JP3650232B2 - 被記録材 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、セルロース繊維を主成分とした用紙(以下、被記録材ともいう)に熱溶融性または熱可撓性インキにより画像を形成し、この画像を保持した用紙から画像を剥離して再生使用するのに適し、かつ、古紙として通常の離解条件でパルプに再生可能な被記録材に関する。
【0002】
【従来技術】
水あるいは水を含む液体、例えば界面活性剤水溶液(以下、画像除去促進液ともいう)を熱溶融性または熱可撓性インキ画像を保持する被記録材に付与後、画像と画像剥離体とを融着せしめ、画像を被記録材より剥離する被記録材の再生方法が提案されているが、被記録材の紙層に湿潤性のある液体を付与することから画像を形成した被記録材が湿潤するため、高度の耐水性を付与して、シワの発生や用紙の寸法伸びを抑制する必要がある。しかしながら、高度の耐水性を付与すると不要となつた用紙を古紙としてパルプに再生する場合、単繊維に離解するのが困難で古紙再生できない欠点があった。このような高耐水性の古紙を離解するには、高耐水性の古紙のみを集めて高温、高pH、高離解濃度の条件下で長時間処理する方法、例えば、古紙濃度10重量%でNaOHを対古紙1重量%添加し、温度70〜80℃で高濃度パルパーを用いて3時間処理することにより離解はできるが、このような離解方法では高耐水性の古紙のみを選択的に集めなければならないという手間のかかる収集方法を必要とし、また、耐水性の程度によって処理設備、処理条件も一般的に決められず、かつ、前記のような苛酷な離解条件を採用するとパルプの損傷を生じる等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、水あるいは水を含む液体を含浸させた状態の被記録材の伸びが小さく、シワの発生しない被記録材、特に画像を保持する記録材に水、界面活性剤などを含む水溶液(画像除去促進液)を付与後、画像剥離部材を介在させて画像を加熱接着および/または加圧接着することにより、画像を被記録材より剥離して被記録材を再生する再生法に適し、かつ、一般的な古紙処理法でパルプに再生できる被記録材を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記高度に耐水化した用紙を古紙としてパルプに再生する場合、単繊維に離解するのが困難で古紙再生できないという欠点が、シワの発生や用紙の寸法伸びを抑制するため高度の耐水性を付与したことにより生じたものであり、画像除去促進液を画像を保持する被記録材に付与後、画像を融着せしめ、画像を被記録材より剥離する被記録材の再生方法においては、トナー画像除去促進液が付与されてからドライヤーに入る数十秒程度の短時間帯に湿潤に対してシワの発生や用紙の寸法伸びの抑制等の高度の耐水性を被記録材が保持すればよく、一方、古紙のパルプ化に対しては通常の古紙再生法の処理条件下で前記被記録材が耐水性を失うようにすれば、シワの発生や用紙の寸法伸びの抑制と古紙再生性を両立できることに着目し、本発明に至ったものである。
前記の通常の古紙再生法としては、例えば温度50℃程度、水ガラスや苛性ソーダでpH9.5〜10として古紙濃度5重量%以下の低濃度パルパーを用いて離解する方法がある。
【0005】
そして、本発明者らは、被記録材がトナー画像除去処理の数十秒程度の短時間帯の画像除去促進液の湿潤に対しては、シワの発生や用紙の寸法伸びの抑制等の高度の耐水性を保持し、かつ通常の古紙処理法では容易に耐水性を喪失し離解するためには、被記録材を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比が0.15以上で、かつ、20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N〜1.5Nの範囲とすることが必要なことを見出した。
即ち、シワの発生や寸法伸びの不具合に対しての被記録材の耐水化は、被記録材を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比が0.15以上であることが必要であり、また、通常の古紙再生に対しては20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N以下(サンプル巾15mm、スパン100mm)とすればよい。
しかしながら、20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが1.5N未満となるような用紙では、画像除去促進液を画像を保持する被記録材に付与後画像を融着せしめ、画像を被記録材より剥離する被記録材の再生方法により繰り返し再生すると被記録紙にコ−ナ−傷や紙剥け等の損傷が発生しやすいことが分かった。従って、古紙再生性と被記録紙の再生性をともに満たすには20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N〜1.5Nの範囲とすることが必要である。
