JP3650704B2 - クリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリップに関し、たとえば、筒状袋の開口部を閉塞したり、または輸液バッグ等の医療用・医薬用バッグを複数の区画室に仕切るのに用いるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
輸液バッグや透析液バッグ等に用いられる医療用・医薬用バッグにおいて液室を区画するために使用するクリップとして、実公平5−8998号公報に開示されているものが従来から知られている。これは、それぞれ別個に形成された2つのクリップ片からなり、各クリップ片の両端部に、互いを固定する係合部がそれぞれ設けてあり、各クリップ片の両端の所定範囲を除く中央長手方向に輸液バッグの両面を挟持する直線状押え部を形成した構成になっていた。
【0003】
また、医療用・医薬用バッグのクリップではないが、一般のシート状の物や厚さの比較的薄い物をとめるためのクリップとして、従来、特公平2−60580号公報に記載された物が知られている。これは、一端を湾曲部によるヒンジで連結した一対の挟持杆の他端をロック機構で係合固定可能に構成し、一対の挟持杆での一方の対向面に弾性押圧可能な脚を、他方に該脚を受け入れる溝を形成し、溝の側壁部分と脚の側面部との間に対象物を位置させ、脚の保有する弾性力で対象物を挟持するようにした構成になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の輸液バッグ用クリップでは、別個に形成したクリップ片の両端部分をそれぞれ係合固定しなければならないことから、輸液バッグへの装着作業が面倒になり、作業性に劣るという問題があった。また、後者のクリップでは、一対の挟持杆の一端部同士を湾曲部によるヒンジで連結していることから、湾曲部で変形自在となる材質のもので挟持杆自体を構成する必要がある。このため挟持杆を構成する素材は、湾曲部での繰り返し変形に強いものでありながら、袋部を全長で押さえるために十分な剛性を要するという相反する性質を要求されることになる。さらに、湾曲部によるヒンジ機構では、弾性変形するヒンジ連結部側での押圧力(挟持力)が弱まり、押え部での押え圧が均等にならないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような点に着目して、被挟持物への装着が容易で作業性に富むものであり、クリップ全長にわたって均等に押圧することのできるクリップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本発明は、一対の挟持杆をその一端部で着脱可能かつ揺動可能に軸支連結するとともに、その他端部を係合手段で係止固定可能に構成し、第2挟持杆の第1挟持杆への対向面に挟持杆の長手方向に沿う嵌着溝を形成し、この嵌着溝に挿嵌して側壁部分に当接する嵌入条部を第1挟持杆の第2挟持杆への対向面に突出形成し、第2挟持杆の嵌着溝の底壁には側壁部分に沿った突条を突出形成するとともに、第1挟持杆に形成した嵌入条部を平行な二条の脚状突片で構成し、第2挟持杆の嵌着溝と、この嵌着溝に挿嵌した第1挟持杆の嵌入条部との間で被挟持物を圧着保持するように構成したことを特徴としている。
【0007】
【発明の作用】
本発明では、一対の挟持杆をその一端部で着脱可能かつ揺動可能に連結していことから、全長にわたって均等な押圧力を加えることになる。また、一対の挟持杆の対向面での一方に長手方向に沿う嵌着溝を形成し、その嵌着溝の底壁にその側壁部分に沿った突条を形成するとともに、他方の対向面に嵌着溝に挿嵌する平行な二条の嵌入条部が形成してあることから、被挟持物を両側から挟圧して、被挟持物の内部を区画することになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図は本発明の実施態様を示し、図1は分解斜視図、図2は正面図、図3は図2のIII−III線での縦断側面図である。
このクリップは、耐熱性と剛性を兼ね備えた合成樹脂で形成した一対の挟持杆(1)(2)で構成してある。なお、この一対の挟持杆(1)(2)を構成する合成樹脂としては、ASTM−D648で規定される荷重たわみ温度が100〜300℃より好ましくは110〜200℃、ASTM−D790で規定される曲げ弾性率が20,000kg/cm2 以上より好ましくは23,000kg/cm2 以上となる樹脂を使用することができ、このような樹脂としてはポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、液晶ポリマー等がある。また、樹脂にガラス繊維等の補強剤を混入した複合材、例えばポリプロピレン樹脂にガラス繊維を混入した複合材の使用も可能である。
【0009】
この一対の挟持杆(1)(2)はその一端部で離脱可能に軸支連結されており、結合姿勢では連結軸の周りに揺動可能となるようにしてある。また、一方の挟持杆(第1挟持杆)(1)の他端部には締結用の肩部(3)が一体に形成してあり、他方の挟持杆(第2挟持杆)(2)の他端部には前記締結用肩部(3)に係合する掛け止めフック(4)が一体に形成してある。そして、この締結用肩部(3)と掛け止めフック(4)とで係合手段(R)を構成してある。
