JP3639500B2 - 最適解決定方法及びこれを用いた補聴器フィッティング装置 - Google Patents

最適解決定方法及びこれを用いた補聴器フィッティング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個人の嗜好に合わせた音響特性や画像特性などの調整を始めとする、評価基準が主観的であって不明確であるために定量的な評価基準に基づいて調整を行うことができない問題について、複数の条件における最適値と個人の主観的な評価に基づいて最適な調整結果を得るための最適解決定方法及びこれを用いた補聴器フィッティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
個人の嗜好に合わせた音響特性や画像特性などの調整を行う場合、その特性の評価基準は極めて主観的であって不明確なものとなる。各特性に対する嗜好の傾向はユーザ毎に大きく異なる場合が多いため、調整結果を定量的に評価、表現することができないという問題がある。
加えて、通常の場合、対象とする音響特性や画像特性などを調整するためのパラメータは複数個存在し、これらのパラメータ値の相互作用がユーザの主観的な評価に大きな影響を及ぼすため、最適な調整結果の決定は更に困難なものとなる。
【0003】
このような問題を解決するために、例えば特開平9−54765号公報には、対話型遺伝的アルゴリズムを用いた最適化調整方法が提案されている。この方法では、n個の調整パラメータを要素とするn次元ベクトルを解ベクトル(染色体)とし、各解ベクトルに応じて処理された音響信号もしくは画像信号をユーザに提示した上で、各解ベクトルに対するユーザの評価値を基に遺伝的アルゴリズムを実施し、最適解ベクトルを推定するものである。
このような方法によれば、ユーザ自身が主観的に最も聞きやすいと感じるような特性を、各調整値の最適値を個別に算出するのではなく、各調整値間の相互作用も加味した上で算出することができる。
【0004】
また、ある問題に対する最適な画像を決定するための方法が提案されている(SIGGRAPH Conf. Proc., Vol.1997, pp389-400,1997)。これは、対象となる画像の特性調整値を要素とするn次元解ベクトル(n>2)を構成し、各解ベクトルを2次元空間上に写像してユーザに図示し、ユーザがその2次元空間内の任意の座標を指定すると、その座標に対応する解ベクトルを調整値とする画像がユーザに提示されるというシステムである。この方法では、各解ベクトルを、各ベクトル間のユークリッド距離に基づくMDS(Multidimensional Scaling)法等を利用して2次元空間へ写像し、ユーザに対して多次元空間上の距離を2次元空間上にイメージさせながら、最適値を決定していくことができる。
【0005】
本発明で対象としている、個人の嗜好に合わせた音響特性や画像特性などを決定する問題の一例として、補聴器のフィッティングが考えられる。難聴者の聴覚特性は個人毎に様々である上に、音に対する嗜好も個人個人で異なる。補聴器の多くは、このような様々な難聴者各々にフィットできるように、複数の調整機能(例えば、音量調整、周波数特性調整、出力制限調整、自動利得制御調整など)を有している。
【0006】
補聴器フィッティングとは、これら各調整機能の調整度合(調整値)を個々の難聴者にとって最適な値に設定する作業であり、通常はオージオグラム等の値を既知のフィッティング用の処方式に代入することにより行われる。特開平9−54765号公報には、各調整機能の調整値を利用して前記n次元解ベクトルを構成し、対話型遺伝的アルゴリズムを用いて補聴器のフィッティングを行う方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記対話型遺伝的アルゴリズムでは、ある問題に対する単一の条件に対して単一の最適値を決定するため、その条件、つまり調整に用いた条件に特化した最適値が決定されてしまうという問題がある。このため、複数の条件が存在しうる問題においては、各条件に対して各々対話型遺伝的アルゴリズムを実施し、各条件に特化した最適値を決定した上で、最終的な単一の最適値を別途決定せねばならず、この最終最適値は、調整者の主観的評価もしくは個々のユーザの嗜好に無関係に定められた計算式等によって決定されていた。
【0008】
例えば、前記補聴器フィッティングの場合では、前記対話型遺伝的アルゴリズムを実施するために何らかの単一の音源(例えば音声信号)を用いると、その音源に特化した最適値が決定されてしまうという問題がある。
