JP6862197B2 - 補聴器フィッティングデータ提供方法、補聴器フィッティングデータ提供システム、及び、補聴器フィッティングデータ提供プログラム - Google Patents
補聴器フィッティングデータ提供方法、補聴器フィッティングデータ提供システム、及び、補聴器フィッティングデータ提供プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6862197B2 JP6862197B2 JP2017015598A JP2017015598A JP6862197B2 JP 6862197 B2 JP6862197 B2 JP 6862197B2 JP 2017015598 A JP2017015598 A JP 2017015598A JP 2017015598 A JP2017015598 A JP 2017015598A JP 6862197 B2 JP6862197 B2 JP 6862197B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting data
- hearing aid
- data
- hearing
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 103
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims description 70
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 10
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 3
- 238000012074 hearing test Methods 0.000 description 3
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012216 screening Methods 0.000 description 1
Images
Description
〔補聴器フィッティングデータ提供方法〕
本発明の補聴器フィッティングデータ提供方法は、以下のステップからなる。
第1ステップ:ここでは、補聴器を使用する複数の既使用者に対する個別の調整に用いられた複数のフィッティングデータについて、それぞれの補聴器装用時の音場閾値(以下、音場閾値という)又は調整対象となった補聴器の特性の少なくとも一方に基づく評価値を付与した状態で複数のフィッティングデータと複数のフィッティングデータに対応する前記既使用者の聴力データを保管する。
第2ステップ:ここでは、補聴器の使用を予定する使用予定者の聴力データを取得し、保管した複数のフィッティングデータの中から使用予定者と聴力データが類似する既使用者のフィッティングデータを抽出する。
第3ステップ:ここでは、抽出したフィッティングデータに対して評価値に基づく選別を行い、使用予定者用のフィッティングデータとして提供する。
補聴器の使用状況には、例えば「試聴段階」、「調整段階」、「安定装用段階」といったいくつかの段階が考えられる。「試聴段階」は使用者が補聴器を試している段階であり、「調整段階」は試聴から進んで調整を行っている段階であり、「安定装用段階」は調整を終えて補聴器を日常的に使用している段階である。したがって、使用状況が「安定装用段階」であれば、そのフィッティングデータの「推奨度」は最も高くなり、「調整段階」であれば次に高くなるといった付与が可能となる。
いずれにしても、使用予定者には評価値として「推奨度」がより高いフィッティングデータを選別して提供できるため、フィッティングに要する負担はさらに軽減される。
すなわち、抽出したフィッティングデータの選別には評価値として「推奨度」又は「スコア」の少なくとも一方を用いるが、これには「一定以上の推奨度」や「一定以上のスコア」といった絞り込みを行うだけの場合も含まれる。この場合でも、「あまり推奨度が高くないもの」や「スコアが低いもの」は選別時に除外されるため、フィッティングデータの提供を受ける補聴器調整者や使用予定者にとって充分に有益であるが、本発明ではさらに、評価値として「推奨度」及び「スコア」の高い順に並べた場合の序列を認識可能にしてフィッティングデータを提供する。あるいは、評価値の高い順、つまり「推奨度」及び「スコア」の高い順に並べた状態でフィッティングデータを提供してもよい。
これにより、補聴器調整者は提供されたフィッティングデータの中から評価値として「推奨度」及び「スコア」が最も高いものを優先的に採用し、早期に補聴器のフィッティングに活用することが可能となり、ますます調整の負担が軽減されることになる。
すなわち、先行技術では、抽出されたフィッティングデータを用いて補聴器を調整し、使用者が試聴した上で最終的に最適なフィッティングデータが選択される。しかし、使用者の評価はその場限りになるため、その後のフィッティングにいかされていない。
本発明の発明者等は、このような使用者による実際の評価がその後の補聴器のフィッティングにおいて重要であることに着目し、その上で、既使用者の評価を反映させてフィッティングをより進化したものにするには、フィッティングデータを管理及び提供する者が使用者の評価に関する情報を積極的に収集し、分析してデータベースの設定を更新する必要があると考えた。
第4ステップ:すなわち、先の「第3ステップ」で提供したフィッティングデータを用いて実際に調整が行われた補聴器に対する使用者の評価を収集し、先の「第1ステップ」で保管済みのフィッティングデータに付与されているスコアを収集した評価に基づいて更新する。
