JP3650583B2 - 機械的ツイストディスペンサ - Google Patents
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Description
発明の分野
本発明は機械的ツイストディスペンサに関する。更に詳細には、本発明は2またはそれ以上の物質を分離収容しかつそれらの分離された物質を同時に取り出すことのできる機械的ツイストディスペンサに関する。
発明の背景
【0002】
ある種の化粧品、医薬品、家庭用品、工業生産物、および食品は使用直前まで分離保持する必要のある複数相から配合される。使用直前まで複数相を分離保持する包装能力および消費者に装置の使用容易性を提供する包装能力は従来大きな障害になっている。
【0003】
かかる複数相物質を包装するための従来の試みは、別々に開放する必要のある分離容器内に各相の物質を包装し、かつ消費者による使用前に第三容器内で混合するものを含む。このスタイルの包装の使用に伴う問題は、各相用の容器、および混合容器が消費者に販売するために単一運送コンテナ内に梱包されなければならないことである。販売用として物質を包装するために必要とされる多数の構成要素は製品コストと共に目的地へ製品を運送するコストを増加させる。
【0004】
各相の物質のために分離ポンプを使用する他の方法が提案されている。この方法では、分離ポンプの各々が共通アクチュエータにより束ねられる。ポンプ構造の煩雑さおよびこのタイプの複雑な取り出し方法の使用に伴う高いコストとは別に、このシステムには大きな欠点が存在する。第一に、多相製品に共通するように、各相の物質は、通常、他の相と同一の物理的特性を有しない。これらの相が複数のポンプシステム内に設置される場合、各相に関連した異なる物理的性質が個別ポンプのプライミングを不正確にし、ポンプから吐出される使用量、その結果としての各相の物質の消耗量を不均一にし、それにより典型的にはそれぞれの容器内にある相を残した状態で他の相を消耗することになる。これらの問題は、その製品の最良特性を得るために、多相製品が各相を精確に測定した量で混合することを必要とする場合に特に顕著である。
【0005】
フランス特許第272,190号は同時に2つ物質を取り出すための測量機構を記載する。この構造は2つの異なる容器を有する箱、および前記2つの容器を横切って延びる2つのピストンから成る。2つのピストンは制御機構を具備する。制御機構は容器の上に取り付けた螺子切したスクリューシャフト、およびこのシャフト上のナットで構成される。ナットは2つのピストンに取り付けられていて、シャフトの回転がナットを前進させかつそれぞれの容器内のピストンを移動させる。このディスペンサの欠点は、容器内に収容された実質的全物質を取り出すために、容器の全高さを個別容器の高さの少なくとも2倍にする必要があることである。これは、2つの物質を分離収容するために、各容器が連続的壁を有する必要があることによる。この連続壁により、2つのピストンはシャフトへ各容器内のピストンを連結する逆U字形部材でなければならない。この逆U字形部材は各容器と少なくとも同一長さでなければならない。逆U字形部材が各容器と少なくとも同一長でない場合、容器内のいずれかの全内容物は取り出すことができないか、または各容器壁はピストンが容器の底部へ達するようにピストンの移動することのできる孔を有する必要がある。いずれの形態も実用的でない。一方は包装を相当に長く設計する必要があり、他方は各容器内の物質をすべて取り出すことができないものであるからである。
【0006】
フランス特許第2,651,485号は、類似粘度の2つの異なる物質用の容器またはディスペンサを開示している。この容器は2つの物質のための2つの分離室を有するハウジング、および容器の外部からアクセスすることによってアクチュエータにより作動する上部に形成された2つの分離出口から2つの物質を排出するための機構から成る。この物質排出機構は2つの分離室内でピストンの形態をとり、格納式スクリュ機構および刻み付歯車により作動する。刻み付歯車はピストンスクリュの両端部上の段と係合して2つの分離室内のピストンを駆動する。フランス特許第2,721,907号と同様に、このディスペンサは、格納式スクリュ部材をディスペンサ内に完全に収納するために、高さを増す必要がある。
【0007】
