JP7247799B2 - 自動変速機の摩擦締結装置 - Google Patents
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Description
内側部材と、外側部材と、前記内側部材と前記外側部材との間に配置される複数の摩擦板と、該複数の摩擦板を締結するピストンと、該ピストンを締結方向に付勢する作動油が供給される締結用油圧室と、前記ピストンを解放方向に付勢する作動油が供給される遠心バランス室と、を有し、
該遠心バランス室が、前記ピストンにおける前記摩擦板を押圧する押圧部から内周側に延びる延設部と、該延設部に対して対向配置されたシールプレートとによって画成された自動変速機の摩擦締結装置であって、
前記内側部材は、
その外周側に前記複数の摩擦板がスプライン係合される円筒状のスプライン部と、
該スプライン部から内周側に向かって延びるとともに前記シールプレートの反遠心バランス室側に配置された縦壁部とを備え、
前記複数の摩擦板に潤滑油を供給するための潤滑油通路は、前記シールプレートと、前記内側部材とで形成され、
前記潤滑油通路は、前記内側部材の縦壁部と前記シールプレートとの間で径方向内側から外側に潤滑油を供給するための径方向油路と、該径方向油路に連通するとともに前記シールプレートに設けられた案内部によって前記内側部材のスプライン部の内周側に沿って潤滑油を軸方向の一方側から他方側に案内する案内油路と、を有し、
前記内側部材のスプライン部の内周側には、該スプライン部に沿って軸方向の一方側から他方側に窪んだ凹部を備え、
前記シールプレートの案内部は、軸方向の一方側から他方側へ延びて形成され、
前記案内油路は、前記シールプレートの案内部が前記内側部材の凹部に突入されることで形成されることを特徴とする。
前記内側部材の凹部の内周面と外周面との間には、径方向に延びるリブが設けられ、
前記シールプレートの案内部の先端部には、切欠き部が設けられ、
前記リブと、前記切欠き部とが係合されていることを特徴とする。
前記シールプレートと前記ピストンの縦壁部の一方には、係合用凸部が設けられ、 他方には、係合用凹部が設けられ、
前記係合用凸部と前記係合用凹部とが係合されていることを特徴とする。
前記内側部材の凹部の径方向内側には、空間部が設けられ、
該空間部には、他の摩擦締結装置を構成する構成部材が配置されていることを特徴とする。
潤滑油は、潤滑油通路を構成する径方向油路および案内油路によって、シールプレートと内側部材の縦壁部との間を通って径方向内側から外側に向かって供給されるとともに、内側部材のスプライン部の内周側に沿って軸方向の一方側から他方側に案内される。これにより、例えば、スプライン部に、該スプライン部を径方向に貫通する複数の油孔が設けられている場合、軸方向他方側に配置されている摩擦板にも潤滑油を供給することができる。
内側部材の凹部に設けられたリブに、シールプレートの案内部に設けられた切欠き部が係合することで、内側部材に対するシールプレートの相対回転が阻止される。これにより、内側部材とシールプレートとが対接している場合、シールプレートが相対回転することによって潤滑油の流れが阻害されることが抑制される。
ピストンの係合用凹部に、シールプレートの係合用凸部が係合されることで、シールプレートに対するピストンの相対回転が阻止される。シールプレートは、内側部材に対して相対回転が抑制されているので、ピストンと内側部材との相対回転が抑制される。これにより、例えば、ピストンとシールプレート及び内側部材との間に、ピストンを解放側に付勢するためのスプリングが配置される場合に、ピストンとシールプレート及び内側部材とが相対回転することによるスプリングの倒れが抑制される。その結果、スプリングの倒れによるピストンの動作を阻害する等の不具合を抑制することができる。
内側部材の内周側には、他の摩擦締結装置を構成する構成部材が配置されているので、内側部材と他の摩擦締結装置の構成部材とを軸方向にオフセットして配置する場合に比して、軸方向寸法をコンパクトに構成することができる。
20 ハブ部材(内側部材)
21 スプライン部
22 縦壁部
24 凹部
24a 凹部の外周面
24b 凹部の内周面
25 リブ
30 ドラム部材(外側部材)
40 複数の摩擦板
50 ピストン
51 押圧部
52 延設部
58 係合用凹部
61 締結用油圧室
62 遠心バランス室
100 シールプレート
102 係合用凸部
103 案内部
103a 案内部の先端部
104 切欠き部
CL2 第2クラッチ(摩擦締結装置)
161、162 締結用油圧室、遠心バランス室(他の摩擦締結装置を構成する構成要)
X 潤滑油通路
X1 径方向油路
X2、X3 案内油路
Claims (4)
- 内側部材と、外側部材と、前記内側部材と前記外側部材との間に配置される複数の摩擦板と、該複数の摩擦板を締結するピストンと、該ピストンを締結方向に付勢する作動油が供給される締結用油圧室と、前記ピストンを解放方向に付勢する作動油が供給される遠心バランス室と、を有し、
該遠心バランス室が、前記ピストンにおける前記摩擦板を押圧する押圧部から内周側に延びる延設部と、該延設部に対して対向配置されたシールプレートとによって画成された自動変速機の摩擦締結装置であって、
前記内側部材は、
その外周側に前記複数の摩擦板がスプライン係合される円筒状のスプライン部と、
該スプライン部から内周側に向かって延びるとともに前記シールプレートの反遠心バランス室側に配置された縦壁部とを備え、
前記複数の摩擦板に潤滑油を供給するための潤滑油通路は、前記シールプレートと、前記内側部材とで形成され、
前記潤滑油通路は、前記内側部材の縦壁部と前記シールプレートとの間で径方向内側から外側に潤滑油を供給するための径方向油路と、該径方向油路に連通するとともに前記シールプレートに設けられた案内部によって前記内側部材のスプライン部の内周側に沿って潤滑油を軸方向の一方側から他方側に案内する案内油路と、を有し、
前記内側部材のスプライン部の内周側には、該スプライン部に沿って軸方向の一方側から他方側に窪んだ凹部を備え、
前記シールプレートの案内部は、軸方向の一方側から他方側へ延びて形成され、
前記案内油路は、前記シールプレートの案内部が前記内側部材の凹部に突入されることで形成されることを特徴とする自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記内側部材の凹部の内周面と外周面との間には、径方向に延びるリブが設けられ、
前記シールプレートの案内部の先端部には、切欠き部が設けられ、
前記リブと、前記切欠き部とが係合されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記シールプレートと前記ピストンの縦壁部の一方には、係合用凸部が設けられ、
他方には、係合用凹部が設けられ、
前記係合用凸部と前記係合用凹部とが係合されていることを特徴とする請求項2に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記内側部材の凹部の径方向内側には、空間部が設けられ、
該空間部には、他の摩擦締結装置を構成する構成部材が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機の摩擦締結装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019132885A JP7247799B2 (ja) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | 自動変速機の摩擦締結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019132885A JP7247799B2 (ja) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | 自動変速機の摩擦締結装置 |
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JP2021017912A JP2021017912A (ja) | 2021-02-15 |
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JP2019132885A Active JP7247799B2 (ja) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | 自動変速機の摩擦締結装置 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016125556A (ja) | 2014-12-26 | 2016-07-11 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | クラッチおよびそれを備えた変速装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2019
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Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021017912A (ja) | 2021-02-15 |
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