JP3636868B2 - 乗用田植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗用田植機の一形態として、施肥作業と苗の植付作業とを同時に行なえるようにしたものがあり、同乗用田植機では、走行部の後部に施肥装置を配設すると共に、同走行部の後方に植付部を連結している。
【0003】
そして、施肥装置と植付部は、それぞれ多数条、例えば、10条の施肥・植付作業も行なえるようにしている。
【0004】
この場合、施肥装置は、10条分の施肥装置形成体を左右方向に配置して形成すると共に、中央部の6条分の施肥装置形成体は、走行部の後部に固定して固定側施肥装置形成体となし、同固定側施肥装置形成体の左右側方に、それぞれ2条分の施肥装置形成体を連結体を介して連結して可動側施肥装置形成体となしている。
【0005】
しかも、各可動側施肥装置形成体は、それぞれ固定側施肥装置形成体の左右側方位置でかつこれと略同一直線上に配置した使用位置と、固定側施肥装置形成体より前方へ略直角に折曲した収納位置との間で位置変更自在としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した乗用田植機では、可動側施肥装置形成体を固定側施肥装置形成体より前方へ略直角に折曲して収納位置となす際に、運転席の左右側方に配置した後車輪フェンダー等に可動側施肥装置形成体が当って、同可動側施肥装置形成体をスムーズに回動させて位置変更させることができないことがあり、そのために、この場合には、可動側施肥装置形成体を上方へ持上げながら位置変更する必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、走行部の後部に運転席を配置し、同運転席の直後方位置に左右方向へ伸延する施肥装置を配設した乗用田植機において、施肥装置は、走行部の後部に固定した固定側施肥装置形成体と、同固定側施肥装置形成体の左右側部にそれぞれ連結体を介して連結した左右一対の可動側施肥装置形成体とを具備し、可動側施肥装置形成体は、固定側施肥装置形成体の左右側方位置でかつこれと略同一直線上に配置した使用位置と、前方へ折返して固定側施肥装置形成体と略平行状態に配置した収納位置との間で位置変更自在とし、しかも、連結体にはカムを設けて、同カムにより可動側施肥装置形成体の収納回動動作に連動して、同可動側施肥装置形成体を上昇移動させるべく摺動案内するようにしたことを特徴とする乗用田植機を提供せんとするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
すなわち、本発明に係る乗用田植機は、基本的構造として、走行部の後部に運転石を配置し、同運転席の直後方位置に左右方向へ伸延する施肥装置を配設している。
【0012】
そして、特徴的構造として、施肥装置は、走行部の後部に固定した固定側施肥装置形成体と、同固定側施肥装置形成体の左右側部にそれぞれ連結体を介して連結した左右一対の可動側施肥装置形成体とを具備し、可動側施肥装置形成体は、固定側施肥装置形成体の左右側方位置でかつこれと略同一直線上に配置した使用位置と、前方へ折返して固定側施肥装置形成体と略平行状態に配置した収納位置との間で位置変更自在としている。
【0013】
しかも、連結体にはカムを設けて、同カムにより可動側施肥装置形成体の収納回動動作に連動して、同可動側施肥装置形成体を上昇移動させるべく摺動案内するようにしている。
【0014】
このようにして、可動側施肥装置形成体を収納位置に位置変更する際に、逐一上方へ持上げる必要性がなくなり、同可動側施肥装置形成体を後車輪フェンダー等に当てることなくスムーズに回動させて位置変更させることができる。
【0015】
また、施肥装置は、収納位置にて、固定側施肥装置形成体に突設した固定側連結片と、可動側施肥装置形成体に突設した可動側連結片とを連結して、両連結片と固定側施肥装置形成体と連結体と可動側施肥装置形成体とにより、平面視で閉ループが形成されるようにしている。
