JP3631694B2 - ディスクブレーキアッセンブリ用断熱部材及びディスクブレーキアッセンブリ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクブレーキアッセンブリ用断熱部材、及びディスクブレーキアッセンブリに関する。より詳しくは、本発明は、ピストンと摩擦部材との間に配設され、該摩擦部材からディスクブレーキアッセンブリの作動流体への熱伝導量を減少させ得る断熱部材、及び断熱部材を備えたディスクブレーキアッセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】
自転車は、輸送手段としてばかりではなく、レクレーションの形態としても急速に人気が高まってきており、さらに、大変に人気のある競技スポーツともなっている。自転車がレクレーション,輸送手段又は競技の何れに使用されるものであろうと、自転車業界は常にその構成部品の開発に努めている。過去何年にも亘って繰り返し設計変更されてきている部品の一つとして、ブレーキシステムが存在する。特に、ブレーキシステムにおける制動力は常に上昇し続けている。
【0003】
現在、数種の自転車ブレーキ装置が市販されている。一般的な自転車ブレーキ装置のタイプとしては、リムブレーキ、キャリパーブレーキ、及びディスクブレーキが例示される。高性能なブレーキシステムを望むライダーは、通常、ディスクブレーキシステムを選択する。ディスクブレーキシステムは、ブレーキレバーに付加される操作力に対して大きな制動力を提供する。さらに、ディスクブレーキシステムは、一般的に、天候や走行条件に拘わらず、高レベルな確実性を提供する。もちろん、ライダーは、ディスクブレーキシステムに対し、より大きな制動力等のより良い性能を常に要求している。
【0004】
一般的に、ディスクブレーキは、一又は複数のピストンを有するキャリパーハウジングと、一対のブレーキパッドとを備え、該一対のブレーキパッドの一方及び双方が前記キャリパーハウジングに対して相対移動可能に装着されている。該ブレーキパッドは、ホイールに固着されたディスク又はローターに対して押圧され、ディスクの回転、即ち、ホイールの回転を停止させるようになっている。該ブレーキパッドは、カム機構等によって、油圧的又は機械的にディスクへ向けて押動される。油圧ディスクブレーキシステムは、一般的に、天候及び走行条件の如何に拘わらず、高レベルな確実性を提供する。しかしながら、斯かる油圧作動型ディスクブレーキにおいては、油圧流体又は作動流体がオーバーヒートし、ベーパーロック現象が生じる恐れがあるという問題がある。即ち、ブレーキ動作による熱によって油圧流体の容積が増加し、これにより、ブレーキレバーが解放位置にあるにも拘わらず、ブレーキパッドがブレーキディスクと係合する恐れがある。ベーパーロック現象が生じると、自転車ホイールがロックし、ライダーが落車する恐れがある。
【0005】
従来のディスクブレーキシステムにおいては、斯かるベーパーロック現象を防止する為に種々のホイール方が利用されている。例えば、より多くの熱を吸収する為に、キャリパーハウジングをより大きく形成することが行われている。さらに、他の方法としては、より広い表面領域を備えた大型のブレーキディスクが提案されている。さらに、ベーパーロック現象は、高性能油圧流体を使用することによっても、抑止され得る。ベーパーロック現象を防止する為のさらに他の方法としては、従来のブレーキパッドに比して、熱をブレーキハウジングに伝えにくいブレーキパッド又は摩擦パッドを用いることがある。さらに他の方法としては、ピストンと摩擦パッドとの間に断熱部材を備えることも提案されている。しかしながら、該従来のベーパーロック現象防止方法は種々の問題点を有している。一つの問題点としては、これらの解決方法は製造コストが高騰する点にある。又、前記従来の解決方法の幾つかは、十分な効果を奏さない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これらの観点から、従来技術における前記問題点を解消し得るディスクブレーキアッセンブリ用断熱部材が望まれている。本発明は、従来技術における斯かる要望と共に、本開示から当業者にとって明らかになるであろう他の要望に鑑みなされたものである。
【0007】
本発明の一の目的は、ディスクブレーキアッセンブリにおける摩擦部材から作動流体への伝導熱を放散し得る断熱部材を提供することである。
本発明の他の目的は、作動流体への伝導熱を放散させるべく、既存のディスクブレーキアッセンブリに適用し得る汎用性の高い断熱部材を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、容易且つ安価に製造し得る断熱部材を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、前記断熱部材を備えたディスクブレーキアッセンブリ、及び前記断熱部材が装着されるピストンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的は、断熱部材を備えたディスクブレーキアッセンブリを提供することによって達成される。該ディスクブレーキアッセンブリは、キャリパーハウジングと、該キャリパーハウジングに連結される第1及び第2摩擦部材と、ピストンと、断熱部材とを備えている。