JP3648004B2 - 車両用加速度センサ装置 - Google Patents

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    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に装着されるシートベルト装置用リトラクタ等に用いられる車両用加速度センサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両に大きな加速度が加わった場合、シートベルト装置のリトラクタからウエビングが引き出されないようにするため車両に加わる所定値以上の大きな加速度を検出するための車両用加速度センサ装置が装着されている。
【0003】
このような、車両用加速度センサ装置を備えた装置類、例えばシートベルトリトラクタは、車両のセンタピラーやシートクッション等のように、車体に対し固定した状態で取り付けられる部分へ搭載されている。
【0004】
従来この加速度センサを、例えばリクライニングシートのシートバック用リトラクタ等の車体に対して角度が変更される部分へ取り付けて用いるという要請を受けて、着座姿勢の変更調整等により、このリトラクタの加速度センサ装置の取付姿勢が変更されても、加速度センサ装置が検出すべき設定加速度を検出するため、特公平1−57744号公報に開示された図11、及び図12に示す如き衝撃感知装置が提案されている。この衝撃感知装置は、その全体の重心位置が中間部材510の回転中心Cより下方にあるため、この装置全体は回転中心Cを中心として、ブラケット512に対して傾斜し、その軸心は鉛直線A0 −A0 に一致される。この状態において、揺動子514は中間部材510に対して回転変位していないので、ロッド516は重錘518に対して相対的に上昇されない。また伝達部材520の内周面は回転中心Cを中心とする球面をなすので、この伝達部材520はロッド516により押上げられることはなく、爪522は歯車524より離間している。すなわち、シートベルトウエビング526を引出すことが可能である。この状態で車両に衝撃が働くと、ブラケット512が水平状態にある第11図の図示状態と同様に、揺動子514が中間部材510に対して相対回転し、ロッド516が持上げられ、伝達部材520を介して爪522を上方へ回動させる。この結果、爪522は歯車524に係止し、シートベルトウエビング526はロックされる。
【0005】
このように、中間部材510の軸心が衝撃の作用しない平常時には常に鉛直線に一致し、衝撃時に発生する揺動子514と中間部材510の相対回転変位により、衝撃の大きさを感知するようになっている。したがって、取付状態の変化を感知することはなく、衝撃力のみを感知する。この場合、中間部材510は揺動子514とは反対方向に揺動するので、その相対回転変位は比較的大きく、衝撃力を確実に感知することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の図11、及び図12に示す車体に対して取付姿勢を変更可能な衝撃感知装置では、これを取り付けたリクライニングシートのシートバックが傾斜した場合でも、また、車体全体が傾斜した場合でも同様に作用するので、車体全体が傾斜した場合の感度が鈍く(いわゆる静的ロック角が大きく)ならざるを得ない。これに対し、一般の車体に固定された部分に搭載される加速度センサ装置は、車体全体が所定の小角度傾斜した際に作動するよう車体全体が傾斜した場合の感度が敏感に(いわゆる静的ロック角が小さくなるように)設定されている。
【0007】
本発明は前述の点を考慮し、車体に対して姿勢を変更可能なものであっても、車体全体が傾斜した場合の感度を敏感にした(静的ロック角を小さくした)加速度センサ装置を新たに提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の車両用加速度センサ装置は、車両に加わる加速度に応じて慣性体を慣性移動させることにより、出力部材を駆動する車両用加速度センサ装置であって、車体側に固定されるハウジングと、前記ハウジングの回転軸芯の回りに回動自由に支受されたブラケットと、前記ハウジングが車体への取付け角度を変更されても自重により前記ブラケットを前記回転軸芯の回りに回動させて前記ブラケットの前記回転軸芯の回りに一定の姿勢を取らせるように前記ブラケットに設けられたウエイトと、前記ブラケットの前記ハウジングに対する回動動作を制止し、又は回動自由に解放する制止手段と、リトラクタのウエビングを巻装したスプール軸に連動され、前記ウエビングの格納状態で前記制止手段を操作することにより前記ブラケットを回動自由に解放し、前記ウエビングを引き出して使用している状態で前記制止手段を操作することにより、前記ブラケットが前記ハウジングと相対的に回動しないよう制止するカム部材と、を有することを特徴とする。