更に、上述したような多相ディスペンサシステムの殆どが取り出し後の各相の物質の混合を消費者に要求する。代表的には、局所的に塗布される医薬物質または化粧物質の場合、消費者はその製品の各相を身体の意図領域へ取り出す必要がある。次に、消費者はその製品に意図する機能を達成させるため製品の各相を混合しなければならない。皮膚上で直接的に複数相の物質を消費者に混合させることに伴う問題は、各相を混合する前に、消費者は混合されない形態相が生じることに対して悪い反応を示すことである。
発明の概要
【0008】
本発明は上端部、下端部、および前記下端部から前記上端部へ長手方向に延在する複数の第一壁を有するハウジングから成り、各前記第一壁はその製品の各成分のための分離物質区画室を形成している。各前記物質区画室は第一開放端部および第二開放端部を有する。
【0009】
回転自在スクリュ部材が各前記物質区画室内で軸方向に設置されている。各前記スクリュ部材は基端および先端を有する。各前記スクリュ部材の基端にギアが取り付けられている。前記ギアは各前記物質区画室の第二開放端部に回転自在に設置されている。
各前記物質区画室内で軸方向に摺動自在にピストンが設置されている。前記ピストンは、前記スクリュ部材と共働して連結された前記スクリュ部材の相対的回転によって前記ピストンを前記物質区画室内で軸方向へ移動させる中央ネジ孔を有する。
【0010】
前記ハウジングの下端部にマスターギアが回転自在に取り付けられている。前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアと接触して、前記マスターギアの回転により各スクリュ部材のギアを回転させ、順次、前記ピストンのネジ孔と前記スクリュ部材間の相互運動により前記ピストンを前記物質区画室内で軸方向へ摺動させる。
【0011】
前記ピストンの合成運動によって前記物質区画室内の物質を前記ハウジングの上端部上に設置した端キャップからの取り出しを可能にする。前記端キャップは複数の長手方向に延在する第二壁を有する。前記第二壁は前記端キャップの第一開放端部から第二開放端部まで延在し、かつ前記物質区画室の第一開放端部と揃って、前記端キャップが前記ハウジングの上端部上に設置されるときに取り出し通路を形成する。
【0012】
好適形態において、前記端キャップは混合面を有する。前記混合面は各前記第二壁の第二開放端部と交差する平坦面または凹面を前記端キャップに形成することにより得られる。前記混合面は消費者による塗布前に各前記物質区画室内の複数物質を混合するための包装上の領域を消費者に提供する。
本発明の他の課題、特徴および図面は図面を用いて説明する実施形態例からより良く理解されるであろう。
発明の詳細な説明
【0013】
図面を参照すると、図1は概ね1で示した本発明による機械的ツイストディスペンサの1形態を示す。前記ツイストディスペンサは上端部3および下端部4を有するハウジング2から成る。図2に更に明瞭に示されたように、ハウジング2は下端部4から上端部3へ長手方向に延在する複数の壁5を有する。図1および2は2つの壁を示すが、本開示から明らかなように、ハウジング2内にはいくつの壁が設けられてもよい。各壁5は分離した物質区画室6を形成し、各区画室は第一開放端部7および第二開放端部8を有する。
【0014】
回転自在スクリュ部材9が各物質区画室6内に軸方向に設置されている。図5に更に詳細に図示されたように、各スクリュ部材9は先端10および基端11を有しかつその軸に沿ってねじ切りされている。ギア12は各スクリュ部材9の基端11に取り付けられている。各ギア12は各物質区画室6の第二開放端部8に回転自在に設置されている。好適には、スクリュ部材9は各物質区画室6の第二開放端部8に、スクリュ部材9の基端11で凹部41にフイットする内方へ突出するリム40を開放端部8に設けることによって回転自在に保持されている。
【0015】
ピストン13は各物質区画室6内に摺動自在に設置されている。各ピストン13はスクリュ部材9と共働して、ギア12の相対的回転によって物質区画室6内でピストン13を軸方向へ移動させる中央ネジ孔14を有する。ピストン13の周辺42は、物質区画室6の壁5と接触してピストン13を物質区画室6内で軸方向へ移動させるように設計されている。当業者に明らかなように、ピストン13の周辺と物質区画室6の壁間に必要とされる接触程度は各物質区画室6内に収容される物質の性質に依存する。例えば、物質が相対的に粘性でない場合、接触度合いはその物質が困難性を伴って通過するバリアを形成するために相対的により大きくなければならない。
【0016】