本発明のシステムは、「サーバ機器」及び「記憶装置」をハードウエア資源に用いて実現され、機能的要素としては「抽出手段」及び「送信手段」を備える。
「サーバ機器」は多くの端末機器から情報を収集し、また、フィッティングデータの提供を容易かつ円滑に行う環境を提供する。
「記憶装置」には多数の既使用者に対する調整に用いられたフィッティングデータを対応する聴力データと保管し、また、それぞれのフィッティングデータに付与された評価値として「推奨度」又は「スコア」の少なくとも一方を関連付けたデータベースを構築する。
システムは、フィッティングデータの抽出と選別、提供を機能的要素により実行する。システムによるフィッティングデータの提供は、サーバ機器から端末機器への送信により行われる。
サーバ機器や記憶装置等のハードウエアを用いたシステムは、本発明のプログラムをコンピュータが実行することで実現可能となる。本発明のプログラムは、コンピュータに実行させる手順のまとまりから2つのモジュール(第1プログラム、第2プログラム)に分けられる。
システム100は、上記のようにネットワーク200に接続可能なサーバ機器300を設置した形態で運用される。また、システム100は、多数の端末機器400がネットワーク200を通じてサーバ機器300と通信可能である環境下において好適に運用される。
システム100のサーバ機器300は、内部機能要素として管理用プログラム実行部302を有する。このような管理用プログラム実行部302は、サーバ機器300のコンピュータ資源を用いて実現されている。
その他にサーバ機器300は記憶部314を有しており、記憶部314にはOS(オペレーティングシステム)等の基本ソフトウエアの他に、本実施形態のフィッティングデータ提供プログラムが格納されている。管理用プログラム実行部302は適宜、記憶部314からプログラムを読み出して実行することができる。
すなわち、端末機器400は制御部402を有しており、この制御部402もまた端末機器400のコンピュータ資源を用いて実現されている。端末機器400は入力部404及び表示部406を有しており、このうち入力部404は、例えば端末機器400のキーボード、マウス等の入力デバイスである。また、表示部406は、例えば端末機器400のディスプレイである。
本実施形態のシステム100の運用は、以下のような概要で行われる。詳細についてはさらに後述する。
(1)サーバ機器300は、データベース312に多数の補聴器使用者から得られた聴力データとフィッティングデータの実例(実際に補聴器のフィッティングに用いられたもの)を保管(過去から最新まで蓄積)している。
(2)データベース312に保管された多数のフィッティングデータには、予め「グループ分類」や事前付与された評価値として「推奨度」や「スコア」といった指標ないしパラメータがそれぞれに紐付けられている。
(3)補聴器販売店では、補聴器の使用予定者(顧客)の聴力データを取得し、これを端末機器400からサーバ機器300に送信する。このとき、合わせてサーバ機器300にフィッティングデータの提供要求を送信する。聴力データ(オージオグラム)は、使用予定者本人が医療機関を受診して得たものでもよいし、販売店に設置した聴力検査装置700を用いて得たものでもよい。
(4)端末機器400から聴力データ(フィッティングデータ提供要求)を受信すると、サーバ機器300の管理用プログラム実行部302がデータベース312にアクセスし、使用予定者と聴力データが類似する既使用者(フィッティングデータの実例となった使用者)のフィッティングデータを抽出する。このとき、抽出には上記のグループ分類が好適に活用される。
(5)サーバ機器300の管理用プログラム実行部302は、抽出したフィッティングデータ(候補は複数となる)をそれぞれに付与されている「推奨度」及び「スコア」によって選別し、その結果を端末機器400に送信(フィッティングデータを提供)する。
(6)補聴器販売店では、サーバ機器300から送信されたフィッティングデータの選別結果に基づき、例えば「推奨度」及び「スコア」が高い順にフィッティングデータを表示部406に表示する等して、適宜、補聴器調整者が補聴器のフィッティングに活用する。
(7)顧客(使用予定者)は実際に補聴器を装用し、自己の評価(満足度)を表明する。得られた評価は、端末機器400からサーバ機器300に送信され、これをシステム100のサーバ機器300が受信する。
(8)サーバ機器300の管理用プログラム実行部302は、受信した評価について、その提供元となったフィッティングデータの「スコア」を用いてデータベース312を更新する。更新された「スコア」は、以後のフィッティングデータの提供に反映される。
図3は、サーバ機器300内で実行されるデータベース構築処理の手順例を示すフローチャートである。データベース構築処理は、サーバ機器300の管理用プログラム実行部302において実行されるものであり、以下では便宜上、「サーバ内処理(1)」と呼称する場合がある。以下、手順例に沿って説明する。
管理用プログラム実行部302によるグループ分類は、以下の例により行われる。
全ての聴力データを所定の周波数(例えば、500Hz、1kHz、2kHz)で各レベルが共通するものを同じグループに分類し、グループ毎に識別符号(ラベル等)を設定する。例えば、各周波数の音場閾値が10dB単位でみて共通するものを同じグループに分類する。
管理用プログラム実行部302による推奨度の設定は、以下の例により行われる。
