JP4527502B2 - エコーキャンセラ、回線交換システム及びエコーキャンセリング方法 - Google Patents

エコーキャンセラ、回線交換システム及びエコーキャンセリング方法 Download PDF

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Description

本発明は、受信系列から送信系列に受信信号が混入することにより発生するエコーを軽減するためのエコーキャンセラ及びエコーキャンセリング方法並びにそのようなエコーキャンセラを備える回線交換システムに関する。
音声通信システムや回線交換システムには2線式伝送路と4線式伝送路があり、2線式と4線式の接続においては、2線/4線変換回路(ハイブリッド回路)を使用する。
図4に従来のエコーキャンセラ400とハイブリッド回路405を有する2線/4線伝送路の構成を示す。図4において、ハイブリッド回路405のインピーダンス不整合があると、4線式伝送路Rin406からハイブリッド回路405の受信側Rout407へ来る信号の一部がハイブリッド回路405を通って、4線式伝送路のハイブリッド回路405の送信側Sin408に回り込み、エコー経路(エコーパス)410が形成されることになる。
このエコーパス410を通る信号レベルと4線式伝送路側の伝達特性によりエコーの発生が決定する。信号源である送信側から受信側に戻ってくるまで、ハイブリッド回路での回り込みロス(リターンロス)を含めた回線の一巡伝送ロスと、信号源の送信側から受信側に信号が戻ってくるまでに掛かる一巡伝送遅延時間の2つのパラメータに相関してエコーと感じられるかが決定する。このように、信号経路の一巡伝送遅延時間が長い場合や、一巡伝送ロスが小さい場合にエコーが発生し、通話品質の低下へとつながる。このエコーを消去するためには回線用エコーキャンセラ400を使用する。エコーキャンセラ400は、エコーパス410の伝達特性を適応フィルタ401が推測して疑似エコー信号を生成し、ハイブリッド回路405を回り込んでくる信号から減算器402で減算して、エコー成分の消去を行う。しかし、適応フィルタ401で推測できなかった信号については、減算後にエコーの消し残しが残留エコー成分として出力される。この残留エコー成分は、適応フィルタ401のトレーニングが終了していない通信経路の確立直後や、エコーパス内に非線形特性を持つデバイス等で発生した歪みにより適応フィルタのトレーニングが収束しない場合に発生する。そのため、消去しきれない残留エコー成分は、ノンリニアプロセッサ(NLP)403で消去する方法を採っている。図3にNLPの入出力特性を示す。入力信号レベルが閾値Th未満の場合には、出力信号は無音あるいは背景雑音となり、入力信号レベルが閾値Th以上である場合には、出力信号は入力信号と等しくなる。図4では、聴感上の違和感が少なくなるように、入力信号レベルが閾値Th未満の場合には、出力信号としては、背景雑音発生器404からの信号が選択される。
特許文献1には、通話開始時において生ずる回線エコーを最小限に抑制するために、ノンリニアプロセッサの閾値をエコーレベルに応じて変化させるエコーキャンセラが記載されているが、回線毎にノンリニアプロセッサの閾値を変化することは記載乃至示唆されていない。
特許文献2には、適応フィルタで打ち消せなかった残留エコーを近端話者音声を損なわずに効果的に抑圧するために、受信入力信号と減算器の出力を元にエコー帰還損失を算出するエコー帰還損失算出手段と、受信入力信号とエコー帰還損失を基にノンリニアプロセッサの閾値を算出する閾値算出手段を備えるエコーキャンセラが記載されているが、回線毎にノンリニアプロセッサの閾値を変化することは記載乃至示唆されていない。
特許文献3には、各回線毎に、ノンリニアプロセッサを利用するか否か、ノンリニアプロセッサを使う場合に背景雑音を挿入するか否かを決定するエコーキャンセラが記載されているが、回線毎にノンリニアプロセッサの閾値を変化することは記載乃至示唆されていない。
特開2002−101023号公報 特開平8−223088号公報 特表2001−509350号公報
エコーキャンセラは適応フィルタのトレーニングアルゴリズムの進歩によりトレーニング収束時間の短縮やトレーニング精度の向上が図られてきたが、通信経路の確立直後では、通信経路毎に異なる伝達特性により、エコーキャンセラの残留エコー成分を無くすことは難しい。このように、通信経路の違いによる伝達特性の差分があるため、通信回線の種別や通信経路の変更を行う度に残留エコー成分のレベルや通話レベルの変動が発生し、設定されたNLPの閾値によっては通話の途切れや残留エコー成分が完全に消去されない状態が発生する。すなわち、閾値が大きすぎる場合には、通話が途切れ、閾値が小さすぎる場合には、残留エコー成分が完全に消去されない。この状態を回避するためには、通信回線の伝達特性に応じたNLPの閾値を設定することと、背景雑音発生器の出力レベルを設定して最適な状態に持っていくことで残留エコー成分の消去を行うことが必要である。こうすることにより、高い通話品質を提供することが出来る。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、時分割スイッチにより複数の通信経路との接続が行える、ハイブリッド回路を有する回線交換システムにおいて、通信経路確立直後や、通常の通信時においても、通話の途切れや残留エコー成分が消去された高い品質で通話できるようにすることを目的とする。