マスターギア15はハウジング2の下端部4に回転自在に取り付けられる。図4および11−14に更に詳細に示されたように、マスターギア15は各スクリュ部材のギア12と接触する。マスターギア15の回転は各スクリュ部材ギア12を回転させ、順次、ピストン13のネジ孔14とスクリュ部材9との間の相互運動によってピストン13を物質区画室6内で軸方向へ摺動させる。
【0017】
好適形態において、図4に示されたように、マスターギア15は各スクリュ部材ギア12間に位置決めされかつ各スクリュ部材のギア12と接触する。この形態において、マスターギア15は好適には長手孔21を有し、そこを介してハウジング2の下端部4から突出するボス20のまわりにフイットする。変形態において、マスターギア15はマスターギア15の上面から突出するボスを有し、他方ハウジング2の下端部がそのボスにフイットする孔を有していて、マスターギア15の回転を可能にする構成であってよい。消費者によるマスターギア15の回転を容易にするために、ベース22がそこへ取り付けられるのが好適である。ベース22は消費者に把持を容易にする領域を提供し、それによりマスターギア15の回転を容易にする。
【0018】
他の形態において、図11に示されたように、マスターギア15は各スクリュ部材のギア12の周囲を包囲してそれに接触するように形成されてよい。この形態において、マスターギア15は、図12に示されたように、ハウジング2の下端部内の凹部61と係合するポスト60によりハウジング2の下端部に回転自在に取り付けられる。この形態において、マスターギア15およびベース22は一体的ユニットとして形成されるのが好ましく、それによりベース22とマスターギア15間に位置決めされた分割壁62からのポスト60の突出を可能にする。
【0019】
更に他の形態において、図13および14に示されたように、マスターギア15は各スクリュ部材ギア12のまわりを包囲してそれに接触する可撓性ベルトであってよい。この形態において、好適には、スクリュ部材ギア12に対して適正位置で可撓性ベルトを単に保持するために、ベース22は回転しない状態でハウジング2の下端部へ固定される。これは、例えば、ハウジング2の下端部内の対応する形状の凹部66と係合する上方へ突出した部材65をベース22に設けることにより達成できる。この形態において、突出部材65および凹部66の形状は、ベース22がハウジング2に対して回転しないようなものであることが好ましい。好適形態として、例えば、正方形、長方形等が含まれる。
【0020】
全体が16で示された端キャップがハウジング2の上端部3に設けられる。好適形態において、端キャップ16はハウジング2の上端部3の上方にフイットする分離片である。図7−10に更に詳細に示されたように、端キャップ16は外シエル70および複数の長手方向に延在する第二壁17を有する。第二壁17は端キャップ16内で第一開放端部18から第二開放端部19まで延在し、第二開放端部19は端キャップ16の外シエル70と交差する。第二壁17は端キャップ16内に位置決めされて、端キャップ16が図1に示されたように、ハウジング2の上端部3上に設置されるときに、第二壁17の各第一端部18が各物質区画室6の第一開放端部7の各々と揃い、それによりその物質が各物質区画室6を退出する取り出し即ち、小出し通路45を形成する。好適形態において、図1および6に示されたように、第二壁17の第一開放端部18は僅かに大きい直径を有し、壁5の第一開放端部7上にフイットして取り出し通路45を形成する。当業者に明らかなように、端キャップ16内の第二壁の数量はハウジング2内の物質区画室6の数量に等しい。
【0021】
好適には、端キャップ16の下部31はハウジング2の上端部3で溝33内にフイットする保持リング32を有する。図6に更に詳細に示されたように、保持リング32と溝33との相互作用はハウジング2の上端部3上の端キャップ16保持を助ける。選択的に、保持リング32はハウジング2の上端部上に設置され、かつ溝33は端キャップ16の下部31上に設置されてよい。
【0022】
更に、図6に示されたように、第二壁17は、端キャップ16がハウジング2の上端部3上に設置されるときに、壁5に接触して封鎖する1またはそれ以上のシーリングリング51を有していてよい。シーリングリング51の付与は非粘性物質の通過を阻止する漏れ止めシールの形成を助ける。図6は端キャップ16の第二壁17上に位置決めされたシーリングリング51を示し、そのようにしてハウジング2の壁に対するシールを形成する。シーリングリング51は、しかしながら、ハウジング2の壁上に設置されて第二壁に対するシールを形成してもよい。
【0023】