【0016】
このようにして、収納状態における施肥装置の固定構造を強固なものとなすことができ、特に、左右方向の振動に強い固定構造となすことができて、施肥装置の損傷を確実に防止することができる。
【0017】
さらに、可動側施肥装置形成体は、収納位置にて、固定手段により固定手段により走行部に固定可能としているために、上下方向の振動にも強い固定構造となすことができて、施肥装置の損傷を確実に防止することができる。
【0018】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1〜図3に示すAは、本発明に係る乗用田植機であり、同乗用田植機Aは、走行部1の後方に植付部2を昇降機構3を介して連結している。
【0020】
走行部1は、図1〜図3に示すように、機体フレーム4の前部に原動機部5を設け、その後方位置に運転部6を設け、その後方位置にミッション部7を設け、さらにその後方位置に施肥装置8を設けて、機体フレーム4の前部左右側下方位置に左右側前車輪9,9を設けると共に、後部左右側下方位置に左右側後車輪10,10 を設けている。
【0021】
そして、運転部6は、原動機部5の後部にハンドル11を設け、その後方位置に運転席12を配置し、同運転席12とハンドル11との間に位置する機体フレーム4上にはステップ部13を張設しており、同ステップ部13の左右側部には、図2及び図3に示すように、乗降用の左右側補助ステップ体14,14 を、外側方へ略水平に張出した使用位置と、上方へ略垂直に跳上げた収納位置との間で起倒自在に取付けている。
【0022】
植付部2は、図1〜図3に示すように、植付ミッションケース15に左右方向に間隔を開けて配置した五個の植付伝動ケース16,16,16,16,16を連動連設し、各植付伝動ケース16の左右側後部にそれぞれロータリケース17,17 を連動連設し、各ロータリケース17の両端部に植付爪18,18 を取付け、また、これら植付伝動ケース16,16,16,16,16の直上方位置には苗載台19を前高後低の傾斜姿勢にて左右方向へ往復移動自在に載設する一方、上記植付伝動ケース16,16,16,16,16の直下方位置には、それぞれセンターフロート20と左右一対の内側サイドフロート21,21 と左右一対の外側サイドフロート21',21' とを配設している。
【0023】
そして、苗載台19は、6条分の苗マットを載置可能とした固定側苗載台形成体22と、同固定側苗載台形成体22の左右側端部に連結機構23,23 を介して連結すると共に、2条分の苗マットを載置可能とした可動側苗載台形成体24,24 とから形成して、各可動側苗載台形成体24,24 は、固定側苗載台形成体22の左右側端部に接続した使用位置と、固定側苗載台形成体22の左右側上方位置に重合配置した収納位置との間で位置変更自在としている。
【0024】
また、左右最外側に位置する植付伝動ケース16,16 は、その内側方に位置する植付伝動ケース16,16 に連結板25,25 を介して連結して、略水平の使用位置と上方へ跳上げた収納位置との間で位置変更自在としている。
【0025】
このようにして、植付部2では、10条の苗植付けを可能としている。
【0026】
また、各フロート20,21,21' には、作溝体26,26,26を取付け、各フロート20,21,21' が圃場面上を滑走する際に、各作溝体26,26,26により10条の溝を形成して、各溝中に後述する施肥装置8より繰出される肥料を放出するようにしている。
【0027】
上記のような構成において、本発明の要旨は、施肥装置8の構造にあり、かかる構造について、以下に図面を参照しながら説明する。
【0028】
すなわち、施肥装置8は、図1〜図6に示すように、機体フレーム4の後部に立設した支持機枠30上に載設しており、同支持機枠30上に固定した6条分の固定側施肥装置形成体31と、同固定側施肥装置形成体31の左右側部にそれぞれ連結体32,32 を介して連結した左右一対の2条分の可動側施肥装置形成体33,33 と、右側の可動側施肥装置形成体33の右側端部に取付けたブロワ34とを具備している。