(a)音場閾値が所定の周波数(例えば、500Hz、1kHz、2kHz)で35dB以下ならば、「推奨度」を「4」に設定する。
(b)補聴器の使用状況が「安定装用段階」ならば、「推奨度」を「5」に設定する。
なお、「推奨度」は、「5」が最高度合であり、「4」は2番目である。必要に応じて「3」以下の設定を設けてもよい。
図4は、データベース312に保管されたデータの構成例を概念的に示す図である。
データベース312に保管されたデータは、例えば「データ番号(No.)」、「グループ分類ラベル(グループ)」、「聴力データ、音場閾値」、「フィッティングデータの実例」、「補聴器の使用状況」及び「スコア」が一纏めに紐付けられた状態にある(その他の情報を含めてもよい。)。なお、図4に示す「聴力データ、音場閾値」は実在のものではなく、あくまで便宜的に示したにすぎない。また、「フィッティングデータの実例」の欄は図面では空白として図示を省略しているが、ここには過去にフィッティングを行った実際のデータが保存されているものと理解されたい。以下、個別の例について説明する。
(以降のデータは図示及び説明を省略する。)
特に図示していないが、フィッティングデータを受信した端末機器400では、フィッティングソフトウエアによるデータソートが可能となる。具体的には、サーバ機器300から送信されてきたフィッティングデータを「推奨度」及び「スコア」の順(通常は降順)に表示部306に並べて表示することができる。なお、フィッティングデータの並べ替えをサーバ機器300が行った状態で端末機器400に送信することとしてもよい。
なお、実際のフィッティング現場では、その他のパラメータによるフィッティングデータのさらなる絞り込みも行われる。例えば、語音明瞭度、補聴器の価格帯・形状・器種によって適用可能なフィッティングデータを絞り込んでもよい。これらの絞り込みに利用されるパラメータは、フィッティングデータに対応させてサーバ機器300に保管することができる。
図6は、端末機器400内で実行されるフィッティング処理の手順例を示すフローチャートである。このフィッティング処理は、補聴器販売店の端末機器400が実行するフィッティングソフトウエアによる処理の一部であり、本実施形態のシステム100による動作外(ユーザサイドでの処理)ではあるが、システム100の運用と密接に関連する。以下、手順例に沿って説明する。
図7は、サーバ機器300内で実行されるデータベース更新処理の手順例を示すフローチャートである。データベース更新処理は、サーバ機器300の管理用プログラム実行部302において実行されるものであり、以下では便宜上、「サーバ内処理(3)」と呼称する場合がある。
図8は、一実施形態の補聴器フィッティングデータ提供方法の流れを概略的に示したフローチャートである。すなわち、本実施形態の補聴器フィッティングデータ提供方法は、以下のステップから構成される。
ステップS1000:ここでは、評価済み調整データの作成が行われる。このステップは、上述した「推奨度」及び「スコア」を付与した状態でフィッティングデータを保管し、システム100内にデータベース312を構築することに相当する。
図9は、本実施形態の補聴器フィッティングデータ提供方法の流れを詳細に示したフローチャートである。なお、用語「オージオグラム」と「聴力データ」の意味するところは同一である。本実施形態の提供方法を構成するステップS1000〜S5000は、より詳細には以下のステップを含む。
以下に示すステップS1000の詳細は、システム100のサーバ機器300で行われる「サーバ内処理(1)」に対応した方法的要素である。
ステップS1006:先の条件を満たすフィッティングデータについて、「推奨度」をデフォルトで「4」に設定する。
ステップS1008:次に、同じフィッティングデータについて、使用状況が「安定装用段階」であるか否かを判断する。「安定装用段階(Yes)」であればステップS1010に進み、それ以外(No)であればステップS1012に進む。
ステップS1010:先のステップS1004の条件を満たし、且つ、「安定装用段階」であるフィッティングデータについては、「推奨度」を最高位の「5」に設定する。一方、先のステップS1004の条件を満たすが、「安定装用段階」でないフィッティングデータについては何もしない(「推奨度」は「4」のままとなる。)。
以上が提供方法のステップS1000のより詳細な流れである。
以下に示すステップS2000及びステップS3000の詳細は、システム100のサーバ機器300で行われる「サーバ内処理(2)」に対応した方法的要素である。
以上が提供方法のステップS2000の詳細である。
ステップS3006:取得した聴力データを10dB減少させてデータ抽出を試みる。これが既に述べた「抽出に際して聴力データに例えば10dB程度の幅を持たせる」ことに相当する。
ステップS3010:抽出されたフィッティングデータの評価値である「推奨度」及び「スコア」を参照し、選別を行った上でユーザ(補聴器販売店、使用予定者)にフィッティングデータの提供を行う。選別は、「推奨度」及び「スコア」が高い順にデータを並べた場合の序列が認識可能な状態にすることで行われる。適宜、この時点で並び替えを行ってもよい。なお、データ選別及び提供の詳細は既に述べたとおりである。
以上が提供方法のステップS3000の詳細な流れである。
以下に示すステップS4000の詳細は、補聴器調整者、使用者等で行われる「ユーザサイド処理」に対応したものであり、本実施形態の提供方法の範囲外であるが、流れの理解のために説明するものである。
以上がステップS4000(ユーザサイド処理)の詳細な流れである。