【0009】
補聴器は様々な環境下で使用される機器であり、どのような環境下においても難聴者に快適な聴取状態を提供する必要があるので、単一の音源ではなく複数の条件(例えば、複数の環境音)に対して前記対話型遺伝的アルゴリズムを実施し、各条件に対する最適値を各々決定した上で最終最適値を決定する必要がある。
しかし、この最終最適値は、調整者の主観的評価もしくは個々のユーザの嗜好に無関係に定められた計算式等によって決定せざるを得ないという問題がある。
【0010】
また、前記多次元解ベクトルを2次元空間に写像してユーザに最適値を決定させる方法においては、解ベクトルの次元数及びまたは解ベクトルの構成要素(遺伝子)のビット数が大きいと、2次元空間上に図示される最適解ベクトル候補が多数になり、最適解を決定するまでの所用時間が非常に長くなり、加えてユーザにかかる負担が増大してしまうという問題があった。
【0011】
例えば、前記補聴器フィッティングにおいて前記多次元解ベクトルを2次元空間に写像してユーザーに最適値を決定させる方法を実施した場合、補聴器の調整機能の数及びまたは各調整機能の調整値のビット数によっては、難聴者に図示される最適解ベクトル候補が膨大になり、フィッティングに要する時間が非常に長くなり、難聴ユーザーにかかる負担が大きくなるという問題があった。
【0012】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の条件に対応する最適値から、ユーザの嗜好が反映された最終的な最適値を、短時間で効率的に決定するための最適解決定方法及びこれを用いた補聴器フィッティング装置を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、複数の条件に対応する最適n次元解ベクトル候補に基づいて1つの最適n次元解ベクトルをユーザに決定させる問題に対して、前記複数の最適n次元解ベクトル候補の位置を2次元空間上に図示する第1ステップと、ユーザが前記2次元空間上の任意の座標を選択する第2ステップと、前記複数のn次元解ベクトル候補の2次元空間上の座標と事前に獲得した複数のn次元解ベクトルに対するユーザの評価値に基づいて、前記ユーザが選択した任意の座標に相当するn次元解ベクトルを算出する第3ステップを備え、ユーザが複数の最適n次元解ベクトル候補に基づいて、最適な一つのn次元解ベクトルを決定するものである。
【0014】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の最適解決定方法において、前記複数のn次元解ベクトルに対するユーザの評価値を、対話型遺伝的アルゴリズムによって獲得するものである。
【0015】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の最適解決定方法において、前記n次元解ベクトルを補聴器の調整パラメータとするものである。
【0016】
請求項4に係る発明は、請求項1又は2記載の最適解決定方法において、前記n次元解ベクトルを画像の調整パラメータとするものである。
【0017】
請求項5に係る発明は、請求項1、2又は3記載の最適解決定方法において、前記複数の最適n次元解ベクトル候補を、複数の音源に対する最適n次元解ベクトルとするものである。
【0018】
請求項6に係る発明は、請求項1、2、3又は5記載の最適解決定方法により求めたn次元解ベクトルを補聴器の調整パラメータ値に変換して補聴器の補聴パラメータ記憶部に書き込むパラメータ書き込み手段と、音源を格納する音源記憶手段と、音源を補聴器に提示するための音源提示手段を備えるものである。
【0019】
請求項7に係る発明は、請求項1、2、3又は5記載の最適解決定方法により求めたn次元解ベクトルを補聴器の調整パラメータ値に変換して補聴器の補聴パラメータ記憶部に書き込むパラメータ書き込み手段と、音源を格納する音源記憶手段と、音源を補聴器に提示するための音源提示手段と、前記補聴器の調整パラメータ値及び/又は前記n次元解ベクトルの表す音響的情報に基づく視覚的図形を表示する表示手段を備えるものである。
【0020】
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の補聴器フィッティング装置において、前記視覚的図形を、前記音響的な情報の周波数特性としたものである。
【0021】