【0010】
掛け止めフック(4)が形成されている第2挟持杆(2)の中間部分には、第1挟持杆(1)との対向面に嵌着溝(5)がその長手方向に沿う状態で形成してある。この嵌着溝(5)の底壁には突条(6)が突設してあり、嵌着溝(5)の側壁部分(7)と突条(6)とで嵌着溝(5)内に二筋の空間が形成してある。
【0011】
一方、締結用の肩部(3)が形成されている第1挟持杆(1)の中間部分には、第2挟持杆(2)との対向面に嵌入条部(8)が長手方向に沿って突出形成してある。この嵌入条部(8)は第1挟持杆(1)の第2挟持杆(2)との対向面から一連に連出された二条の脚状突片で構成されており、第2挟持杆(2)に形成した嵌着溝(5)に嵌着するように形成してある。嵌入条部(8)の揺動基端側と揺動先端側の各端部は第1挟持杆(1)の本体部分とは不連続になっている。このため、二条の脚状突片で形成した嵌入条部(8)は両挟持杆(1)(2)の幅方向への僅かな弾性変位が許容されることになる。
【0012】
このような構成のクリップで輸液バッグ等の被挟持物(9)を挟持する場合には、被挟持物(9)の素材が嵌着溝(5)の側壁部分(7)と嵌入条部(8)との間に位置し、嵌着溝(5)の側壁部分(7)と嵌入条部(8)で挟圧されることになる。そして、被挟持物(9)内の圧力で嵌入条部(8)が変形しようとしても、嵌入条部(8)を構成している一対の脚状突片間に嵌着溝(5)の底壁に形成されている突条(6)が位置することから、この突条(6)の存在によって、各脚状突片の変形が抑制されることになるから、押圧力の低下を防止することができる。なお、この場合、嵌着溝(5)の側壁部分(7)は図3(a)に示すような奥窄まりのテーパー面に形成しても、図3(b)に示すような垂直面(抜きテーパーは存在する)に形成してもよい。
【0013】
図4は本発明の異なる実施態様での縦断側面図であり、これは第2挟持杆(2)の第1挟持杆との対向面に形成した嵌着溝(5)の底面を平坦面に形成するとともに、第1挟持杆(1)の第2挟持杆(2)との対向面に形成した嵌入条部(8)を平行に位置する二条の脚状突片で形成し、この二条の脚状突片間に挟持杆の長手方向で所定間隔置きに所定高さのリブ(10)を配置して脚状突片同士を連結接続したものである。このように構成することにより、輸液バッグ(9)内の内圧による嵌入条部(8)の変形を抑制することができ、押圧力の低下を防止することができる。この場合にも、嵌着溝(5)の側壁部分(7)は図4(a)に示すような奥窄まりのテーパー面に形成しても、図4(b)に示すような垂直面(抜きテーパーは存在する)に形成してよい。
0014
【発明の効果】
本発明では、一対の挟持杆をその一端部で着脱可能かつ揺動可能に連結し、他端部を係合手段で係止固定可能に構成していることから、挟持杆両端部での逃げがなくなって全長にわたって均等な押圧力を加えることができる。また、一対の挟持杆の対向面での一方に長手方向に沿う嵌着溝を形成するとともに、他方の対向面に嵌着溝に挿嵌する嵌入条部が形成してあることから、被挟持物を嵌着溝の側壁部分と嵌入条部の側面部分で両側から確りと挟圧することができ、被挟持物の内部を確実に区画することができる。
0015
また、本発明では、嵌着溝の底壁に突条を突出し、嵌入条部を平行な二条の脚状突片で形成してあるので、嵌入突条の変形を嵌着溝底壁に形成した突条で抑制することになることから、この挟圧部分での締め切りをより確実にすることができる。
0016
さらに、請求項2に記載の発明のように、嵌入条部を平行な二条の脚状突片で形成し、嵌入条部を構成している二条の脚状突片同士間を長手方向で適当間隔置きにリブで連結した場合には、嵌入条部が袋内圧を受けても変形しにくくなり、挟圧部分での締め切りをより確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態での分解斜視図である。
【図2】 一実施形態での正面図である。
【図3】 一実施形態での縦断側面図である。
【図4】 異なる実施形態での縦断側面図である。
【符号の説明】
1…第1挟持杆、2…第2挟持杆、5…嵌着溝、6…突条、8…嵌入条部、10…リブ、R…係合手段。

Claims (2)

  1. 一対の挟持杆(1)(2)をその一端部で着脱可能かつ揺動可能に軸支連結するとともに、その他端部を係合手段(R)で係止固定可能に構成し、第2挟持杆(2)の第1挟持杆(1)への対向面に挟持杆(2)の長手方向に沿う嵌着溝(5)を形成し、この嵌着溝(5)に挿嵌して側壁部分に当接する嵌入条部(8)を第1挟持杆(1)の第2挟持杆(2)への対向面に突出形成し、第2挟持杆 ( ) の嵌着溝 ( ) の底壁には側壁部分に沿った突条 ( ) を突出形成するとともに、第1挟持杆 ( ) に形成した嵌入条部 ( ) を平行な二条の脚状突片で構成し、第2挟持杆(2)の嵌着溝(5)と、この嵌着溝(5)に挿嵌した第1挟持杆(1)の嵌入条部(8)との間で被挟持物を圧着保持するように構成したクリップ。
  2. 第1挟持杆 ( ) に突設した二条の平行な脚状突片同士間を長手方向で適当間隔置きにリブ (10) で連結した請求項1に記載のクリップ。
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