JP2002031173A - ディスクブレーキアッセンブリ用断熱部材,ディスクブレーキアッセンブリ及びピストン - Google Patents

ディスクブレーキアッセンブリ用断熱部材,ディスクブレーキアッセンブリ及びピストン

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自転車用ブレーキにおいて、摩擦部材から作
動流体への伝導熱を放散し得る断熱部材を提供する。 【解決手段】 第1端面61を有し、且つ、ピストンの
内部リセス50に係入される大きさ及び形状とされた第
1端部60と、前記第1端面60から離間された第2端
面63を有する第2端部と、前記第1端面60と第2端
面63との間に延びる側壁とを備え、前記側壁には、突
起66が設けられている。この断熱部材26は低熱伝導
係数の材料から形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクブレーキ
アッセンブリ用断熱部材、ディスクブレーキアッセンブ
リ、及び前記断熱部材が装着されるピストンに関する。
より詳しくは、本発明は、ピストンと摩擦部材との間に
配設され、該摩擦部材からディスクブレーキアッセンブ
リの作動流体への熱伝導量を減少させ得る断熱部材、該
断熱部材を備えたディスクブレーキアッセンブリ、及び
前記断熱部材が装着されるピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】自転車は、輸送手段としてばかりではな
く、レクレーションの形態としても急速に人気が高まっ
てきており、さらに、大変に人気のある競技スポーツと
もなっている。自転車がレクレーション,輸送手段又は
競技の何れに使用されるものであろうと、自転車業界は
常にその構成部品の開発に努めている。過去何年にも亘
って繰り返し設計変更されてきている部品の一つとし
て、ブレーキシステムが存在する。特に、ブレーキシス
テムにおける制動力は常に上昇し続けている。
【0003】現在、数種の自転車ブレーキ装置が市販さ
れている。一般的な自転車ブレーキ装置のタイプとして
は、リムブレーキ、キャリパーブレーキ、及びディスク
ブレーキが例示される。高性能なブレーキシステムを望
むライダーは、通常、ディスクブレーキシステムを選択
する。ディスクブレーキシステムは、ブレーキレバーに
付加される操作力に対して大きな制動力を提供する。さ
らに、ディスクブレーキシステムは、一般的に、天候や
走行条件に拘わらず、高レベルな確実性を提供する。も
ちろん、ライダーは、ディスクブレーキシステムに対
し、より大きな制動力等のより良い性能を常に要求して
いる。
【0004】一般的に、ディスクブレーキは、一又は複
数のピストンを有するキャリパーハウジングと、一対の
ブレーキパッドとを備え、該一対のブレーキパッドの一
方及び双方が前記キャリパーハウジングに対して相対移
動可能に装着されている。該ブレーキパッドは、ホイー
ルに固着されたディスク又はローターに対して押圧さ
れ、ディスクの回転、即ち、ホイールの回転を停止させ
るようになっている。該ブレーキパッドは、カム機構等
によって、油圧的又は機械的にディスクへ向けて押動さ
れる。油圧ディスクブレーキシステムは、一般的に、天
候及び走行条件の如何に拘わらず、高レベルな確実性を
提供する。しかしながら、斯かる油圧作動型ディスクブ
レーキにおいては、油圧流体又は作動流体がオーバーヒ
ートし、ベーパーロック現象が生じる恐れがあるという
問題がある。即ち、ブレーキ動作による熱によって油圧
流体の容積が増加し、これにより、ブレーキレバーが解
放位置にあるにも拘わらず、ブレーキパッドがブレーキ
ディスクと係合する恐れがある。ベーパーロック現象が
生じると、自転車ホイールがロックし、ライダーが落車
する恐れがある。
【0005】従来のディスクブレーキシステムにおいて
は、斯かるベーパーロック現象を防止する為に種々のホ
イール方が利用されている。例えば、より多くの熱を吸
収する為に、キャリパーハウジングをより大きく形成す
ることが行われている。さらに、他の方法としては、よ
り広い表面領域を備えた大型のブレーキディスクが提案
されている。さらに、ベーパーロック現象は、高性能油
圧流体を使用することによっても、抑止され得る。ベー
パーロック現象を防止する為のさらに他の方法として
は、従来のブレーキパッドに比して、熱をブレーキハウ
ジングに伝えにくいブレーキパッド又は摩擦パッドを用
いることがある。さらに他の方法としては、ピストンと
摩擦パッドとの間に断熱部材を備えることも提案されて
いる。しかしながら、該従来のベーパーロック現象防止
方法は種々の問題点を有している。一つの問題点として
は、これらの解決方法は製造コストが高騰する点にあ
る。又、前記従来の解決方法の幾つかは、十分な効果を
奏さない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの観点から、従
来技術における前記問題点を解消し得るディスクブレー
キアッセンブリ用断熱部材が望まれている。本発明は、
従来技術における斯かる要望と共に、本開示から当業者
にとって明らかになるであろう他の要望に鑑みなされた
ものである。
【0007】本発明の一の目的は、ディスクブレーキア
ッセンブリにおける摩擦部材から作動流体への伝導熱を
放散し得る断熱部材を提供することである。本発明の他
の目的は、作動流体への伝導熱を放散させるべく、既存
のディスクブレーキアッセンブリに適用し得る汎用性の
高い断熱部材を提供することである。本発明のさらに他
の目的は、容易且つ安価に製造し得る断熱部材を提供す
ることである。本発明のさらに他の目的は、前記断熱部
材を備えたディスクブレーキアッセンブリ、及び前記断
熱部材が装着されるピストンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、断熱部材を
備えたディスクブレーキアッセンブリを提供することに
よって達成される。該ディスクブレーキアッセンブリ
は、キャリパーハウジングと、該キャリパーハウジング
に連結される第1及び第2摩擦部材と、ピストンと、断
熱部材とを備えている。前記第1及び第2摩擦部材は、
両者の間にロータ受入スロットを形成するように、前記
キャリパーハウジングに連結されている。さらに、少な
くとも前記第1摩擦部材は、前記キャリパーハウジング
