JP3634183B2 - 遊技装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周回動する無端ベルトの表面上で移動体を間接的に移動させる遊技装置において、当該移動体に設けたランプ、スピーカー等の表示体の電力供給手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無端ベルト上を、自動車等の形状を有する移動体を移動させる遊技装置が提供されてきた。すなわち、無端ベルトの内側に磁石を有する誘導体を設け、これに移動体を無端ベルトを介して外側から磁力吸引させる。そして、誘導体を遊技者がハンドル等で操作することで、周回動する無端ベルト上を、移動体が左右(時に前後も)に移動させるようなものである。
【0003】
このような遊技装置において、当該移動体に、たとえばランプを設けてこれを点灯させたり、スピーカーを設けてこれを鳴らそうとするときには、外部から導線を引いてこれらに電力供給をすることは、外観上好ましくなく、また、移動体の移動の妨げともなる。そして、電池を移動体に搭載して、これらを作動させることも可能ではあるが、電池交換の手間がかかる。そこで、移動体に発電器を搭載し、これで電力をまかなうことが試みられている。そこで問題となるのが発電器の駆動手段である。
【0004】
まず第一の手段として、移動体に設けられるタイヤ又はローラーの、無端ベルトとの摩擦によって発電器を駆動しようとするものが考えられる。
第二の手段として、移動体に誘導コイルを搭載し、一方、誘導体側に発磁体を設け、電磁誘導により発電しようとするものが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記第一の手段では、タイヤ又はローラーの回転速度はそれほど速くないため、ランプを一定以上の明るさで点灯させたりできるような電力を得るのは困難である。
また、第二の手段では、ある程度の電力を得るためには、ある程度以上の誘導コイルの重量が必要となる。したがって、移動体の重量が大きくなるため、無端ベルトを介して間接的に操作するような移動体には不向きである。また、電波等の影響により、電力の変動が生ずることも想定される。更に、誘導体と移動体とは、無端ベルトを隔てて位置しているため、電磁誘導の効率も悪くなる。
【0006】
そこで、本発明は、外部からの電力の供給が不可能な移動体において、その移動体に設けられる電球、スピーカーその他の表示体を作動させるための発電手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
上記の課題に鑑み、本発明のうち請求項1記載の発明は、周回動する無端ベルト20と、無端ベルト20の裏面側に位置し、同無端ベルト20側に磁力による裏側吸引手段32を有し、かつ、遊技者の操作によって移動可能に形成された誘導体30と、無端ベルト20の表面側に位置し、同無端ベルト20側に磁力による表側吸引手段42を有する移動体40とを有し、誘導体30の裏側吸引手段32と、移動体40の表側吸引手段42とは、無端ベルト20を介して磁力吸引するように形成され、遊技者の操作による誘導体30の移動に伴い、同誘導体30に磁力吸引した移動体40が無端ベルト20表面を移動可能に形成された遊技装置10であって、誘導体30は、無端ベルト20側に垂直に突出した出力軸51を有する駆動モーター50と、同駆動モーター50の出力軸51先端に連結され、同出力軸51を中心に回転し、かつ、無端ベルト20側に磁力による裏側第二吸引手段53を有する能動回転体52とを備え、移動体40は、無端ベルト20側に垂直に突出した入力軸56の回転により電力が生ずる発電モーター55と、同発電モーター55の入力軸56先端に連結され、同入力軸56を中心に回転し、かつ、無端ベルト20側に磁力による表側第二吸引手段58を有する受動回転体57と、同発電モーター55に接続され、電力により作動する表示体とを有し、前記裏側第二吸引手段53と、前記表側第二吸引手段58とは、無端ベルト20を介して磁力吸引するように形成され、誘導体30の駆動モーター50によって能動回転体52が回転することで、同能動回転体52に磁力吸引した受動回転体57が回転するとともに、同受動回転体57によって発電モーター55の入力軸56が回転することで電力が生じ、この電力で表示体が作動するように形成されたことを特徴とする。