【0009】
上述のように構成することにより、乗員がこのリトラクタを備えたリクライニングシートに着座し、シートバックのリクライニング操作をすると、シートバックの傾斜に対応して、適正な加速度を検出し得るようブラケットが回動する。この後、着座した乗員がシートベルトウエビングを装着すると、その動作に連動されたカム部材によって制止手段が操作され、ブラケットがシートバックの傾斜に対応した位置で固定され、車体全体が所定の小角度傾斜した際に、敏感な感度で(いわゆる静的ロック角が小さくなるように)作動する。
【0010】
本発明の請求項2記載の車両用加速度センサ装置は、車両に加わる加速度に応じて慣性体を慣性移動させることにより、出力部材を駆動する車両用加速度センサ装置であって、車体側に固定されるハウジングと、前記ハウジングの回転軸芯の回りに回動自由に支受されたブラケットと、前記ハウジングが車体への取付け角度を変更されても自重により前記ブラケットを前記回転軸芯の回りに回動させて前記ブラケットの前記回転軸芯の回りに一定の姿勢を取らせるように前記ブラケットに設けられたウエイトと、前記ブラケットの前記ハウジングに対する回動動作を制止し、又は回動自由に解放する制止手段と、リトラクタのスプール軸に巻装されたシートベルトウエビングの巻径を検出し、前記ウエビングが格納状態近くの大きな巻径となったとき、前記制止手段を操作することにより前記ブラケットを回動自由に解放し、前記ウエビングを引き出して使用している状態で前記制止手段を操作することにより、前記ブラケットが前記ハウジングと相対的に回動しないよう制止する巻径検知手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
上述のように構成することにより、乗員がこのリトラクタを備えたリクライニングシートに着座し、シートバックのリクライニング操作をすると、シートバックの傾斜に対応して、適正な加速度を検出し得るようブラケットが回動する。この後、着座した乗員がシートベルトウエビングを装着すると、そのシートベルトウエビングの巻径を検出して動作する巻径検知手段によって制止手段が操作され、ブラケットがシートバックの傾斜に対応した位置で固定され、車体全体が所定の小角度傾斜した際に、敏感な感度で(いわゆる静的ロック角が小さくなるように)作動する。
【0012】
【発明の実施の形態】
(シートベルトリトラクタの全体構成)
本発明の車両用加速度センサ装置を、シートベルト装置に用いられるリトラクタの加速度センサとして構成した第1実施の形態が、図1〜図9に示されている。
【0013】
図1に示すように、シートベルトウエビングを巻装するスプールの軸10の両端部をそれぞれ支受するリトラクタベース12の一方である軸支側面部12Aには、ロック機構部14と、加速度センサ本体16が装着されている。さらに、図2に示すようにこの軸支側面部12Aには、ロック機構部14及び加速度センサ本体16を収納する上カバー18が取り付けられている。
(加速度センサ装置の構成)
図2に示すように、加速度センサ本体16は、リトラクタベース12の軸支側面部12Aに穿設された略長円形状の開口20部分に装着されている。加速度センサ本体16は、センサカバー22とハンガ24とで構成されるハウジング内に、ウエイト26、ブラケット28、慣性体であるセンサボール30、第1パウル32、及び第2パウル34が装着されて構成されている。
【0014】
図3に示すように、センサカバー22は、軸支側面部12Aの開口20と相似形で一回り小さい平板部36の周囲から直角に筒状の周壁38を立設し、この周壁38開口側端部から直角に外方へ向けて延びるフランジ部40を一体的に設けて構成されている。
【0015】
この、センサーカバー22のフランジ部40における図3に向って真横に当たる各部分は、それぞれ小さい範囲に渡って切欠されて切欠部42が形成されており、各々の切欠部42には、それそれ周壁38から矩形舌片状に延出する係着突片44が一体的に突設されている。各係着突片44の自由端部には、外方へ向けて突出する鉤形で先すぼまりとなるよう斜面が形成された係留部46が形成されている。
【0016】
このセンサーカバー22に組み付けられるハンガ24は、正面半円形状の前面板部48の円弧状周端部から半筒状の周側壁50を直角方向に延出するよう一体的に突設することにより、その内側をブラケット28の収容部として形成されている。さらに、前面板部48の半径方向に延びて鈍角をなす斜状の各辺部48Bの中央には、小半円形状の軸受板部48Aが一体に突設されている。この軸受板部48Aの部分には、小円孔状の軸孔52が穿孔されている。
【0017】
またハンガ24の周側壁50の両端部には、それぞれ矩形板状の固定部54が一体に設けられ、その前面板部48と反対側の端部は、外方へ向けて直角に折曲して延設され、その各自由端部には、固定ピン56が突設されている。各固定部54には周側壁50の内方を向いた側面部に、前面板部48側から、その中間部にかけて浅溝が穿設され、各固定部54の中間に位置し、かつ浅溝の底面から直角に立ち上がる段状に形成された前記係着突片44に係合用の係止部58が設けられている。
