JP2002352448A - 光ディスク装置及び光ディスクの読取方法 - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスクの読取方法

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JP2002352448A
JP2002352448A JP2001158063A JP2001158063A JP2002352448A JP 2002352448 A JP2002352448 A JP 2002352448A JP 2001158063 A JP2001158063 A JP 2001158063A JP 2001158063 A JP2001158063 A JP 2001158063A JP 2002352448 A JP2002352448 A JP 2002352448A
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zone
data zone
optical disk
disk
pickup head
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JP2001158063A
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Satoru Maeda
悟 前田
Junichi Morimura
純一 森村
Hiroaki Tanaka
博明 田中
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分解能、高精度の位置決め機構を用いるこ
と無くディスクの記録フォーマットの共通部分のエンボ
ス領域信号を読取ることを可能とした光ディスク装置を
提供する。 【解決手段】 光ピックアップヘッド(PUH)14よ
りビームスポットを照射して得られる光ディスク再生信
号からPUH14が光ディスク11のリライタブルデー
ターゾーンとエンボスデーターゾーンのどちらに位置し
ているかを判定するゾーン判定部35と、ゾーン判定部
35によりPUH14がリライタブルゾーンに位置して
いると判定される迄上記PUH14を光ディスク半径方
向の内周方向に移動させるトラッキング制御部37と、
上記ゾーン判定部35によりPUH14がエンボスデー
タゾーンに位置していると判定された場合に当該エンボ
スデーターゾーンの記録データを読取るデータ処理部3
8とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク装置
及び光ディスクの読取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CD(コンパクトディスク)、D
VD(DIGITAL VIDEODISK)−RO
M、及びDVD−RAMを再生することができる光ディ
スク装置の研究開発が進められている。このような光デ
ィスク装置では、ディスクが装填された後、装填された
ディスクの種別(CD、DVD−ROM、DVD−RA
Mの種別)判定を判定する必要がある。
【0003】ディスクの種別を判別する方法としては、
種々のものが考案されており、例えば特開2000−2
28049号公報に示されるようにフォーカスエラー信
号の振幅値を用いてディスク種別を判別するものがあ
る。
【0004】しかしながら、特開2000−22804
9号公報に示された装置は、単に、CD、DVD−RO
M(1層/2層)の種別を判別するものにすぎず、個々
のディスクの特性を検出することはでき無い。又、DV
D−RAMについては考慮されていなかった。
【0005】一方、DVD−ROM、及びDVD−RA
Mにおいては、個々のディスクの特性に応じた再生又は
記録を行うために、図1に示すようにディスクの所定の
ゾーン(エンボスデーターゾーン)にコントロールデー
タが記録されており、このディスクのエンボスデーター
ゾーンに記録されたデータを読むことによって、ディス
クの種別のみならず、個々のディスクの特性に応じた再
生又は記録を行うためのデータを識別することが可能で
ある。
【0006】ここで、DVD−ROM及びDVD−RA
Mのエンボスデーターゾーンを読取り、ディスク種別を
判定する場合には、まず、ディスクの半径方向に対する
ピックアップヘッドの位置を制御し、信号読み取りのた
めのレーザ照射位置をディスクの半径23.5mm〜2
3.996mmにする。そして、DVD−ROM及びD
VD−RAM共に、ディスクの半径23.5mm〜2
3.996mmの間の物理的な信号の記録方式は同じ
(エンボスデータゾーン)であるため、この区間に記録
されているデータを読み取ることで、ディスクがDVD
−ROMであるか又はDVD−RAMであるかの判別、
並びにディスク特性の識別を行うことができる。
【0007】尚、エンボスデータゾーンからのデータ読
み取り時には、DVD−ROMのデータを読み取る場合
と全く同様のフォーカス/トラックサーボが実行され
る。
【0008】上述したようなディスクの判別方法では、
ディスクの記録フォーマットの共通部分であるエンボス
領域を狙ってピックアップヘッドの位置を制御する必要
があるが、この共通部分は極めて狭いため、極めて精度
の高いピックアップヘッドの位置制御が必要となる。