に移動自在に連結されている。前記ピストンは、前記第
1摩擦部材を解放位置とブレーキ位置との間で移動させ
得るように、前記キャリパーハウジングに移動自在に連
結されている。前記ピストンは、内部リセスを有してい
る。前記断熱部材は、前記ピストンと第1摩擦部材との
間に配設されている。前記断熱部材は、前記ピストンの
リセス内に受け入れられる第1端面を備えた第1端部
と、前記第1端面から離間された第2端面を備えた第2
端部と、前記第1端面及び第2端面の間に延びる側壁と
を有している。前記第2端部は、一部分が前記ピストン
のリセス内に収容されるようになっており、且つ、該断
熱部材と前記ピストンとの間に間隙を形成する為の突起
を有している。
【0009】前記目的は、他の態様に係る断熱部材を備
えたディスクブレーキアッセンブリを提供することによ
っても達成される。該ディスクブレーキアッセンブリ
は、キャリパーハウジングと、該キャリパーハウジング
に連結された第1及び第2摩擦部材と、ピストンと、断
熱部材とを備えている。前記第1及び第2摩擦部材は、
両者の間にロータ受入スロットを形成するように、前記
キャリパーハウジングに連結されている。さらに、少な
くとも前記第1摩擦部材は、前記キャリパーハウジング
に移動自在に連結されている。前記ピストンは、前記第
1摩擦部材を解放位置とブレーキ位置との間で移動させ
得るように、前記キャリパーハウジングに移動自在に連
結されている。前記ピストンは、内部リセスを有してい
る。前記断熱部材は、前記ピストンと第1摩擦部材との
間に配設されている。前記断熱部材は、前記ピストンの
リセス内に受け入れられる第1端面を備えた第1端部
と、前記第1端面から離間された第2端面を備えた第2
端部と、前記第1端面及び第2端面の間に延びる側壁と
を有している。前記第2端部は一部分が前記ピストンの
リセス内に収容されるようになっており、且つ、前記第
2端面には溝が設けられている。
【0010】本発明におけるこれらの及び他の目的,構
成,仕様及び効果は、添付図面を参照しつつ、本発明の
好ましい実施の形態を開示する以下の詳細な説明から、
当業者にとって明らかであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1〜10を参照すると、本発明の好ましい実施の形態
に従ったフロントディスクブレーキアッセンブリ12及
びリアブレーキアッセンブリ14を備えた自転車10が
図示されている。該フロント及びリアブレーキアッセン
ブリ12,14は、フレーム13に固着される,比較的
一般的な流体操作ディスクブレーキである。従って、該
ディスクブレーキアッセンブリ12,14については、
後述するように、本発明の好ましい実施の形態に応じて
変更されている点を除き、本明細書では詳細には説明及
び図示しない。
【0012】前記フロントディスクブレーキアッセンブ
リ12はフレーム13のフロントフォーク15に固着さ
れており、リアディスクブレーキアッセンブリ14はフ
レーム13のリアフォーク17に固着されている。前記
フレーム13は、自転車10を操向する為に、フロント
フォーク15に装着されたハンドルバー19を備えてい
る。自転車10は、フレーム13に回転自在に連結され
た一対のホイール16を有している。一方のホイール1
6はフロントフォーク15に連結され、他方のホイール
16はリアフォーク17に連結されている。各ホイール
16は、一般的な方法によって該ホイールに固着される
ディスクブレーキロータ18を有している。
【0013】自転車10及びその種々の構成部品は、比
較的、一般的である。従って、自転車10及びその種々
の構成部品については、本実施の形態に従ったフロント
及びリアディスクブレーキアッセンブリ12,14に関
連する点を除き、本明細書では詳細には説明及び図示し
ない。さらに、フロント及びリアディスクブレーキアッ
センブリ12,14は、実質的に同一である。従って、
以下においては、フロントディスクブレーキアッセンブ
リ12だけを詳細に説明又は図示するが、フロントディ
スクブレーキアッセンブリ12の説明がリアディスクブ
レーキアッセンブリ14にも適用され得ることは、本開
示から当業者にとって明らかであろう。
【0014】フロントディスクブレーキアッセンブリ1
2は、キャリパーハウジング20と、一対の摩擦部材2
2と、複数のピストン24と、複数の断熱部材26と、
ブレーキ操作機構28aとを備えている。キャリパーハ
ウジング20は、ネジ付ファスナーを使用して、一般的
な方法によりフロントフォーク15に固着されている。
第1及び第2摩擦部材22は、両者の間にロータ受入ス
ロットを形成するように、キャリパーハウジング20に
連結されている。前記一対の摩擦部材22の少なくとも
一方がキャリパーハウジング20に対して相対移動可能
とされており、好ましくは、前記一対の摩擦部材22の
双方がキャリパーハウジング20に対して相対移動可能
とされる。又、少なくとも一つのピストン24がキャリ
パーハウジング20に対して移動可能に連結されてい
る。好ましくは、各ピストン24が、それぞれ、キャリ
パーハウジング20に対して移動可能とされる。各断熱
部材26は、好ましくは、摩擦部材22からピストン2
4へ伝導される熱を放散すべく、ピストン24と一の摩
擦部材22との間に配設される。
【0015】キャリパーハウジング20は、好ましく
は、鋳造アルミニウム等の剛性金属材料を用いて形成さ
れる。キャリパーハウジング20は、第1キャリパーハ
ウジング部30aと第2キャリパーハウジング部30b
とを有している。第1及び第2キャリパーハウジング部
30a,30bは、複数のボルトによって、一体的に連
結されている。該第1キャリパーハウジング部30aに
は、流体接続ユニット33(図4参照)を受け入れる為
の流体入口開口又は第1ネジ付孔32が形成されてい
る。第2キャリパーハウジング部30bは、ブリードバ
ルブ35(図4参照)を受け入れる為の第2ネジ付孔3
4を有している。キャリパーハウジング20は、好まし
くは、4つのポート又はピストン受入開口36(2つの
みを図示)を備える。より詳しくは、第1及び第2キャ
リパーハウジング部30a,30bのそれぞれには、図
6に示すように、2個のピストン24を受け入れる為の
一対のピストン受入開口36が形成されている。前記第
1又は第2キャリパーハウジング部30a,30bの一
