JP3636318B2 - エコー消去回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2線4線変換回路を設け、4線伝送路に遅延を有する電話システムに用いられるエコー消去回路であって、詳しくは自局の送話信号が相手局側のハイブリッド回路で回り込み、遅延を有する4線式送受話伝送路を通じて戻ってくるエコーおよび相手局からの受話信号が自局側のハイブリッド回路で回り込んで遅延を有する4線式送受話伝送路を通じて相手局に戻るエコーを消去する回路に関する。
【0002】
【関連する技術背景】
従来の2線4線変換回路を設け、4線伝送路に遅延を有する電話システムの概略構成を示す図1を参照すると、通話相手局1が2線式伝送路2に接続されている。そして4線式伝送路3で送受話信号を伝送するためハイブリッド回路4で2線/4線変換される。通話相手局1の送話信号は4線式伝送路3の受話側伝送路3aで送話され、自局のハイブリッド回路4に受話信号として入力される。ハイブリッド回路4に入力された受話信号は4線/2線変換され自局5の受話信号となる。一方、自局5の送話信号は、2線式伝送路2で送出され、更にハイブリッド回路4で送話信号と受話信号が分離され、この送話信号は、4線式伝送路の送話側伝送路3bを介して相手局1へ伝送される。
【0003】
このような構成の電話システムにおいては、4線式伝送路3の受話側伝送路3aからハイブリッド回路4に入力される受話信号の一部は、4線式伝送路3の送話側伝送路3bに廻り込み、側音(エコー)となって通話相手局1の通話を妨げる。この廻り込み信号の対策として、4線式伝送路を介してハイブリッド回路4に入力される受話信号から疑似信号を生成すると共に、この疑似信号をハイブリッド回路から4線式伝送路3の送話側伝送路3bに出力される送話信号と加算してハイブリッド回路4を介して廻り込む側音を打ち消す側音打消回路6が備えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記側音打消回路6のエコー減衰量は20〜30[dB]であり、エコー消去が十分とはいえない。特に受話信号が大きくなればなるほど、エコーによる通話の妨げが顕著になってくるという問題があった。このため、受話側伝送路3aの受話信号のレベルを受話信号レベル検出回路7で検出して、受話信号のレベルが予め定められた標準レベルを超えた場合、受話信号レベル調整回路8で受話信号のレベルを抑え、ハイブリッド回路4を介して送話側伝送路3bへの廻り込むエコーレベルの低減を図っていた。例えば図2に示すように予め定められたレベルを超える受話信号を減衰させ、ハイブリッド回路4へ入力される受話信号のレベルを一定値以下になるよう制限していた。
【0005】
しかしながら、この場合は受話信号のレベルを抑えてしまうため相手局側の音声信号が不明瞭になるという問題があった。
本発明は係る従来事情を考慮してなされ、ハイブリッド回路で生じるエコーを簡単な回路構成で軽減することができるエコー消去回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、2線式伝送路と4線式伝送路との間に設けられて送受話信号を2線/4線変換するハイブリッド回路と、前記4線式伝送路を介して前記ハイブリッド回路に入力される受話信号のレベルを検出する受話信号レベル検出回路と、検出された受話信号のレベルが予め設定されたレベルよりも大きいとき、前記ハイブリッド回路から前記4線式伝送路に出力される送話信号に上記受話信号のレベルと予め設定されたレベルとのレベル差に相当する減衰を与える送話信号減衰回路とを備えている。
【0007】
また2線式伝送路と4線式伝送路との間に設けられて送受話信号を2線/4線変換するハイブリッド回路と、前記4線式伝送路を介して前記ハイブリッド回路に入力される受話信号から疑似信号を生成すると共に、この疑似信号を前記ハイブリッド回路から前記4線式伝送路に出力される送話信号に加算して前記ハイブリッド回路を介して廻り込む側音を打ち消す側音打消回路と、前記4線式伝送路を介して前記ハイブリッド回路に入力される受話信号のレベルを検出する受話信号レベル検出回路と、検出された受話信号のレベルが予め設定されたレベルよりも大きいときには、前記側音打消回路を介して前記4線式伝送路に出力される送話信号に上記受話信号のレベルと予め設定されたレベルとのレベル差に相当する減衰を与える送話信号減衰回路とを具備している。
【0008】