好適形態において、端キャップ16は混合面30を有する。混合面30は、各第二壁17の第二開放端部19および端キャップ16の外シエル70と交差する平坦面または凹面を端キャップ16に設けることにより形成される。混合面30は、使用前に各物質区画室内の物質を混合するための包装上の領域を消費者に提供し、それにより、消費者が塗布を意図した領域上で直接的に複数の物質成分を混合する必要性を解消する。この新規特徴は、皮膚上に発生する反応を待つのではなく、皮膚への完全活性物質の直接的塗布を可能にする。選択的に、図15に示されたように、端キャップ16はハウジング2と一体成形して単一体80に形成することができる。この形態により、ハウジング2の第一壁および端キャップ16の第二壁の各々は単一壁構造体81として一体成形され、各単一壁81は分離物質区画室82を形成する。各物質区画室82は第一開放端部84、および第二開放端部83を有する。第二開放端部83は上述した同様方法により回転自在スクリュ部材(図示せず)を収容できる設計である。同様に、各物質区画室82の第一開放端部84は各区画室内に物質の取り出し通路を画定する。
【0024】
端キャップ16を分離片にするにしても、またはハウジング2と一体成形するにしても、各物質区画室の充填および続く包装全体的の組立は相当に容易な作業になる。
端キャップ16が分離片である場合、第一にハウジング2をスクリュ部材9と共に組立て、かつマスターギア15を上述した位置に回転可能に設置する。次に、各物質区画室6を意図された物質成分で充填する。次に、端キャップ16をハウジング2の上端部3へ嵌め、そのようにしてそれぞれの物質区画室6内へ各物質成分を入れて、ディスペンサ用包装を準備する。好適には、各スクリュ部材9上のピストン13を、最初に、物質区画室6の第二開放端部8に実質的に位置決めする。そこで、スクリュ部材9を回転すると、ピストン13が物質区画室6の第二開放端部8から物質区画室6の第一開放端部7へ向かって移動し、それにより各物質成分は端キャップ16の第二壁17により画定された取り出し通路45から排出される。
【0025】
端キャップ16がハウジング2と一体成形されて単一体を形成する場合、この単一体を倒立させ、かつ各物質区画室に意図した物質成分を充填する。次に、スクリュ部材9を上述した場所に回転自在に設置する。次に、マスターギア15を各スクリュ部材9と接触する適正位置に設置してディスペンサ用包装を準備する。
【0026】
上述形態のいずれにおいても、マスターギア15の一回回転により異なる量の各物質成分を取り出すことが必要な場合がある。このような場合に、本発明は殆どいかなる比率の所望量の取り出しにも対応するように容易に変更できる。例えば、最終物質が2:1の比で2つの分離物質の成分を必要とする場合、必要とされることは2つの物質区画室を、一方の物質区画室を他方の物質区画室の2倍の容積に変更し、かつピストン13を各物質区画室にフイットするように変更するだけでよい。スクリュ部材9上のネジピッチ、ピストン13上のネジピッチ、およびマスターギア15と各スクリュ部材ギア間の関係は変更なく維持できる。この簡単な変更により各ピストンは各物質区画室内で同一速度で移動し、そのようにして各ピストン13の連結スクリュ部材の先端への実質的同時到達を可能にし、かつそのプロセスにおいて各取り出し物質成分間の比を2:1の比で各物質区画室の全内容物を実質的に取り出す。
【0027】
更に、本ディスペンサに、消費者による適正量または推奨量の物質の取り出しを可能にするための使用量表示部を設けることが望ましい。例えば、図12に示されたように、ハウジング2の下端部4が1またはそれ以上の刻み目90を有し、かつマスターギア15がその刻み目90に適合する1またはそれ以上の戻り止め91を有していてよい。消費者がマスターギア15を回転させて物質を取り出すときに、戻り止め91は刻み目90から次の連続的刻み目90へ回転して、消費者による推奨使用量を表示する。
【0028】
更に、端キャップ16の第二開放端部19は図9に示されたように、自己閉鎖部材92を有する。この自己閉鎖部材92は端キャップ16と同時成形される二軸射出成形(bi−injection)の可撓性膜、または接着剤、スナップ係止具、摩擦嵌め等により端キャップ16の第二開放端部内に固定保持される分離部である一方弁であってよい。一部品を固定するかかる手段は当分野において周知である。いずれの構造によっても゛自己閉鎖部材92は、物質を第二開放端部から取り出すときに開放動作し、かつ所望量の物質を取り出した後に封鎖する。
【0029】