以下に示すステップS5000の詳細は、システム100のサーバ機器300で行われる「サーバ内処理(3)」に対応した方法的要素である。
ステップS5002:顧客が満足度によって評価したフィッティングデータの「スコア」を収集し、提供の元となったフィッティングデータの「スコア」を更新する。これにより、更新後の「スコア」が以後のデータ提供方法にも活用され、より有用性の高いデータ提供を実現することができる。
以上が提供方法のステップS5000のより詳細な内容である。
図10は、データベース312に保管されたデータの更新例を概念的に示す図である。
本実施形態の提供方法により顧客(使用者)の満足度による「スコア」を収集すると、上記のように提供の元となったフィッティングデータの「スコア」が更新される。この場合の更新例を示したものが図10中の「データNo.3」である。
(2)特にフィードバックがされていないフィッティングデータについても、データベースに保管されている時点で既に「推奨度」や「スコア(1次スコア)」といった評価値が付与されている。このため、単に「聴力データの類似」といった観点だけで抽出したデータ群を羅列して提供するのではなく、より有用性が高いと見込まれるデータに絞り込み、あるいは、有用度が高いと見込まれる順に並べ替えが可能な状態でデータを提供することができるので、データ提供を受け取った側で選択する際の負担を充分に軽減することができる。
一実施形態では、データベース312に保管するデータにそれぞれ「推奨度」及び「スコア」の両方を付与しているが、当初はいずれか一方だけを付与してもよい。例えば、当初は「推奨度」だけを付与しておき、その後にユーザ評価による「スコア」がフィードバックされた場合は「スコア」を更新し、以後の選別に反映させることとしてもよい。
200 ネットワーク
300 サーバ機器
302 管理用プログラム実行部
312 データベース
400 端末機器
500 中継器
600 補聴器
700 聴力検査装置
Claims (12)
- 補聴器を使用する複数の既使用者に対する個別の調整に用いられた複数のフィッティングデータについて、それぞれの補聴器装用時の音場閾値又は調整対象となった補聴器の特性の少なくとも一方に基づく所定の客観的基準に沿った評価値を付与した状態の複数のフィッティングデータと対応する聴力データを保管するステップと、
補聴器の使用を予定する使用予定者の聴力データを取得し、保管した複数のフィッティングデータの中から使用予定者と聴力データが類似する既使用者のフィッティングデータを抽出するステップと、
抽出したフィッティングデータに対して評価値に基づく選別を行い、使用予定者用のフィッティングデータとして提供するステップと
を有する補聴器フィッティングデータ提供方法。 - 請求項1に記載の補聴器フィッティングデータ提供方法において、
前記保管するステップでは、
補聴器装用時の音場閾値と既使用者による当該補聴器の使用に関する段階とに基づく評価値をフィッティングデータに付与することを特徴とする補聴器フィッティングデータ提供方法。 - 請求項1又は2に記載の補聴器フィッティングデータ提供方法において、
前記提供するステップでは、
選別したフィッティングデータを評価値の高い順に並べた場合の序列を認識可能な状態で提供することを特徴とする補聴器フィッティングデータ提供方法。 - 請求項1から3のいずれかに記載のフィッティングデータ提供方法において、
提供したフィッティングデータを用いて実際に調整が行われた補聴器に対する使用者の評価を収集し、当該収集した評価に基づいて保管済みのフィッティングデータに付与されている評価値を更新するステップ
をさらに有する補聴器フィッティングデータ提供方法。 - 複数の端末機器との間で通信が可能なサーバ機器と、
前記サーバ機器によるアクセスが可能であり、補聴器を使用する複数の既使用者に対する個別の調整に用いられた複数のフィッティングデータをそれぞれの補聴器装用時の音場閾値又は調整対象となった補聴器の特性の少なくとも一方に基づく所定の客観的基準に沿った評価値を付与した状態で対応する聴力データと保管する記憶装置と、
前記端末機器から送信された補聴器の使用を予定する使用予定者の聴力データを前記サーバ機器で受信すると、前記記憶装置に保管された複数のフィッティングデータの中から使用予定者と聴力データが類似する既使用者のフィッティングデータを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたフィッティングデータに対して評価値に基づく選別を行い、使用予定者用のフィッティングデータとして前記サーバ機器から前記端末機器に送信する送信手段と
を備えた補聴器フィッティングデータ提供システム。 - 請求項5に記載の補聴器フィッティングデータ提供システムにおいて、
前記記憶装置は、
補聴器装用時の音場閾値と既使用者による当該補聴器の使用に関する段階とに基づく評価値をフィッティングデータに付与した状態で保管していることを特徴とする補聴器フィッティングデータ提供システム。 - 請求項5又は6に記載の補聴器フィッティングデータ提供システムにおいて、
前記送信手段は、
選別したフィッティングデータを評価値の高い順に並べた場合の序列を前記端末機器で認識可能な状態で送信することを特徴とする補聴器フィッティングデータ提供システム。 - 請求項7に記載の補聴器フィッティングデータ提供システムにおいて、
