JP3650245B2 - 美白化粧品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は美白化粧品に関する。
【0002】
【従来の技術】
美白化粧品の原料として使用できる物質としては種々の物質が知られているが、合成品は、長期間人間の肌に適応した場合の安全性の保証がなく、使用が制限されつつある。一方、天然物では美白作用の弱いものが多い。しかし人の肌に対する安全性の面から天然物で、多年、人が食したりして、安全性の面で保証されており、更に皮膚に対する老化防止など他の効果も合わせてもつ物質が望まれていた。
ジャトバ(JATOBA)は、マメ科のオオイナゴマメ属の高木で和名オオイナゴマメ、学名 Hymenaea courbaril と呼ばれている。熱帯アメリカに分布し、高さ 15 〜 40 m 、幹の径 100〜200 cm、樹皮は淡灰色から灰色である。材は木材として家具等に利用され、樹皮、樹脂、内皮は駆虫、健胃、気管支炎、膀胱炎、催尿、前立腺炎、淋病等に用いられている。豆果は食用とされている。
このジャトバの実や樹皮などを水、エタノールなどで抽出した抽出物を美白化粧品に利用することは既に開示されている(特開平 9-12441号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ジャトバの抽出方法と抽出物質との関連や、美白作用に関与する抽出物質の化学構造については明らかにされていないという問題があった。
すなわち、タンニンの一部は化粧品に利用されているが、縮合型タンニン系物質は化粧品には利用されておらず、ジャトバの抽出物を分画することにより得られる三量体以上の縮合型タンニン系物質の美白作用については知られていなかった。
【0004】
本発明は、このような問題に対処するためになされたもので、ジャトバの抽出物の化学構造を明らかにすることにより、皮膚に適用して安全であると共に、美白作用が大きくかつ肌荒れなどに有効な物質を含んだ美白化粧品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の美白化粧品は、化学式1で表せる物質であって、親水性溶媒に溶解し、かつnが10である物質を含有することを特徴とする。
【0006】
【化3】
Figure 0003650245
【0007】
また、本発明の他の美白化粧品は、ジャトバの抽出物を含有する美白化粧品であって、該抽出物は、ジャトバを非水系溶媒で処理した後、親水性溶媒で抽出してなる抽出物であり、かつ化学式1で表せる物質であることを特徴とする。
【0008】
【化4】
Figure 0003650245
【0009】
ここで、nは10である。
【0010】
さらに、親水性溶媒で抽出してなる抽出物は、水およびエタノールで順に分画された後、さらにメタノールおよびアセトン水溶液から選ばれた少なくとも 1つの親水性溶媒で分画されてなる抽出物であることを特徴とする。
【0011】
本発明者らは、すでに多年にわたって食用に供され、人体に対する安全性が確認されている植物をスクリーニングして調ベ、美白化粧品として利用価値のあるものを検討した。その結果、ジャトバの抽出物である上述の物質が美白化粧品原料として、あるいは医薬部外品として有効であることを見い出した。
【0012】
【発明の実施の形態】
化学式1で表せる物質は、縮合型タンニン系物質の一種であって、ジャトバ、スギ、ヒノキ等に含まれている。ジャトバを例にとり、溶媒抽出および分画の方法について説明する。
ジャトバの果皮を非水系溶媒で脱脂処理した後、親水性有機溶媒で抽出し、さらに分画することにより本発明に係る縮合型タンニン系物質が得られる。
【0013】
本発明に係る非水系溶媒は、水との親和性を示さない溶媒であり、ジャトバの果皮などの油脂分を効果的に脱脂できる非水系有機溶媒であれば使用することができる。具体的には、石油エーテル、n−ヘキサンなどの脂肪族炭化水素、ベンゼン、ジエチルエーテル等が好ましい。これらの中にあって、ジャトバの果皮の脱脂にあっては、特にテルペン類の除去のため、石油エーテルやn−ヘキサンが好適である。
【0014】
本発明に係る親水性溶媒は、水との親和性を有する溶媒であり、たとえば、分子内に水酸基、カルボキシル基、カルボニル基などの親水基を有する親水性有機溶媒をいう。たとえば、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、アセトン等を挙げることができる。また、水も親水性溶媒のなかに含まれる。
【0015】