【0018】
このように構成されたハンガ24は、図7に示される如くその周側壁50の自由端をセンサカバー22のフランジ部40に当接させ、図3から解るように係着突片44の係留部46を係止部58に係止させることによりセンサカバー22と一体的に組み合わされ、加速度センサ本体16のハウジングを構成するようにされている。
【0019】
このセンサカバー22と、ハンガ24とで構成されるハウジング内部に支受されるブラケット28は合成樹脂製で、頂部を下にした円錐台形状の凹部であるボール受部60を有する台部62の直径方向両端部に、ボール受部60のある側(図3に向って上側)に向けて延出する支板64と、支受支板66とが一体に設けられている。この支板64は、矩形小板の自由端部にボール受部60側に向けて曲がった小鉤状の係留部68を一体に設け、さらに、この支板64のボール受部60と反対側の外側面中央部には、長円柱状の軸ピン70が一体に設けられている。
【0020】
また、支受支板66は、矩形小板の両横側部に、それぞれ支柱部72を一体に立設し、これらの支柱部72の自由端部に軸受孔74を同軸上に穿孔し、さらに、支受支板66のボール受部60と反対側の外側面中央部に、小円柱状の軸ピン76(図7)が一体に突出されている。
【0021】
これら2本の軸ピン70、76は、それらの中心線が同軸となり、かつこの中心線がボール受部60上に通常状態で載置されたセンサボール30の中心を通る回転軸芯Xとなるように配置されている。すなわち、これらの軸ピン70、76はブラケット28の回転軸となるので、ブラケット28の回転軸が通常位置のセンサボール30の中心を通るように設定されている。
【0022】
この一方の軸ピン70は、ハンガ24の軸孔52に回動自由に支受される。また、他方の軸ピン76は、センサカバー22の平板部36中央部に一体的に突設された筒状の軸受部78に支受される。これにより、ブラケット28は、センサカバー22とハンガ24とが組み合わさって構成されたハウジング内部に回動自由に装着される。
【0023】
ブラケット28における、ボール受部60の回転軸芯Xと直交する直径方向(矢印Y方向)の両端部には、それぞれウエイト係着部80が一体的に設けられている。この各ウエイト係着部80は、ボール受部60の両側部から矩形台状の台部82を一体に突設し、その外側下辺中央部から、係留部68、及び支柱部72の延出方向と逆の方向(図3に向って下方向)に、舌片状の係着片84を一体に突設して、形成されている。さらに係着片84の自由端部には、ボール受部60側に向って鉤状に突設された係着突起86が一体に形成されている。
【0024】
このブラケット28には、ウエイト26が一体的に組み付けられる。このウエイト26は金属製で、ブラケット28におけるボール受部60と反対側の底面部を凹部に入れるようにして組み付けられる台盤部88の一方の側面部に側面U字状のカウンタウエイト部90が回転軸芯Xに対し対象形状となるように一体的に形成されている。さらに、この台盤部88の他方の側面の両角部分には、後述するブラケット28取付けのため小角柱状の支持柱部92が一体的に立設されている。また、台盤部88の各カウンタウエイト部90と各支持柱部92との間の位置には、それぞれ台盤部88の一部を段部94Aを有する矩形溝状に形成された係着溝94が穿設されている。
【0025】
このように構成されたウエイト26は、その一対のカウンタウエイト部90の間にブラケット28の支板64を入れ、その一対の支持柱部92の間に支受支板66と一体の支柱部72を入れ、各カウンタウエイト部90と各支持柱部92との間に台部82を入れ、さらに各係着片84をそれぞれ係着溝94に通して、その段部94Aに係着突起86を係着することによって、このウエイト部90がブラケット28に対し、ワンタッチで一体的に組み付けられる。
【0026】
また、カウンタウエイト部90における各支柱状部の外側面部の中間位置には、それぞれ外方へ突出する段部96が形成され、ブラケット28に一体に組み付いたウエイト26が回転動作したとき、各段部96のいずれかが、対応する辺部48Bに当接して、このブラケット28部分の回動範囲を制限するように構成されている。
【0027】
ブラケット28のボール受部60内には、直径約12.7ミリメートルの金属球であるセンサボール30が斜面を転動可能に載置されている。また、ブラケット28の支柱部72の軸受孔74部分には、第2パウル34が軸着されている。この第2パウル34は、円形の皿を伏せた形状の頭部98から梁部100が一体に延設され、この梁部100の自由端部に対しT字状となるように軸ピン部102が設けられている。
【0028】