請求項9に係る発明は、請求項7に記載の補聴器フィッティング装置において、前記視覚的図形を、前記音響的な情報の入出力特性としたものである。
【0022】
請求項10に係る発明は、請求項7に記載の補聴器フィッティング装置において、前記視覚的図形を、前記音響的な情報の時間波形としたものである。
【0023】
請求項11に係る発明は、請求項7に記載の補聴器フィッティング装置において、前記視覚的図形を、前記音響的な情報のサウンドスペクトログラムとしたものである。
【0024】
請求項12に係る発明は、請求項6乃至請求項11のいずれかに記載の補聴器フィッティング装置において、ユーザが選択した任意の座標に相当するn次元解ベクトルを補聴器の調整パラメータ値に変換して補聴器の補聴パラメータ記憶部に書き込み、前記複数の音源を順次ユーザに提示するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る補聴器フィッティング装置の構成図、図2は3つの環境音に対する最適値と複数の解ベクトルに対する評価値を予め獲得するためのフローチャート、図3は図2に示す方法により得られた結果に基づいて単一の最終最適フィッティング値を決定するためのフローチャート、図4は図3に示す方法で使用する2次元空間の一例を示す図、図5は図2に示す方法により得られた結果に基づいて単一の最終最適フィッティング値を決定するための別のフローチャート、図6は図5に示す方法で使用する2次元空間の一例を示す図である。
【0026】
本発明に係る補聴器フィッティング装置は、図1に示すように、音源処理部1と、パラメータ作成部2、2次元空間表示部3からなる。なお、4はいわゆるプログラマブル補聴器、6は補聴処理された音声や環境音などをプログラマブル補聴器4に提示するスピーカである。
【0027】
音源処理部1は、音源記憶部1a、音源信号変換部1b、音源信号選択部1c、音源提示部1dから、パラメータ作成部2は、座標獲得部2a、解ベクトル算出部2b、パラメータ書き込み部2cから、2次元空間表示部3は、最適解ベクトル獲得部3a、2次元座標算出部3b、表示部3cから構成される。
【0028】
プログラマブル補聴器4は、マイクロフォン4a、増幅器4b、補聴処理部4c、イヤホン4d、パラメータ記憶部5から構成される。ここで、パラメータ書き込み部2cは、プログラマブル補聴器4のパラメータ記憶部5に接続されている。
【0029】
音源記憶部1aは、フィッティングに用いる環境音をデジタルで記録した複数の環境音ファイルと1つの校正音ファイルを記憶している。ここで、環境音及び校正音ファイルは、例えばWAVEファイル形式のようなデジタルデータで構成される。
【0030】
音源信号変換部1bは、音源信号選択部1cからの制御信号に基づいて、音源記憶部1aに記憶されている環境音ファイルを呼び出す機能を有すると共に、環境音ファイルに記憶されているデジタルデータをアナログ環境音信号に変換する機能を有する。
【0031】
音源提示部1dは、音源信号変換部1bから出力された音源信号(アナログ環境音信号)を所定のレベルに増幅または減衰した後に、スピーカ6等を用いてプログラマブル補聴器4に向けて提示する。
【0032】
座標獲得部2aは、ユーザが選択した、表示部3cで表示された2次元空間内の任意の2次元座標を獲得する。解ベクトル算出部2bは、座標獲得部2aが獲得した2次元座標から、補聴器の各調整機能の調整値から構成されるn次元解ベクトルを算出する。
【0033】
パラメータ書き込み部2cは、解ベクトル算出部2bで算出された解ベクトルを、プログラマブル補聴器4の調整機能のパラメータとしてプログラマブル補聴器4のパラメータ記憶部5に書き込む機能を有する。
【0034】
最適解ベクトル獲得部3aは、本システムによるフィッティングに先立って予め定められた、各環境音に対するユーザの最適フィッティング値、即ち最適解ベクトルと各最適解ベクトルに対するユーザの評価値及びまたは任意の複数の解ベクトルとその評価値を獲得する。
【0035】
2次元座標算出部3bは、最適解ベクトル獲得部3aが獲得した解ベクトルと評価値から、ユーザに図示する2次元空間の座標を算出する。
【0036】
表示部3cは、2次元座標算出部3bが算出した2次元空間の座標に基づいて、ユーザに2次元空間を図示すると共に、2次元座標算出部3bが算出した2次元空間の座標に基づくプログラマブル補聴器4の調整パラメータ値(例えば、音響利得:GAIN、出力制限:MOPや入出力特性の折点:TKなど)及び音響的情報(周波数特性図、入出力特性図、時間波形図、サウンドスペクトログラム)を表示することができる。
