JP3647804B2 - 紙葉類収納繰り出し装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙葉類を収納又は繰り出しする紙葉類収納繰り出し装置に関し、特に紙葉類を収納し、その収納した紙葉類を1枚ずつ繰り出す紙葉類収納繰り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
銀行などに設置される現金自動預け入れ支払機(ATM:Automated Teller Machine)などには、預金のために投入された紙幣を収納するための、又は、支払いのために収納された紙幣を繰り出すための紙幣収納繰り出し装置が備えられている。
【0003】
図16は、紙幣収納繰り出し装置を備えたATMの概略側断面図である。図に示すATMは、紙幣を入金、出金するための入出金口80と、入出金口80に投入された紙幣の真贋を判定する鑑別部81と、紙幣を一時収納するプール部82と、不良紙幣を収納する不良紙幣収納ボックス83と、入金された紙幣を紙幣の金額(例えば千円札、一万円札)ごとに収納する、又は、収納した紙幣を出金する紙幣収納繰り出し装置84a、84bと、ATMに貯まった紙幣を回収するための、又は、ATMに不足した紙幣を供給するためのATMから脱着可能なカセット85a、85bとから構成される。
【0004】
このようなATMでは、預金者が入出金口80から紙幣を投入すると、紙幣は1枚ずつ鑑別部81に搬送される。鑑別部81は、紙幣の真贋を判定し、紙幣が真であれば、プール部82に、贋であれば入出金口80へ搬送される。ここで、図に示さないがATMの表示画面に、入出金口80から投入した預金額が表示され、預金者がその額の預金をする意思があれば、預金をするためのボタンを押す。
【0005】
すると、プール部82に収納されていた紙幣は、鑑別部81に1枚ずつ繰り出され、紙幣収納繰り出し装置84a、84bに紙幣の金額別に収納される。プール部82から1枚ずつ繰り出されず、2枚重ねて繰り出された場合などは、不良紙幣収納ボックス83へ収納される。
【0006】
ATMの管理者がATMから紙幣を回収する場合、紙幣収納繰り出し装置84a、84bに収納された紙幣をカセット85a、85bに搬送するようにATMを操作する。紙幣収納繰り出し装置84a、84bに収納されていた紙幣は、鑑別部81を通過してカセット85a、85bに搬送される。ATMの管理者は、カセット85a、85bをATMから取り出して紙幣を回収する。
【0007】
紙幣の払い戻しをするときは、紙幣収納繰り出し装置84a、84bに収納されている紙幣が、鑑別部81に1枚ずつ繰り出される。鑑別部81を通過した紙幣は、入出金口80へ搬送される。
【0008】
紙幣収納繰り出し装置84a、84bに収納されている紙幣が不足した場合、ATMの管理人は、カセット85a、85bに紙幣を供給し、紙幣収納繰り出し装置84a、84bに紙幣を送るようにATMを操作する。カセット85a、85bの紙幣は、鑑別部81を経由して、紙幣収納繰り出し装置84a、84bに供給される。
【0009】
ところで、従来の紙幣収納繰り出し装置84a、84bでは、摩擦を利用して収納されている紙幣を1枚ずつ繰り出している。図17は、摩擦を利用した繰り出し方式を説明する図で、(a)はギャップ(オーバラップ)方式、(b)はパッド方式、(c)はリタード方式の一例である。
【0010】
図17(a)に示すギャップ方式は、紙幣を収納する収納庫90と、収納庫90に収納された紙幣を回転して繰り出すローラ91と、紙幣を図中左方に繰り出すローラ92と、収納庫90から繰り出される紙幣が複数枚繰り出されるのを防止する外周に高摩擦係数部材を有するセパレータ93とからなる。セパレータ93は、図17(a)の側断面図、正面図に示すように、ローラ92と重なるように配置される。
【0011】
ローラ91は、収納庫90の最上部に収納されている紙幣に接触し、図中時計回り方向に回転することによって、この紙幣を左方に繰り出す。このとき、収納庫90の最上部にある紙幣の下にある紙葉類も最上部にある紙幣につられて左方に繰り出される。収納庫90の最上部にある紙幣は、ローラ92によって、さらに、左方に繰り出されるが、最上部にある紙幣の下にある紙幣は、セパレータ93の外周の高摩擦係数部材に接触し、左方に繰り出されることを妨げられる。このようにして、紙葉類を1枚ずつ繰り出す。
【0012】
