JP3635868B2 - ツインクラッチ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力軸の回転動力を入力軸に対して同軸的に配置された第1クラッチまたは第2クラッチを介して出力軸に伝達するツインクラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力軸の回転動力を入力軸に対して同軸的に配置された第1クラッチまたは第2クラッチを介して出力軸に伝達するツインクラッチ装置が公知である。例えば、特開昭62−52249号公報に記載のものがある。
同公報の装置においては、各クラッチは内周側で入力軸に結合され入力側摩擦材を有する半径方向に伸びる入力ドラムと、出力軸に結合され入力側摩擦材と係合可能に配設された出力側摩擦材を有する第1出力ドラムと、入力側摩擦材と出力側摩擦材を選択的に係合するクラッチ係合機構から構成されている。
【0003】
そして、クラッチ係合機構が、入力ドラムの内側に配置され入力ドラムと協働してピストン油室を形成し、ピストン油室に選択的に供給されるピストン作動油によって軸方向に移動するピストンを有する他に、ピストンを挟んで入力ドラムの反対側にピストンとの間にキャンセラ室を形成するキャンセラ壁を有する。
そして、キャンセラ室にキャンセル油を導入して、キャンセル油の発生する延伸油圧によりピストン油室に供給されたピストン作動油が遠心力により発生する遠心油圧をキャンセルするようにされている。
そして、一方のクラッチの入力ドラムが他方のクラッチのクラッチ係合機構のキャンセラ壁を兼ねるようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報の装置では、他方のクラッチのキャンセラ壁を兼ねる一方のクラッチの入力ドラムは入力軸にスナップリングで取り付けられていて、ガタが存在する。その結果、この入力ドラムを利用して形成されるピストン室はガタによって容積が変化することになる。したがって、ガタが大きくなると、ピストンの作動不良を起こすという問題がある。
この問題に対して、入力ドラムを入力軸に溶接して対処しようとすると、組付け性が悪くなり、製造に手間がかかり、生産性が低下すると言う問題を惹起してしまう。
本発明は、上記問題に鑑み、組付け性を悪化することなく、入力ドラムの取り付けガタをなくすことのできるツインクラッチ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、入力軸の回転動力を入力軸に対して同軸的に配置された第1クラッチ、または第2クラッチを介して出力軸に伝達するツインクラッチ装置であって、
第1クラッチは内周側で入力軸に結合されて半径方向に伸びていて第1入力側摩擦材を有する第1入力ドラムと、出力軸に結合され第1入力側摩擦材と係合可能に配設された第1出力側摩擦材を有する第1出力ドラムと、第1入力側摩擦材と第1出力側摩擦材を選択的に係合する第1クラッチ係合機構から成り、
該第1クラッチ係合機構が第1入力ドラムの内側に配置され選択的に供給される第1ピストン作動油によって軸方向に移動する第1ピストンと、第1ピストンを挟んで第1入力ドラムの反対側に配置され第1ピストンとの間に第1キャンセラ室を形成する第1キャンセラ壁と、第1キャンセラ室に第1ピストン油室に供給された第1ピストン作動油が遠心力により発生する遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油圧を発生させるキャンセル油を導入する第1キャンセル油導入手段とを具備し、
第2クラッチは内周側で入力軸に結合されて半径方向に伸びていて第2入力側摩擦材を有する第2入力ドラムと、出力軸に結合され第2入力側摩擦材と係合可能に配設された第2出力側摩擦材を有する第2出力ドラムと、第2入力側摩擦材と第2出力側摩擦材を選択的に係合する第2クラッチ係合機構から成り、
該第2クラッチ係合機構が第2入力ドラムの内側に配置され選択的に供給される第2ピストン作動油によって軸方向に移動する第2ピストンと、第2ピストンを挟んで第2入力ドラムの反対側に配置され第2ピストンとの間に第2キャンセラ室を形成する第2キャンセラ壁と、第2キャンセラ室に第2ピストン油室に供給された第2ピストン作動油が遠心力により発生する遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油圧を発生させるキャンセル油を導入する第2キャンセル油導入手段とを具備し、
