JP3652392B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は半導体装置の製造方法に係り、より具体的にはポリシリコン上に高融点金属シリサイド(Refractory Metal Silicide)を積層して形成されたポリサイド(Policide) の乾式食刻時に発生する副産物の除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の集積度が増加するにつれ、低抵抗配線の重要性が増大しており、最近ではポリシリコンを代替する配線構造としてポリシリコン上に高融点金属シリサイドを形成させた構造であるポリサイド構造が低抵抗配線素材としてビットラインやゲートなどに広く使用されている。半導体製造工程において、通常このようなポリサイドの構造のパタニングはプラズマ食刻やRIE(Reactive Ion Etching) 方法などの乾式食刻方法により遂行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この乾式食刻工程の遂行過程で多数の食刻副産物が発生し、この食刻副産物が除去されない状態で後続する工程が行われると後続する配線とのショート(short)が発生するなどの多数の問題が生じる。
以下、ポリサイド構造を乾式食刻する過程で発生する副産物による問題点を説明するために、ポリサイド構造が広く採用されているゲートの形成工程を説明する。
【0004】
図1A〜Eは従来のWSi2/ポリシリコン構造のゲートの形成方法を示す断面図である。
図1Aに示すように、半導体基板10上にゲート酸化膜11、ポリシリコン層12、WSi2層13およびHTO(High Temperature Oxide) 層14を順に形成する。
【0005】
次に、図1Bに示すように、HTO層14上にフォトレジストを塗布しパタニングしてフォトレジストパターン15を形成する。
次いで、図1Cに示すように、フォトレジストパターン15を食刻マスクとしてWSi2層13が露出されるまでHTO層14を食刻した後、フォトレジストパターン15をストリップして取り除くことによりHTOパターン14aを形成する。
【0006】
乾式食刻段階で得られた 続いて、図1Dに示すように、HTOパターン14aを食刻マスクとしてWSi2層13およびポリシリコン層12を乾式食刻することにより、WSi2層パターン13aおよびポリシリコン層パターン12aよりなるポリサイド構造のゲートを得る。
次に、図1Eに示すように、前記乾式食刻段階で得られた結果物上に通常の低圧化学気相蒸着(LPCVD)法によりHTOを蒸着した後、全面異方性食刻してHTOスペーサ17を形成する。
【0007】
このような従来の方法によるゲート形成方法によると、WSi2層13およびポリシリコン層12の乾式食刻工程過程において、図1Dに示すように、WSi2層パターン13aおよびポリシリコン層パターン12aよりなるポリサイド構造のゲートの側壁に食刻副産物16が吸着される。
図2A〜Cは前述した従来の方法によりゲートを形成する場合に食刻過程で生じる副産物により発生する問題点を説明するための図面である。
【0008】
図2Aは図1EにおけるHTOスペーサをトップビュー(Top View) で観察したSEM写真である。スペーサのプロファィルがふっくらと出るハンプ(Hump) 現象が発生していることが判る。
本発明者は、このようなハンプ現象の原因を糾明するために、Supreme 4 (Ver 5.1 System)プログラムを利用してWSi2層の側壁に副産物が存在するときのHTOスペーサのプロファィルをシミュレーション(Simulation) した。
【0009】
図2Bはそのシミュレーション結果を示した図面である。図2Bに示したように、WSi2層21の側壁に副産物22が存在するとHTOスペーサ23のプロファィルがふっくらとなるハンプ現象が発生することが確認できた。
図2Cは前記ハンプ現象により発生しうる後続する工程における問題点を示す図面である。ゲートの乾式食刻工程で形成された副産物がゲートの側壁に吸着されている状態でHTOスペーサ23を形成すると前述したようにスペーサ23のプロファィルがふっくらと出るハンプ現象が発生し、後続する工程であるパッドポリシリコン24形成工程前に行われるクリーニング工程を遂行すると前記副産物がエッチングされて副産物が吸着されていた部位にスリット(Slit) 25が形成される。この状態でパッドポリシリコン24が形成されると、ゲートとパッドポリシリコン24との間にショートが発生する。
【0010】
以上説明したように、ポリサイドの乾式食刻過程で発生する副産物を除去しないと、後続する工程の信頼度が低下して半導体装置の収率が低くなる。
このような乾式食刻工程で発生する副産物の除去問題は、ポリサイド構造の食刻に限らず、ポリシリコン層の食刻時や、AlやAlが含有された合金層からなる下部導電層上の絶縁層をオーバエッチング(Over-etching) する時にも副産物が発生する。これらの副産物も効率的に取り除くことが必要である。
【0011】