【0029】
そして、可動側施肥装置形成体33,33 は、図4〜図6に示すように、固定側施肥装置形成体31の左右側方位置で、かつ、これと略同一直線上に配置した使用位置と、前方へ折返して固定側施肥装置形成体31と略平行状態に配置した収納位置との間で位置変更自在とし、しかも、図1に示すように、収納位置では可動側施肥装置形成体33,33 の先端部が運転席12の前端部よりも後方に位置するようにしている。
【0030】
従って、オペレータが運転席へ乗降する際に、可動側施肥装置形成体33が支障とならず、楽に乗降が行なえ、その結果、オペレータは、着座状態から離座して緊急避難を要する場合にも、スムーズに避難することができて、オペレータの安全性を良好に確保することができる。
【0031】
さらに、収納状態となした施肥装置8の左右幅W1は、走行部1の左右外側幅(最外側に位置する収納状態の左右側補助ステップ体14,14 の間隔)W2内に収まるようにしている。
【0032】
従って、万一、障害物等に機体が衝突する場合には、走行部1の左右側張出し部、すなわち、最外側に位置する収納状態の左右側補助ステップ体14,14 が先に衝突することにより、オペレータがそれに気がついて、可動側施肥装置形成体33,33 が損傷等されるのを回避することができる。
【0033】
また、固定側施肥装置形成体31は、図4〜図7に示すように、支持機枠30上に固定した支持枠体35と、同支持枠体35に支持させた6条分の形成体ユニット36と、各形成体ユニット36に肥料搬送用エアを送るエアタンク37とを具備している。
【0034】
支持枠体35は、支持機枠30上に左右一対の支持板体38,38 を立設し、両支持板体38,38 間に左右方向に伸延する3本の第1・第2・第3横フレーム39,40,41を貫通状態に横架して形成している。
【0035】
形成体ユニット36は、図7〜図9に示すように、上記第2・第3横フレーム40,41 に繰出し体42を取付け、同繰出し体42の上端に施肥ホッパー43を連通連設する一方、繰出し体42の下端に三又連結体44に形成した上部連結口44a を連結体パッキン45を介して着脱自在に連結し、同三又連結体44に形成した後部連結口44b に施肥ホース46の基端部を連結している。42a は排出キャップである。
【0036】
そして、三又連結体44は、支持機枠30上に突設したステー47に取付ブラケット48を介して着脱自在に取付けており、ステー47に形成した門型の挿通孔47a 中に三又連結体44に形成した前部連結口44c を挿通して、同前部連結口44c を後述するエアタンク37に形成した連結孔37a 中に抜差し自在に挿入している。47b は、ステー47に突設した係止片、48a は、取付ブラケット48に取付けた取付具で、上記係止片47b に係止して取付けるようにしている。
【0037】
エアタンク37は、図6〜図11に示すように、左右方向に伸延する円形パイプ状に形成して、後部周壁に6個の連結孔37a を左右方向に一定の間隔を開けて形成しており、支持枠体35の第1・第2・第3横フレーム39,40,41の左右側端に、左右一対の板状のエアタンク支持体50,50 を取付けて、両エアタンク支持体50,50 間に横架状に、かつ、着脱自在に取付けている。
【0038】
すなわち、エアタンク支持体50,50 には、エアタンク37の端部を嵌入する嵌入孔51,51 を形成し、各嵌入孔51の内面前後縁部にそれぞれ押え体連結ブラケット52,52 を取付け、また、各嵌入孔51の下側周縁部に位置するエアタンク支持体50の部分に受け体53を突設して、同受け体53によりエアタンク37の端部を下方より受けるようにしている。
【0039】
