JP3636124B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク装置、特にトラック外れ時の復帰処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ディスク装置では情報記録トラックの略中心にレーザ光を照射してデータの記録再生を行うべくトラッキング制御している。具体的には、光ディスクからのレーザ光の戻り光量を検出し、トラックの略中心からの変位に応じた戻り光量変化をトラッキングエラー信号として検出し、このトラッキングエラー信号に基づきサーボ系で光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動する。このようなトラッキング制御方法として、3スポット法、プッシュプル法、差動プッシュプル法、DPD(Differencial Phase Detection:位相差検出法)等が知られている。
【0003】
一方、DVD−RAMでは、図8に示されるようにディスクの情報が予めピットで形成された読み取り専用のエンボスデータゾーン100とデータ記録可能なリライタブルデータゾーン200とが存在し、各エリアでは光学特性が相違するためそのトラッキング制御の方法も異なる方法が採用される。なお、(b)に示されるようにリライタブルデータゾーンの各セクタはヘッダ部とデータ部を有し、(c)に示されるようにヘッダ部には4つのアドレス情報が形成されている。
【0004】
このように2つの領域が存在する場合でも、一般的にはシーク先の領域が既知であれば、その領域に応じたトラッキング制御方法を決定してトラッキング制御を行えばよい。例えば、最内周まで光ピックアップを搬送し、エンボスデータゾーンの設定でトラッキング制御し、その後リライタブルデータゾーンにシークするときには一度エンボス用のトラッキング制御をOFFして光ピックアップを搬送し、その後リライタブルデータゾーン用のトラッキング制御方法に切り替えてトラッキング制御を行えばよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、光ピックアップがエンボスデータゾーンにあるか、あるいはリライタブルデータゾーンにあるかが分かれば各領域に応じたトラッキング制御方法を設定することができるが、DCモータ制御により光ピックアップをシークさせる場合等では、光ピックアップが現在どの位置にあるか、すなわち絶対位置はアドレスを再生できない限り検出することができない。このようにDCモータ制御でシークする機構において、衝撃などの外乱によりトラック外れが生じた場合、光ピックアップが現在どの位置にあるかを把握することができず、したがって再度トラッキング制御を実行する際にエンボスデータゾーン用とリライタブルデータゾーン用のいずれを用いればよいかわからず復帰に時間を要する問題があった。すなわち、上記のような場合、トラック外れの前に実行していたトラッキング制御方法で再度トラッキング制御を試み、トラック外れが解消できない場合に他のトラッキング制御方法に切り替えてトラッキング制御を行う、あるいは一旦最内周まで光ピックアップを搬送してエンボスデータゾーン用のトラッキング制御方法でトラッキング制御を行いその後シークすることが考えられるが、いずれの場合にも再復帰まで時間を要してしまう。
【0006】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、トラック外れが生じた場合でも迅速に再復帰させることができる光ディスク装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、エンボスデータゾーン及びリライタブルデータゾーンを有し、該リライタブルデータゾーンはヘッダ部とデータ部を有する光ディスクに対して、前記エンボスデータゾーンではエンボスデータゾーン用トラッキング制御方式によりトラッキング制御し、前記リライタブルデータゾーンではリライタブルデータゾーン用トラッキング制御方式でトラッキング制御しつつデータの記録再生を行う光ディスク装置であって、光ピックアップと、前記光ディスクの任意の位置においてトラック外れが生じたことを検出するトラック外れ検出手段と、前記トラック外れを検出した場合に、前記光ピックアップから出力された再生RF信号から前記リライタブルデータゾーンの所定周期のヘッダ部信号を検出するヘッダ部信号検出手段と、前記ヘッダ部信号検出手段で前記ヘッダ部信号が検出された場合にトラック外れが生じた前記光ピックアップが前記リライタブルデータゾーンに位置し、前記ヘッダ部信号検出手段で前記ヘッダ部信号を検出しない場合にトラック外れが生じた前記光ピックアップが前記エンボスデータゾーンに位置すると判別するエンボス/リライタブルデータゾーン判別手段と、前記ゾーン判別手段で前記リライタブルデータゾーンに位置すると判別された場合に前記リライタブルデータゾーン用トラッキング制御方式を選択してトラッキング復帰し、前記エンボスデータゾーンに位置すると判別された場合に前記エンボスデータゾーン用トラッキング制御方式を選択してトラッキング復帰する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
