JP3651088B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機関制御に用いるセンサ,アクチュエータ等の制御機器の異常を判定すると所定のフェイルセーフ制御を行い、制御機器の正常復帰を判定すると機関制御を通常制御に復帰させる内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内燃機関の制御,例えば燃料噴射制御や点火時期制御等を行う制御装置においては、制御に用いるセンサ,アクチュエータ等の制御機器に異常が発生すると、内燃機関を正常に制御することができず、場合によっては安全性を保てないことがあるので、これら制御機器の正常・異常を判定して、異常判定時には、その制御機器の使用を禁止して、他の制御機器を代りに使用するか或は予め設定された所定の制御手順で機関制御を行うフェイルセーフ制御を実行するようにしている。
【0003】
また、こうしたフェイルセーフ制御を実行する装置では、異常判定後、制御機器が正常状態に復帰することがあるので、制御機器の動作状態等を監視して、制御機器が正常復帰したか否かを判定し、制御機器の正常復帰を判定すると、フェイルセーフセーフ制御を解除して、機関制御を速やかに通常制御に復帰させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように制御機器の異常判定及び正常復帰判定を行い、通常制御からフェイルセーフ制御への切り換え及びフェイルセーフ制御から通常制御への切り換えを行う制御装置では、正常・異常の判定結果が、正常→異常→正常というように、不規則に且つ頻繁に変化することがある。
【0005】
そして、この場合、機関制御も、通常制御→フェイルセーフ制御→通常制御というように頻繁に切り替わるので、機関制御を安定して実行することができず、内燃機関の運転状態が不安定になり、場合によってはフェイルセーフ制御が不完全になって、安全性を充分に確保できなくなることも考えられる。
【0006】
また、こうした問題は、制御機器自体が実際に正常動作・異常動作を繰り返した場合に発生するのは当然であるが、特に、制御の応答性や信頼性を確保するために異常判定条件と正常復帰判定条件とに夫々異なる条件を設定した場合に発生し易くなる。
【0007】
例えば、従来より、内燃機関のクランクシャフトに設けた歯車状の回転センサに欠歯や余分歯を設け、その位置を検出することによりクランクシャフトの所定の回転角度位置を検出し、その検出位置から燃料噴射等の制御を行う気筒を判別する装置が知られている。そして、この種の装置では、回転センサの異常を判定する異常判定条件と正常復帰を判定する正常復帰条件とを同じにすると(つまり、異常判定条件の成立の有・無によってセンサの異常・正常を判定するようにすると)、ノイズ等によって回転センサの異常が誤判定されたときに回転センサが正常動作しているにもかかわらずフェイルセーフ制御が実行されてしまうとか、内燃機関の始動時に、回転センサの異常判定条件が成立しているか否かを確認するのに時間がかかり、燃料噴射や点火を行う気筒の判別が遅れて、内燃機関を速やかに始動することができなくなる、といったことがあるので、回転センサの異常判定条件として、回転センサから内燃機関の1回転当たりに出力される検出信号が正常か否かによって回転センサの異常判定を行う判定条件を設定し、正常復帰条件には、回転センサからの検出信号に基づき気筒判別ができたか否かを判定することにより正常復帰を判定する判定条件を設定する、というように、異常判定条件と復帰判定条件とに夫々異なる判定条件を設定することが行われている。しかし、このように異常判定条件と正常復帰条件とに異なる判定条件を設定すると、異常判定条件と正常復帰条件との違いにより、異常判定時には制御機器の異常が判定され、正常復帰判定時には制御機器の正常が判定されて、正常・異常の判定結果が頻繁に切り替わる、といったことがあり、上記問題が発生し易くなるのである。