第2パウル34は、その回転中心である軸ピン部102を軸受孔74に軸挿して、その頭部98の下面部に円錐台形状の凹部に穿設した図7に示す被動用凹部104をセンサボール30に被せるように装着されている。
【0029】
また、図3に示すように第2パウル34の頭部98には、小矩形突片状の制止用突部106が突設されており、この制止用突部106はブラケット28の支板64の係留部68と台部62との間位置に移動自在に臨まされている。そしてブラケット28が水平方向に対し傾くよう回動する場合や加速度が作用する場合に、センサボール30がボール受部60の円錐台形状の斜面を転動して外周側へ乗り上げるとともに、頭部98の被動用凹部104の外周側へ転接することによって、第2パウル34をボール受部60から離間するように動かした際、この制止用突部106が係留部68に係止されて、ボール受部60の外周部と被動用凹部104の外周部との間隔が、センサボール30の直径より小さくなるように制限し、これらボール受部60と被動用凹部104との間からセンサボール30が抜け落ちないように構成されている。また、センサボール30によって微小角上方へ回動操作される第2パウル34の頭部98における被動用凹部104と反対側の上面部中央部位には、第1パウル32を操作するための小突起部105が一体的に突設されている。
【0030】
この第1パウル32は、横方向配置の梁状部108の一端部を直角に立ち上げて全体がL字を横に寝せた側面形状となるように形成されている。この第1パウル32の梁状部108の一部には、筒状の軸受孔部110が一体に設けられている。また、梁状部108から直角に立ち上がった自由端部には、台形板状に一方の横側に突出する係止爪部112が一体に形成され、さらにこの係止爪部112の突出していない側面部の近接部位には、小突片状の動作範囲制限部114が突設されている。また、梁状部108における軸受孔部110と係止爪部112との間部分には、係止爪部112の突出方向と同方向に突出する受け面部116が設けられている。この受け面部116には、係止爪部112の延出方向に凸となるように湾曲させて小突起部105を摺接させるようにし、回転軸芯Xを中心とする円弧面に形成された当接面部118が設けられている。
【0031】
図2、図3、及び図6に示すように、第1パウル32の梁状部108の係止爪部112と反対側であって、軸受孔部110より自由端側には、制動保持部120が一体に設けられている。この制動保持部120は正面略円弧形状に形成され、この部分の係止爪部112の延出側(図6の上方側)の側部近くを矩形突台状の制止突部122として残し、この他の部分を台形状平面に切欠して図5の奥側に凹んだ摺接面部124が形成されている。このように構成された第1パウル32は、その軸受孔部110に、センサカバー22のフランジ部40から突設した丸軸棒126が通されて、軸着されている。また、フランジ部40には、その丸軸棒126に軸着した第1パウル32の制動保持部120の自由端の外方近傍に、丸軸棒126と平行に支柱128が立設されている。この支柱128の自由端部には、この支柱128の軸線に対し直角方向に折曲し摺接面部124上へ臨むように鉤形に形成された保持部130が一体に形成されている。
【0032】
この保持部130は、摺接面部124上を摺接するようにして押え、第1パウル32が丸軸棒126から抜け落ちないように保持するとともに、保持部130が制止突部122に当ることによって、第1パウル32の第2パウル34から離れる方向(矢印A方向)への回動範囲を制限する。また、図8に示すように、第1パウル32が矢印Aと逆方向へ回動する場合には、その動作範囲制限部114が、フランジ部40から突設された制止突片132に当って、それ以上第2パウル34に接近する方向(矢印Aと逆方向)へ回動しないように制限する。よって、図6及び図8から分かるように、第1パウル32は、制止突部122及び保持部130に制止される位置と、動作範囲制限部114及び制止突片132に制止される位置との間の範囲を回動自由に支受され、しかも、この範囲内では保持部130が摺接面部124から外れることなく、この摺接面部124を押えて第1パウル32が丸軸棒126から抜け出すのを防止する。
【0033】
また、センサカバー22とハンガ24とで構成されたハウジングの内部に装着されたブラケット28部分は、ボール受部60内にセンサボール30を置いた通常の使用状態において、ウエイト26の作用で、軸ピン70、76により支受されている部分全体の重心が、この軸ピン70、76の回転軸芯より鉛直方向の下方に位置しているので、ハウジングの姿勢が傾いてもボール受部60を水平状態、すなわちボール受部60水平仮想線に対して直角の仮想垂直軸VCを鉛直に保持するようブラケット28が回転軸芯Xの回りに自動調節する。
【0034】
図7に示すように、ボール受部60の中央部には凹部60Aが形成されており通常時にこの凹部60Aの部分にセンサボール30が安定して載置されるように構成されている。