ここで、前記ヘッダ部信号検出手段は、前記再生RF信号のピークエンベロープを検出する手段と、前記ピークエンベロープとしきい値とを比較することにより前記ヘッダ部信号を抽出する手段とを有することができる。
【0009】
前記ヘッダ部信号検出手段は、さらに、抽出された前記ヘッダ部信号の周期が所定の周期であるか否かを判定する手段とを有することもできる。
【0010】
本装置において、前記リライタブルゾーン用トラッキング制御方式をプッシュプル法によるトラッキング制御方式とし、前記エンボスデータゾーン用トラッキング制御方式を位相差法によるトラッキング制御方式とすることができる。
【0011】
このように、本発明の光ディスク装置では、トラック外れが生じた場合に再生RF信号に含まれるヘッダ部信号を検出することで光ピックアップの現在位置を検出する。光ピックアップがエンボスデータゾーンに位置する場合には再生RF信号にはヘッダ部信号が含まれず、単にエンボスデータゾーン内のピットで変調されたRF信号が含まれることになる。一方、光ピックアップがリライタブルデータゾーンに位置する場合には再生RF信号にはアドレス情報としてのヘッダ部信号が含まれることとなる。本発明は、この事実に着目し、ヘッダ部信号の有無により光ピックアップがエンボスデータゾーンあるいはリライタブルデータゾーンのいずれに位置するかを判定し、この判定結果に基づいてそのエリアに適合したトラッキング制御を行う。光ピックアップの位置を確認し、その結果に基づいてトラッキング制御方法を決定することで、従来のように誤ったトラッキング制御方法を選択してしまう、あるいは一旦最内周まで搬送させる必要がなくなり、迅速かつ正確にオントラック状態に復帰できる。
【0012】
なお、再生RF信号に含まれるヘッダ部信号を検出するには、例えば再生RF信号のピークエンベロープを検出し、このピークエンベロープ値を適当に設定されたしきい値と比較することで行うことができる。また、ヘッダ部はリライタブルデータゾーン内で所定周期で形成されているため、再生RF信号から抽出されたヘッダ部信号の周期を所定周期と比較することにより、抽出された信号が真のヘッダ部信号であるか否かを簡易に判定できる。
【0013】
本発明の光ディスクは、例えばDVD−RAMドライブに適用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、DVD−RAMを例に取り説明する。
【0015】
図1には、本実施形態に係る光ディスク装置の構成ブロック図が示されている。
【0016】
光ディスク10は、スピンドルモータ12によりCAV(あるいはCLV)回転駆動される。
【0017】
光ピックアップ14は、光ディスク10に対向配置され、記録パワーのレーザ光を光ディスク10に照射してデータを記録するとともに、再生パワーのレーザ光を照射して記録データを再生する。記録時には、コントローラ20からの記録データをエンコーダ18にて変調し、さらにLD駆動部16にて駆動信号に変換して光ピックアップ14のレーザダイオード(LD)を駆動する。再生時には、光ピックアップ14内の4分割フォトディテクタで電気信号に変換された戻り光量をRF信号処理部22に供給し、さらにデコーダ24にて復調した後、再生データとしてコントローラ20に供給する。
【0018】
RF信号処理部22は、アンプやイコライザ、2値化部、PLL部などを有し、RF信号をブーストした後2値化し、同期クロックを生成してデコーダ24に出力する。
【0019】
