JP3647054B2

JP3647054B2 - Antioxidant

Info

Publication number: JP3647054B2
Application number: JP28372993A
Authority: JP
Inventors: 恒雄難波; 征雄服部; 健次下村; 幸久山辺; 浩一飯田
Original assignee: Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 1993-11-12
Filing date: 1993-11-12
Publication date: 2005-05-11
Anticipated expiration: 2020-05-11
Also published as: JPH07138126A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は抗酸化作用が高く、肌荒れなどに有効な抗酸化剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ニゲラサティバはキンポウゲ科の植物で、種子は駆虫、駆風、或いは肺病、咳、黄疸に対し外用、内用に用いられる。
【０００３】
ムンロニアプミラはセンダン科の植物でインド、スリランカの低地の岩場に自生している。この植物の煎じたものは優れた健胃薬として、また熱、赤痢、浄血に用いられる。
【０００４】
ボッレリアヒスピダはアカネ科の植物でインド、スリランカ、マレー半島、中国、ジャワ島、フィリッピン諸島に分布し、低地で乾燥した荒れ地によく見られる植物である。野菜として食用され、薬としては痔の治療、種子は下痢、赤痢に利用されている。
【０００５】
フィランサスヌリリは双子葉植物網、離弁花亜網、トウダイグサ科の植物で熱帯地方に広く分布し、スリランカでは荒れ地や耕地に雑草として分布する。スリランカでは下痢、黄疸、淋病などに利用されている。
【０００６】
スフェランサスインディクスはキク科の植物で、インド、スリランカ、マレーシァ、アフリカ、中国の低地の水田地帯の湿ったところによく見られる植物で根と種子は駆虫薬として、樹皮は痔の治療薬として、全草は魚の毒消しとして利用される。
【０００７】
トラギアインボルクラタは双子葉植物網、離弁花亜網、トウダイグサ科の植物でインド、スリランカ、ミャンマー、中国に分布し、スリランカでは低地の荒れ地によく分布する。インドでは発汗、喉頭炎、気管支炎、肺炎、癩病などに利用されている。
【０００８】
一方、化粧料の原料として使用でき抗酸化作用のある物質としては種々の物質が知られているが、合成品は、長期間人間の肌に適用した場合の安全性の保証がなく、使用が制限されつつある。一方、天然物では抗酸化作用が弱いものが多い。しかし人の肌に対する安全性の面から天然物で、多年、人が食したり、医薬として用いて、安全性の面で保証されており、しかも抗酸化作用が強く、更に皮膚に対する他の効果も合わせてもつ物質が望まれていた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、皮膚に適用して安全であると共に、抗酸化作用が大きく、肌荒れなどに有効な成分を含んだ抗酸化剤を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記の課題を解決するため、すでに多年にわたって食用に供され、人体に対する安全性が確認されている植物をスクリーニングして調べ、抗酸化剤として利用価値のあるものを検討した。その結果、下記の植物の溶媒抽出物が抗酸化剤原料として、或いは医薬部外品として非常に有効性を有することを見い出した。
【００１１】
即ち本発明は、ニゲラサティバ、ムンロニアプミラ、ボッレリアヒスピダ、フィランサスヌリリ、スフェランサスインディクス、トラギアインボルクラタよりなる群より選ばれた少なくとも１種の溶媒抽出物を含む抗酸化剤である。
【００１２】
これらの植物体の利用方法としては、水或いは親水性有機溶媒例えば、エタノール、メタノール、アセトン等で抽出する。しかしながら、化粧品用の抗酸化剤原料の抽出であるから、水或いはエタノール或いはこれの混合溶媒での抽出が好ましいのは当然である。
【００１３】
また、場合によっては、グリセリン、１，３ブチレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコール又は多価アルコールと水との混液も抽出に利用できる。またさらに凍結乾燥して粉体として利用することも利用方法によっては有効である。
【００１４】