【0006】
前記の用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比が0.15以上であるという特性は、耐水化剤0.4重量%以上および水溶性高分子3重量%以上およびサイズ剤0.4重量%以上を用いた耐水保護構造を形成することによって得られるが、前記20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N〜1.5Nであるという特性を併せて持たせるには、前記耐水化剤として一般的に用いられるメラミンホルムアルデヒド樹脂やポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を耐水化剤として用いたのでは得られず、前記耐水化剤としてグリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンを用いることによって得られることを見い出した。即ち、グリオキザールやジアルデヒドデンプンによる耐水性は水に浸漬すると徐々に失われ、特にpH9.5以上では数分間で耐水性を失い容易に単繊維に離解できるが、メラミンホルムアルデヒド樹脂やポリアミドエピクロロヒドリン樹脂ではpH10以上でも容易に耐水性を失わず古紙の離解ができない。
【0007】
また、前記グリオキザールやジアルデヒドデンプンはサイズプレスで抄紙工程において表面サイジング加工して用いるが、パルプにあらかじめ耐水化剤を添加していないシートにサイズプレスするとサイズプレス液で湿潤したシートの紙力が不足し、紙切れやシワが発生しやすいため、グリオキザールやジアルデヒドデンプンのみで用いるのはサイズプレス作業上困難を生じることがある。
したがって、グリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンで表面サイジング加工する前に、パルプに耐水化剤を内部添加してサイズプレスで必要とする湿潤強さを付与しておくことが好ましい。
このサイズプレスで必要とする湿紙強度は抄紙の諸条件、例えば、抄速、坪量、テンション等により異なるが、湿潤引張り強さ(サンプル巾15mm、スパン100mm)が通常3N以上、望ましくは4N以上が必要である。
【0008】
前記サイズプレスで必要とする湿紙強度をパルプに付与するためにパルプに内部添加する耐水化剤としては、メラミンホルムアルデヒド樹脂、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂およびポリエチレンイミド樹脂等が挙げられる。これら耐水化剤の添加量は、パルプの種類、フリーネス、坪量、繊維の配向、サイズプレス前までの乾燥条件、薬品の種類、銘柄などにより必要とする添加率に違いはあるが、例えばPPC用紙の場合、メラミンホルムアルデヒド樹脂をパルプに内部添加する場合には、パルプ重量に対し、0.2重量%以上の添加が好ましい。0.2重量%以下の添加でもサイズプレスでのシワや紙切れが発生しない場合もあるが、0.1重量%未満の添加では20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが1.5N未満となり、画像除去促進液を画像を保持する被記録材に付与後、画像を融着せしめ、画像を被記録材より剥離する被記録材の再生方法によって繰り返し再生した被記録紙にコ−ナ−傷や紙剥け等の損傷が認められることがあった。したがって、再生による被記録材の損傷を防止するためには0.1重量%以上の添加が必要である。一方、添加量が0.3重量%を越えると離解不良となつた。
【0009】
また、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を使用する場合には、パルプ重量に対し0.05重量%以上の添加が好ましい。0.05重量%以下の添加でもサイズプレスでのシワや紙切れが発生しない場合もあるが、0.03重量%未満の添加では繰り返し再生した被記録紙にコ−ナ−傷や紙剥け等の損傷が認められることがあった。したがって、再生による被記録材の損傷を防止するためには0.03重量%以上の添加が必要である。一方、添加率が0.1重量%を越えると離解不良となった。
前記のように、内部添加する耐水化剤の添加量が多過ぎると古紙の離解性が悪くなるため、耐水化剤の使用量は、サイズプレスでのシワの発生や紙切れを防止できる最小量の使用が望ましいが、少なすぎると被記録材の再生を繰り返すと再生記録紙にコ−ナ−傷や紙剥け等の損傷が発生しやすくなるため、最小添加量は被記録材の再生利用性から限定される。
【0010】