【0009】仮に、DVD−RAMに対してレーザ照射
位置がディスク半径23.996mmより外側にずれる
と、レーザ照射位置はリライタブルデータゾーンになっ
てしまう。リライタブルデータゾーンはDVD−RAM
特有のものであり、このリライタブルデータゾーンの物
理的な信号の記録方式はDVD−ROMとは異なる。
【0010】このため、このリライタブルデータゾーン
中のデータはDVD−ROMのデータを読み取る場合の
フォーカス/トラックサーボでは読み取れない。
【0011】また、DVD−RAMに対してレーザ照射
位置がディスク半径23.5mmより内側にずれると、
レーザ照射位置はBCA(バーストカッティングエリ
ア)になってしまう。このBCA中のデータはDVD−
ROMのデータを読み取る場合のフォーカス/トラック
サーボでは読み取れない。
【0012】上記したように、エンボスデータゾーンの
信号を読み取るためにはビーム照射位置を正確にディス
クの半径23.500mm〜23.996mmの範囲内
に位置させなければならず、少なくとも分解能が200
um以下で誤差が数十um以下程度のピックアップヘッ
ドの位置決め機構が必要となる。
【0013】しかしながら、エンボスデータゾーンの信
号を読み取る目的のためだけにこのような高分解能、高
精度の位置決め機構を備えるのは製造コストアップにに
つながるという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な事情に鑑み成されたものであって、高分解能、高精度
の位置決め機構を用いること無くディスクの記録フォー
マットの共通部分であるエンボス領域の信号を読み取る
ディスク装置及びディスクの読取方法を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光ディスク装置は、 光ピックアップヘッ
ドよりビームスポットを照射して得られる光ディスクの
再生信号から光ピックアップヘッドが光ディスクのリラ
イタブルデーターゾーンに位置しているかエンボスデー
ターゾーンに位置しているかを判定する手段と、この判
定手段により光ピックアップヘッドがリライタブルゾー
ンに位置していると判定される迄上記ピックアップヘッ
ドを光ディスク半径方向の内周方向に移動させる手段
と、上記判定手段により光ピックアップヘッドがエンボ
スデータゾーンに位置していると判定された場合に当該
エンボスデーターゾーンの記録データを読取る手段とを
備える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0017】最初に、図1乃至図2を参照してDVD−
ROM及びDVD−RAMの記録フォーマットについて
説明する。尚、DVD−RAMには、記憶容量2.6G
bytes/sideのものと、4.7Gbytes/
sideのものがある。
【0018】図1はDVD−ROM及びDVD−RAM
の記録フォーマットにおけるリードイン・エリアの概略
を示している。図1に示すように、DVD−ROMの書
換不能のエンボス・データ・ゾーンに属するリード・イ
ンの開始位置には、ブランクを意味するコード(例えば
00H)がセットされたイニシャル・ゾーンが設けられ
ている。
【0019】尚、DVD−RAMのリード・インのの開
始位置であるイニシャル・ゾーンはブランクを意味する
コードがセットされていてもセットされていなくても良
い不定の領域である。
【0020】上記イニシャル・ゾーンと重なる位置にB
CA(Burst Cutting Area)−Codeの領域が配置さ
れている。ここで、DVD−RAMディスクはDVD−
RAMの物理規格において、未記録ディスク作成時にデ
ィスク作成社がBCA(BurstCutting Area)−Code
が記録できるように規定されている。このBCA−Co
deは最大188バイトのデータ領域を持ち、1枚1枚
のディスクが固有の値を持つように記録され、例えば、
DVD−RAMディスクのBCA Codeを固有のシ
リアル番号として使用することができる。
【0021】このDVD−RAMディスクのBCAデー
タを読取る場合はBCAリードのための固有のサーボ方
式が必要であり、BCA中のデータはDVD−ROMの
データを読み取る場合のフォーカス/トラックサーボで
は読み取れない。
【0022】BCAの外側であるディスクの半径位置2
3.5mm〜23.996mmの間にはDVD−ROM
及びDVD−RAM共に制御データを記録したエンボス
データゾーンが設けられている。
【0023】DVD−ROMの場合はエンボスデータゾ
ーンに続いてブランクゾーン及びデータエリアが配置さ
れ、又、DVD−RAMの場合はエンボスデータゾーン
に続いてミラーデータゾーン及びリライタブルデータゾ
ーンが配置されている。
【0024】図2は、DVD−RAMにおける半径位置
23.5mmより外側におけるリードイン・エリア、デ
ータエリアおよびリードアウト・エリア等のデータ構造
の詳細を示す図である。
【0025】図2に示すように書換不能のエンボス・デ
ータ・ゾーンに属するリード・インの開始位置には、イ
ニシャル・ゾーンが設けられている。このイニシャル・
ゾーンに続いてリファレンス・シグナル・ゾーンが設け
られ、リファレンス・シグナル・ゾーンには、エンボス