この物質を他の化粧品原料例えばスクワラン、ホホバ油等の液状油、ミツロウ、セチルアルコール等の固体油、各種の活性剤、グリセリン、１，３ブチレングリコール等の保湿剤や各種薬剤等を添加してさまざまな剤形の抗酸化剤を調製することができる。例えばローション、クリーム、乳液、パック等で目的に応じて利用形態を考えればよい。
【００１５】
【実施例】
以下に実際の利用方法である実施例を記載するが、本発明はこの実施例によって何ら限定されるものではない。本発明で使用した植物体の溶媒抽出物の製造例を次に示す。
【００１６】
（製造例１）
ニゲラサティバの種子（乾燥品）１０ｇにエタノール３００ｍｌを加えて、時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後エバポレートし、凍結乾燥した。
【００１７】
（製造例２）
ニゲラサティバの種子（乾燥品）１０ｇに５０％エタノール水溶液３００ｍｌを加えて時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後エバポレートし、凍結乾燥した。
【００１８】
（製造例３）
ニゲラサティバの種子（乾燥品）１０ｇに精製水３００ｍｌを加えて、３時間加熱する。これを放冷した後、濾過して凍結乾燥した。
【００１９】
（製造例４）
ムンロニアプミラの全草（乾燥品）１０ｇにエタノール３００ｍｌを加えて、時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後エバポレートし、凍結乾燥した。
【００２０】
（製造例５）
ムンロニアプミラの全草（乾燥品）１０ｇに５０％エタノール水溶液３００ｍｌを加えて時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後エバポレートし、凍結乾燥した。
【００２１】
（製造例６）
ムンロニアプミラの全草（乾燥品）１０ｇに精製水３００ｍｌを加えて３時間加熱する。これを放冷した後、濾過して、凍結乾燥した。
【００２２】
（製造例７）
ボッレリアヒスピダの根及び茎（乾燥品）１０ｇにエタノール３００ｍｌを加えて、時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後、エバポレートして、凍結乾燥した。
【００２３】
（製造例８）
ボッレリアヒスピダの根及び茎（乾燥品）１０ｇに５０％エタノール水溶液３００ｍｌを加えて時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後エバポレートして、凍結乾燥した。
【００２４】
（製造例９）
ボッレリアヒスピダの根及び茎（乾燥品）１０ｇに精製水３００ｍｌを加えて３時間加熱する。これを放冷した後、濾過して凍結乾燥した。
【００２５】
（製造例１０）
フィランサスヌリリの全草（乾燥品）１０ｇにエタノール３００ｍｌを加えて、時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後エバポレートして凍結乾燥した。
【００２６】
（製造例１１）
フィランサスヌリリの全草（乾燥品）１０ｇに５０％エタノール水溶液３００ｍｌを加えて、時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後、エバポレートして、凍結乾燥した。
【００２７】
（製造例１２）
フィランサスヌリリの全草（乾燥品）１０ｇに精製水３００ｍｌを加えて３時間加熱する。これを放冷した後、濾過して凍結乾燥した。
【００２８】
（参考製造例１）
アサガオカラクサの全草（乾燥品）１０ｇに精製水３００ｍｌを加えて３時間加熱する。これを放冷した後、濾過して凍結乾燥した。
【００２９】
（製造例１３）
スフェランサスインディクスの全草（乾燥品）１０ｇにエタノール３００ｍｌを加えて時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後、エバポレートして凍結乾燥した。
【００３０】
（製造例１４）
スフェランサスインディクスの全草（乾燥品）１０ｇに５０％エタノール水溶液３００ｍｌを加えて時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後エバポレートし、凍結乾燥した。
【００３１】
（製造例１５）
スフェランサスインディクスの全草（乾燥品）１０ｇに精製水３００ｍｌを加えて３時間加熱する。これを放冷した後、濾過して凍結乾燥した。
【００３２】
（参考製造例２）
ムラヤコエニギィの枝（乾燥品）１０ｇに精製水３００ｍｌを加えて３時間加熱する。これを放冷した後、濾過して凍結乾燥した。
【００３３】
（製造例１６）
トラギアインボルクラタの全草（乾燥品）１０ｇにエタノール３００ｍｌを加えて時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過後エバポレートして、凍結乾燥した。
