず、またフリッパービーム08に矢印014で示すような履帯式チエーン支持点を中心とする前後部の上下の傾き、矢印015で示すようなフリッパービーム軸線中心で左右に回転する傾きが発生することがあるので、一対のコーナーフリッパー012のロックピン013がコンテナー6の下隅金具又はエンドビーム5の上下の開口5a,5bと整合し難く、ロックピン013の結合が自動操作できなくなる不具合がある。
本発明は、このような従来装置の問題に対し、スプレッダーのエンドビーム端面沿いに昇降するフリッパービームの上下移動時の水平を保持すること、傾きを防止すること、またフリッパービームのコンテナーからの離れ移動を防止すること、更にコンテナー壁面との接触や摩擦によるフリッパービームの上下移動の阻害を解消することを目的として提案された。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明においては、スプレッダーのエンドビーム端面沿いに昇降移動可能にフリッパービームを設け、このフリッパービームの両端部に一対のコーナーフリッパーを設けるとともに、前記フリッパービーム及び一対のコーナーフリッパーを一体型に形成し、前記エンドビーム上に設けた同期駆動の対の双胴ドラムから繰り出される左右各2本のワイヤをエンドビーム両側縁沿いに垂直方向へ導き、この左右各2本のワイヤ端を前記フリッパービーム及びコーナーフリッパー端部の断面重心を跨ぐ2点にそれぞれ繋着して前記フリッパービーム及び一対のコーナーフリッパーを水平に支持させ、前記コーナーフリッパーの鉛直側面部にスプレッダー又はコンテナーの下隅金具の側面開口と挿脱可能なフリッパーロックピン着脱手段を設けた。
更に、本発明においては、前記スプレッダー上に、前記フリッパービーム及びコーナーフリッパーがコンテナー端から離れる方向のスイングを抑制するスイング抑制手段を設けた。そのスイング抑制手段、前記フリッパービーム及びコーナーフリッパーに従動し、かつコンテナー端から離れる方向への傾きが許容されるように設ける。そして、スプレッダー上には、前記スイング抑制手段の傾き量を調節する手段を設けた。
【0006】
【作用】
このような構成によれば、エンドビーム上に設けた同期駆動の対の双胴ドラムから繰り出される左右各2本のワイヤをエンドビーム両側縁沿いに垂直方向へ導き、この左右各2本のワイヤ端を、一体型に形成したフリッパービーム及びコーナーフリッパー端部の断面重心を跨ぐ2点にそれぞれ繋着してそれらフリッパービーム及びコーナーフリッパーを水平に支持させるようにしているので、双胴ドラムを駆動すると、左右各2本のワイヤが等量ずつ巻上げ又は巻出されて、フリッパービーム及びコーナーフリッパーが水平を保ちながら上下移動する。この時、一体構造のフリッパービーム及びコーナーフリッパーの重心 位置は4本のワイヤ端の繋着点の内側にあるから、上下移動中におけるフリッパービーム及びコーナーフリッパーの前後左右の傾きは生じなくなり、水平が保持される。
また、スプレッダー上に、フリッパービーム及びコーナーフリッパーがコンテナー端から離れる方向のスイングを抑制するスイング抑制手段と、そのスイング抑制手段の傾き量を調節する手段とを設けたので、上下移動中のスイング動作によりフリッパービーム及びコーナーフリッパーがコンテナー端から離れてコーナーフリッパーとロックピン結合開口との位置合わせ整合が難しくなることが防止されるとともに、上下移動させる時にはフリッパービーム及びコーナーフリッパーがコンテナー端から離れるようにスイング抑制手段を傾けることにより、コンテナー壁面の凹凸等によるフリッパービーム及びコーナーフリッパーの昇降移動の阻害を回避することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
基本形態)
