JP3631435B2 - 引き出し式食器洗浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器等を洗浄する食器洗浄機に関する。特に、引き出し式食器洗浄機の洗浄槽を収容位置にロックする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗浄機本体から洗浄槽を引き出すことが可能な引き出し式食器洗浄機(以下、食器洗浄機と略す)が開発されている。この種の食器洗浄機は、洗浄槽の上部が開放され、洗浄機本体内部の上部にシール蓋が配置されている。洗浄槽が収容位置に戻されると、シール蓋が降下して洗浄槽上部の開放部に蓋をする。洗浄槽が引き出される場合にはシール蓋が上昇してシール蓋が洗浄槽の移動を妨げないようする。このために、洗浄槽の移動をシール蓋の上下動に変換するシール蓋の開閉機構が組込まれている。洗浄槽が収容位置に収容されて洗浄槽がシール蓋によって蓋をされると、食器の洗浄のために洗浄槽の中に勢いよく洗浄水を噴射しても、噴射された洗浄水が洗浄槽の外に漏れ出すことはない。
【0003】
シール蓋が上下動して洗浄槽の上部開放部に蓋をする食器洗浄機では、洗浄運転中にうっかりと洗浄槽を引き出すと、洗浄槽のシール蓋が上昇するために洗浄槽の外に洗浄水が漏れ出してしまう。このため、洗浄運転中は洗浄槽を収容位置から引き出せないようにしておく(ロックする)必要がある。洗浄運転中に洗浄槽を収容位置にロックしておく機構として、使用者がロックレバーを操作して洗浄槽を収容位置にロックしておく方式、あるいは洗浄槽が収容位置に収容されて洗浄運転スイッチがオンにされると、ロック機構が自動的に作動して洗浄槽が収容位置にロックされる方式がある。
ロックレバーで洗浄槽をロックしておく方式は操作が面倒であり、洗浄運転スイッチをオンすることで洗浄槽がロックされる方式の方が使用者にとっては負担が少なく、好まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、使用者が操作して洗浄槽をロックする方式に比べて、洗浄運転スイッチのオンに連動して洗浄槽をロックする方式は、その構成が複雑にならざるを得なかった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、構成が簡単な洗浄槽のロック機構を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用と効果】
第1の食器洗浄機は、洗浄機本体と、洗浄槽と、ロック機構とを備えている。洗浄機本体は、少なくとも前面が開放された箱状である。洗浄槽は、洗浄機本体内に収容された収容位置から引き出し可能である。ロック機構は、洗浄槽に形成された係合受け部材と、前記洗浄機本体に対して可動に装着された係合部材と、この係合部材に係止する係止部材と、この係止部材を係止位置に駆動する駆動手段とから構成されている。係合部材は、収容位置に収容された洗浄槽の係合受け部材に係合する。係止部材は、駆動手段によって駆動され、係合受け部材に係合した係合部材に係止する。
【0006】
上記の食器洗浄機では、洗浄槽に係合受け部材が形成され、その係合受け部材に係合する係合部材が洗浄機本体に装着される。この係合部材は洗浄機本体に対して動くことができる。また、係止手段が駆動手段によって駆動され、係合受け部材に係合した係合部材に係止する状態と係止しない状態との間で切換えられる。洗浄槽が収容位置に収容されると、係合部材が洗浄槽の係合受け部材に係合する。係合部材が係合受け部材に係合すると、駆動手段によって駆動される係止部材がその係合部材に係止する(ロックする)。すると、洗浄槽は、収容位置において、係合部材と係止部材によって洗浄機本体にロックされる。
なお、係合部材は、洗浄槽が収容位置におかれたときに洗浄槽に係合するので、洗浄槽の位置を検知する目的に用いることができる。例えば、係合部材の位置を電気的スイッチで検出することによって洗浄槽が収容位置に収容されたか否かの判別を行なうことができる。
【0007】
このように構成された食器洗浄機のロック機構は、係合部材を介して係止部材が洗浄槽の係合受け部材をロックする。このため、洗浄槽には、係止部材と直接対応する部材を用意する必要はない。これに対して、係止部材が直接洗浄槽をロックする構成とすると、洗浄槽側にこれと対応する部材を別途設けなければならない。すなわち、ロック機構の構成が複雑になってしまう。
従って、上記の構成によれば、ロック機構の構成が簡単な食器洗浄機を得ることができる。
【0008】
第2の食器洗浄機は、洗浄機本体と、洗浄槽と、ロック機構とを備えている。洗浄機本体は、少なくとも前面が開放された箱状である。洗浄槽は、洗浄機本体内に収容された収容位置から引き出し可能である。ロック機構は、洗浄機本体に形成された係合受け部材と、洗浄槽に対して可動に装着された係合部材と、この係合部材に係止する係止部材と、この係止部材を係止位置に駆動する駆動手段とから構成されている。係合部材は、洗浄槽が収容位置に収容されたときに洗浄機本体の係合受け部材に係合する。係止部材は、駆動手段に駆動されて係合受け部材に係合した係合部材に係止する。
上記の食器洗浄機では、洗浄機本体に係合受け部材が形成され、その係合受け部材に係合する係合部材が洗浄槽に装着される。この係合部材は洗浄槽に対して動くことができる。また、係止手段が駆動手段によって駆動され、係合受け部材に係合した係合部材に係止する状態と係止しない状態との間で切換えられる。洗浄槽が収容位置に収容されると、係合部材が洗浄機本体の係合受け部材に係合する。係合部材が係合受け部材に係合すると、駆動手段によって駆動される係止部材がその係合部材に係止する。すると、洗浄槽は、収容位置において、係合部材と係止部材によって洗浄機本体にロックされる。
このように構成された食器洗浄機によれば、第1の食器洗浄機と同様の作用と効果を得ることができる。
【0009】
第1または第2の食器洗浄機においては、前記係合受け部材に係合部材が係合していることを検知する電源スイッチと、前記係合受け部材に係合している前記係合部材に前記係止部材が係止していることを検知する信号スイッチを有し、前記係合部材と前記係止部材と前記駆動手段と前記電源スイッチと前記信号スイッチが同一平面内に配置されていることが好ましい。
