JP3633656B2 - 安全スイッチ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば産業機械が設置される部屋の出入口などの壁面に装着され、その出入口の扉が開かれたときには、産業機械等への電源供給を停止する安全スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
産業機械が設置された部屋や工場あるいは産業機械自体の危険ゾーンでは、作業者が機械に巻き込まれて負傷するといったトラブルの発生を防止する目的として、部屋や危険ゾーンの出入口の扉が完全に閉まっていないときには、機械の駆動をロックするシステムを設けることが要求される。このため危険ゾーン等の出入口部には安全スイッチが設けられる。
【0003】
このような安全スイッチは、スイッチ本体が部屋の出入口周辺の壁面に装着され、その出入口の扉を閉じたときに扉に固着されたアクチュエータがスイッチ本体の操作部に進入し、これにより接点ブロックの可動接点(可動片)が切り換わる構造のスイッチで、このような切り換わり動作で回路接続が主回路(産業機械への電源供給回路)側へと切り換わって部屋内の機械が運転可能な状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した安全スイッチによれば、扉を開いて内部の産業機械の保守点検などを行っている際に、第三者により扉が無意識に閉じられると、接続回路が切り換わり産業機械が運転可能な状態となって、メンテナンス作業者に危険が及ぶ虞れがある。
【0005】
このような問題を解決するため、本出願人は、スイッチ本体側のユニットに回路接続具(プラグ)を着脱自在に装着し、そのプラグの取り外しにより主回路が遮断されるように構成した安全スイッチを既に提案している(特願平5−279778号)。
【0006】
この提案技術によれば、プラグを取り外してさえおれば、扉が閉鎖されても部屋内の産業機械が運転可能な状態となることはないが、プラグ受けの差込み口の端子(クリップ)が外部に露呈しているため、その端子間を針金等により主回路を閉とすることが可能で、その改善が望まれている。
【0007】
そこで、本発明は、プラグの着脱により主回路の接続・遮断を行える構造で、しかも、専用のプラグ以外では主回路を閉とすることができない構造の安全スイッチの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、産業機械が設置される部屋等の出入口周辺にスイッチ本体が装着され、その出入口の扉に固着したアクチュエータが当該扉の閉鎖とともにスイッチ本体の操作部に進入することにより接続回路が補助回路から主回路側へと切り換わる構造の安全スイッチにおいて、上記操作部に進入したアクチュエータの抜けを阻止するロック機構が操作部に設けられているとともに、上記スイッチ本体側のユニットのカバーに一体形成された円筒形状の受け座と、その受け座の内部に円筒軸を中心として回動自在に嵌め込まれたプラグ受けと、互いに導通する一対の差込み金具が設けられたプラグを有し、上記プラグ受けには、上記プラグの差込み金具が嵌り込む差込み構造の一対の端子が、その各差込み口を外部に露呈させた状態で配置され、これらの各端子には、それぞれ接点を介して上記主回路を切断した回路端が接続され、さらに、上記プラグは、その各差込み金具をそれぞれ対応する上記プラグ受けの端子に差し込んで、所定の角度だけ回転させた状態で止め部材により上記受け座からの抜けが阻止され、かつ、その固定位置へのプラグの回転に伴う上記プラグ受けの回転により、上記接点が開の状態から閉に切り換わるように構成されているとともに、上記差込み金具を上記プラグ受けの端子に差し込んで当該プラグを回転させたときに、上記操作部のロック機構がロック可能な状態となるように構成されていることによって特徴づけられる。
本発明において、上記スイッチ本体側のユニットが上記ロック機構のロック解除用のソレノイドユニットであり、そのソレノイドユニットのソレノイドがオンであるときにのみ、当該ユニットに装着されているプラグの回転・取り外しが可能となるように構成してもよい。
【0009】
【作用】
本発明によれば、産業機械の主回路がプラグの一対の金具を通じて接続されるので、このプラグをスイッチ本体側のユニットから取り外すと、主回路は確実に遮断される。従ってプラグを取り外してさえおれば、扉が閉鎖されても部屋内の産業機械が運転可能状態となることはない。さらに、プラグの差込み金具をスイッチ本体側ユニットのプラグ受けの端子に差し込んでプラグを回転させたときに、操作部のロック機構がロック可能な状態となるように構成しているので、プラグを取り外してさえおれば、扉が閉鎖されてもアクチュエータにロックがかかることがなく、作業者が部屋内に閉じ込められるという事態を招く虞もない。
また、本発明において、操作部のロック機構のロック解除するためのソレノイドユニットを備え、そのソレノイドユニットにプラグを着脱自在に装着してロック機構のロックとロック解除を行う場合、ソレノイドユニットのソレノイドがオンであるときにのみ、当該ユニットに装着されているプラグの回転・取り外しが可能となるように構成すれば、ソレノイドがオンとならない限りはプラグの回転・取り外しが不可能となるので、例えば、作業者が手順を誤ってソレノイドがオンとなる前にプラグを扱っても、その取り外しが阻止される。また、産業機器の運転中に、何らかの原因によってプラグが外れて機械への電源供給が停止されるといった不測の事態を招く虞もない。
【0010】
しかも、プラグ3は、接点閉の状態では止め部材により抜けが防止されているので、プラグ3を取り外す際にはプラグ3を回転させることが必要で、その回転により接点が開の状態なる。すなわち、プラグ3を取り外した状態では、接点は必ず開の状態となるので、プラグ受け1の端子10に針金等を差し込んでも主回路CM が閉の状態となることはない。
【0011】
【実施例】
まず、本発明を適用する安全スイッチの概略構造を、図9に示す斜視図を参照しつつ説明する。
【0012】
この安全スイッチは、主にスイッチ本体101とアクチュエータ102によって構成されており、そのスイッチ本体101は部屋の出入口の周縁の壁面に固着される。また、アクチュエータ102は扉104に固着されるが、その位置はスイッチ本体の挿入孔101aに対向する位置で、扉104を閉鎖した状態のときにスイッチ本体101の操作部111内に進入する。
【0013】
そして、アクチュエータ102の進入により、スイッチ部112に内蔵の接点ブロックの接続接点が切り換わり部屋内の機械が運転可能な状態となる。一方、扉104の開放によりアクチュエータ102が操作部111から抜けたときには接点が復帰して機械への電源供給がオフされる。
【0014】
この安全スイッチでは、操作部111に機械的なロック機構(図示せず)が設けられており、このロック機構によって、操作部111に進入したアクチュエータの移動(抜け側への移動)が阻止され、これにより扉の開放を禁止するといったロックシステムが採用されている。また、そのロック機構の解除用の機器としてソレノイドユニット103がスイッチ本体101の側部に装着されている。
【0015】
次に、本発明実施例の特徴部分を、以下、図面に基づいて説明する。
図1は本発明実施例の外観斜視図、図2はその実施例の要部構造を示す図で、(A) は縦断面図,(B) は(A) のX−X矢視図である。また図3は図2(B) Y−Y断面図である。さらに図4は図2(B) のZ−Z断面図で、図5,図6の各(A) 〜(D) は、それぞれ図2(A) のA−A,B−B,C−C,D−D断面図である。
【0016】
この例で注目すべき構成は、図2(A) に示すように、ソレノイドユニット103の上面カバー131に円筒形状の受け座132を一体的に設け、この受け座132にプラグ受け1を、円筒軸を中心として回動自在に配設している点にある。
【0017】
このプラグ受け1には、図2(B) に示すように、中心を挟んで互いに対向する位置に、後述するプラグ3の接続ピン31の挿入用の一対のピン挿入孔11が設けられており、また、プラグ3の突起32の挿入用の一対の挿入孔12が設けられている。さらに、プラグ受け1には、ガイド溝12a〔図5(A) 参照〕に沿って上下方向に変位自在のプレート2が設けれている。
【0018】
このプレート2は、図3に示すように上方への変位が、プラグ受け1の上部に一体形成された規制部材13によって規制され、かつ、圧縮コイルばね2aの弾性力によってその規制部材13に向けて押圧されている。また、プレート2の両端は、プラグ受け1の側方に突出しており、その両端が図5(A),図7に示すように、受け座132の内周面に一体形成された突部132bに当たることによってプラグ受け1の右向きの回転が規制される。
【0019】
さらに、プレート2は、突部132bの下端よりも下方位置にまで押し下げることが可能で、その位置まで押し下げると、プレート2は突部132bによる規制が解除され、この状態でプラグ受け1が回転可能となる。
【0020】
そして、プラグ受け1には、図2に示すように、各ピン挿入孔11の内部にそれぞれ差込み受け構造の端子10が配置されている。この一対の端子10は、図8の電気回路図に示すように、主回路CM のマイクロスイッチMS1と主回路CM の接続ポートP4 との間に、後述する接触ピン6と固定片7aを介して直列に接続される。
【0021】
一方、プラグ3は、図2(A),図3(B) に示すように、プラグ枠30と、これに一体的に設けられた一対の接続ピン31および一対の突起32によって構成されている。
【0022】
プラグ枠30は、受け座132に設けた突起132aと、これに嵌り合う溝カム30aで構成される、いわゆるバヨネット継手構造により受け座132に着脱自在で、その受け座132への差し込み・回転により装着され、また、逆の手順で受け座132から取り外すことができる。そのプラグ3の回転範囲は、例えば45度程度である。なお、プラグ枠30の溝カム30aの始端と終端との間には斜面が形成されている。また、プラグ枠30には把手30bが取り付けられている。
【0023】
一対の接続ピン31は、U字形状に曲げ加工した金属線材の先端部を利用したもので、この一対の接続ピン31の間隔は、先の一対の端子10の配置関係に対応している。
【0024】
一対の突起32は、図3(B) に示すように、プラグ受け1のプレート2を、圧縮コイルばね2aの弾性力に抗して押し込むためのもので、プラグ枠30を受け座132に完全に差し込んだ状態で、各突起プレート32の下端面つまりプレート2の上端面が、受け座132の内周面の突部132bの下端と同一レベルとなるか、もしくは僅かに下方に位置する。
【0025】
次に、ソレノイドユニット103の内部構造を説明する。
まず、このユニットの端部には、スイッチ本体の操作部111のロック機構を機械的に解除する機構(図示せず)が内蔵されており、その解除機構の操作ロッド8の先端がプラグ受け1の下方位置に臨んでいる。また、その操作ロッド8と対向する位置に、このユニットに内蔵されたソレノイド(図示せず)の駆動ロッド9の先端が臨んでおり、この2本ロッド8と9との間に板カム5が配置されている。
【0026】
板カム5は、プラグ受け1と中心が一致する軸4によって回転自在に支持されており、また、この板カム5とプラグ受け1とは、それぞれの上面と下面に設けられた凹部52と凸部14との嵌り合いにより相互に連結されており、従って、板カム5はプラグ受け1の回転に伴って回転する。なお、軸4の下端には後述する端子台7が止め輪4aにより装着されている。
【0027】
板カム5には、図5(C),図6(C) に示すように軸4とは異なる位置を中心として円弧状に延びる溝カム5aが形成されており、この溝カム5aには解除機構の操作ロッド8の先端部に設けられたカムフォロワピン8aが差し込まれている。また、板カム5は、溝カム5aと対向する部分の外周面5bのカム形状が軸4を中心とする円弧形状となっており、この部分の周端に段付き部5cが形成されている。
【0028】
さらに、板カム5には、図4に示すように、軸4を中心として互いに対称となる位置に、一対の接触ピン6が埋め込まれている。この接触ピン6は上下方向の変位自在で、圧縮コイルばね6aおよび止め輪6bによって下方に向けて押圧された状態で配置されており、その先端が板カム5の下面から所定量だけ突出している。この一対の接触ピン6は、先のプラグ受け1の一対の端子10に配線Lを介して接続される。
【0029】
板カム5の下部に配置された端子台7には、一対の固定片7aが接触ピン6に対応する位置関係で配置されており、その接触ピン6が図5(D) に位置しているときには、図4(A) に示すように接触ピン6の下端には何も接触せず、この状態から板カム5の回転により、接触ピン6が図6(D) の位置に移動すると図4(B) に示すように、接触ピン6が圧縮コイルばね6aの弾性力に抗して上方に押圧された状態で固定片7aに接触する。
【0030】
そして、端子台7の一対の固定片7aの一方には、図8の電気回路図に示すように主回路CM の接続ポートP4 からの配線L4 が接続され、他方には、マイクロスイッチMS1の端子に配線L3 を介して接続される。
【0031】
なお、以上の構造のソレノイドユニット103においてソレノイドの駆動ロッド9は、ソレノイドが励磁状態となったときに後退して、その先端部に設けた当てピン9aがマイクロスイッチMS1とMS2の各アクチュエータMA1とMA2に当たって、その各スイッチのオン・オフがそれぞれ切り換わる。この動作を、図8に示す電気回路図で説明すると、ソレノイドSがオンとなると、主回路CM のマイクロスイッチMS1(例えばB接点)がオフとなり、補助回路CS のマイクロスイッチMA2(例えばA接点)がオフとなる。
【0032】
次に、本発明実施例の作用を各部の動作とともに述べる。なお、この作用説明において前方とは図2〜図6の各図中の左側の向きを指す。
まず、プラグ3をソレノイドユニット103から取り外した状態では、プラグ受け1の回転方向の位置は図5(A),(B) に示す状態となっている。また、板カム5の回転方向の位置は図5(C) に示す状態となっており、この板カム5の外周面5bに、ソレノイドの駆動ロッド9の先端が当たる。なお、図5(C) にはソレノイドがオフの状態のときを示す。
【0033】
さて、以上の状態でプラグ3を受け座132に合わせて差し込むと、図2(A),図3(B) に示すように、プラグ3の各接続ピン31がプラグ受け1の端子10に嵌り込み、これと同時に、プレート2がプラグ3の突起32によって押し込められてプラグ受け1が回転可能な状態なり、この後、差し込んだプラグ3を時計方向に回転させると、プラグ受け1の回転に伴って板カム5とが回転する。
【0034】
この板カム5の回転により、図6(C) に示すように、カムフォロワピン8aが溝カム5aによって前方へと押し出され、これに伴って操作ロッド8が前進し、スイッチ本体の操作部111のロック機構が作動可能な状態となる。また、板カム5の回転により段付き部5cがソレノイドの駆動ロッド9の先端に対向する位置へと移動し、これにより駆動ロッド9の規制が解除され、駆動ロッド9が前進して、段付き部5cに当たる。従って、この状態で板カム5の回転つまりプラグ受け1とプラグ3の回転が規制されプラグ3の取り外しが不可となる。
【0035】
また、このような動作と同時に、板カム5の回転により、一対の接触ピン6が図5(D) の位置から図6(D) の位置へと移動して、その各接触ピン6が端子台7の固定片7aに接触し、この時点で、図8の電気回路図に示すように主回路CM の接続ポートP4 とマイクロスイッチMS1とが接続される。
【0036】
次に、プラグ3を装着した状態で扉104が閉鎖され、これに伴ってアクチュエータ102がスイッチ本体の操作部111の内部に侵入すると、そのアクチュエータ102にロックがかかるととともに、スイッチ部112の接点ブロックの接点が切り換わり、図8の電気回路図に示すように補助回路CS が遮断され主回路CM が接続される。
【0037】
この後、ロック解除信号に応じてソレノイドSが励磁されると、駆動ロッド9が後退し、これにより、各マイクロスイッチMS1,MS2のオン・オフが切り換わり、主回路CM が遮断され、補助回路CS が接続可能な状態となる。また、駆動ロッド9の後退により、このロッド9の先端が板カム5から抜けて、板カム5が回転可能な状態となる。そして、プラグ3を先とは逆向きに回して受け座132から抜き取ると、板カム5の回転位置は先の図5(C) の状態へと戻り、これにより操作部111のロック機構が解除され、この時点でアクチュエータ102の抜き取りつまり扉の開放が可能となる。
【0038】
以上のように、この実施例では、操作部111のロック機構のロック解除とその復帰の動作には、ソレノイドの駆動ロッド9の移動が関係しないので、プラグ3を抜き取った状態〔図5(C) の状態〕において、電気的故障や停電等の何らかの原因によりソレノイドがオフとなっても操作部111のロック機構がロック可能な状態となることはない。従って、プラグ3を抜き取ってさえおれば、停電等の異常が発生しても扉閉鎖により作業者が部屋内に閉じ込められることはない。しかも、そのような異常によってソレノイドがオフとなってもその駆動ロッド9は板カム5の外周面5bで前進が規制されるので、主回路CM のマイクロスイッチMS1がオンとなることはなく、従って、この実施例の構造では二重の保護機能をもつ、極めて安全性の高いスイッチとなる。
【0039】
さらに、この実施例によると、ソレノイドユニット103に装着したプラグ3は、ソレノイドがオンとならない限りは回転・抜き取りが不可能な構造となっているので、例えば、作業者が手順を誤ってソレノイドがオンとなる前にプラグ3を扱っても、その抜き取りは阻止される。また、産業機器の運転中に、何らかの原因によってプラグ3が外れて機械への電源供給が停止されるといった不測の自体を招く虞れもない。
【0040】
また、プラグ3を抜き取った状態では、接触ピン6と固定片7aとの接触が断たれているので、プラグ受け1の一対の端子10を針金等により短絡させても主回路CM が閉回路になることはない。
【0041】
さらにまた、プラグ3の溝カム30aには斜面が形成されているので、プラグ3を取り外す方向に回すだけで、プラグ3は圧縮コイルバネ2aの弾性力によって飛び出して脱落するのでその操作性がよく、しかも、プラグ3が回転の途中で溝カム30aに突起132aが引っ掛かってプラグ3が中途半端な位置に止まるという不具合もない。
【0042】
なお、以上の本発明実施例においては、プラグ受け1の端子10と板カム5に設けた接触ピン6とを配線Lにより接続しているが、この両者は直に接触させてよいし、あるいは接触子等を介して接触させてもよい。
【0043】
次に、本発明を、スイッチ本体101を単体で使用する場合に適用した例を説明する。図10はその実施例の構成を示す図で、(A) および(B) はそれぞれ外観斜視図および電気回路図である。
【0044】
この例では、スイッチ本体101のスイッチ部112に、先の実施例と同様なプラグ203を着脱自在に装着しており、このプラグ203を抜き取ることで、(B) の電気回路図に示すように、主回路CM を遮断することができる。なお、プラグ203に対応する接点210などの具体的な構造は図示しないが、先の実施例で説明した図4の構造と同様な構造を採用する。ただし、この例の場合、ロック機構とは関係なく単に主回路CM の接続・遮断を行えればよいので、先の実施例のような板カム等の構成は不要である。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の安全スイッチによれば、スイッチ本体にプラグ(回路接続具)を着脱自在に装着し、そのプラグの取り外しにより主回路(産業機械等への電源供給回路)が遮断されるように構成したので、プラグを取り外してさえおれば、扉が閉鎖されても部屋内の産業機械が運転可能状態となることはなく、これにより、作業者は部屋内での保守点検中に扉の状態に注意をはらう必要がなくなり、常に安心した状態で作業を行うことができる。またプラグ自体が主回路の電気通路の一部を形成しているので、作業者は主回路が確実に遮断されたか否かをプラグの装着の有無により目視で確認できるので、信頼性が高い。
【0046】
しかも、プラグ受け側の一対の端子と主回路との間に接点を設け、この接点がプラグを取り外したときには、必ず開の状態となるように構成しているので、プラグ受け側の一対の端子を針金等で短絡しても主回路が閉回路となることはなく、従って、上記効果と合わせた二重の安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示す外観斜視図
【図2】その実施例の要部構成を示す図で、(A) は中央縦断面図,(B) は(A) のX−X矢視図
【図3】図2(B) のY−Y断面図
【図4】図2(B) のZ−Z断面図
【図5】図2(A) のA−A,B−B,C−CおよびD−D断面図
【図6】図2(A) のA−A,B−B,C−CおよびD−D断面図
【図7】本発明実施例において受け座132の内周面に設けた突部132bの形状を示す図
【図8】本発明実施例の電気回路図
【図9】本発明を適用する安全スイッチの概略構成を示す外観斜視図
【図10】本発明の他の実施例の構成を示す図で、(A) は外観斜視図,(B) は電気回路図
【符号の説明】
1 プラグ受け
10 端子(差込み受け構造)
11 ピン挿入孔
3 プラグ
30a 溝カム
31 接続ピン
6 接触ピン
7 端子台
7a 固定片
101 スイッチ本体
111 操作部
112 スイッチ部
103 ソレノイドユニット
131 上面カバー
132 受け座
132a 突起
Claims (2)
- 産業機械が設置される部屋等の出入口周辺にスイッチ本体が装着され、その出入口の扉に固着したアクチュエータが当該扉の閉鎖とともにスイッチ本体の操作部に進入することにより接続回路が補助回路から主回路側へと切り換わる構造の安全スイッチにおいて、
上記操作部に進入したアクチュエータの抜けを阻止するロック機構が操作部に設けられているとともに、上記スイッチ本体側のユニットのカバーに一体形成された円筒形状の受け座と、その受け座の内部に円筒軸を中心として回動自在に嵌め込まれたプラグ受けと、互いに導通する一対の差込み金具が設けられたプラグを有し、
上記プラグ受けには、上記プラグの差込み金具が嵌り込む差込み構造の一対の端子が、その各差込み口を外部に露呈させた状態で配置され、これらの各端子には、それぞれ接点を介して上記主回路を切断した回路端が接続されるとともに、
上記プラグは、その各差込み金具をそれぞれ対応する上記プラグ受けの端子に差し込んで、所定の角度だけ回転させた状態で止め部材により上記受け座からの抜けが阻止され、かつ、その固定位置へのプラグの回転に伴う上記プラグ受けの回転により、上記接点が開の状態から閉に切り換わるように構成されているとともに、上記差込み金具を上記プラグ受けの端子に差し込んで当該プラグを回転させたときに、上記操作部のロック機構がロック可能な状態となるように構成されていることを特徴とする安全スイッチ。 - 請求項1記載の安全スイッチにおいて、上記スイッチ本体側のユニットが上記ロック機構のロック解除用のソレノイドユニットであり、そのソレノイドユニットのソレノイドがオンであるときにのみ、当該ユニットに装着されているプラグの回転・取り外しが可能であることを特徴とする安全スイッチ。
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