図1〜図6に、スイング抑制手段を省いた本発明の基本形態を示す。図1はスプレッダー1の左半部の斜視図、図2は図1の矢視II〜IIの端面図、図3は図2のIII〜III矢視の側面図、図4は図2のIV〜IV矢視の平面図、図5は図4の他の構成例の平面図、図6は図3のVI〜VI矢視の拡大断面図である。従来と同一要素は図20と同一の符号で示すことにより重複する説明を省略し、構成を説明すると、図1〜図4において、7は一体型のフリッパービーム、8はフリッパービーム7の両端に一体に固定して設けた対のコーナーフリッパー、9はコーナーフリッパー8の鉛直側面部に取付けたフリッパーロックピン着脱手段、10は平行に隣接してエンドビーム5上に配置した対の双胴ドラム、11は前記対の双胴ドラム10に取付けた相互に噛合する同期ギヤ、12は一方の双胴ドラム10に設けた駆動モーター、13はエンドビーム5の両端コラム部上の支持台15上に設けた前後各一対のガイドシーブである。また、14は前記対の双胴ドラム10に端部を巻付けエンドビーム5両端の各ガイドシーブ13を経て垂直下方へ導き端部をフリッパービーム7及びコーナーフリッパー8端部の断面重心を跨ぐ2点位置にそれぞれ繋着することにより、フリッパービーム7及びコーナーフリッパー8を支持した前後各一対の昇降ワイヤである。
【0008】
図2〜図4では、コーナーフリッパー8は、図1の例と異なった形状のものを使用した場合を示している。図2〜図3及び図6におけるコーナーフリッパー8は、下部にテーパーガイド面8aを形成した楔型形状になり、内部にコンテナー6の下隅金具6a(図6参照)の側部開口に対してフリッパーロックピンを挿させる前記フリッパーロックピン着脱手段9を設けている。また、前後各一対の昇降ワイヤ14の端部は、図3で示すようにフリッパービーム7の外縁部とコーナーフリッパー8の内縁部に、フリッパービーム7及びコーナーフリッパー8全体の重心を跨いで繋着され、この繋着点を通る垂直線上に昇降ワイヤ14を案内するよう、エンドビーム5上の支持台15上に前記ガイドシーブ13が設けられ、双胴ドラム10から延びる昇降ワイヤ14を案内している。図3中、5b,5aは上記エンドビーム5のコラム部前後面に設けたフリッパーロックピン結合用の上下の開口、16は上記エンドビーム5のコラム部に設けられたツイストロックである。図5は、図4と異なったガイドシーブ13配置の例であり、双胴ドラム10から出る昇降ワイヤ14を水平ガイドシーブ13aを経て垂直ガイドシーブ13bに案内し、双胴ドラム10のワイヤ進入角を減少させた場合を示す。
【0009】
このような構成の作用,効果を説明すると、駆動モーター12の正逆の駆動で同期ギヤ11を介し対の双胴ドラム10が巻上げ又は巻出し方向に同期駆動され、対の双胴ドラム10上の昇降ワイヤ14が等量ずつ巻上げ又は巻出される。それによってフリッパービーム7及びコーナーフリッパー8が、水平を保ちながら上下に昇降移動する。この時、一体構造のフリッパービーム7及びコーナーフリッパー8の重心位置は4本の昇降ワイヤ14端の繋着点の内側にあるから、上下移動中にフリッパービーム7及びコーナーフリッパー8の前後,左右の傾きは生じなくなり水平が保持され、それにより、フリッパービーム7及びコーナーフリッパー8とコンテナー6端面の鋭角的な接触と摩擦もなくなり、上下移動中の摩擦による阻害が解消し、フリッパービーム7の振れスイングも減少し、移動がスムーズになる。コーナーフリッパー8は、クレーンの休止時及びクレーンの運転中の空荷時はスプレッダー1の下側開口5aにロックピンを結合して保持し、コンテナー荷役を行うときには、この状態で直ちにコーナーフリッパー8をコンテナー6への位置合わせガイドとして使用できる。
【0010】