すなわち、本発明者らは、被記録材を構成するパルプに対し、▲1▼メラミンホルムアルデヒド樹脂を内部添加に用いる場合、0.1〜0.3重量%程度のメラミンホルムアルデヒド樹脂を内部に添加し、かつグリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンとメラミンホルムアルデヒド樹脂と合わせた添加量が0.4重量%以上および水溶性高分子を内部添加量との合計量で3重量%以上およびサイズ剤を内部添加量との合計量で0.4重量%以上を表面サイズで添加すること、あるいは、▲2▼ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を内部添加に用いる場合、0.03〜0.1重量%程度のポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を内部添加し、グリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンとポリアミドエピクロロヒドリン樹脂と合わせた添加量が0.4重量%以上となる量および水溶性高分子を内部添加量との合計量で3重量%以上およびサイズ剤を内部添加量との合計量で0.4重量%以上を表面サイズで添加することにより前記課題を解決し、サイズプレスでのシワや断紙の発生がなく、かつ画像を除去再生する際のシワの発生や用紙の寸法伸び、用紙の損傷を制御し、かつ古紙再生もできる被記録材を得ることができた。
【0011】
以下に本発明を実施例および比較例によって説明する。
【0012】
実施例1
フリーネス400mlに叩解したLBKPに、パルプ重量に対しアルキルケテンダイマーサイズ剤(日本PMC社製 商品名AS202)0.3重量%、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(日本PMC社製 商品名WS−570)0.08重量%、ポリアクリルアミド樹脂(荒川化学工業社製 商品名ポリストロン117)1重量%、炭酸カルシウム(白石工業社製 商品名PCX−850)3重量%をそれぞれ内部添加し、更に、サイズプレスで酸化デンプン(日本食品化工社製 商品名MS♯3800)1.2g/m2(パルプ比1.6重量%相当)、PVA(クラレ社製 商品名PVA117)0.9g/m2(パルプ比1.2重量%相当)、グリオキザール(日本合成化学社製)0.4g/m2(パルプ比0.5重量%相当)、アクリル系サイズ剤(ハリマ化成社製 商品名KN−800)1.5g/m2(パルプ比2重量%相当)を表面サイジングして坪量74g/m2の用紙を抄造した。抄造時サイズプレスでのシワの発生は認められなかった。
用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比は0.17、0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さは3N、この用紙にPPC複写機(リコー社製 IMAGIO 320FPI)にて画像を形成させた被記録材を、「アニオン系界面活性剤ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(三井サイアナミッド社製 商品名MA−80)を0.8重量%含む画像除去促進液を含浸させた後、被記録材に加熱したゴムローラー、剥離部材を圧着させ剥離部材に画像を転移させる」再生方法で5サイクル処理した後の用紙伸び(以下、用紙伸びという)は0.5mm/298mmで複写機のカセット給紙が可能であった。また、ジャム、縦通しシワ、用紙の損傷、複写機再コピーシワの発生も認められなかった。
用紙をテスト用離解機により離解濃度1.2重量%で、温度50℃の0.5重量%NaOH水溶液中で3分間処理したところ完全に離解された。
【0013】
実施例2
フリーネス400mlに叩解したLBKPに、パルプ重量に対しポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(日本PMC社製 商品名WS−570)0.06重量%、ポリアクリルアミド樹脂(荒川化学工業社製 商品名ポリストロン117)1重量%をそれぞれ内部添加し、更に、サイズプレスで酸化デンプン(日本食品化工社製 商品名MS♯3800)1.2g/m2(パルプ比1.6重量%相当)、PVA(クラレ社製 商品名PVA117)0.9g/m2(パルプ比1.2重量%相当)、グリオキザール(日本合成化学社製)0.4g/m2(パルプ比0.5重量%相当)、アクリル系サイズ剤(ハリマ化成社製 商品名KN−800)0.4g/m2(パルプ比0.5重量%相当)を表面サイジングして坪量74g/m2の用紙を抄造した。抄造時サイズプレスでのシワの発生は認められなかった。
