JP3644328B2 - コネクタ保持用治具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ保持用治具に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの端子側端部にコネクタに対して一定の方向に規制することができるとともにコネクタの取付け位置を一定方向にすることができるコネクタ保持用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両等に装着されるワイヤハーネスにあっては、ワイヤハーネスの端部に設けられた端子を相手側コネクタに接続される雄型または雌型コネクタに接続したり、あるいは、ヒューズ等を内蔵したコネクタに接続する必要がある。
【0003】
従来のこの種のコネクタのうち、ヒューズ等を内蔵したコネクタにワイヤハーネスを接続するものとしては、例えば、図3、4に示すようなものがある。図3、4において、1はコネクタであり、このコネクタ1内にはヒューズおよび電流整流用のダイオード等が内蔵されている。このコネクタ1の一端部には複数の端子挿通孔1aが設けられており、この端子挿通孔1a内にはワイヤハーネス2の端部に設けられた端子が接続される。また、コネクタ1の他端部にはコネクタ1の他端部を開閉自在なカバー3が設けられており、このカバー3はコネクタ1の他端部を閉塞することにより、コネクタ1内のヒューズ等を保護するものである。
【0004】
このようなコネクタ1にワイヤハーネス2を接続するには、図4に示すようなU治具4を使用する。このU治具4はワイヤハーネス組立基板に立設されており、この組立基板上でワイヤハーネス2を配設する際に、ワイヤハーネス2の端部をU治具4で保持するとともにコネクタ1を把持した状態でワイヤハーネス2の端子を1本ずつ端子挿通孔1aに挿通するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにしてワイヤハーネス2の端子をコネクタ1に取付ける方法にあっては、図3(a)に示すようにワイヤハーネス2の端部を一方側に束ねてコネクタ1に取付ける仕様がある場合に、コネクタ1の中心部(図3(a)にXで示す)からワイヤハーネス2の片寄り量をメジャー等で測定したり、ワイヤハーネス組立基板上で確認しながら行なわなければならず、ワイヤハーネス2の取付けが面倒であるという問題があった。これに加えて、コネクタ1の上下面を常に一定方向に規制する手段がなかったため、コネクタ1の上下面が反転されたままワイヤハーネス2がコネクタ1に取付けられることがあり、取付け不良が発生することがあった。
【0006】
そこで本発明は、ワイヤハーネスの端部を一方側に片寄らせるようにしてコネクタに簡単に取付けることにより、ワイヤハーネスの端部を片寄らせる設定仕様であってもワイヤハーネスの取付け作業の作業性を向上させることができるとともに、コネクタの取付け面を一定にすることができるようにしてワイヤハーネスの取付け不良が発生するのを防止することができるコネクタ保持用治具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するために、コネクタを保持するとともに、該コネクタの端子挿通孔を通してコネクタの内部にワイヤハーネスの端部に設けられた端子を一定方向に規制して接続するためのコネクタ保持用治具であって、前記コネクタを載置する底板および該底板から突出して該コネクタの端子挿通孔を有する一端部と開閉自在なカバーを有する他端部が露出するように該コネクタの両側面に当接する一対の側板を備えた本体と、前記底板の端子挿通孔側に位置する前記底板の端部で、かつ前記一対の側板の何れか一方近傍に設けられ、前記ワイヤハーネスの端子側端部を前記端子挿通孔に案内するガイド部材と、前記側板の少なくとも一方に設けられ、前記コネクタの側面に設けられた所定の突起物に係合可能なスリットとを備えたことを特徴としている。
【0008】
その場合、一対の側板の何れか一方近傍の底板にガイド部材が設けられているため、コネクタを本体に取付けた後、ガイド部材によってワイヤハーネスの端部を纏めてワイヤハーネスの端子をコネクタに取付けることにより、ワイヤハーネスの端部をコネクタに対して簡単に片寄らせることができ、ワイヤハーネスの端部を片寄らせる設定仕様であってもワイヤハーネスの取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0009】
また、側板の少なくとも一方にコネクタの側面に設けられた所定の突起物に係合可能なスリットを設けたため、コネクタの上下面を一定方向にしなければコネクタを本体に取付けることができない。このため、コネクタの取付け面を確実に一定にすることができ、ワイヤハーネスの取付け不良が発生するのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1、2は本発明に係るコネクタ保持用治具の一実施形態を示す図である。
【0012】
まず、構成を説明する。図1、2において、11はコネクタ保持用治具であり、この保持用治具11はコネクタ13を保持可能な本体12を備えている。コネクタ13は内部にヒューズおよび電流整流用のダイオード等が内蔵されており、一端部(端部)に複数の端子挿通孔13aが設けられ、この端子挿通孔13a内にはワイヤハーネス14の端部に設けられた端子が接続されるようになっている。また、コネクタ13の他端部にはコネクタ13の他端部を開閉自在なカバー15が設けられており、このカバー15はコネクタ13の他端部を閉塞することにより、コネクタ13内のヒューズ等を保護するようになっている。
【0013】
一方、本体12はコネクタ13を載置する底板16および底板16から突出してコネクタ13の端子挿通孔13aが露出するようにコネクタ13の両側面に当接する一対の側板17a、17bを備えている。
【0014】
底板16の背面には棒状部材18の一端部が設けられており、この棒状部材18の他端部は図示しないワイヤハーネス組立用基板に取付けられている。すなわち、本体12はワイヤハーネス組立用基板に立設されている。
【0015】
また、底板16の端子挿通孔側13aに位置する一端部(端部)には一対のピン部材 19a、19bが設けられており、このピン部材19a、19bは側板17aの近傍のガイド板19上に設けられ、ワイヤハーネス14の端子側端部を端子挿通孔13aに案内するガイド部材を構成している。