方に形成された一対のピストン受入開口36は、該第1
及び第2キャリパーハウジング部30a,30bの他方
に形成された一対のピストン受入開口36と対向するよ
うに配設されている。(第1及び第2キャリパーハウジ
ング部30a,30bの一方に装着された)一対のピス
トン24は、一の摩擦部材22をディスクブレーキロー
タ18へ向けて押動するように、構成されている。
【0016】ピストン受入開口36は、流体ライン37
の油圧ライン網を介して、流体接続ユニット33及びブ
リードバルブ35に流体的に接続されている。従って、
作動流体が流体接続ユニット33を介してキャリパーハ
ウジング20へ供給されると、該作動流体は流体ライン
37を通ってピストン受入開口36へ流入する。各ピス
トン受入開口36は、好ましくは、一のピストン24を
受け入れ得る大きさ及び形状の環状開口とされる。さら
に、各ピストン受入開口36は、リターンシールリング
又はスプリングバックシール39が係入される環状溝3
8を有している。
【0017】前記スプリングバックシール39は、ゴム
又は可撓性プラスチック等の弾性材料ディスクブレーキ
形成された環状部材である。該スプリングハックシール
39は、ピストン24がピストン受入開口36内に配設
された際に、該ピストン受入開口36の内部領域をキャ
リパーハウジング20の外方から周方向に亘ってシール
する機能を果たす。従って、作動流体がピストン受入開
口36の内部領域へ供給されると、ピストン24はロー
ター18へ向かって移動する。これにより、摩擦部材2
2もディスクブレーキロータ18へ向かって移動し、ロ
ータ18、即ち、ホイール16に制動力を付加する。
又、該スプリングバックシール39は、ピストンが解放
位置からブレーキ位置へ移動するに応じて弾性変形す
る。従って、作動流体がピストン受入開口36から流出
すると、該スプリングバックシール39は、自己の弾性
復元力によって、ピストン24をブレーキ位置から解放
位置へ移動させる。
【0018】好ましくは、前記キャリパーハウジング2
0は、前述の通り、2つの摩擦部材22が移動自在に連
結されるように構成されている。さらに、該2つの摩擦
部材22は、両者の間にローター受入スロットが形成さ
れるように、キャリパーハウジング20に移動自在に連
結されている。各摩擦部材22は、一般的な方法によっ
て摩擦材42が固着されるプレート40を有している。
各プレート40は、好ましくは、通常の方法によって剛
性金属材料を用いて形成される。該プレート40は、装
着ピン46を摺動自在に受け入れる装着孔44を有して
いる。前記装着ピン46は、一端部にはネジが形成さ
れ、且つ、他端部において一般的な方法によって摩擦部
材22をキャリパーハウジング20に固定する固定部材
47と係合している。
【0019】前記一対の摩擦部材22間には、スプリン
グプレート又はパッドスプリング71が配設されてお
り、該一対の摩擦部材22を互いに離間させるように付
勢している。該パッドスプリング41は、互いに対向す
る前記一対のプレート40のそれぞれに係合されてい
る。それ故、作動流体がピストン受入開口36から流出
すると、パッドスプリング41は摩擦部材22をブレー
キ位置から解放位置へ戻すように作用し、且つ、スプリ
ングバックシール39はピストン24をブレーキ位置か
ら解放位置へ戻すように作用する。このようにして、ピ
ストン24及び摩擦部材22は、確実にブレーキ位置か
ら解放位置へと移動する。
【0020】ここで、図8〜図10を参照すると、各ピ
ストン24は、好ましくは、鋳造アルミニウム等の剛性
金属材料から形成される環状部材とされる。該ピストン
24は、作動流体の圧力によって対応する一の摩擦部材
22を解放位置とブレーキ位置との間で移動させ得るよ
うに、キャリパーハウジング20に移動可能に連結され
ている。前記スプリングバックシール26は、摩擦作用
によってピストン24をピストン受入開口36内に保持
する。該ピストン24の解放位置からブレーキ位置への
移動は、前述の通り、ピストン受入開口36へ作動流体
を供給することによって行われる。そして、該ピストン
24は、作動流体がピストン受入開口36から流出され
ると、スプリングバックシール39によってブレーキ位
置から解放位置へ戻される。各ピストン24は、好まし
くは、対応する一の摩擦部材22と向き合う内部リセス
50を備えている。
【0021】より好ましくは、各ピストン24は、端壁
部51と、前記内部リセス50を形成すべく該端壁部5
1から延びる環状の側壁部53とを備えている。前記側
壁部53は、端壁部51の端壁内面52からリセス50
の開口端部へ延びる環状の内周面54を有している。こ
のように、前記内部リセス50は、一つの端壁内面52
と一つの環状内周面54とによって形成されている。
【0022】好ましくは、内部リセス50は、内径が変
化する環状リセスとされる。即ち、該内部リセス50
は、好ましくは、環状の大径部54aと、環状の第1テ
ーパ部54bと、環状の小径部54cと、環状の第2テ
ーパ部54dとを備えている。前記大径部54aは、環
状湾曲部を介して、前記端壁内面52に接続されてい
る。該大径部54aは端壁内面52に隣接しており、第
1環状部を構成している。前記第1テーパ部54bは、
大径部54aと小径部54cとの間に延びている。小径
部54cは内部リセス50の開口端部に隣接しており、
第2環状部を構成している。第2テーパ部54dは、小
径部54cと内周面54の自由端部との間に延びてい
る。大径部54aは、小径部54cよりも大径とされて
いる。さらに、該内部リセス50は、一の断熱部材26
を受け入れ得る大きさ及び形状とされている。
【0023】図11〜15に示すように、断熱部材26
は、好ましくは、低伝熱係数のプラスチック材料から形
成された剛性の環状材料とされる。該断熱部材26は、
好ましくは、フェノールプラスチック材料から形成され
る。該断熱材料26は、好ましくは、射出成形又は他の
適切な製造技術を用いて形成される。前述したように、
断熱部材26は、摩擦部材22からピストン24への伝
導熱を放散し、これにより、作動流体への伝熱量を減少
させるように、ピストン24と摩擦部材22との間に配
設されている。
【0024】前記断熱部材26は、第1端面61を備え
た第1端部60と、第2端面63を備えた第2端部62
と、前記第1端面61及び第2端面63の間に延びる側