・基準コードが記録されている。エンボス・基準コード
は、予め定められた変換テーブル中のコード・ワードが
繰り返しされている。この所定のコード・ワードが正し
く読み出されるように、換言すれば、所定のエラー率の
範囲内で読み出されるように装置が設定される。このリ
ファレンス・シグナル・ゾーンに続いてバッファ・ゾー
ンが設けられている。
【0026】エンボス・データ・ゾーンの制御データゾ
ーンには、適用されるDVD規格のタイプ(DVD−R
OM・DVD−RAM・DVD−R等)およびパートバ
ージョン、ディスクサイズおよび最小読出レート、ディ
スク構造(1層ROMディスク・1層RAMディスク・
2層ROM/RAMディスク等)、記録密度、データエ
リアアロケーション、バーストカッティングエリアの記
述子、記録時の露光量指定のための線速度条件、読出パ
ワー、ピークパワー、バイアスパワー、媒体の製造に関
する情報等が記録されている。
【0027】別の言い方をすると、この制御データゾー
ンには、記録開始・記録終了位置を示す物理セクタ番号
などの情報記憶媒体全体に関する情報と、記録パワー、
記録パルス幅、消去パワー、再生パワー、記録・消去時
の線速などの情報と、記録・再生・消去特性に関する情
報と、個々のディスクの製造番号など情報記憶媒体の製
造に関する情報等が事前に記録されている。この制御デ
ータゾーンに続いて、また、バッファ・ゾーンが設けら
れている。
【0028】ミラー・ゾーンには、接続ゾーンが設けら
れている。この接続ゾーンは、エンボス・データ・ゾー
ンとリライタブルデータゾーンとの接続の為に設けら
れ、グルーブもエンボス・マークも設けられていない。
【0029】図2に示すように、DVD−RAMの半径
24mmより外側は、リライタブルデーターゾーンであ
る。このリライタブルデーターゾーンには、リードイン
エリアの一部及びデータエリアのゾーンが含まれる。リ
ライタブルデーターゾーンには、レーザ光により記録再
生可能な記録再生領域、及びレーサ光により記録不可能
な再生専用領域(ヘッダフィールド)が含まれる。一つ
の記録再生領域及び一つの再生専用領域がペアになって
セクタという単位を形成している。
【0030】2.6GBのDVD−RAMの場合、リー
ドインエリアの一部及びゾーン0乃至ゾーン23の合計
24のゾーンが含まれる。リードインエリア及びゾーン
Oにおける1トラックあたりのセクタ数は18個、ゾー
ンMにおける1トランクあたりのセクタ数は(M+1
7)個となる。
【0031】又、4.7GBのDVD−RAMの場合も
同様に半径24mmより外側は、リライタブルデータゾ
ーンであり、4.7GBのDVD−RAMでは、リライ
タブルデータゾーンには、リードインエリアの一部とデ
ータエリアとしてのゾーン0乃至ゾーン34の合計35
のゾーンが含まれる。又、リードインエリア及びゾーン
0における1トラックあたりのセクタ数は25個、ゾー
ンMにおける1トラックあたりのセクタ数は(M+2
5)個となる。
【0032】図2に示すようにリードインエリアのリラ
イタブルデータ・ゾーンの先頭には、ガード・トラック
・ゾーンが位置している。このガード・トラック・ゾー
ンは、グルーブ、ランド、ヘッド・フィールド及び記録
フィールドを含んでいるがデータは、記録されていな
い。ガード・トラック・ゾーンに続いてディスク・テス
ト・ゾーンが設けられている。このディスク・テスト・
ゾーンは、ディスク製造者による品質検査の為に設けら
れている領域である。このディスク・テスト・ゾーンに
続くドライブ・テスト・ゾーンは、ドライブ、即ち、記
録装置によるテスト為に設けられている。ドライブ・テ
スト・ゾーンに続くディスク識別ゾーンは、同様にグル
ーブ、ランド、ヘッド・フィールド及び記録フィールド
を含んでいる。この領域には、記録可(W/P:ON)
或い記録不可(W/P:OFF)のコマンドがユーザに
よって記録することが許されている。
【0033】ディスク識別子ゾーンに続いて欠陥管理エ
リア(DMA1&DMA2)が設けられている。この管
理エリア(DMA1&DMA2)はデータエリアの構成
および欠陥管理の情報を含むもので、たとえば32セク
タで構成される。
【0034】リードアウト・エリアにはリードイン・エ
リアと同様に、データエリア内の欠陥領域に関する管理
情報を記録する欠陥管理エリアDMA3&DMA4、デ
ィスク識別子ゾーン、ガードトラックゾーン、ドライブ
テストゾーン、ディスクテストゾーン、ガードトラック
ゾーン、が設けられている。リードイン・エリア27及
びリードアウト・エリア26に記録されたデータを利用
することで、個々のディスクに対して最適な記録が可能
となる。
【0035】上述したように再生専用のエンボス領域に
は、PID(PHYSICAL ID)等が記録されて
いる。この再生専用領域における物理的な信号の記録方
式は、DVD−ROMにおける信号の記録方式と同じで
ある。つまり、この再生専用領域に記録されたデータ
は、DVD−ROM再生時のフォーカス/トラックサー
ボで再生することができる。
【0036】また、再生専用領域に記録されたデータを
読み取るためのフォーカスサーボ機構により、記録再生
領域に記録されたデータを再生するためのレーザ光のフ
ォーカスサーボをかけることが可能である。
【0037】次に図3を参照して、本発明を適用した光