トラッキング制御部26は、再生RF信号からトラッキングエラー信号TEを生成してコントローラ20に供給する。トラッキング制御部26では、エンボスデータゾーン用のトラッキング制御方法とリライタブルデータゾーン用の制御方法とを切り替えてトラッキングエラー信号を生成する。エンボスデータゾーン用のトラッキング制御方法としては、エンボスデータゾーンはグルーブが形成されておらず平坦であることを考慮して、例えば光ディスクの半径方向に分割されたディテクタからの信号の位相差を演算することでトラッキングエラー信号を生成するDPD(位相差検出法)を用いることができ、リライタブルデータゾーン用のトラッキング制御方法としては、例えば光ディスクの半径方向に分割されたディテクタからの信号のレベル差を演算することでトラッキングエラー信号を生成するプッシュプル法を用いることができる。2つのトラッキング制御方法のいずれを用いるかは、エンボス/リライタブルデータゾーン識別部27からの信号に基づき決定される。なお、本実施形態では説明の都合上、コントローラ20にトラッキングサーボ機能をもたせているが、もちろんコントローラ20とは別個にトラッキングサーボ回路を設け、このトラッキングサーボ回路にトラッキングエラー信号TEを供給する構成としてもよい。
【0020】
フォーカス制御部28は、再生RF信号からフォーカスエラー信号FEを生成してコントローラ20に供給する。トラッキング制御と同様に、コントローラ20とは別個にフォーカスサーボ回路を設け、このフォーカスサーボ回路にフォーカスエラー信号FEを供給してもよい。
【0021】
エンボス/リライタブルデータゾーン識別部27は、再生RF信号に含まれるヘッダ部信号を検出し、トラッキング制御部26に供給する。
【0022】
図2には、図1におけるエンボス/リライタブルデータゾーン識別部27の構成ブロック図が示されている。エンボス/データエリア識別部27は、アンプ27a、ハイパルフィルタ(HPF)27b、ピーク検出回路27c、アンプ27d、コンパレータ27e及びマイコン27fを有して構成される。
【0023】
RF信号処理部22からのRF和信号、すなわち光ピックアップ14内の4分割フォトディテクタからの4つの信号の和信号は、アンプ27aに供給される。アンプ27aは所定のゲインでRF和信号を増幅した後、ハイパスフィルタ(HPF)27bに供給する。
【0024】
HPF27bは、RF和信号のDCオフセット分を吸収し、ピーク検出回路27cに供給する。
【0025】
ピーク検出回路27cは、入力されたRF和信号のピークエンベロープを検出してアンプ27dに出力する。アンプ27dは、所定のゲインでピークエンベロープ信号を増幅しコンパレータ27eに供給する。
【0026】
コンパレータ27eは、その非反転入力端子(+)にアンプ27dからのピークエンベロープ信号を入力し、反転入力端子(−)に適当な値に設定された基準値(可変ref)電圧を入力し、両信号を比較して2値化信号として出力する。可変refは、ピークエンベロープ信号の平均レベルより微少量だけ上方に設定され、これによりピークエンベロープ信号に含まれるヘッダ部信号のみを検出できるように設定される。
【0027】
このようにして検出されたコンパレータ27eからの2値化信号はパルス状の信号であり、このままではトラッキング制御部26のトラッキング動作を指示する信号にならないので整形する必要がある。そこで、マイコン27fにてノイズの除去とパルスの検証が行われ、最終的にエンボスデータゾーンとリライタブルデータゾーンを識別する信号として出力することが好適である。
【0028】
図3には、図2におけるマイコン27fの機能ブロック図が示されている。まず、第1のカウンタ27jにコンパレータ27eからのパルスと、これを反転増幅器27iで反転させた信号が供給される。第1のカウンタ27jは、コンパレータ27eからのパルスでクロックの計数を開始し、反転増幅器27iで反転された信号で計数動作をリセットする。図4(A)にはコンパレータ27eからの2値化信号の一例が示されており、図4(B)にはカウンタ27jからの出力が示されている。パルスの幅が規定値に満たないノイズ(図においてパルス幅t1のノイズ)は除去される。
【0029】
第1のカウンタ27jからの信号は、次に第2のカウンタ27kに供給されるとともにANDゲート27lに供給される。ANDゲート27lの他方には第2のカウンタ27kからの信号も供給される。第2のカウンタ27kは、パルスが入力されてから一定時間経過後(t5)に所定の時間幅(t6)のウインドウパルスを発生する。図4(C)には、カウンタ27kからのウインドウパルスが示されている。ANDゲート27lでは、ウインドウパルス内にパルスが入ってくるか否かを検証し、その結果がラッチ27mに供給される。これにより、第2のカウンタ27kが生成するウインドウパルスのタイミングに合致しないノイズが除去されることとなり、ノイズが除去された信号はラッチ27mにて継続的な信号として出力される。図4(D)には、ラッチ27mからの出力信号、すなわちマイコン27fからの出力信号が示されている。もちろん、図4はリライタブルデータゾーンの場合であり、エンボスデータゾーンの場合にはラッチ27mからの信号はゼロレベルとなる。