【0035】
さらに、図8にも示すようにカウンタウエイト部90は、軸ピン70、76の回転軸芯Xに直交し、かつ水平方向(矢印Y方向)の加速度が加わったとき、この軸ピン70、76に支受されたブラケット28及びウエイト26の回転軸芯Xより鉛直下方の慣性モーメントを、カウンタウエイト部90の回転軸芯Xより鉛直上方の慣性モーメントで相殺して、ブラケット28部分の回動動作を抑制するよう設定されている。
【0036】
上述した加速度センサ本体16のハウジング部分は、図2に示すように、その2個の固定ピン56のうちの一方を軸支側面部12Aの開口20に近接した透孔134に通し、他方の固定ピン56を開口20の一部に形成した長溝部136に通すことにより、所定位置に配置されている。このように配置された加速度センサ本体16における第1パウル32は、図1に示す如くロック機構部14に隣接して位置し、加速度センサ本体16が加速度検出動作を行うと、第1パウル32が矢印A方向に回動し、その係止爪部112が一般に用いられている構成のロック機構部14のVギヤ138に係止して、Vギヤ138の矢印E方向(ウエビング引き出し回転方向)への回動を制止する。
【0037】
図1に示すように、このVギヤ138が矢印E方向へ回動を第1パウル32によって制止された状態でウエビングWが小量引き出されると、スプール軸10が少量ウエビング引き出し回転方向へ回動する。すると、スプール軸10とVギヤ138とが相対的に回動し、スプール軸10側に装着された一対のロック片140が、その側面に突設されたピン146を、Vギヤ138のカム溝148内を摺動されることにより移動操作されて、そのロック片140の歯部142を軸支側面部12Aに穿設された内歯歯車状のロック内歯部144に噛合してスプール軸10のウエビングW引出方向の回転を制止するよう構成されている。なお、ロック機構部14としては加速度センサ本体16の作動によりウエビングの引出しを停止させることができるその他種々の構成のものを用いても良い。
(制止手段の構成)
上述のようにセンサカバー22とハンガ24とに所定角度回動自由に支受されたブラケット28には、所定条件の下でその回動を制止し、又は回動自由に解放するための制止手段が装着されている。
【0038】
図3に示すように、この制止手段は、ハンガ24の軸受板部48Aの軸孔52から延出した軸ピン70に取り付けられるスプリングクラッチ150と、レバー部材152とカム部材154とを具備する。
【0039】
このスプリングクラッチ150は、捩りコイルばねであり、そのコイル部分150Aが軸ピン70に挿通されて配置されており、このスプリングクラッチ150に負荷が加わらない状態でコイル部分150Aが軸ピン70を両者が相対的に回動しないよう弾性的に締め付けるよう巻装し、一体的に保持するように構成されている。さらに、スプリングクラッチ150は、そのコイル部分150Aから延出する一方の端部150Bが前面板部48の平面所定位置に穿孔された透孔156に挿通して係着され、他方の端部150Cがレバー部材152に穿孔された透孔158に挿通して係着されている。
【0040】
レバー部材152は、略長円状の小板部材であって、その一端部には軸ピン70を遊挿する軸孔を設けた軸筒部160が設けられている。さらに、レバー部材152の他端部には、カム部材154に連動されるための丸棒状の従動バー162が突設されている。
【0041】
図2に示すように、カム部材154はスプール軸10部分に支受され、このスプール軸10に設けられた減速用遊星歯車機構用の太陽歯車10Aに遊星歯車164を介して噛合連動されるALRカム用内歯歯車172と兼用に構成されている。
【0042】
このALRカム用内歯歯車172は、一般に用いられているリトラクタ用であるのでその関連部分の詳細は図示しないが、この実施の形態に示されたロック機構を備えたリトラクタにおいて、通常はウエビングの巻取り及び引出しが可能で、車両急減速時になると加速度センサ装置によってこれを感知し瞬時にスプール軸10のウエビング引出方向回転を阻止する所謂ELR(エマージェンシー・ロッキング・リトラクタ)の機能と、ウエビングを任意の長さに引き出した後、少しでも巻き込ませると自動的にそれ以上の引出しを阻止すると共に、このウエビングの引出し阻止状態が、ウエビングをリトラクタにほぼ全部巻き込ませると解除され、再度ウエビングの引出しが可能とされる所謂ALR(オートマチック・ロッキング・リトラクタ)機能とが併設されている。
【0043】
例えばこの種のリトラクタでは、スプール軸10に追従して回転すると共に回転が阻止されることによりロック機構部14を作動させスプール軸10のウエビング引出方向回転を阻止するVギヤ138と、このVギヤ138に対して通常は離間した位置に位置されるが車両急速時になるとVギヤ138に係合してその回転を阻止するELRレバー(この実施の形態では第1パウル32)と、Vギヤ138に係合する係合位置及びVギヤ138に対して離間する離間位置に選択的に保持されるALRレバー(この実施の形態では図示省略)と、を備えている。さらに、このALRレバーの位置を切り換えるためにALRカム用内歯歯車172が利用され、これはスプール軸10に対して同軸的に配置されている。
