JP3644942B2 - 歯科用スピットンのゴミ除け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科用スピットンにおけるゴミ除け装置、より詳細には、該ゴミ除け装置の蓋部材の上表面に患者が吐き出したうがい水中に含まれる染色液等が付着しないようにしたゴミ除け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、本発明が適用されるスピットンを備えた歯科治療ユニットの一例を説明するための概略構成図で、図中、10は歯科治療ユニットで、該ユニット10は、治療椅子1,ワークテーブル2,スピットン3,給排ボックス4,インスツルメントホルダ5,フットスイッチ6,アシスタントインスツルメントホルダ7等から成り、インスツルメントホルダ5には、歯科治療において使用する種々のインスツルメント8が収納されており、周知のように、歯科治療に当り、患者は治療椅子1に座り、頭を安頭台9に固定して治療を受ける。治療中、術者は治療椅子1を上下動,倒起動,傾斜動等させて、患者を治療しやすい姿勢にして治療を行う。
【0003】
図4は、従来の歯科治療ユニットにおける給排水系統の一例を説明するための要部概略構成図で、図中、3はスピットン、11は鉢洗い水供給管、12は電磁弁、13はうがい水供給管、14は電磁弁、15はスピットン排水管で、周知のように、歯科治療中、又は治療後に、患者はうがい水供給管13から噴出される水(噴水式)、或いは、うがい水供給管13からの水をコップに受けて(コップ式)、口腔内をうがいし、うがいした水をスピットン3内に吐き捨てる。上述のごとき、うがい等によって汚れたスピットン3は、スピットン(鉢)洗い水供給管11から供給される水で洗われ、うがい水と共に吐き出された血液、唾液等の汚液は排水管15を通して排出される。
【0004】
一方、うがい水と共に吐き出された汚物、例えば、歯牙の破片、歯牙修復のための充填材の破片等は、ゴミ除け装置、例えば、フィルタ16によりトラップされ、トラップされたゴミはアシスタント等により、時々、取り除かれる。
【0005】
図5は、上述のごときゴミ除け装置の一例を示す要部構成図で、図中、3はスピットン(鉢),16はゴミ除け装置の容器本体(フィルタ),17は蓋部材で、該ゴミ除け容器本体16は底部及び/又は側壁に液体を通し、ゴミ等をトラップする小さな孔を多数有し、中央には、蓋部材17を着脱自在に支持する支持柱16aが設けられており、この支持柱16aの上に蓋部材17が着脱自在に配設されており、ゴミ除け容器本体16に溜ったゴミ等が外部から見えないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、歯科治療においては、患者がうがいした時に出したゴミをトラップするために、鉢の排水口にフィルタ(ゴミ除け容器)16が入っており、そのフィルタの目隠しとしてゴミ除けキャップ(蓋部材)17が設けられている。患者が染色液を使用したあとうがいすると、ゴミ除けキャップ(蓋部材)17の上表面に染色液が付着してしまう。この場合、鉢洗い水Wが流れても、ゴミ除けキャップ17の上表面には水がかからないため、染色液がそのままゴミ除けキャップ17の上表面に残り、ゴミ除けキャップ17の上表面が赤く変色してしまう。
【0007】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、ゴミ除け装置の蓋部材の上表面に染色液等が残留して該蓋部材の上表面が変色してしまうのを防止することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、歯科用スピットンの排水口に配設されて該スピットン内に廃棄されるゴミをトラップするゴミ除け装置であって、該ゴミ除け装置は、水を通過させかつゴミをトラップするための多数の細孔を有するゴミ除け容器本体と、該ゴミ除け容器本体の上部に該ゴミ除け容器本体の上端から多少の隙間を持って着脱自在に配設されかつ下部周辺部に多数の羽根を有する蓋部材とから成り、前記ゴミ除け容器本体は、底部中心より上方に延長する支持柱を有し、該支持柱の頂部に前記蓋部材が回転自在に配設されていることを特徴としたものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記蓋部材の表面は撥水処理が施されていることを特徴としたものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記支持柱の先端は先細に形成され、前記蓋部材の回転時における摩擦抵抗を小さくしたことを特徴としたものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記羽根は前記蓋部材の径方向軸線に対して所定の角度をもって配設されていることを特徴としたものである。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記蓋部材の上表面が平滑に形成されていることを特徴としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明によるゴミ除け装置をスピットン3の排水口に排設した時の状態を示す断面図、図2は、本発明によるゴミ除け装置のゴミ除け容器本体16と蓋部材17とを分離して示す図で、ゴミ除け容器本体16は、図5に示したゴミ除け容器本体16と同様の作用をするもので、図示のように、スピットン3の排水口に配設され、前述のように、該スピットン3内に廃棄されたゴミ等をトラップし、うがい水、洗浄水等を排水管15に流すものである。