壁64とを有している。該断熱部材26は、好ましく
は、前記側壁64から延びる複数の突起66と、前記第
1端面61から第2端面63まで延びる貫通孔68とを
備えている。
【0025】前記断熱部材26の第1端部60は、ピス
トン24の内部リセス50に係入される大きさ及び形状
とされている。好ましくは、断熱部材26の第2端部6
2は、ピストン24の内部リセス50内に部分的に受け
入れられる。即ち、好ましくは、前記断熱部材26は、
図15に示すように、第2端部62がピストン24を越
えて外方へ延びるように構成されている。斯かる好まし
い態様においては、該断熱部材26は、摩擦部材22と
当接し、且つ、ピストン24と摩擦部材22との間に間
隙を維持するように構成されている。前記側壁64は、
前記第1端部60を第2端部62から分離する保持スロ
ット70を備えている。
【0026】好ましくは、断熱部材26の第1端部60
は第1直径を有し、且つ、第2端部62は第1直径より
も小径の第2直径を有するものとされる。該第1端部6
0の第1直径は、前記内周面54の小径部54cの内径
と略同一である。断熱部材26をピストン24の内部リ
セス50内に保持すべく、前記保持スロット70内には
保持リング72が配設されている。より詳しくは、該断
熱部材26は、保持リング72がリセス50の内周面5
4における第1テーパ部54bと当接するように、構成
されている。即ち、保持リング72は、前記保持スロッ
ト70内に装着された際に、断熱部材26の第1端部6
0を越えて径方向外方へ延びるようになっている。
【0027】好ましい態様において、前記側壁64は、
該側壁の外周面から径方向外方へ延びる4つの突起66
を有している。該突起66は、好ましくは、周方向に略
等間隔で配設される。該複数の突起66は、好ましく
は、断熱部材26とピストン24の内部リセス50との
間に空間を形成し得るように、該断熱部材26の第2端
部62に配設されている。該第2端部62に配設された
複数の突起66は、図12及び14に示すように、好ま
しくは、第1端部60の第1直径と同形の第3直径を有
するように径方向外方へ延びている。好ましくは、該複
数の突起66は、断熱部材26における第2端部62の
軸方向長さよりも短い軸方向長さを有するものとされ
る。さらに、断熱部材26がピストン24の内部リセス
50内に配設されると、突起66が該リセス50の内周
面54における小径部54cと当接するようになってい
る。従って、該断熱部材26は、リセス50内にしっか
りと配置される。
【0028】前記貫通孔68は、第1端面61から第2
端面63まで延びており、好ましくは、径方向中央に位
置した中央貫通孔とされる。該貫通孔68は、第1テー
パ部68aと、軸線方向中央に位置する中央六角形状部
68bと、第2テーパ部68cとを備えている。第1テ
ーパ部68aは、第1端面61に隣接した大径の円錐面
とされており、六角形状部68bにつながっている。該
六角形状部68bは、第1テーパ部68aから第2テー
パ部68cまで延びている。第2テーパ部68cは第2
端面63に隣接している。好ましくは、貫通孔68は第
2端部62の直径の少なくとも25%の直径を有し、且
つ、第1テーパ部68aが第1端部60の直径の約半分
である最大直径を有するものとされる。斯かる構成によ
って、ピストン24との当接面積(即ち、第1端面6
1)及び摩擦部材22との当接面積(即ち、第2端面6
3)の双方を減少させることができる。
【0029】好ましくは、第2端面63に、周方向に離
間された一対の溝74を形成することができる。各溝7
4は、貫通孔68と外部空気との流体連通手段を提供す
べく、該貫通孔68から側壁64まで径方向外方に延び
ている。好ましくは、図12に良く示されるように、該
一対の溝74は周方向に等間隔に配設され、且つ、各溝
74が隣接する一対の突起66間の周方向略中央に位置
するように配設される。斯かる構成により、貫通孔68
は、溝74を介して、外部空気と流体的に連通された状
態となっている。さらに、側壁74は、突起66の存在
によって、外部空気と流体的に連通された状態となって
いる。このように、断熱部材26には、内部空間及び外
部空間の双方が備えられている。
【0030】前述したように、ピストン24は、好まし
くは、アルミニウムによって形成される。該アルミニウ
ムは、熱伝導係数が約164である。断熱部材26は、
好ましくは、前述の通り、フェノールプラスチックを用
いて形成される。フェノールプラスチックの熱伝導係数
は、約0.13〜0.25である。さらに、空気は、約
0.02という,より低い熱伝導係数を有している。従
って、摩擦部材22からピストン24への伝熱量を減少
させるにあっては、ピストン24と断熱部材26との
間、及び/又は断熱部材26と摩擦部材22との間に、
空間を設けるのが望ましい。斯かる構成により、作動流
体又は油圧流体への伝熱量も減少させることができる。
【0031】図1〜3を再び参照すると、一対のブレー
キ操作機構28a,28bが図示されている。該ブレー
キ操作機構28a,28bは、ディスクブレーキアッセ
ンブリ12,14をコントロールする為に備えられる。
該ブレーキ操作機構28a,28bは、好ましくは、ハ
ンドルバー19の把持部近傍に固着される。該ブレーキ
操作機構28a,28bは通常の方法に従って操作さ
れ、斯かる操作に応じて、ディスクブレーキアッセンブ
リ12,14は、摩擦部材22を、自転車ホイール16
及びディスクブレーキロータ18が回転自在となる解放
位置からブレーキ位置へ移動するようになっている。ブ
レーキ位置においては、ディスクブレーキアッセンブリ
12,14は、ディスクブレーキロータ18及びホイー
ル16の回転を停止させるべく、該ブレーキロータ18
へ制動力を付加する。
【0032】ここで、前記ブレーキ操作機構28a,2
8bについて詳細に説明する。ブレーキ操作機構28
a,28bは、ディスクブレーキロータ18に強制的な
グリップ作用を与え、ホイール16の回転を停止させる
べく、通常の方法に従ってディスクブレーキアッセンブ
リ12,14を作動させるように構成されている。ブレ
ーキ操作機構28bはリアディスクブレーキアッセンブ
リ14を作動させ、ブレーキ操作機構28aはフロント
ディスクブレーキアッセンブリ12を作動させる。ブレ
ーキ操作機構28bは、ブレーキ操作機構28aの鏡像