図17(b)に示すパッド方式は、図17(a)のセパレータ93がパッド94となっている。パッド94は、ローラ92と対向する面に高摩擦係数部材94aを有する。パッド94の高摩擦係数部材94aが、最上部にある紙幣の下の紙幣に接することによって、その紙幣の左方への繰り出しを妨げ、紙幣を1枚ずつ繰り出す。
【0013】
図17(c)に示すリタード方式は、図17(a)のセパレータ93がローラ94となっている。ローラ94は、外周に高摩擦係数部材を有し、ローラ94が図中時計回り方向に回転することによって、最上部にある紙幣の下にある紙幣の左方への繰り出しを妨げ、紙幣を1枚ずつ繰り出す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、摩擦を利用して紙葉類を1枚ずつ繰り出すのでは、温度や湿度などの環境条件や紙葉類の状態により、ローラやセパレータと紙葉類との摩擦係数の関係が変化し、1枚ずつ安定して紙葉類を繰り出すことが困難であるという問題点があった。
【0015】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、紙葉類を1枚ずつ確実に繰り出せることができる紙葉類収納繰り出し装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、紙葉類を収納、繰り出しする紙葉類収納繰り出し装置において、紙葉類を搬送する固定された搬送手段と、前記搬送手段の前記紙葉類の搬送方向近傍に、前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類が通過可能な間隔で、収納された紙葉類の繰り出し方向に対して垂直となるように設けられる板と、前記板に隣接し、前記搬送手段によって前記板の間を搬送される紙葉類を、第1の位置と第2の位置とに移動して1枚ずつ交互にずらして積層収納し、及び、前記第1の位置で収納した前記紙葉類が繰り出されるとき前記第1の位置に移動し、前記第2の位置で収納した前記紙葉類が繰り出されるとき前記第2の位置に移動する可動収納庫と、前記可動収納庫に積層収納される紙葉類の上部に配置され、前記積層収納された紙葉類の最上部にある紙葉類を前記搬送手段に繰り出す繰り出し手段と、を備えていることを特徴とする紙葉類収納繰り出し装置が提供される。
【0017】
このような紙葉類収納繰り出し装置によれば、可動収納庫は、紙葉類を1枚ずつ交互にずらして積層収納し、積層収納した紙葉類を繰り出すとき、最上部に収納されている紙葉類が、板の間にくるように移動する。これにより、最上部にある紙葉類の下にある紙葉類は、板によって可動収納庫から繰り出されることが妨げられる。
【0018】
また、本発明では、紙葉類を収納、繰り出しする紙葉類収納繰り出し装置において、紙葉類を搬送する固定された搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類が通過可能な幅で設けられる第1の入出口と第2の入出口とを有し、前記搬送手段から搬送される紙葉類を、前記第1の入出口と前記第2の入出口とから回転して交互に積層収納し、及び、前記第1の入出口で収納した前記紙葉類が繰り出されるとき前記第1の入出口が前記搬送手段方向に向くよう回転し、前記第2の入出口で収納した前記紙葉類が繰り出されるとき前記第2の入出口が前記搬送手段の方向に向くよう回転する可動収納庫と、前記可動収納庫に積層収納される紙葉類の上部に配置され、前記積層収納された紙葉類の最上部にある紙葉類を前記搬送手段に繰り出す繰り出し手段と、を備えていることを特徴とする紙葉類収納繰り出し装置が提供される。
【0019】
このような紙葉類収納繰り出し装置では、可動収納庫は、搬送される紙葉類が通過可能な幅で設けられる第1の入出口と第2の入出口から交互に紙葉類を積層収納し、積層収納した紙葉類を繰り出すとき、最上部に収納されている紙葉類が搬送手段の方向に向くよう回転する。これにより、最上部にある紙葉類の下にある紙葉類は、搬送手段に繰り出されることが妨げられる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の紙葉類収納繰り出し装置の第1の実施の形態を、紙幣を収納、繰り出しする紙幣収納繰り出し装置に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1は第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の搬送部を除いた正面図、図2は第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の平面図、図3は第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の側断面図である。