前記送信されたフィッティングデータを用いて調整が行われた補聴器について前記端末機器から送信された使用者の評価を前記サーバ機器で受信すると、前記記憶装置に保管されたフィッティングデータに付与されているスコアを前記評価に基づいて更新する更新手段をさらに備えた補聴器フィッティングデータ提供システム。 - コンピュータに、
補聴器を使用する複数の既使用者に対する個別の調整に用いられた複数のフィッティングデータについて、それぞれの補聴器装用時の音場閾値に基づく評価値として所定の客観的基準に沿った推奨度を付与する手順と、
前記複数のフィッティングデータについて、それぞれの調整対象となった補聴器の特性に基づく評価値として所定の客観的基準に沿ったスコアを付与する手順と、
前記付与した推奨度及びスコアとともに前記複数のフィッティングデータを記憶領域に保管する手順と
を実行させる補聴器フィッティングデータ提供プログラム。 - 請求項9に記載の補聴器フィッティングデータ提供プログラムにおいて、
コンピュータに、
前記複数のフィッティングデータに対応する聴力データを所定周波数でのレベルが共通するグループに分類する手順をさらに実行させ、
前記保管する手順では、
前記分類したグループとともに前記複数のフィッティングデータおよび前記聴力データをさらに前記記憶領域に保管することを特徴とする補聴器フィッティングデータ提供プログラム。 - 請求項9又は10に記載のフィッティングデータ提供プログラムを用いて前記複数のフィッティングデータが保管された前記記憶領域にアクセス可能なコンピュータに、
補聴器の使用を予定する使用予定者の聴力データを取得する手順と、
前記取得した聴力データに基づき、前記記憶領域に保管された複数のフィッティングデータの中から使用予定者と聴力データが類似する既使用者のフィッティングデータを抽出する手順と、
前記抽出したフィッティングデータを推奨度及びスコアに基づいて選別する手順と、
前記選別した結果を使用予定者用のフィッティングデータとして提供する手順と
を実行させる補聴器フィッティングデータ提供プログラム。 - 請求項11に記載の補聴器フィッティングデータ提供プログラムにおいて、
コンピュータに、
前記提供したフィッティングデータを用いて実際に調整が行われた補聴器に対する使用者の評価を収集する手順と、
前記収集した評価に基づき、前記記憶領域に保管されたフィッティングデータに付与されているスコアを更新する手順と
をさらに実行させる補聴器フィッティングデータ提供プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017015598A JP6862197B2 (ja) | 2017-01-31 | 2017-01-31 | 補聴器フィッティングデータ提供方法、補聴器フィッティングデータ提供システム、及び、補聴器フィッティングデータ提供プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017015598A JP6862197B2 (ja) | 2017-01-31 | 2017-01-31 | 補聴器フィッティングデータ提供方法、補聴器フィッティングデータ提供システム、及び、補聴器フィッティングデータ提供プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018125663A JP2018125663A (ja) | 2018-08-09 |
JP6862197B2 true JP6862197B2 (ja) | 2021-04-21 |
Family
ID=63111676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017015598A Active JP6862197B2 (ja) | 2017-01-31 | 2017-01-31 | 補聴器フィッティングデータ提供方法、補聴器フィッティングデータ提供システム、及び、補聴器フィッティングデータ提供プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6862197B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112653980B (zh) * | 2021-01-12 | 2022-02-18 | 东南大学 | 一种智能助听器交互式自验配方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3269669B2 (ja) * | 1992-09-24 | 2002-03-25 | 株式会社日立製作所 | 聴覚補償装置 |
JP3639500B2 (ja) * | 1999-12-15 | 2005-04-20 | リオン株式会社 | 最適解決定方法及びこれを用いた補聴器フィッティング装置 |
JP5325994B2 (ja) * | 2008-12-12 | 2013-10-23 | ヴェーデクス・アクティーセルスカプ | 補聴器を微調整する方法 |
WO2011132403A1 (ja) * | 2010-04-19 | 2011-10-27 | パナソニック株式会社 | 補聴器フィッティング装置 |
JP5036888B1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-09-26 | パナソニック株式会社 | 補聴器調整装置、補聴器調整方法、および補聴器調整用プログラム |
JP5333547B2 (ja) * | 2011-08-24 | 2013-11-06 | パナソニック株式会社 | 補聴器のフィッティング方法及び補聴器 |
-
2017