そして、エアタンク37の両端部には、エア漏れ防止用のパッキン54,54 を取付けて、各パッキン54,54 を介して各エアタンク支持体50,50 の嵌入孔51,51 中に端部を挿入すると共に、押え体連結ブラケット52,52 に押え体55,55 を取付ボルト56,56 により取付けて、両押え体55,55 によりエアタンク37の左右側端部を押付け状態に取付けている。
【0040】
ここで、パッキン54は、図14にも示すように、エアタンクの端部外周面を被覆する外側パッキン形成体54a と、エアタンク37の端部内周面を被覆する内側パッキン形成体54b と、両パッキン形成体54a,54b の周縁端部を接続する周縁端部パッキン形成体54c とから形成している。
【0041】
このようにして、パッキン54をエアタンク37の端部に嵌合させて容易に取付けることができると共に、同パッキン54をエアタンク37の端部より容易に取外すこともできて、同エアタンク37のメンテナンスを楽に行なうことができる。
【0042】
しかも、肥料搬送用エアが外部へ漏れるのを確実に防止することもできる。
【0043】
また、押え体55は、パッキン54の内径と略同形の円形孔55a を有し、前後部に連結用耳片55b,55b を形成すると共に、上部にエアタンク37の端部の周縁部を上方より押える押え片55c を形成している。
【0044】
このようにして、エアタンク37の端部をパッキン54を介して受け体53と押え片55c とにより上下方向から挾持して保持することができる。
【0045】
従って、エアタンク37は、押え体55を着脱することにより、受け体53と押え片55c とを介して取付け・取外し作業を楽にかつ確実に行なうことができて、同エアタンク37のメンテナンスや交換作業を迅速かつ確実に行なうことができる。
【0046】
この際、エアタンク37に連通連結している三又連結体44の前部連結口44c は、連結孔37a 中に挿入しているだけであるために、容易にエアタンク37を取付け・取外しすることができる。
【0047】
しかも、エアタンク37の端部にはパッキン54を取付けているために、エアタンク37内を通して肥料搬送用エアを三又連結体44内に送る際に、肥料搬送用エアが漏れるのを確実に防止することができて、エアの供給量を良好に確保することができ、その結果、施肥作業を確実に行なうことができる。
【0048】
可動側施肥装置形成体33は、上記固定側施肥装置形成体31と基本的構成を同じくしており、固定側施肥装置形成体31の支持板体38に連結体32を介して連結した支持枠体60と、同支持枠体60に支持させた2条分の形成体ユニット36と、各形成体ユニット36に肥料搬送用エアを送るエアタンク61とを具備している。
【0049】
そして、支持枠体60は、図10、図12及び図13に示すように、内外側エアタンク支持体62,63 間に左右方向に伸延する3本の第1・第2・第3横フレーム64,65,66を横架して形成している。
【0050】
内外側エアタンク支持体62,63 には、それぞれエアタンク61の端部を嵌入する嵌入孔67,68 を形成しており、固定側施肥装置形成体31側に位置する内側のエアタンク支持体62の嵌入孔67は、パッキン54の外径と略同径の円形に形成すると共に、上部に押え体55に形成した押え片55c を挿入するための挿入切欠孔67a を形成し、また、右側の支持枠体60に設けた外側のエアタンク支持体63の嵌入孔68は、パッキン54の内径と略同一径の円形に形成する一方、左側の支持枠体60に設けた外側のエアタンク支持体63には嵌入孔68を形成していない。61a は連通孔である。
【0051】
そして、右側の支持枠体60に設けた外側のエアタンク支持体63の嵌入孔68には、ブロワ34の吹出部34a を着脱自在に、かつ、パッキン54を介して密封状態に接続すると共に、左側の支持枠体60に設けた外側のエアタンク支持体63によりエアタンク61の外側端を閉塞して、ブロワ34から供給される肥料搬送用エアが円滑かつ確実に右側のエアタンク61→エアタンク37→左側のエアタンク61へ圧送されるようにしている。