【0022】
本発明の第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置は、図1〜3に示されるように、紙幣を搬送する搬送部10と、左右に移動して紙幣を収納する可動収納庫20と、可動収納庫20を可動可能に収める収納部30とから構成される。
【0023】
搬送部10は、図に示すように筐体11a、11bと、筐体11a、11bに回動可能に軸止された回動軸12a、12bと、回動軸12aに設けられたプーリ12aa、12abと、回動軸12bに設けられたプーリ12ba、12bbと、プーリ12aa、12baに巻き掛けられたベルト13aと、プーリ12ab、12bbに巻き掛けられたベルト13bとを有する。また、搬送部10は、筐体11a、11bに回動可能に軸止された回動軸12c、12dと、回動軸12cに設けられたプーリ12ca、12cbと、回動軸12dに設けられたプーリ12da、12dbと、プーリ12ca、12daに巻き掛けられたベルト13cと、プーリ12cb、12dbに巻き掛けられたベルト13dとを有する。また、搬送部10は、回動軸12cのプーリ12ca、12cbの間にゴムからなる羽根車14を有する。
【0024】
図3において、回動軸12a、12bが反時計回り方向に、回動軸12c、12dが時計回り方向に回転することによって、紙幣は、ベルト13aとベルト13c、ベルト13bとベルト13dの間を可動収納庫20方向に搬送される。また、回動軸12a、12bが時計回り方向に、回動軸12c、12dが反時計回り方向に回転することによって、紙幣は、ベルト13aとベルト13c、ベルト13bとベルト13dの間を可動収納庫20方向とは反対方向に搬送される。
【0025】
可動収納庫20は、搬送部10側と紙幣を積層収納する積層方向側が開口した略直方体の形状を有する。可動収納庫20の側面の間隔は、紙幣を1枚ずつ左右交互にずらして積層収納できるように搬送部10から搬送されてくる紙幣の幅より広く取ってある。可動収納庫20は、両側面の上方に中央部に向かって突出した折曲片20a、20bを有する。また、可動収納庫20は、両側面の下方に、底面よりさらに下方に突出した部分を有し、そこに収納部30に可動可能に支持されるための開口20c、20dを有する。
【0026】
可動収納庫20の両側面上方には、紙幣の一端が通過するための溝を有した案内ガイドレール21a、21bが上下移動可能に設けられる。また、可動収納庫20の折曲片20a、20bには、ばね22a、22bが設けられ、ばね22a、22bには、案内ガイドレール21a、21bが連結されている。また、可動収納庫20の内側底面には、ばね23が設けられ、ばね23には、板24が連結されている。また、可動収納庫20の外側底面には、固定軸25と、先端にベアリングを有する固定軸26とが設けられ、さらに、背面には先端にベアリングを有する固定軸27が設けられる。
【0027】
収納部30は、筐体31a、31b、31cと、筐体31a、31bに回転可能に軸止される回転軸32と、回転軸32に設けられるピックローラ33と、回転軸32を回転させるためのモータ34と、可動収納庫20を左右に移動させるためのモータ35と、円柱の外周を斜めに切った形状を有する可動収納庫20の固定軸26のベアリングに接する収納庫移動カム36と、可動収納庫20の開口20c、20dに通されて、筐体31a、31bに固定される固定軸37と、可動収納庫20の底部に設けられた固定軸25と筐体31aに連結されるばね38とを有する。
【0028】
筐体31aは、ばね22aによる案内ガイドレール21aの上方への移動を抑制するための、筐体31a、31bの間の中央上方に向かって斜めに折り曲げられた折曲片31aa、31abを有する。また、筐体31aは、搬送部10側に、可動収納庫20に収納された紙幣の搬送部10への繰り出し方向に対し、垂直の面となるように折り曲げられた折曲片31acを有する。
【0029】