前記第1及び第2摩擦部材は、両者の間にロータ受入スロットを形成するように、前記キャリパーハウジングに連結されている。さらに、少なくとも前記第1摩擦部材は、前記キャリパーハウジングに移動自在に連結されている。前記ピストンは、前記第1摩擦部材を解放位置とブレーキ位置との間で移動させ得るように、前記キャリパーハウジングに移動自在に連結されている。前記ピストンは、内部リセスを有している。前記断熱部材は、前記ピストンと第1摩擦部材との間に配設されている。前記断熱部材は、前記ピストンのリセス内に受け入れられる第1端面を備えた第1端部と、前記第1端面から離間された第2端面を備えた第2端部と、前記第1端面及び第2端面の間に延びる側壁とを有している。前記第2端部は、一部分が前記ピストンのリセス内に収容されるようになっており、且つ、該断熱部材と前記ピストンとの間に間隙を形成する為の突起を有している。
【0009】
前記目的は、他の態様に係る断熱部材を備えたディスクブレーキアッセンブリを提供することによっても達成される。該ディスクブレーキアッセンブリは、キャリパーハウジングと、該キャリパーハウジングに連結された第1及び第2摩擦部材と、ピストンと、断熱部材とを備えている。前記第1及び第2摩擦部材は、両者の間にロータ受入スロットを形成するように、前記キャリパーハウジングに連結されている。さらに、少なくとも前記第1摩擦部材は、前記キャリパーハウジングに移動自在に連結されている。前記ピストンは、前記第1摩擦部材を解放位置とブレーキ位置との間で移動させ得るように、前記キャリパーハウジングに移動自在に連結されている。前記ピストンは、内部リセスを有している。前記断熱部材は、前記ピストンと第1摩擦部材との間に配設されている。前記断熱部材は、前記ピストンのリセス内に受け入れられる第1端面を備えた第1端部と、前記第1端面から離間された第2端面を備えた第2端部と、前記第1端面及び第2端面の間に延びる側壁とを有している。前記第2端部は一部分が前記ピストンのリセス内に収容されるようになっており、且つ、前記第2端面には溝が設けられている。
【0010】
本発明におけるこれらの及び他の目的,構成,仕様及び効果は、添付図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施の形態を開示する以下の詳細な説明から、当業者にとって明らかであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1〜10を参照すると、本発明の好ましい実施の形態に従ったフロントディスクブレーキアッセンブリ12及びリアブレーキアッセンブリ14を備えた自転車10が図示されている。該フロント及びリアブレーキアッセンブリ12,14は、フレーム13に固着される,比較的一般的な流体操作ディスクブレーキである。従って、該ディスクブレーキアッセンブリ12,14については、後述するように、本発明の好ましい実施の形態に応じて変更されている点を除き、本明細書では詳細には説明及び図示しない。
【0012】
前記フロントディスクブレーキアッセンブリ12はフレーム13のフロントフォーク15に固着されており、リアディスクブレーキアッセンブリ14はフレーム13のリアフォーク17に固着されている。前記フレーム13は、自転車10を操向する為に、フロントフォーク15に装着されたハンドルバー19を備えている。自転車10は、フレーム13に回転自在に連結された一対のホイール16を有している。一方のホイール16はフロントフォーク15に連結され、他方のホイール16はリアフォーク17に連結されている。各ホイール16は、一般的な方法によって該ホイールに固着されるディスクブレーキロータ18を有している。
【0013】
自転車10及びその種々の構成部品は、比較的、一般的である。従って、自転車10及びその種々の構成部品については、本実施の形態に従ったフロント及びリアディスクブレーキアッセンブリ12,14に関連する点を除き、本明細書では詳細には説明及び図示しない。さらに、フロント及びリアディスクブレーキアッセンブリ12,14は、実質的に同一である。従って、以下においては、フロントディスクブレーキアッセンブリ12だけを詳細に説明又は図示するが、フロントディスクブレーキアッセンブリ12の説明がリアディスクブレーキアッセンブリ14にも適用され得ることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。
【0014】
フロントディスクブレーキアッセンブリ12は、キャリパーハウジング20と、一対の摩擦部材22と、複数のピストン24と、複数の断熱部材26と、ブレーキ操作機構28aとを備えている。キャリパーハウジング20は、ネジ付ファスナーを使用して、一般的な方法によりフロントフォーク15に固着されている。第1及び第2摩擦部材22は、両者の間にロータ受入スロットを形成するように、キャリパーハウジング20に連結されている。前記一対の摩擦部材22の少なくとも一方がキャリパーハウジング20に対して相対移動可能とされており、好ましくは、前記一対の摩擦部材22の双方がキャリパーハウジング20に対して相対移動可能とされる。又、少なくとも一つのピストン24がキャリパーハウジング20に対して移動可能に連結されている。好ましくは、各ピストン24が、それぞれ、キャリパーハウジング20に対して移動可能とされる。各断熱部材26は、好ましくは、摩擦部材22からピストン24へ伝導される熱を放散すべく、ピストン24と一の摩擦部材22との間に配設される。