これら親水性溶媒のなかでも、脱脂処理後のジャトバの果皮を抽出して、本発明の三量体以上の縮合型タンニン系物質を得るためには、水とアセトンとの混合溶媒、あるいはメタノールが好ましく、特に水とアセトンとの混合溶媒がより縮合型タンニン系物質を多く得るために好ましい。水とアセトンとの混合割合は、 50 〜100 重量%アセトン水溶液が好ましく、より好ましくは 60 〜 90 重量%、さらに好ましくは 65 〜 75 重量%、最適は 70 重量%アセトン水溶液である。この範囲であると、脱脂処理後のジャトバの果皮より、三量体以上の縮合型タンニン系物質を、その後の分画手段により得ることができる。
【0016】
分画手段としては、液液分配、逆相系のカラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、ゲル濾過、イオン交換樹脂、吸着分配等を、単独あるいは組合わせて用いることができる。
【0017】
70 重量%アセトン水溶液にて抽出したジャトバの果皮抽出物を吸着分配担体セファデックスLH−20を用いたカラムクロマトにより分画する方法について説明する。分画は、果皮抽出物をアプライしたセファデックスLH−20に親水性溶媒を順次流すことにより、それぞれの溶媒に溶解する順に溶出する物質として分画することができる。
親水性溶媒の順としては、水、エタノール、メタノール、 70 重量%アセトン水溶液等を挙げることができる。ジャトバの果皮抽出物については、水、エタノールの順に分画した後、メタノール、 70 重量%アセトン水溶液の順に分画することが、化学式1における三量体以上の縮合型タンニン系物質を得る上で好ましい。
【0018】
また、化学式1におけるnの上限は、親水性溶媒に溶解する範囲であれば美白化粧品材料として好適に用いることができる。より具体的には、nが 1〜 14 の範囲が好ましく、より好ましくはnが 1〜 10 の範囲である。なお、得られる物質の純度は分離にかかるコストや用途によって選択することができる。また、親水性溶媒の溶解液としても、あるいは凍結乾燥して粉体としても利用することができる。
【0019】
非水系溶媒で脱脂処理した後、親水性有機溶媒で抽出、分画により得られる物質は、その重合度をゲルパーミュエーションクロマトグラフィーなどにより、化学構造を核交換法やメチル化核交換法などにより決定することができる。なお、核交換法やメチル化核交換法は、たとえば木材学会誌( vol.33,No.7,p582-588(1987) )に記載されている方法を用いることができる。
【0020】
得られた物質と他の化粧品原料、たとえばスクワラン、ホホバ油等の液状油、ミツロウ、セチルアルコール等の固体油、各種の活性剤、グリセリン、1,3-ブチレングリコール等の保湿剤や各種薬剤等とを添加してさまざまな剤形の美白化粧品に調整することができる。たとえばローション、クリーム、乳液、パック等の目的に応じた利用形態とすることができる。
【0021】
化学式1で表される物質は強いチロシナーゼ活性阻害を示すので、この物質を含有する化粧品は、優れた美白作用を有する。
【0022】
【実施例】
本発明の美白化粧品に使用した化学式1で表される物質の製造例およびその構造決定について説明する。
製造例1および製造例2
1)脱脂、抽出、分画による試料の調製
ジャトバの果皮(乾燥品)108gを粉砕し、石油エーテル 500mlで 12 時間、その後、n−ヘキサン 500mlで 12 時間脱脂処理した。脱脂処理後のジャトバの果皮を 70 重量%アセトン水溶液 500mlで 10 時間抽出した。抽出液を濾紙(No.5C)を用いて濾過した。残渣をさらに 70 重量%アセトン水溶液 500mlで 10 時間抽出し、抽出液を濾紙(No.5C)を用いて濾過した。2 回の濾液を集めてエバポレートし凍結乾燥した。その結果、19.2g の固形物を得た。
この固形物をセファデックスLH一20を 100g 詰めた 3.5cmφx 45cm のカラムで分画した。
溶出液は水、エタノール、メタノーノル、 70 重量%アセトン水溶液を各 1リットルずつ順番に流した。このメタノール分画物をエバポレートし凍結乾燥したものを製造例1とし、 70 重量%アセトン水溶液分画物をエバポレートし凍結乾燥したものを製造例2とした。
なお、水で溶出した分画物を比較製造例1と、エタノールで溶出した分画物を比較製造例2とした。
【0023】
2)核交換法、メチル化核交換法による試料の構造決定
製造例1を 20mg 採取して、核交換試薬(キシレン:フェノール:BF3 −フェノール錯塩= 19 : 10 : 3 (V/V))を 8 ml 加え、 80 ℃で 4時間反応させた。反応生成物をガスクロマトグラフィーで分析した。分析条件は、カラムがメチルシリコンキヤピラリーカラムQUADREX−S2006(0.25mmφ、25m 、0.25μm film thickness)、カラム温度が初期温度 130℃、昇温速度 3℃/min. 、最終温度 190℃、検出器がFID、インジェクション温度が 230℃である。分析の結果、フロログルシノールが検出された。