関係である点を除き、該ブレーキ操作機構28aと実質
的に同一である。ブレーキ操作機構28a,28bは、
それぞれ、ブレーキレバー80と、油圧又はマスターシ
リンダ81と、油圧又はマスターピストン82と、作動
流体リザーバ83とを備えている。好ましくは、ブレー
キ操作機構28a,28bは、それぞれ、ハンドルバー
19に装着される単一ユニットとされる。
【0033】詳しくは、ブレーキ操作機構28a,28
bの何れにおいても、ブレーキレバー80は、装着部8
4及びレバー部85を有している。装着部84は、通常
の方法によって、ハンドルバー19に装着されるように
構成されている。該装着部84はマスターシリンダ81
と一体的に形成されており、該マスターシリンダ81,
マスターピストン82及び作動流体リザーバ83の全て
がブレーキレバー80の装着部84に支持されるように
なっている。レバー部85は、解放位置とブレーキ位置
との間で移動し得るように、前記装着部84に揺動自在
に連結されている。レバー部85は、一般的に方法に従
って、通常状態において解放位置に維持される。
【0034】マスターピストン82は、一般的な方法に
従って、マスターシリンダ81内に移動可能に収納され
ている。より詳しくは、作動流体リザーバ83は、マス
ターシリンダ81に装着されており、該マスターシリン
ダ81の内部孔に作動流体を供給すべく該内部孔に流体
的に接続されている。マスターピストン82は、マスタ
ーシリンダ81内で軸線方向に沿って移動し得るよう
に、レバー部85に一端部が連結されている。斯かる構
成によって、レバー部85を揺動させると、マスターピ
ストン82がマスターシリンダ81内において軸線方向
に移動する。斯かるマスターシリンダ81内におけるマ
スターピストン82の移動によって、流体接続ユニット
33を介してディスクブレーキアッセンブリ12又は1
4に接続された油圧ライン86の流体圧力が増加する。
斯かる作動流体の圧力増加によって、ピストン24及び
摩擦部材22は軸線方向に移動してディスクブレーキロ
ータ18と係合し、ホイール16の回転を停止させる。
【0035】実施の形態2.図16〜20を参照する
と、複数の断熱部材126を備えた変形ディスクブレー
キアッセンブリ112が、本発明の実施の形態2に従っ
て図示されている。本発明の実施の形態2は、前記実施
の形態1における断熱部材26が変形されている点を除
き、前記実施の形態1と実質的に同一である。即ち、本
実施の形態2においては、前記断熱部材26が変形断熱
部材126に置換されている。本実施の形態2に係るデ
ィスクブレーキアッセンブリ112における他の部材
は、前記実施の形態1に係るディスクブレーキアッセン
ブリ12と実質的に同一である。従って、これらの共通
部材については、詳細には説明又は図示しない。なお、
前記実施の形態1におけると共通部材については、同一
符号を付している。
【0036】断熱部材126は、好ましくは、低熱伝導
係数のプラスチック材料から形成された剛性環状部材と
される。該断熱部材126は、好ましくは、フェノール
プラスチック材料を用いて形成される。該断熱材料12
6は、好ましくは、射出成形又は他の適切な製造技術を
用いて形成される。断熱部材126は、摩擦部材22か
らピストン24への伝導熱を放散し、これにより、作動
流体への伝熱量を減少させるように、ピストン24と摩
擦部材22との間に配設されている。該断熱部材126
は、第1端面161を備えた第1端部160と、第2端
面163を備えた第2端部162と、前記第1端面16
1及び第2端面163の間に延びる側壁164とを有し
ている。該断熱部材126は、前記実施の形態1におけ
る複数の突起66を有さない。その一方、該断熱部材1
26は、第1端面161から第2端面163まで延びる
貫通孔168を備えている。
【0037】前記断熱部材126の第1端部160は、
ピストン24の内部リセス50に係入される大きさ及び
形状とされている。好ましくは、断熱部材126の第2
端部162は、ピストン24の内部リセス50内に部分
的に受け入れられる。即ち、好ましくは、前記断熱部材
126は、図20に良く示されるように、第2端部16
2がピストン24を越えて外方へ延びるように構成され
ている。前記側壁164は、前記第1端部160を第2
端部162から分離する保持スロット170を備えてい
る。
【0038】好ましくは、断熱部材126の第1端部1
60は第1直径を有し、且つ、第2端部162は第1直
径と等しい第2直径を有するものとされる。該第1端部
160の第1直径は、前記ピストン24における内周面
54の小径部54cの内径と略同一である。断熱部材1
26をピストン24の内部リセス50内に保持すべく、
前記保持スロット170内には保持リング72が配設さ
れている。より詳しくは、該断熱部材126は、保持リ
ング72がリセス50の内周面54における第1テーパ
部54bと当接するように、構成されている。即ち、保
持リング72は、前記保持スロット170内に装着され
た際に、断熱部材126の第1端部160を越えて径方
向外方へ延びるようになっている。
【0039】前記貫通孔168は、第1端面161から
第2端面163まで延びており、好ましくは、径方向中
央に位置した中央貫通孔とされる。該貫通孔168は、
第1テーパ部168aと、軸線方向中央に位置する中央
部168bと、第2テーパ部168cとを備えている。
【0040】好ましくは、貫通孔168は断熱部材12
6の最大径の約25%より大径の内径を有するものとさ
れる。より好ましくは、該貫通孔168は断熱部材12
6の最大径の約40%の内径を有するものとされる。斯
かる構成によって、ピストン24との当接面積(即ち、
第1端面161)及び摩擦部材22との当接面積(即
ち、第2端面63)の双方を減少させることができる。
【0041】好ましくは、断熱部材126の前記第2端
面163に、複数の溝174を形成することができる。
各溝174は、貫通孔168から側壁164まで径方向
外方に延びている。より好ましくは、該複数の溝174
は、貫通孔168と外部空気との流体連通手段を提供す
べく、周方向に等間隔に配設される。好ましくは、前記
第2端面163は、互いに周方向に90度間隔で配設さ
れた4つの溝174を備えるものとされる。
【0042】なお、本明細書で使用した「実質的」,
「略」,「約」又は「ほぼ」等の程度を示す用語は、結