【0052】
また、内側のエアタンク支持体62には、挿入切欠孔67a と対向するエアタンク支持体62の部分の内面に、エアタンク61の内側端部を受けるL字状のエアタンク受体69を突設している。
【0053】
外側のエアタンク支持体63の内面には、前側上部と後側下部とに対向させて、エアタンク61の外側端部を受けるL字状のエアタンク受体71,72 をそれぞれ突設している。
【0054】
従って、エアタンク61も、前記エアタンク37と同様に、押え体55を着脱することにより、取付け・取外し作業を楽にかつ確実に行なうことができて、同エアタンク61のメンテナンスや交換作業を迅速かつ確実に行なうことができる。
【0055】
ここで、可動側施肥装置形成体33に取付けた押え体55は、使用位置にて固定側施肥装置形成体31に取付けた押え体55と面接触して、エアタンク61,37 同士をパッキン54,54 を介して密封状態にて接続するようにしている。
【0056】
連結体32は、図6及び図15に示すように、固定側施肥装置形成体31に設けたエアタンク支持体50の外側面に、側面視略コ字状の固定側枢支連結片75を外側前方へ向けて突設する一方、可動側施肥装置形成体33に設けた内側のエアタンク支持体62の内側面に、先端二又状の可動側枢支連結片76を外側前方へ向けて突設して、同可動側枢支連結片76の先端部を固定側枢支連結片75の先端部に、上下方向に軸線を向けた枢支ピン77により枢支・連結して、同枢支ピン77を中心に可動側施肥装置形成体33を180 度回動させて、使用位置と収納位置とに位置変更自在としている。
【0057】
しかも、固定側枢支連結片75の先端部下端には、カム78を設けており、同カム78は、上面を傾斜面78a となしている。
【0058】
そして、傾斜面78a には、可動側施肥装置形成体33が使用位置から収納位置に位置変更する際に、可動側枢支連結片76の下端面が上記カム78の傾斜面78a 上を摺動することにより、可動側施肥装置形成体33を上昇移動させる案内機能をもたせている。
【0059】
従って、可動側施肥装置形成体33は、収納位置に位置変更する際に、逐一上方へ持揚げる必要性がなくなり、同可動側施肥装置形成体33を後車輪フェンダー等に当てることなくスムーズに回動させて位置変更させることができる。
【0060】
また、可動側施肥装置形成体33に設けた外側のエアタンク支持体63の内側面には、可動側連結片79を前方へ向けて突設する一方、固定側施肥装置形成体31に設けた第2横フレーム65には固定側連結片80を前上方へ向けて突設して、同固定側連結片80の先端に形成した当接片80a に、可動側連結片79の先端に形成した当接片79a を収納位置にて突き合せ状に当接させて、連結ボルト81により着脱自在に連結している。
【0061】
このようにして、可動側施肥装置形成体33を収納位置に位置変更して、固定側施肥装置形成体31に連結した際には、両連結片79,80 と固定側施肥装置形成体31と連結体32と可動側施肥装置形成体33とにより、平面視にて閉ループが形成されるようにしている。
【0062】
従って、収納状態における施肥装置8の固定構造を強固なものとなすことができ、特に、左右方向の振動に強い固定構造となすことができて、施肥装置8の損傷を確実に防止することができる。
【0063】
また、右側の可動側施肥装置形成体33には、図4及び図5に示すように、ブロワ34を取付体90を介して取付けている。
【0064】
そして、取付体90は、可動側施肥装置形成体33に設けた支持枠体60の右側端部に上下方向に伸延する前後一対の取付体本体91,91 を取付け、両取付体本体91,91 の上部間に前後方向に伸延する枢軸92を横架し、同枢軸92に上下方向に伸延する前後一対の取付アーム93,93 の上端部を枢支して、両取付アーム93,93 を枢軸92を中心に上下回動自在とし、両取付アーム93,93 にブロワ34を取付けている。
【0065】