用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比は0.16、0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さは2.8N、この用紙の用紙伸びは0.6mm/298mmで複写機のカセット給紙が可能であった。また、ジャム、縦通しシワ、用紙の損傷、複写機再コピーシワの発生も認められなかった。
用紙をテスト用離解機により離解濃度1.2重量%で、温度50℃の0.5重量%NaOH水溶液中で3分間処理したところ完全に離解された。
【0014】
実施例3
フリーネス400mlに叩解したLBKPに、パルプ重量に対しサイズ剤(荒川化学工業社製 商品名SPE)1.8重量%、硫酸バンド2.5重量%、ポリアクリルアミド樹脂(荒川化学工業社製 商品名ポリストロン117)1重量%、メラミンホルムアルデヒド樹脂(住友化学工業社製 商品名スミレーズレジンAC)0.3重量%をそれぞれ内部添加し、更に、サイズプレスで酸化デンプン(日本食品化工社製 商品名MS♯3800)1.2g/m2(パルプ比1.6重量%相当)、PVA(クラレ社製 商品名PVA117)0.9g/m2(パルプ比1.2重量%相当)、ジアルデヒドデンプン〔日本カートリット社製 商品名カルダス No.5(製造中止中)〕0.4g/m2(パルプ比0.5重量%相当)、アクリル系サイズ剤(ハリマ化成社製 商品名KN−800)1.5g/m2(パルプ比2重量%相当)を表面サイジングして坪量74g/m2の用紙を抄造した。抄造時サイズプレスでのシワの発生は認められなかった。
用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比は0.15、0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さは2.3N、この用紙の用紙伸びは0.7mm/298mmで複写機のカセット給紙が可能であった。また、ジャム、縦通しシワ、用紙の損傷、複写機再コピーシワの発生も認められなかった。
用紙をテスト用離解機により離解濃度1.2重量%で、温度50℃の0.5重量%NaOH水溶液中で3分間処理したところ完全に離解された。
【0015】
実施例4
フリーネス400mlに叩解したLBKPに、パルプ重量に対しポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(日本PMC社製 商品名WS−570)0.03重量%、ポリアクリルアミド樹脂(荒川化学工業社製 商品名ポリストロン117)1重量%をそれぞれ内部添加し、更に、サイズプレスで酸化デンプン(日本食品化工社製 商品名MS#3800)1.2g/m2(パルプ比1.6重量%相当)、PVA(クラレ社製 商品名PVA117)0.9g/m2(パルプ比1.2重量%相当)、グリオキザール(日本合成化学社製)0.6g/m2(パルプ比0.8重量%相当)、アクリル系サイズ剤(ハリマ化成社製 商品名KN−800)0.4g/m2(パルプ比0.5重量%相当)を表面サイジングして坪量74g/m2の用紙を抄造した。抄造時サイズプレスでのシワの発生は認められなかった。
用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比は0.31、0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さは1.6N、この用紙の用紙伸びは0.5mm/298mmで複写機のカセット給紙が可能であった。また、ジャム、縦通しシワ、用紙の損傷、複写機再コピーシワの発生も認められなかった。また、用紙をテスト用離解機により離解濃度1.2重量%で、温度50℃の0.5重量%NaOH水溶液中で3分間処理したところ完全に離解された。
【0016】
比較例1
フリーネス400mlに叩解したLBKPに、パルプ重量に対しアルキルケテンダイマーサイズ剤(日本PMC社製 商品名AS202)0.5重量%、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(日本PMC社製 商品名WS−570)0.5重量%、ポリアクリルアミド樹脂(荒川化学工業社製 商品名ポリストロン117)1重量%、炭酸カルシウム(白石工業社製 商品名PCX−850)3重量%をそれぞれ内部添加し、更に、長網抄紙機のサイズプレスで酸化デンプン(日本食品化工社製 商品名MS♯3800)1g/m2(パルプ比1.3重量%相当)、PVA(クラレ社製 商品名PVA117)0.7g/m2(パルプ比1重量%相当)、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(日本PMC社製 商品名WS−525)0.4g/m2(パルプ比0.5重量%相当)、アルキルケテンダイマーサイズ剤(日本PMC社製 商品名AS202)0.9g/m2(パルプ比1.1重量%相当)を表面サイジングして坪量74g/m2の用紙を抄造した。