【0015】
キャリパーハウジング20は、好ましくは、鋳造アルミニウム等の剛性金属材料を用いて形成される。キャリパーハウジング20は、第1キャリパーハウジング部30aと第2キャリパーハウジング部30bとを有している。第1及び第2キャリパーハウジング部30a,30bは、複数のボルトによって、一体的に連結されている。該第1キャリパーハウジング部30aには、流体接続ユニット33(図4参照)を受け入れる為の流体入口開口又は第1ネジ付孔32が形成されている。第2キャリパーハウジング部30bは、ブリードバルブ35(図4参照)を受け入れる為の第2ネジ付孔34を有している。キャリパーハウジング20は、好ましくは、4つのポート又はピストン受入開口36(2つのみを図示)を備える。より詳しくは、第1及び第2キャリパーハウジング部30a,30bのそれぞれには、図6に示すように、2個のピストン24を受け入れる為の一対のピストン受入開口36が形成されている。前記第1又は第2キャリパーハウジング部30a,30bの一方に形成された一対のピストン受入開口36は、該第1及び第2キャリパーハウジング部30a,30bの他方に形成された一対のピストン受入開口36と対向するように配設されている。(第1及び第2キャリパーハウジング部30a,30bの一方に装着された)一対のピストン24は、一の摩擦部材22をディスクブレーキロータ18へ向けて押動するように、構成されている。
【0016】
ピストン受入開口36は、流体ライン37の油圧ライン網を介して、流体接続ユニット33及びブリードバルブ35に流体的に接続されている。従って、作動流体が流体接続ユニット33を介してキャリパーハウジング20へ供給されると、該作動流体は流体ライン37を通ってピストン受入開口36へ流入する。各ピストン受入開口36は、好ましくは、一のピストン24を受け入れ得る大きさ及び形状の環状開口とされる。さらに、各ピストン受入開口36は、リターンシールリング又はスプリングバックシール39が係入される環状溝38を有している。
【0017】
前記スプリングバックシール39は、ゴム又は可撓性プラスチック等の弾性材料ディスクブレーキ形成された環状部材である。該スプリングハックシール39は、ピストン24がピストン受入開口36内に配設された際に、該ピストン受入開口36の内部領域をキャリパーハウジング20の外方から周方向に亘ってシールする機能を果たす。従って、作動流体がピストン受入開口36の内部領域へ供給されると、ピストン24はローター18へ向かって移動する。これにより、摩擦部材22もディスクブレーキロータ18へ向かって移動し、ロータ18、即ち、ホイール16に制動力を付加する。又、該スプリングバックシール39は、ピストンが解放位置からブレーキ位置へ移動するに応じて弾性変形する。従って、作動流体がピストン受入開口36から流出すると、該スプリングバックシール39は、自己の弾性復元力によって、ピストン24をブレーキ位置から解放位置へ移動させる。
【0018】
好ましくは、前記キャリパーハウジング20は、前述の通り、2つの摩擦部材22が移動自在に連結されるように構成されている。さらに、該2つの摩擦部材22は、両者の間にローター受入スロットが形成されるように、キャリパーハウジング20に移動自在に連結されている。各摩擦部材22は、一般的な方法によって摩擦材42が固着されるプレート40を有している。各プレート40は、好ましくは、通常の方法によって剛性金属材料を用いて形成される。該プレート40は、装着ピン46を摺動自在に受け入れる装着孔44を有している。前記装着ピン46は、一端部にはネジが形成され、且つ、他端部において一般的な方法によって摩擦部材22をキャリパーハウジング20に固定する固定部材47と係合している。
【0019】
前記一対の摩擦部材22間には、スプリングプレート又はパッドスプリング71が配設されており、該一対の摩擦部材22を互いに離間させるように付勢している。該パッドスプリング41は、互いに対向する前記一対のプレート40のそれぞれに係合されている。それ故、作動流体がピストン受入開口36から流出すると、パッドスプリング41は摩擦部材22をブレーキ位置から解放位置へ戻すように作用し、且つ、スプリングバックシール39はピストン24をブレーキ位置から解放位置へ戻すように作用する。このようにして、ピストン24及び摩擦部材22は、確実にブレーキ位置から解放位置へと移動する。
【0020】
ここで、図8〜図10を参照すると、各ピストン24は、好ましくは、鋳造アルミニウム等の剛性金属材料から形成される環状部材とされる。該ピストン24は、作動流体の圧力によって対応する一の摩擦部材22を解放位置とブレーキ位置との間で移動させ得るように、キャリパーハウジング20に移動可能に連結されている。前記スプリングバックシール26は、摩擦作用によってピストン24をピストン受入開口36内に保持する。該ピストン24の解放位置からブレーキ位置への移動は、前述の通り、ピストン受入開口36へ作動流体を供給することによって行われる。そして、該ピストン24は、作動流体がピストン受入開口36から流出されると、スプリングバックシール39によってブレーキ位置から解放位置へ戻される。各ピストン24は、好ましくは、対応する一の摩擦部材22と向き合う内部リセス50を備えている。