【0008】
「無端ベルト」とは、両端が接合されて、環状となったベルトをいう。この無端ベルト20は通常、一の駆動ローラー21と、一又は二以上のテンションローラー23とで、適当な張りを保ちつつ周回動することとなっている。そして、この無端ベルト20の外側の面が「表面」であり、内側の面が「裏面」である。無端ベルト20の表面には、通常、後述の移動体40が進行すべきコース25が描かれている。
【0009】
「誘導体」とは、無端ベルト20の裏面側に位置し、後述の移動体40の移動を間接的に操作するための装置であって、遊技者の操作によりある程度移動可能に形成されている。また、誘導体30の、無端ベルト20側に位置する部分には、裏側吸引手段32が設けられている。
「裏側吸引手段」とは、磁石又は磁性体で形成されている。
【0010】
「移動体」とは、無端ベルト20の表面を、同無端ベルト20に対し相対的に移動するように形成されている装置をいう。この移動体40は、たとえば、自動車を模した形状に形成することができる。
「表側吸引手段」とは、磁石又は磁性体で形成されている。この表側吸引手段42と、前記裏側吸引手段32とは、互いに磁力吸引することとなっている。したがって、これら両者のうち、いずれか一方又は両方が磁石で形成されていることを要する。
【0011】
「駆動モーター」とは、誘導体30に設けられるモーターであって、下記の能動回転体52を回転させるためのものである。
「能動回転体」とは、上記駆動モーター50によって、無端ベルト20に垂直な出力軸51を中心に回転する回転体であって、その無端ベルト20側には裏側第二吸引手段53が装着されている。この裏側第二吸引手段53は、磁石又は磁性体で形成されている。
【0012】
「発電モーター」とは、移動体40に設けられるモーターであって、下記の受動回転体57の回転によって回転することで発電が行われるものである。
「受動回転体」とは、発電モーター55の入力軸56の先端に設けられた回転体であって、その無端ベルト20側には表側第二吸引手段58が装着されている。この表側第二吸引手段58は、磁石又は磁性体で形成されている。この表側第二吸引手段58と、前記裏側第二吸引手段53とは、互いに磁力吸引することとなっている。したがって、これら両者のうち、いずれか一方又は両方が磁石で形成されていることを要する。
【0013】
「表示体」とは、上記発電モーター55によって生じた電力によって作動する装置をいう。たとえば、電球、スピーカー、回転灯などがある。
すなわち、駆動モーター50の出力軸51の回転により、その先端に取り付けられた能動回転体52が回転する。この能動回転体52には、無端ベルト20を介して受動回転体57が磁力吸引している。したがって、受動回転体57は、能動回転体52の回転に伴い、同じ速度で回転する。そして、受動回転体57は、発電モーター55の入力軸56の先端に取り付けられている。したがって、受動回転体57の回転により、入力軸56を介して発電モーター55が作動し、発電が行われる。
【0014】
能動回転体52と受動回転体57とは、それぞれ裏側第二吸引手段53と表側第二吸引手段58とを備えており、これらの磁力吸引により確実に同期して回転することとなっている。すなわち、表示体が誘導体30に確実に磁力吸引している限り、能動回転体52と受動回転体57とは磁力吸引を維持することが可能である。したがって、移動体40が誘導体30により確実に誘導されている限り、能動回転体52の回転は、確実に受動回転体57へ伝達され、その間発電が確実に行われることとなる。
【0015】
(請求項2)
また、本発明のうち請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の特徴に加え、表示体は、リードスイッチ64を介して発電モーター55に接続されるとともに、誘導体30は、上記リードスイッチ64を磁力によって開閉させる開閉手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
「リードスイッチ」には様々な形状のものがあるが、本請求項に係る発明においては、スイッチの開閉が、磁力によって遠隔操作可能なものを用いることとする。たとえば、湾曲した薄肉の舌片(リード)の先端に鉄片を装着したものを有し、磁石が接近することで舌片が湾曲に抗して端子へ接触するとともに、磁石が離反すると再び湾曲の復元により舌片が端子から乖離するようなものを用いることができる。