第1クラッチの第1入力ドラムが、第2クラッチ係合機構の第2キャンセラ壁を兼ねていて、
入力軸の外周に第1クラッチ装着用スリーブが嵌合され、第1クラッチの第1入力ドラムが、第1クラッチ装着用スリーブにガタなく固着されていて、
第1クラッチ作動機構の第1ピストンの内周側端部が第1クラッチ装着用スリーブ上を摺動し、第1クラッチ作動機構の第1ピストン油室が第1入力入力ドラムの取り付けガタによる容積変化を生じないようにされていて、
第1キャンセル油導入手段と第2キャンセル油導入手段が第1クラッチ装着用スリーブに形成されていて、
第2キャンセル油導入手段が第1クラッチ装着用スリーブの第2クラッチ側の軸方向端面に形成されて半径方向に伸び入力軸の外周側まで圧送されたキャンセル油を第2キャンセラ室へ導く第2溝から成り、
第1キャンセル油導入手段が第1クラッチ装着用スリーブの第1クラッチ側の軸方向端面に形成され半径方向に伸び第1キャンセラ室に通じる第1溝と、1クラッチ装着用スリーブ内に形成され軸方向に伸び、第1クラッチ装着用スリーブ内を通って第2キャンセラ室と第1溝とを連通するスリーブ内通路から成るようにされたツインクラッチ装置が提供される。
【0006】
この様に構成されたツインクラッチ装置では、第1クラッチの第1入力ドラムは入力軸の外周に嵌合される第1クラッチ装着用スリーブに固着され、第1ピストンも第1クラッチ装着用スリーブ上を摺動し第1ピストンには取り付けガタが生じない。また、キャンセル油は第1クラッチ装着用スリーブに形成された第1キャンセル油導入手段と第2キャンセル油導入手段を介して、第1キャンセラ室、第2キャンセラ室に導入される。また、入力軸の外周側まで圧送されたキャンセル油が、第1クラッチ装着用スリーブの第2クラッチ側の軸方向端面に形成されて半径方向に伸びる第2溝を通って第2キャンセラ室に導入され、第2キャンセラ室から軸方向に延びるスリーブ内通路と第1クラッチ装着用スリーブの第1クラッチ側の軸方向端面に形成され半径方向に伸びる第1溝を通って第1キャンセラ室に導入される。
【0007】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、第1溝の内周側の端部が入力軸外周上に形成された軸方向に延伸する大気連通溝を介して大気に連通し、大気連通溝には第1キャンセラ壁の内周側端部に設けられた爪が係合せしめられ第1キャンセラ壁の回転方向移動が阻止されているツインクラッチ装置が提供される。
【0008】
この様に構成されたツインクラッチ装置では、キャンセラ油は大気連通溝を介して大気に連通されると共に、大気連通溝には、第1キャンセラ壁が係合されて第1キャンセラ壁の回転方向移動が防止される。
【0009】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、前記大気連通溝の深さは前記爪の突出量よりも大きくされている、ツインクラッチ装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明が適用されるツインクラッチ式変速機のクラッチ部分の断面図である。
なお、ツインクラッチ式変速機とは、変速機入力軸に連結される2つのクラッチと、これらクラッチのクラッチ出力軸と変速機出力軸との間を同期装置の選択操作により選択的に連結する複数の歯車列とを備え、クラッチ出力軸と変速機出力軸を連結する歯車列を切り換え、変速機出力軸に連結されたクラッチ出力軸に連なるクラッチを係合し、他方を解放するように2つのクラッチを係合、解放して変速をおこなうものであるが、全体の構造や、変速の方法は本発明とは関係ないのでその説明は省略する。
【0014】
図1においてクラッチハウジング1は外周側で軸方向にミッションハウジング2に結合されるとともに内周側は入力軸支持部3が形成されている。入力軸支持部3には入力軸10が回転自在に係合している。
入力軸10の外側には、入力軸10に回転自在に支持された第1クラッチ出力軸13が、さらに第1クラッチ出力軸13の外側には第1クラッチ出力軸13に回転自在に支持された第2クラッチ出力軸23が配設されている。
