JP3644046B2 - ガス調理器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はガス調理器の本体構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のガス調理器の構成は図6に示すように、器具本体上面に複数のコンロ部と、グリル排気部を設け、器具本体前面中央にグリル開口部が設けられ、各コンロの正面に点火ボタンが設けられている。
【0003】
コンロ部の汁受け皿1cとゴトク1dは天板上5に取り外し可能な形態で載せられており、コンロ使用時に鍋から吹きこぼれた煮汁は、基本的に汁受け皿1cに溜まる構成と成っている。
【0004】
またコンロバーナー1aの一端はコンロ取付板2に載せられており、他端は器具前面に設けられた点火ボタン6aと連動したガスコックと直結されている。
【0005】
グリルは器具前面中央に開口し、グリル排気部5aは天板5後部に設けられている。調理物はグリルハンドル4bと一体となったグリル皿4cに載せられ加熱される。また庫内形状は、奥行き方向寸法が前面開口幅寸法より大きい寸法関係となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、コンロ使用時に鍋から吹きこぼれた煮汁の大半は汁受け皿に溜まるが、天板と汁受け皿の隙間、あるいはコンロバーナーと汁受け皿の隙間からの煮汁が、器具内部に侵入し、塩分を含んだ煮汁によりグリル部を腐食する場合がある。またコンロバーナーとガスコックが直結した構成である為、コンロバーナーと汁受け皿の隙間から侵入した煮汁がコンロバーナーを伝わり安全上重要なガスコックに達する場合もあった。
【0007】
本発明はかかる従来の問題点を解決するもので、コンロ部から吹きこぼれた煮汁から、器具内部の構成部品の保護すると供に、組立作業性を向上するガス調理器を提供することを目的としている。
【0008】
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に本発明のガス調理器は、器具本体上面に複数のコンロバーナーと、複数の汁受け皿を設け、器具本体前面の左右どちらかに偏心して開口し、その上方に一つ以上の前記コンロバーナーあるいは、前記汁受け皿が位置するグリル部を備えたグリル付コンロにおいて、前記コンロバーナー及び前記汁受け皿と前記グリル部の間に、外形が前記コンロバーナと前記汁受け皿より大きく、前記コンロバーナーを装着する、コンロ取付板を備えたもの及び器具本体上面に複数のコンロバーナーと、複数の汁受け皿を設け、器具本体前面に左右どちらかに偏心して開口し、その上方に一つ以上の前記コンロバーナーあるいは、前記汁受け皿が位置するグリル部を備えたグリル付コンロにおいて、前記コンロバーナー及び、前記汁受け皿と前記グリル部の間に、外形が前記コンロバーナーと前記汁受け皿より大きく、前記コンロバーナーを装着し、その一部に傾斜面と、前記傾斜面の最低面部に、その下方に前記グリル部が位置しない箇所に一つ以上の孔を有するコンロ取付板を備えたもの及び器具本体上面に複数のコンロバーナーを設け、器具本体前面の左右どちらかに偏心して開口し、その上方に一つ以上の前記コンロバーナーが位置するグリル部を備えたグリル付コンロにおいて、前記コンロバーナーと前記グリル部の間に、前記グリル部と空間を設け、外形が前記コンロバーナより大きく、前記コンロバーナーを装着し、前記コンロバーナーの点火プラグと熱素子と固定板から成る点火ユニットが通過可能な孔と、前記孔の下方に一体の材料よりL字状に切り起こし成形したガイド部を有するコンロ取付板を備えたものである。
【0009】
【作用】
本発明のガス調理器は、上記した構成によって、器具上方から見た場合、コンロ取付板の外形の内側にコンロバーナーの外形と汁受け皿外形が位置する為、天板と汁受け皿の隙間、及び汁受け皿とコンロバーナーの隙間から侵入した煮汁をコンロ取付板で遮ることが出来る。更にコンロ取付板に傾斜面と、傾斜面の低面部に一つ以上の孔を設ける事により、煮汁を器具内部の部品の存在しない位置に滴下させる事が出来る為、器具内部に煮汁が侵入せず耐久性を向上させる事が出来る。
【0010】
またコンロ取付板に、点火プラグと熱素子と固定板から成る点火ユニットが、通過可能な孔を設けている為、事前に、点火プラグと熱素子からなる点火ユニットの組立が可能であり、作業性の向上が出来ると共に、孔の下方にコンロ取付板と一体の材料よりL字状に切り起こし成形したガイド部を設ける事によりリード線の配線位置が定まり、信頼性が向上する。
【0011】
【実施例】