果物が実質的に異なるものとはならないような許容範囲
を意味している。従って、これらの用語は、本発明の作
用を損なわない限り、±25%の幅を有するものと解釈
されるべきである。
【0043】本発明の説明として選択した実施の形態の
みを説明したが、特許請求の範囲によって画される発明
の範囲を逸脱することなく、種々の変化及び変更が可能
であることは、本開示から当業者にとって明らかであろ
う。本発明に係る前記実施の形態の説明は例示の為のみ
に備えられたものであり、特許請求の範囲及びその均等
範囲によって画される本発明の範囲を限定するものでは
ない。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るディスクブ
レーキアッセンブリ用断熱部材によれば、摩擦部材から
作動流体へ伝導される熱量を減少させることができ、こ
れにより、ベーパーロック現象を有効に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態に従ったフロン
ト及びリアディスクブレーキアッセンブリを備えた自転
車の側面図である。
【図2】図2は、図1に示す自転車のフロントフォーク
に連結されたフロントディスクブレーキアッセンブリ及
びフロントディスクブレーキ操作機構の模式図である。
【図3】図3は、図1に示す自転車のリアフォークに連
結されたリアディスクブレーキアッセンブリ及びリアデ
ィスクブレーキ操作機構の模式図である。
【図4】図4は、図2に示すフロントディスクブレーキ
アッセンブリの前部分の側面図であり、図示の為に自転
車フレームを取り除いた状態で示している。
【図5】図5は、図1に示す自転車の一のホイールにお
ける自転車ハブ及びディスクブレーキロータの部分断面
図である。
【図6】図6は、図2及び図4に示すフロントディスク
ブレーキアッセンブリの部分分解図である。
【図7】図7は、図4における7−7線に沿った,フロ
ントディスクブレーキアッセンブリの部分拡大断面図で
ある。
【図8】図8は、図2,4,6及び7に示すディスクブ
レーキアッセンブリにおける一のピストンの側面図であ
る。
【図9】図9は、図8に示すピストンの平面図である。
【図10】図10は、図9における10-10線に沿った,
ピストンの断面図である。
【図11】図11は、図2,4,6及び7に示すディス
クブレーキアッセンブリにおける一の断熱部材の側面図
である。
【図12】図12は、図11に示す断熱部材の平面図で
ある。
【図13】図13は、図12における13-13線に沿っ
た,断熱部材の断面図である。
【図14】図14は、図12における14-14線に沿っ
た,断熱部材の断面図である。
【図15】図15は、保持リングを備えた前記断熱部材
をピストンのリセス内に装着した状態の断面図である。
【図16】図16は、本発明の実施の形態2に従ったデ
ィスクブレーキアッセンブリの部分拡大断面図である。
【図17】図17は、図16に示すディスクブレーキア
ッセンブリにおける断熱部材の側面図である。
【図18】図18は、図17に示す断熱部材の平面図で
ある。
【図19】図19は、図18における19-19線に沿った
前記断熱部材の断面図である。
【図20】図20は、保持リングを備えた図17〜19
に示す前記断熱部材をピストンのリセス内に装着した状
態の断面図である。
【符号の説明】
12 フロントディスクブレーキアッセンブリ 14 リアディスクブレーキアッセンブリ 20 キャリパーハウジング 22 摩擦部材 24 ピストン 26 断熱部材 50 内部リセス 60 第1端部 61 第1端面 62 第2端部 63 第2端面 64 側壁 66 突起 68 貫通孔 70 保持スロット 72 保持リング 74 溝

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクブレーキアッセンブリ用の断熱
    部材であって、 第1端面を有し、且つ、ピストンの内部リセスに係入さ
    れる大きさ及び形状とされた第1端部と、 前記第1端面から離間された第2端面を有する第2端部
    と、 前記第1端面と第2端面との間に延びる側壁とを備え、 前記側壁には、突起が設けられていることを特徴とする
    断熱部材。
  2. 【請求項2】 前記側壁には複数の突起が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の断熱部材。
  3. 【請求項3】 前記複数の突起は周方向に等間隔に離間
    されていることを特徴とする請求項2に記載の断熱部
    材。
  4. 【請求項4】 前記第2端部は、前記第1端部の第1直
    径よりも小径の第2直径を有し、 前記複数の突起は、該第2端部上に設けられており、且
    つ、前記第1直径と等しい第3直径を有するように径方
    向外方へ延びていることを特徴とする請求項2又は3に
    記載の断熱部材。
  5. 【請求項5】 前記第1端面から第2端面まで延びる貫
    通孔を、さらに備えていることを特徴とする請求項1か
    ら4の何れかに記載の断熱部材。
  6. 【請求項6】 前記第2端面は周方向に離間された一対
    の溝を有し、 該一対の溝は、それぞれ、前記貫通孔から側壁まで径方
    向外方に延びていることを特徴とする請求項5に記載の
    断熱部材。
  7. 【請求項7】 前記一対の溝は周方向に等間隔に離間さ
    れていることを特徴とする請求項6に記載の断熱部材。
  8. 【請求項8】 前記一対の溝は、それぞれ、隣接する一
    対の突起の間の周方向中央に配設されていることを特徴
    とする請求項7に記載の断熱部材。
  9. 【請求項9】 前記側壁は、前記第1端部と第2端部と
    を分離する周方向に沿った保持スロットを有し、 前記突起は、前記第2端部の軸方向長さよりも短い軸方
    向長さを有していることを特徴とする請求項1から8の
    何れかに記載の断熱部材。
  10. 【請求項10】 前記側壁は、保持リングが係入される
    周方向に沿った保持スロットを有していることを特徴と
    する請求項1から8の何れかに記載の断熱部材。
  11. 【請求項11】 前記第1端面から第2端面まで延びる
    貫通孔を、さらに備え、 前記第2端面には、少なくとも一つの溝が設けられ、 該溝は、前記貫通孔から前記側壁まで延びていることを