また、多段積み荷役時には、吊下げたコンテナー6の下隅金具6a高さへ、コーナーフリッパー8下降される。そして、その位置において、フリッパーロックピン着脱手段9の操作により下隅金具6aの側面開口へロックピンが自動着脱される。コーナーフリッパー8がスプレッダー1の下側開口5aにロックピン結合された状態でコンテナー6上に下降されるときには、コーナーフリッパー8のテーパーガイド面8aがコンテナー6の上隅と接触係合しスプレッダー1をコンテナー6上に整合案内し、また、コーナーフリッパー8がスプレッダー1に吊下げたコンテナー6の下隅金具6aの側面開口にロックピン結合された状態で他のコンテナー6′上へ下降されたときには、コーナーフリッパー8のテーパーガイド面8aが下段のコンテナー6′の上隅と接触係合し下段コンテナー6′上に吊下げたコンテナー6を整合案内し、コンテナー6の多段積みを行うことができる。なお、スプレッダー1の上側開口5bは、ツイストロックピン受金位置から張出した幅,長さの特殊コンテナーを吊る場合にコーナーフリッパー8をピン結合し、この場合にはコーナーフリッパー8はガイドとして使用しない。前記のごとく、フリッパービーム7及びコーナーフリッパー8が昇降ワイヤ14により4点吊り状態で昇降移動し、移動時の前後左右の傾きが解消されることにより、各高さ位置で、上側開口5b,下側開口5a,コンテナー6の下隅金具6aに対し、コーナーフリッパー8が整合し易くなり、円滑なフリッパーロックピンの自動着脱ができるようになる。
【0011】
スイング抑制手段の第一形態)
本発明では、図3で示す基本形態装置において、フリッパービーム7のコンテナー6から離れる方向への振れスイングを防止するために、更にスイング抑制手段が設けられる。図7,図8にそのスイング抑制手段の第一形態を示す。図7は図3に対応するスプレッダー1のエンドビーム5付近の側面図である。このスイング抑制手段の第一形態の構成を説明すると、これはロッド式スイング抑制手段17を備えた構成であり、このロッド式スイング抑制手段17は、エンドビーム5上の支持台15側部に垂直縦方向に固定して取付けた短い円筒ガイド18と、同円筒ガイド18内に上下に摺動自由に係合し上端部の抜止め用フランジ19aで同円筒ガイド18上に保持される第2円筒ガイド19と、同第2円筒ガイド19内に上下に摺動自由に係合する伸縮ロッド20からなり、同伸縮ロッド20の下端にはアイプレート21が設けられ、コーナーフリッパー8から水平に突出するブラケット22に軸23で接続している。図8は上記ロッド式スイング抑制手段17の部分拡大断面図である。19bは第2円筒ガイド19の下端寄りの外周に設けた抜止め用リングフランジ、19cは同様に第2円筒ガイド19の下端寄りの内周に設けた抜止め用リングフランジ、20aは伸縮ロッド20上端の抜止め用フランジ、24は同円筒ガイド18及び第2円筒ガイド19の内面に固着した辷り部材である。
【0012】
このような構成の作用,効果を説明すると、ロッド型スイング抑制手段17の第2円筒ガイド19と伸縮ロッド20は、双胴ドラム10の駆動によるフリッパービーム7及びコーナーフリッパー8の下降又は上昇に追従して自由に伸縮する。例えば伸縮ロッド20先端の軸23を水平方向の長孔を介して接続した場合には、この軸23接続部の許す範囲でフリッパービーム7及びコーナーフリッパー8の水平振れスイングを許しかつ抑制しつつ、上下移動させることができる。このため、コンテナー6の壁面に多少の凸凹があっても、フリッパービーム7及びコーナーフリッパー8は円滑に昇降させられるようになる。
【0013】
スイング抑制手段の第二形態)
図9〜図12はスイング抑制手段の第二形態である。この形態の構成を説明すると、図7のロッド式スイング抑制手段17に代えて、リンク式スイング抑制手段25を使用しており、図9において、リンク式スイング抑制手段25は、エンドビーム5上の支持台15側部に固定したブラケット26に片持ち支持した水平なガイドレール27と、同ガイドレール27上に長さ方向へ移動自由に係合するサドル28と、前記固定ブラケット26上の定点を固定支点及び前記サドル28上を移動支点とし複数のリンク片29を軸30によりパンタグラフ状に接続しかつ下向きに折畳み伸縮可能にしたリンク機構31とで構成され、リンク機構31のリンク片先端をコーナーフリッパー8のブラケット22に軸32で接続している。