【0037】
そして、音源処理部1を構成する音源記憶部1aと音源信号変換部1bと音源信号選択部1c、パラメータ作成部2を構成する座標獲得部2aと解ベクトル算出部2b、2次元空間表示部3を構成する最適解ベクトル獲得部3aと2次元座標算出部3bと表示部3cは、パーソナルコンピュータで構成することができる。
【0038】
即ち、パーソナルコンピュータの内臓ハードディスク及びまたはメモリが、音源記憶部1aの機能を担い、CPUと所定のプログラムが、音源信号変換部1b、音源信号選択部1c、解ベクトル算出部2b、2次元座標算出部3bの機能を担い、キーボード及びまたはマウスが座標獲得部2a、最適解ベクトル獲得部3aの機能を担い、ディスプレイが表示部3cの機能を担うことになる。
【0039】
以上のように構成した本発明に係る補聴器フィッティング装置の作用について、図2と図3に示すフローチャートにより説明する。
図2において、先ず、ステップSP1では、フィッティングに先立ち、音源提示の際の提示音圧レベル校正のために、音源信号選択部1cを操作して、音源記憶部1aより校正音ファイルを呼び出し、音源提示部1dより提示する。
ステップSP2において、騒音計等を用い提示音圧レベル校正を音源提示部1dの増幅度や減衰量を操作して行う。
【0040】
次いで、ステップSP3において、難聴者のオージオグラムを測定し、ステップSP4において、測定したオージオグラムを用いて、既知の補聴器フィッティング処方式により、仮のフィッティング値を算出する。
【0041】
ステップSP5、ステップSP6において初期設定(i=1,k=1)をした後、ステップSP7において、環境音ファイルを呼び出す。ここで使用する環境音ファイルは、例えば、事前に被験者から“最も頻繁に補聴器を使用する環境”を聴取しておき、その環境に最も近いと思われるものが使用される。
本発明の実施の形態では、環境音を家庭内騒音S1、事務所騒音S2、工場内騒音S3の3種類としている。
【0042】
次いで、ステップSP8において、プログラマブル補聴器4の各調整機能の調整値から構成されるフィッティング値を解ベクトル化する。ここで、解ベクトル集合をpik(i=1,2,3……,m、k=1,2,3……,n)とし、本発明の実施の形態では、m=3、n=20としている。
【0043】
次いで、ステップSP9において、パラメータ書き込み部2cにて指定された解ベクトルpikをプログラマブル補聴器4のパラメータに変換し、ステップSP10において、そのパラメータをプログラマブル補聴器4のパラメータ記憶部5に書き込む。
【0044】
次いで、ステップSP11において、音源信号変換部1b及び音源提示部1dで、先ほど呼び出した環境音ファイルを再生し、スピーカ6よりプログラマブル補聴器4に提示する。被験者はプログラマブル補聴器4の出力音(つまり、解ベクトルpikに応じて補聴処理された環境音)を聴取する。
【0045】
ステップSP12において、提示した音、つまり、その時の解ベクトルpikに対する被験者の評価値Eikを得る。評価値Eikは、提示音に対する快適性、明瞭性などに基づく、被験者の主観的な評価を表す数値であり、ここでは1〜5の5段階とし、1が最も評価が低く、5が最も評価が高いものとしている。
【0046】
ステップSP13において、Ei20までの全ての評価値が獲得されたか否かを判断し、獲得されていなければステップSP14へ進み、上記操作を繰り返す。ここで、ステップSP14では、現在のフィッティング値に対する被験者の主観的評価を聴取し、その内容と評価値Eikの値を併せて考慮してフィッティング値の調整、変更を行う。
【0047】
この調整、変更は、例えば、“うるさい”という評価ならば、音量調整や出力制限の値を低減するといった内容のものである。
一方、Ei20までの全ての評価値が獲得された場合には、ステップSP16において、これまでに最も高い評価値を得た解ベクトルpikをその環境音に対する最適フィッティング値Fiとする。
【0048】
次いで、ステップSP17において、上記操作が工場内騒音S3まで行われたか否か判断し、工場内騒音S3まで行われていればフィッティング作業を終了し、行われていなければステップSP18へ進み上記操作を工場内騒音S3についてフィッティング作業が終了するまで繰り返す。
【0049】