以下本発明の実施例を添付図面に基ついて説明する。図5に、本発明のガス調理器の外観図斜視図を示す。器具本体上面には2箇所のコンロ部1と、グリル排気部5aを設け、器具本体前面の左寄りにグリル開口部4aが設けられ、操作部6は右側に集約して設けられている。グリルの庫内形状は、前面開口幅が奥行き寸法より大きく、調理物はグリルハンドル4bと一体となったグリル皿4cに載せられ加熱される。コンロ部の汁受け皿1cとゴトク1dは天板5上に取り外し可能な形態で載せられており、コンロ使用時に鍋から吹きこぼれた煮汁は、基本的に汁受け皿1cに溜まる構成と成っている。
【0012】
図1に本発明の主要構成部品の位置関係を表す斜視図を示す。コンロバーナー1aはコンロ取付板2に載り、コンロパイプ1bを介してガスが供給される。またコンロ取付板2後部には、点火プラグ3aと熱素子3bと固定板3cから成る点火ユニット3が、通過可能な角孔2aを設けている。
【0013】
グリル部4は器具前面左寄りに開口し、排気口5aは天板5後方中央に設けられており、グリル部4上方には、コンロバーナー1aと汁受け皿1cが位置している。
【0014】
図2は左側コンロ部の汁受け皿1c、コンロバーナー1a、コンロ取付板2、グリル部4の位置位置関係を、器具上方より見た図面である。コンロ取付板2の外形は、コンロバーナー1a及び、汁受け皿1cの外形よりも大きく、汁受け皿1cと天板及び、汁受け皿1cとコンロバーナー1aの隙間から侵入したコンロから吹きこぼれた煮汁は、コンロ取付板2で遮られる為、直接下方のグリル部4に滴下する事は無い。
【0015】
図3は、汁受け皿1cとコンロ取付板2とグリル部4と本体ボデー側面7の部分断面図であり、コンロ取付板2に滴下した煮汁は、コンロ取付板2に設けられた傾斜状の段押し2bにより、左側方向に流れ、傾斜部の最低面部2eに集まる。また最低面部2eには、複数の長孔2cが設けられおり、煮汁は長孔2cを通りボデー側面7とグリル部4の間から器具下方に滴下する為、コンロ部より大量の煮汁が滴下しても、コンロ取付板2に溜まる事なく、しかもグリル部4にも滴下しない為、コンロ取付板2とグリル部4の耐久性を向上する事が出来る。
【0016】
図4はコンロバーナーの点火ユニットと、コンロ取付板2との、要部断面を含む斜視図である。
【0017】
点火ユニットとは、点火プラグ3a及びその高圧リード線3dと、熱素子3b及びそのリード線3eを、固定板3cに取り付けた状態を示し、コンロ取付板2にビスで締結される。またコンロ取付板2には、点火ユニット3が組立後、通過出来る大きさの角孔2aが設けられている為、点火プラグ3a及び高圧リード線3dと、熱素子3b及びそのリード線3eを、固定板3cに事前に組立ておくことが可能な為、本体組立ラインでの作業性を向上することが出来る。また角孔2aの下方にはコンロ取付板2の材料より一体で切り起こされた、L字状のガイド部2dが成形されている。ガイド低面部2eの両側面には、上方向の縁立て2fが設けられており、高圧リード線3d及び熱素子3bのリード線3eは縁立て2fの間から外れて高温部に接触する事は無い。またガイド低部面部2eの先端部2gは、カール状に成形されており、リード線の被覆を保護している。またガイド部2dは、その前方のグリル部4と空間を設けている為、グリル部4からの輻射熱を直接受ける事ことがなく、高圧リードセン3dの信頼性も向上させる事が出来る。またガイド部2dはコンロ取付板2の材料より、一体で切り起こし成形されており、別部品を締結して用いるのと比較しても、コスト的、作業的にも優位性がある。
【0018】
【発明の効果】
上記のように本発明のガス調理器によれば次の効果が得られる。
【0019】
汁受け皿及びコンロバーナーとグリル部の間に、汁受け皿及びコンロバーナーより外形の大きいコンロ取付板を設けている、及びコンロ取付板に傾斜面と傾斜面の最低部に複数の孔を設けているので、グリル部への、コンロ部からの煮汁の滴下、浸入が無くグリル部の耐久性を高めるという効果がある。更にコンロ取付板には、点火ユニットが組立後通過出来る大きさの角孔と、コンロ取付板の材料より一体で切り起こされた、L字状のガイド部が設けられているので、作業性を高めると供に信頼性を高めるという効果も得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における、ガス調理器の主要構成部品の位置関係を表す斜視図
【図2】同ガス調理器の、主要部の平面図
【図3】同ガス調理器の、主要部の側面部分断面斜視図
【図4】同ガス調理器の、コンロバーナーの点火ユニットと、コンロ取付板との、一部断面斜視図
【図5】同ガス調理器の外観斜視図
【図6】従来の実施例における、ガス調理器の外観斜視図
【符号の説明】
1 コンロ部
1a コンロバーナー
1b コンロパイプ
1c 汁受け皿