このようにして、ブロワ34は、吹出部34a を右側の可動側施肥装置形成体33に設けたエアタンク61の右側端部に接続した使用位置と、可動側施肥装置形成体33の右側端部の直上方位置に跳上げた収納位置との間で位置変更自在としている。
【0066】
また、図4及び図5に示すように、各形成体ユニット36の繰出し体42には、ユニットクラッチ95を設けて、各ユニットクラッチ95のクラッチ作動レバー96と苗載台19の前面上部1に設けたクラッチ操作レバー119 とを押引きワイヤ97を介して連動連結している。
【0067】
ここで、一本の押引きワイヤ97には、左右に隣接する二本のクラッチ作動レバー96,96 を直列的に連動連結している。
【0068】
従って、押引きワイヤ97は5本使用しており、施肥装置8の右側部に中途部を集中配置している。
【0069】
そして、左側の可動側施肥装置形成体33に設けたクラッチ作動レバー96,96 を操作する押引きワイヤ97は、右側方へ迂回させて配置しているために、必然的に長尺に形成しなければならず、そのために同押引きワイヤ97の中途部を第1・第2・第3ワイヤ支持体98,99,100 により支持させている。
【0070】
すなわち、第1ワイヤ支持体98は、左側の可動側施肥装置形成体33に設けた第3横フレーム66の右側部に立設して、上端部にワイヤ挿通リング98a を形成しており、また、第2ワイヤ支持体99は、固定側施肥装置形成体31に設けた第3横フレーム66の左側部に立設して、上端部にワイヤ挿通リング99a を形成している。
【0071】
また、第3ワイヤ支持体100 は、上記第3横フレーム66の右側部に下端を取付ブラケット101 を介して枢支ピン102 により枢支して、同第3ワイヤ支持体100 を左右揺動自在となすと共に、同第3ワイヤ支持体100 の下部と取付ブラケット101 との間に引張スプリング103 を介設して、同第3ワイヤ支持体100 を右側方へ傾斜姿勢となしている。100aはワイヤ挿通リングである。
【0072】
しかも、上記した第1・第2・第3ワイヤ支持体98,99,100 は、施肥装置8の左右側可動側施肥装置形成33,33 を使用位置となしている場合には、各ワイヤ挿通リング98a,99a,100aが略同一地上高にあって、押引きワイヤ97の中途部を略水平に緊張させて支持することができるようにしている。
【0073】
そして、左側の可動側施肥装置形成体33を収納位置に位置変更した場合には、押引きワイヤ97も可動側施肥装置形成体33の移動に連動して引張られるが、同押引きワイヤ97を支持している第3ワイヤ支持体100 が引張スプリング103 の弾性付勢力に抗して左側方へ傾動して、押引きワイヤ97の緊張状態を保持するようにしている。
【0074】
従って、長尺に形成された押引きワイヤ97は、左側の可動側施肥装置形成体33の位置変更動作にかかわらず、常時、中途部が緊張状態に保持されて、たるみを生じることがないために、苗載台19等に押引きワイヤ97が引掛る等して損傷されるのを防止することができる。
【0075】
また、可動側施肥装置形成体33の位置変更に際して、押引きワイヤ97を逐一取付け・取外しする必要がない。
【0076】
図16及び図17は、他の実施例としての可動側施肥装置形成体33の固定構造を示しており、同可動側施肥装置形成体33に固定手段82を設けると共に、同固定手段82は、可動側施肥装置形成体33の底部に雌ネジ部82a を設ける一方、走行部1の後車輪フェンダー83に沿わせてステップ部84を外側方へ並設し、同ステップ部84に多数の泥落し孔84a を形成して、所定の泥落し孔84a を通してつまみ付固定ボルト82b を下方より螺着することにより、同ステップ部84に可動側施肥装置形成体33を収納位置にて固定可能としている。85は、可動側施肥装置形成体33の底部に張設したゴムマットである。
【0077】
従って、上下方向の振動にも強い固定構造となすことができて、施肥装置8の損傷を確実に防止することができる。
【0078】