次に、図2に示すフローチャートによって求めた、3種の音源S1,S2,S3に対する最適フィッティング値F1,F2,F3と各種のフィッティング値に対する評価値Eikを用いて、最終フィッティング値を決定する方法を図3のフローチャートに示す。
【0050】
先ず、ステップSP21にて、図2に示す方法で得られた最適フィッティング値F1,F2,F3を最適解ベクトル獲得部3aにて獲得し、最適フィッティング値F1,F2,F3間の各々のユークリッド距離d12,d13,d23を算出する。
【0051】
ステップSP22にて、2次元座標算出部3bによりユークリッド距離d12,d13,d23を3辺に持つ三角形を想定し、最適フィッティング値F1,F2,F3の2次元空間上の座標x1,x2,x3を算出する。ここで、これらの座標x1,x2,x3は、三角形がスクリーン上に適切な大きさで図示されるように、ユークリッド距離d12,d13,d23の値をユークリッド距離d12,d13,d23間の比率を保ったまま、等倍もしくは縮小して求めても良い。
【0052】
また、ユークリッド距離d12,d13,d23を3辺に持つ三角形が作成不可能な関係である場合(例えば、d12+d13<d23)は、ユーザが操作しやすいように各値に適宜調整を加えて座標x1,x2,x3を算出しても良い。この場合は例えば、図示する図形を三角形ではなく線分とし、座標x2と座標x3を結ぶ線分上の座標x1と座標x2の2次元空間上の距離と座標x1と座標x3の2次元空間上の距離の比がd12:d13となるような座標にx1を配置しても良いし、前記線分上で座標x2からの距離がd12で座標x3からの距離がd13であるような2点を双方とも座標x1として図示しても良い。
【0053】
次いで、ステップSP23では、表示部3cにて座標x1,x2,x3の位置をスクリーン上に図示する。ここで、図4にスクリーン上に図示された2次元空間の一例を示す。
【0054】
ステップSP24では、ユーザが図4に示された2次元空間上において、三頂点の位置を参考にして任意の2次元空間上の位置を指示する。
すると、座標獲得部2aは指示された位置の2次元空間上の座標x4を獲得する。例えば、職場が事務所で、補聴器は主に職場と帰宅後の家庭内で使用するというユーザは、図4のA点の様な位置を指示する。
【0055】
次いで、ステップSP25で、座標x1,x2,x3と座標x4との2次元空間上の距離d14,d24,d34を算出し、ステップSP26で、最適フィッティング値F1,F2,F3とのユークリッド距離の比率が、各々d14:d24:d34となるような解ベクトルの候補Phを求める。
【0056】
ここで、ユークリッド距離の比率d14:d24:d34には、(d14+a):(d24+a):(d34+a)もしくは(d14×a):(d24×a):(d34×a)というように任意の幅を持たせても良い。例えば、解ベクトル候補Phのhの数を増やした場合には、単にd14:d24:d34として求めるだけでなく、(d14+a):(d24+a):(d34+a)として、a=−1.0,0,1.0の3種類の比率に関するPhを全て解ベクトル候補とする。なお、hの数は、距離d14,d24,d34の値とaの値および各調整機能の調整値(解ベクトルの要素)のビット数によって異なる。
【0057】
次いで、ステップSP27で、図2に示すフローチャートで求めた解ベクトルpikの中から、評価が高かった(本例ではEik>3)解ベクトルpikについて、各々解ベクトル候補Phとの類似度Qikhを求める。ここで類似度とは、解ベクトルPhとpikの類似性を表す指標であり、本例では、両者のユークリッド距離の逆数としている。
【0058】
次いで、ステップSP28で、類似度Qikhに評価値Eikを乗じる事により、算出された類似度に対して事前に獲得したユーザの評価による重み付けを行い、Qikh×Eikが最大になる解ベクトル候補Phを求める。
【0059】
次いで、ステップSP29において、Qikh×Eikが最大になる解ベクトル候補Phをフィッティング値としてパラメータ書き込み部2cによりプログラマブル補聴器4のパラメータに変換し、ステップSP30において、そのパラメータをプログラマブル補聴器4のパラメータ記憶部5に書き込む。
【0060】
次いで、ステップSP31,32において、音源信号変換部1b及び音源提示部1dで、最適フィッティング値F1に対応する環境音(家庭内騒音S1)のファイルを再生し、スピーカ6よりプログラマブル補聴器4に提示する。被験者はプログラマブル補聴器4の出力音(つまり、解ベクトル候補Phに応じて補聴処理された家庭内騒音S1)を聴取する。