上記の食器洗浄機は、係合部材が係合していることを検知する電源スイッチと、係合している係合部材に係止部材が係止していることを検知する信号スイッチを有している。また、係合部材と係止部材と駆動手段と電源スイッチと信号スイッチが平面的に構成される。
このような構成によれば、電源スイッチと信号スイッチの検知結果を食器洗浄の運転制御に用いることができる。また、係合部材と係止部材と駆動手段と電源スイッチと信号スイッチが同一平面内に配置されていると、それらを立体的に配置する場合に比べてスペースの無駄がない。すなわち、スペースの利用効率を高めることができる。
【0010】
第1または第2または第3の食器洗浄機においては、前記係合部材は、前記洗浄槽を収容位置において安定的に保持するものであることが好ましい。
上記の構成の食器洗浄機の係合部材は、第1または第2または第3の食器洗浄機の機能に加えて、洗浄槽を収容位置に安定的に保持することができる。従って、洗浄槽を勢いよく収容位置に戻した場合の反動で押し戻されたり、収容したつもりのものが収容されていないといった不具合が起きるのを防止できる。
【0011】
第3または第4の食器洗浄機においては、前記電源スイッチが前記係合受け部材に前記係合部材が係合していることを検知しているときに、前記係止部材が前記駆動手段に駆動されて前記係合部材に係止し、前記信号スイッチが前記係合部材に前記係止部材が係止していることを検知している間のみ洗浄ポンプの運転を許容することが好ましい。
上記の食器洗浄機は、電源スイッチが、係合受け部材に係合部材が係合していること(すなわち、洗浄槽が収容位置に収容されていること)を検知しているときに、駆動手段に駆動されて係止部材が係合部材に係止する。また、信号スイッチが、係合受け部材に係合している係合部材に係止部材が係止していること(すなわち、洗浄槽がロックされていること)を検出している間のみ洗浄ポンプの運転が許容される。
従って、洗浄槽が収容位置に収容されていることが確認されてから洗浄槽がロックされ、洗浄ポンプが運転中には洗浄槽を収容位置から引き出すことができないので、洗浄槽の蓋が洗浄ポンプ運転中に開いてしまい、洗浄水が洗浄槽の外に漏れ出すことが防止される。
【0012】
第1〜5のいずれか1つの食器洗浄機においては、洗浄ポンプの運転中止後、所定時間遅れて駆動手段をオフすることが好ましい。
上記の食器洗浄機では、洗浄ポンプの運転中止後、所定時間が経過しないと係止手段を駆動している駆動手段がオフにされない。すなわち、洗浄ポンプが運転を中止してから所定時間が経過しないと、係止手段による洗浄槽のロックが解除され、洗浄槽を収容位置から引き出すことができない。従って、洗浄ポンプの運転中止後も直ちには噴射が停止しない洗浄水が、洗浄槽の外に漏れ出すのを防止できる。
【0013】
第7の食器洗浄機は、洗浄槽に固定されたロックピンと、そのロックピンの往復動に連動して揺動するカムと、そのカムの揺動によって洗浄槽が収容位置にあるときにオンする電源スイッチと、その電源スイッチのオンに連動して駆動される電磁ソレノイドと、その電磁ソレノイドによって揺動するレバーと、そのレバーが揺動して前記カムの揺動を禁止する位置にあるときにオンする信号スイッチと、その信号スイッチがオンしている間のみ洗浄ポンプの運転を許容する運転制御手段を有し、前記カムと前記電源スイッチと前記電磁ソレノイドと前記レバーと前記信号スイッチを同一平面内に配置した。
上記の食器洗浄機は、洗浄槽に固定されたロックピンの往復動に連動して揺動するカムが、洗浄槽が収容位置にあるときに電源スイッチをオンにする。電磁ソレノイドは、電源スイッチのオンに連動して駆動され、レバーを揺動する。信号スイッチは、レバーが揺動してカムの揺動を禁止する位置にあるときにオンとなる。運転許容手段は、信号スイッチがオンとなっている間のみ洗浄ポンプの運転を許容する。カムと電源スイッチと電磁ソレノイドとレバーと信号スイッチは、同一平面内に配置されている。
従って、洗浄槽が収容位置に収容されていることが確認されてから、カムを介してレバーによって洗浄槽がロックされ、洗浄ポンプが運転中には洗浄槽を収容位置から引き出すことができない。このため、洗浄槽の蓋が洗浄ポンプの運転中に開いてしまい、洗浄水が洗浄槽の外に漏れ出すことが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】
上述した請求項に記載の食器洗浄機は、下記に示す形態で好適に実施することができる。
(形態1)係合部材は、切り込みが形成された回転自由なカムであり、係合受け部材はロックピンであり、前記切り込みに前記ロックピンが係合する。駆動手段は、電気的に作動するソレノイドであり、係止部材は、一端に係止部位が形成された揺動可能なレバーであり、そのソレノイドがレバーの他端に連結されて係止部位が揺動する。前記ソレノイドが駆動されると係止部材の係止部位がカムに係止する。
【0015】
【実施例】
(実施例1) 本発明の第1実施例の食器洗浄機10について、図面を参照しながら説明する。図1は、洗浄機本体20から洗浄槽22が引き出された状態を示す食器洗浄機10の斜視図である。図2は、洗浄槽が引き出された状態での食器洗浄機の縦断面図であり、図3は、収容された状態での食器洗浄機の縦断面図である。図4は、ロックボックスの外観図である。図5は、図4のV−V線矢視図である。図6(a)から(d)は、ロックボックスの内部構成部材と、この内部構成部材が洗浄槽のロックピンをロックする過程を示した図面である。図7、図8、図9は、それぞれ図6(d)のVII−VII線断面図、VIII−VIII線断面図、IX−IX線断面図である。図10は、洗浄運転状態における食器洗浄機の縦断面図である。
【0016】
図1に示されているように、食器洗浄機10の洗浄機本体20は、前方(この反対側を後方とする。以下同じ)が開放されており、ここに洗浄槽22が引き出し可能に装着される。洗浄槽22は、前面に扉24を有し、上部が開放された箱状に形成されている。この上部の開放部から、使用者は食器33を出し入れする。洗浄槽22の扉24には、使用者が洗浄槽22に収容/引き出しのための力を加える取っ手24aが形成されている。使用者によって洗浄槽22が収容位置に戻されると、洗浄槽22の動きと連動して作動するシール蓋開閉機構によって、洗浄機本体20の内側の上部に配置されているシール蓋が降下し、洗浄槽22の上部開放部は蓋をされる(図1においては、シール蓋は図示されていない)。この状態で、操作パネル25に設けられている運転スイッチをオンにすると、洗浄槽22が収容位置にロックされるとともに、食器洗浄機10の運転が開始される。食器洗浄機10が運転されると、洗浄槽22に入れられた食器33に洗浄水が勢いよく吹き付けられ、この作用によって食器33は洗浄される。