【0015】
第1クラッチC1は入力軸10にスプライン結合された第1クラッチ装着用スリーブ18に溶接で結合された第1クラッチ入力ドラム11と、第1クラッチ入力ドラム11にスプライン結合され第1クラッチ・クラッチプレート14、第1クラッチ出力軸13にスプライン結合された第1クラッチ出力ハブ12と、第1クラッチ出力ハブ12にスプライン結合され、第1クラッチピストン15によって第1クラッチ・クラッチプレート14と選択的に摩擦係合せしめられる第1クラッチ・クラッチディスク16から構成されている。
【0016】
第1クラッチピストン15は第1クラッチスプリング17により常時解放側に付勢されているが入力軸支持部3の油溝303、入力軸10の油路103を通って第1クラッチピストン油室115に作動油が供給されて第1クラッチスプリング17の付勢力に打ち勝つ押圧力が加えられたときに図中右方に移動し第1クラッチ・クラッチプレート14と第1クラッチ・クラッチディスク16を摩擦係合せしめる。19は第1クラッチスプリングを支持する第1クラッチスプリング支持ディスクである。
【0017】
一方、第2クラッチC2は入力軸10に溶接で結合された第2クラッチ入力ドラム21と、第2クラッチ入力ドラム21にスプライン結合された第2クラッチ・クラッチプレート24、第2クラッチ出力軸23にスプライン結合された第2クラッチ出力ハブ22と、第2クラッチ出力ハブ22にスプライン結合され、第2クラッチピストン25によって第2クラッチ・クラッチプレート24と選択的に摩擦係合せしめられる第2クラッチ・クラッチディスク26から構成されている。
【0018】
第2クラッチピストン25は第2クラッチスプリング27により常時解放側に付勢されているが入力軸支持部3の油溝301、環状油溝31、入力軸10の油路101を通って第2クラッチピストン油室125に作動油が供給されて第2クラッチスプリング27の付勢力に打ち勝つ押圧力が加えられたときに図中右方に移動し第2クラッチ・クラッチプレート24と第2クラッチ・クラッチディスク26を摩擦係合せしめる。
なお、41、42、43、44はシールリングであって、それぞれ、環状溝51、52、53、54の中に配設されている。
【0019】
図2は、キャンセル油の流れを説明するために、図1を部分的に拡大した図である。第1クラッチ装着用スリーブ18は入力軸10にAの部分でスプライン結合されている。
そして、キャンセル油は、入力軸支持部3に形成された油溝302、環状油溝32、入力軸10に形成された油穴102を通り、第1クラッチ装着用スリーブ18の第2クラッチC2側の端部に半径方向に形成された油路18aを通り、第2クラッチピストン25と第1クラッチ入力ドラム11の間に形成される第2クラッチキャンセラ室126に導入されて(矢印B参照)第2ピストン油室内125の作動油が発生する遠心油圧分をキャンセルする第2クラッチキャンセル油圧を発生する。
【0020】
また、キャンセル油は、第2クラッチキャンセラ室126から、さらに、第1クラッチ装着用スリーブ18内に軸に平行に形成された油路18bと、第1クラッチ装着用スリーブ18の第1クラッチC1側の端部に半径方向に形成された油路18cを通り、第1クラッチピストン15と第1クラッチスプリング支持ディスク19の間に形成される第1クラッチキャンセラ室116に導入される。また、余分なキャンセル油は、溝10aを通って(図2の矢印C参照)、第1リターンスプリング支持ディスク19と第1クラッチ出力ハブ12の間に形成される空間117に導入される。溝10a周りの構造の詳細については後述する。
【0021】
図3は第1クラッチ装着用スリーブ18の単体を軸に平行な平面で切った断面図である。上側に示されるのは軸方向の両端部にそれぞれ油路18aと、18cが形成されている部分で、下側に示されるのは軸方向の両端部にそれぞれ油路18aと、18cが形成されていない部分である。なお、18pは第1クラッチピストン油室115にピストン作動油を導入するための油路である。
【0022】
図4は図3の図中左側の端面を示す側面図であって、///(左下がりハッチング)で示したのが第1クラッチ装着用スリーブ18の第2クラッチC2側の端部に半径方向に形成された油路18aであって、×××(クロスハッチング)で示したのは、図3において18dで示される部分であって、油路18aが形成されていない部分である。