【0021】
より好ましくは、各ピストン24は、端壁部51と、前記内部リセス50を形成すべく該端壁部51から延びる環状の側壁部53とを備えている。前記側壁部53は、端壁部51の端壁内面52からリセス50の開口端部へ延びる環状の内周面54を有している。このように、前記内部リセス50は、一つの端壁内面52と一つの環状内周面54とによって形成されている。
【0022】
好ましくは、内部リセス50は、内径が変化する環状リセスとされる。即ち、該内部リセス50は、好ましくは、環状の大径部54aと、環状の第1テーパ部54bと、環状の小径部54cと、環状の第2テーパ部54dとを備えている。前記大径部54aは、環状湾曲部を介して、前記端壁内面52に接続されている。該大径部54aは端壁内面52に隣接しており、第1環状部を構成している。前記第1テーパ部54bは、大径部54aと小径部54cとの間に延びている。小径部54cは内部リセス50の開口端部に隣接しており、第2環状部を構成している。第2テーパ部54dは、小径部54cと内周面54の自由端部との間に延びている。大径部54aは、小径部54cよりも大径とされている。さらに、該内部リセス50は、一の断熱部材26を受け入れ得る大きさ及び形状とされている。
【0023】
図11〜15に示すように、断熱部材26は、好ましくは、低伝熱係数のプラスチック材料から形成された剛性の環状材料とされる。該断熱部材26は、好ましくは、フェノールプラスチック材料から形成される。該断熱材料26は、好ましくは、射出成形又は他の適切な製造技術を用いて形成される。前述したように、断熱部材26は、摩擦部材22からピストン24への伝導熱を放散し、これにより、作動流体への伝熱量を減少させるように、ピストン24と摩擦部材22との間に配設されている。
【0024】
前記断熱部材26は、第1端面61を備えた第1端部60と、第2端面63を備えた第2端部62と、前記第1端面61及び第2端面63の間に延びる側壁64とを有している。該断熱部材26は、好ましくは、前記側壁64から延びる複数の突起66と、前記第1端面61から第2端面63まで延びる貫通孔68とを備えている。
【0025】
前記断熱部材26の第1端部60は、ピストン24の内部リセス50に係入される大きさ及び形状とされている。好ましくは、断熱部材26の第2端部62は、ピストン24の内部リセス50内に部分的に受け入れられる。即ち、好ましくは、前記断熱部材26は、図15に示すように、第2端部62がピストン24を越えて外方へ延びるように構成されている。斯かる好ましい態様においては、該断熱部材26は、摩擦部材22と当接し、且つ、ピストン24と摩擦部材22との間に間隙を維持するように構成されている。前記側壁64は、前記第1端部60を第2端部62から分離する保持スロット70を備えている。
【0026】
好ましくは、断熱部材26の第1端部60は第1直径を有し、且つ、第2端部62は第1直径よりも小径の第2直径を有するものとされる。該第1端部60の第1直径は、前記内周面54の小径部54cの内径と略同一である。断熱部材26をピストン24の内部リセス50内に保持すべく、前記保持スロット70内には保持リング72が配設されている。より詳しくは、該断熱部材26は、保持リング72がリセス50の内周面54における第1テーパ部54bと当接するように、構成されている。即ち、保持リング72は、前記保持スロット70内に装着された際に、断熱部材26の第1端部60を越えて径方向外方へ延びるようになっている。
【0027】
好ましい態様において、前記側壁64は、該側壁の外周面から径方向外方へ延びる4つの突起66を有している。該突起66は、好ましくは、周方向に略等間隔で配設される。該複数の突起66は、好ましくは、断熱部材26とピストン24の内部リセス50との間に空間を形成し得るように、該断熱部材26の第2端部62に配設されている。該第2端部62に配設された複数の突起66は、図12及び14に示すように、好ましくは、第1端部60の第1直径と同形の第3直径を有するように径方向外方へ延びている。好ましくは、該複数の突起66は、断熱部材26における第2端部62の軸方向長さよりも短い軸方向長さを有するものとされる。さらに、断熱部材26がピストン24の内部リセス50内に配設されると、突起66が該リセス50の内周面54における小径部54cと当接するようになっている。従って、該断熱部材26は、リセス50内にしっかりと配置される。
【0028】
前記貫通孔68は、第1端面61から第2端面63まで延びており、好ましくは、径方向中央に位置した中央貫通孔とされる。該貫通孔68は、第1テーパ部68aと、軸線方向中央に位置する中央六角形状部68bと、第2テーパ部68cとを備えている。第1テーパ部68aは、第1端面61に隣接した大径の円錐面とされており、六角形状部68bにつながっている。該六角形状部68bは、第1テーパ部68aから第2テーパ部68cまで延びている。第2テーパ部68cは第2端面63に隣接している。好ましくは、貫通孔68は第2端部62の直径の少なくとも25%の直径を有し、且つ、第1テーパ部68aが第1端部60の直径の約半分である最大直径を有するものとされる。斯かる構成によって、ピストン24との当接面積(即ち、第1端面61)及び摩擦部材22との当接面積(即ち、第2端面63)の双方を減少させることができる。