【0044】
この内歯歯車172はスプール軸10が回転すると減速されて回転するようになっており、ウエビングがほぼ全量引出し状態とされることによりそのカム部168がALRレバーを離間位置から係合位置に切換え、またウエビングがほぼ全量巻取り状態とされることによりALRレバーを係合位置から離間位置に切り換えるように構成されている。
【0045】
このALRカム用内歯歯車172は、略平板状で、その中央部にスプール軸10が軸挿される軸孔170が設けられ、この軸孔170と同芯の内歯歯車172とカム部168とが設けられており、さらに、その外周部の所定箇所を半径方向に延長して円弧状の拡張部に形成された従動バー162の操作用のカム辺部174が設けられている。
【0046】
このカム辺部174は、カム部材154の回動に従って、図4から図5に示すように回動し、従動バー162に当接して、これを押すことにより、レバー部材152を回動する。なお、上述した制止手段は、ブラケット28のハウジングに対する回動動作を制止し、又は回動自由に解放できる構成であれば種々の構成を取り得ることは勿論である。
(第1実施の形態の作用及び動作)
次に上述のように構成した本第1実施の形態に関わる加速度センサ装置の作用及び動作について説明する。
【0047】
まず、図5に示すシートベルトウエビングがリトラクタのスプール軸10に全量巻き取られた状態では、内歯歯車部材154が図5の位置にあって、そのカム辺部174が従動バー162に当ってこれを矢印E方向へ押すことにより、レバー部材152をその鉛直位置から反時計方向(矢印G方向)へ回動した状態となっている。この状態では、スプリングクラッチ150のコイル部分150Aがその両端部150B、150Cを巻き戻される方向へ動かされるため、このコイル部分150Aの内径が大きくなり、軸ピン70の外周面との間に隙間Hを生じ、この軸ピン70はスプリングクラッチ150に対して回動自由に解放された結合解除状態にセットされる。この状態において、図9に示すように、車両内に装着されたリクライニングシートSのシートバックBの傾斜角度が調整されると、図6にも示すようにこの角度変更に伴ってこのシートバックBに装着されたリトラクタRの加速度センサ装置のブラケット28が回転軸芯Xを中心に傾動する。
【0048】
このとき回転軸芯Xの回りに軸支されたブラケット28部分はウエイト26の重りの作用により、シートバックが傾動されなかったときにおける原位置を維持し、垂直軸VCを常に鉛直とする。すなわち、このブラケット28部分は回転軸芯Xを中心に回動してこの原位置を維持する。
【0049】
次に、このリクライニングシートSに着座した乗員がシートベルトウエビングWを引き出して装着すると、この動作に連動してカム部材154が図5の状態から矢印I方向に回動して図4に示すカム辺部174が従動バー162から解離した状態に至る。この状態ではレバー部材152がスプリングクラッチ150の付勢力で時計方向(矢印J方向)に回動されて鉛直位置に復帰するとともに、このスプリングクラッチ150のコイル部分150Aがその両端部150B、150Cを巻き締め方向に回動することによって、このコイル部分150Aの内径を縮め軸ピン70の外周面を巻いて締め付け、軸ピン70とスプリングクラッチ150との結合状態にセットされる。この結合状態では、スプリングクラッチ150の一端150Bがハンガ24の透孔156に固定されているため、このスプリングクラッチ150に一体に結合した軸ピン70をもつブラケット28は、図9のシートバックBの傾斜状態に対応した傾動位置で固定される。この状態では、この加速度センサ装置は、従来の車体に対し固定した状態で取り付けられる部分へ搭載されたものと同等に作用する。すなわち、この加速度センサ装置に水平方向の加速度が加わった場合には、センサボール30は、あらかじめ設定された車体に対する加速度(0.7G)が作用すると固定されたブラケット28のボール受部60の中心部上にあったものがボール受部60の斜面を登り、第2パウル34を被動用凹部104に沿って、図7の矢印F方向に回動する。すると、この第2パウル34の小突起部105が当接面部118に当り、受け面部116と一体の第1パウル32を図1の矢印A方向に回動し、第1パウル32の係止爪部112をVギヤ138に噛合させロック機構部14をロック動作させて、ウエビングWの引き出し動作を制止する。
【0050】