ディスク装置10の構成について説明する。
【0038】図3に示すように、光ディスク装置10
は、CD、DVD−ROM、DVD−RAM等の光ディ
スク11に記録されたデータを再生するものである。
【0039】光ディスク装置10は、ディスクモータ1
2、ディスクモータドライバ13、光ピックアップヘッ
ド(以下、PUH)14、PUH14を光ディスク11
の半径方向にスライドさせるためのフィードモータ1
5、フィードモータ・ドライバ16を備えている。
【0040】ディスクモータ12は、ディスクモータ・
ドライバ13の制御により、ディスク11を所定速度で
回転駆動させる。
【0041】上記PUH14は、光ビームを発光する半
導体レーザ17と、光ビームを平行光束に変換するレン
ズ18と、光ディスク11に光ビームをフォーカスする
対物レンズ19と、レンズ18により集光された光ディ
スク11からの反射光である光信号を電気信号に変換す
る光電変換素子20と、対物レンズ4のフォーカスずれ
やトラッキングずれを補正する制御信号に応じて対物レ
ンズ19を光ディスク面に垂直な方向(フォーカス方
向)または光ディスクの半径方向に変位させる対物レン
ズアクチュエータ21とを備えている。
【0042】この対物レンズアクチュエータ21は、対
物レンズ19を保持するレンズ支持体22と、弾性部材
であるバネ23の一端をレンズ支持体22に固定し他端
をPUH14本体の固定部材24に固定してレンズ支持
体22を弾性的に支持する支持機構部25と、レンズ支
持体22に固定されたフォーカスコイル26と、レンズ
支持体22に固定されたトラッキングコイル27と、コ
イルに対向して配置された磁石28A及び28Bとで構
成される。
【0043】フォーカスコイル26に電流が流れると、
磁石18A及び18Bとの電磁力で、フォーカスコイル
26に駆動力が生起され、フォーカスコイル26を固定
したレンズ支持体22がフォーカス方向(図3中上下方
向)に変位する。同様に、トラッキングコイル27に通
電されたときはレンズ支持体22がトラックの半径方向
(図3中左右方向)に変位する。なお、コイル側を動か
すムービングコイル型とは逆に、磁石の方をレンズ支持
体に固定して可動にするムービングマグネット型の対物
レンズアクチュエータでも良い。
【0044】光ピックアップヘッド14は、スライド機
構28により光ディスク装置10に対して光ディスク1
1の半径方向にスライド可能に支持されており、フィー
ド機構29を介してフィードモータ15により駆動され
て光ディスク11の半径方向に移動する。
【0045】光電変換素子20は、光ディスク11から
の反射光を電気信号に変換し、光ディスク11に記録さ
れていたデータを再生する。この光電変換素子20は光
ビームを発光する半導体レーザ17と一体化された1つ
のユニット上に設けられている。
【0046】光電変換素子20の出力はフォーカスエラ
ー信号生成部30、リライタブルデータゾーントラック
エラー信号生成部31、エンボスデータゾーントラック
エラー信号生成部32に入力される。
【0047】フォーカスエラー信号生成部30では非点
収差法若しくはナイフエッジ法を用いてフォーカスエラ
ー信号を得る。
【0048】リライタブルデータゾーントラックエラー
信号生成部31におけるトラックずれ(トラックエラ
ー)検出方法としてはプッシュプル(PUSH−PUL
L)法が用いられている。
【0049】即ち、プッシュプル(PUSH−PUL
L)法では、光ディスク11で反射されたレーザ光の光
検出器上での強度分布変化を検出するもので、光検出領
域は2分割され、各検出領域から得られる検出信号間の
差を取ってトラックエラー検出信号を得る。
【0050】PUH14によりレーザ照射されたビーム
位置がDVD−RAMディスクのリライタブルデーター
ゾーンならリライタブルデーターゾーントラックエラー
生成部31の出力にはRTE(リライタブルトラックエ
ラー)信号が出力される。
【0051】又、エンボスデータゾーントラックエラー
信号生成部32におけるトラックずれ(トラックエラ
ー)検出方法としては位相差検出(DIFFERENT
IALPHASE DETECTION)法が用いられ
ている。
【0052】即ち、位相差検出(DIFFERENTI
AL PHASE DETECTION)法では、光デ
ィスク11の光反射膜または光反射性記録膜で反射され
たレーザ光の光検出器上での強度分布変化を検出するも
ので、光検出領域は対角線上に4分割され、各検出領域
から得られる検出信号に対し、対角和間の差を取ってト
ラックエラー検出信号(トラッキング信号)を得る。
【0053】また PUH14によりレーザ照射された
ビームの位置がディスク11のエンボスデーターゾーン
ならエンボスデーターゾーントラックエラー信号生成部
32の出力にはETE(エンボストラックエラー)信号
が得られる。
【0054】上記光電変換素子20は上述した位相差検
出のために光検出領域が対角線上に4分割されたものが
使用されている。
【0055】フォーカスサーボ33では、フォーカスエ
ラー信号生成部30で得られたフォーカスエラー信号に
基づき、フォーカスエラー信号が最小となるようにフォ
ーカスアクチュエータドライバ34を駆動し、フォーカ
スコイル26を固定したレンズ支持体22がフォーカス
方向に変位させる。
【0056】ゾーン判定部35は、RTE信号とETE