【0017】
以上、簡単に食器洗浄機10の動作を説明した。続いて、食器洗浄機10の構成について詳細に説明する。
図2、図3に示されているように、洗浄槽22の下部両側面には前後に伸びる洗浄槽レール32が固定されている。また、洗浄機本体20の、洗浄槽レール32に対応する位置に、本体側レール34が固定されている。図示していないが、本体側レール34の前後には、それぞれ1個の回転可能なローラが装着されている。そして、このローラと本体側レール34との間に挟み込まれるように、洗浄槽レール32が装着される。従って、洗浄槽22は、本体側レール34に案内されて、収容位置(図3)と引き出し位置(図4)との間でスライド可能であり、かつ上下方向の移動は規制される。
【0018】
洗浄機本体20の内側の上部には、略平板状に形成されているシール蓋36が配置されている。シール蓋36の下部の外周には断面が丸形状の弾性部材から形成されているシール37が取り付けられている。シール蓋36は、シール蓋開閉機構(図示していない)に案内されて、洗浄槽22の上部開放部に蓋をする降下した位置と、開放する上昇した位置との間を移動する。そして、シール蓋開閉機構は、洗浄槽22が収容位置に戻されると、この動きに連動してシール蓋36を上昇位置から降下させ、シール蓋36のシール37を洗浄槽22の上部開放部の周縁22aに押しつける。洗浄槽22の上部開放部の周縁22aにシール37が押しつけられると、シール37が変形して密着し、洗浄槽は密閉される(蓋がされる)。なお、シール蓋36の上昇位置と降下位置との間の移動距離は小さいので、その差は図2と図3には表されていない。
【0019】
図2、図3に示されているように、洗浄槽22の中には食器33が入れられる。食器33は、食器カゴ(図面の明瞭化の為に図示していない)に収められる。食器カゴは、曲げ加工された線状の部材を組み合わせて製作されており、異なる種類の食器(大皿、小皿、コップ、丼等)を保持するために、食器の種類に対応した形状に形成されている。
洗浄槽22の下部には、洗浄ポンプ42が装着されている。この洗浄ポンプ42は、電気モータ42cによって回転駆動されるインペラ42aとファン42bを有している。回転駆動されるファン42bは、電気モータ42cに空気を吹き付け、電気モータ42cを冷却する。インペラ42aは、回転して洗浄水を吸い込み、洗浄水を加圧した後に吐出する。洗浄槽22の下部には吸込み通路22bが形成され、洗浄槽22の底部と洗浄ポンプ42のインペラ42a部とを連通させている。さらには、インペラ42a部とノズル44との間も吐出通路47によって連通されている。ノズル44は、吐出通路47を軸として回転自由に取り付けられており、その表面には複数のノズル穴44aが設けられている。ノズル穴44aは、ノズル44の内部に洗浄水が供給された場合に、真上に洗浄水を噴出する形状に形成されているものが多いが、一部は回転軸に対して回転モーメントを発生させるために斜め方向に洗浄水を噴出する形状に形成されている。このため、ノズル穴44aから洗浄水が噴出するとノズル44は回転し、洗浄槽22の内部にくまなく洗浄水を吹き付ける。また、洗浄槽22の底部と吸込み通路22bとの間には、網の目状に形成され、使用者が脱着可能なフィルタ46が装着されている。
【0020】
続いて、洗浄槽をロックする機構の構成について説明する。ロックボックス54は、図2に明瞭に示されているように、洗浄機本体20の側壁20aの内側に取り付けられている。図5に示されているように、ロックボックス54は、カムやレバー等の内部機構を収容するケーシング55と、ケーシング55に蓋をするカバー56等から構成されている。図4に示されるように、カバー56は、4本のスクリュウ57によってケーシング55に取り付けられる。また、洗浄機本体20の側壁20aへのロックボックス54の取り付けは、ケーシング55に形成されているフック55aを側壁20aに開口しているフック穴に差し込み、さらにスクリュウ58を締め付けることによって行われている。
図2、図3、図5に示されているように、洗浄槽22の側面22cには、ロックピン52が取り付けられている。図5によく示されているように、ロックピン52の一端52aは円柱状に形成されており、他端にはネジ52bが形成され、これらの中間部には固定ナット52cが形成されている。洗浄槽22の側面22cへのロックピン52の取り付けは、側面22cに開口された丸穴にロックピン52のネジ52bを差し込み、ナット59を締め込むことで行われている。
【0021】
ロックボックス54には凹状の切り込み部54aが形成されており、ここに収容位置に戻された洗浄槽22のロックピン52が入り込み、ロックボックス54の内部に収容されているカムやレバー等の機構がロックピン52を係止することにより、洗浄槽22は収容位置にロックされる。以下においては、ロックボックス54の内部に収容されている機構について詳細に説明する。
図6(a)は、洗浄槽が引き出し位置にある状態で、カバー56を取り外してロックボックス54の内部を図示したものである。略扇状に形成されているカム62は、切り込み部62aを有し、回転軸63によってケーシング55に回転自由に装着されている。ねじりバネであるスプリング64は、軸65に中間部が差し込まれ、一端がケーシング55に形成されている凸部55bに取り付けられ、他端がカム62に形成された凸部62bに取り付けられている。このため、カム62には反時計回り方向の力がスプリング64によって付勢され、カム62は図6(a)に示されている位置で、ストッパ55cに当接する。
【0022】
ソレノイド66は、スクリュウ67によってケーシング55に取り付けられている。ソレノイド66は、内部に電磁コイルを内蔵しており、通電されると作動(電磁コイルが励磁される)してプランジャ66aを引き込む。通電されていない状態では、プランジャ66aは、スプリング66bの力によって伸展する。伸展したプランジャ66aは、ケーシング55に固定されているストッパ68に当接する。