【0023】
図5は図3の図中右側の端面を示す側面図であって、\\\(右下がりハッチング)で示したのが第1クラッチ装着用スリーブ18の第1クラッチC1側の端部に半径方向に形成された油路18cであって、×××(クロスハッチング)で示したのは、図3において18eで示される部分であって、油路18cが形成されていない部分である。
【0024】
図6は入力軸10の単品を軸に直角な方向から見た図であり、図7は軸を通る平面で切った断面図である。
10aで示されるのは周方向に2箇所形成されている軸方向に削られた溝である。一方、10b、10cは環状に形成された突起であって、両者の間には環状の溝10dが形成されている。溝10dには図2において10eで示されるスナップリングが配設され第1リターンスプリング支持ディスク19を第1クラッチ装着用スリーブ18に押しつけている。
【0025】
図8は図6のXIII-XIII 線に沿って見た突起10cの断面図である。
一方、図9は第1リターンスプリング支持ディスク19の単品を第2クラッチC2の側から見た図である。図示されるように内周側の端部に2箇所の突起19aが設けられている。
そして、図9のXIII-XIII 線に沿って見た断面を図8と同じ縮尺に拡大して示したのが図10であって、図2に示されるように入力軸10に形成された溝10aに、第1リターンスプリング支持ディスク19の爪19aが係合するようにされている。
【0026】
ここで、入力軸10に形成された溝10aの深さd1は、第1リターンスプリング支持ディスク19の爪19aの突出量d2よりも大きくされていて、溝10aに、爪19aが係合されても、溝10aの内径側には流路が確保されるようにされている。したがって、油路18bを通った、キャンセル油は、先述のように第1クラッチキャンセラ室116を満たすが、余分な分は、この溝を通って(図2の矢印C参照)、第1リターンスプリング支持ディスク19と第1クラッチ出力ハブ12の間に形成される空間117に導入されるがこの空間は大気に連通している。したがって、第1クラッチキャンセラ室116の油圧を過度に高めることが防止され、第1クラッチキャンセラ室116は第1クラッチピストン室115の油圧の内、遠心油圧分のみをキャンセルする。
【0027】
【発明の効果】
各請求項の発明によればピストン作動油の遠心油圧をキャンセルするキャンセラ室を備えたツインクラッチ装置において組付け性を悪化することなく、入力ドラムの取り付けガタをなくすことができる。
また、キャンセラ油の導入油路を入力軸に形成する必要がなく加工が簡単になる。
特に請求項の発明によれば、キャンセラ室が大気に連通されキャンセラ室油圧は遠心油圧のみを発生し過度にピストン作動力に影響をおよぼさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される変速機の部分拡大図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】第1クラッチ装着用スリーブ18の単品の断面図である。
【図4】図3の第1クラッチ装着用スリーブ18の単品を第1クラッチC1の側から見た図である。
【図5】図3の第1クラッチ装着用スリーブ18の単品を第2クラッチC2の側から見た図である。
【図6】入力軸10を軸に直角な方向から見た図である。
【図7】入力軸10を軸を通る平面で切った断面図である。
【図8】図6のXIII-XIII 線に沿って見た断面図である。
【図9】第1リターンスプリング支持ディスク19の単品を第2クラッチC2側から見た図である。
【図10】図9のX-X 線に沿って見た断面図である。
【符号の説明】
C1…第1クラッチ
C2…第2クラッチ
3…入力軸支持部材
10…入力軸
10a …溝(軸方向)
10b…突起
10c…突起
10d…溝(周方向)
11…第1クラッチ入力ドラム
12…第1クラッチ出力ハブ
13…第1クラッチ出力軸
14…第1クラッチ・クラッチプレート
15…第1クラッチピストン
16…第1クラッチ・クラッチディスク
17…第1クラッチスプリング
18…第1クラッチ装着用スリーブ
19…第1クラッチスプリング支持ディスク
19a…爪