用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比は0.24、0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さは11.2N、この用紙の用紙伸びは0.5mm/298mmで複写機のカセット給紙が可能であった。また、ジャム、縦通しシワ、用紙の損傷、複写機再コピーシワの発生も認められなかった。しかし、用紙をテスト用離解機により離解濃度1.2重量%で温度50℃の0.5重量%NaOH水溶液中で20分間処理したが紙片状の未離解物が多数残った。
【0017】
比較例2
フリーネス400mlに叩解したLBKPに、パルプ重量に対しポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(日本PMC社製 商品名WS−570)0.15重量%を内部添加し、更に、長網抄紙機のサイズプレスで酸化デンプン(日本食品化工社製 商品名MS♯3800)1.0g/m2(パルプ比1.3重量%相当)、PVA(クラレ社製 商品名PVA117)0.7g/m2(パルプ比1.0重量%相当)、グリオキザール(日本合成化学社製)0.15g/m2(パルプ比0.2重量%相当)、アクリル系サイズ剤(ハリマ化成社製 商品名KN−800)0.4g/m2(パルプ比0.5重量%相当)を表面サイジングして坪量74g/m2の用紙を抄造した。
用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比は0.10、0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さは5.3N、この用紙の用紙伸びは1.2mm/298mmで複写機のカセット給紙にやや無理があった。また、ジャムや用紙の傷は発生しなかったが用紙を縦通しした時、シワが発生し、再コピーシワの発生も認められ、被記録材の再生処理・利用の適性が十分ではなかった。また、用紙をテスト用離解機により離解濃度1.2重量%で、温度50℃の0.5重量%NaOH水溶液中で20分間処理したが未離解の塊が多数認められた。
【0018】
比較例3
フリーネス400mlに叩解したLBKPに、パルプ重量に対しサイズ剤(荒川化学工業社製 商品名SPE)1.8重量%、硫酸バンド2.5重量%、メラミンホルムアルデヒド樹脂(住友化学工業社製 商品名スミレーズレジンAC)0.5重量%、ポリアクリルアミド樹脂(荒川化学工業社製 商品名ポリストロン117)1重量%をそれぞれ内部添加し、更に、長網抄紙機のサイズプレスで酸化デンプン(日本食品化工社製 商品名MS♯3800)1.2g/m2(パルプ比1.6重量%相当)、PVA(クラレ社製 商品名PVA117)0.9g/m2(パルプ比1.2重量%相当)、グリオキザール(日本合成化学社製)0.4g/m2(パルプ比0.5重量%相当)、アクリル系サイズ剤(ハリマ化成社製 商品名KN−800)1.5g/m2(パルプ比2重量%相当)を表面サイジングして坪量74g/m2の用紙を抄造した。
用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比は0.15、0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さは6.1N、この用紙の用紙伸びは0.7mm/298mmで複写機のカセット給紙が可能であった。また、ジャム、縦通しシワ、用紙の損傷、複写機再コピーシワの発生も認められなかった。しかし、用紙をテスト用離解機により離解濃度1.2重量%、で、温度50℃の0.5重量%NaOH水溶液中で20分間処理したが未離解の塊が多数認められた。
【0019】
比較例4
フリーネス400mlに叩解したLBKPに、パルプ重量に対しアルキルケテンダイマーサイズ剤(日本PMC社製 商品名AS202)0.3重量%、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(日本PMC社製 商品名WS−570)0.15重量%、ポリアクリルアミド樹脂(荒川化学工業社製 商品名ポリストロン117)1重量%、炭酸カルシウム(白石工業社製 商品名PCX−850)3重量%をそれぞれ内部添加し、更に、長網抄紙機のサイズプレスで酸化デンプン(日本食品化工社製 商品名MS♯3800)1.2g/m2(パルプ比1.6重量%相当)、PVA(クラレ社製 商品名PVA117)0.9g/m2(パルプ比1.2重量%相当)、グリオキザール(日本合成化学社製)0.4g/m2(パルプ比0.5重量%相当)、アクリル系サイズ剤(ハリマ化成社製 商品名KN−800)1.5g/m2(パルプ比2重量%相当)を表面サイジングして坪量74g/m2の用紙を抄造した。