【0014】
蓋部材17は、図5に示した蓋部材17と同様、ゴミ除け容器本体16に設けられた支持柱16aの頂部に着脱自在に搭載され、かつ、該支持柱16aの頂部で回転可能に支持されている。本発明においては、この蓋部材17の下部周辺部に多数の羽根17aが設けられており、図1に示すように、スピットン3内に洗浄水Wが流された時に、この洗浄水Wが前記ゴミ除け容器本体16の上部と蓋部材17の下部との間の隙間に流れ込み、その際、流れ込んだ水が羽根17aに当って蓋部材17を回転させる。
【0015】
而して、上述のように、患者が染色液を使用したあとうがいするとゴミ除けキャップ17の上表面に染色液が付着し、鉢洗い水が流れてもゴミ除けキャップ17の上表面には水がかからないため染色液がそのまま残り、ゴミ除けキャップ17の上表面が赤く変色してしまう。本発明は、その染色液の残留を防止することを目的としてなされたもので、ゴミ除けキャップ17を鉢洗い水Wで回転させ、その遠心力によって弾き飛ばして、該ゴミ除けキャップ17の上表面に染色液が残留するのを防止するようにしたものである。
【0016】
ゴミ除けキャップ17の下部周辺部に設けた多数の羽根17aは、該ゴミ除けキャップ17を回転させるために設けたもので、うがい後に、スピットン3内に洗浄水を流すと、該うがい水Wが羽根17aに当って、該ゴミ除けキャップ17を回転し、該ゴミ除けキャップ17の上表面上の染色液を吹き飛ばす。
【0017】
ゴミ除けキャップ17の回転をよりスムーズに行うためには、支持柱16aの上端部を先細にして該支持柱16aとゴミ除けキャップ17の摩擦抵抗を小さくし、また、ゴミ除けキャップ17の上表面上の染色液を吹き飛ばすには、該ゴミ除けキャップ17の上表面に撥水性処理を施し、更には、該ゴミ除けキャップ17の上表面を平滑にし、更に、ゴミ除けキャップの回転を効果的に行うためには、羽根17aを該ゴミ除けキャップ17の径方向の放射線に対して少し傾斜させ、洗浄水噴射口から放出され、排水口に直接向う水が、羽根17aに斜めに当るようにするとよい。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によると、歯科治療におけるスピットン装置において、該スピットン内に配設されたゴミ除け装置の蓋部材の上表面に染色液が付着しないようにしたので、スピットン内を清潔に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるゴミ除け装置をスピットンの排水口に配設した時の状態を示す断面図である。
【図2】 本発明によるゴミ除け装置のゴミ除け容器本体と蓋部材とを分離して示す図である。
【図3】 本発明が適用されるスピットンを備えた歯科治療ユニットの一例を説明するための概略構成図である。
【図4】 従来の歯科治療ユニットにおける給排水系統の一例を説明するための要部概略構成図である。
【図5】 ゴミ除け装置の一例を示す要部構成図である。
【符号の説明】
1…治療椅子、2…ワークテーブル、3…スピットン、4…給排ボックス、5…インスツルメントホルダ、6…フットスイッチ、7…アシスタントインスツルメントホルダ、8…種々のインスツルメント、9…安頭台、10…歯科治療ユニット、11…鉢洗い水供給管、12,14…電磁弁、13…うがい水供給管、15…スピットン排水管、16…ゴミ除け装置の容器本体(フィルタ)、16a…支持柱、17…蓋部材(ゴミ除けキャップ)、17a…羽根。

Claims (5)

  1. 歯科用スピットンの排水口に配設されて該スピットン内に廃棄されるゴミをトラップするゴミ除け装置であって、該ゴミ除け装置は、水を通過させかつゴミをトラップするための多数の細孔を有するゴミ除け容器本体と、該ゴミ除け容器本体の上部に該ゴミ除け容器本体の上端から多少の隙間を持って着脱自在に配設されかつ下部周辺部に多数の羽根を有する蓋部材とから成り、前記ゴミ除け容器本体は、底部中心より上方に延長する支持柱を有し、該支持柱の頂部に前記蓋部材が回転自在に配設されていることを特徴とする歯科用スピットンのゴミ除け装置。
  2. 前記蓋部材の表面は撥水処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用スピットンのゴミ除け装置。
  3. 前記支持柱の先端は先細に形成され、前記蓋部材の回転時における摩擦抵抗を小さくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用スピットンのゴミ除け装置。
  4. 前記羽根は前記蓋部材の径方向軸線に対して所定の角度をもって配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の歯科用スピットンのゴミ除け装置。
  5. 前記蓋部材の上表面が平滑に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の歯科用スピットンのゴミ除け装置。
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