図18及び図19は、他の実施例としての押引きワイヤ97の支持構造を示しており、右側の可動側施肥装置形成体33の右側端部に可動側ワイヤ支持体110 を取付ける一方、固定側施肥装置形成体31の右側部に固定側ワイヤ支持体111 を取付けると共に、同固定側ワイヤ支持体111 を、可動側施肥装置形成体33の使用位置と収納位置との間の位置変更作動時における可動側ワイヤ支持体110 の回動軌跡の略中心位置に配置している。
【0079】
そして、押引きワイヤ97の先端部を、可動側ワイヤ支持体110 の内側に位置する可動側施肥装置形成体33の右側部に支持片118 を介して支持させ、さらに、可動側ワイヤ支持体110 に先端部側を支持させて外側方へ迂回させると共に、固定側ワイヤ支持体111 に中途部を支持させている。
【0080】
このようにして、可動側施肥装置形成体33の位置変更動作時にも、押引きワイヤ97にたるみが生じないようにしている。
【0081】
従って、この場合にも、押引きワイヤ97の損傷を防止することができると共に、同押引きワイヤ97を取外したり、取付けたりする手間を省略することができる。
【0082】
また、押引きワイヤ97のたるみ防止方法としては、上記以外に押引きワイヤ97のたるみをスプリング等の弾性手段により吸収したり、重りにより吸収することもできる。
【0083】
図20は、他の実施例としての形成体ユニット36を示しており、同形成体ユニット36には、繰出し体42とは別個に施肥ホッパー43の下部にも排出口112 を設けている。113 は排出用キャップである。
【0084】
このようにして、まず、施肥ホッパー43に設けた排出口112 より肥料の排出を行ない、その後、繰出し体42に設けた排出口114 より肥料の排出を行なうことにより、肥料の排出作業を効率良く行なうことができるようにしている。
【0085】
図21は、もう一つの他の実施例としての形成体ユニット36を示しており、同形成体ユニット36には、繰出し体42より前下方へ向けて肥料排出体115 を突設すると共に、同肥料排出体115 の排出口116 をエアタンク37よりも一定幅W3だけ前方へ配置している。
【0086】
このようにして、排出口116 より排出される肥料を回収容器で受ける際に、エアタンク37が邪魔にならないようにして、確実に回収容器内に肥料を回収することができるようにしている。
【0087】
図22は、他の実施例としてのブロワ34を示しており、同ブロワ34は、吸入部34b に吸入接続体120 を着脱自在に取付け、同吸入接続体120 に肥料吸入ホース121 と肥料回収袋体122 とを取付けて、肥料吸入ホース121 の先端部を施肥ホッパー43内に挿入して、ブロワ34の吸引力により、同施肥ホッパー43内の肥料を肥料吸入ホース121 →吸入接続体120 →肥料回収袋体122 内へ吸入して回収することができるようにしている。124 は袋体取付用紐、125 は紐係止片である。
【0088】
この際、吸入接続体120 の基部には網体123 を張設して、同網体123 により肥料が吸入部34b よりブロワ34内に吸入されないようにしている。
【0089】
このようにして、施肥ホッパー43内に残留する肥料を、簡単かつ確実に回収することができる。
【0090】
図23及び図24は、さらにもう一つの他の実施例としての形成体ユニット36を示しており、三又連結体44の後部連結口44b 内にシャッター130 を開閉自在に設け、また、エアタンク37の端部に回収パイプ131 を着脱自在に取付け、同回収パイプ131 の先端部に肥料回収袋体122 を着脱自在に取付けている。132 はシャッター操作レバーである。
【0091】
そして、回収パイプ131 は、基端側半部を蛇腹式の可撓性パイプ131aとなすと共に、先端側半部を網状パイプ131bとなしている。
【0092】