本発明の目的は、半導体装置の任意の構造において乾式食刻時に発生する副産物を効果的に取り除くための半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ポリサイドを乾式食刻する過程で発生する副産物を効果的に取り除く方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、WSi2層/ポリシリコン構造からなるポリサイドを乾式食刻する過程で発生する食刻副産物を効果的に取り除く方法を提供することにある。
【0012】
本発明のさらに他の目的はWSi2層/ポリシリコンの構造からなるポリサイドを乾式食刻する過程で発生する食刻副産物を効果的に取り除いて安定した構造を有するHTOスペーサを形成させうるゲート形成方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、任意の第1物質からなる第1物質層を乾式食刻する乾式食刻段階と、前記乾式食刻段階で発生する副産物を取り除くために前記副産物の沸点より高い温度で前記結果物を熱処理する熱処理段階とを含む半導体装置の製造方法を提供する。ここで、熱処理段階は急速熱処理(Rapid Thermal Processing) 方法や、高真空(High Vacuum) アニーリング(Annealing)方法により遂行される。
【0014】
本発明の他の目的を達成するために、本発明は、半導体基板上の任意の下部構造物上にポリシリコン層を形成する段階と、前記ポリシリコン層上に高融点金属シリサイド層を形成する段階と、前記ポリシリコン層および前記高融点金属シリサイド層を乾式食刻してポリシリコン層パターンおよび高融点金属シリサイド層パターンを形成する乾式食刻段階と、前記乾式食刻段階で発生する少なくとも一つの副産物を取り除くために前記乾式食刻段階で得られた結果物を熱処理する熱処理段階とを含む半導体装置の製造方法を提供する。
【0015】
本発明による半導体装置の製造方法の具体的な一例によれば、前記熱処理段階は前記乾式食刻段階で発生する前記副産物の沸点より高い温度で遂行されることをその特徴とする。
本発明による半導体装置の製造方法の他の具体的な一例によると、前記熱処理段階は非酸化雰囲気で、即ち酸素が含有されない雰囲気で、急速熱処理方法により、または高真空アニーリング方法により遂行される。
【0016】
本発明による半導体装置の製造方法のさらに他の具体的な一例によると、前記高融点金属シリサイド層は WSix 層、TiSix 層、MoSix 層、TaSix 層、あるいはCoSix 層よりなる一群から選択されたいずれか一つの層であることを特徴とする。
ポリサイドをパタニングするための食刻工程は、高融点金属シリサイドの食刻工程とポリシリコンの食刻工程が順次になされ、前記高融点金属シリサイドの食刻工程は一般的に弗素(F)と塩素(Cl)を含有するガス、例えば SF6および Cl2が含有されたガスを使用して乾式食刻し、前記ポリシリコンの食刻工程は弗素(F)と塩素(Cl)を含有するガス以外にも多様な種類のプラズマを使用して乾式食刻する。このとき形成されうる食刻副産物の種類はシリサイドの種類と食刻方法および食刻に使用されるガスの種類に従って予想が可能であり、このような副産物の融点や沸点等の特性は公知の資料から容易に調べることができる。ポリサイドの乾式食刻に限らず、いずれの物質層を乾式食刻するときにも食刻に使用されるガスの種類と食刻方式、食刻される物質層の種類等を考慮すれば、乾式食刻過程で形成されうる副産物の種類を予想してその特性を調べることができる。
【0017】
熱処理温度は、乾式食刻過程で発生が予想される副産物の種類と副産物の沸点により定められる。ここで、副産物の沸点より高い温度という概念は、単純に副産物中で最も高い沸点を有する副産物の沸点以上の温度を意味しない。この温度は個別的な工程の特性を考慮して決定されるべきである。例えば、予想される物質A、B、C、DおよびEを含む副産物で沸点の順序がA>B>C>D>Eであるとき、実際に最も高い沸点を有する副産物はAであるが、Aが形成される可能性が極めて少なかったり、あるいはAの沸点以上の温度で熱処理することが困難であったり、またはAの沸点以下の温度で熱処理をしても後続する工程において副産物による問題点が解消されうるということが実験的に立証される場合などには、BあるいはCの沸点を基準に熱処理温度を設定することができる。したがって、実質的には発生が予想される固体副産物の大多数の沸点より高い温度を熱処理温度として設定することが望ましい。この「大多数」の概念は一律的な百分率で示すことができないので、熱処理温度の判断には前記多数の要素が適切に考慮されるべきである。
【0018】
本発明のさらに他の目的を達成するために、本発明は半導体基板上の任意の下部構造物上にポリシリコン層を形成する段階と、前記ポリシリコン層上に WSi2 層を積層する段階と、前記 WSi2 層上にHTO層を形成する段階と、前記HTO層を写真食刻してHTOパターンを形成する段階と、前記HTOパターンを食刻マスクとして前記 WSi2 層および前記ポリシリコン層を乾式食刻して WSi2 層パターンおよびポリシリコン層パターンを形成する乾式食刻段階と、前記乾式食刻段階で発生する少なくとも一つの副産物を取り除くために前記乾式食刻段階で発生する前記副産物の沸点より高い温度で前記乾式食刻段階で得られた結果物を熱処理する熱処理段階とを含む半導体装置の製造方法を提供する。
【0019】