筐体31bは、ばね22bによる案内ガイドレール21bの上方への移動を抑制するための、筐体31a、31bの間の中央上方に向かって斜めに折り曲げられた折曲片31ba、31bbを有する。また、筐体31bは、搬送部10側に、可動収納庫20に収納された紙幣の搬送部10への繰り出し方向に対し、垂直の面となるように折り曲げられた折曲片31bcを有する。折曲片31acと折曲片31bcは、紙幣が通過できる間隔で、可動収納庫20の搬送部10側の開口した部分と隣接するように筐体31a、31bを折り曲げる。
【0030】
筐体31cは、案内ガイドレール21a、21bの上下に移動する範囲内の位置で、収納される紙幣の面に対し垂直となるように紙幣の搬送方向に延びた板状の落としガイド31ca、31cbを有する。また、筐体31cは、可動収納庫20の背面に設けられている固定軸27を支持するための溝31ccを有する。
【0031】
ここで、可動収納庫20は、開口20c、20dに通された固定軸37と、固定軸27が支持されている溝31ccによって、筐体31a、31bの間で左右方向に移動可能である。また、可動収納庫20は、ばね28の縮もうとする力によって、左方向に移動しようとする力が働く。モータ35が回転すると、収納庫移動カム36が回転する。この収納庫移動カム36の回転に伴って、固定軸26は左右方向に移動し、可動収納庫20も左右方向に移動する。
【0032】
図4は可動収納庫の一部と案内ガイドレールを示した図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
図に示すように可動収納庫20は、側面の上方に長円の穴20e、20fを有する。案内ガイドレール21bには、ガイドピン21ba〜21bdと、ベアリング21be、21bfとが設けられている。案内ガイドレール21bのガイドピン21ba、21bbは、穴20eに通され、案内ガイドレール21aのガイドピン21bc、21bdは、穴20fに通される。これによって、案内ガイドレール21bは可動収納庫20の側面に沿って上下に移動可能となる。また、可動収納庫20と、案内ガイドレール21bは、ばね22bと連結されており、ばね22bの縮まろうとする力により、案内ガイドレール21bは、上方へ移動しようとする。案内ガイドレール21aも案内ガイドレール21bと同様の構成をとり、可動収納庫20の側面に沿って、上下に移動可能である。
【0033】
図4で示した案内ガイドレール21bのベアリング21be、21bfは、ばね22bの縮もうとする力によって筐体31bの折曲片31ba、31bbに接触する。案内ガイドレール21bのベアリング21be、21bfは、可動収納庫20の移動に伴い、筐体31bの折曲片31ba、31bbに沿って移動する。可動収納庫が最右方に位置しているとき、案内ガイドレール21aは、筐体31bの折曲片31ba、31bbによって、上下に移動できる範囲の最下点に位置する。可動収納庫20が左方向に移動すると、案内ガイドレール21bのベアリング21be、21bfは、筐体31bの折曲片31ba、31bbに沿って上方へ移動する。可動収納庫20が最左方に位置したとき、案内ガイドレール21bは、上下に移動できる範囲の最上点に位置する。
【0034】
案内ガイドレール21aも案内ガイドレール21bと同様に、ばね22a、筐体31aの折曲片31aa、31abによって、可動収納庫20左右の移動に伴い、上下に移動する。
【0035】
モータ34が回転すると、回転軸32が回転し、同時にピックローラ33が回転する。ピックローラ33は、一部外周に高摩擦係数を有するゴム33aを有し、可動収納庫20に収納される紙幣に接して、紙幣を搬送部10へ紙幣を繰り出す。
【0036】
次に、紙幣収納繰り出し装置の紙幣を収納するとき、又は、繰り出しするときの動作について説明する。
まず、紙幣の収納するときの動作について図5〜8を用いて説明する。
【0037】
可動収納庫20は、図5に示すように筐体31a、31bの間を移動できる範囲の最左方に移動しているとする。このとき、案内ガイドレール21aは、上下に移動できる範囲の最下点に位置し、案内ガイドレール21bは、上下に移動できる範囲の最上点に位置している。可動収納庫20に積層収納されている紙幣は、ばね23、板24によって上方に押し上げられるが、案内ガイドレール21aが、最上部にある紙幣に接することにより、上方へ押し上げられるのを防いでいる。
【0038】