用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比は0.18、0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さは5.9N、この用紙の用紙伸びは0.4mm/298mmで複写機のカセット給紙が可能であった。また、ジャム、縦通しシワ、用紙の損傷、複写機再コピーシワの発生も認められなかった。しかし、用紙をテスト用離解機により離解濃度1.2重量%で、温度50℃の0.5重量%NaOH水溶液中で20分間処理したが未離解物が多数残った。
【0020】
比較例5
フリーネス400mlに叩解したLBKPに、パルプ重量に対しポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(日本PMC社製 商品名WS−570)0.02重量%、ポリアクリルアミド樹脂(荒川化学工業社製 商品名ポリストロン117)1重量%をそれぞれ内部添加し、更に、長網抄紙機のサイズプレスで酸化デンプン(日本食品化工社製 商品名MS#3800)1.2g/m2(パルプ比1.6重量%相当)、PVA(クラレ社製 商品名PVA117)0.9g/m2(パルプ比1.2重量%相当)、グリオキザール(日本合成化学社製)0.6g/m2(パルプ比0.8重量%相当)、アクリル系サイズ剤(ハリマ化成社製 商品名KN−800)1.5g/m2(パルプ比2重量%相当)を表面サイジングして坪量74g/m2の用紙を抄造した。
用紙を20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比は0.26、0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さは1.3N、この用紙の用紙伸びは0.5mm/298mmで複写機のカセット給紙が可能であった。また、ジャム、縦通しシワ、複写機再コピーシワの発生も認められなかった。また、用紙をテスト用離解機により離解濃度1.2重量%で、温度50℃の0.5重量%NaOH水溶液中で3分間処理したところ完全に離解された。しかし、5サイクル再生処理した用紙の表面に僅かな紙剥けが認められた。
【0021】
本明細書で採用した本発明の測定方法は以下のものである。
・湿潤引張強さ:
20℃の水に1分間浸漬後、余剰液を濾紙で除去し、JIS P8135により測定した。サンプル巾15mm、スパン100mm
・湿潤前引張強さ:
JIS P8113により測定
・用紙伸び:
PPC複写機(リコー社製 IMAGIO 320FPI)にて画像を形成させた被記録材を、「アニオン系界面活性剤ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(三井サイアナミッド社製 商品名MA−80)を0.8重量%含む画像除去促進液を含浸させた後、被記録材に加熱したゴムローラー、剥離部材を圧着させ剥離部材に画像を転移させる」再生方法で5サイクル処理した後、寸法の伸びをJIS 1級金属製直尺で測定した。
【0022】
以下、前記各実施例および比較例で被記録材の製造に使用した薬剤ならびにその使用量、および得られた被記録材の特性を表1〜9に示す。
【0023】
【表1】
Figure 0003650232
【0024】
【表2】
Figure 0003650232
【0025】
【表3】
Figure 0003650232
【0026】
【表4】
Figure 0003650232
【0027】
【表5】
Figure 0003650232
【0028】
【表6】
Figure 0003650232
【0029】
【表7】
Figure 0003650232
【0030】
【表8】
Figure 0003650232
【0031】
【表9】
Figure 0003650232
注 1.離解特性についての×は、離解が生じないことを意味する。
2.SPシワ、ジャム、シワ、コピーシワ、用紙キズ特性についての○は、前記のような現象が生じないこと、×は、前記のような現象が生じること、また、△は、前記のような現象が軽微に生じること、または、縦通し等の厳しい条件でのみ生じることをそれぞれ意味する。
【0032】
以下、本発明の具体的実施態様を示す。
1.20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N〜1.5Nである被記録材。
2.耐水性が、20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比が0.15以上で、かつ古紙再生に対しては20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N〜1.5Nである被記録材。