【0061】
被験者が、ステップSP32〜ステップSP35において、プログラマブル補聴器4の出力音を3種の環境音S1,S2,S3全てについて聴取し終えた後に、ステップSP36において、被験者が現在のフィッティング値Phに満足するならばフィッティング終了し、満足しないならば、ステップSP24に戻って上記操作を繰り返し実行する。
【0062】
この際、任意の座標x4は、例えば、ユーザが現在のフィッティング値Phでは、家庭内騒音S1下では聞きやすいが事務所内騒音S2下では聞きにくいと感じるのであればB点のような場所になり、家庭内騒音S1下、事務所内騒音S2下ともに聞きやすいが、工場内騒音S3下でももう少し快適に聴取できるようにしたいと感じるのであればC点のような場所になる。
【0063】
次に、図2に示すフローチャートによって求めた、3種の音源S1,S2,S3に対する最適フィッティング値F1,F2,F3と各種のフィッティング値に対する評価値Eikを用いて、最終フィッティング値を決定する別の方法を、図5に示すフローチャートにより説明する。
【0064】
先ず、ステップSP41〜ステップSP49の内容は、図3に示すフローチャートのステップSP21〜ステップSP29の内容と同様なので説明を省略する。
【0065】
次いで、ステップSP50では、図6に示すように、2次元空間上の座標x4に対応したプログラマブル補聴器4の調整パラメータ(例えば、音響利得:GAIN=5、出力制限:MOP=3や入出力特性の折点:TK=2などの値)及び音響特性図(例えば、入出力音圧レベル毎の周波数特性図)を表示部3cのスクリーン上に表示する。
【0066】
このように表示部3cのスクリーン上に、2次元空間上の座標x4に対応したプログラマブル補聴器4の調整パラメータ値及び音響特性図を表示することにより、被験者にとっても、パラメータの調整作業者にとっても補聴器の調整具合を視覚的に把握できるので、最適な補聴器の調整パラメータ値を効率的かつ正確に設定することができる。
【0067】
なお、図6では、表示部3cのスクリーン上に表示する視覚的図形を、x4に相当する解ベクトルPhによって生ずる周波数特性としているが、この場合の図形は解ベクトルPhの表す音響的情報に基づく図形であれば周波数特性でなくとも良い。例えば、音の入出力特性を変更できるタイプの補聴器(いわゆるAGC補聴器もしくはノンリニア補聴器)であるならば、その入出力特性を視覚的図形としても良い。
【0068】
また、表示部3cのスクリーン上に表示する図形を、特定の音信号が補聴器に入力された場合の、その補聴器の出力音の時間波形としても良い。この場合の入力音は、遺伝的アルゴリズムで用いた音源を用いても良いし、他の音信号を用いても良い。
【0069】
また、表示部3cのスクリーン上に表示する図形を、特定の音信号が補聴器に入力された場合の、その補聴器の出力音のサウンドスペクトログラムとしても良い。この場合の入力音は、遺伝的アルゴリズムで用いた音源を用いても良いし、他の音信号を用いても良い。
【0070】
更に、ステップSP51〜ステップSP57の内容は、図3に示すフローチャートのステップSP30〜ステップSP36の内容と同様なので説明を省略する。
【0071】
なお、本発明の実施の形態では、3種類の環境音S1,S2,S3を用いてフィッティングを実施しているが、2もしくは4種類以上の環境音で実施しても良い。
【0072】
また、本発明の実施の形態では、各多次元ベクトル間のユークリッド距離の比率を用いて、各多次元ベクトルの位置を2次元空間上に図示しているが、MDS法や自己組織化写像技術等を用いて2次元空間上へ図示しても良い。
【0073】
また、本発明の実施の形態では、類似度Qikhを、Eik>3の解ベクトルpikのみについて求めているが、解ベクトルpikの条件はEik>3以外の条件でも良く、条件をつけずに全ての解ベクトルpikについて類似度Qikhを求めても良い。
加えて、類似度Qikhを求める解ベクトルの候補はpikに限る必要はなく、例えば、各解ベクトルpikとユークリッド距離が近い全ての解ベクトルpikを解ベクトル候補Phとしても良い。
【0074】
また、本発明の実施の形態では、類似度Qikhを単に解ベクトル候補Phと解ベクトルpikのユークリッド距離の逆数としているが、この類似度は両ベクトルの類似性を表すことができる指標であれば良く、例えば各解ベクトルpikの要素に特定の重み付けを行った上でのユークリッド距離の逆数としても良い。