【0008】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、上記のように制御機器の異常判定及び正常復帰判定を行うことにより、機関制御を、通常制御からフェイルセーフ制御或はその逆へと切り換える装置において、異常・正常の判定が頻繁に切り替わって制御が不安定になるのを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1に記載の内燃機関の制御装置では、異常判定手段が、予め設定された異常判定条件に基づき、機関制御のための制御機器の異常動作を判定すると、その制御機器を使用しない所定のフェイルセーフ制御を実行し、正常復帰判定手段が、予め設定された正常復帰条件に基づき制御機器の異常動作から正常動作への復帰を検出すると、フェイルセーフ制御を解除して、機関制御を、その制御機器を用いた通常制御に復帰させる。そして、異常判定手段による異常判定と正常復帰判定手段による正常復帰判定とが所定頻度で交互に繰り返されると、復帰条件変更手段が、正常復帰判定手段が制御機器の正常復帰を判定する正常復帰条件を正常復帰し難い方向に切り換える。
【0010】
従って、本発明によれば、異常判定手段による異常判定と正常復帰判定手段による正常復帰判定とが所定頻度で交互に繰り返された場合には、正常復帰判定手段により制御機器の正常復帰が判定され難くなり、制御機器の正常・異常の判定結果の頻繁な切り替わりを防止して、機関制御を安定させることができる。また特に、本発明では、正常復帰条件を正常復帰し難い方向に切り換えるので、異常判定と正常復帰判定とが交互に繰り返された場合には、制御機器の正常・異常の判定結果は、「異常」側で安定し、フェールセーフ制御が連続的に安定して実行されることになるので、安全性を充分に確保することができる。
【0011】
次に、請求項2に記載の内燃機関の制御装置においては、多気筒4サイクル内燃機関のクランクシャフトの回転状態を検出する第1回転センサと、その内燃機関のカムシャフトの回転状態を検出する第2回転センサとを備え、第1回転センサから第1基準位置被検出部に対応した第1基準検出信号が入力されたときに、気筒判別手段にて、その入力前の第2回転センサからの検出信号の入力パターンから、特定気筒の基準位置を判別する。
【0012】
つまり、第1基準位置被検出部は、第1回転体の外周位置の特定箇所に設けられているため、これに対応した第1基準検出信号は、第1回転センサからクランクシャフトの1回転に1回の割りで出力されるが、4サイクル内燃機関においては、各気筒の全行程がクランクシャフトの2回転で完了するので、第1基準検出信号のみでは、機関制御に必要な特定気筒の基準位置(例えば燃料噴射を開始する基準となる気筒)を判別できない。そこで本発明では、第1基準信号が入力された際に、クランクシャフトの2回転で1回転するカムシャフトに設けた第2回転センサからの検出信号を利用して、特定気筒の基準位置を判別するのである。
【0013】
そして、本発明では、異常判定手段にて第1回転センサの異常を判定する際の異常判定条件が、第1検出素子にて第1基準位置被検出部が検出される期間内での第1回転角被検出部の検出回数のカウント値が、第1回転体に形成した第1回転角被検出部の個数と一致しないときに、第1回転センサの異常を判定するように設定され、正常復帰判定手段にて第1回転センサの正常復帰を判定する際の正常復帰条件が、異常判定条件が非成立状態になるか、気筒判別手段にて特定気筒の基準位置が判別されたときに、第1回転センサの正常復帰を判定するように設定される。
【0014】
なお、これは、前述したように、復帰判定条件を異常判定条件と同じにすると、ノイズ等によって第1回転センサの異常が誤判定されたときにフェイルセーフ制御が実行されてしまうとか、内燃機関の始動時に第1回転センサの正常判定を行うのに時間がかかり、気筒判別して燃料噴射等を開始するのが遅れて、始動性が低下する、といったことがあるためであり、本発明では、正常復帰条件として、異常判定条件の非成立時と、気筒判別手段にて特定気筒の基準位置を判別できたときとの2つの条件を設定することにより、内燃機関の始動時には、気筒判別ができた時点で内燃機関を速やかに始動できるようにしている。
【0015】
ところが、このように異常判定条件と正常復帰条件とに異なる条件を設定した場合には、同一条件にした場合に比べて、第1回転センサの異常判定と正常判定とが繰り返される可能性が高く、しかもその場合は、第1回転センサに何等かの異常は生じていると考えられる。そこで、本発明では、異常判定手段による異常判定と正常復帰判定手段による正常復帰判定とが所定頻度で交互に繰り返されると、復帰条件変更手段にて、正常復帰判定手段が第1回転センサの正常復帰を判定する正常復帰条件を、異常判定条件の非成立状態のみに切り換えることにより、正常復帰判定手段にて正常復帰を判定し難くしているのである。
【0016】
この結果、本発明によれば、第1回転センサの正常・異常の判定結果の頻繁な切り替わりを防止して、機関制御を安定させることができると共に、第1回転センサに何等かの異常が生じているにもかかわらず、正常復帰が誤判定されるのを防止することができる。従って、本発明によれば、第1回転センサを用いた機関制御を良好に実行することができ、内燃機関運転時の安全性を向上することができる。