略L字状のレバー72は、回転軸73によって回転自由にケーシング55に装着されている。レバー72の一端はソレノイド66のプランジャ66aに連結され、他端には係止部72aが形成されている。
上記のロックピン52と、カム62と、レバー72とが、それぞれ請求項に記載の係合受け部材と、係合部材と、係止部材に相当する。
【0023】
電源スイッチ75が、スクリュウ76によってケーシング55に取り付けられる。電源スイッチ75には、押し込み可能なボタン75aが設けられており、このボタン75aが押し込まれると、端子75bと端子75cの間が電気的に通となる(オンとなる)。
信号スイッチ79が、スクリュウ78によってケーシング55に取り付けられており、押し込み可能なボタン79aと板状のアクチュエータ79bを有している。アクチュエータ79bの先端79cが押されると、アクチュエータ79bを介して押しボタン79aが押し込まれ、信号スイッチ79はオンとなり、端子79dと端子79eの間が電気的に通となる。
【0024】
ここで、電源スイッチ75、ソレノイド66、信号スイッチ79の作動シークエンスを説明しておく。
電源スイッチ75がオンになり、端子75bと端子75cの間が電気的に通となると、図示していない電気回路によって食器洗浄機10は運転待機状態となり、この状態で使用者が操作パネル25に設けられている運転スイッチを入れる(オンにする)と、ソレノイド66が作動する。その後に信号スイッチ79がオンになり、端子79dと端子79eが電気的に通となると、食器洗浄機10の運転が開始される。
【0025】
以上で食器洗浄機10の構成について説明したので、続いてその動作について説明する。
洗浄槽22が使用者によって収容位置に戻されると、上述したようにシール蓋開閉機構に案内されてシール蓋36が降下して洗浄槽22の上部開放部に押しつけられ、洗浄槽22は蓋をされる。
洗浄槽22が収容位置に戻される過程で、洗浄槽22のロックピン52はカム62の切り込み部62aに係合し、カム62を時計方向に回転させる。洗浄槽22が収容位置に達すると、カム62は図6(b)に示されている位置まで回転する。カム62がこの位置にまで回転すると、カムの外周62cが電源スイッチ75の押しボタン75aを押し込み、電源スイッチ75はオンとなる。この状態では、カム62は動きを拘束されていないので、引き出し方向の力を加えれば、洗浄槽22を引き出すことができる。
電源スイッチ75がオンになると、食器洗浄機10は運転待機状態となり、この状態で使用者が運転スイッチを入れると、ソレノイド66が作動してプランジャ66aは引き込まれる。レバー72はプランジャ66aと連結されているので、プランジャ66aが引き込まれると回転軸73の回りに回転する。この状態が図6(c)に示されている。
【0026】
レバー72が図6(c)に示されている位置にまで回転すると、係止部72aが信号スイッチ79のアクチュエータ79bの先端79cを押し、これによって押しボタン79aが押し込まれ、信号スイッチ79はオンとなる。信号スイッチ79がオンになると、食器洗浄機10の運転が開始される。
また、レバー72が回転すると、図6(c)に示されているように、レバー72の先端の係止部72aがカム62の切り込み部62aに差し込まれ、カム62を係止する。
図6(d)に示されているように、カム62がレバー72によって係止されている状態では、洗浄槽22を引き出そうとして、ロックピン52がカム62に対して矢印53方向の力を加えても、カム62は回転することができない。すなわち、洗浄槽22を引き出すことができない。
【0027】
このように構成されたロック機構によれば、カム62が洗浄槽収容位置(図6(b)に示されている位置)にまで回転し、レバー72の係止部72aが切り込み部62aに差し込まれ、カム62に係止しないと食器洗浄機10は運転されない。すなわち、洗浄槽22が収容位置に収容され、ロックされていないと食器洗浄機10は運転されない。この実施例では、ロックピン52に係合するカム62(係合部材)をレバー72(係止部材)でロックすることで、洗浄槽22を収容位置にロックする。このため、洗浄槽22に、ロックピン52のみを用意すればよい。これに代えて、レバー72が直接に洗浄槽22に係合してロックする構造を採用することもできる。しかし、後者の場合には、洗浄槽22側にレバー72のためのロックピンを別途に設けたり、あるいはロックピン52を延長してカム62とレバー72の双方に係合するようにする等の処置が必要となる。
【0028】
図7によく示されているように、本実施例の食器洗浄機10のロック機構の場合、洗浄槽22側にはカム62と係合するロックピン52のみが用意されていればよい。これに対して、例えば、ロックピン52を延長し、この延長部にレバー72が係止するような構成とすると、ロックピン52の取り付け部(洗浄槽22の側面22c)により大きな曲げモーメントが作用する。このため、補強部材を追加する等して、洗浄槽22の側面22cの強度を向上させる必要が生じてしまう。また、このような構成では、カム62とレバー72が軸方向に重なることとなるので、ロックボックス54の厚さ(軸方向の厚さ)が大きくなり、洗浄槽22の側面22cをえぐるように形成しなければならず、洗浄槽22の容積が減少する。図7〜図9によく示されているように、本実施例では、カム62、レバー72、ソレノイド66、電源スイッチ75、信号スイッチ79が同一平面内に配置されているので、ロックボックス54の厚さを薄くすることが可能となっている。
すなわち、本実施例の構成によれば、ロックボックス54の厚さを薄くすることができるとともに、ロックピン52の取り付け部に作用する曲げモーメントを低減することが可能となっている。
【0029】
続いて、図10を参照しながら、洗浄槽が収容位置にロックされて以降の食器洗浄機の動作を説明する。