このようにして、シャッター130 により三又連結体44の後部連結口44b を閉塞し、同状態にてブロワ34よりエアを供給すると、エアタンク37内を圧送されるエアにより、施肥ホッパー43内に残留する肥料をエアタンク37内に吸引して、同エアタンク37→回収パイプ131 →肥料回収袋体122 内に回収することができる。
【0093】
この際、肥料を回収・搬送するエアは回収パイプ131 の網状パイプ131bより外部へ排出され、肥料だけが自重により肥料回収袋体122 内に回収される。
【0094】
従って、この場合にも、施肥ホッパー43内に残留する肥料を簡単かつ確実に回収することができる。
【0095】
【効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0096】
すなわち、本発明では、施肥装置は、走行部の後部に固定した固定側施肥装置形成体と、同固定側施肥装置形成体の左右側部にそれぞれ連結体を介して連結した左右一対の可動側施肥装置形成体とを具備し、可動側施肥装置形成体は、固定側施肥装置形成体の左右側方位置でかつこれと略同一直線上に配置した使用位置と、前方へ折返して固定側施肥装置形成体と略平行状態に配置した収納位置との間で位置変更自在とし、しかも、連結体にはカムを設けて、同カムにより可動側施肥装置形成体の収納回動動作に連動して、同可動側施肥装置形成体を上昇移動させるべく摺動案内するようにしているために、可動側施肥装置形成体を収納位置に位置変更する際に、逐一上方へ持上げる必要性がなくなり、同可動側施肥装置形成体を後車輪フェンダー等に当てることなくスムーズに回動させて位置変更させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用田植機の側面図。
【図2】同乗用田植機の使用状態での平面説明図。
【図3】同乗用田植機の収納状態での平面説明図。
【図4】施肥装置の背面図。
【図5】同施肥装置の平面説明図。
【図6】同施肥装置の側面図。
【図7】同施肥装置の断面側面図。
【図8】エアタンクの側面取付説明図。
【図9】同エアタンクの斜視取付説明図。
【図10】同エアタンクの断面平面説明図。
【図11】図10のI−I線断面図。
【図12】図10のII−II線断面図。
【図13】図10のIII −III 線断面図。
【図14】パッキンの一部切欠側面図。
【図15】可動側施肥装置形成体の収納状態を示す平面図。
【図16】可動側施肥装置形成体の他の実施例としての固定構造を示す一部切欠側面図。
【図17】同平面説明図。
【図18】他の実施例としての押引きワイヤの支持構造を示す使用位置の平面説明図。
【図19】同収納位置の平面説明図。
【図20】他の実施例としての形成体ユニットの側面図。
【図21】もう一つの他の実施例としての形成体ユニットの側面図。
【図22】他の実施例としてのブロワの正面説明図。
【図23】さらにもう一つの他の実施例としての形成体ユニットの側面説明図。
【図24】同形成体ユニットの平面説明図。
【符号の説明】
A 乗用田植機
1 走行部
2 植付部
3 昇降機構
4 機体フレーム
5 原動機部
6 運転部
7 ミッション部
8 施肥装置

Claims (1)

  1. 走行部の後部に運転席を配置し、同運転席の直後方位置に左右方向へ伸延する施肥装置を配設した乗用田植機において、
    施肥装置は、走行部の後部に固定した固定側施肥装置形成体と、同固定側施肥装置形成体の左右側部にそれぞれ連結体を介して連結した左右一対の可動側施肥装置形成体とを具備し、
    可動側施肥装置形成体は、固定側施肥装置形成体の左右側方位置でかつこれと略同一直線上に配置した使用位置と、前方へ折返して固定側施肥装置形成体と略平行状態に配置した収納位置との間で位置変更自在とし、
    しかも、連結体にはカムを設けて、同カムにより可動側施肥装置形成体の収納回動動作に連動して、同可動側施肥装置形成体を上昇移動させるべく摺動案内するようにしたことを特徴とする乗用田植機。
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