本発明によれば、電話網又はインターネットからの受信信号から時分割多重スイッチへの送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセラであって、エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成する適応フィルタと、前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算する減算器と、前記減算器の出力信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算器の出力信号と同一の信号を出力し、前記減算器の出力信号のレベルが前記閾値未満である場合に、ゼロレベル信号を出力するノンリニアプロセッサと、前記電話網又はインターネットにおける通信経路が変化した時に、前記閾値を変化後の通信経路に対応する値に更新する更新手段と、を備えることを特徴とするエコーキャンセラが提供される。
また、本発明によれば、電話網又はインターネットからの受信信号から時分割多重スイッチへの送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセラであって、エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成する適応フィルタと、前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算する減算器と、背景雑音を発生する背景雑音発生器と、前記減算器の出力信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算器の出力信号と同一の信号を出力し、前記減算器の出力信号のレベルが前記閾値未満である場合に、前記背景雑音を出力するノンリニアプロセッサと、前記電話網又はインターネットにおける通信経路が変化した時に、前記背景雑音のレベルと前記閾値を変化後の通信経路に対応するレベル及び値に更新する更新手段と、を備えることを特徴とするエコーキャンセラが提供される。
上記のエコーキャンセラにおいて、通信経路に対応する閾値の値は、当該通信経路に対応して前記適応フィルタが正常に動作している時の前記ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーレベルを基に設定されたものであるようにしてもよい。
上記のエコーキャンセラにおいて、通信経路に対応する背景雑音のレベルは、当該通信経路に対応して前記適応フィルタが正常に動作している時の前記ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーレベルを基に設定されたものであるようにしてもよい。
上記のエコーキャンセラにおいて、通信経路毎の前記閾値を保持する記憶手段を備え、前記更新手段は、前記変化後の通信経路に対応する閾値を前記記憶手段から読み出すようにしてもよい。
上記のエコーキャンセラにおいて、通信経路毎の前記背景雑音のレベルと前記閾値を保持する記憶手段を備え、前記更新手段は、前記変化後の通信経路に対応するレベル及び閾値を前記記憶手段から読み出すようにしてもよい。
本発明によれば、受信信号から送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセラであって、エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成する適応フィルタと、前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算する減算器と、前記減算器の出力信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算器の出力信号と同一の信号を出力し、前記減算器の出力信号のレベルが前記閾値未満である場合に、ゼロレベル信号を出力するノンリニアプロセッサと、回線が変化した時に、前記閾値を変化後の回線に対応する値に更新する更新手段と、を備えるので、回線が変化した直後に適応フィルタが変化後の回線に適応できず残留エコーが生じた場合であっても、通話の品質を高めることができる。