本発明による半導体装置の製造方法の具体的な一例によれば、前記乾式食刻段階は、 SF6、Cl2 およびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つが含有された食刻ガスを使用して前記 WSi2 層を食刻する段階と、Cl2 、HBr 、He-O2 が含有されたガスを使用して前記ポリシリコン層を食刻する段階とを含むことを特徴とする。
【0020】
本発明による半導体装置の製造方法の他の具体的な一例によると、前記熱処理段階は非酸化性雰囲気で、急速熱処理方法により遂行されたり、高真空アニーリング方法を使用して遂行される。より具体的には前記急速熱処理方法は500℃〜800℃の温度範囲でN2 、Ar およびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つの不活性ガス雰囲気で10秒〜30秒間熱処理して遂行され、前記高真空アニーリング方法は500℃〜700℃の温度範囲内でN2 、Ar およびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つの不活性ガス雰囲気で1分〜5分間熱処理して遂行される。
【0021】
本発明のさらに他の目的を達成するために、本発明は、半導体基板上にゲート酸化膜、ポリシリコン層、 WSi2 層および第1HTO層を順次に形成する段階と、前記第1HTO層を写真食刻して第1HTOパターンを形成する段階と、前記第1HTOパターンを食刻マスクとして前記ゲート酸化膜が露出されるまで前記 WSi2 層および前記ポリシリコン層を乾式食刻して WSi2 層パターンおよびポリシリコン層パターンを形成する乾式食刻段階と、前記乾式食刻段階で発生する副産物を取り除くために前記乾式食刻段階で発生する前記副産物の沸点より高い温度で前記乾式食刻段階で得られた結果物を熱処理する熱処理段階と、前記熱処理段階で得られた結果物の全面に第2HTO層を形成した後に前記第2HTO層を異方性食刻することにより前記第1HTOパターン、前記 WSi2 層パターンおよび前記ポリシリコン層パターンの側面にHTOスペーサを形成する段階とを含む半導体装置の製造方法を提供する。
【0022】
【作用】
半導体装置の任意の構造、特にポリサイドを乾式食刻する過程で発生する副産物を効果的に取り除くことができるので、後続する工程の信頼度を高めて半導体装置の収率を向上させることができ、 WSi2 層/ポリシリコンの構造よりなるポリサイドの乾式食刻時に発生する副産物を効果的に取り除いて良好なプロファィルのHTOスペーサを有するゲートを得ることができる。
【0023】
【実施例】
以下、添付した図面に基づき本発明を詳細に説明する。
WSi2 /ポリシリコン構造のゲートを乾式食刻する時に発生する食刻副産物を取り除く方法を例として本発明の概念をより明瞭に説明する。
図3A〜Eは本発明による半導体装置の製造方法の一実施例を示す製造工程図である。
【0024】
図3Aに示すように、半導体基板30上にゲート酸化膜31を形成した後、ゲート酸化膜31上にポリシリコン層32を1000Åの厚さで形成した。続いて、ポリシリコン層32上に WSi2 層33を1000Åの厚さで形成した後、 WSi2 層33上に通常の低圧化学気相蒸着法により第1HTO層34を1500Åの厚さで形成した。
【0025】
次に、図3Bに示すように、第1HTO層34上にフォトレジストを蒸着してフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、前記フォトレジスト膜をパタニングしてフォトレジストパターン35を形成した。
次いで、図3Cに示すように、フォトレジストパターン35を食刻マスクとして第1HTO層34を乾式食刻して第1HTOパターン34aを形成した後、フォトレジストパターン35を取り除いた。
【0026】
続いて、図3Dに示すように、第1HTOパターン34aを食刻マスクとして WSi2 層33およびポリシリコン層32を順次に乾式食刻してポリシリコン層パターン32aおよび WSi2 層パターン33aからなるポリサイド構造のゲートを形成した。この際、 WSi2 層33は SF6、 Cl2およびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つが含有されたガスを使用して食刻し、ポリシリコン層32は Cl2、HBr 、He-O2 およびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つが含有されたガスを使用して食刻した。
【0027】
次いで、 WSi2 層33およびポリシリコン層32の乾式食刻過程で発生した副産物を取り除くために、発生が予想される副産物の沸点より高い温度で前記乾式食刻過程で得られた結果物を熱処理した。
前述した方法により WSi2 /ポリシリコン構造のゲートを形成するために WSi2 層33とポリシリコン層32を食刻したとき、形成されうる副産物を表1に示す。
【0028】
【表1】
Figure 0003652392
表1に示すように、予想される副産物のうち最も高い沸点を有する物は WH2O4であるが、それ以外に WClx 、 WBrx 、WOBrx 、WOCl4 等の固体で形成される大部分の副産物の沸点は350℃以下である。したがって、前記熱処理は350℃以上の温度で遂行することが適切であるということが判る。
【0029】