図2、3に示した搬送部10のベルト13aとベルト13c、ベルト13bとベルト13dの間を通過してきた紙幣は、筐体31aの折曲片31ac、筐体31bの折曲片31bcの間を通過する。通過した紙幣の左端は、案内ガイドレール21aの溝に通される。紙幣の左端が案内ガイドレール21aの溝を通ったまま、搬送部10のベルト13a〜13d、および、羽根車14によって、可動収納庫20の背面に達すると、モータ35は収納庫移動カム36を回転させる。可動収納庫20は、収納庫移動カム36によって右方向に移動する。
【0039】
可動収納庫20の右方向の移動とともに案内ガイドレール21aは、上方へ移動し、案内ガイドレール21bは、下方へと移動する。収納庫移動カム36が半回転すると、図6に示すように可動収納庫20は筐体31a、31bの間を移動できる範囲の最右方に移動し、案内ガイドレール21aは、上下に移動できる範囲の最上点に達し、案内ガイドレール21bは、最下点に達する。案内ガイドレール21aが最上点に達するとともに、案内ガイドレール21aの溝を通されていた紙幣は、落としガイド31caに接触して、案内ガイドレール21aの溝から脱落し、可動収納庫20に収納される。
【0040】
次の紙葉類が搬送部10より搬送されると、図7に示すように紙幣の右端は、案内ガイドレール21bの溝に通される。紙幣が搬送部10のベルト13a〜13d、および、羽根車14によって、可動収納庫20の背面まで通されと、モータ35は収納庫移動カム36を回転させる。収納庫移動カム36の回転と、ばね38の縮もうとする力により、可動収納庫20は、左方向に移動する。
【0041】
可動収納庫20の左方向の移動とともに案内ガイドレール21bは、上方へ移動し、案内ガイドレール21aは、下方へと移動する。収納庫移動カム36が1回転(図5の状態から)すると、図8に示すように可動収納庫20は筐体31a、31bを移動できる範囲の最左方に移動し、案内ガイドレール21aは、最下点に達し、案内ガイドレール21bは、最上点に達する。案内ガイドレール21bが最上点に達するとともに、案内ガイドレール21bの溝を通された紙幣は、落としガイド31cbに接触して、案内ガイドレール21bの溝から脱出し、可動収納庫20に収納される。
【0042】
このようにして、可動収納庫20が左右方向に移動することによって、紙幣が1枚ずつ交互にずれて収納される。
次に、紙幣を繰り出すときの動作について図9、10を用いて説明する。
【0043】
図9に示すように、可動収納庫20に収納されている最上部にある紙幣の右端は、可動収納庫20の右側面に接して収納され、最上部にある紙幣の下にある紙幣の左端は、可動収納庫20の左側面に接して収納されている。同様にその下にある紙幣も図に示すように1枚ずつ交互に積層収納されている。
【0044】
可動収納庫20は、筐体31a、31bの間を移動できる範囲の最左方に移動しているとする。このとき、案内ガイドレール21aは最下点に位置している。可動収納庫20に収納された紙幣は、ばね23による上方への押し上げを案内ガイドレール21aによって妨げられている。
【0045】
モータ34が回転すると、回転軸32が回転し、ピックローラ33が回転する。ピックローラ33のゴム33aが回転により下方を向くと、ゴム33aは可動収納庫20の最上部にある紙幣に接触し、紙幣が搬送部10へ繰り出される。このとき、最上部にある紙幣の下の紙幣は、最上部にある紙幣の繰り出しに連れて搬送部10へ繰り出されようとするが、筐体31aの折曲片31acによって、搬送部10方向への繰り出し妨げられる。また、案内ガイドレール21aは、最上部にある紙幣の下の紙幣を抑えており、最上部の紙幣が繰り出されるときの摩擦によって、最上部にある紙幣の下の紙幣がたわむことを防止する。
【0046】
可動収納庫20の最上部にあった紙幣の繰り出しが終わると、モータ35を回転させ収納庫移動カム36を回転させる。収納庫移動カム36の回転によって、収納庫移動カム36に接している固定軸26は、右方向へ移動し、可動収納庫20も右方向へ移動する。
【0047】
可動収納庫20が最右方向へ移動すると、図10に示すように案内ガイドレール21aは、最上点へ、案内ガイドレール21bは、最下点へ移動する。可動収納庫20に積層収納されている紙幣は、ばね23、板24によって上方に押し上げられるが、案内ガイドレール21bによって、上方へ押し上げられるのを妨げられている。
【0048】
モータ34が回転すると、回転軸32が回転し、ピックローラ33が回転する。ピックローラ33の回転によりゴム33aが下方を向くと、ゴム33aは紙幣に接触し、紙幣が搬送部10へ繰り出される。このとき、2枚目の紙幣は、最上部にある紙幣の繰り出しに連れて搬送部10へ繰り出されようとするが、筐体31bの折曲片31bcによって、搬送部10方向への繰り出し妨げられる。また、案内ガイドレール21bは、最上部にある紙幣の下の紙幣を抑えており、最上部の紙幣が繰り出されるときの摩擦によって、最上部にある紙幣の下の紙幣がたわむことを防止する。