【００３４】
（製造例１７）
トラギアインボルクラタの全草（乾燥品）１０ｇに５０％エタノール水溶液３００ｍｌを加えて時々撹拌しつつ５日間放置した。これを濾過して、エバポレートし、凍結乾燥した。
【００３５】
（製造例１８）
トラギアインボルクラタの全草（乾燥品）１０ｇに精製水３００ｍｌを加えて、３時間加熱する。これを放冷した後、濾過して凍結乾燥した。
【００３６】
（実施例１）ローションの調製（重量％）
オリーブ油０．５
製造例１の抽出物０．５
ポリオキシエチレン（２０Ｅ．Ｏ．）ソルビタンモノステアレート２．０
ポリオキシエチレン（６０Ｅ．Ｏ．）硬化ヒマシ油２．０
エタノール１０．０
１．０％ヒアルロン酸ナトリウム水溶液５．０
精製水８０．０
【００３７】
（実施例２）クリームの調製
下記Ａ，Ｂの混合組成物をそれぞれ計量し、７０℃まで加温し、ＢにＡを撹拌しつつ徐々に加えたのち、ゆっくり撹拌しつつ３０℃迄冷却した。
Ａ（重量％）
スクワラン２０．０
オリーブ油２．０
ミンク油１．０
ホホバ油５．０
ミツロウ５．０
セトステアリルアルコール２．０
グリセリンモノステアレート１．０
ソルビタンモノステアレート２．０
製造例２の抽出物１．０
Ｂ
精製水４７．９
ポリオキシエチレン（２０Ｅ．Ｏ．）ソルビタンモノステアレート２．０
ポリオキシエチレン（６０Ｅ．Ｏ．）硬化ヒマシ油１．０
グリセリン５．０
１．０％ヒアルロン酸ナトリウム水溶液５．０
パラオキシ安息香酸メチル０．１
【００３８】
（実施例３）
実施例３は、実施例１の製造例１の抽出物を製造例３の抽出物に変え作成したローション。
【００３９】
（実施例４）
実施例４は、実施例２の製造例２の抽出物を製造例４の抽出物に変え作成したクリーム。
【００４０】
（実施例５）
実施例５は、実施例１の製造例１の抽出物を製造例５の抽出物に変え作成したローション。
【００４１】
（実施例６）
実施例６は、実施例２の製造例２の抽出物を製造例６の抽出物に変え作成したクリーム。
【００４２】
（実施例７）
実施例７は、実施例１の製造例１の抽出物を製造例７の抽出物に変え作成したローション。
【００４３】
（実施例８）
実施例８は、実施例２の製造例２の抽出物を製造例８の抽出物に変え作成したクリーム。
【００４４】
（実施例９）
実施例９は、実施例１の製造例１の抽出物を製造例９の抽出物に変え作成したローション。
【００４５】
（実施例１０）
実施例１０は、実施例２の製造例２の抽出物を製造例１０の抽出物に変え作成したクリーム。
【００４６】
（実施例１１）
実施例１１は、実施例１の製造例１の抽出物を製造例１１の抽出物に変え作成したローション。
【００４７】
（実施例１２）
実施例１２は、実施例２の製造例２の抽出物を製造例１２の抽出物に変え作成したクリーム。
【００４８】
（参考例１）
参考例１は、実施例１の製造例１の抽出物を参考製造例１の抽出物に変え作成したクリーム。
【００４９】
（実施例１３）
実施例１３は、実施例１の製造例１の抽出物を製造例１３の抽出物に変え作成したローション。
【００５０】
（実施例１４）
実施例１４は、実施例２の製造例２の抽出物を製造例１４の抽出物に変え作成したクリーム。
【００５１】
（実施例１５）
実施例１５は、実施例１の製造例１の抽出物を製造例１５の抽出物に変え作成したローション。
【００５２】
（参考例２）
参考例２は、実施例１の製造例１の抽出物を参考製造例２の抽出物に変え作成したクリーム。
【００５３】
（実施例１６）
実施例１６は、実施例２の製造例２の抽出物を製造例１６の抽出物に変え作成したクリーム。
【００５４】
（実施例１７）
実施例１７は、実施例１の製造例１の抽出物を製造例１７の抽出物に変え作成したローション。
【００５５】
（実施例１８）
実施例１８は、実施例２の製造例２の抽出物を製造例１８の抽出物に変え作成したクリーム。
【００５６】
〔抗酸化試験〕
以下の試験液をネジキャップ付５０ｍｌ試験管に作成した。
検体５ｍｇ
２％リノール酸エタノール溶液１０ｍｌ
０．１Ｍ，ｐＨ７．０リン酸緩衝液１０ｍｌ
精製水５ｍｌ
これを５０℃の恒温槽に遮光して放置する。これを恒温槽に入れる前と数日おきに以下の測定をした。試験液０．１２５ｍｌ、７５％エタノール１２．１２５ｍｌ、３０％チオシアン酸アンモニウム０．１２５ｍｌを加えて撹拌し３分間放置後、０．０２Ｎ塩化第一鉄３．５％ＨＣｌ水溶液０．１２５ｍｌを加えて撹拌し３分間放置後波長５００ｎｍで吸光度を測定した。セル長１０ｍｍ、対照セルは試験液を水に置き換えたもの。その結果を表１〜表６に示す。ＢＨＴは２，６ジ−ターシャルブチル１−ヒドロキシトルエンで、抗酸化剤の合成品である。リケンＥオイル７００はビタミンＥである（安全であるが効果が弱い）。
【００５７】
【表１】