本実施例においては、前記熱処理は非酸化性雰囲気で、すなわち酸素が含有されない(Oxyzen free)雰囲気で、急速熱処理方法、あるいは高真空アニーリング方法を使用して遂行した。具体的には、急速熱処理方法による場合には500℃〜800℃の温度範囲でN2 、Arおよびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つの不活性ガス雰囲気で10秒〜30秒間熱処理し、高真空(≒10-8Torr) アニーリング方法を使用した場合には、500℃〜700℃の温度範囲でN2 、Arおよびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つの不活性ガス雰囲気で1分〜5分間熱処理した。
【0030】
前記食刻副産物除去のための熱処理を行った後に、図3Eに示すように、低圧化学気相蒸着法により SiH4 および N2Oガスを利用して前記熱処理で得られた結果物の全面に第2HTO層(図示せず)を形成し前記第2HTO層を異方性食刻することにより、第1HTOパターン34a、ポリシリコン層パターン32aおよび WSi2 層パターン33aの側面にHTOスペーサ36を形成した。
【0031】
図4は、本実施例により得られたHTOスペーサをトップビューで観察したSEM写真である。乾式食刻工程で発生した副産物を熱処理により完全除去することにより、ハンプ現象を示さない良好なHTOスペーサのプロファィルが得られた。
図5は、ゲートの形成工程において、本発明のように熱処理を遂行した場合と従来のように熱処理を遂行しない場合とでゲートとパッドポリシリコン間の漏洩電流(Leakage Current)を比較したグラフである。図5で、横軸は漏洩電流を示し、縦軸は累積分布を示す。本発明の方法により、急速熱処理方法(図5で□と図示)または高真空アニーリング方法(図5で△と図示)を利用して熱処理を遂行した場合には、従来の方法による場合(図5で○と図示)に比して漏洩電流がはるかに少ないことが判る。
【0032】
以上、本発明を実施例をあげて説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の範囲内で多様な変形が可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明の半導体装置の製造方法によれば、半導体装置の任意の構造、特にポリサイドの乾式食刻過程で発生する副産物を効果的に取り除くことができるので、後続する工程の信頼性を向上させて製造される半導体装置の収率を高めることができ、また WSi2/ポリシリコン構造を有するゲート形成工程で、食刻過程で発生する副産物を完全に取り除いて良好なプロファィルを有するHTOスペーサを形成することにより、ゲートと後続する工程で形成されるパッドポリシリコン間の漏洩電流を最小化させうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の WSi2/ポリシリコン構造のゲートの形成方法を示す断面図である。
【図2】従来の方法によりゲートを形成するとき食刻過程で発生する副産物により発生する問題点を示す説明図であり、Aは図1に示す従来の方法で得られたHTOスペーサをトップビューで観察したSEM写真、Bは副産物により生じたハンプ現象を示す断面図、Cはハンプ現象により発生しうる後続する工程における問題点を示す断面図である。
【図3】本発明による半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図4】本発明による実施例により得られたHTOスペーサをトップビューで観察したSEM写真である。
【図5】ゲートの形成工程において、本発明のように熱処理を遂行した場合と従来のように熱処理を遂行しない場合とでゲートとパッドポリシリコン間の漏洩電流を比較した特性図である。
【符号の説明】
10 半導体基板
11 ゲート酸化膜
12 ポリシリコン層
12a ポリシリコン層パターン
13 WSi2
13a WSi2層パターン
14 HTO層
14a HTOパターン
15 フォトレジストパターン
16 食刻副産物
17 HTOスペーサ
22 副産物
23 HTOスペーサ
24 パッドポリシリコン
25 スリット
30 半導体基板
31 ゲート酸化膜
32 ポリシリコン層
32a ポリシリコン層パターン
33 WSi2層(高融点金属シリサイド層)
33a WSi2層パターン(高融点金属シリサイド層パターン)
34 第1HTO層(HTO層)
34a 第1HTOパターン(HTOパターン)
35 フォトレジストパターン
36 HTOスペーサ

Claims (18)

  1. 半導体基板上の任意の下部構造物上にポリシリコン層を形成する段階と、
    前記ポリシリコン層上に高融点金属シリサイド層を形成する段階と、
    前記ポリシリコン層および前記高融点金属シリサイド層を乾式食刻してポリシリコン層パターンおよび高融点金属シリサイド層パターンを形成する乾式食刻段階と、
    前記乾式食刻段階で発生する少なくとも一つの副産物を取り除くために前記結果物を熱処理する熱処理段階とを含み、