本発明の成形加工の容易性から、全構成部品はプラスチック材料により形成されることが好ましい。各部品に選択される特定材料は包装内に収容する物質の性質との適合性、および材料の成形特性に依存し、このことは当分野の熟練者の知識内にある。適宜材料は限定的でないがポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、ポリエチレンテレフタレート、アセタール等を含む。
【0030】
本発明はより煩雑な複数物質取り出し容器の欠点を解消し、かつ単一ギアの回転により複数物質の同時取り出しを可能にし、マスターギアの各回転に対応する量の複数物質の制御取り出しを可能にし、かつ異なる量での各物質の取り出しをマスターギアの同時単一回転により可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のツイストディスペンサの1形態の前面図である。
【図2】 図3のA−A線に沿ったツイストディスペンサの断面図である。
【図3】 図1のツイストディスペンサの上面図である。
【図4】 図1のB−B線に沿ったツイストディスペンサの断面図である。
【図5】 本発明のスクリュ部材およびピストンを示す。
【図6】 図2のC部の拡大図である。
【図7】 図10のD−D線に沿った本発明の端キャップの断面図である。
【図8】 図9のE−E線に沿った本発明の端キャップの断面図である。
【図9】 本発明の端キャップの前面図である。
【図10】 本発明の端キャップの側面図である。
【図11】 図12のF−F線に沿った本発明のツイストディスペンサの他の形態の断面図である。
【図12】 図11の形態によるスクリュ部材およびマスターギアを示す部分断面図である。
【図13】 図14のG−G線に沿った本発明のツイストディスペンサの他の形態の断面図である。
【図14】 図13の形態によるスクリュ部材およびマスターギアを示す部分断面図である。
【図15】 一体的に成形された端キャップを有する本発明のディスペンサの断面図である。
Claims (38)
- ハウジング、前記ハウジングは上端部および下端部を有する、
前記ハウジングの下端部から上端部へ長手方向に延在する複数の第一壁、各第一壁は分離物質区画室を形成し、かつ各前記物質区画室は第一開放端部および第二開放端部を有する、
各前記物質区画室内に軸方向に設置された回転自在スクリュ部材、各前記スクリュ部材は基端および先端を有する、
各前記スクリュ部材の基端に取り付けられたギア、前記ギアは各前記物質区画室の第二開放端部に回転自在に設置されている、
各前記物質区画室内で軸方向に摺動自在に設置されたピストン、前記ピストンは前記スクリュ部材と共働して連結された前記スクリュ部材の相対的回転によって前記ピストンを前記物質区画室内で軸方向へ移動させる中央ネジ孔を有する、
前記ハウジングの下端部に回転自在に取り付けられたマスターギア、前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアと接触する、
前記マスターギアの回転を補助するベース、前記ベースは前記マスターギアに取り付けられ、全体が前記ハウジングの下方に位置する、を含む機械的ツイストディスペンサ。 - 前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアに接触してその間に位置決めされている、請求項1のディスペンサ。
- 前記マスターギアは長手方向の孔を有し、かつ前記ハウジングの下端部はボスを有し、前記長手方向の孔は前記ボスを中心に回転自在に形成されている、請求項2のディスペンサ。
- 前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアのまわりを包みかつ各前記スクリュ部材のギアと接触している、請求項1のディスペンサ。
- 前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアのまわりを包みかつ各前記スクリュ部材のギアと接触している可撓性ベルトである、請求項4のディスペンサ。
- 本ディスペンサは使用量表示部を有し、前記使用量表示部は前記ハウジングの下部上の1またはそれ以上の連続的刻み目および前記刻み目内に適合する前記マスターギア上の1またはそれ以上の戻り止めから成り、前記1またはそれ以上の戻り止めは前記マスターギアの回転により前記刻み目から次の連続的刻み目へ回転する、請求項1のディスペンサ。