    特徴とする請求項1から4の何れかに記載の断熱部材。
  12. 【請求項12】 前記第2端部は、前記第1端部の第1
    直径よりも小径の第2直径を有し、 前記突起は前記第2端部上に配設されていることを特徴
    とする請求項1に記載の断熱部材。
  13. 【請求項13】 前記第2端面には溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の断熱
    部材。
  14. 【請求項14】 プラスチック材料からなるワンピース
    の単一部材として形成されていることを特徴とする請求
    項1から13の何れかに記載の断熱部材。
  15. 【請求項15】 キャリパーハウジングと、 該キャリパーハウジングに連結される第1及び第2摩擦
    部材であって、両者の間にローター受入スロットが形成
    され且つ少なくとも第1摩擦部材が移動自在となるよう
    に前記キャリパーハウジングに連結された第1及び第2
    摩擦部材と、 内部リセスを有するピストンであって、前記第1摩擦部
    材を解放位置とブレーキ位置との間で移動させるべく、
    前記キャリパーハウジングに移動自在に連結されたピス
    トンと、 前記ピストンと第1摩擦部材との間に配設された断熱部
    材とを備え、 該断熱部材は、ピストンの前記内部リセス内に係入され
    る第1端面を有する第1端部と、前記第1端面から離間
    された第2端面を有する第2端部と、前記第1端面及び
    第2端面の間に延びる側壁とを備え、 前記第2端部は、一部がピストンの前記リセス内に係入
    され、 前記側壁には、断熱部材とピストンとの間に間隙を形成
    すべく、突起が設けられていることを特徴とするディス
    クブレーキアッセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記側壁には複数の突起が設けられて
    いることを特徴とする請求項15に記載のディスクブレ
    ーキアッセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記複数の突起は周方向に等間隔に離
    間されていることを特徴とする請求項16に記載のディ
    スクブレーキアッセンブリ。
  18. 【請求項18】 前記第2端部は、前記第1端部の第1
    直径よりも小径の第2直径を有し、 前記複数の突起は、該第2端部上に設けられており、且
    つ、前記第1直径と等しい第3直径を有するように径方
    向外方へ延びていることを特徴とする請求項16又は1
    7に記載のディスクブレーキアッセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記第1端面から第2端面まで延びる
    貫通孔を、さらに備えていることを特徴とする請求項1
    5から18の何れかに記載のディスクブレーキアッセン
    ブリ。
  20. 【請求項20】 前記第2端面は周方向に離間された一
    対の溝を有し、 該一対の溝は、それぞれ、前記貫通孔から側壁まで径方
    向外方に延びていることを特徴とする請求項19に記載
    のディスクブレーキアッセンブリ。
  21. 【請求項21】 前記一対の溝は周方向に等間隔に離間
    されていることを特徴とする請求項20に記載のディス
    クブレーキアッセンブリ。
  22. 【請求項22】 前記一対の溝は、それぞれ、隣接する
    一対の突起の間の周方向中央に配設されていることを特
    徴とする請求項21に記載のディスクブレーキアッセン
    ブリ。
  23. 【請求項23】 前記側壁は、前記第1端部と第2端部
    とを分離する周方向に沿った保持スロットを有し、 前記突起は、前記第2端部の軸方向長さよりも短い軸方
    向長さを有していることを特徴とする請求項15から2
    2の何れかに記載のディスクブレーキアッセンブリ。
  24. 【請求項24】 前記第1端面から第2端面まで延びる
    貫通孔を、さらに備え、 前記第2端面には、少なくとも一つの溝が設けられ、 該溝は、前記貫通孔から前記側壁まで延びていることを
    特徴とする請求項15から18の何れかに記載のディス
    クブレーキアッセンブリ。
  25. 【請求項25】 前記第2端面には溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項15から19の何れかに記載の
    ディスクブレーキアッセンブリ。
  26. 【請求項26】 前記側壁は、保持リングが係入される
    周方向に沿った保持スロットを有していることを特徴と
    する請求項15から22の何れかに記載のディスクブレ
    ーキアッセンブリ。
  27. 【請求項27】 前記第2端部は、前記第1端部の第1
    直径よりも小径の第2直径を有し、 前記突起は前記第2端部上に配設されていることを特徴
    とする請求項15に記載のディスクブレーキアッセンブ
    リ。
  28. 【請求項28】 前記断熱部材はプラスチック材料から
    なるワンピースの単一部材として形成されていることを
    特徴とする請求項15から27の何れかに記載のディス
    クブレーキアッセンブリ。
  29. 【請求項29】 ディスクブレーキアッセンブリ用断熱
    部材であって 第1端面を有し、ピストンのリセス内に係入される大き
    さ及び形状とされた第1端部と、 前記第1端面から離間され且つ溝が形成された第2端面
    を有する第2端部と、 前記第1端面及び第2端面の間に延びる側壁とを備えて
    いることを特徴とする断熱部材。
  30. 【請求項30】 前記第1端面から第2端面まで延びる
    貫通孔を、さらに備えており、 前記溝は該貫通孔から側壁まで延びていることを特徴と
    する請求項29に記載の断熱部材。
  31. 【請求項31】 前記貫通孔は該断熱部材の最大外径の
    少なくとも25%の内径を有していることを特徴とする
    請求項30に記載の断熱部材。
  32. 【請求項32】 前記貫通孔の内径は前記最大外径の約
    40%であることを特徴とする請求項31に記載の断熱