2 コンロ取付板
2a 角孔
2b 傾斜状の段押し部
2c 長孔
2d ガイド部
3 点火ユニット
3a 点火プラグ
3b 熱素子
3c 固定板
4 グリル部
5 天板
5a グリル排気部
6 操作部
7 ボデー側面
Claims (3)
- 器具本体上面に設けられた複数のコンロバーナーおよび複数の汁受け皿と、器具本体前面の左右どちらかに偏心して開口し、その上方に一つ以上の前記コンロバーナーあるいは前記汁受け皿が位置するグリル部と、前記コンロバーナー及び前記汁受け皿と前記グリル部との間に、外形が前記コンロバーナと前記汁受け皿より大きく、かつ前記コンロバーナーを装着するコンロ取付板とを備えたガス調理器。
- 器具本体上面に設けられた複数のコンロバーナーとおよび複数の汁受け皿と、器具本体前面の左右どちらかに偏心して開口し、その上方に一つ以上の前記コンロバーナーあるいは、前記汁受け皿が位置するグリル部と前記コンロバーナー及び前記汁受け皿と前記グリル部との間に、外形が前記コンロバーナーと前記汁受け皿より大きく、かつ前記コンロバーナーを装着し、その一部に傾斜面と、この傾斜面の最低面部に、その下方に前記グリル部が位置しない箇所に一つ以上の孔を有するコンロ取付板とを備えたガス調理器。
- 器具本体上面に設けられた複数のコンロバーナーと、器具本体前面の左右どちらかに偏心して開口し、その上方に一つ以上の前記コンロバーナーが位置するグリル部と、前記コンロバーナーと前記グリル部の間に、前記グリル部と空間を設け、外形が前記コンロバーナより大きく、前記コンロバーナーを装着し、前記コンロバーナーの点火プラグと熱素子と固定板から成る点火ユニットが通過可能な孔と、前記孔の下方に一体の材料よりL字状に切り起こし成形したガイド部を有するコンロ取付板とを備えたガス調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP07478894A JP3644046B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | ガス調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP07478894A JP3644046B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | ガス調理器 |
Publications (2)
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JPH07280274A JPH07280274A (ja) | 1995-10-27 |
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Family
ID=13557386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07478894A Expired - Lifetime JP3644046B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | ガス調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3644046B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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JP6626751B2 (ja) * | 2016-03-17 | 2019-12-25 | 株式会社パロマ | コンロ |
JP6722016B2 (ja) * | 2016-03-25 | 2020-07-15 | 株式会社ハーマン | ガスコンロ |
JP6897964B2 (ja) * | 2017-08-04 | 2021-07-07 | 株式会社パロマ | コンロ |
JP2020095781A (ja) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | ホシザキ株式会社 | 誘導加熱調理器 |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP07478894A patent/JP3644046B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH07280274A (ja) | 1995-10-27 |
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