信号を比較して、レーザ照射されたビームの位置がリラ
イタブルデーターゾーンかエンボスデーターゾーンかを
判定し、結果を主制御部36に出力する。
【0057】トラッキング制御部37は、リライタブル
データーゾーントラックエラー生成部31の出力である
RTE信号又は、エンボスデーターゾーントラックエラ
ー信号生成部32の出力であるETE信号を受けて、P
UH14によりレーザ照射されたビームの位置をディス
ク11のトラック中心に位置させるためトラッキングア
クチュエータドライバ38を駆動し、トラッキングコイ
ル27に通電し、レンズ支持体22がトラックの半径方
向に変位する。
【0058】レンズキック部39は、トラッキング制御
部37によるトラッキングサーボをオフとした状態で、
レンズ支持体22をPUH14内でトラックの半径方向
に変位させるためにトラッキングアクチュエータドライ
バ38を駆動するキック信号を生成する。
【0059】主制御部36は、フォーカスサーボ33、
トラッキング制御部37、レンズキック部39の動作を
制御する。又、主制御部37はモータドライバ13を介
してディスクモータ12を駆動し、ディスク11を所定
速度で回転駆動させる。
【0060】データ処理部40は光ディスク11の特性
に応じたディスク再生信号(RF)の読取り及び又は書
込み等のディスクデータ処理を行い、インターフェイス
41を介して外部装置と接続される。
【0061】尚、PUH14にはCD用のレンズ42及
びレーザーユニット43(半導体レーザと光ディスク1
1からの反射光である光信号を電気信号に変換する光電
変換素子が一体化されたユニット)が設けられている。
【0062】レーザーユニット43から照射されたビー
ムはビームスプリッタ44、対物レンズ19を介して光
ディスク11に照射され、光ディスク11からの反射光
である光信号は対物レンズ19,ビームスプリッタ4
4,レンズ42を介してレーザーユニット43の光電変
換素子により受光されて電気信号に変換され、図示しな
いCD用データ処理部に出力される。
【0063】次に、図4を参照して、光ディスク装置の
動作について説明する。
【0064】ディスク装置10にディスク11が装填さ
れると、主制御部37はモータドライバ13を介してデ
ィスクモータ12を駆動し、ディスク11を所定速度で
回転駆動させる(ST1)。
【0065】次に、主制御部36はフォーカスサーボ3
3をオンとする(ST2)。ここで、まず、装填された
ディスク11がCD系かDVD系かの種別が判定される
(ST3)。尚、CD系かDVD系かの種別判定は周知
の技術(例えば特開2000−228049号公報に示
されるようにフォーカスエラー信号の振幅値を用いてデ
ィスク種別を判別する)が採用されており、本願では詳
述しない。
【0066】そして、装填されたディスク11がCD系
であると判定された場合には(ST3、CD系)、CD
系の処理(図示しない)に移行する。
【0067】装填されたディスク11がDVD系である
と判定された場合には(ST3、DVD系)、主制御部
36はフィードモータ・ドライバ16を介してフィード
モータ15を駆動し、光ピックアップヘッド14を初期
位置からディスクの所定半径位置に移動させる(ST
4)。結果的に、ディスクの半径方向に対して、光ピッ
クアップヘッド14から照射されるレーザ光の照射ポイ
ントが制御されることになる。
【0068】次に、主制御部36はゾーン判定部35の
出力信号により、光ピックアップヘッド14によりレー
ザ照射されたビームがリライタブルデーターゾーンに位
置しているかエンボスデーターゾーンに位置しているか
を判定する(ST5)。
【0069】PUH14によりレーザ照射されたビーム
の位置がリライタブルデーターゾーンと判定された場合
(ST5)、主制御部36はレンズキック部38をオン
し、レンズキック部38により出力されたキック信号に
よりトラッキングアクチュエータドライバ38が駆動さ
れ、レンズ支持体22をPUH14内でトラックの半径
方向でかつ内周方向に200um変位させる(ST
6)。
【0070】次に、主制御部36はトラッキングサーボ
37をオンとして、トラッキングアクチュエータ・ドラ
イバ38を駆動し、PUH14によりレーザ照射された
ビームの位置がディスク11における至近トラックの中
心となるように、レンズ支持体22をPUH14内で移
動させる(ST7)。
【0071】続いて、主制御部36はトラッキングサー
ボ37をオンした状態のまま(レンズ支持体22とディ
スク11の相対位置は固定したまま)、フィードモータ
15を駆動し、光ピックアップヘッド14の本体を光デ
ィスク11の半径方向内周側に移動させる。即ち、PU
H14の本体位置に対するレンズ支持体22の位置が約
自然位置となるまでPUH14を移動させる(ST
8)。
【0072】上記のステップ6(ST6)乃至ステップ
8(ST8)の動作により、PUH14の位置はディス
クの内周方向に約200um移動することとなる。
【0073】その後、ステップ5(ST5)に戻り、主
制御部36はゾーン判定部35の出力信号により、光ピ
ックアップヘッド14によりレーザ照射されたビームが
リライタブルデーターゾーンに位置しているかエンボス
データーゾーンに位置しているかを判定し、リライタブ