【0029】
好ましくは、第2端面63に、周方向に離間された一対の溝74を形成することができる。各溝74は、貫通孔68と外部空気との流体連通手段を提供すべく、該貫通孔68から側壁64まで径方向外方に延びている。好ましくは、図12に良く示されるように、該一対の溝74は周方向に等間隔に配設され、且つ、各溝74が隣接する一対の突起66間の周方向略中央に位置するように配設される。斯かる構成により、貫通孔68は、溝74を介して、外部空気と流体的に連通された状態となっている。さらに、側壁74は、突起66の存在によって、外部空気と流体的に連通された状態となっている。このように、断熱部材26には、内部空間及び外部空間の双方が備えられている。
【0030】
前述したように、ピストン24は、好ましくは、アルミニウムによって形成される。該アルミニウムは、熱伝導係数が約164である。断熱部材26は、好ましくは、前述の通り、フェノールプラスチックを用いて形成される。フェノールプラスチックの熱伝導係数は、約0.13〜0.25である。さらに、空気は、約0.02という,より低い熱伝導係数を有している。従って、摩擦部材22からピストン24への伝熱量を減少させるにあっては、ピストン24と断熱部材26との間、及び/又は断熱部材26と摩擦部材22との間に、空間を設けるのが望ましい。斯かる構成により、作動流体又は油圧流体への伝熱量も減少させることができる。
【0031】
図1〜3を再び参照すると、一対のブレーキ操作機構28a,28bが図示されている。該ブレーキ操作機構28a,28bは、ディスクブレーキアッセンブリ12,14をコントロールする為に備えられる。該ブレーキ操作機構28a,28bは、好ましくは、ハンドルバー19の把持部近傍に固着される。該ブレーキ操作機構28a,28bは通常の方法に従って操作され、斯かる操作に応じて、ディスクブレーキアッセンブリ12,14は、摩擦部材22を、自転車ホイール16及びディスクブレーキロータ18が回転自在となる解放位置からブレーキ位置へ移動するようになっている。ブレーキ位置においては、ディスクブレーキアッセンブリ12,14は、ディスクブレーキロータ18及びホイール16の回転を停止させるべく、該ブレーキロータ18へ制動力を付加する。
【0032】
ここで、前記ブレーキ操作機構28a,28bについて詳細に説明する。ブレーキ操作機構28a,28bは、ディスクブレーキロータ18に強制的なグリップ作用を与え、ホイール16の回転を停止させるべく、通常の方法に従ってディスクブレーキアッセンブリ12,14を作動させるように構成されている。ブレーキ操作機構28bはリアディスクブレーキアッセンブリ14を作動させ、ブレーキ操作機構28aはフロントディスクブレーキアッセンブリ12を作動させる。ブレーキ操作機構28bは、ブレーキ操作機構28aの鏡像関係である点を除き、該ブレーキ操作機構28aと実質的に同一である。ブレーキ操作機構28a,28bは、それぞれ、ブレーキレバー80と、油圧又はマスターシリンダ81と、油圧又はマスターピストン82と、作動流体リザーバ83とを備えている。好ましくは、ブレーキ操作機構28a,28bは、それぞれ、ハンドルバー19に装着される単一ユニットとされる。
【0033】
詳しくは、ブレーキ操作機構28a,28bの何れにおいても、ブレーキレバー80は、装着部84及びレバー部85を有している。装着部84は、通常の方法によって、ハンドルバー19に装着されるように構成されている。該装着部84はマスターシリンダ81と一体的に形成されており、該マスターシリンダ81,マスターピストン82及び作動流体リザーバ83の全てがブレーキレバー80の装着部84に支持されるようになっている。レバー部85は、解放位置とブレーキ位置との間で移動し得るように、前記装着部84に揺動自在に連結されている。レバー部85は、一般的に方法に従って、通常状態において解放位置に維持される。
【0034】
マスターピストン82は、一般的な方法に従って、マスターシリンダ81内に移動可能に収納されている。より詳しくは、作動流体リザーバ83は、マスターシリンダ81に装着されており、該マスターシリンダ81の内部孔に作動流体を供給すべく該内部孔に流体的に接続されている。マスターピストン82は、マスターシリンダ81内で軸線方向に沿って移動し得るように、レバー部85に一端部が連結されている。斯かる構成によって、レバー部85を揺動させると、マスターピストン82がマスターシリンダ81内において軸線方向に移動する。斯かるマスターシリンダ81内におけるマスターピストン82の移動によって、流体接続ユニット33を介してディスクブレーキアッセンブリ12又は14に接続された油圧ライン86の流体圧力が増加する。斯かる作動流体の圧力増加によって、ピストン24及び摩擦部材22は軸線方向に移動してディスクブレーキロータ18と係合し、ホイール16の回転を停止させる。
【0035】
実施の形態2.