また、本発明によれば、受信信号から送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセラであって、エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成する適応フィルタと、前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算する減算器と、背景雑音を発生する背景雑音発生器と、前記減算器の出力信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算器の出力信号と同一の信号を出力し、前記減算器の出力信号のレベルが前記閾値未満である場合に、前記背景雑音を出力するノンリニアプロセッサと、回線が変化した時に、前記背景雑音のレベルと前記閾値を変化後の回線に対応するレベル及び値に更新する更新手段と、を備えるので、回線が変化した直後に適応フィルタが変化後の回線に適応できず残留エコーが生じた場合であっても、通話の品質を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における回線交換システムの構成を示す図である。本回線交換システムは、時分割スイッチ(TDSW)100と制御部(CPU)101および記憶装置(MEM)102を備える。
音声ネットワークへの接続としては、アナログ2線式トランク103が公衆網108と、アナログ4線式トランク104が専用線109と、IP用トランク105がVoIP網110と接続される。
アナログ2線式トランク103はハイブリッド回路(H)113−1を持ち、アナログ4Wトランク109およびIP用トランク105は、それぞれ、エコーキャンセラ(EC)114−1および114−2を搭載する。内線側では、アナログラインカード106がアナログ電話機111を収容し、デジタルラインカード107がデジタル電話機112を収容する。
アナログラインカード106は、ハイブリッド回路(H)113−2を持つ。TDSW100は、CPU101からの制御により、任意のトランクと任意のラインカードとの通話路を接続することが出来る。
本実施形態による回線交換システムは、通信ネットワークの構成の一部であり、ハイブリッド回路が挿入された通信経路にはエコーキャンセラが挿入されるようになっている。
次に、エコーキャンセラ114についてエコーキャンセラ114−1を例に取り説明する。
エコーキャンセラ114の構成を図2に示す。専用線109からの受信信号は、エコーキャンセラのRin206から入力される。適応フィルタ201はエコーパス210の信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成する。つまり、減算器202から出力される残留エコーを測定し、残留エコーのレベルがゼロになるように最小自乗法等を用いて適応フィルタ201の特性が調整される。そして、Rinから入力された信号を適応フィルタ201に通すことにより、擬似エコー信号を発生する。Rin206から入力された信号は、Rout207から出力され、ハイブリッド回路205を通過したエコー成分はSin208に入力される。減算器202は、Sin208から入力された信号から、適応フィルタ201がエコーパス210から推定して生成した擬似エコー信号を減算する。ノンリニアプロセッサ(NLP)203は、減算器202から入力した信号のレベルが閾値以上である場合には、減算器202から入力した信号を出力し、減算器202から入力した信号のレベルが閾値未満である場合には、背景雑音発生器204からの信号又はゼロレベルの信号を出力する。
本実施形態のエコーキャンセラ114では、制御装置101が記憶装置102から各通信回線毎の伝達特性に対応したNLP203の動作閾値設定値および背景雑音発生器204の出力レベル設定値を受けて、これらを制御情報受信部211に送出する。制御情報受信部211は、制御装置101から受けた動作閾値設定値及び出力レベル設定値を、それぞれ、NLP203と背景雑音発生器204に設定する。この動作は通信経路が変わる度に行われる。
図1に示す、本発明の実施の形態の通信システムにおいて、制御装置101は回線交換機能のほかにエコーキャンセラに対してNLPの動作最適化制御も行う。制御装置101と記憶装置102とTDSW100を組み合わせて回線交換機能を実現する。
内線側においては、アナログラインカード106にアナログ電話機111を収容する。アナログラインカード106は2線式であるためアナログ電話機111側およびアナログラインカード106側にハイブリッド回路113−2を搭載する。
デジタルラインカード107は、デジタル電話機112を収容する。デジタルラインカードも2線式であるが、時分割通信方式を採用しているため回線上のエコーは発生しない。
外線側においては、アナログ2線式トランク103は、公衆網108に収容される。この回線は、インピーダンスの不整合やロスが大きい場合があるため通話レベルが低いことがある。また、レベルによっては、エコーが発生する可能性が大きい。
アナログ4線式トランク104は、専用線109に収容される。4線式のままであればエコーは発生しないが、2線/4線変換が行われる場合があるためエコーキャンセラ(EC)114−1を搭載している。
IP用トランク105は、VoIP網110に収容される。IP網は遅延時間が大きいためエコーキャンセラの搭載は必須となりエコーキャンセラ(EC)114−2を搭載している。
