JP3631121B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置などの表示装置に関わり、外周部に周辺部品への取付用の孔を備える表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置に代表される平面型の表示装置は、1つの部品と同様に扱えるようにモジュール化され、パソコンやモニターなどのケース内にビス止め固定して使用されている。モジュール化された表示装置を前記ケースに固定するための代表的な構造としては、表示装置の両側に設けた耳状の取付片を利用して表示面と垂直方向にネジ止めするものが知られているが、前記取付片の存在によって装置の周辺部の額縁と呼ばれる部分の幅を狭くすることができなかった。そこで、狭額縁化に対応するために、従来両側に配置していたビス止め用の取付片を省略し、装置の側面を利用して表示面と平行な方向にビス止めを行なう構造が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように表示装置の側面を利用して表示面と平行な方向にビス止めを行なうことを可能とした構造において、実際に表示装置をビス止めして使用すると、振動などの外部応力がパネルに伝達しやすく、それによって表示状態に悪影響(パドリング、リップルの発生)を与えることが分かった。
【0004】
そこで本発明は、表示装置の固定部分を介してパネルに伝わる外部応力を低減することを課題の1つとする。また、表示状態を良好に保つ構造を提供することを課題の1つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示装置は請求項1に記載のように、表示パネルを上下の枠の間に挟み込むように配置するとともに、下側の枠に取付用の孔を形成した表示装置において、前記下側の枠の前記取付用孔と前記表示パネルの間に位置する部分に前記表示パネルとの間に所定の隙間を形成するための窪みを形成したことを特徴とする。
【0006】
本発明の表示装置は請求項2に記載のように、表示パネルを上下の枠の間に挟み込むように配置するとともに、下側の枠に取付用の孔を形成した表示装置において、前記下側の枠の前記取付用孔と前記上側の枠の間に位置する部分に前記上側の枠との間に所定の隙間を形成するための窪みを形成したことを特徴とする。
【0007】
本発明の表示装置は請求項3に記載のように、表示パネルを上下の枠の間に挟み込むように配置するとともに、前記上下の枠の側面に取付用の孔を形成した表示装置において、前記上側もしくは下側の枠の前記取付用孔の下側に位置する下面部分に所定の窪みを形成したことを特徴とする。
【0008】
本発明の表示装置は請求項4に記載のように、前記取付用孔は下側の枠の側面もしくは下面に形成していることを特徴とする。
【0009】
本発明の表示装置は請求項5に記載のように、前記取付用孔は前記表示パネルと平面的な重なりをもって配置していることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を液晶表示装置を例にとって図面を参照して説明する。図1はモジュール化された液晶表示装置1の平面図、図2は図1のA部分における断面図、図3は図1のA部分の一部切り欠き状態の拡大平面図、図4は図1のA部分の側面図である。
【0011】
液晶表示装置1は図1に示すように平面形状が矩形で、中央に液晶タイプの表示パネル2が露出している。表示装置1の周囲は枠3によって囲まれて額縁形状を成している。
【0012】
枠3は、表示パネル2の上下を挟み込むように配置した上下の枠4,5によって構成している。上側の枠4は、直交する上面4aと側面4bを一体に備えるように板金加工した金属製の枠で構成している。下側の枠5は、表示パネル2の外周を支え得る形状に加工した樹脂製の枠によって構成している。
【0013】
表示パネル2は、液晶を挟持したガラス基板6,6の外側に偏光板7,7を配置した構成としている。表示パネル2が透過式であるため、その下側にバックライト装置8を配置している。バックライト装置8は、表示パネル2と同等の平面形状を成しており、導光板9とその上に配置した光学シート10と、導光板9の下に配置した反射シート11と、導光板9の側面に配置した光源(図示せず)等によって構成している。表示パネル2が反射式の場合などには、バックライト装置8は必ずしも設けなくても良いし、偏光板7も一枚で良い。
【0014】
下側の枠5はその1つの辺の断面形状が図2に示すようになっており、外から内側に向かって徐々に低くなる複数の段差部を備えた階段形状を成している。下側の枠5の肉厚部には、図2に示すように取付用孔としてのネジ孔12を形成している。このネジ孔12は、下側の枠5に埋め込まれた金属製で筒状の受け部材13に形成しているが、樹脂部分に直接を形成してもよい。また、枠4の側面4bにバーリング加工などを施した上でネジ孔を形成することもできる。
【0015】
段差部の上段部5aは、枠4の上面4a裏側に当接もしくは近接しているとともに、パネル2の側方に位置している。上段部5aの内、ネジ孔12の上方に位置する領域、すなわちネジ孔12と枠4の上面4aとの間に位置する領域には、上面4a裏側との間に他の上段部5aより十分に広い所定間隔を保つように窪ませた窪み部14を形成している。窪み部14は、図3、図4に示すように、ネジ孔12の直径よりも十分長い範囲に亘って形成している。段差部の中段部5bは、表示パネル2の端を支えることができるように、パネル2の端部の下側に当接もしくは近接して配置している。中段部5bの内、ネジ孔12の上方に位置する領域、すなわち、ネジ孔12とパネル2の間に位置する領域には、パネル2との間に他の中段部5bより十分に広い所定間隔を保つように窪ませた窪み部15を形成している。窪み部15も窪み部14と同様の範囲に形成されている。段差部の下段部5cは、バックライト装置8の端部を支えることができるように、バックライト装置8の端の下側に当接もしくは近接して配置している。
【0016】