【0030】
マイコン27fからのヘッダ部信号検出信号は既述したようにトラッキング制御部26に供給される。トラッキング制御部26はエンボス/リライタブルデータゾーン識別部27からの信号に基づきトラッキング制御方法を選択する。具体的には、ヘッダ部信号が検出された場合には、光ピックアップ14がリライタブルデータゾーンに位置するとしてプッシュプル法によりトラッキング制御し、ヘッダ部信号が検出されない場合には光ピックアップ14がエンボスデータゾーンに位置するとしてDPD法によりトラッキング制御する。
【0031】
図5には、本実施形態の処理フローチャートが示されている。まず、エンボスデータゾーンあるいはリライタブルデータゾーンで記録再生を行っているときに、トラック外れが生じたか否かを判定する(S101)。トラック外れが生じたか否かは、トラッキングエラー信号の変化を用いて判定できる。そして、トラック外れが生じた場合には、エンボス/リライタブルデータゾーン識別部27でRF信号処理部22からのRF和信号の2値化を行い(S102)、さらに2値化信号に基づきヘッダ部信号が存在するか否かを判定する(S103)。ヘッダ部信号が存在する場合には、光ピックアップ14はリライタブルデータゾーンに位置することになるからトラッキング制御部26はリライタブルデータゾーン用のプッシュプル法に切り替えてトラック外れを解消する(S104)。一方、S103にてNO、すなわちヘッダ部信号が存在しないと判定された場合には、光ピックアップ14はエンボスデータゾーンに位置することになるから、トラッキング制御部26はエンボスデータゾーン用のDPD法に切り替えてトラック外れを解消する(S105)。このように、光ピックアップ14がトラック外れにより現在どの位置に存在するかを検出し、この検出結果に基づいてトラッキング制御方法を選択するので、従来のようにトラック外れ前の制御方法を実行する、あるいは一端最内周まで光ピックアップ14を搬送する必要がなく、迅速かつ確実にオントラック状態に復帰させることができる。
【0032】
図6及び図7には、本実施形態におけるRF和信号の処理の様子が示されている。図6(a)は、フォーカスがON状態でトラック外れが生じ、光ピックアップ14がリライタブルデータゾーンに移動した場合のRF和信号の波形である。リライタブルデータゾーンには図8(b)、(c)に示されるように1つのセクタに4つのアドレス情報が形成されたヘッダ部が存在しているため、RF和信号にはヘッダ部信号(アドレス信号)が重畳して存在する。したがって、このRF信号のピークエンベロープと可変ref(図中一点鎖線)とを比較し、可変refを用いて2値化することで、図6(b)の2値化信号に示されるようにヘッダ部信号を抽出することができる。
【0033】
一方、図7(a)は、フォーカスがON状態でトラック外れが生じ、光ピックアップ14がエンボスデータゾーンに移動した場合のRF和信号波形である。エンボスデータゾーンにはリライタブルデータゾーンのようなヘッダ部が存在しないため、RF和信号にはヘッダ部信号が含まれていない。したがって、可変refでピークエンベロープ信号を2値化すると、図7(b)に示されるようにその2値化信号は常に一定となり、ヘッダ部信号が存在しないことを検出できる。
【0034】
なお、光ピックアップ14がエンボスデータゾーンに位置しているにもかかわらず、ノイズレベルがしきい値以上となってヘッダ部信号と誤って検出する場合もある。
【0035】
そこで、コンパレータ27eからの2値化信号の周期をマイコン27fで検出し、これを所定のヘッダ部周期と比較することで、抽出されたヘッダ部信号が真のヘッダ部に対応する信号であるか否かを判定することができ、真のヘッダ部信号と判定された場合のみ光ピックアップ14がリライタブルデータゾーンに位置するとしてリライタブルデータゾーン用トラッキング制御方法に切り替えることもできる。
【0036】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。
【0037】
例えば、本実施形態においてはRF和信号を用いてヘッダ部信号の有無を検出しているが、RF差信号、すなわち光ディスクの半径方向に2分割されたフォトディテクタからの2つの信号の差の信号を処理してデータ部信号の有無を判定することもできる。
【0038】