【0016】
また、側板17bにはスリット20が設けられており、このスリット20にはコネクタ13の側面に設けられた突起(突起物)13bが係合するようになっている。
【0017】
このように本実施形態では、側板17a近傍の底板16にピン部材19a、19bを設けているため、コネクタ13を本体12に取付けた後、ピン部材19a、19bによってワイヤハーネス14の端部を纏めてワイヤハーネス14の端子をコネクタ13に取付けることにより、ワイヤハーネス14の端部をコネクタ13に対して簡単に片寄らせることができ、ワイヤハーネス14の端部を片寄らせる設定仕様であってもワイヤハーネス14の取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0018】
また、側板17bにコネクタ13の側面に設けられた突起13bに係合可能なスリット20を設けたため、コネクタ13の上下面を一定方向にしなければコネクタ13を本体12に取付けることができないことから、コネクタ13の取付け面を確実に一定にすることができ、ワイヤハーネス14の取付け不良が発生するのを防止することができる。
【0019】
なお、本実施形態では、スリット20を側板17b側に設けているが、コネクタ13の突起13bが側板17a側に設けられている場合には、スリットを側板17aに設けても良い。また、ピン部材19a、19bは側板17b側に設けられても良いことは勿論である。
【0020】
また、本発明が適用されるコネクタは雄型または雌型コネクタ等であっても良いことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、一対の側板の何れか一方近傍の底板にガイド部材が設けられているため、コネクタを本体に取付けた後、ガイド部材によってワイヤハーネスの端部を纏めてワイヤハーネスの端子をコネクタに取付けることにより、ワイヤハーネスの端部をコネクタに対して簡単に片寄らせることができ、ワイヤハーネスの端部を片寄らせる設定仕様であってもワイヤハーネスの取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0022】
また、側板の少なくとも一方にコネクタの側面に設けられた所定の突起物に係合可能なスリットを設けたため、コネクタの上下面を一定方向にしなければコネクタを本体に取付けることができない。このため、コネクタの取付け面を確実に一定にすることができ、ワイヤハーネスの取付け不良が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタ保持用治具の一実施形態を示す図であり、(a)はその上面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
【図2】一実施形態の保持用治具にコネクタを取付けた状態を示す図である。
【図3】(a)は従来の取付け方法によってワイヤハーネスが取付けられたコネクタの上面図、(b)は同図(a)のA方向矢視図である。
【図4】従来の治具によってコネクタにワイヤハーネスを取付ける状態を示す図である。
【符号の説明】
11 コネクタ保持用治具
12 本体
13 コネクタ
13a 端子挿通孔
13b 突起(突起物)
14 ワイヤハーネス
16 底板
17a、17b 側板
19a、19b ピン部材(ガイド部材)
20 スリット
Claims (1)
- コネクタを保持するとともに、該コネクタの端子挿通孔を通してコネクタの内部にワイヤハーネスの端部に設けられた端子を一定方向に規制して接続するためのコネクタ保持用治具であって、
前記コネクタを載置する底板および該底板から突出して該コネクタの端子挿通孔を有する一端部と開閉自在なカバーを有する他端部が露出するように該コネクタの両側面に当接する一対の側板を備えた本体と、前記底板の端子挿通孔側に位置する前記底板の端部で、かつ前記一対の側板の何れか一方近傍に設けられ、前記ワイヤハーネスの端子側端部を前記端子挿通孔に案内するガイド部材と、前記側板の少なくとも一方に設けられ、前記コネクタの側面に設けられた所定の突起物に係合可能なスリットとを備えたことを特徴とするコネクタ保持用治具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29906599A JP3644328B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | コネクタ保持用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29906599A JP3644328B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | コネクタ保持用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001118441A JP2001118441A (ja) | 2001-04-27 |
JP3644328B2 true JP3644328B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=17867755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29906599A Expired - Fee Related JP3644328B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | コネクタ保持用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3644328B2 (ja) |
-
1999
- 1999-10-21 JP JP29906599A patent/JP3644328B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001118441A (ja) | 2001-04-27 |
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