また上述のように構成した本第1実施の形態の加速度センサ装置を装着したリクライニングシートが車体と共に傾動角度12度以上27度以下の範囲で、例えば傾動角度15度から20度の範囲の所定の傾動角度まで傾動されたとき、センサボール30が自重でボール受部60を登り、第1、第2パウル32、34を作動してロック機構部14をロック動作させウエビングWの引き出し操作を停止させるので、いわゆる静的ロック角を小さく(敏感に)できる。
【0051】
なお、この加速度センサ装置では、これを働かせた加速度が作用しなくなると、乗員の慣性移動もないのでウエビングWを引き出す力がなくなり、Vギヤ138と係止爪部112との噛合解除によって、各部材の自重によって通常状態に復帰する。
【0052】
また、リクライニングシートに着座している乗員がシートベルトウエビングを外し、このウエビングをリトラクタに巻き取らせると、この動作に連動して図4の状態から図5の状態に移行し、ブラケット28が回動自由な状態となり、再びシートバックのリクライニングの調整に適した状態とされる。
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態を、図10によって説明する。本第2実施の形態は、スプール軸10に巻装されたシートベルトウエビングWの巻径を検知してレバー部材152を操作し、ブラケット28の制止と解除を行なわせるように構成されている。
【0053】
このため、ブラケット28の回動を制止する制止手段としてのレバー部材152に、ウエビングWの巻径検知手段が接続されている。この巻径検知手段を構成するため、リトラクタには、略逆コ字形状の接続部材176が装着されている。この接続部材176の長尺の線状部176Aの自由端部はレバー部材152の従動レバー162に回動自由に支受されており、さらにこの線状部176Aの中間部位はスライドガイド178によって線状部176Aのスプール軸10の半径方向と平行な軸線方向に摺動自在に支受されている。また接続部材176の短尺の線状部176Bの自由端部には、スプール軸10に巻装されたウエビングWの表面に転接するためのローラ180が軸着されている。
【0054】
また、接続部材176と、車体側固定部182との間に圧縮コイルばね184を架設しスプール軸10の半径方向である図の矢印K方向に移動するよう付勢し、ローラ180を、スプール軸10に巻装した最外周のウエビングW表面に押し付けるように転接させる。
【0055】
上述のように構成された巻径検知手段は、スプール軸10にウエビングWが不使用格納状態まで巻き込まれた図10に実線で示す状態において、スプール軸10に巻装されたウエビングWの巻径が大となり接続部材176が矢印Kと逆方向へ移動されて、レバー部材152が矢印Jと逆方向へ回動された状態となっている。この図10に実線で示す状態では、スプリングクラッチ150が図5に示したと同等の状態となり、このスプリングクラッチ150と軸ピン70との結合が解除され、ブラケット28が回動自由な状態とされ、シートバックのリクライニングの調整に適した状態とされる。
【0056】
次に、このリクライニングシートに着座した乗員がシートベルトウエビングWを装着した場合には、スプール軸10に巻装されていたウエビングWが引き出され、その巻径が小となり、接続部材176が図10に2点鎖線で示す位置まで矢印K方向へばね184の付勢力で移動されることによって、レバー部材152が図10の2点鎖線の位置まで矢印J方向へ回動した状態となる。
【0057】
この図10に2点鎖線で示す状態では、スプリングクラッチ150が図4に示したと同等の状態となり、スプリングクラッチ150と軸ピン70とが結合され、ブラケット28が回動不能な状態とされ、この加速度センサ装置は、従来の車体に対し固定した状態で取り付けられる部分へ搭載されたものと同等に車両加速度に対して反応しウエビングWの引出しを阻止し、また車体が傾いた場合に、いわゆる静的ロック角を小さく(敏感に)できる。また、上述した巻径検知手段は、スプール軸10に巻装されたウエビング10の巻径に対応してブラケット28の回動を制止し、又は解除できる構成であれば、種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0058】
なお、本第2実施の形態における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施の形態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。また、本発明の構成は上述した第1、及び第2実施の形態に限定されるものではなく、図11、及び図12に示した従来の加速度センサ装置におけるブラケット512に対する中間部材510の回動動作を制止する制止手段を設け、さらにこの制止手段を、スプール軸の回転動作に連動して操作するように構成し、又はスプール軸に巻装されたウエビングの巻径の大小に対応して操作するように構成しても良い。
【0059】
【発明の効果】