3.被記録材がパルプに対しメラミンホルムアルデヒド樹脂を0.3重量%以下内部添加し、かつグリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンとメラミンホルムアルデヒド樹脂とを合計量で0.4重量%以上、水溶性高分子を内部添加量との合計量で3重量%以上およびサイズ剤を内部添加量との合計量で0.4重量%以上を表面サイズで添加したものである前記1〜2記載の被記録材。
4.パルプに対するメラミンホルムアルデヒド樹脂の量が0.1〜0.3重量%である前記3の被記録材
【0033】
5.被記録材が、パルプに対しポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を0.1重量%以下内部添加し、かつグリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンとポリアミドエピクロロヒドリン樹脂とを合計量で0.4重量%以上、水溶性高分子を内部添加量との合計量で3重量%以上およびサイズ剤を内部添加量との合計量で0.4重量%以上を表面サイズで添加したものである前記1〜2記載の被記録材。
6.パルプに対するポリアミドエピクロロヒドリン樹脂の量が0.03〜0.1重量%である前記5の被記録材。
7.前記1ないし6の被記録材上に画像を形成した画像保持体に水または水を含む液体を含浸させ、該被記録材と画像剥離体を接触させ、画像保持体より画像を剥離することを特徴とする被記録材の再生方法。
【0034】
【効果】
画像除去促進液を使用する被記録材より画像を剥離する被記録材の再生方法においては、被記録材のシワの発生や寸法伸びが生ぜず、かつ通常の古紙処理法によって容易に離解が可能な被記録材が得られた。

Claims (4)

  1. 被記録材がパルプに対し、メラミンホルムアルデヒド樹脂を0.1〜0.3重量%内部添加し、かつグリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンとメラミンホルムアルデヒド樹脂とを合計量で0.4重量%以上、水溶性高分子を内部添加量との合計量で3重量%以上およびサイズ剤を内部添加量との合計量で0.4重量%以上を表面サイズで添加したものであって、20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N〜1.5Nであることを特徴とする被記録材。
  2. 被記録材がパルプに対し、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を0.1〜0.03重量%内部添加し、かつグリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンとポリアミドエピクロロヒドリン樹脂とを合計量で0.4重量%以上、水溶性高分子を内部添加量との合計量で3重量%以上およびサイズ剤を内部添加量との合計量で0.4重量%以上を表面サイズで添加したものであって、20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N〜1.5Nであることを特徴とする被記録材。
  3. 被記録材がパルプに対し、メラミンホルムアルデヒド樹脂を0.1〜0.3重量%内部添加し、かつグリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンとメラミンホルムアルデヒド樹脂とを合計量で0.4重量%以上、水溶性高分子を内部添加量との合計量で3重量%以上およびサイズ剤を内部添加量との合計量で0.4重量%以上を表面サイズで添加したものであって、耐水性が、20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比が0.15以上で、かつ古紙再生に対しては20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N〜1.5Nであることを特徴とする被記録材。
  4. 被記録材がパルプに対し、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を0.1〜0.03重量%内部添加し、かつグリオキザールおよび/またはジアルデヒドデンプンとポリアミドエピクロロヒドリン樹脂とを合計量で0.4重量%以上、水溶性高分子を内部添加量との合計量で3重量%以上およびサイズ剤を内部添加量との合計量で0.4重量%以上を表面サイズで添加したものであって、耐水性が、20℃の水に1分間浸漬したときの湿潤引張強さと湿潤前引張強さの比が0.15以上で、かつ古紙再生に対しては20℃の0.5重量%NaOH水溶液に5分間浸漬したときの湿潤引張強さが4N〜1.5Nであることを特徴とする被記録材
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