【0017】
「開閉手段」とは、磁力によって上記リードスイッチ64によるスイッチの開閉を行わせるものをいう。たとえば、ソレノイド60によって磁石が上下動するような機構を有するものをこの開閉手段とすることができる。
したがって、開閉手段を適当に操作することで、所望の時点で表示体を作動させることが可能となる。たとえば、当該遊技装置10が自動車を模した移動体40を無端ベルト20表面上で操作するもので、かつ、当該移動体40を停止させるためのブレーキ機構を備えているものとした場合に、表示体としてブレーキランプ45を模した電球を当該移動体40に装着して、このブレーキ機構を作動させたときにのみ開閉手段の磁石が上方へ移動してリードスイッチ64を閉鎖することで、表示体が点灯するようにすることが可能となる。
【0018】
なお、上記開閉手段の操作は、遊技者が自由に行うことができるものとしてもよく、また、遊技装置10の制御プログラム等によって適宜所定の場合に作動するように制御することとしてもよい。
(請求項3)
更に、本発明のうち請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、発電モーター55と並列にコンデンサ46が挿入されていることを特徴とする。
【0019】
すなわち、発電モーター55と表示体とを有する電気回路にコンデンサ46を挿入することで、受動回転体57の回転速度の変動等によって電圧の変動が生じても、コンデンサ46に蓄積される電荷によって、ある程度一定の電圧を保つことで、表示体の作動をある程度一定に保つことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(外観)
本実施の形態に係る遊技装置10は、図2に左方斜視図で示したような外観を呈する。
【0021】
すなわち、筐体11の上面は、手前側が低くなっており、遊技者が位置する側に向かって傾斜している。また、この上面は、奥側から途中までにかけての、比較的傾斜の小さい小傾斜面12と、その途中から手前側にかけての、比較的傾斜の大きい大傾斜面13となっている。
上記小傾斜面12の大部分は、透明な材質で形成された天板14で覆われており、この天板14を通して、その下方に位置する無端ベルト20、及び、この無端ベルト20上に載置される、自動車を模した形状の移動体40が視認されるようになっている。この無端ベルト20の表面には、コース25が描かれている。そして、後述の機構によって無端ベルト20が遊技者の手前方向へ流れていくことで、時々刻々とコース25が変化していくこととなっている。
【0022】
一方、上記大傾斜面13には、ハンドル15及びシフトレバー16が設けられている。シフトレバー16は、高速及び低速の2段階の切り替えが可能となっている。更に、筐体11前面下部には、アクセルペダル17及びブレーキペダル18が設けられている。
(無端ベルト)
上記無端ベルト20は、図3に右方斜視図で示したように筐体11内で位置している。すなわち、無端ベルト20は、筐体11内の、左右方向を回転軸とする6個のローラーによって適度な張りを保ちつつ、周回動を行うように形成されている。
【0023】
具体的には、これらのローラーのうち、筐体11の手前上部側に設けられるローラーは、駆動機構を備えた駆動ローラー21となっている。そして、筐体11の手前下部側、奥上部側、奥下部側、及び奥中間付近に設けられる4個のローラーが、ガイドローラー22となっている。また、奥下部側及び奥中間付近に設けられるガイドローラー22の間の高さで、かつ、やや手前寄りにテンションローラー23が設けられ、これにより無端ベルト20の張りが維持される。
【0024】
駆動ローラー21は、駆動機構によって右側面視で反時計回りに回転し、これに伴って、無端ベルト20はこの同じ方向へ周回動する。また、周回動する無端ベルト20との摩擦で、各ガイドローラー22及びテンションローラー23が回転する。各ガイドローラー22の回転方向は駆動ローラー21と同一であるが、テンションローラー23のみ反対方向に回転することとなっている。
【0025】