【0049】
このようにして、可動収納庫20に収納された紙幣は確実に1枚ずつ繰り出され、また、ジャムの発生が防止される。
なお、上記の説明では、収納庫は、直線上を移動して紙幣を交互にずらして収納し、繰り出すが、収納庫を揺動させて、紙幣を交互にずらして収納し、繰り出すようにしてもよい。
【0050】
次に、本発明の紙葉類収納繰り出し装置の第2の実施の形態を、紙幣を収納、繰り出しする紙幣収納繰り出し装置に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0051】
図11は第2の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の搬送部を除いた正面図、図12は第2の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の収納庫を駆動する駆動部を除いた平面図、図13は第2の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の側断面図である。
【0052】
本発明の第2の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置は、図11〜13に示されるように、紙幣を搬送する搬送部10と、回転して紙幣を収納する可動収納庫40と、可動収納庫40に収納された紙幣を搬送部10へ繰り出すピックローラ50と、ピックローラ50を回転させるモータ51と、固定された筐体60と、可動収納庫40を回転させるモータ61とから構成される。
【0053】
搬送部10は、第1の実施の形態の搬送部と同じ構成をとり、説明を省略する。
可動収納庫40は、略立方体で内部が十字型にくり抜かれた形状を有し、この十字型にくり抜かれた部分に紙幣を収納するための入出口41、42とを有する。入出口41の紙幣が搬送される搬送方向と、入出口42の紙幣が搬送される搬送方向は90度をなす。入出口41、42の幅は、搬送部10から搬送されてくる紙幣の幅と同じである。また、可動収納庫40は、十字型にくり抜かれた部分の底面に固定されたばね43と、ばね43に連結している板44を有する。また、可動収納庫40は、筐体60に回転可能に固定される。
【0054】
ピックローラ50は、可動収納庫40の中央上部に回転可能に固定して配置される。ピックローラ50は、筐体60に固定されたモータ51が回転することによって回転する。ピックローラ50は、外周の一部にゴム50aを有する。ピックローラ50のゴム50aは、ばね43、板44によって、上方に押し上げられる可動収納庫40の最上部にある紙幣に回転して接触することにより、搬送部10へ紙幣を繰り出す。
【0055】
モータ61は、筐体60に固定され、筐体60に回転可能に固定された可動収納庫40を90度の範囲で回転させる。
次に、紙幣収納繰り出し装置の紙幣を収納するとき、又は、繰り出しするときの動作について図14、15を用いて説明する。
【0056】
まず、図14に示すように入出口41が搬送部10の方向に向いているとする。この状態で搬送部10から紙幣が搬送されると、紙幣は、入出口41から可動収納庫40に収納される。紙幣が可動収納庫40に収納されると、可動収納庫40は、モータ61によって、図中時計回り方向に90度回転させられる。これによって、図15に示すように、可動収納庫40の入出口42が搬送部10方向に向く。
【0057】
搬送部10から、次の紙幣が搬送されると、紙幣は入出口42から可動収納庫40に収納される。このようにして、可動収納庫40には紙幣が90度ずれて1枚ずつ交互に収納される。
【0058】
次に、紙幣を搬送部10に繰り出すときの動作について説明する。
図15に示すように可動収納庫40の入出口42から収納された紙幣が最上部にあるとする。このとき、可動収納庫40の入出口42が搬送部10の方向に向くようにモータ61を回転させる。この状態でピックローラ50を回転させ、紙幣を搬送部10方向に繰り出す。このとき、入出口42の幅は、入出口42から収納した紙幣の幅しかなく、入出口42からから繰り出される紙幣の下にある入出口41から収納された紙幣は、つられて繰り出されることがない。