図16〜20を参照すると、複数の断熱部材126を備えた変形ディスクブレーキアッセンブリ112が、本発明の実施の形態2に従って図示されている。本発明の実施の形態2は、前記実施の形態1における断熱部材26が変形されている点を除き、前記実施の形態1と実質的に同一である。即ち、本実施の形態2においては、前記断熱部材26が変形断熱部材126に置換されている。本実施の形態2に係るディスクブレーキアッセンブリ112における他の部材は、前記実施の形態1に係るディスクブレーキアッセンブリ12と実質的に同一である。従って、これらの共通部材については、詳細には説明又は図示しない。なお、前記実施の形態1におけると共通部材については、同一符号を付している。
【0036】
断熱部材126は、好ましくは、低熱伝導係数のプラスチック材料から形成された剛性環状部材とされる。該断熱部材126は、好ましくは、フェノールプラスチック材料を用いて形成される。該断熱材料126は、好ましくは、射出成形又は他の適切な製造技術を用いて形成される。断熱部材126は、摩擦部材22からピストン24への伝導熱を放散し、これにより、作動流体への伝熱量を減少させるように、ピストン24と摩擦部材22との間に配設されている。該断熱部材126は、第1端面161を備えた第1端部160と、第2端面163を備えた第2端部162と、前記第1端面161及び第2端面163の間に延びる側壁164とを有している。該断熱部材126は、前記実施の形態1における複数の突起66を有さない。その一方、該断熱部材126は、第1端面161から第2端面163まで延びる貫通孔168を備えている。
【0037】
前記断熱部材126の第1端部160は、ピストン24の内部リセス50に係入される大きさ及び形状とされている。好ましくは、断熱部材126の第2端部162は、ピストン24の内部リセス50内に部分的に受け入れられる。即ち、好ましくは、前記断熱部材126は、図20に良く示されるように、第2端部162がピストン24を越えて外方へ延びるように構成されている。前記側壁164は、前記第1端部160を第2端部162から分離する保持スロット170を備えている。
【0038】
好ましくは、断熱部材126の第1端部160は第1直径を有し、且つ、第2端部162は第1直径と等しい第2直径を有するものとされる。該第1端部160の第1直径は、前記ピストン24における内周面54の小径部54cの内径と略同一である。断熱部材126をピストン24の内部リセス50内に保持すべく、前記保持スロット170内には保持リング72が配設されている。より詳しくは、該断熱部材126は、保持リング72がリセス50の内周面54における第1テーパ部54bと当接するように、構成されている。即ち、保持リング72は、前記保持スロット170内に装着された際に、断熱部材126の第1端部160を越えて径方向外方へ延びるようになっている。
【0039】
前記貫通孔168は、第1端面161から第2端面163まで延びており、好ましくは、径方向中央に位置した中央貫通孔とされる。該貫通孔168は、第1テーパ部168aと、軸線方向中央に位置する中央部168bと、第2テーパ部168cとを備えている。
【0040】
好ましくは、貫通孔168は断熱部材126の最大径の約25%より大径の内径を有するものとされる。より好ましくは、該貫通孔168は断熱部材126の最大径の約40%の内径を有するものとされる。斯かる構成によって、ピストン24との当接面積(即ち、第1端面161)及び摩擦部材22との当接面積(即ち、第2端面63)の双方を減少させることができる。
【0041】
好ましくは、断熱部材126の前記第2端面163に、複数の溝174を形成することができる。各溝174は、貫通孔168から側壁164まで径方向外方に延びている。より好ましくは、該複数の溝174は、貫通孔168と外部空気との流体連通手段を提供すべく、周方向に等間隔に配設される。好ましくは、前記第2端面163は、互いに周方向に90度間隔で配設された4つの溝174を備えるものとされる。
【0042】
なお、本明細書で使用した「実質的」,「略」,「約」又は「ほぼ」等の程度を示す用語は、結果物が実質的に異なるものとはならないような許容範囲を意味している。従って、これらの用語は、本発明の作用を損なわない限り、±25%の幅を有するものと解釈されるべきである。
【0043】
本発明の説明として選択した実施の形態のみを説明したが、特許請求の範囲によって画される発明の範囲を逸脱することなく、種々の変化及び変更が可能であることは、本開示から当業者にとって明らかであろう。本発明に係る前記実施の形態の説明は例示の為のみに備えられたものであり、特許請求の範囲及びその均等範囲によって画される本発明の範囲を限定するものではない。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るディスクブレーキアッセンブリ用断熱部材によれば、摩擦部材から作動流体へ伝導される熱量を減少させることができ、これにより、ベーパーロック現象を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態に従ったフロント及びリアディスクブレーキアッセンブリを備えた自転車の側面図である。
【図2】図2は、図1に示す自転車のフロントフォークに連結されたフロントディスクブレーキアッセンブリ及びフロントディスクブレーキ操作機構の模式図である。
【図3】図3は、図1に示す自転車のリアフォークに連結されたリアディスクブレーキアッセンブリ及びリアディスクブレーキ操作機構の模式図である。
【図4】図4は、図2に示すフロントディスクブレーキアッセンブリの前部分の側面図であり、図示の為に自転車フレームを取り除いた状態で示している。
【図5】図5は、図1に示す自転車の一のホイールにおける自転車ハブ及びディスクブレーキロータの部分断面図である。