更に前記送話信号減衰回路を介して前記4線式伝送路に出力される送話信号のレベルを検出する送話信号レベル検出回路と、検出された送話信号のレベルに応じて前記減衰回路から前記4線式伝送路に出力される送話信号のレベルを調整する送話信号レベル調整回路とを備えている。
特に、前記送話信号減衰回路は、受話信号のレベルが高くなるときには減衰量を高速に可変制御し、前記受話信号のレベルが低くなるときには減衰量を緩やかに可変制御している。
【0009】
或いは2線式伝送路と4線式伝送路との間に設けられて送受話信号を2線/4線変換するハイブリッド回路と、前記ハイブリッド回路から前記4線式伝送路に出力される送話信号のレベルを検出する送話信号レベル検出回路と、前記検出された送話信号のレベルが予め設定されたレベルよりも大きいときには、前記4線式伝送路を介してハイブリッド回路に入力される受話信号に上記送話信号のレベルと予め設定されたレベルとのレベル差に相当する減衰を与える受話信号減衰回路と、前記4線式伝送路を介する信号の往復伝送所要時間に相当する時間だけ前記減衰回路の作動を遅らせる遅延部とを備えている。
【0010】
更に前記受話信号減衰回路から前記ハイブリッド回路に入力される受話信号のレベルを検出する受話信号レベル検出回路と、検出された受話信号のレベルに応じて前記受話信号減衰回路から前記ハイブリッド回路に入力される受話信号のレベルを調整する受話信号レベル調整回路とを具備している。
したがって、本発明によれば2線4線変換回路を設け、4線伝送路に遅延を有する電話システムに生じるエコーを簡単な構成で消去することができる。特に遅延を有する伝送路であっても、有効にエコーを消去するエコー消去回路を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係るエコー消去回路について説明する。
図3は本発明に係る第1の実施形態を示すエコー消去回路の概略構成図である。図に示すように2線式伝送路と4線式伝送路との間に設けられて送受話信号を2線/4線変換するハイブリッド回路4があり、このハイブリッド回路4に4線式伝送路3の受話側伝送路3aから受話信号が入力されると共に、送話信号が4線式伝送路の送話側伝送路3bへ出力される。
【0012】
また、受話信号のレベルを検出する受話レベル検出回路が4線式伝送路3の受話側伝送路3aに接続されている。そして、4線式伝送路3の送話側伝送路3bに送話信号減衰回路10を介挿する。この受話信号レベル検出回路7で検出された受話レベルによって、この送話信号減衰回路10の減衰量が調整される。
送話信号減衰回路10の減衰量は図4にその減衰特性を示すように、受話信号のレベルを検出して、予め設定した標準レベルよりも大きいとき、標準レベルよりも大きい分を減衰量として減衰回路の減衰量を調整するよう構成される。
【0013】
このように構成されたエコー消去回路において、ハイブリッド回路4に入力された受話信号のレベルを受話信号レベル検出回路7によって検出する。そして、上述のようにハイブリッド回路4を介して4線式伝送路3の送話側伝送路3bに廻り込むエコーは、受話信号のレベルに比例して増加する。このため、検出された受話信号のレベルが予め設定した信号レベル以上の大きさの場合、ハイブリッド回路4で送話側伝送路3bに廻り込むエコーのレベルを一定レベル以下に抑えるため、送話信号減衰回路10の減衰量を増加させる。具体的には図4にその減衰特性を示すように予め定めた標準信号レベルの0[dBr]よりもレベルの大きな受話信号が受話信号レベル検出回路7に到来した場合、標準信号レベルを超えたレベル差に相当する減衰量を、送話信号減衰回路10の減衰量として設定する。例えば予め設定されたレベルよりも10[dB]レベルの大きい受話信号の場合、送話信号減衰回路10の減衰量を10[dB]となるように設定する。
【0014】
このようにすることで受話レベルの大きな受話信号によるエコーを一定レベル以下に抑えることができる。
このとき、送話信号減衰回路10の減衰量の制御応答時間は、好ましくは受話信号のレベルが大きくなるとき、送話信号減衰回路10の立ち上がり時間を5[ms]程度とし、受話信号のレベルが小さくなるとき、送話信号減衰回路10の立ち下がり時間を50[ms]程度とするとよい。このように送話信号減衰回路10の減衰量の応答時間を制御することで送話信号の語頭および語尾の不自然な途切れを抑えることができる。
【0015】