【0014】
図10,図11,図12は、それぞれ図9のX〜X,XI〜XI,XII〜XII矢視の詳細を示す。図10において、サドル28は上下に配設した少なくとも3個のローラー33をガイドレール27の上面及び下面に接触して移動自由にガイドレール27上に乗り、このサドル28の下部片側にパイプ状のリンク片29の端のアイプレート29a部を軸30で回動自由に接続している。固定ブラケット26上の他のリンク片29の固定支点は、上記サドル28上の支点と同一高さで同様に他のリンク片29の上端を接続する。図11はリンク片29の中間接続部の状態、図12は先端リンク片29の上下端の接続状態を示し、何れもパイプ状のリンク片29の接続個所を内外に整合するアイプレート29a部に形成して軸30及び32で回動自由に接続する。
【0015】
このような構成の作用,効果を説明すると、リンク式スイング抑制手段25のリンク機構31は、双胴ドラム10の駆動によるフリッパービーム7及びコーナーフリッパー8の下降又は上昇に自動的に追従し自由に上下に伸縮動作する。そして、例えばリンク機構31先端の軸32を水平方向の長孔を介して接続するか、あるいは軸30の各微小な間隙が許す範囲等で与えられた範囲で、フリッパービーム7及びコーナーフリッパー8の水平振れスイングを許しかつスイングを抑制しつつ、上下移動させることができる。従って、この場合も、図7,図8のロッド式スイング抑制手段17を採用した場合と同様に、コンテナー6の壁面に多少の凸凹があっても、フリッパービーム7及びコーナーフリッパー8を円滑に昇降させられるようになる。
【0016】
本発明の実施形態)
本発明は、図3で示した基本形態装置に図7又は図9で示したようなスイング抑制手段を加え、更にそのスイング抑制手段の傾き量を調節できるようにしたものである。図13〜図16は本発明の第実施形態である。この実施形態の構成を説明すると、これは図7で示したロッド式スイング抑制手段17の傾き量、すなわちスイング許容量を調節して操作できるようにしたものであり、図13において、15aはエンドビーム5上の支持台15のエンドビーム5の端側を低高さに形成した他の取付台、34は同取付台15a上にシリンダー部を水平軸で支持しスプレッダー長手方向の内側へ向けて設けたスイング調節用シリンダーである。ロッド式スイング抑制手段17の円筒ガイド18は下部を図14に示す要領のブラケット35及び36を介し支持台15側部に軸37により支持し、かつ上部側を図15に示す要領のブラケット38を介し前記スイング調節用シリンダー34のロッド端34aのアイプレート34bに軸39で支持している。図14及び図15において、円筒ガイド18の下部及び上部のブラケット35と38は、ガイドシーブ13を経て垂直に案内される昇降ワイヤ14を避ける形状とし、昇降ワイヤ14の側方位置で軸37と39で支持する。なお、この場合は伸縮ロッド20の先端のアイプレート21とコーナーフリッパー8側ブラケット22との軸23接続は通常の軸連結とするのが望ましい。
【0017】
このような構成の作用,効果を説明すると、図16(a)〜(d)はフリッパービーム7を昇降する動作順に示した説明図であり、(a)図は、コーナーフリッパー8をスプレッダー1の上側開口5bにロックピンを挿入して図13の8b位置にセットし、円筒ガイド18を垂直に保持した状態である。スイング調節用シリンダー34は縮んだ状態にありかつ伸縮ロッド20はコーナーフリッパー8とともに最も高い位置に移動している。(b)図は、フリッパービーム7を移動させるため、(a)図の状態からフリッパーロッピンを抜き、スイング調節用シリンダー34を一定量例えば数cm伸ばし駆動し、円筒ガイド18を傾けた状態である。円筒ガイド18は支持台15側の支持軸37を中心に上部側が時計廻りに僅かに回動傾斜し、その傾動でコーナーフリッパー8が僅かにエンドビーム5から離れるように押し出される。