【００５８】
【表２】

【００５９】
【表３】

【００６０】
【表４】

【００６１】
【表５】

【００６２】
【表６】

【００６３】
〔使用テスト〕
５６名の女性にパネルになってもらい、１班４名の１４班とし、４名づつの顔面を左右に分け、一方に実施例のローションとクリームをセットにして毎日、１回以上施用してもらい、他方には、実施例１，２の製造例の抽出物を水に替えたものを比較例１のローション、比較例２のクリームとしてセットにして毎日、１回以上施用してもらった。実験No.と各実験で使用した実施例、比較例の化粧料は表７の通りである。３ケ月後、下記の判定基準による評点をつけてもらい、その合計点をもって評価した。肌荒れ防止効果、肌のつや、肌のはりの各項目についての評価結果を表８に示す。
実施例の方が非常によい・・３
実施例の方がかなりよい・・２
実施例の方がややよい・・・１
差がない・・・・・・・・・０
比較例の方がややよい・・−１
比較例の方がかなりよい・−２
比較例の方が非常によい・−３
【００６４】
【表７】

【００６５】
【表８】

【００６６】
【発明の効果】
本発明の植物体の溶媒抽出物は何れも優れた抗酸化作用を示し、これを配合した化粧料を施用すると、肌荒れを防ぎ、肌のつや、はりを保持する効果が優れている。これらの植物は古くより医薬として使用されて来ており、人体に対する安全性について保証されている。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an antioxidant having a high antioxidant effect and effective for rough skin.
[0002]
[Prior art]
Nigella sativa is a plant belonging to the family Ranunculaceae, and the seed is used for external and internal use against anthelmintic, gusty wind, lung disease, cough and jaundice.
[0003]
Munronia pumira is a plant belonging to the Sendanidae and grows naturally in the lowlands of Sri Lanka, India. The decoction of this plant is used as an excellent stomachic medicine and for fever, dysentery and blood purification.
[0004]
Borrelia Hispida is a Rubiaceae plant found in India, Sri Lanka, the Malay Peninsula, China, Java, and the Philippines, and is often found in dry lowland areas. It is edible as a vegetable, used as a medicine for acupuncture, and the seed is used for diarrhea and dysentery.
[0005]
Philanthus nurili is a dicotyledonous net, petal flower net, and Euphorbiaceae and is widely distributed in the tropics. In Sri Lanka, it is distributed as a weed in wasteland and arable land. In Sri Lanka, it is used for diarrhea, jaundice and gonorrhea.
[0006]
Spheransus index is a asteraceae plant, often found in the wet areas of paddy fields in India, Sri Lanka, Malaysia, Africa and China, with roots and seeds as anthelmintics and bark as an acupuncture remedy, The whole plant is used as a fish sanitizer.
[0007]
Torgia Involcata is a dicotyledonous net, petal flower net, and Euphorbiaceae and is distributed in India, Sri Lanka, Myanmar, and China. In Sri Lanka, it is often distributed in lowland wasteland. In India, it is used for sweating, laryngitis, bronchitis, pneumonia, gonorrhea, etc.
[0008]
On the other hand, various substances are known as substances that can be used as a raw material for cosmetics and have an anti-oxidant effect. It is being restricted. On the other hand, many natural products have a weak antioxidant effect. However, it is a natural product from the aspect of safety to human skin, and it has been guaranteed in terms of safety by being eaten by humans and used as a medicine for many years, and has a strong antioxidant effect, and also has other effects on the skin. The material that it had together was desired.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide an antioxidant containing a component that is safe to apply to the skin, has a large antioxidant effect, and is effective for rough skin.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors screened and examined plants that have been used for food for many years and have been confirmed to be safe for the human body, and examined those that are useful as antioxidants. . As a result, it has been found that the following solvent extracts of plants have great effectiveness as antioxidant raw materials or quasi drugs.
[0011]
That is, the present invention is Nigella Sativa, Munronia Pumira, Borreria Hisupida, Phyllanthus Nuri Li, scan Feransasu Indiku scan, antioxidant comprising at least one solvent extract selected from preparative Ragia Inborukura data by Li Cheng group.
[0012]
As a method of using these plants, extraction is performed with water or a hydrophilic organic solvent such as ethanol, methanol, acetone or the like. However, since it is extraction of the antioxidant raw material for cosmetics, it is natural that extraction with water or ethanol or a mixed solvent thereof is preferable.
[0013]
In some cases, polyhydric alcohols such as glycerin, 1,3 butylene glycol, and propylene glycol, or a mixture of polyhydric alcohol and water can also be used for extraction. Furthermore, it is also effective to freeze-dry and use as powder depending on the method of use.
[0014]
This substance is added to other cosmetic raw materials such as liquid oils such as squalane and jojoba oil, solid oils such as beeswax and cetyl alcohol, various active agents, humectants such as glycerin and 1,3 butylene glycol, and various drugs. Various dosage forms of antioxidants can be prepared. For example, the use form may be considered according to the purpose, such as lotion, cream, milky lotion, pack and the like.