洗浄槽22が収容位置にロックされ、食器洗浄機10の運転が開始されると、図示しない給水通路を経由して洗浄槽22の底部に洗浄水が給水される。続いて、洗浄ポンプ42が作動して洗浄槽22の底部に給水されている洗浄水を吸込み通路22bを経由して吸い込み、加圧して吐出通路47に送り込む。吐出通路47に送り込まれた洗浄水は、その下流のノズル44に至り、複数のノズル穴44aから勢いよく噴出する。この状態が図10に示されており、勢いよく噴出した洗浄水79は食器33に吹き付けられ、食器33を洗浄しながら重力の作用で洗浄槽22の底部に戻り、再び洗浄ポンプ42に吸い込まれる。すなわち、洗浄水は循環しながら食器33を洗浄する。また、洗浄水は、循環の過程において洗浄槽22の底部に装着されているフィルタ46を通過し、ここで洗浄水に含まれている食器33から洗い流された残菜が捕捉される。
【0030】
食器洗浄機10が所定時間運転されると(運転時間は、運転前に使用者が操作パネル25を操作して選択している)、運転が停止する。運転が停止すると、ロックボックス54のソレノイド66への通電が停止され、プランジャ66aは伸展し、レバー72が回転してカム62の係止が解除される(ロックが解除される)。カム62の係止が解除されると、洗浄槽22のロックピン52に係合しているカム62は回転可能となるので、洗浄槽22は引き出すことができる。
なお、食器洗浄機10が運転中に供給電源の停電が起こったり、ソレノイド66に内臓されている電磁コイルの焼損が生じたりしても、電磁コイルの励磁が終了することとなるので、プランジャ66aは伸展し、結果として洗浄槽22のロックは解除され、洗浄槽22は引き出し可能となる。
【0031】
洗浄運転の実行中に、洗浄する食器を追加したいようなことがある。この場合洗浄槽22が収容位置でロックされていないと、洗浄運転中の洗浄槽22が収容位置から引き出されてしまう。収容位置から引き出されると電源スイッチ75がオフとなって洗浄ポンプ42の運転が停止されるが、慣性によって洗浄ポンプ42はしばらくの間回り続ける。このために、洗浄水が噴射されつづける。収容位置でロックされていないと、洗浄水が洗浄槽22の外部に吹き出してしまう。
本実施例では、洗浄運転中は洗浄槽22が収容位置でロックされており、先の現象は起きない。洗浄する食器を追加したい場合、作業者は操作パネル25を操作して運転を中止する。すると洗浄ポンプ42の運転が停止される。慣性によって洗浄ポンプ42はしばらくの間は回り続けて停止する。この実施例では、運転中止スイッチが操作された場合、一定時間遅れてソレノイド66をオフして洗浄槽22をアンロックする。この遅れ時間は、洗浄ポンプ42への駆動電力をカットしてからポンプ42の回転が停止するまでの時間に等しく設定されている。このために、本実施例の場合、洗浄槽から洗浄水が漏れ出すことがない。
【0032】
(実施例2) 本発明の第2実施例の食器洗浄機10aについて、図面を参照しながら説明する。図11は、洗浄槽のロック機構の構成を示す斜視図である。
まず、保持機構とロック機構の構成を図11を用いて説明する。なお、図11の図示の左側が食器洗浄機10aの前方、右側が後方である。
洗浄槽22(図示していない)の両側面には、前後に伸びるフランジ112が固定されており、このフランジ112の後端に円柱状のロックピン114が設けられている。また、カム116は、洗浄機本体20(図示していない)に固定されている回転軸118の回りに回転可能とされている。カム116には、U字状の切り欠き部116aが形成されている。カム116の前方側には、洗浄機本体20から突出してストッパ122が形成されている。カム116が前方側に回転すると、このストッパ122に当接する。
【0033】
カム116の後方側には、揺動板124が軸124aの回りに回転可能に装着されている。そして、この揺動板124の後方には、洗浄機本体20に取り付けられ、押し込み可能なボタン126aを有する電源スイッチ126が配置されている。電源スイッチ126は、ボタン126aが押し込まれた状態でオンとなる(電気的に通じる)。
また、弾性部材であるスプリング128の一端が、部位128aでカム116に、他端が部位128bで洗浄機本体20に取り付けられている。このようにスプリング128がカム116を付勢しているので、カム116をストッパ122に当接した位置から後方側に回転させると、カム116の回転にともなってスプリング128は引き伸ばされる。そして回転の途中までは、カム116に対してストッパ122側に戻そうとする力がスプリング128によって作用するが、さらに回転させるとカム116に作用する回転力の方向が変化する。すなわち、カム116は、前方側に回転してストッパ122に当接する位置か、後方側に回転して揺動板124を押し、揺動板が電源スイッチ126のボタン126aを押し込んだ位置のいずれかで安定する。
【0034】
カム116の下方には、洗浄機本体20に固定されている回転軸134の回りにレバー132が揺動可能に装着されている。レバー132の下方には、電気的に作動するソレノイド136が取り付けられている。ソレノイド136は、通電されると引き込まれるプランジャ136aを有しており、このプランジャ136aの先端は、ピン136bでレバー132に連結されている。ソレノイド136が通電されていない状態では、プランジャ136aはスプリング136cの力で伸展されている。
また、レバー132の一端132aの下方には、洗浄機本体20に取り付けられて、押し込み可能なボタン(図示していない)を有する信号スイッチ138が配置されている。信号スイッチ138のボタンは、ソレノイド136が通電され、レバー132が時計回り方向(図11において)に揺動すると、レバー132の一端132aによって押し込まれてオンとなる。
【0035】
ここで、電源スイッチ126、ソレノイド136、信号スイッチ138の電気的作動シークエンスを説明しておく。
電源スイッチ126がオンになると、図示していない電気回路によって食器洗浄機10aは運転待機状態となり、この状態で使用者が操作パネル25に設けられている運転スイッチを入れる(オンにする)と、ソレノイド136が作動する(励磁される)。そして、引き続いて信号スイッチ138がオンになると、食器洗浄機10の運転が開始される。
【0036】
続いて、食器洗浄機10aの動作について説明する。