【0017】
なお、復帰条件変更手段としては、請求項3に記載の如く、カウント手段にて、異常判定手段による異常判定と正常復帰判定手段による正常復帰判定との繰返し回数を所定期間毎にカウントし、このカウント手段によるカウント値が所定値以上になったときに、正常復帰条件を切り換えるようにすればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施例を図面と共に説明する。
図1は、自動車用4サイクル6気筒ディーゼルエンジン(以下単にエンジンという)への燃料噴射量等を制御する実施例のエンジン制御装置の構成を表わす概略構成図である。
【0019】
図1に示すように、エンジンのクランクシャフト1には、その同軸上に第1回転体として円板状のNEパルサ2が固定されている。このNEパルサ2の外周には、クランクシャフト1の所定回転角度毎{本実施例では15℃A毎(℃A:クランク角度)}毎に、第1回転角被検出部としての複数の突起3が形成されている。そして、この複数の突起3のうち、特定気筒,例えば第1気筒及び第6気筒の上死点(TDC)を示す基準位置に対応する突起は削除されており、その部分が第1基準位置被検出部としての欠歯部4となっている。従って、NEパルサ2には、合計23個の突起3が形成されていることになる。
【0020】
一方、エンジンのクランクシャフト1に同期して回転し、クランクシャフト1の2回転に1回転するカムシャフト5には、その同軸上に第2回転体として円板状のGパルサ6が固定されている。このGパルサ6の外周には、気筒数に対応して外周を等分割した所定角度毎(本実施例では6気筒であるので60度毎であり、クランク角では120℃A毎となる)に、第2回転角被検出部としての複数(本実施例では6個)の突起7が形成されている。そして、この複数の突起7は、エンジン各気筒の上死点前45℃Aの位置に形成され、各気筒の基準位置を示すように作用する。また、第1気筒の上死点を示す基準位置に対応する突起7の直前には、第2基準位置被検出部としての余分歯8が形成されている。なお本実施例では、余分歯8は、第1気筒の上死点前75℃Aの位置に形成される。
【0021】
また、上記各パルサ2、6の外周近傍には、夫々、第1検出素子及び第2検出素子としての電磁ピックアップ10,12が配設されている。そして、各電磁ピックアップ10,12は、波形整形回路15を介して、CPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータにより構成された電子制御装置(以下、単にCPUという)16に接続されている。以下、NEパルサ2,電磁ピックアップ10等によって構成されるセンサ(第1回転センサ)をNEセンサと称し、Gパルサ6,電磁ピックアップ12等によって構成されるセンサ(第2回転センサ)をGセンサと称する。
【0022】
このように構成された本実施例のエンジン制御装置においては、NEセンサの突起3が電磁ピックアップ10との対向位置を通過する度に、図4(b)に示すようなNEパルス信号が、波形整形回路15を介してCPU16へ入力される。また、Gセンサの突起7及び余分歯8が電磁ピックアップ12の対向位置を通過する度に、図4(a)に示すようなGパルス信号が、波形整形回路15を介してCPU16へ入力される。
【0023】
そして、CPU16は、これらの入力信号に基づいて次に燃料噴射すべき気筒を特定したり、エンジンのクランク角度や回転速度を求めるための演算処理や、その演算結果とエンジンの運転状態を検出する他のセンサ群17からの入力信号とに基づき、燃料噴射量,噴射時期,燃料圧等の制御量を演算して、その演算結果に基づきインジェクタ18等のアクチュエータを駆動制御する、燃料噴射量制御,燃料噴射時期制御,燃料圧制御等のための演算処理等を実行する。
【0024】
なお、図4において、#1〜#6は、エンジン各気筒の気筒番号,つまり第1気筒〜第6気筒を夫々表わし、0,120,…720の数値は、CPU16内で上記各種制御のために認識するクランクシャフト1の回転位置、詳しくは、第1気筒#1が吸気行程に入るときの上死点位置を基準(0)とするエンジン1サイクル毎(つまり2回転毎)のクランク角度を表わす。
【0025】