【0059】
紙幣が搬送部10へ繰り出し終わると、モータ61によって、可動収納庫40を、図中反時計回り方向に90度回転させる。これによって、図14に示すように、可動収納庫40の入出口41が搬送部10方向に向く。
【0060】
この状態で、モータ51を回転させ、ピックローラ50を回転させる。ピックローラ50の回転により紙幣が搬送部10方向に繰り出される。このとき、入出口41の幅は、入出口41から収納した紙幣の幅しかなく、入出口41から繰り出される紙幣の下にある入出口42から収納された紙幣は、つられて繰り出されることがない。このようにして、可動収納庫40から紙幣が1枚ずつ確実に繰り出される。
【0061】
なお、上記の説明では、可動収納庫40は十字型にくり抜かれた部分に紙幣を収納するための入出口41、42とを有し、90度回転して紙幣を収納するようにしたが、紙幣を収納できる他の型でくり抜いて90度以外の回転で紙幣を収納するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、可動収納庫は、1枚ずつ交互にずらして紙葉類を収納し、この紙葉類が繰り出されるときは、紙葉類が通過可能な間隔で、収納された紙葉類の繰り出し方向に対して垂直となるように設けられた板の間に移動するようにし、繰り出し手段によって最上部にある紙葉類が繰り出されるように構成にした。これにより、可動収納庫の最上部にある紙葉類のみが可動収納庫から繰り出され、確実に1枚ずつ紙葉類を繰り出すことができる。
【0063】
また、本発明では、可動収納庫は、搬送される紙葉類が通過可能な間隔で設けられる第1の入出口と第2の入出口とから交互に紙葉類を収納し、この紙葉類が繰り出されるときは、第1の入出口、又は、第2の入出口が搬送手段の方向に向くよう回転するようにし、繰り出し手段によって最上部にある紙葉類が繰り出されるように構成した。これにより、可動収納庫の最上部にある紙葉類のみが可動収納庫から繰り出され、確実に1枚ずつ紙葉類を繰り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の搬送部を除いた正面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の平面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の側断面図である。
【図4】可動収納庫の一部と案内ガイドレールを示した図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図5】第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の収納動作(その1)を説明する図である。
【図6】第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の収納動作(その2)を説明する図である。
【図7】第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の収納動作(その3)を説明する図である。
【図8】第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の収納動作(その4)を説明する図である。
【図9】第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の繰り出し動作(その1)を説明する図である。
【図10】第1の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の繰り出し動作(その2)を説明する図である。
【図11】第2の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の搬送部を除いた正面図である。
【図12】第2の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の収納庫を駆動する駆動部を除いた平面図である。
【図13】第2の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の側断面図である。
【図14】第2の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の収納、繰り出し動作(その1)を説明する図である。