【0075】
なお、以上の本発明の実施の形態では、各種音源に対する最適フィッティング値および各種のフィッティング値に対する評価値獲得を図2に示すフローチャートにより行う方法について説明した。
しかし、これらの値の獲得は対話型遺伝的アルゴリズムを用いて行っても良い。
【0076】
対話型遺伝的アルゴリズムでは、音源に特化した最適値が求まり、加えて、最適値決定の過程で各種の解ベクトルに対する評価値を得るので、これらの値を記録しておけば、そのまま本方法に利用することができる。
【0077】
つまり、音源を家庭内騒音S1、事務所騒音S2、工場内騒音S3とする対話型遺伝的アルゴリズムをそれぞれ実施し、各音源に対する最適解ベクトルF1,F2,F3を求めると同時に、対話型遺伝的アルゴリズムの進化の過程で得られた複数の解ベクトルをpikとし、これらに対する評価値をEikとして本発明を実施するのである。
【0078】
なお、本発明の実施の形態では、補聴器フィッティングについてのみ説明しているが、本システム最適化方法の適用は補聴器フィッティングに限るものではなく、例えば、眼鏡やコンタクトレンズなどを用いた視力矯正や個人の嗜好に合わせたインテリア等の製品のデザインなど、個人の嗜好に合わせた音響特性や画像特性などの調整を始めとする、評価基準が主観的及び不明確であって定量的な評価基準に基づいて調整を行うことができない問題で、複数の条件における最適値と個人の主観的な評価を予め得ることが可能な全ての問題に適用可能である。
【0079】
また、本発明の実施の形態は、補聴器フィッティングについてのみ記載されているが、本最適解決定方法は、ユーザの嗜好に合わせた画像を作成するために用いることもできる。この場合は、例えば、対象とする画像の解像度や輝度の値を、スクリーン上の座標毎に異なる値に設定して最適な画像調整を行おうとする場合等に、座標毎の解像度や輝度を要素とする解ベクトルを作成して、本発明を実施することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、評価基準が主観的であって不明確な問題に対して、特定の条件に特化した最適値ではなく、複数の条件を鑑みた単一の最適値を、ユーザの嗜好を反映した上で、効率的かつ正確に求めることができる。
【0081】
請求項2に係る発明によれば、複数の条件に対する最適値と複数の解ベクトルに対する評価値を効率的かつ正確に獲得することができるため、複数の条件を鑑みた単一の最適値をより効率的かつ正確に求めることができる。
【0082】
請求項3に係る発明によれば、個々の難聴ユーザの音に対する嗜好を反映した補聴器フィッティングを行うことができる。
【0083】
請求項4に係る発明によれば、個々のユーザの画像に対する嗜好を反映した上で、最適な単一の画像調整値を得ることができる。
【0084】
請求項5に係る発明によれば、提示する音源を複数の環境音とすることにより、特定の音環境に特化したフィッティングでなく、様々な音環境に適したフィッティングを行うことができる。
【0085】
請求項6に係る発明によれば、個々の難聴ユーザの音に対する嗜好を反映し、様々な音環境に適した補聴器フィッティングを行うことができる。
【0086】
請求項7に係る発明によれば、個々の難聴ユーザの音に対する嗜好を反映し、様々な音環境に適した補聴器フィッティングを、表示手段により表示される補聴器の調整パラメータ値及び/又は音響的情報に基づく視覚的図形を参照しながら行うことができる。
【0087】
請求項8に係る発明によれば、視覚的図形として音響的情報の周波数特性を付与するため、ユーザが過去の解ベクトルに自ら与えた評価値を容易に記憶することができるので、評価のゆらぎを最小限にとどめて、最適解を効率的かつ正確に求めることができる。
【0088】
請求項9に係る発明によれば、視覚的図形として音響的情報の入出力特性を付与するため、ユーザが過去の解ベクトルに自ら与えた評価値を容易に記憶することができるので、評価のゆらぎを最小限にとどめて、最適解を効率的かつ正確に求めることができる。
【0089】
請求項10に係る発明によれば、視覚的図形として音響的情報の時間波形を付与するため、ユーザが過去の解ベクトルに自ら与えた評価値を容易に記憶することができるので、評価のゆらぎを最小限にとどめて、最適解を効率的かつ正確に求めることができる。
【0090】