21…第2クラッチ入力ドラム
22…第2クラッチ出力ハブ
23…第2クラッチ出力軸
24…第2クラッチ・クラッチプレート
25…第2クラッチピストン
26…第2クラッチ・クラッチディスク
27…第2クラッチスプリング
115…第1クラッチピストン油室
116…第1クラッチキャンセラ室
125…第2クラッチピストン室
126…第2クラッチキャンセラ室

Claims (3)

  1. 入力軸の回転動力を入力軸に対して同軸的に配置された第1クラッチ、または第2クラッチを介して出力軸に伝達するツインクラッチ装置であって、
    第1クラッチは内周側で入力軸に結合されて半径方向に伸びていて第1入力側摩擦材を有する第1入力ドラムと、出力軸に結合され第1入力側摩擦材と係合可能に配設された第1出力側摩擦材を有する第1出力ドラムと、第1入力側摩擦材と第1出力側摩擦材を選択的に係合する第1クラッチ係合機構から成り、
    該第1クラッチ係合機構が第1入力ドラムの内側に配置され選択的に供給される第1ピストン作動油によって軸方向に移動する第1ピストンと、第1ピストンを挟んで第1入力ドラムの反対側に配置され第1ピストンとの間に第1キャンセラ室を形成する第1キャンセラ壁と、第1キャンセラ室に第1ピストン油室に供給された第1ピストン作動油が遠心力により発生する遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油圧を発生させるキャンセル油を導入する第1キャンセル油導入手段とを具備し、
    第2クラッチは内周側で入力軸に結合されて半径方向に伸びていて第2入力側摩擦材を有する第2入力ドラムと、出力軸に結合され第2入力側摩擦材と係合可能に配設された第2出力側摩擦材を有する第2出力ドラムと、第2入力側摩擦材と第2出力側摩擦材を選択的に係合する第2クラッチ係合機構から成り、
    該第2クラッチ係合機構が第2入力ドラムの内側に配置され選択的に供給される第2ピストン作動油によって軸方向に移動する第2ピストンと、第2ピストンを挟んで第2入力ドラムの反対側に配置され第2ピストンとの間に第2キャンセラ室を形成する第2キャンセラ壁と、第2キャンセラ室に第2ピストン油室に供給された第2ピストン作動油が遠心力により発生する遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油圧を発生させるキャンセル油を導入する第2キャンセル油導入手段とを具備し、
    第1クラッチの第1入力ドラムが、第2クラッチ係合機構の第2キャンセラ壁を兼ねていて、
    入力軸の外周に第1クラッチ装着用スリーブが嵌合されていて第1クラッチの第1入力ドラムが、第1クラッチ装着用スリーブにガタなく固着されていて、
    第1クラッチ作動機構の第1ピストンの内周側端部が第1クラッチ装着用スリーブ上を摺動し、第1クラッチ作動機構の第1ピストン油室が第1入力ドラムの取り付けガタによる容積変化を生じないようにされていて、
    第1キャンセル油導入手段と第2キャンセル油導入手段が第1クラッチ装着用スリーブに形成されていて、
    第2キャンセル油導入手段が第1クラッチ装着用スリーブの第2クラッチ側の軸方向端面に形成されて半径方向に伸び入力軸の外周側まで圧送されたキャンセル油を第2キャンセラ室へ導く第2溝から成り、
    第1キャンセル油導入手段が第1クラッチ装着用スリーブの第1クラッチ側の軸方向端面に形成され半径方向に伸び第1キャンセラ室に通じる第1溝と、第1クラッチ装着用スリーブ内に形成され軸方向に伸び、第1クラッチ装着用スリーブ内を通って第2キャンセラ室と第1溝とを連通するスリーブ内通路から成る、
    ことを特徴とするツインクラッチ装置。
  2. 第1溝の内周側の端部が入力軸外周上に形成された軸方向に延伸する大気連通溝を介して大気に連通し、大気連通溝には第1キャンセラ壁の内周側端部に設けられた爪が係合せしめられ第1キャンセラ壁の回転方向移動が阻止されている、ことを特徴とする請求項1に記載のツインクラッチ装置。
  3. 前記大気連通溝の深さは前記爪の突出量よりも大きくされている、ことを特徴とする請求項2に記載のツインクラッチ装置。
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