[0015]
【Example】
Examples which are actual utilization methods will be described below, but the present invention is not limited to these examples. Production examples of the plant solvent extract used in the present invention are shown below.
[0016]
(Production Example 1)
To 10 g of Nigella sativa seeds (dried product), 300 ml of ethanol was added and left for 5 days with occasional stirring. This was evaporated after filtration and lyophilized.
[0017]
(Production Example 2)
To 10 g of Nigella sativa seeds (dried product), 300 ml of 50% ethanol aqueous solution was added and allowed to stand for 5 days with occasional stirring. This was evaporated after filtration and lyophilized.
[0018]
(Production Example 3)
300 g of purified water is added to 10 g of Nigella sativa seeds (dried product) and heated for 3 hours. This was allowed to cool, then filtered and lyophilized.
[0019]
(Production Example 4)
300 ml of ethanol was added to 10 g of Munronia pumila whole plant (dried product) and left for 5 days with occasional stirring. This was evaporated after filtration and lyophilized.
[0020]
(Production Example 5)
300 ml of 50% ethanol aqueous solution was added to 10 g of Munronia pumila whole plant (dried product) and allowed to stand for 5 days with occasional stirring. This was evaporated after filtration and lyophilized.
[0021]
(Production Example 6)
Add 300 ml of purified water to 10 g of Munronia pumila whole plant (dry product) and heat for 3 hours. This was allowed to cool, then filtered and lyophilized.
[0022]
(Production Example 7)
To 10 g of Borrelia hispida root and stem (dried product), 300 ml of ethanol was added and left for 5 days with occasional stirring. This was filtered, evaporated and lyophilized.
[0023]
(Production Example 8)
Borrelia Hispida roots and stems (dried product) 10 g was added with 300 ml of 50% ethanol aqueous solution and allowed to stand for 5 days with occasional stirring. This was filtered, evaporated and lyophilized.
[0024]
(Production Example 9)
Add 10 ml of Borrelia hispida root and stem (dry product) with 300 ml of purified water and heat for 3 hours. This was allowed to cool, then filtered and lyophilized.
[0025]
(Production Example 10)
300 g of ethanol was added to 10 g of whole plant (dried product) of Filanthus nurili and left for 5 days with occasional stirring. This was filtered, evaporated and lyophilized.
[0026]
(Production Example 11)
300 g of 50% ethanol aqueous solution was added to 10 g of the whole plant (dried product) of Filanthus nurili and left for 5 days with occasional stirring. This was filtered, evaporated and lyophilized.
[0027]
(Production Example 12)
Add 300 ml of purified water to 10 g of the whole plant (dried product) of Filanthus nurili and heat for 3 hours. This was allowed to cool, then filtered and lyophilized.
[0028]
( Reference Production Example 1 )
300 ml of purified water is added to 10 g of whole morning glory (dry product) and heated for 3 hours. This was allowed to cool, then filtered and lyophilized.
[0029]
(Production Example 1 3 )
300 g of ethanol was added to 10 g of whole plants (dried product) of Spheransus indicus and allowed to stand for 5 days with occasional stirring. This was filtered, evaporated and lyophilized.
[0030]
(Production Example 1 4 )
300 g of 50% ethanol aqueous solution was added to 10 g of whole Spheransus indicus grass (dried product) and left for 5 days with occasional stirring. This was evaporated after filtration and lyophilized.
[0031]
(Production Example 1 5 )
300 g of purified water is added to 10 g of whole spheranthus indicus (dried product) and heated for 3 hours. This was allowed to cool, then filtered and lyophilized.
[0032]
( Reference Production Example 2 )
Add 300 ml of purified water to 10 g of Muraya Coenigi branch (dry product) and heat for 3 hours. This was allowed to cool, then filtered and lyophilized.
[0033]
(Production Example 1 6 )
300 g of ethanol was added to 10 g of Toragia involcata whole plant (dried product) and allowed to stand for 5 days with occasional stirring. This was filtered, evaporated and lyophilized.
[0034]
(Production Example 17 )
300 g of a 50% aqueous ethanol solution was added to 10 g of the whole plant (dried product) of Torgia involcata and allowed to stand for 5 days with occasional stirring. This was filtered, evaporated and lyophilized.