請求項11に係る発明によれば、視覚的図形として音響的情報のサウンドスペクトログラムを付与するため、ユーザが過去の解ベクトルに自ら与えた評価値を容易に記憶することができるので、評価のゆらぎを最小限にとどめて、最適解を効率的かつ正確に求めることができる。
【0091】
請求項12に係る発明によれば、個々の難聴ユーザが自ら選択したフィッティング値の補聴効果を、様々な音環境で確認しながら最適なフィッティング値を決定していくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補聴器フィッティング装置の構成図
【図2】3つの環境音に対する最適値と複数の解ベクトルに対する評価値を予め獲得するためのフローチャート
【図3】図2に示す方法により得られた結果に基づいて単一の最終最適フィッティング値を決定するためのフローチャート
【図4】図3に示す方法で使用する2次元空間の一例を示す図
【図5】図2に示す方法により得られた結果に基づいて単一の最終最適フィッティング値を決定するための別のフローチャート
【図6】図5に示す方法で使用する2次元空間の一例を示す図
【符号の説明】
1…音源処理部、1a…音源記憶部、1b…音源信号変換部、1c…音源信号選択部、1d…音源提示部、2…パラメータ作成部、2a…座標獲得部、2b…解ベクトル算出部、2c…パラメータ書き込み部、3…2次元空間表示部、3a…最適解ベクトル獲得部、3b…2次元座標算出部、3c…表示部、4…プログラマブル補聴器、5…パラメータ記憶部、6…スピーカ。

Claims (12)

  1. 複数の条件に対応する最適n次元解ベクトル候補に基づいて1つの最適n次元解ベクトルをユーザに決定させる問題に対して、前記複数の最適n次元解ベクトル候補の位置を2次元空間上に図示する第1ステップと、ユーザが前記2次元空間上の任意の座標を選択する第2ステップと、前記複数のn次元解ベクトル候補の2次元空間上の座標と事前に獲得した複数のn次元解ベクトルに対するユーザの評価値に基づいて、前記ユーザが選択した任意の座標に相当するn次元解ベクトルを算出する第3ステップを備え、ユーザが複数の最適n次元解ベクトル候補に基づいて、最適な一つのn次元解ベクトルを決定することができることを特徴とする最適解決定方法。
  2. 前記複数のn次元解ベクトルに対するユーザの評価値を、対話型遺伝的アルゴリズムによって獲得することを特徴とする請求項1記載の最適解決定方法。
  3. 前記n次元解ベクトルを補聴器の調整パラメータとする請求項1又は2記載の最適解決定方法。
  4. 前記n次元解ベクトルを画像の調整パラメータとする請求項1又は2記載の最適解決定方法。
  5. 前記複数の最適n次元解ベクトル候補を、複数の音源に対する最適n次元解ベクトルとする、請求項1、2又は3記載の最適解決定方法。
  6. 請求項1、2、3又は5記載の最適解決定方法により求めたn次元解ベクトルを補聴器の調整パラメータ値に変換して補聴器の補聴パラメータ記憶部に書き込むパラメータ書き込み手段と、音源を格納する音源記憶手段と、音源を補聴器に提示するための音源提示手段を備えることを特徴とする補聴器フィッティング装置。
  7. 請求項1、2、3又は5記載の最適解決定方法により求めたn次元解ベクトルを補聴器の調整パラメータ値に変換して補聴器の補聴パラメータ記憶部に書き込むパラメータ書き込み手段と、音源を格納する音源記憶手段と、音源を補聴器に提示するための音源提示手段と、前記補聴器の調整パラメータ値及び/又は前記n次元解ベクトルの表す音響的情報に基づく視覚的図形を表示する表示手段を備えることを特徴とする補聴器フィッティング装置。
  8. 前記視覚的図形が、前記音響的情報の周波数特性であることを特徴とする請求項7に記載の補聴器フィッティング装置。
  9. 前記視覚的図形が、前記音響的情報の入出力特性であることを特徴とする請求項7に記載の補聴器フィッティング装置。
  10. 前記視覚的図形が、前記音響的情報の時間波形であることを特徴とする請求項7に記載の補聴器フィッティング装置。
  11. 前記視覚的図形が、前記音響的情報のサウンドスペクトログラムであることを特徴とする請求項7に記載の補聴器フィッティング装置。
  12. ユーザが選択した任意の座標に相当するn次元解ベクトルを補聴器の調整パラメータ値に変換して補聴器の補聴パラメータ記憶部に書き込み、前記複数の音源を順次ユーザに提示する請求項6乃至請求項11のいずれかに記載の補聴器フィッティング装置。
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