洗浄槽22を洗浄機本体20に対して押し込み、収容位置に戻していくと、洗浄槽22のフランジ112の後端に設けられているロックピン114がカム116の切り欠き部116aに係合する(この状態が、図11に2点鎖線で示されている)。さらに、洗浄槽22を押し込むと、カム116はスプリング128に付勢されながら回転する。そして、カム116が途中まで回転すると、スプリング128によってカム116に与えられている回転力の方向が変化し、カム116は後方側に回転する。後方側に回転したカム116は、揺動板124を介して電源スイッチ126のボタン126aを押し込み、この位置で安定する。この状態では、洗浄槽22には、カム116を介してスプリング128の付勢力(回転力)が作用している。このため、洗浄槽22を引き出すためには、カム116を付勢しているスプリング128の付勢力に打ち勝つ必要がある。すなわち、洗浄槽22は収容位置に保持される。このように洗浄槽22が収容位置に保持されると、洗浄槽22は確実に収容位置に収まり、また洗浄槽22を勢いよく収容位置に向けて押し込んだ際に、反動で押し戻されることが防止される。
【0037】
上記のように、洗浄槽22が収容位置に収容されると、電源スイッチ126のボタン126aが、揺動板124を介してカム116によって押し込まれ、電源スイッチ126はオンとなる。電源スイッチ126がオンになると、食器洗浄機10aは運転待機状態になり、この状態で使用者が運転スイッチを入れると、ソレノイド136が作動してプランジャ136aが引き込まれる(図11は、ソレノイド136のプランジャ136aが伸展している状態を示している)。プランジャ136aが引き込まれると、レバー132が時計回転方向に揺動し、レバー132の他端132bがカム116の部位116bを係止する。カム116がレバー132によって係止されると、洗浄槽22のロックピン114が係合しているカム116は回転することができず、このため洗浄槽22を引き出すことは出来ない(洗浄槽はロックされる)。
以上説明した本実施例のロック機構は、実施例1と同様に係合部材(カム116)を介して係合部材(レバー132)が係合受け部材(ロックピン114)を係止する。従って、本実施例によっても実施例1と同様に、簡単な構成の洗浄槽のロック機構を得ることができる。
【0038】
以上、本発明の実施例に係る食器洗浄機について説明したが、本発明は上記の実施例になんら限定されるものではなく、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【0039】
例えば、ロックピンを洗浄機本体に設け、カムとレバーとソレノイドを洗浄槽に装着する構成としてもよい。このような構成としても、収容位置に収容された洗浄槽のカムが洗浄機本体に設けられたロックピンに係合し、このカムをソレノイドに連結されたレバーが係止すれば、洗浄槽を収容位置にロックすることができる。
【0040】
本発明は、発明者が鋭意行った種々の技術的検討の結果として成し遂げられたものであるので、これらの技術的検討についても「参考例」として以下に記載する。
(参考例1)第1参考例の洗浄槽のロック機構について、図面を参照しながら説明する。図12、図16、図20は、ロック機構の断面図である。図13、図17、図21は、カバーを取り外した状態のロックボックスの側面図である。図14は、図12のXIV―XIV線断面図である。図15は、図12のXV―XV線断面図である。図18は、図16のXVIII―XVIII線断面図である。図19は、図16のXIX―XIX線断面図である。図22は、図20のXXII―XXII線断面図である。図23は、図20のXXIII―XXIII線断面図である。なお、図12〜図15は、ロックピンがロックボックスの差し込まれる前の状態、図16〜図19は、ロックピンがロックボックスに差し込まれた状態、図20〜図23は、ロックピンが係止された状態を示している。
【0041】
図12に示されているように、ロック機構を主として構成するロックボックス212は、カムやソレノイド等の機構と、これらを収容するケーシング214と、ケーシング214に蓋をするカバー216等から構成されている。ロックボックス212は、図2に示されている第1実施例のロックボックス54と同位置に装着される。また、洗浄槽にはロックピン215が形成されている。
図13によく示されているように、ケーシング214にはロックピンが挿入される凹状の切り込み214aが形成されている(カバー216にも、同形状の切り込みが形成されている)。また、図14に示されているように、傾斜面218bと係合部218aが形成されたスイッチカム218が、ケーシング214に対して上下方向にスライド可能に装着されている(図14の上と下を、それぞれ上方、下方とする。以下同じ)。このスイッチカム218はシャフト222と結合されており、シャフト222はスプリング(図示していない)によって付勢されている。このため、スイッチカム218は、外部から力が作用しない状態では、スプリングの力によってロックボックス212の下方の位置に配置される。
スイッチカム218の後方(図14の右側。この反対を前方とする。以下同じ)には、押し込み可能なボタン224aが設けられた電源スイッチ224が装着されている。スイッチカム218には凸部218cが形成されており、スイッチカム218が上方にスライドすると、電源スイッチ224のボタン224aを押し込む。
【0042】
図12に示されているように、スイッチカム218の裏側には、上下方向にスライド可能にロックカム226が装着される。このロックカム226は、図15によく示されているように、凹状の係止部226aと凸部226bが形成されている。また、通電されるとプランジャ228aを引き込むソレノイド228がロックカム226の上側でケーシング214に取り付けられている。プランジャ228aとロックカム226は結合されており、またプランジャ228aはスプリング228bによって付勢されている。このため、ソレノイド228が通電されるとロックカム226は上方に移動し、通電が断たれるとスプリング228bの力によって下方位置に配置される。
ロックカム226の後方には、押し込み可能なボタン232aが設けられた信号スイッチ232が装着されている。ロックカム226が上方にスライドすると、凸部226bが信号スイッチ232のボタン232aを押し込む。
電源スイッチ224、ソレノイド228、信号スイッチ232の作動シークエンスについては、実施例1/実施例2と同様なので、ここでの説明は省略する。