【図15】第2の実施の形態に係る紙幣収納繰り出し装置の収納、繰り出し動作(その2)を説明する図である。
【図16】紙幣収納繰り出し装置を備えたATMの概略側断面図である。
【図17】摩擦を利用した繰り出し方式を説明する図で、(a)はギャップ(オーバラップ)方式、(b)はパッド方式、(c)はリタード方式の一例である。
【符号の説明】
10 搬送部
11a、11b、31a、31b、31c、60 筐体
12a、12b、12c、12d、32 回動軸
12aa、12ab、12ba、12bb、12ca、12cb、12da、12db プーリ
13a、13b ベルト
20、40 可動収納庫
20a、20b、31aa、31ab、31ac、31ba、31bb、31bc 折曲片
20c、20d 開口
20e、20f 穴
21a、21b 案内ガイドレール
21ba、21bb、21bc、21bd ガイドピン
21be、21bf ベアリング
22a、22b、23、38、43 ばね
24、44 板
25、26、27、37 固定軸
30 収納部
31cc 溝
33、50 ピックローラ
34、35、51、61 モータ
36 収納庫移動カム
41、42 入出口

Claims (5)

  1. 紙葉類を収納、繰り出しする紙葉類収納繰り出し装置において、
    紙葉類を搬送する固定された搬送手段と、
    前記搬送手段の前記紙葉類の搬送方向近傍に、前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類が通過可能な間隔で、収納された紙葉類の繰り出し方向に対して垂直となるように設けられる板と、
    前記板に隣接し、前記搬送手段によって前記板の間を搬送される紙葉類を、第1の位置と第2の位置とに移動して1枚ずつ交互にずらして積層収納し、及び、前記第1の位置で収納した前記紙葉類が繰り出されるとき前記第1の位置に移動し、前記第2の位置で収納した前記紙葉類が繰り出されるとき前記第2の位置に移動する可動収納庫と、
    前記可動収納庫に積層収納される紙葉類の上部に配置され、前記積層収納された紙葉類の最上部にある紙葉類を前記搬送手段に繰り出す繰り出し手段と、
    を備えていることを特徴とする紙葉類収納繰り出し装置。
  2. 前記可動収納庫は、前記積層収納された紙葉類の繰り出し方向に沿った両側面の上部に配置されて、前記第1の位置と前記第2の位置との移動に伴って互い違いに上下に移動する、前記収納される紙葉類の端が通過する溝を有する案内ガイドレールを備え、
    前記可動収納庫に積層収納される紙葉類の上部で、前記案内ガイドレールの間に配置される、前記積層収納された紙葉類の面に対し垂直で前記紙葉類の繰り出し方向に延びた板状の落としガイドを備えることを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納繰り出し装置。
  3. 前記可動収納庫は、底面に前記積層収納された紙葉類を前記積層収納された紙葉類の積層方向に付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納繰り出し装置。
  4. 紙葉類を収納、繰り出しする紙葉類収納繰り出し装置において、
    紙葉類を搬送する固定された搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類が通過可能な幅で設けられる第1の入出口と第2の入出口とを有し、前記搬送手段から搬送される紙葉類を、前記第1の入出口と前記第2の入出口とから回転して交互に積層収納し、及び、前記第1の入出口で収納した前記紙葉類が繰り出されるとき前記第1の入出口が前記搬送手段の方向に向くよう回転し、前記第2の入出口で収納した前記紙葉類が繰り出されるとき前記第2の入出口が前記搬送手段の方向に向くよう回転する可動収納庫と、
    前記可動収納庫に積層収納される紙葉類の上部に配置され、前記積層収納された紙葉類の最上部にある紙葉類を前記搬送手段に繰り出す繰り出し手段と、
    を備えていることを特徴とする紙葉類収納繰り出し装置。
  5. 前記可動収納庫は、前記第1の入出口から前記紙葉類を収納する収納方向と前記第2の入出口から前記紙葉類を収納する収納方向とが90度をなし、前記紙葉類を90度回転して積層収納、及び、繰り出すことを特徴とする請求項4記載の紙葉類収納繰り出し装置。
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