上述の動作は相手局1からの信号がハイブリッド回路4での廻り込みを抑える場合の動作説明である。一方、自局5から相手局1への送話信号は、ハイブリッド回路で4線式伝送路3の送話側伝送路3bの信号に変換され相手局1に伝送される。このとき、自局5の送話信号は受話側伝送路3aには流れないので、受話信号レベル検出回路7が送話信号減衰回路10の減衰量を0[dB]に設定する。このため、自局5の送話信号は送話信号減衰回路10で減衰されることなく相手局1に到達する。
【0016】
このように、4線式伝送路3の受話側伝送路3aを介して伝送される受話信号のレベルが予め設定した標準値より大きくなった場合、標準レベルよりも大きい分を送話信号減衰回路10の減衰量としている。このため特に大きなレベルの受話信号で顕著になる廻り込み信号レベルがある一定値を超えることがない。
また、従来のエコー消去回路では、受話信号のレベルが予め定められた標準レベルを超えた場合、受話信号レベル調整回路8で受話信号のレベルを抑えることでエコーレベルの低減を図っているため相手局側の音声信号が不明瞭になるという問題があった。しかしながら、本実施形態では、受話信号を減衰させることなくエコー信号の除去が可能となるため、受話音声が不明瞭になることがない。
【0017】
更に送話信号減衰回路で減衰されるエコーのレベルが可聴限界以下のレベルとなればエコーとして聞こえないようにすることができる。
このため、エコー音のレベルを更に下げる必要があるときは、例えば図4の破線に示すような減衰特性にするとよい。この場合、相手局1において受話音声の違和感が増さない範囲で減衰特性のレベルを設定することが好ましい。
【0018】
また、ハイブリッド回路4の近傍に設けた本発明に係るエコー消去回路で廻り込み信号を抑えているため4線式伝送路3の遅延8の影響を受けることがなく、簡易な構成でエコー消去回路を実現することができる。
次に本発明に係る第2の実施形態について説明する。本実施形態が上述の実施形態と異なるのは、図6に示すように第1の実施形態に加えて4線式伝送路3の受話側伝送路3aを介してハイブリッド回路4に入力される受話信号から疑似信号を生成すると共に、この疑似信号をハイブリッド回路4から4線式伝送路3の送話側伝送路3bに出力される送話信号に加算してハイブリッド回路を介して廻り込む側音を打ち消す側音打消回路6を備えた点にある。
【0019】
このような構成によるエコー消去回路は、ハイブリッド回路を介して廻り込む側音が側音打消回路6によって打ち消される。打ち消された側音のレベルは大凡−20〜−30[dB]程度となる。そして、さらに第1の実施形態と同様に送話信号減衰回路によって、エコーが減衰される。このため、より効果的にエコーを減衰させることが可能となる。
【0020】
次に本発明に係る第3の実施形態について説明する。本実施形態が上述の第1および第2の実施形態と異なるのは図6にその概略構成図を示すように第1または第2の実施形態に加えて、送話信号減衰回路10で減衰されたエコーを更に除去するため、送話信号減衰回路10の出力側に送話信号レベル検出回路11と
送話信号レベル調整回路を設けた点にある。
【0021】
このように構成されたエコー消去回路は、第1または第2の実施形態と同様に受話側伝送路3aの受話信号のレベルが受話信号レベル検出回路7によって検出される。そして、この検出された受話信号のレベルが予め設定した標準レベルを超えるレベルの信号の場合、4線式伝送路3の送話側伝送路3bに介挿された送話信号減衰回路10によってハイブリッド回路4から廻り込むエコーの信号レベルが抑えられる。この送話信号減衰回路10の減衰量は第1または第2の実施形態と同様な減衰特性(図4)を有し、受話信号のレベルを検出して、予め設定した標準レベルよりも大きいとき、標準レベルとの差分を減衰量として送話信号減衰回路10の減衰量が調整される。
【0022】
そして本実施形態が特徴とするのは送話信号減衰回路10で弱められたエコーをさらに減衰させるため、送話信号レベル検出回路11と送話信号レベル調整回路12とを備え、これらの回路によって予め設定したレベル以下の信号を除去する点にある。例えば図7に送話信号レベル調整回路12の特性を示すように、送話信号レベル調整回路12を減衰させずに通過させる信号レベルを−23[dBr]以上とした場合、これより小さなレベル信号ほど減衰量が大きくなるよう設定されている。このため、送話信号減衰回路10を通過して低減されたエコーを更に低減し、消去させることができる。
【0023】
あるいは、送話信号レベル調整回路12において、減衰させずに通過させる送話信号レベルを−31[dBr]以上としたい場合は、図7の破線に示すような減衰特性にすればよい。このように本発明のエコー消去回路を適用する電話システムに合わせた最適値となるように送話信号レベル調整回路12の減衰量を調整すればよい。