【0043】
続いて以上のように構成されたロック機構の動作について説明する。
図12〜図15に示されているように、洗浄槽が引き出された状態では、スイッチカム218とロックカム226は下方位置に位置している。
図16〜図19に示されているように、洗浄槽が収容位置に戻されると、洗浄槽の側面22cに取り付けられているロックピン215が前方から後方に向けて差し込まれ、スイッチカム218の傾斜面218bに接触する。さらにロックピン215を後方に向け押し込むと、傾斜面218bをロックピン215が押す力の上方分力によって、スイッチカム218は上方に移動する。スイッチカム218が上方に移動すると、凸部218cが電源スイッチ224のボタン224aを押し込み、電源スイッチ224をオンにする。
【0044】
図20〜図23に示されているように、電源スイッチ224がオンになると、食器洗浄機は運転待機状態となり、この状態で運転スイッチが入れられると、ソレノイド228が作動してプランジャ228aは引き込まれる。プランジャ228aが引き込まれると、これと結合されているロックカム226は上方に移動し、図23によく示されているように、ロックピン215はロックカム226の凹部226aによって係止される。この状態では、ロックカム226に係止されたロックピン215を前方側に引き出すことが出来なくなるので、洗浄槽はロックされる。また、ロックカム226が上方に移動すると、ロックカム226の凸部226bが信号スイッチ232のボタン232aを押し込みオンとする。信号スイッチ232がオンになると食器洗浄機の運転が開始される。
【0045】
以上のように、本参考例の食器洗浄機のロック機構は構成されているが、実施例1/実施例2の食器洗浄機とは異なり、ロックカム226(係止部材)が直接洗浄槽側を係止する。このため、図20によく示されているように、ロックピン215をロックカム226とスイッチカム218にまたがる長さに形成しなければならなかった。ロックピン215が長くなると、ロックピン215に加わる力(洗浄槽がロックされている状態で、洗浄槽を無理やり引き出そうとする力や、洗浄槽を勢いよく収容位置に押し込んだ場合に生じる力等)によってロックピン215が取り付けられている洗浄槽22の側面22cに大きな曲げモーメントが加わる。このため、補強部材を追加して側面22cの強度を向上させる必要があった。このようにロックピン215に加わる大きな曲げモーメントに耐えるように洗浄槽の側面22cを補強すると、部品点数が増えるとともに重量も増加し、コストアップを招く結果となってしまった。
また、この構成では、図20に示されているように、ロックカム226とスイッチカム218が重なって配置されるので、ロックボックス212の厚さ(図20の左右方向)が大きくなり、結果として洗浄槽の容積が減少してしまう。
以上説明した本参考例のデメリットについては、第1実施例を説明する図面である図7を本参考例の図20と比較すれば明らかである。
そこで、発明者はさらに鋭意努力して、本発明を生み出すに至ったのである。
【0046】
(参考例2)第2参考例の食器洗浄機のロック機構について、図面を参照しながら説明する。図24は、カバーを取り外した状態のロックボックスの側面図であり、ロックピンがロックされる前の状態を示している。図25は、同じくロックボックスの側面図であり、ロックピンがロックされた状態を示している。
図24に示されているように、ロックボックス312のケーシング314には、レバー315、ソレノイド322等が収容される。
スクリュウ324によってケーシング314に取り付けられているソレノイド322は、通電時に引き込むプランジャ322aを有している。レバー315は略L字状であり、ケーシング314に装着されている回転軸318の回りに回転可能に取り付けられている。レバー315の一端315aはコ字状に形成されており、他端315bはソレノイド322のプランジャ322aの先端に連結されている。
【0047】
ケーシング314にスクリュウ334によって取り付けられるスイッチ332は、押し込まれることによってスイッチ332をオン状態にするボタン332aを有している。
U字状に形成されているスライダー326は、ケーシングに形成されているガイド(314a、314b)の間に、前後方向にスライド可能に装着されている(図24の左を前方、右を後方とする)(図24は、スライダー326が洗浄槽に固定されているロックピン338に押し込まれて、後方位置に位置している状態を示している)。スライダー326には凸部326aが形成されており、スライダー326が後方位置にスライドすると、スイッチ332のボタン332aを押し込んでオンにする。また、ケーシング314に形成されている受け部位314cとスライダー326との間にはスプリング334が挟み込まれている。洗浄槽のロックピン338がロックボックス312に差し込まれていない状態では、スライダー326はスプリング334に付勢されて前方に移動する。
【0048】
図24の状態から、ソレノイド322が通電されてプランジャ322aが引き込まれると、レバー315は反時計方向に回転する。レバー315が回転すると、図25に示されているように、レバーの一端315aがロックピン338を係止し、洗浄槽はロックされる。
【0049】
以上説明したロック機構は、レバー315とスライダー326が重なる(図24の紙面に対して直角方向に)構成であり、このため第1参考例の食器洗浄機と同様に、ロックボックスの厚さが大きくなってしまった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係わる食器洗浄機の、斜視図
【図2】同、縦断面図(洗浄槽引き出し状態)
【図3】同、縦断面図(洗浄槽収容状態)
【図4】同、ロックボックスの外観図
【図5】同、図4のV―V線矢視図
【図6】同、ロックボックスの内部構成部材がロックピンをロックする過程を説明する図面
【図7】同、図6(c)のVII―VII線断面図
【図8】同、図6(c)のVIII―VIII線断面図
【図9】同、図6(c)のIX―IX線断面図
【図10】同、縦断面図(洗浄槽運転状態)
【図11】実施例2に係わる食器洗浄機の洗浄槽ロック機構の斜視図
【図12】参考例1に係わる食器洗浄機の洗浄槽ロック機構の、断面図(ロックピン差し込み前の状態)