- 端キャップが前記ハウジングの上端部に設けられていて、前記端キャップは外シエルと複数の長手方向に延在する第二壁から成り、前記第二壁は前記端キャップの第一開放端部から第二開放端部まで延在し、前記第二開放端部は前記外シエルと交差し、前記第二壁は前記第二壁の各第一開放端部が各前記物質区画室の各第一開放端部と揃うように前記端キャップ内に位置決めされ、それにより取り出し通路を形成する、請求項1のディスペンサ。
- 前記端キャップは前記ハウジングの上端部上に設置された分離片である、請求項7のディスペンサ。
- 前記第二壁の第一開放端部は前記ハウジングの第一壁の第一開放端部よりも僅かに大きい直径を有しかつその上に適合している、請求項8のディスペンサ。
- 前記端キャップは混合面を有する、請求項8のディスペンサ。
- 前記混合面は各前記第二壁の第二開放端部および前記外シエルと交差する平坦面または凹面である、請求項10のディスペンサ。
- 前記端キャップは前記ハウジングと一体成形されて単一体を形成している、請求項7のディスペンサ。
- 前記端キャップは混合面を有する、請求項12のディスペンサ。
- 前記混合面は各前記第二壁の第二開放端部および前記外シエルと交差する平坦面または凹面である、請求項13のディスペンサ。
- 前記端キャップの第二開放端部は自己閉鎖部材を有する、請求項7のディスペンサ。
- 前記自己閉鎖部材は前記端キャップと同時成形された二軸射出成形可撓性膜、または前記端キャップの第二開放端部内に固定保持された分離部である一方弁である、請求項15のディスペンサ。
- ハウジング、前記ハウジングは上端部および下端部を有する、
前記ハウジングの下端部から上端部へ長手方向に延在する複数の第一壁、各第一壁は分離物質区画室を形成し、かつ各前記物質区画室は第一開放端部および第二開放端部を有する、
各前記物質区画室内に軸方向に設置された回転自在スクリュ部材、各前記スクリュ部材は基端および先端を有する、
各前記スクリュ部材の基端に取り付けられたギア、前記ギアは各前記物質区画室の第二開放端部に回転自在に設置されている、
各前記物質区画室内で軸方向に摺動自在に設置されたピストン、前記ピストンは前記スクリュ部材と共働して連結された前記スクリュ部材の相対的回転によって前記ピストンを前記物質区画室内で軸方向へ移動させる中央ネジ孔を有する、
前記ハウジングの下端部に回転自在に取り付けられたマスターギア、前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアと接触する、
前記マスターギアの回転を補助するベース、前記ベースは前記マスターギアに取り付けられ、全体が前記ハウジングの下方に位置する、および
前記ハウジングの上端部上に設けられた端キャップ、前記端キャップは外シエルと複数の長手方向に延在する第二壁から成り、前記第二壁は前記端キャップの第一開放端部から第二開放端部まで延在し、前記第二開放端部は前記外シエルと交差し、前記第二壁は前記第二壁の各第一開放端部が各前記物質区画室の各第一開放端部と揃うように前記端キャップ内に位置決めされ、それにより取り出し通路を形成する、を含む機械的ツイストディスペンサ。 - 前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアに接触してその間に位置決めされている、請求項17のディスペンサ。
- 前記マスターギアは長手方向の孔を有し、かつ前記ハウジングの下端部はボスを有し、前記長手方向の孔は前記ボスを中心に回転自在に形成されている、請求項18のディスペンサ。
- 前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアのまわりを包みかつ各前記スクリュ部材のギアと接触している、請求項17のディスペンサ。
- 前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアのまわりを包みかつ各前記スクリュ部材のギアと接触している可撓性ベルトである、請求項20のディスペンサ。
- 本ディスペンサは使用量表示部を有し、前記使用量表示部は前記ハウジングの下部上の1またはそれ以上の連続的刻み目および前記刻み目内に適合する前記マスターギア上の1またはそれ以上の戻り止めから成り、前記1またはそれ以上の戻り止めは前記マスターギアの回転により前記刻み目から次の連続的刻み目へ回転する、請求項17のディスペンサ。
- 前記第二壁の第一開放端部は前記ハウジングの第一壁の第一開放端部よりも僅かに大きい直径を有しかつ前記第一開放端部上に適合している、請求項17のディスペンサ。
- 前記端キャップは混合面を有する、請求項17のディスペンサ。