この状態下で双胴ドラム10を巻き出し駆動すると、フリッパービーム7は傾いた姿勢のまま伸縮ロッド20が伸び追従してエンドビーム5の端面から僅かに離れ、接触摩擦や邪魔なしに下方へ移動できる。下側開口5a高さで移動を止め、スイング調節用シリンダー34を縮めて(a)図のように円筒ガイド18を垂直に戻すと、ロックピン着脱手段が丁度下側開口5aに整合し、容易にロックピンを挿入できる。この高さ位置でロックピンを挿入するとコーナーフリッパー8は図13の8位置にセットした状態になり、スプレッダー1をコンテナー6に上から近寄せる時のガイド作用を生じる。
【0018】
(c)図は、同様に図13の8位置で、ロックピンを外し、スイング調節用シリンダー34を一定量伸ばし駆動し、円筒ガイド18を(b)図のように傾けたのち、双胴ドラム10を巻き出し駆動し、コーナーフリッパー8をコンテナー6の下隅金具6a高さまで下降移動した状態である。円筒ガイド18が傾いた状態で伸縮ロッド20が伸び追従するため、フリッパービーム7及びコーナーフリッパー8は僅かにコンテナー6から離れながら下降し、コンテナー壁面の凸凹の影響を受けることなくスムーズに上下に移動できる。(d)図では、(c)図のコンテナー6の下隅金具6a高さ位置でスイング調節用シリンダー34を縮め駆動し、円筒ガイド18を垂直に戻すと、フリッパーロックピン着脱手段9が丁度コンテナー6の下隅金具6aの側部開口に整合し、容易にロックピンを挿入できる。(d)図の状態から、コーナーフリッパー8を上部へ移し変える操作は、上記を逆に行う。
【0019】
(第実施形態)
また、図17及び図18は本発明の第実施形態である。この実施形態の構成を説明すると、これは図9で示したリンク式スイング抑制手段25の傾き量、すなわちスイング許容量を調節して操作できるようにしたものであり、図17において、エンドビーム5上の支持台15のビーム端側には、図13の第実施形態と同様に低高さの取付台15aを設け、この取付台15a上にスイング調節用シリンダー34を設ける。また、図9のリンク式スイング抑制手段25における固定ブラケット26に代えて、水平のガイドレール27の基端と一体にした可動ブラケット40の下端を支持台15側部のブラケット41に軸42で回動可能に支持させ、可動ブラケット40の上部側を図18に示すように昇降ワイヤ14を迂回するC形ブラケット43と軸44を介して、前記スイング調節用シリンダー34のロッド端34aと接続する。図18中、45は可動ブラケット40上の軸44とC形ブラケット43の結合部に介装したスプリングである。
【0020】
このような構成の作用,効果を説明すると、図17において、上部側に実線で示す図は、スイング調節用シリンダー34を縮め、ガイドレール27を水平に保持し、コーナーフリッパー8をエンドビーム5の上側開口5bにロックピンで結合した状態にある。この状態から、ロックピンを外し、スイング調節用シリンダー34を一定量伸ばし駆動すると、ガイドレール27は鎖線27′のように傾き、リンク機構31も鎖線31′のように傾き、その結果コーナーフリッパー8が鎖線8′のようにエンドビーム5から僅かに離れる。図17の下部の鎖線図は上部側鎖線図の状態から双胴ドラム10を巻き出し駆動し、コンテナー6の下隅金具6a高さ位置へフリッパービーム7′及びコーナーフリッパー8′を下降移動した状態である。この位置でスイング調節用シリンダー34を戻し駆動しガイドレール27を水平に戻すと、フリッパービーム7′及びコーナーフリッパー8′は実線図で示す位置へ戻り、フリッパーロックピン着脱手段9が丁度下隅金具6aの側部開口と整合し容易にロックピンを挿入できるようになる。途中、エンドビーム5の下側開口5a高さで同様にスイング調節用シリンダー34を戻し駆動しロックピンを挿入セットするとコーナーフリッパー8がコンテナー6用のガイド作用をする。コーナーフリッパー8の昇降移動とロック位置への位置合わせに際して生じる作用効果は前記第一実施形態と同様である。