本発明の実施の形態のエコーキャンセラを図2に示す。通信ネットワーク側からの信号はRin206から入力する。Rin206〜Rout207の間には何も挿入されない。適応フィルタ201はこの時の受信信号からエコーパス210の伝達特性を考慮して擬似エコー信号を生成する。一方、Rout207を出た信号はハイブリッド回路205から2W側へ、また、その一部はハイブリッド回路205のリターンロスに応じてSin208側に回りこむ。Sin208へはハイブリッド回路205の2W側からの送信信号も重畳されて入力される。
減算器202は、Sin208からの信号から、適応フィルタ201が生成した擬似エコー信号を減算することにより、エコー成分の消去を行う。適応フィルタ201のトレーニングが済んでいない場合には減算後の残留エコー成分が多く、聴感上も耳障りとなるが、ある程度トレーニングが完了すると残留エコーは僅かとなる。
しかし、この残留エコーが通話品質の低下を招くため、ある閾値Th未満の残留エコー成分は強制的に消去(ミュート)するのがNLP203の働きである。ところが、ミュートを行うと信号レベルの変化が大きく、聴感上も違和感が発生するため背景雑音発生器204は、背景雑音を発生し、NLP203は、この背景雑音を減算器202の出力信号の代わりに出力する。背景雑音のレベルは、背景雑音の最大値又はRMS(Root Mean Square)が閾値Th付近となるレベルとするのが好ましい。なお、NLP203は、減算器202の出力レベルが閾値未満である場合に、背景雑音を出力することが好ましいが、ミュートを行いゼロレベル信号を出力してもよい。
ここで、実際の動作に沿って説明する。アナログ電話機111から専用線109に発信した場合を考える。アナログ電話機111から専用線109側に発信し、制御部101の制御によりTDSW100はアナログラインカード106とアナログ4Wトランク104の通話路を接続する。専用線109は対向局までの一巡伝送遅延が比較的大きく、且つ通話レベルが高い。
ラインカード106は元々リターンロスが小さいため対向側での送話信号が、ハイブリッド回路113−2を通って対向側に戻り、エコーが発生する。これを防ぐため、アナログ4Wトランク104にはエコーキャンセラ(EC)114−1を搭載している。
この回線では通話レベルが高いため、NLP203の閾値Thを高くし、NLP203動作時に挿入する背景雑音の出力レベルも高めに設定する。これらの設定は、次のようにして行われる。すなわち、アナログ電話機111が専用線109を選択した時点で、制御部101は、記憶装置102に予め記憶させておいた閾値及び背景雑音の出力レベルを読み出し、エコーキャンセラ114−1の制御情報受信部211にこれらを設定する。制御情報受信部211は、受信した閾値をNLP203に設定し、受信した背景雑音の出力レベルを背景雑音発生器204に設定する。これにより高い通話品質を提供可能となる。
次に、使用する回線が専用線109からVoIP網110に変わった場合、VoIP網では一巡伝送遅延が大きいが通話レベルが低い。この場合には、NLP203の動作閾値Thを低くすることにより、音声信号に起因してNLP203が背景雑音を選択してしまうことを避ける。また、背景雑音の出力レベルも低くし、通話信号の最小レベル(これは、閾値thに等しい。)と背景雑音のRMSレベル又は最大レベルとの間の差が無いようにする。
これらの設定も次のようにして行われる。すなわち、制御部101は、回線接続が確立する前に記憶装置102に予め記憶しておいた、回線ルートに対応した閾値及び背景雑音のレベルを読み取り、エコーキャンセラ114−2の制御情報受信部211にこれらを設定する。制御情報受信部211は、受信した閾値をNLP203に設定し、受信した背景雑音の出力レベルを背景雑音発生器204に設定する。これにより、最適な閾値及び背景雑音の出力レベルで動作させることが出来る。
また、使用する回線がVoIP網110であっても、VoIP網側での接続が変化した場合にも、記憶装置101、CPU101及び制御情報受信部211により、NLP203で利用する閾値及び背景雑音発生器204が発生する背景雑音の出力レベルを変化させる。これは、VoIP網側での接続が変化した場合には、エコーパスの信号伝達特性が変化しなくても、音声信号のレベルや回線における信号減衰率が変化するためである。
接続関係毎のNLP203で利用する閾値及び背景雑音発生器204が発生する背景雑音の出力レベルは、所定の計算式に基づいて予め算出しておき、それを記憶装置101に格納しておく。所定の計算式は、回線種別やシステム構成から決定した伝送損失及びその回線を通る音声信号の平均値を用いたものである。