【0024】
そして、自局5の送話信号はハイブリッド回路4を介して4線式伝送路3の送話側伝送路3bに送られる。この送話信号は第1または第2の実施形態同様、送話信号減衰回路10で減衰されない。このため送話信号レベル検出回路11で検出される信号レベルが一定レベル以上の送話信号となり、送話信号レベル調整回路12で減衰されることなく相手局1のハイブリッド回路4へ伝送される。
【0025】
次に本発明に係る第4の実施形態について説明する。上述した第1から第3の実施形態は相手局の信号をいかに廻り込ませないかと言う点に着目したエコー消去回路であるが、本実施形態は自局側でエコー消去を行わせる点が大きく異なる。具体的には図8にその概略構成を示すように4線式伝送路の送話側伝送路3bに送話信号レベル検出回路11を備え、4線式伝送路3の受話側伝送路3aに受話信号減衰回路13を介挿する。そして、送話信号レベル検出回路11で検出された送話信号のレベルが予め設定した標準レベル以上の場合、標準レベルとの差分を減衰量として受話信号減衰回路13を制御する。
【0026】
このとき、相手局側のハイブリッド回路4を介して受話側伝送路3aに廻り込むエコーは伝送路等の遅延8によって遅れる。このため、受信信号減衰回路13の作動を伝送路の遅延時間分遅らせる遅延部14を備えている。
このように構成されたエコー消去回路は、4線式伝送路3の送話信号のレベルが送話信号レベル検出回路11によって検出される。そして、この検出された送話信号のレベルが予め設定した標準レベル以上の大きさの場合、相手局側のハイブリッド回路で廻り込むエコーのレベルを受話信号減衰回路13で抑える。そして、このエコーは4線式伝送路3での往復遅延時間だけ遅延して受話信号減衰回路13に到来するため、遅延部14でその往復遅延時間を補償して受話信号減衰回路13を作動させる。
【0027】
そして、本実施形態が特徴とする点は上述した第1〜第3の実施形態と異なり、自局側に設けたエコー消去回路でエコーを消去することができ、相手局側の方式を変更する必要がない。このため、相手局側の設備状況に左右されることなく、最適なエコー消去回路を構成することができる。
次に本発明に係る第5の実施形態について説明する。図9にその概略構成を示すよう本実施形態が第4の実施形態と異なるのは、受話信号減衰回路13で減衰された受話信号のレベルを検出する受話信号レベル検出回路7と、この受話信号レベル検出回路7によって制御される受話信号レベル調整回路8が受話側伝送路3aに介挿されている点にある。
【0028】
すなわち本実施形態が特徴とするのは受話信号減衰回路13で弱められたエコーをさらに減衰させるため、受話信号レベル検出回路7と受話信号レベル調整回路8とを備え、これらの回路によって予め設定したレベル以下の信号を除去する点にある。例えば図10に送話信号レベル調整回路12の減衰特性を示すように、受話信号レベル調整回路8を減衰させずに通過させる受話信号のレベルを−23[dBr]以上とした場合、これより小さなレベルの受話信号ほど減衰量が大きくなるよう設定されている。このため、受話信号減衰回路13を通過して低減されたエコーを更に低減させることができる。
【0029】
あるいは、受話信号レベル調整回路8において、減衰させずに通過させる受話信号レベルを−31[dBr]以上としたい場合は、図10の破線に示すような減衰特性にすればよい。
このように本発明のエコー消去回路を適用する電話システムに合わせた最適値となるように受話信号レベル調整回路8の減衰量を調整すればよい。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のエコー消去回路によれば、予め設定した標準レベル以上の大きさの信号がハイブリッド回路に入力されたときに、ハイブリッド回路から廻り込むエコーのレベルを抑える方式であるため、従来方式で問題となった不明瞭な受話音声となることがなく、良好な通話を行うことができる。
【0031】
また、伝送遅延を有する伝送路であっても、伝送時間を考慮した遅延部を備えているので送話信号に対して遅れて廻り込んでくるエコーに対しても該エコーを消去することが簡易な回路で構成することができる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のエコー消去回路の概略構成を示す図。