【図13】同、側面図(ロックピン差し込み前の状態)
【図14】同、図12のXIV―XIV線断面図(ロックピン差し込み前の状態)
【図15】同、図12のXV―XV線断面図(ロックピン差し込み前の状態)
【図16】同、断面図(ロックピン差し込み状態)
【図17】同、側面図(ロックピン差し込み状態)
【図18】同、図16のXVIII―XVIII線断面図(ロックピン差し込み状態)
【図19】同、図16のXIX―XIX線断面図(ロックピン差し込み状態)
【図20】同、断面図(ロックピン係止状態)
【図21】同、側面図(ロックピン係止状態)
【図22】同、図20のXXII―XXII線断面図(ロックピン係止状態)
【図23】同、図20のXXIII―XXIII線断面図(ロックピン係止状態)
【図24】参考例2に係わる食器洗浄機の洗浄槽ロック機構の、側面図(ロック前の状態)
【図25】同、側面図(ロック状態)
【符号の説明】
10:食器洗浄機(実施例1)、10a:食器洗浄機(実施例2)
20:洗浄機本体、20a:側壁
22:洗浄槽、22a:周縁、22b:吸込み通路、22c:側面
24:扉、24a:取っ手
25:操作パネル
32:洗浄槽レール
33:食器
34:本体側レール
36:シール蓋
37:シール
42:洗浄ポンプ、42a:インペラ、42b:ファン、42c:電気モータ
44:ノズル、44a:ノズル穴
46:フィルタ
47:吐出通路
52:ロックピン、52a:一端、52b:ネジ、52c:固定ナット
53:矢印
54:ロックボックス、54a:切り込み
55:ケーシング、55a:フック、55b:凸部、55c:ストッパ
56:カバー
57、58:スクリュウ
59:ナット
62:カム、62a:切り込み部、62b:凸部、62c:外周
63:回転軸
64:スプリング
65:軸
66:ソレノイド、66a:プランジャ、66b:スプリング
67:スクリュウ
68:ストッパ
72:レバー、72a:係止部
73:回転軸
75:電源スイッチ、75a:ボタン、75b:端子、75c:端子
76、78:スクリュウ
79:信号スイッチ、79a:ボタン,79b:アクチュエータ,79c:先端、79d:端子、79e:端子
112:フランジ
114:ロックピン
116:カム、116a:切り欠き部、116b:カムの部位
118:回転軸
122:ストッパ
124:揺動板、124a:軸
126:電源スイッチ、126a:ボタン
128:スプリング、128a:カムの部位、128b:洗浄機本体の部位
132:レバー、132a:レバーの一端、132b:レバーの他端
134:回転軸
136:ソレノイド、136a:プランジャ、136b:ピン、136c:スプリング
138:信号スイッチ
212:ロックボックス
214:ケーシング、214a:切り込み部
215:ロックピン
216:カバー
218:スイッチカム、218a:係合部、218b:傾斜面、218c:凸部222:シャフト
224:電源スイッチ、224a:ボタン
226:ロックカム、226a:係止部、226b:凸部
228:ソレノイド、228a:プランジャ、228b:スプリング
232:信号スイッチ、232a:ボタン
312:ロックボックス
314:ケーシング、314a:ガイド、314b:ガイド、314c:受け部位
315:レバー、315a:レバーの一端、315b:レバーの他端
318:回転軸
322:ソレノイド、322a:プランジャ
324:スクリュウ
326:スライダー、326a:凸部
332:スイッチ、332a:ボタン
334:スプリング
338:ロックピン

Claims (5)

  1. 洗浄機本体と、洗浄槽と、ロック機構と、使用者が操作する運転スイッチとを備えた引き出し式食器洗浄機であり、
    洗浄機本体は、少なくとも前面が開放された箱状であり、
    洗浄槽は、洗浄機本体内に収容された収容位置から引き出し可能であり、
    ロック機構は、洗浄槽の外側の側面に取付けられ、その側面から外側に伸びる係合受け部材と、洗浄機本体の内側の側面に取付けられ、洗浄機本体に対して可動に装着された係合部材と、洗浄機本体の内側の側面に取付けられ、係合部材に係止する係止部材と、非係止位置に付勢されている係止部材を係止位置に駆動する駆動手段と、係合受け部材が係合部材に係合したときに食器洗浄機を運転待機状態にする電源スイッチを有し、
    係合部材は、洗浄槽が収容位置に収容されたときに係合受け部材に係合し、
    電源スイッチがオンであって食器洗浄機が運転待機状態であるときに運転スイッチが操作されると、駆動手段が係止部材を係止位置に移動させ、係合受け部材に係合した係合部材に係止して係合部材の移動を禁止し、
    係合受け部材と係合部材と係止部材は、洗浄機本体の側面に平行な同一平面内に配置された領域を有し、かつ、係合受け部材の外側の端は、係合部材と係止部材のいずれの外側の端よりも内側に位置していることを特徴とする引き出し式食器洗浄機。
  2. 前記係合受け部材に係合している前記係合部材に前記係止部材が係止していることを検知する信号スイッチを有し、前記係合部材と前記係止部材と前記駆動手段と前記電源スイッチと前記信号スイッチが同一平面内に配置された領域を有することを特徴とする請求項1に記載の引き出し式食器洗浄機。
  3. 係止部材が非係止位置にあるときに洗浄槽に引き出し力を加えると係合部材と係合受け部材の係合状態が解除され、係止部材が係止位置にあるときに洗浄槽に引き出し力を加えても係合部材と係合受け部材の係合状態が解除されないことを特徴とする請求項1または2に記載の引き出し式食器洗浄機。
  4. 前記電源スイッチが前記係合受け部材に前記係合部材が係合していることを検知しており、前記信号スイッチが前記係合部材に前記係止部材が係止していることを検知している間のみ、洗浄ポンプの運転を許容することを特徴とする請求項2または3に記載の引き出し式食器洗浄機。
  5. 洗浄ポンプの運転中止後、所定時間遅れて駆動手段への通電をオフして係止部材による係合部材の係止状態を解除することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の引き出し式食器洗浄機。
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