ルデーターゾーンと判定された場合には上記ステップ6
(ST6)乃至ステップ8(ST8)の動作が繰り返さ
れて、光ピックアップヘッド14にて照射されたビーム
の位置がエンボスデーターゾーンに到達する。
【0074】そして、光ピックアップヘッド14により
レーザ照射されたビームの位置がエンボスデーターゾー
ンと判定された場合(ST5)、主制御部36はエンボ
スデーターゾーンからのデータを読取り(ST9)、そ
して、主制御部36はエンボスデータ中の制御データに
基づき、光ディスク11の種別(1層DVD−ROMデ
ィスク・1層DVD−RAMディスク・2層DVD−R
OM/RAMディスク等)の判定を行う(ST9)。
【0075】又、主制御部36はリードインエリアのエ
ンボスデーターゾーンのみならず、リライタブルデータ
ゾーン等の情報も読取り、光ディスク11の特性に応じ
た読取り及び又は書込み等のディスクデータ処理を行
う。
【0076】以上が本発明を適用した光ディスク装置1
0の概略構成並びに動作であるが、上述したPUH14
の位置制御について、図5及び図6を用いてより具体的
に説明する。
【0077】図5はPUH14の位置制御に係る部分の
回路ブロック図であり、図3と同一らものについては同
一符号を付してある。
【0078】光ディスク装置10は、主制御部36の制
御によりディスクモータ駆動アンプ13aを介して、光
ディスクを所定速度で回転駆動させるディスクモータ1
2、フィード機構29を介してPUH14をディスクの
所定半径位置に移動させるフィードモータ15、PUH
14とを有している。
【0079】PUH14は、光ディスクに対して再生用
のレーザ光を照射するレーザ照射部17と光ディスクか
らの反射光、つまり光ディスクに記録されたデータが反
映された反射光を検出する光電変換部20から成る光学
系14aとトラックアクチュエータ51(図3に示した
レンズアクチュエータ29に相当)とを有し、トラック
アクチュエータ51はアクチュエータ駆動アンプ52に
より駆動される。
【0080】光電変換部20は、光検出部で検出された
反射光を電気信号に変換し、光ディスクに記録されてい
るデータや対物レンズを読み取りに最適な位置に制御す
るためのフォーカス/トラックサーボに必要なサーボエ
ラー信号を生成する基になる信号を再生する。
【0081】フィードEQ53は主制御部36により制
御されるスイッチSW1によって、トラックサーボEQ
の出力かゼロ信号のいずれかが入力されて、フィードモ
ータ駆動アンプ51を介してフィードモータ15を駆動
制御するものであり、フィードEQ53はトラックアク
チュエータ53に入力されるDC成分がゼロになるよう
にPUHの位置を制御する。
【0082】フィードEQ53により、光ディスクの半
径方向におけるPUH14から照射されるレーザ光の大
まかな照射位置が制御されることになる。
【0083】トラックサーボEQ54は主制御部36に
より制御されるスイッチSW2によって、オン/オフさ
れ、トラックアクチュエータ53を駆動するアクチュエ
ータ駆動アンプ54に信号を出力し、PUH14のビー
ムスポットがディスク11上の至近のトラックをキャプ
チャーするように制御する。
【0084】リライタブルデーターゾーントラックエラ
ー生成回路31aは光電変換部20の出力に基づいて、
プッシュプル法によりトラックエラー信号を生成するも
のであり、PUH14によりレーザ照射されたビームの
位置がディスクのリライタブルデーターゾーンならRT
E(リライタブルトラックエラー)信号が出力される。
【0085】エンボスデーターゾーントラックエラ一生
成回路32aは、光電変換部20の出力に基づいて位相
差検出法(DPD法)によりトラックエラー信号を生成
するものであり、PUH14によりレーザ照射されたビ
ームの位置がディスクのエンボスデーターゾーンならE
TE(エンボストラックエラー)信号が得られる。
【0086】判定回路35aはRTE信号とETE信号
を比較して、レーザ照射されたディスクの部分がリライ
タブルデーターゾーンかエンボスデーターゾーンかを判
定し、結果を主制御部36に出力する。
【0087】レンズオフセット電圧生成回路56はレン
ズキック動作のための電圧を生成し、主制御部36によ
り制御されるスイッチSW2がオフされている場合、レ
ンズオフセット電圧をトラックサーボEQ54に入力す
る。
【0088】又、主制御部36により制御されるスイッ
チSW3によりRTE信号とETE信号の一方が選択さ
れて、スイッチSW2の位置入力端にトラックエラー信
号を入力する。
【0089】尚、光電変換部20の出力により得られた
フォーカスサーボエラー信号を基に対物レンズに対して
フォーカスサーボが施されているがこの部分は図示しな
い。
【0090】次に、上述した回路によるPUH14の位
置制御の動作について図6の信号波系図並びに図7のフ
ローチャートに基づき説明する。
【0091】図6において図6(a)は対物レンズ19
とPUHのディスク半径方向の移動位置を示し、図6
(b)は図5におけるTRO(トラックサーボEQ54
の出力)を示し、図6(c)は図5におけるVact
(トラックアクチュエータ駆動信号)を示し、図6
(d)は図5におけるSON(スイッチSW1,SW2
のオン/オフ信号)を示している。
【0092】尚、図6ではPUH14の位置制御を0.