上側の枠4の側面4bには、前記ネジ孔12と対応して前記ネジ孔12と同等かそれ以上の大きさの孔16を形成している。表示装置の孔12の下側に位置する部分には、所定の窪み部17を形成している。この窪み部17は、孔16の下側に位置する側面4bの一部分を、前記孔16の幅よりも広い範囲にわたって切り欠くことによって形成している。この窪み部17の最上部は、表示装置1の最下面よりも高い個所に位置する。側面4bの適所には、枠4と枠5を固定するために折り曲げられる固定用の小片18を形成している。
【0017】
図1のA付近に形成した上記ネジ孔12やその周辺に位置する段差構造は、図1のB,C,Dに示す領域にも同様に形成されている。すなわち、ネジ孔12やその関連構造は、表示装置2の対向する2つの辺、この例では短辺の各々に所定間隔をおいて形成している。この構造は短辺以外にも、残りの対向する2つの辺、この例では長辺にも形成することができる。また、1つの辺に2個所ではなく3個所以上配置しても良い。
【0018】
組み立てられた表示装置1は、ネジ孔12にネジ(図示せず)を填め込むことによってパソコンやモニター等の取付個所(金属ステー)に固定されて利用される。ここで、ネジ受け部分となるネジ孔12を介して外部からの振動や衝撃などの外部応力が表示装置1に伝わりやすい。特に、表示装置1の厚さが数mm前後と極めて薄くなるに従い、表示装置1がひねりや振動の影響を受けやすくなる。その結果、ネジ孔12周辺に位置する樹脂枠5が外部応力の影響を受けて変形しやすい。この変形などによって、表示パネル2に直接的に不必要な力が作用し、表示状態に悪影響(パドリング、リップル等の発生)を与える。また、枠4と枠5の上段部5aの接触によって間接的に表示パネル2に不必要な力が作用し表示状態に悪影響を与える。特に、表示パネル2として液晶タイプのものを用いてパネル2と枠4の間を近接して配置している場合は、ネジ孔12部分を介して表示パネル2に加わる応力によってパネルのギャップが変化して表示状態に影響が出やすい。
【0019】
そこで、ネジ孔12周囲の形状に変更を加えることにより、外部応力の影響を回避する構造とした。すなわち、上記のようにネジ孔12と枠4の間に窪み部14を形成したので、ネジ孔12や孔16に加わる力に起因する応力よって上段部5aが上下しても、その影響を窪み部14が吸収・分散する。また、上記のようにネジ孔12とパネル2の間に窪み部15を形成したので、ネジ孔12や孔16に加わる力に起因する応力よって中段部5bが上下しても、その影響を窪み部15が吸収・分散する。さらにまた、上記のようにネジ孔12の下側に窪み部17を形成したので、ネジ孔12や孔16に加わる力に起因する応力よって側面4bが上下しても、その影響を窪み部17が吸収・分散する。
【0020】
前記窪み部14,15は、0.2〜0.5mm程度の深さで、図3に1点鎖線のクロスハッチングで示す領域に形成している。窪み部17も0.2〜0.5mm程度の深さに形成している。窪み部14,15,17の深さを、通常生じる隙間よりも十分大きな0.2mm以上の大きさにすることにより、上記外力を効果的に吸収もしくは分散することができる。
【0021】
上記のようにネジ孔12の上下に窪み部14,15,17を配置しているので、表示装置2をネジ孔12を利用してネジ止めした場合に、ネジ孔12近傍に集中する力を吸収もしくは周辺に効果的に分散することができ、表示パネル2に及ぼす悪影響を低減することができる。
【0022】
尚、上記実施例はネジ孔12を表示装置1の側面に臨む位置に配置した場合を例に取ったが、本発明はそれ以外の構造にも適用することができ、例えば図5に示すように、ネジ孔12を表示装置の底面に臨む位置に形成した場合にも適用することができる。ここで、いずれの場合にもネジ孔12は、表示パネル2と平面的に重なる位置に配置しているので、表示パネル2と平面的に重ならない位置に配置する場合に比べて、狭額縁化を図ることができる。また、上記実施例は液晶表示装置を例に取ったがELパネルを用いた表示装置など、他の表示装置にも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、取付用の孔を介して加わる外部応力を孔の周囲に配置した窪み部によって吸収もしくは周囲に分散することができる。その結果、表示パネルに応力が集中することに起因する表示状態の低下を防止して表示品位を良好に保つことができる。また、薄型化構造もしくは狭額縁化構造の表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関わる表示装置の平面図である。
【図2】図1のA部分の断面図である。
【図3】図1のA部分の一部切り欠き状態の拡大平面図である。
【図4】図1のA部分の側面図である。
【図5】本発明の他の実施例に関わる表示装置の断面図である。
【符号の説明】
1 表示装置
2 表示パネル
4 枠
5 枠
12 ネジ孔
14 窪み部
15 窪み部
17 窪み部
Claims (5)
- 表示パネルを上下の枠の間に挟み込むように配置するとともに、下側の枠に取付用の孔を形成した表示装置において、前記下側の枠の前記取付用孔と前記表示パネルの間に位置する部分に前記表示パネルとの間に所定の隙間を形成するための窪みを形成したことを特徴とする表示装置。
- 表示パネルを上下の枠の間に挟み込むように配置するとともに、下側の枠に取付用の孔を形成した表示装置において、前記下側の枠の前記取付用孔と前記上側の枠の間に位置する部分に前記上側の枠との間に所定の隙間を形成するための窪みを形成したことを特徴とする表示装置。
- 表示パネルを上下の枠の間に挟み込むように配置するとともに、前記上下の枠の側面に取付用の孔を形成した表示装置において、前記上側もしくは下側の枠の前記取付用孔の下側に位置する下面部分に所定の窪みを形成したことを特徴とする表示装置。
- 前記取付用孔は下側の枠の側面もしくは下面に形成していることを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の表示装置。
- 前記取付用孔は前記表示パネルと平面的な重なりをもって配置していることを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の表示装置。
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