【0021】
次に、図19は、上記図13及び図17の実施形態を使用して行うコンテナー荷役運転の要領のフロー図である。運転休止時には、コーナーフリッパー8はエンドビーム5の下側開口5aにロックピン結合して格納状態にある。また、コーナーフリッパー8をガイドとして使用しない場合は、コーナーフリッパー8はエンドビーム5の上側開口5bにロックピン結合した状態にある。運転開始後、コーナーフリッパー8が上側開口5b位置にある場合は、最初に上記コーナーフリッパー8をエンドビーム5の下側開口5a位置に移しロックピン結合する。スプレッダー1を指定のコンテナー6上に移動降下し、コーナーフリッパー8のガイド作用でコンテナー6上に着床し、ツイストロック16の閉じ操作でコンテナー6をスプレッダー1に結合する。指定の降ろし場所へコンテナー6を巻き上げ搬送し、この間にコンテナー6降ろし場所が多段積みか否かを判断し、多段積みでない場合は、そのままコンテナー降ろし場所でコンテナー6を下降着床させ、ツイストロック16の放でコンテナー6を放し、次のコンテナー荷役位置へスプレッダー1を移動し、コンテナー荷役を繰り返す。
【0022】
他方、指定の降ろし場所が多段積みの場合は、搬送移動開始とともにコーナーフリッパー8をコンテナー6の下隅金具6a高さ位置に移し替える。この移し替え操作は、図16で述べた手順で自動操作により行うことができる。指定の多段積み降ろし場所では、指定の他のコンテナー6′上に下降接近するとコンテナー6の下隅金具6aにロックされたコーナーフリッパー8によるガイド作用で、上下のコンテナー6及び6′が自動整合して着床でき、ツイストロック16の放操作でコンテナー6を放し、スプレッダー1を巻き上げ、次のコンテナー荷役場所へ移動して再びコンテナー荷役を繰り返す。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、スプレッダーのエンドビーム端面沿いに昇降移動可能にフリッパービームを設け、このフリッパービームの両端部に一対のコーナーフリッパーを設けるとともに、前記フリッパービーム及び一対のコーナーフリッパーを一体型に形成し、前記エンドビーム上に設けた同期駆動の対の双胴ドラムから繰り出される左右各2本のワイヤをエンドビーム両側縁沿いに垂直方向へ導き、この左右各2本のワイヤ端を前記フリッパービーム及びコーナーフリッパー端部の断面重心を跨ぐ2点にそれぞれ繋着して前記フリッパービーム及び一対のコーナーフリッパーを水平に支持させ、前記コーナーフリッパーの鉛直側面部にスプレッダー又はコンテナーの下隅金具の側面開口と挿脱可能なフリッパーロックピン着脱手段を設けたので、上下移し換え時におけるフリッパービームとコーナーフリッパーの振れ動き防止され、水平たれて、コーナーフリッパーとピン止め用開口又はコンテナー下隅金具との位置合わせ整合と、ロックピン着脱とを、確実容易に行えるようになった。
【0024】
また、前記スプレッダー上に、前記フリッパービーム及びコーナーフリッパーがコンテナー端から離れる方向のスイングを抑制する手段を設けたので、前記コーナーフリッパーのスイング動作による逃げを抑制し、コーナーフリッパーとロックピン結合開口との位置合わせ整合を、より確実にする効果を得た。更に、前記スイング抑制手段を、前記フリッパービーム及びコーナーフリッパーに従動してコンテナー端から離れる方向への傾きを許容するよう設けるとともに、スプレッダー上に前記スイング抑制手段の傾き量を調節する手段を設けたので、コンテナー壁面の凸凹に伴うコーナーフリッパーの昇降移動の阻害を回避し、より円滑にフリッパービーム及びコーナーフリッパーを上下位置に移動させ、より正確な自動荷役運転を実行できるようにした効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本形態にかかる多段積みスプレッダーの左半部を示す斜視図である。