駆動ローラー21の回転速度は、遊技者の操作により一定の範囲内で制御可能となっている。すなわち、前記のシフトレバー16が高速に切り替えてある場合には、低速の場合よりも早く回転することとなっている。また、遊技者がアクセルペダル17を踏んだ際にも、駆動ローラー21の回転速度は増大することとなっている。一方、遊技者がブレーキペダル18を踏んだ際には、駆動ローラー21の回転速度は減少することとなっている。したがって、駆動ローラー21の回転速度の変動に伴って、無端ベルト20の周回動の速度も変動することとなっている。
【0026】
(誘導体)
無端ベルト20のうち、天板14側に位置する部分は、アルミ板19によって支持されている(図1参照)。
このアルミ板19の直下には、遊技者の操作によって前後左右へ移動可能な誘導体30が設けられている。誘導体30の上面の複数箇所には、磁石による裏側吸引手段32が設けられている(図1参照)。
【0027】
誘導体30は、遊技者がハンドル15を回転させることによって、左右に移動可能に形成されている。すなわち、ハンドル15を右へ回転させると、誘導体30は右へ移動する。また、ハンドル15を左へ回転させると、誘導体30は左へ移動する。更に、アクセルペダル17を踏むことによって、移動体40は前へ移動し、ブレーキペダル18を踏むことによって、後ろへ移動するように形成されている。なお、誘導体30の具体的な駆動方法については、本明細書中では割愛する。また、誘導体30には、発電機構に関わる駆動モーター50及び能動回転体52、並びにスイッチ機構も設けられているが、これらについては後述する。
【0028】
(移動体)
無端ベルト20の上面に載置される移動体40の下面の複数箇所には、磁石による表側吸引手段42が設けられている(図1参照)。この表側吸引手段42と、上述の誘導体30の裏側吸引手段32とは、互いに対応する位置に設けられている。これによって、誘導体30と移動体40とが磁力吸引することとなっている。したがって、移動体40は、上述の誘導体30の移動に伴って、前後左右に移動可能となっている。また、移動体40には、表示体たるブレーキランプ45が設けられている。このブレーキランプ45は、遊技者がブレーキペダル18を踏んだ際に点灯するように形成されている。更に、このブレーキランプ45を点灯させる電力の発電機構に関わる発電モーター55及び受動回転体57、並びにこのブレーキランプ45を点灯させるスイッチ機構に関わるリードスイッチ64も設けられているが、これらについては後述する。
【0029】
(発電機構及びスイッチ機構)
本実施の形態に係る遊技装置10における発電機構及びスイッチ機構の概要を斜視図で示したのが、図1である。
誘導体30は、アルミ板19及びその上に位置する無端ベルト20を介して、移動体40を磁力吸引している。
【0030】
誘導体30がアルミ板19に直接接する部分は、上面が平坦な誘導基板31となっている。この誘導基板31には、移動体40を磁力吸引するための磁石による裏側吸引手段32が複数個埋設されている。また、この誘導基板31には、円形の孔が前後に2個並んで設けられている。このうち、前方(すなわち、遊技者から見て奥側)に位置する孔は、後述のスイッチマグネット63が上下動するためのスイッチ孔33となっている。また、後方に位置する孔は、後述の能動回転体52が位置する能動発電孔34となっている。
【0031】
誘導体30には、発電機構として、出力軸51を上方に突出させた駆動モーター50が設けられる。この出力軸51の先端には、上記能動発電孔34に嵌合する円盤状の能動回転体52が設けられている。この能動回転体52の上面には、複数個の磁石による裏側第二吸引手段53が埋設されている。また、この能動回転体52の上面は、上記誘導基板31の上面と同一平面をなすように形成されている。
【0032】
誘導体30にはまた、スイッチ機構として、ソレノイド60によって上下動するスイッチマグネット63も設けられている。すなわち、ソレノイド60の鉄心61と、スイッチマグネット63とが連結板62で連結されている。そして、ソレノイド60の鉄心61が上方へ移動すると、連結板62のスイッチマグネット63側が下方へ移動し、これによりスイッチマグネット63が下方へ移動することとなっている。また、ソレノイド60の鉄心61が下方へ移動すると、連結板62のスイッチマグネット63側が上方へ移動し、これによりスイッチマグネット63が上方へ移動することとなっている。なお、スイッチマグネット63が上方に移動した際には、その上面は、誘導基板31の上面と同じ高さに達するように形成されている。