例えば、閾値の計算例を説明すると、回線種別が1である内線通話では、内線相互PAD手前での音声信号の平均値が−10dBmで、内線相互PAD(Rin端子部に挿入される固定減衰器)の減衰量が10dB前後で、ハイブリッド回路のリターンロスが6dBで、適応フィルタの正常動作時の消去能力が20dBとすると、適応フィルタが正常動作をしている時には、ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーの平均値が−46dBmであるので、閾値を−46dBm近傍に設定する。その際に、閾値が送話側の音声信号のノンリニアプロセッサの入力端における最低レベルを上回らないように設定する。背景雑音の出力レベルの最大値又はRMSも−46dBm以下に設定する。
回線種別が2であるアナログ局線では、外線PAD手前での音声信号の平均値が−17dBmで、外線PADにおける減衰量が13dB前後で、ハイブリッド回路のリターンロスが6dBで、適応フィルタの正常動作時の消去能力が20dBとすると、適応フィルタが正常動作をしている時には、ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーの平均値が−56dBmであるので、閾値は−56dBm近傍に設定する。その際に、閾値が送話側の信号のノンリニアプロセッサの入力端における最低レベルを上回らないように設定する。背景雑音の出力レベルの最大値又はRMSも−56dBm以下に設定する。
また、INS回線では、外線PAD手前での音声信号の平均値が−10dBmで、外線PAD(固定減衰器)の減衰量が8dBでハイブリッド回路のリターンロスが6dBで、適応フィルタの正常動作時の消去能力が20dBとすると、適応フィルタが正常動作をしている時には、ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーの平均値が−46dBmであるので、閾値を−46dBm近傍に設定する。その際に、閾値が送話側の信号のノンリニアプロセッサの入力端における最低レベルを上回らないように設定する。背景雑音の出力レベルの最大値は又はRMSも−46dBm以下に設定する。
この様に、回線のルートが変わっても、予め設定しておいた回線ルートに対応したNLP設定データをエコーキャンセラに設定することにより、常に最適なNLPの動作が保証され、高い通話品質を提供可能となる。
本発明は、回線の接続関係を切り換える回線交換システムにおいて、接続関係の切り替え直後においても、高い除去率でエコーキャンセルを行うために利用することができる。
本発明の実施の形態による回線交換システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態によるエコーキャンセラの構成を示すブロック図である。 ノンリニアプロセッサの入出力特性を示すグラフである。 従来例によるエコーキャンセラの構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 時分割スイッチ(TDSW)
101 中央処理装置(CPU)
102 記憶装置(メモリ)
103 アナログ2線トランク(COT)
104 アナログ4線トランク
105 IP用トランク
106 アナログ・ラインカード(LC)
107 デジタル・ラインカード(DLC)
108 公衆網回線
109 専用回線
110 VoIP網回線
111 アナログ電話機
112 デジタル電話機
113−1、113−2 ハイブリッド回路
114−1、114−2、400 エコーキャンセラ
201、401 適応フィルタ
202、402 減算器
203、403 ノンリニアプロセッサ
204、404 背景雑音発生器
205、405 ハイブリッド回路
211 制御情報受信部
206、406 Rin
207、407 Rout
208、408 Sin
209、409 Sout
210、410 エコーリターンパス

Claims (18)

  1. 電話網又はインターネットからの受信信号から時分割多重スイッチへの送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセラであって、
    エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成する適応フィルタと、
    前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算する減算器と、
    前記減算器の出力信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算器の出力信号と同一の信号を出力し、前記減算器の出力信号のレベルが前記閾値未満である場合に、ゼロレベル信号を出力するノンリニアプロセッサと、
    前記電話網又はインターネットにおける通信経路が変化した時に、前記閾値を変化後の通信経路に対応する値に更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とするエコーキャンセラ。
  2. 電話網又はインターネットからの受信信号から時分割多重スイッチへの送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセラであって、
    エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成する適応フィルタと、
    前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算する減算器と、
    背景雑音を発生する背景雑音発生器と、
    前記減算器の出力信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算器の出力信号と同一の信号を出力し、前記減算器の出力信号のレベルが前記閾値未満である場合に、前記背景雑音を出力するノンリニアプロセッサと、
    前記電話網又はインターネットにおける通信経路が変化した時に、前記背景雑音のレベルと前記閾値を変化後の通信経路に対応するレベル及び値に更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とするエコーキャンセラ。
  3. 請求項1又は2に記載のエコーキャンセラにおいて、
    通信経路に対応する閾値の値は、当該通信経路に対応して前記適応フィルタが正常に動作している時の前記ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーレベルを基に設定されたものであることを特徴とするエコーキャンセラ。
  4. 請求項2に記載のエコーキャンセラにおいて、
    通信経路に対応する背景雑音のレベルは、当該通信経路に対応して前記適応フィルタが正常に動作している時の前記ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーレベルを基に設定されたものであることを特徴とするエコーキャンセラ。
  5. 請求項1に記載のエコーキャンセラにおいて、
    通信経路毎の前記閾値を保持する記憶手段を備え、
    前記更新手段は、前記変化後の通信経路に対応する閾値を前記記憶手段から読み出すことを特徴とするエコーキャンセラ。
  6. 請求項2に記載のエコーキャンセラにおいて、
    通信経路毎の前記背景雑音のレベルと前記閾値を保持する記憶手段を備え、
    前記更新手段は、前記変化後の通信経路に対応するレベル及び閾値を前記記憶手段から読み出すことを特徴とするエコーキャンセラ。
  7. 時分割多重スイッチと、
    前記時分割スイッチに接続され、電話機を収容する1以上のラインカードと、
    前記時分割スイッチに接続され、電話網又はインターネットに接続されるトランクとを備える通信経路交換システムにおいて、
    1以上のトランクは、前記電話網又はインターネットからの受信信号から前記時分割多重スイッチへの送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセラを備え、
    前記エコーキャンセラは、
    エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成する適応フィルタと、
    前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算する減算器と、
    前記減算器の出力信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算器の出力信号と同一の信号を出力し、前記減算器の出力信号のレベルが前記閾値未満である場合に、ゼロレベル信号を出力するノンリニアプロセッサと、
    前記電話網又はインターネットにおける通信経路が変化した時に、前記閾値を変化後の通信経路に対応する値に更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする通信経路交換システム。
  8. 時分割多重スイッチと、
    前記時分割スイッチに接続され、電話機を収容する1以上のラインカードと、
    前記時分割スイッチに接続され、電話網又はインターネットに接続されるトランクとを備える通信経路交換システムにおいて、
    1以上のトランクは、前記電話網又はインターネットからの受信信号から前記時分割多重スイッチへの送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセラを備え、
    前記エコーキャンセラは、
    エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成する適応フィルタと、
    前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算する減算器と、
    背景雑音を発生する背景雑音発生器と、
    前記減算器の出力信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算器の出力信号と同一の信号を出力し、前記減算器の出力信号のレベルが前記閾値未満である場合に、前記背景雑音を出力するノンリニアプロセッサと、