また、反応条件を 150℃で 4時間にして同様な反応をさせ同一条件でガスクロマトグラフィー分析した結果、カテコールが検出された。
製造例2についても同一の反応および分析を行なったところ、製造例1と同様にフロログルシノールとカテコールが検出された。
以上の核交換法による結果は、A環からはフロログルシノールが、B環からはカテコールが遊離したことを示しており、製造例1および製造例2がプロシアニジン型であることを示している。
【0024】
つぎにメチル化核交換法により複素環の開環の有無を調べた。
製造例1を 15mg 採取してK2 CO3 0.5g 、アセトン 5ml、ジメチル硫酸 0.5 ml を加え 3時間 65 ℃で反応させた。これを用いて核交換法を行ない 80 ℃で 2時間反応させこれをガスクロマトグラフィーで分析した。分析条件は、カラムがメチルシリコンキヤピラリーカラムQUADREX−S2006(0.25mmφ、25m 、0.25μm film thickness)、カラム温度が初期温度 70 ℃、昇温速度 7.5℃/min. 、最終温度 250℃、検出器がFID、インジェクション温度が 230℃である。分析の結果、フロログルシノールジメチルエーテルが検出された。製造例2についても同一の反応および分析を行なったところ、フロログルシノールジメチルエーテルが検出された。
複素環が開いていればフロログルシノールトリメチルエ一テルが検出されることになるので、以上のメチル化核交換法による結果は、複素環が閉環していることを示している。
【0025】
3)分子量測定
製造例1および製造例2の分子量をゲルパーミュエーションクロマトグラフィーで測定した。分析条件は、カラムがshodex kf804−kf802、溶出液が精留したTHF、流速が 0.1ml/min. 、検出はUV 280nmである。なお、平均分子量は(+)−カテキン、合成プロシアニジンダイマー、ポリスチレン2200、9000、25000を用いた検量線により回帰式にて計算した。
【0026】
測定結果は、製造例1の平均分子量が 1453 であり、化学式1における平均重合度が 5.0と推定された。この場合、化学式1におけるnは 3である。また、製造例2の平均分子量が 3461 であり、化学式1における平均重合度が 11.9 (n=約 10 )と推定された。
製造例1および製造例2と同一の方法で比較製造例1および比較製造例2の平均分子量を測定した結果、それぞれ 435、439 であり、平均重合度が 1.5と推定された。
【0027】
4)製造例1および製造例2の評価
(イ)B16メラノーマ細胞試験
検体(たとえば製造例1)を所定の濃度になるように、イーグルMEM培地に加え、除菌フィルターで濾過後、牛胎児血清が 10 %になるように加え、pHを 7.6土0.1 になるように炭酸水素ナトリウムで調整し、シヤーレに 6ml分注し、B16メラノーマ細胞浮遊液( 1×106 cell/ml )を 0.05ml 加え、 5%CO2 、 95 %airの条件下で 37 ℃で 3日間培養した。
さらに、培地交換(上記の検体が入った 10 %牛胎児血清含有イーグルMEM培地)を行い、 3日間培養した(このとき、細胞増殖を判定する)。その後、細胞を剥離し、遠心分離して細胞を集め、肉眼で白色度の判定を行なった。結果を表1に示す。なお、美白用薬剤として知られているコウジ酸を比較として用いた。また、ブランクは検体を加えない場合である。
【0028】
【表1】
Figure 0003650245
【0029】
表1に示すように、製造例1および製造例2は良好な白色度を示した。
【0030】
(ロ)チロシナーゼ活性阻害試験
リン酸緩衝溶液(pH 6.8, 30mM)0.9ml 、1.66mMチロシン溶液 1.0ml、検体(たとえば製造例1)の 0.1重量%水溶液(溶解しにくい場合は超音波などで分散し、調整した) 1.0mlをスクリューバイアルにとり、37℃の恒温水槽中で 5分以上加温した。チロシナーゼ溶液(Sigma社製、マッシュルーム由来、 914ユニット/ml )0.1ml を加え、37℃の恒温水槽中で保温し、10分後に 475nmで吸光度を測定し、以下の計算式によりチロシナーゼ活性阻害率を求めた。ブランクとして、検体の代わりに純水を加え同様に測定した。この試験では試料の終濃度は 0.033%となる。結果を表2に示す。
【0031】
チロシナーゼ活性阻害率(%)=[{B−(A−P)}/B]× 100
ただし、A:検体の吸光度、B:ブランクの吸光度、P:検体の着色による吸光度( 3倍希釈)
【0032】
【表2】
Figure 0003650245
【0033】
表2に示すように、製造例1および製造例2は、強いチロシナーゼ活性阻害を示した。
【0034】