【0033】
一方、移動体40が無端ベルト20に直接接する部分は、下面が平坦な移動基板41となっている。この移動基板41には、誘導体30と磁力吸引するための磁石による表側吸引手段42が複数個埋設されている。また、この誘導基板31の後端寄りには、後述の受動回転体57が位置する、円形の受動発電孔44が設けられている。また、誘導基板31の前端寄りには、溝状のスイッチ溝43が設けられている。これらの受動発電孔44及びスイッチ溝43は、移動体40が誘導体30に磁力吸引した際には、それぞれ能動発電孔34及びスイッチ孔33と一致するように形成されている。
【0034】
移動体40には、発電機構として、入力軸56を下方に突出させた発電モーター55が設けられる。この入力軸56の先端には、上記受動発電孔44に嵌合する円盤状の受動回転体57が設けられている。この受動回転体57の下面には、複数個の磁石による表側第二吸引手段58が埋設されている。また、この受動回転体57の下面は、上記移動基板41の下面と同一平面をなすように形成されている。そして、移動体40と誘導体30とが磁力吸引した際には、受動回転体57は能動回転体52と磁力吸引することとなっている。
【0035】
移動体40にはまた、上述のようにブレーキランプ45が設けられているが、これは発電モーター55に、スイッチ機構としてのリードスイッチ64を介して接続されている。このリードスイッチ64は、上記スイッチ溝43に収納される。更に、発電モーター55と並列に、コンデンサ46が回路に挿入されている。
上記構造により、アルミ板19直下に位置する誘導体30に対し、移動体40を正位置に載置すると、互いに裏側吸引手段32及び表側吸引手段42によりアルミ板19及び無端ベルト20を介して磁力吸引される。また、能動回転体52と受動回転体57とが互いに裏側第二吸引手段53及び表側第二吸引手段58により磁力吸引される。
【0036】
能動回転体52が、駆動モーター50によって回転を開始すると、これに磁力吸引する受動回転体57も、能動回転体52と同一方向及び同一速度で回転を開始する。そして、受動回転体57の回転により、発電モーター55が発電を開始する。このとき、スイッチマグネット63が下方に位置していれば、リードスイッチ64は開放状態にあり、ブレーキランプ45は点灯しない。
【0037】
一方、遊技者がブレーキペダル18を踏む等すると、図示しない遊技装置10の制御機構によりスイッチマグネット63が上方へ移動し、リードスイッチ64が閉鎖状態となる。これによって回路が閉鎖して、ブレーキランプ45が点灯することとなる。
(遊技の一例)
以下、本実施の形態に係る遊技装置10における遊技の一例を説明する。
【0038】
まず、遊技者が遊技装置10に硬貨等を投入することで、遊技が開始される。遊技が開始されると、誘導体30に設けられた駆動モーター50が回転を開始する。ただし、スイッチマグネット63は遊技開始時には下方に位置しており、リードスイッチ64は開放しているため、ブレーキランプ45は点灯しない。
そして、遊技者がアクセルペダル17を踏むことで、無端ベルト20が周回動を開始する。遊技者は、無端ベルト20の周回動につれて手前側へ周回するコース25に合わせてハンドル15を操作する。これによって誘導体30が左右へ移動し、これに伴って移動体40も左右へ移動する。
【0039】
そして、遊技者がブレーキペダル18を踏むと、ソレノイド60の鉄心61が下方へ移動することによりスイッチマグネット63が上方へ移動する。これによって移動体40のリードスイッチ64が閉鎖することで回路が閉鎖し、ブレーキランプ45が点灯する。
(その他の実施の形態)
なお、ブレーキランプ45の代わりに、回転灯を設置するとともに、移動体40が移動している間は駆動モーター50が作動し、停止したときには駆動モーター50も停止するように制御することで、移動体40が移動を行っている間この回転灯が回転点灯するように形成することもできる。この場合は、移動体40の回路中にリードスイッチ64は設けなくともよい。
【0040】