【図2】受話信号レベル調整回路の減衰特性を示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るエコー消去回路の概略構成を示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る送話信号減衰回路の特性を示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るエコー消去回路の概略構成を示す図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るエコー消去回路の概略構成を示す図。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る送話信号レベル調整回路の特性を示す図。
【図8】本発明の第4の実施形態に係るエコー消去回路の概略構成を示す図。
【図9】本発明の第5の実施形態に係るエコー消去回路の概略構成を示す図。
【図10】本発明の第5の実施形態に係る受話信号レベル調整回路の特性を示す図。
【符号の説明】
1 相手局
2 2線式伝送路
3 4線式伝送路
3a 受話側伝送路
3b 送話側伝送路
4 ハイブリッド回路
5 自局
6 側音打消回路
7 受話信号レベル検出回路
8 受話信号レベル調整回路
9 遅延
10 送話信号減衰回路
11 送話信号レベル検出回路
12 送話信号レベル調整回路
13 受信信号減衰回路
14 遅延部
Claims (6)
- 2線式伝送路と4線式伝送路との間に設けられて送受話信号を2線/4線変換するハイブリッド回路と、
前記4線式伝送路を介して前記ハイブリッド回路に入力される受話信号のレベルを検出する受話信号レベル検出回路と、
検出された受話信号のレベルが予め設定されたレベルよりも大きいとき、前記ハイブリッド回路から前記4線式伝送路に出力される送話信号に上記受話信号のレベルと予め設定されたレベルとのレベル差に相当する減衰を与える送話信号減衰回路と
を具備したことを特徴とするエコー消去回路。 - 2線式伝送路と4線式伝送路との間に設けられて送受話信号を2線/4線変換するハイブリッド回路と、
前記4線式伝送路を介して前記ハイブリッド回路に入力される受話信号から疑似信号を生成すると共に、この疑似信号を前記ハイブリッド回路から前記4線式伝送路に出力される送話信号に加算して前記ハイブリッド回路を介して廻り込む側音を打ち消す側音打消回路と、
前記4線式伝送路を介して前記ハイブリッド回路に入力される受話信号のレベルを検出する受話信号レベル検出回路と、
検出された受話信号のレベルが予め設定されたレベルよりも大きいときには、前記側音打消回路を介して前記4線式伝送路に出力される送話信号に上記受話信号のレベルと予め設定されたレベルとのレベル差に相当する減衰を与える送話信号減衰回路と
を具備したことを特徴とするエコー消去回路。 - 請求項1または2に記載のエコー消去回路において、
更に前記送話信号減衰回路を介して前記4線式伝送路に出力される送話信号のレベルを検出する送話信号レベル検出回路と、
検出された送話信号のレベルに応じて前記減衰回路から前記4線式伝送路に出力される送話信号のレベルを調整する送話信号レベル調整回路と
を具備したことを特徴とするエコー消去回路。 - 前記送話信号減衰回路は、受話信号のレベルが高くなるときには減衰量を高速に可変制御し、前記受話信号のレベルが低くなるときには減衰量を緩やかに可変制御するものである請求項1または2に記載のエコー消去回路。
- 2線式伝送路と4線式伝送路との間に設けられて送受話信号を2線/4線変換するハイブリッド回路と、
前記ハイブリッド回路から前記4線式伝送路に出力される送話信号のレベルを検出する送話信号レベル検出回路と、
前記検出された送話信号のレベルが予め設定されたレベルよりも大きいときには、前記4線式伝送路を介してハイブリッド回路に入力される受話信号に上記送話信号のレベルと予め設定されたレベルとのレベル差に相当する減衰を与える受話信号減衰回路と、
前記4線式伝送路を介する信号の往復伝送所要時間に相当する時間だけ前記減衰回路の作動を遅らせる遅延部と、
を具備したことを特徴とするエコー消去回路。 - 請求項5記載のエコー消去回路において、
更に前記受話信号減衰回路から前記ハイブリッド回路に入力される受話信号のレベルを検出する受話信号レベル検出回路と、
検出された受話信号のレベルに応じて前記受話信号減衰回路から前記ハイブリッド回路に入力される受話信号のレベルを調整する受話信号レベル調整回路と
を具備したことを特徴とするエコー消去回路。
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