- 2017-01-31 JP JP2017015598A patent/JP6862197B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018125663A (ja) | 2018-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106228386B (zh) | 一种信息推送方法及装置 | |
Cappiello et al. | Data quality assessment from the user's perspective | |
US6272467B1 (en) | System for data collection and matching compatible profiles | |
EP2528357B1 (en) | Hearing aid adjustment device, hearing aid adjustment method, and hearing aid adjustment program | |
US20170200086A1 (en) | Systems and methods of processing personality information | |
JP2002539561A (ja) | 医療情報を患者に提供する自動化観測記録装置システム | |
KR20140065384A (ko) | 주관성 분석을 이용한 사용자 분류와 그에 따른 개인화된 장소 추천 시스템 및 방법 | |
US8694441B1 (en) | Method for determining the quality of a professional | |
US20060282371A1 (en) | Methods and apparatus for analysis of opportunities for marketing and providing of mortgage services | |
Mueller et al. | Speech mapping and probe microphone measurements | |
JP6862197B2 (ja) | 補聴器フィッティングデータ提供方法、補聴器フィッティングデータ提供システム、及び、補聴器フィッティングデータ提供プログラム | |
US20050044052A1 (en) | System, method and product for rostering using genetic alhgorithms | |
US20190332439A1 (en) | Machine Learning Task Compartmentalization And Classification | |
KR102117756B1 (ko) | 모바일 앱 기반의 상담 프로세스에 의한 처방 시스템 및 상담 제공 서버 | |
US20130054318A1 (en) | Marketing system and method for hearing aid | |
JP5353390B2 (ja) | 発想支援装置、発想支援方法および発想支援用プログラム | |
GB2517358A (en) | Recommendation creation system | |
JP2021060712A (ja) | 情報処理装置およびプログラム | |
CN115775131A (zh) | 一种工程项目造价、招标、咨询的综合管理系统及方法 | |
CN109816470A (zh) | 险种推荐方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质 | |
KR20150076291A (ko) | 사용자 선호도 및 유전정보를 이용한 맞춤형 마케팅 방법 및 이를 위한 시스템 | |
KR101716748B1 (ko) | 콜 센터 상담품질관리를 위한 콜 분류 시스템 및 방법 | |
Vyas et al. | Personalizing over-the-counter hearing aids using pairwise comparisons | |
CN112612547A (zh) | 参数确定方法及装置、存储介质、电子装置 | |
Sabin et al. | Weighting function-based mapping of descriptors to frequency-gain curves in listeners with hearing loss |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200709 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200901 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201006 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210316 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210331 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6862197 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |