JP3632005B2 - アイコン表示装置、アイコン表示方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

アイコン表示装置、アイコン表示方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、直線で連結された少なくとも二つのアイコンを表示画面上に表示するアイコン表示装置、アイコン表示方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
相互に関連を有する複数の要素、たとえば社内のある部署とそこで遂行中のプロジェクト、さらには各プロジェクトに配置された人員や各プロジェクトで作成された文書などを、図10に示すような形でコンピュータのディスプレイに表示させることがある。
【0003】
図中、部署やプロジェクトといった各要素はアイコンで表現され、関連のあるもの同士が直線などで連結されている。場合によっては、この直線の太さや種類が関連の強度を示すこともある。こうした図により、操作者は複数要素間の関連の様子を直感的に把握することができる。
【0004】
また、表示された関連の有無を操作者が任意に修正することもできる。たとえば、ある直線をマウスクリックにより選択後、メニュー内の「削除」コマンドをクリックするか、キーボードのDELキーを押下することで、当該直線をディスプレイから消去するとともに、その両端のアイコンで表現される要素間の関連を「あり」から「なし」に変更することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ただ、従来技術では消去する直線すなわち処理対象物の選択と、コマンドすなわち処理の選択との二つの作業を行き来するために、マウスポインタをウィンドウのあちこちへ移動させたり、手をマウスとキーボードとの間で移動させたりといった、多くのオーバーヘッドが発生して効率が悪い。そもそも、上記の操作手順はあまり直感的とはいえないという問題点もあった。
【0006】
この発明は上記従来技術による問題点に鑑みてなされたものであって、アイコン間を連結する直線の消去(ひいては当該アイコンにより表現される要素間の関連の解除)を効率的かつ直感的におこなうことが可能なアイコン表示装置、アイコン表示方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるアイコン表示装置は、直線で連結された少なくとも二つのアイコンを表示画面上に表示するアイコン表示装置において、前記直線上の一点を指定する第1の指定手段と、前記表示画面上の一点を指定する第2の指定手段と、前記直線と、前記第1の指定手段により指定された点および前記第2の指定手段により指定された点を通過する直線とのなす角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段により算出された角度が所定の範囲内の角度であった場合に、前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点との距離を算出する距離算出手段と、前記距離算出手段により算出された距離が所定の距離以上であった場合に、前記直線の線種を第1の線種から第2の線種に切り替える切替手段と、前記切替手段により前記第2の線種に切り替えられた直線を前記表示画面から消去する消去手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この請求項1に記載の発明によれば、所定の方向へ所定の距離以上ドラッグされた直線は、その線種が第1のもの(たとえば実線)から第2のもの(たとえば点線)へと切り替えられた後、操作者が別の操作へ移行したタイミングなどに表示画面から消去される。
【0009】
また、請求項2に記載の発明にかかるアイコン表示装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記所定の範囲内の角度とは前記直線と、前記第1の指定手段により指定された点および前記第2の指定手段により指定された点を通過する直線とが略垂直となるような角度であることを特徴とする。
【0010】
この請求項2に記載の発明によれば、概ね垂直な方向へ所定の距離以上ドラッグされた直線は、その線種が第1のもの(たとえば実線)から第2のもの(たとえば点線)へと切り替えられた後、操作者が別の操作へ移行したタイミングなどに表示画面から消去される。
【0011】
また、請求項3に記載の発明にかかるアイコン表示装置は、前記請求項1または請求項2に記載の発明において、さらに、前記切替手段により前記第2の線種に切り替えられた直線を指定する第3の指定手段と、前記第3の指定手段により指定された直線の線種を前記第1の線種に切り替える第2の切替手段と、を備え、前記消去手段が、前記第2の切替手段により前記第1の線種に切り替えられた直線は消去しないことを特徴とする。
【0012】
この請求項3に記載の発明によれば、いったんは消去される状態になった直線も、クリックすることでその線種を第2のもの(たとえば点線)から第1のもの(たとえば実線)に切り替えるとともに、ドラッグ前の消去されない状態に戻すことができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明にかかるアイコン表示方法は、直線で連結された少なくとも二つのアイコンを表示画面上に表示するアイコン表示方法において、前記直線上の一点を指定する第1の指定工程と、前記表示画面上の一点を指定する第2の指定工程と、前記直線と、前記第1の指定工程で指定された点および前記第2の指定工程で指定された点を通過する直線とのなす角度を算出する角度算出工程と、前記角度算出工程で算出された角度が所定の範囲内の角度であった場合に、前記第1の指定工程で指定された点と前記第2の指定工程で指定された点との距離を算出する距離算出工程と、前記距離算出工程で算出された距離が所定の距離以上であった場合に、前記直線の線種を第1の線種から第2の線種に切り替える切替工程と、前記切替工程で前記第2の線種に切り替えられた直線を前記表示画面から消去する消去工程と、を含んだことを特徴とする。
【0014】
この請求項4に記載の発明によれば、所定の方向へ所定の距離以上ドラッグされた直線は、その線種が第1のもの(たとえば実線)から第2のもの(たとえば点線)へと切り替えられた後、操作者が別の操作へ移行したタイミングなどに表示画面から消去される。
【0015】
また、請求項5に記載の発明にかかるプログラムは、前記請求項4に記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0016】
この請求項5に記載の発明によれば、前記請求項4に記載された方法がコンピュータにより実行される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明によるアイコン表示装置、アイコン表示方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は、この発明の実施の形態によるアイコン表示装置のハードウェア構成を示す説明図である。同図において、101は装置全体を制御するCPUを、102は基本入出力プログラムを記憶したROMを、103はCPU101のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0019】
また、104はCPU101の制御にしたがってHD(ハードディスク)105に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、105はHDD104の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示している。
【0020】
また、106はCPU101の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)107に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フレキシブルディスクドライブ)を、107はFDD106の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。
【0021】
また、108はカーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、109は通信ケーブル110を介してLANなどのネットワークに接続され、当該ネットワークとCPU101とのインターフェースとして機能するネットワークI/Fを、それぞれ示している。
【0022】
また、111は文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、112は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、マウスポインタの移動などをおこなうマウスを、それぞれ示している。また、113は着脱可能な記録媒体であるCD−ROMを、114はCD−ROM113に対するデータのリードを制御するCD−ROMドライブを、100は上記各部を接続するためのバスまたはケーブルを、それぞれ示している。
【0023】
つぎに、図2はこの発明の実施の形態によるアイコン表示装置の機能的構成を示す説明図である。まず、200はビュー表示部であり、後述するような表示対象データを図3に示すビューの形でディスプレイ108に表示する。
【0024】
また、201は表示対象データ読み出し/書き込み部であり、その管理する表示対象データ記憶部201aからの/への表示対象データの読み出し/書き込みを制御する。図4は、表示対象データ記憶部201aに保持される表示対象データの一例を示す説明図である。図示するように、ここでは上記ビューにアイコンとして表示される個々の要素の詳細と、直線として表示される要素間の関連とが、XML形式で記述されているものとする。
【0025】
たとえば、図4中400の符号を付した箇所では、名称が「v−home」(図中「id」タグ)、アイコンの種別が「home」(図中「type」タグ)、アイコンの表題が「先進センター」(図中「caption」タグ)である要素が定義されており、この要素は図3のビューには、アイコン300として現れている。また、同様に401の符号を付した箇所では、名称が「project−0001」、アイコンの種別が「flag」、アイコンの表題が「xtrail」である要素が定義されており、この要素は図3のビューには、アイコン301として現れている。
【0026】
なお、アイコンの種別は要素の種別、たとえば部署であるかプロジェクトであるかなどに合わせて選定されているので、アイコンの種別は要素の種別と同義と考えることもできる。
【0027】
また、図4中402の符号を付した箇所では、「v−home」要素を始点(図中「src」タグ)、「project−0001」要素を終点(図中「dst」タグ)とする直線が定義されており、この直線は図3のビューには、アイコン300と301とを連結する直線307として現れている。
【0028】
なお、直線はその両端の要素間に関連があること、具体的には「src」側の要素を上位、「dst」側の要素を下位とする上下関係があることを示している(逆にいえば、図4のXMLファイルで直線が設定されていない要素間には関連性はない)。したがって図4のXMLファイルに記述された各要素は、「v−home」を第1階層、「v−home」に関連する「project−0001」を第2階層、「project−0001」に関連する要素を第3階層・・・とする、ツリー状の階層構造を有していることになる。
【0029】
図2に戻り、つぎに202は表示位置読み出し/書き込み部であり、その管理する表示位置記憶部202aからの/への位置情報の読み出し/書き込みを制御する。図5は、表示位置記憶部202aに保持される位置情報の一例を示す説明図である。図示するように、ここには図3のビューに表示中のすべてのアイコンの対角の2点、およびすべての直線の両端の2点の座標が保持されている。
【0030】
なお、位置情報はここに示した対角/端点の2点に限らず、たとえばアイコンなら中央の一点の座標と縦横の長さ、直線なら始点と傾き、長さなど、表示位置を特定できる情報であれば何であってもよい。
【0031】
再び図2に戻り、つぎに203は処理/処理対象特定部であり、キーボード111やマウス112から入力された情報にもとづいて、このアイコン表示装置が有する諸機能すなわち本装置により実行できる種々の処理のうち、操作者が指定したのはどの処理であるか、また指定された処理の対象は何であるかを特定する。
【0032】
本装置は、ビュー内に表示されたアイコンの移動、アイコンの消去、アイコンで表現された個々の要素の詳細情報の表示など種々の機能を有するが、請求項に記載の発明は、中でもアイコン間を連結する直線の消去に関するものである。そこで、以下ではもっぱらこの処理に限って処理/処理対象特定部203の機能を説明する。
【0033】
本装置において、たとえば図6に示すビュー内の直線600を消去するには、当該直線上でマウス112の左ボタンを押し込んだ後、その状態のまま当該直線とは垂直な方向(上・下どちらでもよい)へドラッグすればよい。ある距離以上にドラッグすると、図7に示すように直線600は実線から点線に差し替えられ、ドラッグを終えて別の操作に移った時点で当該点線も消去されて図8の状態となる。なお、図7の点線表示中に当該点線をクリックすることで、点線を再び実線に戻して図6の状態に戻ることができる(直線消去のキャンセル)。
【0034】
また直線600の消去とともに、図4に示したXMLファイル内の当該直線のデータも削除されるが、これはすなわちその両端のアイコンで表現される要素間の関連が「あり」から「なし」に変更されたことを意味している(要素間の関連の解除)。
【0035】
図9は、この発明の実施の形態によるアイコン表示装置における、アイコン間の直線の消去処理(そのキャンセル処理を含む)の手順を示すフローチャートである。
【0036】
処理/処理対象特定部203は、マウス112から定期的に通知されるその移動方向や移動距離、左右ボタンの押下の有無などを常時監視し、とくにその左ボタンが押し込まれたことを検知すると、表示位置読み出し/書き込み部202に問い合わせて、その時点でのマウスポインタの位置(ボタン押下位置)にいずれかの直線が表示中かどうかを調べる。
【0037】
そして、上記位置に直線があり、かつ当該ボタンが押し込まれた状態でマウス112が移動させられた場合、すなわちビュー内のいずれかの直線のドラッグ開始を検知した場合には(ステップS901:Yes)、処理/処理対象特定部203はまずそのドラッグ方向算出部203aにより、(a)ボタン押下位置すなわちドラッグ開始位置にあった上記直線と、(b)ドラッグ開始位置とマウスポインタの現在位置とを結ぶ直線とがなす角度θ(0≦θ≦90)を求める(ステップS902)。
【0038】
つぎに、このθがあらかじめ指定された範囲内(たとえば70≦θ≦90)にあるかどうかを調べ、もしその範囲内であれば(ステップS903:Yes)、さらにそのドラッグ距離算出部203bにより、ドラッグ開始位置とマウスポインタの現在位置との距離lを算出する(ステップS904)。
【0039】
そして、このlがあらかじめ指定された距離(たとえば100ドット)以上であるかどうかを調べ、もし当該距離以上であれば(ステップS905:Yes)表示位置読み出し/書き込み部202に対して、上記でドラッグされた直線の種別を実線から点線に変更するよう指示する。
【0040】
これを受けた表示位置読み出し/書き込み部202では、表示位置記憶部202a内の上記直線の種別を実線から点線に書き換え、続いてビュー表示部200がこの更新後の位置情報にもとづいて上記直線を点線により再表示する結果、ビューは図7に示したような状態となる(ステップS906)。
【0041】
なお、ドラッグ方向が直線と垂直ではない場合や(ステップS903:No)、ドラッグ距離がまだ所定距離に満たない間は(ステップS905:No)、ドラッグが継続中である限り(ステップS907:No)、各時点でのマウスポインタの現在位置を使用して繰り返し方向と距離との算出をおこなう(ステップS902に戻る)。また、垂直方向かつ所定距離以上という条件が整わないままドラッグが終了、すなわちマウス112の左ボタンが離された場合は(ステップS907:Yes)、その時点で本フローチャートによる処理を終了する。
【0042】
一方、図7のような点線表示となった後は上記ドラッグの終了と後続の操作とを待ち、マウス112の左ボタンが離された後(ステップS908:Yes)何らかの新たな操作を検知すると(ステップS909:Yes)、処理/処理対象特定部203は当該操作が上記点線のクリックであるかどうかを判定する。
【0043】
そして、点線のクリック以外の別の操作であった場合は(ステップS910:No)、表示位置読み出し/書き込み部202に指示して、点線で差し替えられた上記直線の位置情報を表示位置記憶部202aから削除させる。そして、ビュー表示部200がこの更新後の位置情報にもとづいて、図8に示したように上記直線をビューから消去する(ステップS911)。
【0044】
また、処理/処理対象特定部203は上記とあわせて、表示対象データ読み出し/書き込み部201に対しても、上記直線のデータを表示対象データ記憶部201aから削除するよう指示する。これを受けた表示対象データ読み出し/書き込み部201が、上記直線のデータを図4に示したXMLファイルから削除することで、その両端に設定されていた要素間の関連が「あり」から「なし」に変更される(ステップS912)。
【0045】
なお、ドラッグ後の別の操作が点線のクリックであった場合は(ステップS910:Yes)、処理/処理対象特定部203は表示位置読み出し/書き込み部202に指示して、当該直線の種別を点線から実線に変更させる。そして、ビュー表示部200がこの更新後の位置情報にもとづいて上記直線を実線により再表示する結果、ビューは図6に示したような状態へと戻る(ステップS913)。
【0046】
以上説明した実施の形態によれば、アイコン間を連結する直線は、マウスで上や下に引っ張るというごく直感的な操作で容易に取り除くことができる。ただし引っ張ればすぐ消えるというものでなく、いったん実線から点線となって、つぎの操作がなされるまで消去を猶予された状態になるので、消すつもりのない直線を誤って引っ張った場合もクリックのみで容易に元の状態に戻すことができる。なお、この猶予期間はつぎの操作までの間だけでなく、たとえばドラッグ終了後一定時間内などとするようにしてもよい。
【0047】
また上述した実施の形態では、従来技術のように処理対象の指定と処理の指定とが別作業となることなく、一続きのマウスドラッグの中で双方可能なため、作業に無駄が発生せず効率的である。
【0048】
なお上述した実施の形態では、アイコン間の直線は両端のアイコンで表現される要素間の関連性(具体的には上下関係)を意味していたが、この直線が操作者にとって何を意味しているかは本発明では重要でない。したがって、たとえば地図上で道を表す直線を、その垂直方向へのドラッグにより取り除けるようにしてもよい。また、直線が連結するのはアイコンに限らず、任意の図形や記号、文字や文字列などであってもよい。
【0049】
また、上述した実施の形態はアイコン間を連結する直線の消去に関するものであるが、逆に連結されていないアイコンを直線により連結したい場合もある。この場合、本発明によるユーザーインターフェースを応用して、たとえば一方のアイコンを他方のアイコンの近くへドラッグするとアイコン間に点線が表示され、クリックによりこの点線を実線に切り替えることで、直線によるアイコン間の連結を確定するようにしてもよい。
【0050】
なお、上述したビュー表示部200が請求項にいう「切替手段」「第2の切替手段」および「消去手段」に相当し、そのおこなう処理に請求項にいう「切替工程」および「消去工程」が含まれる。また、処理/処理対象特定部203が請求項にいう「第1の指定手段」「第2の指定手段」および「第3の指定手段」に相当し、そのおこなう処理に請求項にいう「第1の指定工程」および「第2の指定工程」が含まれる。また、とくにそのドラッグ方向算出部203aが請求項にいう「角度算出手段」に、そのおこなう処理が請求項にいう「角度算出工程」に、それぞれ相当する。さらに、ドラッグ距離算出部203bが請求項にいう「距離算出手段」に、そのおこなう処理が請求項にいう「距離算出工程」に、それぞれ相当する。
【0051】
なお、上述したビュー表示部200、表示対象データ読み出し/書き込み部201、表示位置読み出し/書き込み部202および処理/処理対象特定部203は、それぞれHD105などからRAM103に読み出されたプログラムの命令にしたがってCPU101が命令処理を実行することにより、各部の機能を実現するものである。このプログラムはHD105のほか、FD107、CD−ROM113あるいはMOなどの各種記録媒体に格納することができ、あるいはネットワークを介して配布することもできる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、直線で連結された少なくとも二つのアイコンを表示画面上に表示するアイコン表示装置において、前記直線上の一点を指定する第1の指定手段と、前記表示画面上の一点を指定する第2の指定手段と、前記直線と、前記第1の指定手段により指定された点および前記第2の指定手段により指定された点を通過する直線とのなす角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段により算出された角度が所定の範囲内の角度であった場合に、前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点との距離を算出する距離算出手段と、前記距離算出手段により算出された距離が所定の距離以上であった場合に、前記直線の線種を第1の線種から第2の線種に切り替える切替手段と、前記切替手段により前記第2の線種に切り替えられた直線を前記表示画面から消去する消去手段と、を備えたので、所定の方向へ所定の距離以上ドラッグされた直線は、その線種が第1のもの(たとえば実線)から第2のもの(たとえば点線)へと切り替えられた後、操作者が別の操作へ移行したタイミングなどに表示画面から消去されることになり、これによって、アイコン間を連結する直線の消去を効率的かつ直感的におこなうことが可能なアイコン表示装置が得られるという効果を奏する。
【0053】
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記所定の範囲内の角度とは前記直線と、前記第1の指定手段により指定された点および前記第2の指定手段により指定された点を通過する直線とが略垂直となるような角度であるので、概ね垂直な方向へ所定の距離以上ドラッグされた直線は、その線種が第1のもの(たとえば実線)から第2のもの(たとえば点線)へと切り替えられた後、操作者が別の操作へ移行したタイミングなどに表示画面から消去されることになり、これによって、アイコン間を連結する直線の消去を効率的かつ直感的におこなうことが可能なアイコン表示装置が得られるという効果を奏する。
【0054】
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の発明において、さらに、前記切替手段により前記第2の線種に切り替えられた直線を指定する第3の指定手段と、前記第3の指定手段により指定された直線の線種を前記第1の線種に切り替える第2の切替手段と、を備え、前記消去手段が、前記第2の切替手段により前記第1の線種に切り替えられた直線は消去しないので、いったんは消去される状態になった直線も、クリックすることでその線種を第2のもの(たとえば点線)から第1のもの(たとえば実線)に切り替えるとともに、ドラッグ前の消去されない状態に戻すことができ、これによって、アイコン間を連結する直線の消去を効率的かつ直感的におこなうことが可能なアイコン表示装置が得られるという効果を奏する。
【0055】
また、請求項4に記載の発明は、直線で連結された少なくとも二つのアイコンを表示画面上に表示するアイコン表示方法において、前記直線上の一点を指定する第1の指定工程と、前記表示画面上の一点を指定する第2の指定工程と、前記直線と、前記第1の指定工程で指定された点および前記第2の指定工程で指定された点を通過する直線とのなす角度を算出する角度算出工程と、前記角度算出工程で算出された角度が所定の範囲内の角度であった場合に、前記第1の指定工程で指定された点と前記第2の指定工程で指定された点との距離を算出する距離算出工程と、前記距離算出工程で算出された距離が所定の距離以上であった場合に、前記直線の線種を第1の線種から第2の線種に切り替える切替工程と、前記切替工程で前記第2の線種に切り替えられた直線を前記表示画面から消去する消去工程と、を含んだので、所定の方向へ所定の距離以上ドラッグされた直線は、その線種が第1のもの(たとえば実線)から第2のもの(たとえば点線)へと切り替えられた後、操作者が別の操作へ移行したタイミングなどに表示画面から消去されることになり、これによって、アイコン間を連結する直線の消去を効率的かつ直感的におこなうことが可能なアイコン表示方法が得られるという効果を奏する。
【0056】
また、請求項5に記載の発明によれば、前記請求項4に記載された方法をコンピュータに実行させることが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるアイコン表示装置のハードウェア構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態によるアイコン表示装置の機能的構成を示す説明図である。
【図3】ビュー表示部200により表示されるビューの一例を示す説明図である。
【図4】表示対象データ記憶部201aに保持されるデータの一例を示す説明図である。
【図5】表示位置記憶部202aに保持されるデータの一例を示す説明図である。
【図6】アイコン間の直線が消去される前のビューの一例を示す説明図である。
【図7】アイコン間の直線が消去を猶予されている状態のビューの一例を示す説明図である。
【図8】アイコン間の直線が消去された後のビューの一例を示す説明図である。
【図9】アイコン間の直線の消去処理(そのキャンセル処理を含む)の手順を示すフローチャートである。
【図10】アイコン間を直線で連結して画面表示する従来技術の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 バスまたはケーブル
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD
105 HD
106 FDD
107 FD
108 ディスプレイ
109 ネットワークI/F
110 通信ケーブル
111 キーボード
112 マウス
113 CD−ROM
114 CD−ROMドライブ
200 ビュー表示部
201 表示対象データ読み出し/書き込み部
201a 表示対象データ記憶部
202 表示位置読み出し/書き込み部
202a 表示位置記憶部
203 処理/処理対象特定部
203a ドラッグ方向算出部
203b ドラッグ距離算出部

Claims (5)

  1. 直線で連結された少なくとも二つのアイコンを表示画面上に表示するアイコン表示装置において、
    前記直線上の一点を指定する第1の指定手段と、
    前記表示画面上の一点を指定する第2の指定手段と、
    前記直線と、前記第1の指定手段により指定された点および前記第2の指定手段により指定された点を通過する直線とのなす角度を算出する角度算出手段と、
    前記角度算出手段により算出された角度が所定の範囲内の角度であった場合に、前記第1の指定手段により指定された点と前記第2の指定手段により指定された点との距離を算出する距離算出手段と、
    前記距離算出手段により算出された距離が所定の距離以上であった場合に、前記直線の線種を第1の線種から第2の線種に切り替える切替手段と、
    前記切替手段により前記第2の線種に切り替えられた直線を前記表示画面から消去する消去手段と、
    を備えたことを特徴とするアイコン表示装置。
  2. 前記所定の範囲内の角度とは、前記直線と、前記第1の指定手段により指定された点および前記第2の指定手段により指定された点を通過する直線とが略垂直となるような角度であることを特徴とする前記請求項1に記載のアイコン表示装置。
  3. さらに、前記切替手段により前記第2の線種に切り替えられた直線を指定する第3の指定手段と、
    前記第3の指定手段により指定された直線の線種を前記第1の線種に切り替える第2の切替手段と、
    を備え、
    前記消去手段は、前記第2の切替手段により前記第1の線種に切り替えられた直線は消去しないことを特徴とする前記請求項1または請求項2に記載のアイコン表示装置。
  4. 直線で連結された少なくとも二つのアイコンを表示画面上に表示するアイコン表示方法において、
    前記直線上の一点を指定する第1の指定工程と、
    前記表示画面上の一点を指定する第2の指定工程と、
    前記直線と、前記第1の指定工程で指定された点および前記第2の指定工程で指定された点を通過する直線とのなす角度を算出する角度算出工程と、
    前記角度算出工程で算出された角度が所定の範囲内の角度であった場合に、前記第1の指定工程で指定された点と前記第2の指定工程で指定された点との距離を算出する距離算出工程と、
    前記距離算出工程で算出された距離が所定の距離以上であった場合に、前記直線の線種を第1の線種から第2の線種に切り替える切替工程と、
    前記切替工程で前記第2の線種に切り替えられた直線を前記表示画面から消去する消去工程と、
    を含んだことを特徴とするアイコン表示方法。
  5. 前記請求項4に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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