【図6】図6は、図2及び図4に示すフロントディスクブレーキアッセンブリの部分分解図である。
【図7】図7は、図4における7−7線に沿った,フロントディスクブレーキアッセンブリの部分拡大断面図である。
【図8】図8は、図2,4,6及び7に示すディスクブレーキアッセンブリにおける一のピストンの側面図である。
【図9】図9は、図8に示すピストンの平面図である。
【図10】図10は、図9における10−10線に沿った,ピストンの断面図である。
【図11】図11は、図2,4,6及び7に示すディスクブレーキアッセンブリにおける一の断熱部材の側面図である。
【図12】図12は、図11に示す断熱部材の平面図である。
【図13】図13は、図12における13−13線に沿った,断熱部材の断面図である。
【図14】図14は、図12における14−14線に沿った,断熱部材の断面図である。
【図15】図15は、保持リングを備えた前記断熱部材をピストンのリセス内に装着した状態の断面図である。
【図16】図16は、本発明の実施の形態2に従ったディスクブレーキアッセンブリの部分拡大断面図である。
【図17】図17は、図16に示すディスクブレーキアッセンブリにおける断熱部材の側面図である。
【図18】図18は、図17に示す断熱部材の平面図である。
【図19】図19は、図18における19−19線に沿った前記断熱部材の断面図である。
【図20】図20は、保持リングを備えた図17〜19に示す前記断熱部材をピストンのリセス内に装着した状態の断面図である。
【符号の説明】
12 フロントディスクブレーキアッセンブリ
14 リアディスクブレーキアッセンブリ
20 キャリパーハウジング
22 摩擦部材
24 ピストン
26 断熱部材
50 内部リセス
60 第1端部
61 第1端面
62 第2端部
63 第2端面
64 側壁
66 突起
68 貫通孔
70 保持スロット
72 保持リング
74 溝
Claims (31)
- ディスクブレーキアッセンブリ用の断熱部材であって、
第 1 端面を有し且つピストンの内部リセスに係入される大きさ及び形状とされた第 1 端部と、第 1 端面から軸方向に離間された第2端面を有する第2端部と、第1端面と第2端面との間に延びる側壁とを備え、
第2端部は、第1端部の第1直径よりも小径の第2直径を有し、
第2端部の側壁に、径方向外方に向けて延びる複数の突起が、周方向に離間して設けられ、これら突起を含む第3直径が第1直径と等しく設定されていることを特徴とする断熱部材。 - 複数の突起は周方向に等間隔に離間されていることを特徴とする請求項1記載の断熱部材。
- 側壁は、第1端部と第2端部とを分離するよう周方向に沿って保持スロットを有し、突起は第2端部の軸方向長さよりも短い軸方向長さを有していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の断熱部材。
- 第1端面から第2端面まで延びる貫通孔が形成され、第2端面に、貫通孔から側壁まで径方向外方に向けて延びる溝が少なくともひとつ形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の断熱部材。
- 溝は第2端面に周方向に離間して一対で設けられ、これら溝それぞれは、貫通孔から側壁まで延長されていることを特徴とする請求項4記載の断熱部材。
- 複数の溝は、周方向に等間隔に離間して設けられていることを特徴とする請求項5記載の断熱部材。
- 複数の溝は、隣合う突起の間の周方向中央に配設されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の断熱部材。
- 貫通孔は、断熱部材の最大外径の少なくとも25%の内径を有していることを特徴とする請求項4〜請求項7の何れかに記載の断熱部材。
- プラスチック材料からなるワンピースの単一部材として形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の断熱部材。
- ディスクブレーキアッセンブリ用の断熱部材であって、
第 1 端面を有し、且つピストンの内部リセスに係入される大きさ及び形状とされた第 1 端部と、第 1 端面から軸方向に離間された第2端面を有する第2端部と、第1端面と第2端面との間に延びる側壁とを備え、
第1端面から第2端面まで延びる貫通孔が形成され、第2端面に、貫通孔から側壁まで径方向外方に向けて延びる溝が形成されていることを特徴とする断熱部材。 - 複数の溝が、周方向に等間隔に離間されていることを特徴とする請求項10記載の断熱部材。
- 複数の溝は、それぞれ隣合う一対の突起の間の周方向中央に配設されていることを特徴とする請求項11記載の断熱部材。
- 周方向に離間された複数の溝が一対で設けられていることを特徴とする請求項11または請求項12記載の断熱部材。
- 第1端部と第2端部とを分離するよう周方向に沿って、保持リングが係入される保持スロットを有していることを特徴とする請求項10〜請求項13の何れかに記載の断熱部材。
- 貫通孔は、断熱部材の最大外径の少なくとも25%の内径を有していることを特徴とする請求項10〜請求項14の何れかに記載の断熱部材。
- ディスクブレーキアッセンブリ用の断熱部材であって、
第 1 端面を有し且つピストンの内部リセスに係入される大きさ及び形状とされた第 1 端部と、第 1 端面から軸方向に離間された第2端面を有する第2端部と、第1端面と第2端面との間に延びる側壁と、第1端面から第2端面まで延びる貫通孔とを備え、
側壁には複数の突起が設けられ、第2端面は周方向に離間された溝を有し、溝は貫通孔から側壁まで径方向に延びていることを特徴とする断熱部材。 - キャリパハウジングのピストン受入開口に、内部リセスを有するピストンが内部リセスどうしを対向させるようにして互いに接近離間自在に設けられ、ピストンそれぞれの内部リセスに断熱部材が装着され、断熱部材それぞれに摩擦部材が対向するよう取付けられ、両摩擦部材の間にロータ受入スロットが設けられるディスクブレーキアッセンブリであって、