また、図2及び図3に示されたエンボス/リライタブルデータゾーン識別部27の構成は一例にすぎず、RF信号に含まれるヘッダ部信号を抽出する任意の回路を適用することができる。そして、本実施形態のように、信号レベルに着目してヘッダ部信号を抽出する他、ヘッダ部信号の周波数に着目してヘッダ部信号を抽出してもよい。さらに、図2の構成を用いる場合でも、必要に応じてアンプ27とHPF27bとの間にクランパを設ける、あるいは反転アンプを設けてもよい。切替スイッチを設け、必要に応じて反転アンプで反転させるか否かを切り替える構成も可能である。また、コンパレータ27eの非反転入力と反転入力を逆にした構成でもよい。
【0039】
さらに、本実施形態ではエンボスデータゾーンにはDPD法を用い、リライタブルデータゾーンにはプッシュプル法を用いているが、エンボスデータゾーン及びリライタブルデータゾーンに他のトラッキング制御方法を用いる場合にも同様に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればトラック外れが生じた場合でも迅速にオントラック状態に復帰させることができ、これにより安定してデータの記録再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る光ディスク装置の構成ブロック図である。
【図2】 図1におけるエンボス/リライタブルデータゾーン識別部の構成図である。
【図3】 図2におけるマイコンの機能ブロック図である。
【図4】 図3におけるマイコン各部のタイミングチャートである。
【図5】 実施形態の処理フローチャートである。
【図6】 リライタブルデータゾーンにおけるタイミングチャートである。
【図7】 エンボスデータゾーンにおけるタイミングチャートである。
【図8】 DVD−RAMの構成図である。
【符号の説明】
10 光ディスク、12 スピンドルモータ、14 光ピックアップ、16 LD駆動部、18 エンコーダ、20 コントローラ、22 RF信号処理部、24 デコーダ、26 トラッキング制御部、27 エンボス/リライタブルデータゾーン識別部、28 フォーカス制御部。

Claims (4)

  1. エンボスデータゾーン及びリライタブルデータゾーンを有し、該リライタブルデータゾーンはヘッダ部とデータ部を有する光ディスクに対して、前記エンボスデータゾーンではエンボスデータゾーン用トラッキング制御方式によりトラッキング制御し、前記リライタブルデータゾーンではリライタブルデータゾーン用トラッキング制御方式でトラッキング制御しつつデータの記録再生を行う光ディスク装置であって、
    光ピックアップと、
    前記光ディスクの任意の位置においてトラック外れが生じたことを検出するトラック外れ検出手段と、
    前記トラック外れを検出した場合に、前記光ピックアップから出力された再生RF信号から前記リライタブルデータゾーンの所定周期のヘッダ部信号を検出するヘッダ部信号検出手段と、
    前記ヘッダ部信号検出手段で前記ヘッダ部信号が検出された場合にトラック外れが生じた前記光ピックアップが前記リライタブルデータゾーンに位置し、前記ヘッダ部信号検出手段で前記ヘッダ部信号を検出しない場合にトラック外れが生じた前記光ピックアップが前記エンボスデータゾーンに位置すると判別するエンボス/リライタブルデータゾーン判別手段と、
    前記ゾーン判別手段で前記リライタブルデータゾーンに位置すると判別された場合に前記リライタブルデータゾーン用トラッキング制御方式を選択してトラッキング復帰し、前記エンボスデータゾーンに位置すると判別された場合に前記エンボスデータゾーン用トラッキング制御方式を選択してトラッキング復帰する制御手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記ヘッダ部信号検出手段は、
    前記再生RF信号のピークエンベロープを検出する手段と、
    前記ピークエンベロープとしきい値とを比較することにより前記ヘッダ部信号を抽出する手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項2記載の装置において、
    前記ヘッダ部信号検出手段は、さらに、
    抽出された前記ヘッダ部信号の周期が所定の周期であるか否かを判定する手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、
    前記リライタブルゾーン用トラッキング制御方式はプッシュプル法によるトラッキング制御方式であり、前記エンボスデータゾーン用トラッキング制御方式は位相差法によるトラッキング制御方式であることを特徴とする光ディスク装置。
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