2秒周期で実行した場合を示しているが、実際にはPU
H14の位置制御は高速(数十us周期)で行われる。
【0093】先ず、ディスク装置10にディスク11が
装填されると、主制御部36はディスクモータ駆動アン
プ13aを介してディスクモータ12を駆動し、ディス
ク11を所定速度で回転駆動させ、フォーカスサーボを
オンし、その後、フィードモータ15を駆動制御して、
PUH14のビーム照射位置をリライタブルデーターゾ
ーンに位置させる(ST21)。
【0094】続いて、主制御部36はスイッチSW1,
SW2出力をOFF側とし、また、レンズオフセット電
圧生成回路56主制御部36の指令によりゼロ電圧を出
力させる(ST22)。
【0095】スイッチSW1出力がOFFの状態では、
フィードEQ53の入力はゼロであるからフイードモー
タ15は停止状態にありPUH14の位置(PUH P
OSITION)は変化しない。
【0096】又、スイッチSW2出力がOFFの状態で
は、トラックサーボEQの入力はレンズオフセット電圧
生成回路56の出力を受けており、レンズオフセット電
圧生成回路56は主制御部36の指令でゼロ電圧を出力
しているからトラックアクチュエータ51への入力もゼ
ロであり対物レンズ19の位置も変化しない。
【0097】この時点では、PUH14のビーム照射位
置がリライタブルデーターゾーンに位置させられている
ので、判定回路35aの出力は、PUH14がリライタ
ブルデーターゾーンに位置していることを出力してい
る。
【0098】次に、主制御部36はレンズオフセット電
圧生成回路56に対物レンズ19がディスク内周方向に
約200um変位するような電圧を出力するよう指令を
出力する(ST23)。
【0099】対物レンズ19を保持するレンズ支持体2
2はPUH本体にバネ23によって懸架されており、ト
ラックアクチュエータ51のコイル27にDC電流が流
れていなければバネ23は自然位置に位置しているが、
トラックアクチュエータ51のコイルにDC電流を流す
とフレミングの法則によって光ディスクの半径方向の向
きに生じた電磁力がレンズ支持体22に作用し、その電
磁力とバネ23が元の位置に戻ろうとする力が等しくな
る位置に変位してバランスする。
【0100】電磁力とバネ23の変位量(レンズ支持体
22の移動量)は約比例関係にあり、電磁力はコイル電
流、しいてはコイル端子間の電圧に比例するからバネ2
3の変位量(レンズ支持体22の移動量)はコイル27
の端子間電圧に約比例する。
【0101】レンズオフセット電圧生成回路56の信号
に基づき対物レンズ19がディスク内周方向に約200
um変位する状態が図6(a)に実線にて示されてお
り、対物レンズ19の移動に伴うバネ23の振動が充分
収まるまでの時間T1が経過した後、主制御部36は判
定回路35aの出力をチェックする(ST24)。
【0102】対物レンズ19の位置が200umディス
ク内周方向に移動したことでPUH14のビーム照射位
置も同様に移動しており、判定回路35aの出力が以前
と同じく、リライタブルデーターゾーンに位置している
と出力されていたら、主制御部36はスイッチSW3を
RTE側にするとともに(それ以前は不定)、図6
(d)に示すようにスイッチSW2をONに切り替える
(ST25)。
【0103】スイッチSW2がONになるとトラックサ
ーボEQ54がオンになり、スイッチSW2がオンした
直後に図6(c)並びに図6(d)に示すように、TR
O(トラックサーボEQ54の出力)並びにVact
(トラックアクチュエータ駆動信号)が変動し、Vac
tによりトラックアクチュエータ51が駆動されて、P
UH14により照射されるビームスポットがディスク1
1上の至近のトラックをキャプチャーする位置へと移動
する。
【0104】これとほぼ同時に、主制御部36はスイッ
チSW1をONに切り替え、フイードサーボEQ53も
オンになる。フイードサーボEQ53はトラックアクチ
ュエータ51に入力される信号(Vact)のDC成分
がゼロになるようにPUH14の位置を制御する(ST
26)。
【0105】即ち、図6(b)のTRO(トラックサー
ボEQ54の出力)によりフィードEQ53はフィード
モータ15を駆動するので、図6(a)に示すようにP
UH14本体の位置は対物レンズへと近づいていく。そ
して、PUH14本体の移動に伴いPUH14のビーム
スポットがディスク11上のトラックをキャプチャーす
るためのVact(トラックアクチュエータ駆動信号)
も減少していき、図6(a)に示すようにPUH14本
体と対物レンズ19の位置が自然位置となった際にVa
ctのDC成分がゼロになる。
【0106】この結果、PUH14本体の位置はディス
ク内周方向に約200um移動する。
【0107】PUH14の位置がディスク内周方向に約
200um移動したことでPUH本体位置に対する対物
レンズ19の位置は約自然位置まで移動している。
【0108】PUH14の移動が終了するまでの所定時
間T2が経過した後、主制御部はスイッチSW1,SW
2をオフにする(ST27)。
【0109】そして、主制御部36の処理プロセスはス
テップ22(ST22)に戻り、主制御部36は判定回
路35aの出力が以前と異なってPUH14がエンボス
データーゾーンに位置していると出力されていたら終了
し、リライタブルデーターゾーンに位置していると出力
されていたら上記ステップ23乃至27の処理を繰り返
す。
【0110】図6(a)に示すように、上述したPUH
14の位置制御を繰り返すことにより、PUH14の絶
対位置はディスクの内周方向に除々に移動するので、上
記ステップ22乃至26の処理を繰り返すことで、PU
H14のビームスポットはリライタブルデーターゾーン
に到達する。
【0111】光ピックアップヘッド14によりレーザ照
射されたビームの位置がエンボスデーターゾーンに到達
すると、主制御部36はエンボスデーターゾーンからの
データを読取り、エンボスデータ中の制御データに基づ
き、光ディスク11の種別(1層DVD−ROMディス
ク・1層DVD−RAMディスク・2層DVD−ROM
/RAMディスク等)の判定を行う。又、主制御部36
はリードインエリアのエンボスデーターゾーンのみなら
ず、リライタブルデータゾーン等の情報も読取り、光デ
ィスク11の特性に応じた読取り及び又は書込み等のデ
ィスクデータ処理を行う。
【0112】以上説明したディスク装置及びデイスクの
読取方法によれば、高分解能、高精度の位置決め機構を
用いること無く既存の位置決め機構を用いてピックアッ
プヘッドをディスクの記録フォーマットの共通部分であ
るエンボス領域に位置させ、エンボス領域の信号を読み
取ることが可能となる。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、高分解能、高精度の位
置決め機構を用いること無くディスクの記録フォーマッ