また、図4から明らかなように、NEセンサを構成するNEパルサ2は、欠歯部4が電磁ピックアップ10を通過した後にCPU16に最初に入力されるNEパルス信号(立上がり)が、Gセンサから第1気筒#1及び第6気筒#6の上死点前45℃AのタイミングでCPU16に入力されるGパルス信号(立上がり)の次に、CPU16に入力されるように位置決めされている。
【0026】
次に、CPU16において実行される処理のうち、本発明にかかわる主要な処理であるNE割込み処理について、図2及び図3に示すフローチャートに沿って説明する。
NE割込み処理は、NEパルス信号の入力(立上がり)間隔からNEセンサの欠歯部4を検出して、現在上死点付近にある第1気筒#1,第6気筒#6のうち、その後吸入行程に入って燃料噴射を実行すべき気筒はいずれであるか,換言すればクランクシャフト1は図4に示す0℃A(=720℃A)付近の基準位置であるか360℃A付近の基準位置であるか,を特定する気筒判別、及び、NEパルス信号の入力状態からNEセンサの異常判定等を行うための処理であり、NEセンサからNEパルス信号が入力される度(具体的にはNEパルス信号が立上がる度)に実行される。
【0027】
図2に示す如く、NEパルス信号が入力されてNE割込み処理が開始されると、まずS110(S:ステップを表わす)にて、NEパルス信号の入力数をカウントするカウンタCNEの値をインクリメント(++CNE)し、続くS120にて、今回入力されたNEパルス信号はNEパルサ2の欠歯部4通過後のパルス信号(以下、このパルス信号の入力を欠歯入力という)であるか否かを判断するNE欠歯判定処理を実行する。
【0028】
なお、このNE欠歯判定処理は、例えば、NEパルス信号の今回の入力時刻t(n) と前回の入力時刻t(n-1) とからNEパルス信号の入力間隔(換言すればパルス幅)T(n) を求め、このパルス幅T(n) が前回求めたパルス幅T(n-1) に対して所定値(例えば3/2)倍以上であるか否かを判断する、といった手順で実行される。
【0029】
そして、続くS130では、パルス幅T(n) が前回のパルス幅T(n-1) の所定値倍以上であり、S120のNE欠歯判定処理にて欠歯入力が判定されたかどうかを判断し、欠歯入力が判定されていればS140に移行し、欠歯入力が判定されていなければ、S240に移行する。
【0030】
S140では、CPU16の起動時に初期化処理によってリセット(0)される欠歯判定フラグXLACK2がリセット状態のままであるか否かを判断することにより、現在、CPU16の起動後初めて欠歯入力を判定したタイミングであるかどうかを判断する。そして、欠歯判定フラグXLACK2がリセット状態であれば、S150にて、欠歯判定フラグXLACK2をセット(1)して、S220に移行し、逆に欠歯判定フラグXLACK2がセットされていれば、続くS160に移行する。
【0031】
S160では、カウンタCNEの値がクランクシャフト1の1回転分のNEパルス信号数に対応した所定値(本実施例では「23」)であるか否かによって、NEセンサは正常であるか否かを判断する。そして、カウンタCNEの値が所定値「23」であり、NEセンサは正常であると判断すると、S170に移行し、NEセンサの正常を表わす「NEアクティブ」を記憶する。また、続くS180では、後述の禁止フラグXNENGをリセット(0)し、S220に移行する。
【0032】
一方、S160にて、カウンタCNEの値が所定値「23」ではないと判断されると、NEセンサ或はNEパルス信号の入力系に何等かの異常があったと判断して、S190に移行し、現在、「NEアクティブ」が記憶されているか否かを判断する。そして、「NEアクティブ」が記憶されていれば、続くS200にて、所定期間内(本実施例ではNEパルス信号が230個入力される期間内)でのNEセンサの正常・異常反転回数(換言すれば異常判定頻度)を計測するためのカウンタCFAIL1をインクリメント(++CFAIL1)した後、S210に移行し、「NEアクティブ」が記憶されていなければ、そのままS210に移行する。そして、S210では、NEセンサの異常を表わす「NE非アクティブ」を記憶し、S220に移行する。
【0033】
次に、S220では、上記カウンタCNEをクリア(CNE←0)し、続くS230にて、正常復帰条件として予め設定された判定条件▲1▼,▲2▼から、今回の欠歯入力は、クランクシャフト1の0℃A(=720℃A)付近の基準位置を表わすものであるか,360℃A付近の基準位置を表わすものであるか,或はNEパルサ2の突起3の欠落によるものであるかを判定する、図3に示す判定処理を実行する。尚、この判定処理については後述する。
【0034】