断熱部材は、第 1 端面を有し且つピストンの内部リセスに係入される大きさ及び形状とされた第 1 端部と、第 1 端面から軸方向に離間された第2端面を有する第2端部と、第1端面と第2端面との間に延びる側壁とを備え、
第2端部は、第1端部の第1直径よりも小径の第2直径を有し、
第2端部の側壁に、径方向外方に向けて延びる複数の突起が、周方向に離間して設けられ、これら突起を含む第3直径が第1直径と等しく設定されていることを特徴とするディスクブレーキアッセンブリ。 - 断熱部材の複数の突起は、周方向に等間隔に離間されていることを特徴とする請求項17記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 断熱部材に、第1端面から第2端面まで延びる貫通孔が形成され、第2端面に、貫通孔から側壁まで径方向外方に向けて延びる溝が少なくとも一つ形成されていることを特徴とする請求項17または請求項18記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 断熱部材の溝は、第2端面に周方向に離間して一対で設けられ、これら溝それぞれは、貫通孔から側壁まで延長されていることを特徴とする請求項19記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 断熱部材の複数の溝は、隣合う突起の間の周方向中央に配設されていることを特徴とする請求項19または請求項20記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 断熱部材の突起は、第2端部の軸方向長さよりも短い軸方向長さを有していることを特徴とする請求項17〜請求項21の何れかに記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 側壁は、保持リングが係入される周方向に沿った保持スロットを有していることを特徴とする請求項17〜請求項22の何れかに記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 断熱部材は、プラスチック材料からなるワンピースの単一部材として形成されていることを特徴とする請求項18〜請求項23の何れかに記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- キャリパハウジングのピストン受入開口に、内部リセスを有するピストンが内部リセスどうしを対向させるようにして互いに接近離間自在に設けられ、ピストンそれぞれの内部リセスに断熱部材が装着され、断熱部材それぞれに摩擦部材が対向するよう取付けられ、両摩擦部材の間にロータ受入スロットが設けられるディスクブレーキアッセンブリであって、
断熱部材は、第 1 端面を有し且つピストンの内部リセスを形成する第1環状部に挿入される第 1 端部と、第2端面を有して第 1 端面から離間し且つピストンの内部リセスを形成する第2環状部に第1端部側の一部が挿入される第2端部と、第1端面と第2端面との間に延びる側壁とを備え、第1端面から第2端面まで延びる貫通孔が形成され、第2端面に、貫通孔を外部空気と流体的に連通させるための溝が、貫通孔から側壁まで径方向外方に向けて延長されていることを特徴とするディスクブレーキアッセンブリ。 - 断熱部材の貫通孔は、断熱部材の最大外径の少なくとも25%の内径を有していることを特徴とする請求項25記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 断熱部材に、複数の溝が周方向に等間隔に離間されていることを特徴とする請求項25または請求項26記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 断熱部材の複数の溝は、それぞれ隣合う一対の突起の間の周方向中央に配設されていることを特徴とする請求項27記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 断熱部材は、第1端部と第2端部とを分離するよう周方向に沿って、保持リングが係入される保持スロットを有していることを特徴とする請求項25〜請求項28の何れかに記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- 保持スロットは、第1端部と第2端部とを分離していることを特徴とする請求項29記載のディスクブレーキアッセンブリ。
- キャリパハウジングのピストン受入開口に、内部リセスを有するピストンが内部リセスどうしを対向させるようにして互いに接近離間自在に設けられ、ピストンそれぞれの内部リセスに断熱部材が装着され、断熱部材それぞれに摩擦部材が対向するよう取付けられ、両摩擦部材の間にロータ受入スロットが設けられるディスクブレーキアッセンブリであって、
断熱部材は、第 1 端面を有し且つピストンの内部リセスに係入される大きさ及び形状とされた第 1 端部と、第 1 端面から軸方向に離間された第2端面を有する第2端部と、第1端面と第2端面との間に延びる側壁とを備え、
側壁に、断熱部材とピストンとの間にすき間を形成すべく径方向外方に向けて延びる複数の突起が周方向に離間して設けられ、断熱部材は、第1端面から第2端面まで延びる貫通孔を有し、第2端面は周方向に離間された一対の溝を有し、一対の溝はそれぞれ貫通孔から側壁まで径方向外方に延びていることを特徴とするディスクブレーキアッセンブリ。
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