    前記電話網又はインターネットにおける通信経路が変化した時に、前記背景雑音のレベルと前記閾値を変化後の通信経路に対応するレベル及び値に更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする通信経路交換システム。
  9. 請求項7又は8に記載の通信経路交換システムにおいて、
    通信経路に対応する閾値は、当該通信経路に対応して前記適応フィルタが正常に動作している時の前記ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーレベルを基に設定されたものであることを特徴とする通信経路交換システム。
  10. 請求項8に記載の通信経路交換システムにおいて、
    通信経路に対応する背景雑音のレベルは、当該通信経路に対応して前記適応フィルタが正常に動作している時の前記ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーレベルを基に設定されたものであることを特徴とする通信経路交換システム。
  11. 請求項7に記載の通信経路交換システムにおいて、
    通信経路毎の前記閾値を保持する記憶手段を備え、
    前記更新手段は、前記変化後の通信経路に対応する閾値を前記記憶手段から読み出すことを特徴とする通信経路交換システム。
  12. 請求項8に記載の通信経路交換システムにおいて、
    通信経路毎の前記背景雑音のレベルと前記閾値を保持する記憶手段を備え、
    前記更新手段は、前記変化後の通信経路に対応するレベル及び閾値を前記記憶手段から読み出すことを特徴とする通信経路交換システム。
  13. 電話網又はインターネットからの受信信号から時分割多重スイッチへの送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセリング方法であって、
    エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成するステップと、
    前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算するステップと、
    前記減算後の送信信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算後の送信信号を出力し、前記減算後の送信信号のレベルが前記閾値未満である場合に、ゼロレベル信号を出力するステップと、
    前記電話網又はインターネットにおける通信経路が変化した時に、前記閾値を変化後の通信経路に対応する値に更新するステップと、
    を備えることを特徴とするエコーキャンセリング方法。
  14. 前記電話網又はインターネットからの受信信号から前記時分割多重スイッチへの送信信号に回り込んできたエコー信号をキャンセルするためのエコーキャンセリング方法であって、
    エコーパスの信号伝達特性を推定することにより、擬似エコー信号を生成するステップと、
    前記エコー信号が含まれている送信信号から前記擬似エコー信号を減算するステップと、
    背景雑音を発生するステップと、
    前記減算後の送信信号のレベルが閾値以上である場合に、前記減算後の送信信号を出力し、前記減算後の送信信号のレベルが前記閾値未満である場合に、前記背景雑音を出力するステップと、
    前記電話網又はインターネットにおける通信経路が変化した時に、前記背景雑音のレベルと前記閾値を変化後の通信経路に対応するレベル及び値に更新するステップと、
    を備えることを特徴とするエコーキャンセリング方法。
  15. 請求項13又は14に記載のエコーキャンセリング方法において、
    通信経路に対応する閾値の値は、当該通信経路に対応して前記適応フィルタが正常に動作している時の前記ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーレベルを基に設定されたものであることを特徴とするエコーキャンセリング方法。
  16. 請求項14に記載のエコーキャンセリング方法、
    通信経路に対応する背景雑音のレベルは、当該通信経路に対応して前記適応フィルタが正常に動作している時の前記ノンリニアプロセッサの入力端におけるエコーレベルを基に設定されたものであることを特徴とするエコーキャンセリング方法。
  17. 請求項13に記載のエコーキャンセリング方法において、
    通信経路毎の前記閾値を保持する記憶手段を備え、
    前記更新手段は、前記変化後の通信経路に対応する閾値を前記記憶手段から読み出すことを特徴とするエコーキャンセリング方法。
  18. 請求項14に記載のエコーキャンセリング方法において、
    通信経路毎の前記背景雑音のレベルと前記閾値を保持する記憶手段を備え、
    前記更新手段は、前記変化後の通信経路に対応するレベル及び値を前記記憶手段から読み出すことを特徴とするエコーキャンセリング方法。
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