    前記熱処理は、前記乾式食刻段階で発生する前記副産物の沸点より高い温度で且つ非酸化性雰囲気で遂行されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記熱処理が急速熱処理であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記熱処理が高真空アニーリングであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記非酸化性雰囲気が少なくとも一つの不活性ガスよりなることを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記不活性ガスは、窒素、アルゴンおよびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つであることを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記高融点金属シリサイド層は、WSix層、TiSix層、MoSix層、TaSix層およびCoSix層よりなる群から選択されたいずれか一つの層からなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板上の任意の下部構造物上にポリシリコン層を形成する段階と、
    前記ポリシリコン層上にWSi2層を積層する段階と、
    前記WSi2層上にHTO層を形成する段階と、
    前記HTO層を写真食刻してHTOパターンを形成する段階と、
    前記HTOパターンを食刻マスクとして前記WSi2層および前記ポリシリコン層を乾式食刻してWSi2層パターンおよびポリシリコン層パターンを形成する乾式食刻段階と、
    前記乾式食刻段階で発生する副産物を取り除くために前記乾式食刻段階で発生する前記副産物の沸点より高い温度で前記乾式食刻段階で得られた結果物を熱処理する熱処理段階とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記乾式食刻段階は、
    SF6、Cl2およびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つが含有された食刻ガスを使用して前記WSi2層を食刻する段階と、
    Cl2、HBr、He-O2およびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つが含有された食刻ガスを使用して前記ポリシリコン層を食刻する段階とを含むことを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記熱処理が急速熱処理であることを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記熱処理が高真空アニーリングであることを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記急速熱処理は約500℃〜800℃の温度範囲で遂行されることを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記急速熱処理は約10秒〜30秒間遂行されることを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記高真空アニーリングは500℃〜700℃の温度範囲で遂行されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記高真空アニーリングは1分〜5分間遂行されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記熱処理が非酸化性ガス雰囲気で遂行されることを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記非酸化性ガス雰囲気が少なくとも一つの不活性ガスよりなることを特徴とする請求項15記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記不活性ガスは、窒素、アルゴンおよびその混合物よりなる群から選択されたいずれか一つであることを特徴とする請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  18. 半導体基板上にゲート酸化膜、ポリシリコン層、WSi2層および第1HTO層を順次に形成する段階と、
    前記第1HTO層を写真食刻して第1HTOパターンを形成する段階と、
    前記第1HTOパターンを食刻マスクとして前記ゲート酸化膜が露出されるまで前記WSi2層および前記ポリシリコン層を乾式食刻してWSi2層パターンおよびポリシリコン層パターンを形成する乾式食刻段階と、
    前記乾式食刻段階で発生する副産物を取り除くために前記乾式食刻段階で発生する前記副産物の沸点より高い温度で前記乾式食刻段階で得られた結果物を熱処理する熱処理段階と、
    前記熱処理段階で得られた結果物の全面に第2HTO層を形成した後に前記第2HTO層を異方性食刻することにより、前記第1HTOパターン、前記WSi2層パターンおよび前記ポリシリコン層パターンの側面にHTOスペーサを形成する段階とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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