    部材。
  33. 【請求項33】 前記第2端面には前記溝が複数設けら
    れており、 該複数の溝のそれぞれは、前記貫通孔から側壁まで延び
    ていることを特徴とする請求項30に記載の断熱部材。
  34. 【請求項34】 前記複数の溝は、周方向に等間隔に離
    間されていることを特徴とする請求項33に記載の断熱
    部材。
  35. 【請求項35】 前記側壁には、保持リングが係入され
    る保持スロットが形成されていることを特徴とする請求
    項29から34の何れかに記載の断熱部材。
  36. 【請求項36】 前記保持スロットは、前記第1端部と
    第2端部とを分離していることを特徴とする請求項35
    に記載の断熱部材。
  37. 【請求項37】 前記第2端部は、前記第1端部の第1
    直径より小径の第2直径を有していることを特徴とする
    請求項29から36の何れかに記載の断熱部材。
  38. 【請求項38】 キャリパーハウジングと、 該キャリパーハウジングに連結される第1及び第2摩擦
    部材であって、両者の間にローター受入スロットが形成
    され且つ少なくとも第1摩擦部材が移動自在となるよう
    に前記キャリパーハウジングに連結された第1及び第2
    摩擦部材と、 内部リセスを有するピストンであって、前記第1摩擦部
    材を解放位置とブレーキ位置との間で移動させるべく、
    前記キャリパーハウジングに移動自在に連結されたピス
    トンと、 前記ピストンと第1摩擦部材との間に配設された断熱部
    材とを備え、 該断熱部材は、ピストンの前記内部リセス内に係入され
    る第1端面を有する第1端部と、前記第1端面から離間
    された第2端面を有する第2端部と、前記第1端面及び
    第2端面の間に延びる側壁とを備え、 前記第2端面には溝が形成されており、 前記第2端部は、一部分が前記ピストンの前記リセス内
    に収容されていることを特徴とするディスクブレーキア
    ッセンブリ。
  39. 【請求項39】 前記断熱部材は、前記第1端面から第
    2端面まで延びる貫通孔を有し、 前記溝は、前記貫通孔から側壁まで延びていることを特
    徴とする請求項38に記載のディスクブレーキアッセン
    ブリ。
  40. 【請求項40】 前記貫通孔は、前記断熱部材の最大外
    径の少なくとも25%の内径を有していることを特徴と
    する請求項39に記載のディスクブレーキアッセンブ
    リ。
  41. 【請求項41】 前記貫通孔の内径は、前記最大外径の
    約40%であることを特徴とする請求項40に記載のデ
    ィスクブレーキアッセンブリ。
  42. 【請求項42】 前記第2端面には前記溝が複数設けら
    れており、 該複数の溝は、それぞれ、前記貫通孔から側壁まで延び
    ていることを特徴とする39から41の何れかに記載の
    ディスクブレーキアッセンブリ。
  43. 【請求項43】 前記複数の溝は周方向に等間隔に離間
    されていることを特徴とする請求項42に記載のディス
    クブレーキアッセンブリ。
  44. 【請求項44】 前記側壁は、保持リングが収容される
    周方向に沿った保持スロットを有していることを特徴と
    する請求項38から43の何れかに記載のディスクブレ
    ーキアッセンブリ。
  45. 【請求項45】 前記保持スロットは、前記第1端部と
    第2端部とを分離していることを特徴とする請求項44
    に記載のディスクブレーキアッセンブリ。
  46. 【請求項46】 前記第2端部は、前記第1端部の第1
    直径よりも小径の第2直径を有していることを特徴とす
    る請求項38から45の何れかに記載のディスクブレー
    キアッセンブリ。
  47. 【請求項47】 ディスクブレーキアッセンブリ用ピス
    トンであって、 端壁部と、 開口端部を有するリセスを形成すべく、前記端壁部から
    延びる環状側壁部とを備え、 前記側壁部は、前記端壁部に隣接した第1環状部と前記
    開口端部に隣接した第2環状部とを有する環状内周面を
    備え、 前記第2環状部は、前記第1環状部の第1直径よりも小
    径の第2直径を有していることを特徴とするディスクブ
    レーキアッセンブリ。
  48. 【請求項48】 前記環状内周面は、前記第1環状部と
    第2環状部との間に延びるテーパ部を有していることを
    特徴とする請求項47に記載のディスクブレーキアッセ
    ンブリ。
  49. 【請求項49】 第1端部が前記リセス内に収納され、
    且つ、第2端部の一部が該リセス内に収納される断熱部
    材を備えていることを特徴とする請求項47又は48に
    記載のディスクブレーキアッセンブリ。
  50. 【請求項50】 前記断熱部材の第2端部は、第1端部
    の第3直径よりも小径の第4直径を有していることを特
    徴とする請求項49に記載のディスクブレーキアッセン
    ブリ。
  51. 【請求項51】 前記断熱部材は、前記第2端部から径
    方向外方に延びる複数の突起を有していることを特徴と
    する請求項50に記載のディスクブレーキアッセンブ
    リ。
  52. 【請求項52】 前記断熱部材の第2端部は、第1端部
    の第3直径と同一の第4直径を有していることを特徴と
    する請求項49に記載のディスクブレーキアッセンブ
    リ。
  53. 【請求項53】 前記第3直径は前記第2直径と略同一
    であることを特徴とする請求項50から52の何れかに
    記載のディスクブレーキアッセンブリ。
  54. 【請求項54】 前記断熱部材は、前記第1端部の第1
    端面から前記第2端部の第2端面まで延びる貫通孔を有
    していることを特徴とする請求項49から53の何れか
    に記載のディスクブレーキアッセンブリ。
  55. 【請求項55】 前記断熱部材の第2端面には複数の溝
    が形成され、 該溝は前記貫通孔から径方向外方へ延びていることを特
    徴とする請求項54に記載ディスクブレーキアッセンブ
    リ。
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