- 前記混合面は各前記第二壁の第二開放端部および前記外シエルと交差する平坦面または凹面である、請求項24のディスペンサ。
- 前記端キャップの第二開放端部は自己閉鎖部材を有する、請求項17のディスペンサ。
- 前記自己閉鎖部材は前記端キャップと同時成形された二軸射出成形可撓性膜、または前記端キャップの第二開放端部内に固定保持された分離部である一方弁である、請求項26のディスペンサ。
- ハウジング、前記ハウジングは上端部および下端部を有し、前記上端部は一体成形された端キャップを有し、前記端キャップは外シエルを有する、
前記ハウジングの下端部から上端部へ長手方向に延在する複数の第一壁、各第一壁は分離物質区画室を形成し、かつ各前記物質区画室は第一開放端部および第二開放端部を有する、
各前記物質区画室内に軸方向に設置された回転自在スクリュ部材、各前記スクリュ部材は基端および先端を有する、
各前記スクリュ部材の基端に取り付けられたギア、前記ギアは各前記物質区画室の第二開放端部に回転自在に設置されている、
各前記物質区画室内で軸方向に摺動自在に設置されたピストン、前記ピストンは前記スクリュ部材と共働して連結された前記スクリュ部材の相対的回転によって前記ピストンを前記物質区画室内で軸方向へ移動させる中央ネジ孔を有する、
前記ハウジングの下端部に回転自在に取り付けられたマスターギア、前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアと接触する、
前記マスターギアの回転を補助するベース、前記ベースは前記マスターギアに取り付けられ、全体が前記ハウジングの下方に位置する、を含む機械的ツイストディスペンサ。 - 前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアに接触してその間に位置決めされている、請求項28のディスペンサ。
- 前記マスターギアは長手方向の孔を有し、かつ前記ハウジングの下端部はボスを有し、前記長手方向の孔は前記ボスを中心に回転自在に形成されている、請求項29のディスペンサ。
- 前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアのまわりを包みかつ各前記スクリュ部材のギアと接触している、請求項28のディスペンサ。
- 前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアのまわりを包みかつ各前記スクリュ部材のギアと接触している可撓性ベルトである、請求項31のディスペンサ。
- 本ディスペンサは使用量表示部を有し、前記使用量表示部は前記ハウジングの下端部上の1またはそれ以上の連続的刻み目および前記刻み目内に適合する前記マスターギア上の1またはそれ以上の戻り止めから成り、前記1またはそれ以上の戻り止めは前記マスターギアの回転により前記刻み目から次の連続的刻み目へ回転する、請求項28のディスペンサ。
- 前記端キャップは混合面を有する、請求項28のディスペンサ。
- 前記混合面は各前記第二壁の第二開放端部および前記外シエルと交差する平坦面または凹面である、請求項34のディスペンサ。
- 前記端キャップの第二開放端部は自己閉鎖部材を有する、請求項28のディスペンサ。
- 前記自己閉鎖部材は前記端キャップと同時成形された二軸射出成形可撓性膜、または前記端キャップの第二開放端部内に固定保持された分離部である一方弁である、請求項36のディスペンサ。
- 非円筒形のハウジング、前記ハウジングは上端部および下端部を有する、
前記ハウジングの下端部から上端部へ長手方向に延在する複数の第一壁、各第一壁は分離物質区画室を形成し、かつ各前記物質区画室は第一開放端部および第二開放端部を有する、
各前記物質区画室内に軸方向に設置された回転自在スクリュ部材、各前記スクリュ部材は基端および先端を有する、
各前記スクリュ部材の基端に取り付けられたギア、前記ギアは各前記物質区画室の第二開放端部に回転自在に設置されている、
各前記物質区画室内で軸方向に摺動自在に設置されたピストン、前記ピストンは前記スクリュ部材と共働して連結された前記スクリュ部材の相対的回転によって前記ピストンを前記物質区画室内で軸方向へ移動させる中央ネジ孔を有する、
前記ハウジングの下端部に回転自在に取り付けられたマスターギア、前記マスターギアは各前記スクリュ部材のギアと接触する、を含む機械的ツイストディスペンサ。
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