また、上述のブレーキランプ45や回転灯のように、光によって視覚的に何らかの表示を行う表示体の他に、スピーカーのように、音声を発する表示体を移動体40に設けることも可能である。
更に、上述の受動回転体57と入力軸56との間にギアを介することとして、入力軸56の回転数を上げることで発電モーター55の発電力を上げることも可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、上述のように構成されているので、以下に記す効果を奏する。
すなわち、外部からの電力の供給が不可能な移動体において、その移動体に設けられる電球、スピーカーその他の表示体を作動させるための発電手段を提供することが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係る遊技装置における、誘導体と移動体との構造の主要部を模式的に示した斜視図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係る遊技装置の外観を示した左方斜視図である。
【図3】本発明の一の実施の形態に係る遊技装置における、無端ベルトの駆動機構の主要部を示した右方斜視図である。
【符号の説明】
10 遊技装置 11 筐体
12 小傾斜面 13 大傾斜面
14 天板 15 ハンドル
16 シフトレバー 17 アクセルペダル
18 ブレーキペダル 19 アルミ板
20 無端ベルト 21 駆動ローラー
22 ガイドローラー 23 テンションローラー
25 コース
30 誘導体 31 誘導基板
32 裏側吸引手段 33 スイッチ孔
34 能動発電孔
40 移動体 41 移動基板
42 表側吸引手段 43 スイッチ溝
44 受動発電孔 45 ブレーキランプ
46 コンデンサ
50 駆動モーター 51 出力軸
52 能動回転体 53 裏側第二吸引手段
55 発電モーター 56 入力軸
57 受動回転体 58 表側第二吸引手段
60 ソレノイド 61 鉄心
62 連結板 63 スイッチマグネット
64 リードスイッチ

Claims (3)

  1. 周回動する無端ベルトと、
    無端ベルトの裏面側に位置し、同無端ベルト側に磁力による裏側吸引手段を有し、かつ、遊技者の操作によって移動可能に形成された誘導体と、
    無端ベルトの表面側に位置し、同無端ベルト側に磁力による表側吸引手段を有する移動体とを有し、
    誘導体の裏側吸引手段と、移動体の表側吸引手段とは、無端ベルトを介して磁力吸引するように形成され、
    遊技者の操作による誘導体の移動に伴い、同誘導体に磁力吸引した移動体が無端ベルト表面を移動可能に形成された遊技装置であって、
    誘導体は、
    無端ベルト側に垂直に突出した出力軸を有する駆動モーターと、
    同駆動モーターの出力軸先端に連結され、同出力軸を中心に回転し、かつ、無端ベルト側に磁力による裏側第二吸引手段を有する能動回転体とを備え、
    移動体は、
    無端ベルト側に垂直に突出した入力軸の回転により電力が生ずる発電モーターと、
    同発電モーターの入力軸先端に連結され、同入力軸を中心に回転し、かつ、無端ベルト側に磁力による表側第二吸引手段を有する受動回転体と、
    同発電モーターに接続され、電力により作動する表示体とを有し、
    前記裏側第二吸引手段と、前記表側第二吸引手段とは、無端ベルトを介して磁力吸引するように形成され、
    誘導体の駆動モーターによって能動回転体が回転することで、同能動回転体に磁力吸引した受動回転体が回転するとともに、同受動回転体によって発電モーターの入力軸が回転することで電力が生じ、この電力で表示体が作動するように形成されたことを特徴とする遊技装置。
  2. 表示体は、リードスイッチを介して発電モーターに接続されるとともに、
    誘導体は、上記リードスイッチを磁力によって開閉させる開閉手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技装置。
  3. 発電モーターと並列にコンデンサが挿入されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技装置。
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