【図2】 図1のII〜II矢視の端面図である。
【図3】 図2のIII〜III矢視の側面図である。
【図4】 図2のIV〜IV矢視の平面図である。
【図5】 図4に対応する他の構成例の平面図である。
【図6】 図3のVI〜VI矢視の拡大断面図である。
【図7】 本発明において設けられるスイング抑制手段の第一形態にかかる装置の図3対応の側面図である。
【図8】 図7の部分拡大断面図である。
【図9】 本発明において設けられるスイング抑制手段の第二形態にかかる装置の図3対応の側面図である。
【図10】 図9のX〜X矢視の拡大断面図である。
【図11】 図9のXI〜XI矢視の拡大断面図である。
【図12】 図9のXII〜XII矢視の拡大断面図である。
【図13】 本発明の第実施形態にかかる装置の図3対応の側面図である。
【図14】 図13のXIV〜XIV矢視の拡大平面図である。
【図15】 図13のXV〜XV矢視の拡大平面図である。
【図16】 図13装置の操作順を示す側面説明図である。
【図17】 本発明の第実施形態にかかる装置の図3対応の側面図である。
【図18】 図17のXVIII〜XVIII矢視の拡大平面図である。
【図19】 図13及び図17装置の荷役運転の要領のフロー図である。
【図20】 従来のコンテナー多段積用スプレッダーの斜視図である。
【符号の説明】
1 スプレッダー
2 スプレッダー本体部
3 スプレッダー伸縮部
4 巻上索
5 エンドビーム
5a 下側開口
5b 上側開口
6,6′ コンテナー
6a 下隅金具
7 フリッパービーム
8 コーナーフリッパー
8a テーパーガイド面
9 フリッパーロックピン着脱手段
10 双胴ドラム
11 同期ギヤ
12 駆動モーター
13 ガイドシーブ
13a 水平ガイドシーブ
13b 垂直ガイドシーブ
14 昇降ワイヤ
15 支持台
15a 取付台
16 ツイストロック
17 ロッド式スイング抑制手段
18 円筒ガイド
19 第2円筒ガイド
19a,20a 抜止め用フランジ
19,19c 抜止め用リングフランジ
20 伸縮ロッド
21 アイプレート
22, 35, 36, 38, 41 ブラケット
23, 30, 32, 37, 39, 42, 44 軸
24 辷り部材
25 リンク式スイング抑制手段
26 固定ブラケット
27 ガイドレール
28 サドル
29 リンク片
31 リンク機構
33 ローラー
34 スイング調節用シリンダー
34a ロッド端
34b ロッド端アイプレート
40 可動ブラケット
43 C形ブラケット
45 スプリング

Claims (1)

  1. スプレッダーのエンドビーム端面沿いに昇降移動可能にフリッパービームを設け、このフリッパービームの両端部に一対のコーナーフリッパーを設けるとともに、前記フリッパービーム及び一対のコーナーフリッパーを一体型に形成し、前記エンドビーム上に設けた同期駆動の対の双胴ドラムから繰り出される左右各2本のワイヤをエンドビーム両側縁沿いに垂直方向へ導き、この左右各2本のワイヤ端を前記フリッパービーム及びコーナーフリッパー端部の断面重心を跨ぐ2点にそれぞれ繋着して前記フリッパービーム及び一対のコーナーフリッパーを水平に支持させ、前記コーナーフリッパーの鉛直側面部にスプレッダー又はコンテナーの下隅金具の側面開口と挿脱可能なフリッパーロックピン着脱手段を設け、前記スプレッダー上に、前記フリッパービーム及びコーナーフリッパーがコンテナー端から離れる方向のスイングを抑制するスイング抑制手段を、前記フリッパービーム及びコーナーフリッパーに従動しコンテナー端から離れる方向への傾きを許容するよう設けるとともに、前記スプレッダー上に前記スイング抑制手段の傾き量を調節する手段を設けたことを特徴とするコンテナー多段積用スプレッダー。
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