トの共通部分であるエンボス領域の信号を読み取ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−ROM及びDVD−RAMのディスク
半径位置におけるデータ構造を説明するための図。
【図2】DVD−RAMのデータ構造を示す図。
【図3】この発明の光ディスク装置の概略構成を示すブ
ロック図。
【図4】この発明の光ディスク装置の動作及び読取り方
法を説明するフローチャート。
【図5】この発明の光ディスク装置のトラッキング制御
に係る回路ブロック図。
【図6】図5に示した回路ブロックにおける駆動信号と
ピックアップヘッドの移動との関係を示す信号波形図。
【図7】図5に示した回路ブロックの駆動方法を説明す
るフローチャート。
【符号の説明】
11…光ディスク 12…ディスクモータ 14…光ピックアップヘッド(PUH) 31…リライタブルデーターゾーントラックエラー生成
部 32…エンボスデーターゾーントラックエラー信号生成
部32 35…ゾーン判定部 36…主制御部 37…トラッキングサーボ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 博明 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 Fターム(参考) 5D117 AA02 AA08 EE07 EE17 FF25 FF28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピックアップヘッドよりビームスポッ
    トを照射して得られる光ディスクの再生信号から光ピッ
    クアップヘッドが光ディスクのリライタブルデーターゾ
    ーンに位置しているかエンボスデーターゾーンに位置し
    ているかを判定する手段と、 この判定手段により光ピックアップヘッドがリライタブ
    ルゾーンに位置していると判定される迄上記ピックアッ
    プヘッドを光ディスク半径方向の内周方向に移動させる
    手段と、 上記判定手段により光ピックアップヘッドがエンボスデ
    ータゾーンに位置していると判定された場合に当該エン
    ボスデーターゾーンの記録データを読取る手段とを備え
    たことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、リライ
    タブルデーターゾーンかエンボスデーターゾーンかを判
    定する手段は光ディスクの再生信号に基づきリライタブ
    ルデーターゾーンにおけるトラックエラー信号を生成す
    る第1の手段と、 光ディスクの再生信号に基づきエンボスデーターゾーン
    におけるトラックエラー信号を生成する第2の手段と、 第1の手段並びに第2の手段によりトラックエラー信号
    に基づきリライタブルデーターゾーンかエンボスデータ
    ーゾーンかを判定する第3の手段とから成ることを特徴
    とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の移動手段は、ビームス
    ポットを照射するオブジェクトレンズを光ピックアップ
    ヘッドの本体内で光ディスクの内周方向に移動させる手
    段と、 レンズが移動した後にディスク上のリライタブルゾーン
    のトラックをトレースするトラックサーボを施した状態
    で、オブジェクトレンズと光ピックアップヘッドとの相
    対位置が元の位置とになるように光ピックアップヘッド
    本体の位置を移動させる位置制御サーボとを有すること
    を特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 光ピックアップヘッドよりビームスポッ
    トを照射して得られる光ディスクの再生信号から光ピッ
    クアップヘッドが光ディスクのリライタブルデーターゾ
    ーンに位置しているかエンボスデーターゾーンに位置し
    ているかを判定し、 光ピックアップヘッドがリライタブルゾーンに位置して
    いると判定される迄上記ピックアップヘッドを光ディス
    ク半径方向の内周方向に移動させ、 光ピックアップヘッドがエンボスデータゾーンに位置し
    ていると判定された場合に当該エンボスデーターゾーン
    の記録データを読取る手段とを備えたことを特徴とする
    光ディスクの読取方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、光ディ
    スクの再生信号に基づき生成したリライタブルデーター
    ゾーンにおけるトラックエラー信号と、光ディスクの再
    生信号に基づき生成したエンボスデーターゾーンにおけ
    るトラックエラー信号とからに基づきリライタブルデー
    ターゾーンかエンボスデーターゾーンかを判定すること
    を特徴とする光ディスクの読取方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の方法において、ビーム
    スポットを照射するオブジェクトレンズを光ピックアッ
    プヘッドの本体内で光ディスクの内周方向に移動させ、
    レンズが移動した後にディスク上のリライタブルゾーン
    のトラックをトレースするトラックサーボを施した状態
    で、オブジェクトレンズと光ピックアップヘッドとの相
    対位置が元の位置とになるように光ピックアップヘッド
    本体の位置を移動させる位置制御サーボを施すとを特徴
    とする光ディスクの読取方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7164628B2 (en) 2001-09-28 2007-01-16 Teac Corporation Optical disk device
US7315498B2 (en) 2003-08-28 2008-01-01 Funai Electric Co., Ltd. DVD reproducing apparatus, disk reproducing apparatus and DVD reproducing method

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US7164628B2 (en) 2001-09-28 2007-01-16 Teac Corporation Optical disk device
US7315498B2 (en) 2003-08-28 2008-01-01 Funai Electric Co., Ltd. DVD reproducing apparatus, disk reproducing apparatus and DVD reproducing method

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