本発明の加速度センサ装置によれば、車体に対して姿勢を変更可能で、しかも車体全体が傾斜した場合の感度を敏感にし、いわゆる静的ロック角を小さくできるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に関わる車両用加速度センサ装置を取り付けたウエビング巻取装置の要部を一部断面で示す側面図である。
【図2】図1にその一部を示した車両用加速度センサ装置を取り付けたウエビング巻取装置の要部を示す分解斜視図である。
【図3】図2の車両用加速度センサ装置部分を拡大して示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に関わる車両用加速度センサ装置のブラケット固定状態における要部を取り出して示す概略説明図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に関わる車両用加速度センサ装置のブラケット回動自由状態における要部の動作状態を説明するための説明図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に関わる車両用加速度センサ装置部分を示す図1の一部拡大図に相当する部分断面正面図である。
【図7】本発明の第1実施の形態に関わる車両用加速度センサ装置の図6のVII −VII 線に対応する縦断面図である。
【図8】本発明の第1実施の形態に関わる車両用加速度センサ装置における図6のVIII−VIII線に対応した縦断面図である。
【図9】本発明の第1実施の形態に係る車両用加速度センサ装置を備えたウエビング巻取装置を装着した車両用座席を例示する概略側面図である。
【図10】本発明の第2実施の形態に係る車両用加速度センサ装置の要部を示す概略説明図である。
【図11】従来の車両用加速度センサ装置を備えたリトラクタの要部を示す部分断面図である。
【図12】従来の車両用加速度センサ装置を備えたリトラクタの要部を示す部分断面図である。
【符号の説明】
14 ロック機構部
16 加速度センサ本体
22 センサカバー (ハウジング)
24 ハンガ (ハウジング)
26 ウエイト
28 ブラケット
30 センサボール
32 第1パウル
34 第2パウル
60 ボール受部
70 軸ピン
74 軸受孔
76 軸ピン
78 軸受部
102 軸ピン部
104 被動用凹部
110 軸受孔部
138 Vギヤ
150 スプリングクラッチ
152 レバー部材
154 カム部材
162 従動カバー
174 カム辺部 (巻径検知手段)
176 接続部材 (巻径検知手段)
184 ばね (巻径検知手段)

Claims (2)

  1. 車両に加わる加速度に応じて慣性体を慣性移動させることにより、出力部材を駆動する車両用加速度センサ装置であって、
    車体側に固定されるハウジングと、
    前記ハウジングの回転軸芯の回りに回動自由に支受されたブラケットと、
    前記ハウジングが車体への取付け角度を変更されても自重により前記ブラケットを前記回転軸芯の回りに回動させて前記ブラケットの前記回転軸芯の回りに一定の姿勢を取らせるように前記ブラケットに設けられたウエイトと、
    前記ブラケットの前記ハウジングに対する回動動作を制止し、又は回動自由に解放する制止手段と、
    リトラクタのウエビングを巻装したスプール軸に連動され、前記ウエビングの格納状態で前記制止手段を操作することにより前記ブラケットを回動自由に解放し、前記ウエビングを引き出して使用している状態で前記制止手段を操作することにより、前記ブラケットが前記ハウジングと相対的に回動しないよう制止するカム部材と、
    を有することを特徴とする車両用加速度センサ装置。
  2. 車両に加わる加速度に応じて慣性体を慣性移動させることにより、出力部材を駆動する車両用加速度センサ装置であって、
    車体側に固定されるハウジングと、
    前記ハウジングの回転軸芯の回りに回動自由に支受されたブラケットと、
    前記ハウジングが車体への取付け角度を変更されても自重により前記ブラケットを前記回転軸芯の回りに回動させて前記ブラケットの前記回転軸芯の回りに一定の姿勢を取らせるように前記ブラケットに設けられたウエイトと、
    前記ブラケットの前記ハウジングに対する回動動作を制止し、又は回動自由に解放する制止手段と、
    リトラクタのスプール軸に巻装されたシートベルトウエビングの巻径を検出し、前記ウエビングが格納状態近くの大きな巻径となったとき、前記制止手段を操作することにより前記ブラケットを回動自由に解放し、前記ウエビングを引き出して使用している状態で前記制止手段を操作することにより、前記ブラケットが前記ハウジングと相対的に回動しないよう制止する巻径検知手段と、
    を有することを特徴とする車両用加速度センサ装置。
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