[0035]
(Production Example 18 )
300 g of purified water is added to 10 g of the whole plant (dried product) of Torgia involcata and heated for 3 hours. This was allowed to cool, then filtered and lyophilized.
[0036]
Example 1 Preparation of Lotion (wt%)
Olive oil 0.5
Extract of Production Example 1 0.5
Polyoxyethylene (20E.O.) sorbitan monostearate 2.0
Polyoxyethylene (60E.O.) hydrogenated castor oil 2.0
Ethanol 10.0
1.0% sodium hyaluronate aqueous solution 5.0
Purified water 80.0
[0037]
(Example 2) Preparation of cream Each of the following mixed compositions A and B was weighed, heated to 70 ° C, gradually added A to B with stirring, and then cooled to 30 ° C with slow stirring. .
A (wt%)
Squalane 20.0
Olive oil 2.0
Mink oil 1.0
Jojoba oil 5.0
Beeswax 5.0
Cetostearyl alcohol 2.0
Glycerol monostearate 1.0
Sorbitan monostearate 2.0
Extract of Production Example 2 1.0
B
Purified water 47.9
Polyoxyethylene (20E.O.) sorbitan monostearate 2.0
Polyoxyethylene (60E.O.) hydrogenated castor oil 1.0
Glycerin 5.0
1.0% sodium hyaluronate aqueous solution 5.0
Methyl paraoxybenzoate 0.1
[0038]
(Example 3)
Example 3 is a lotion prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Production Example 3.
[0039]
(Example 4)
Example 4 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 2 of Example 2 with the extract of Production Example 4.
[0040]
(Example 5)
Example 5 is a lotion prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Production Example 5.
[0041]
(Example 6)
Example 6 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 2 of Example 2 with the extract of Production Example 6.
[0042]
(Example 7)
Example 7 is a lotion prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Production Example 7.
[0043]
(Example 8)
Example 8 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 2 of Example 2 with the extract of Production Example 8.
[0044]
Example 9
Example 9 is a lotion prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Production Example 9.
[0045]
(Example 10)
Example 10 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 2 of Example 2 with the extract of Production Example 10.
[0046]
(Example 11)
Example 11 is a lotion prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Production Example 11.
[0047]
(Example 12)
Example 12 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 2 of Example 2 with the extract of Production Example 12.
[0048]
(Reference Example 1)
Reference Example 1 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Reference Production Example 1.
[0049]
(Example 13)
Example 13 is a lotion prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Production Example 13.
[0050]
(Example 14)
Example 14 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 2 of Example 2 with the extract of Production Example 14.
[0051]
(Example 15)
Example 15 is a lotion prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Production Example 15.
[0052]
(Reference Example 2)
Reference Example 2 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Reference Production Example 2.
[0053]
(Example 16)
Example 16 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 2 of Example 2 with the extract of Production Example 16.
[0054]
(Example 17)
Example 17 is a lotion prepared by replacing the extract of Production Example 1 of Example 1 with the extract of Production Example 17.
[0055]
(Example 18)
Example 18 is a cream prepared by replacing the extract of Production Example 2 of Example 2 with the extract of Production Example 18.
[0056]
[Antioxidation test]
The following test solutions were prepared in 50 ml test tubes with screw caps.
Sample 5mg
10% 2% linoleic acid ethanol solution
0.1M, pH 7.0 phosphate buffer solution 10ml
5 ml of purified water
This is left shielded from light in a 50 ° C. thermostat. The following measurement was performed before putting this in a thermostat and every several days. Add 0.125 ml of test solution, 12.125 ml of 75% ethanol, 0.125 ml of 30% ammonium thiocyanate, leave it for 3 minutes, and then add 0.125 ml of 0.02N ferrous chloride 3.5% HCl aqueous solution. After stirring for 3 minutes, the absorbance was measured at a wavelength of 500 nm. The cell length is 10 mm, and the control cell is obtained by replacing the test solution with water. The results are shown in Tables 1-6 . BHT is 2,6 di-tert-butyl 1-hydroxytoluene, a synthetic product of antioxidants. Riken E Oil 700 is vitamin E (safe but less effective).
[0057]
[Table 1]