実施例1
ローションの例について説明する。配合成分と配合量(重量%)を以下に示す。
オリーブ油 0.5
製造例1 0.5
ポリオキシエチレン( 20 E.0 )ソルビタンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン( 60 E.0 )硬化ヒマシ油 2.0
エタノール 10.0
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液( 1.0重量%) 5.0
精製水 80.0
【0035】
精製水におよびヒアルロン酸ナトリウム水溶液加え 70 ℃に加熱調整する。オリーブ油にポリオキシエチレン( 20 E.0 )ソルビタンモノステアレートおよびポリオキシエチレン( 60 E.0 )硬化ヒマシ油を加え 70 ℃に加熱調整する。この油相を先に調整した水相に加え予備乳化し、さらに製造例1の抽出物およびエタノールを加えてホモミキサーにて乳化粒子を均一にした後、脱気、濾過、冷却して実施例1のローションを得た。
【0036】
実施例2
クリームの例について説明する。配合成分と配合量(重量%)を以下に示す。A成分
スクワラン 20.0
オリーブ油 2.0
ミンク油 1.0
ホホバ油 5.0
ミツロウ 5.0
セトステアリルアルコール 2.0
グリセリンモノステアレート 1.0
ソルビタンモノステアレート 2.0
B成分
精製水 47.9
ポリオキシエチレン( 20 E.0 )ソルビタンモノステアレート 2.O
ポリオキシエチレン( 60 E.0 )硬化ヒマシ油 1.0
グリセリン 5.0
製造例2 1.0
ヒアルロン酸ナトリウム水溶液( 1.0重量%) 5.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
【0037】
A成分とB成分とをそれぞれ計量し、それぞれ 70 ℃まで加温し、B成分にA成分を攪拌しつつ徐々に加えたのち、ゆっくり攪拌しつつ 30 ℃まで冷却して実施例2のクリームを得た。
【0038】
実施例1および実施例2で得られた化粧品につき、次に示す使用テストを行った。
使用テスト
女性 6名の顔面を左右に分け、片側の顔面を実施例、もう片側の顔面を比較例として毎日、実施例1のローションおよび実施例2のクリームを 1回以上使用してもらって、 3月後、以下の基準でアンケートを実施した。なお、比較例1および比較例2はそれぞれ実施例より製造例1および製造例2を除き、水に代えたものである。
【0039】
判定基準は以下に示す点数で表し、その結果を集計した。
実施例の方が非常によい 3点
実施例の方がかなりよい 2点
実施例の方がややよい 1点
実施例と比較例とで差がない 0点
比較例の方がややよい −1点
比較例の方がかなりよい −2点
比較例の方が非常によい −3点
【0040】
被験者 6名のアンケート集計結果は12点であった。この結果、製造例1および製造例2の物質を配合することにより、美白作用に優れた化粧品が得られた。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、化学式1で表せる物質であって、親水性溶媒に溶解し、かつnが10である物質を含有するので、該物質のB16メラノーマ細胞試験による優れた美白作用やチロシナーゼ活性阻害効果により、美白作用に優れた美白化粧品が得られる。
【0042】
また、ジャトバを非水系溶媒で処理した後、親水性溶媒で抽出してなる抽出物で、化学式1で表せる物質を含有するので、安全性と美白作用に優れた美白化粧品が得られる。
【0043】
さらに、ジャトバを非水系溶媒で処理した後、親水性溶媒で抽出してなる抽出物を水およびエタノールで順に分画された後、さらにメタノールおよびアセトン水溶液から選ばれた少なくとも 1つの親水性溶媒で分画されてなる抽出物を含有するので、安全性と美白作用により優れた美白化粧品が得られる。

Claims (3)

  1. 化学式(1)で表される物質であって、親水性溶媒に溶解し、かつnが10である前記物質を含有する美白化粧品
    Figure 0003650245
  2. ジャトバの抽出物を含有する美白化粧品であって、前記抽出物は、前記ジャトバを非水系有機溶媒で処理した後、親水性溶媒で抽出してなる抽出物であり、かつ化学式(1)で表される物質であることを特徴とする美白化粧品
    Figure 0003650245
  3. 前記親水性溶媒で抽出してなる抽出物は、水およびエタノールで順に分画された後、さらにメタノールおよびアセトン水溶液から選ばれた少なくとも 1 つの親水性溶媒で分画されてなる抽出物であることを特徴とする請求項2記載の美白化粧品。
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