そして、続くS240では、NEセンサの異常判定頻度を表わすカウンタCFAIL1の値が所定値(例えば「5」)以上であるか否かを判断し、このカウンタCFAIL1の値が所定値以上であれば、S250にて、上記S230の判定処理における正常復帰判定の実行を禁止する禁止フラグXNENGをセット(1)して、S260に移行し、カウンタCFAIL1の値が所定値に達していなければ、そのままS260に移行する。
【0035】
また次に、S260では、上記カウンタCNEとは別にNEパルス信号の入力数をカウントするカウンタCFAIL2の値をインクリメント(++CFAIL2)し、続くS270にて、このカウンタCFAIL2の値が所定値(本実施例では値「230」)以上であるか否かを判断する。
【0036】
そして、カウンタCFAIL2の値が所定値「230」に達していなければそのまま当該処理を終了し、逆にカウンタCFAIL2の値が所定値「230」以上であれば、S280に移行して、カウンタCFAIL1及びCFAIL2を夫々クリア(CFAIL1,CFAIL2←0)した後、当該処理を終了する。
【0037】
次に、上記S230にて実行される判定処理について説明する。
図3に示す如く、この判定処理は、まずS310にて、禁止フラグXNENGがセットされているか否かを判断し、禁止フラグXNENGがセットされていれば、S320以降の判定処理を実行することなく、そのまま当該処理を終了して、上記S240に移行し、逆に、禁止フラグXNENGがリセット状態であれば、続くS320に移行する。
【0038】
S320では、予め設定された判定条件▲1▼に従い、今回の欠歯入力の前に2個のGパルス信号が入力されているか否かを判断することにより、現在、クランクシャフト1が0℃A(=720℃A)に対応した基準位置であるか否かを判定する。
【0039】
なお、この判定条件▲1▼は、前回NEパルス信号が入力された時点(i-1) から、今回NEパルス信号が入力された時点(i) までの間に、Gパルス信号が1個入力され、しかも、NEパルス信号の入力に伴い今回のNE割込み処理から数えて3回前にNE割込み処理が起動された時点(i-3) から、前回NEパルス信号が入力された時点(i-1) までの間に、Gパルス信号が1個入力されている場合に、0℃Aの基準位置を判定するように、予め設定されている。
【0040】
そして、S320にて、この判定条件▲1▼が成立したと判断されると、S330に移行し、現在、クランクシャフト1が0℃A(=720℃A)の基準位置であり、その後吸気行程に入って燃料噴射すべき気筒は第1気筒#1であると判定し、その旨を記憶した後、S360に移行する。
【0041】
一方、S320にて、判定条件▲1▼が成立していないと判断されると、S340に移行し、今度は、予め設定された判定条件▲2▼に従い、今回の欠歯入力の前にGパルス信号が1個だけ入力されているか否かを判断することにより、現在、クランクシャフト1が360℃Aに対応した基準位置であるか否かを判定する。
【0042】
なお、この判定条件▲2▼は、前回NEパルス信号が入力された時点(i-1) から、今回NEパルス信号が入力された時点(i) までの間に、Gパルス信号が1個入力され、しかも、NEパルス信号の入力に伴い今回のNE割込み処理から数えて3回前にNE割込み処理が起動された時点(i-3) から、前回NEパルス信号が入力された時点(i-1) までの間に、Gパルス信号が入力されていない場合に、360℃Aの基準位置を判定するように、予め設定されている。
【0043】
そして、S340にて、この判定条件▲2▼が成立していないと判断されると、今回の欠歯入力は、NEパルサ2の突起3の欠落によるものであるとして、そのまま当該処理を終了する。また、逆に判定条件▲2▼が成立したと判断されると、S350に移行し、現在、クランクシャフト1が360℃Aの基準位置であり、その後吸気行程に入って燃料噴射すべき気筒は第6気筒#6であると判定し、その旨を記憶した後、S360に移行する。
【0044】
そして、S360では、上記処理によりクランクシャフト1の基準位置を検出できたことから、NEセンサは正常であるとして、「NEアクティブ」を記憶し、当該処理を終了する。
つまり、図4に示すように、Gセンサからは、各気筒#1〜#6の上死点に対応したGパルス信号に加えて、第1気筒#1の上死点に対応したGパルス信号よりも所定クランク角度(30℃A)分前のタイミングで、余分歯8によるGパルス信号が出力されることから、S320,S340では、欠歯入力の直前の時点(i-1) から時点(i) までの間にGパルス信号が入力されているか否かによって第1及び第6気筒#1,#6の上死点を確認し、更にその前の時点(i-3) から時点(i-1) の間に余分歯によるGパルス信号が入力されているか否かによって、クランクシャフト1が0℃Aの基準位置であるか否かを判定するのである。