[0058]
[Table 2 ]

[0059]
[Table 3 ]

[0060]
[Table 4 ]

[0061]
[Table 5 ]

[0062]
[Table 6 ]

[0063]
[Use test]
Have 56 women form a panel, and each group has 14 teams of 4 people. Each face is divided into left and right sides. On the other hand, the extract of the production examples of Examples 1 and 2 was replaced with water as a set of the lotion of Comparative Example 1 and the cream of Comparative Example 2 and applied one or more times daily. Table 7 shows the experiment No. and the cosmetics of the examples and comparative examples used in each experiment. Three months later, they were given a score according to the following criteria, and the total score was evaluated. Table 8 shows the evaluation results for each item of the rough skin prevention effect, the gloss of the skin, and the skin elasticity.
The example is much better 3
The example is much better ... 2
Example is slightly better ... 1
There is no difference ... 0
The comparative example is slightly better.
The comparative example is much better -2
The comparative example is much better-3
[0064]
[Table 7 ]

[0065]
[Table 8 ]

[0066]
【The invention's effect】
All of the plant solvent extracts of the present invention exhibit an excellent antioxidant effect, and when a cosmetic containing the same is applied, the effect of preventing rough skin and maintaining skin gloss and elasticity is excellent. These plants have been used as medicines for a long time and are guaranteed to be safe for the human body.

Claims

Nigella sativa, Munronia Pumira, Borreria Hisupida, antioxidants including that Phyllanthus Nuri Li, scan Feransasu Indiku scan, at least one solvent extract selected from preparative Ragia Inborukura data by Li Cheng group.