【0045】
そして、これら各S320,S340の処理にて、Gパルス信号の入力数から、クランクシャフト1の0℃A又は360℃Aに対応した基準位置を検出できた場合には、前記S160〜S210の処理にて、一旦NEセンサの異常を判定して「NE非アクティブ」を記憶した場合であっても、S360にて、NEセンサは正常であるものとして、「NEアクティブ」を記憶することにより、NEセンサの判定状態を「異常」から「正常」に復帰させ、NEセンサを用いた燃料噴射制御を実行できるようにするのである。
【0046】
なお、上記S160〜S210の処理によりNEセンサの異常が判定されて、「NE非アクティブ」が記憶され、上記S320,S340の処理でも判定条件▲1▼又は▲2▼が成立していないと判断された場合には、「NE非アクティブ」が保持され、NEセンサの異常判定状態が継続するが、このように「NE非アクティブ」が記憶されている場合には、CPU16は、図示しないGパルス信号の割込み処理により、Gパルス信号のみを用いて気筒判別を行い、その判定結果に従い燃料噴射を実行してエンジンの運転を継続させる、フェイルセーフ制御を実行する。つまり、本実施例では、こうしたフェイルセーフ制御を実行することにより、NEセンサの異常時に、エンジン停止を招くことなく、エンジンの運転を継続させて、車両の走行安全性を確保するのである。
【0047】
以上説明したように、本実施例のエンジン制御装置においては、NEセンサの欠歯入力から欠歯入力までの間のNEパルス信号の個数からNEセンサの異常を判定し、異常判定時には、その旨を表わす「NE非アクティブ」を記憶して、NEセンサ異常時のエンジンの継続運転を実行させるフェイルセーフ制御に移行できるようにするが、一旦NEセンサの異常が判定されて「NE非アクティブ」が記憶されても、NEセンサの欠歯入力とその前のGパルス入力状態とに基づく気筒判別動作によって、判定条件▲1▼又は▲2▼が成立して、気筒判別を実行できた場合には、NEセンサは正常であるものとして「NE非アクティブ」から「NEアクティブ」に速やかに復帰させる。
【0048】
この結果、例えば、NEセンサを構成するNEパルサ2の突起3が欠落した場合等、NEセンサに物理的な異常が発生して、「NE非アクティブ」が記憶され、その後上記▲1▼,▲2▼の判定条件が成立しない場合には、NEセンサ異常時のフェイルセーフ制御を実行させて車両走行時の安全性を向上することができる。また例えば、外部ノイズ等によってNEセンサの異常が誤判定された場合等、「NE非アクティブ」が一旦記憶されても、その後、気筒判別を正常に実行できた場合には、NEセンサの判定状態を「NE非アクティブ」から「NEアクティブ」に速やかに復帰させることができ、フェイルセーフ制御が不必要に実行されるのを防止できる。
【0049】
ところで、図5に示す如く、NEパルサ2に形成された複数の突起3のうち、第2及び第5気筒#2,#5の上死点に対応した突起3、或は第3及び第4気筒#3,#4の上死点に対応した突起3等、欠歯部4のクランク角度位置に対して120℃A分或は240℃A分だけずれた回転角度位置に形成された突起3が欠落している場合には、上記S160〜S210の処理により、NEセンサの異常が判定されて「NE非アクティブ」が記憶されても、その後S230にて実行される判定処理にて、Gセンサから出力される第2及び第5気筒#2,#5の上死点に対応したGパルス信号、或は第3及び第4気筒#3,#4の上死点に対応したGパルス信号により、上記判定条件▲2▼が成立したと判断され、NEセンサの判定状態が「NE非アクティブ」から「NEアクティブ」に復帰することになる。そしてこの場合には、クランクシャフト1が360℃Aに対応した基準位置にあると誤判定されて、第6気筒#6に対して燃料噴射が繰返し実行されることになるので、エンジンに損傷を与えてしまう。
【0050】
なお、図5は、欠歯部4に対して120℃A及び240℃A分夫々位置ずれした2個の突起3が共に欠落し、第2気筒#〜第6気筒の上死点付近で順に判定条件▲2▼が成立して、NEセンサの正常・異常を表わすフラグXNEACTが「NEアクティブ」を表わすセット状態と「NE非アクティブ」を表わすリセット状態とに繰返し反転される場合を表わす。
【0051】
しかし、本実施例では、図5に示すように、カウンタCFAIL2にてNEパルス信号の入力数を「0」から所定値「230」まで繰返しカウントすることにより、クランクシャフト1の回転に応じた判定期間(クランクシャフト1が凡そ10回転する期間)を繰返し設定し、カウンタCFAIL1を用いて、その期間内にNEセンサの判定結果が「NEアクティブ」から「NE非アクティブ」に反転する反転回数をカウントし、そのカウント値が所定値「5」に達すると、禁止フラグXNENGをセットして、通常時の正常復帰条件である判定条件▲1▼,▲2▼が成立したか否かの判定を禁止して、たとえ判定条件▲1▼,▲2▼が成立していても「NEアクティブ」に復帰させないようにしているため、第6気筒の誤判定が継続されることはなく、その後、エンジンへの燃料噴射をNEセンサ異常時のフェイルセーフ制御にて実行させて、エンジンの損傷を防止することができる。
【0052】
また、禁止フラグXNENGは、欠歯入力の間のNEパルス信号数が所定値「23」となって、S160にて「CNE=23」が判定されたとき(つまり、異常判定条件が非成立となったとき)に初めてリセットされるので、禁止フラグXNENGが一旦セットされると、その後エンジンの運転中に再度「NE非アクティブ」から「NEアクティブ」に復帰することはなく、フェイルセーフ制御を継続させることができる。
【0053】
従って、本実施例のエンジン制御装置によれば、NEセンサの異常判定を正確に行い、NEセンサにより気筒判別を実行できる場合には、その判別結果に従い燃料噴射制御を実行してエンジンを正常運転させ、NEセンサにより気筒判別を実行できない場合には、Gセンサを用いて気筒判別を行うフェイルセーフ制御によりエンジンの運転を継続させる、といったことが可能になり、エンジン制御の安全性及び制御精度を向上することができる。
【0054】
なお、本実施例において、「NE非アクティブ」から「NEアクティブ」への切り換え(つまりNEセンサの正常復帰)を、NEセンサの異常判定条件(NE≠23)が成立しなくなったときだけでなく、欠歯入力前のGパルス信号の入力状態から気筒判別を実行できたときにも行うようにしているのは、ノイズ等によってNEセンサの異常判定条件が成立したときに、気筒判別を正常に実行できるにもかかわらずNEセンサの異常を判定して、フェイルセーフ制御を実行してしまうのを防止するためである。
【0055】
また本実施例では、CPU16の起動後、最初に欠歯入力があった場合(S140:NO)には、S150にてその旨を表わす欠歯判定フラグXLACK2をセットするだけで、そのままS230の判定処理に移行し、S230にて判定条件▲1▼又は▲2▼が成立していると判定した場合には、そのまま通常制御を開始するようにしているが、これは、CPU16の起動後、NEセンサの異常判定を実行してから、判定条件▲1▼,▲2▼を用いて気筒判別を行うようにすると、エンジン始動直後の燃料噴射を速やかに開始することができず、エンジンの始動性が低下するためである。つまり、本実施例では、エンジン始動後は、速やかに気筒判別して、燃料噴射を開始できるようにすることで、エンジンの始動性、特に低温始動時の始動性を確保できるようにしているのである。
【0056】
以上、本発明の一実施例として、NEセンサの異常判定を欠歯入力の間のパルス信号数に基づき実行すると共に、気筒判別を欠歯入力前のGパルス信号の入力状態に基づき実行し、更に、NEセンサの異常判定状態から正常判定状態への復帰を、NEセンサの異常判定条件が成立しなくなったときと、欠歯入力前のGパルス信号の入力状態から気筒判別を実行できたときに実行することにより、NEセンサからの欠歯入力を用いた気筒判別を速やかに実行して、エンジン制御を応答遅れなく開始できるようにしたエンジン制御装置に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、こうしたエンジン制御装置に限定されることはなく、種々の態様をとることができる。
【0057】
例えば、上記実施例では、6気筒ディーゼルエンジンの燃料噴射制御を行うエンジン制御装置について説明したが、4気筒ディーゼルエンジンに対する燃料噴射制御を行うエンジン制御装置であっても、ガソリンエンジンに対する制御(燃料噴射制御,点火時期制御等)を行うエンジン制御装置であっても、NEセンサとGセンサとを用いて気筒判別を行う制御装置であれば、上記実施例と同様に構成することにより、同様の効果を得ることができる。
【0058】
また、異常判定の対象物としては、上記実施例のようなNEセンサ以外のセンサ、例えばGセンサであっても、或は他のアクチュエータであってもよく、その異常判定と正常復帰判定とを行うことにより通常制御とフェイルセーフ制御とを切り換える制御装置であれば、本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のエンジン制御装置の構成を表わす概略構成図である。
【図2】 実施例のNE割込み処理を表わすフローチャートである。
【図3】 図2のS230にて実行される気筒判別用の判定処理の詳細を表わすフローチャートである。
【図4】 実施例のGセンサ及びNEセンサからの出力パルスとNEセンサ正常判定時のカウンタCNEの変化を表わすタイムチャートである。
【図5】 NEセンサの正常・異常判定が繰り返された場合の動作の一例を表わすタイムチャートである。
【符号の説明】
1…クランクシャフト 2…NEパルサ 3…突起 4…欠歯部
5…カムシャフト 6…Gパルサ 7…突起 8…余分歯
10,12…電磁ピックアップ 15…波形整形回路
16…電子制御装置(CPU)
Claims (3)
- 内燃機関に設けられた機関制御のためのセンサ,アクチュエータ等の制御機器の異常を予め設定された異常判定条件に基づき判定する異常判定手段を備え、該異常判定手段にて制御機器の異常が判定されると、該制御機器を使用しない所定のフェイルセーフ制御を実行すると共に、
前記制御機器の異常状態からの正常復帰を、予め設定された正常復帰条件に基づき判定する正常復帰判定手段を備え、該正常復帰判定手段にて該制御機器の正常復帰が判定されると、前記フェイルセーフ制御を解除して、該制御機器を用いた通常制御を実行する内燃機関の制御装置において、
前記異常判定手段による異常判定と前記正常復帰判定手段による正常復帰判定とが所定頻度で交互に繰り返されると、前記正常復帰判定手段が前記制御機器の正常復帰を判定する正常復帰条件を、正常復帰し難い方向に切り換える復帰条件変更手段を設けたことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
多気筒4サイクル内燃機関のクランクシャフトに同期して回転する第1回転体、該第1回転体の外周位置に等角度間隔で形成された複数の第1回転角被検出部、該第1回転体の外周位置の特定箇所に形成された第1基準位置被検出部、及び、該各被検出部の回転軌跡近傍に設けられ各被検出部の通過に応じて検出信号を発生する第1検出素子を備えた第1回転センサと、
前記内燃機関のカムシャフトに同期して回転する第2回転体、該第2回転体の外周位置に等角度間隔で前記内燃機関の気筒数に対応した数だけ形成された第2回転角被検出部、該第2回転体の外周位置の特定箇所に形成された第2基準位置被検出部、及び、該各被検出部の回転軌跡近傍に設けられ各被検出部の通過に応じて検出信号を発生する第2検出素子を備えた第2回転センサと、
前記第1回転センサから前記第1基準位置被検出部に対応した第1基準検出信号が入力されると、該信号入力前の前記第2回転センサからの検出信号の入力パターンから特定気筒の基準位置を判別する気筒判別手段と、
を備え、
前記異常判定手段は、前記第1回転センサからの検出信号に基づき、前記第1検出素子にて前記第1基準位置被検出部が検出される期間内での前記第1回転角被検出部の検出回数をカウントし、該カウント値が前記第1回転角被検出部の個数と一致しないときに、前記異常判定条件が成立したとして、前記第1回転センサの異常を判定し、
前記正常復帰判定手段は、前記異常判定条件が非成立状態になるか、前記気筒判別手段にて特定気筒の基準位置が判別されると、前記正常復帰条件が成立したとして、前記第1回転センサの正常復帰を判定し、
前記復帰条件変更手段は、前記異常判定手段による異常判定と前記正常復帰判定手段による正常復帰判定とが所定頻度で交互に繰り返されると、前記正常復帰判定手段が前記第1回転センサの正常復帰を判定する正常復帰条件を、前記異常判定条件の非成立状態のみに切り換えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の制御装置において、
前記復帰条件変更手段は、前記異常判定手段による異常判定と正常復帰判定手段による正常復帰判定との繰返し回数を所定期間毎にカウントするカウント手段を備え、該カウント手段によるカウント値が所定値以上になったときに、前記正常復帰条件を切り換えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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