JP3630915B2 - 混合食用粉類 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は混合食用粉類、更に詳しくは脱皮脱脂胡麻種子粉を含有する混合食用粉類に関する。近年、健康の維持や病気の予防のために食と健康の視点から、食生活の見直しや改善について多くの関心が寄せられている。戦後の食料難の時代から、飽食の時代の今日、食生活の欧風化や嗜好の変化等による食事の高カロリー化、脂質の過剰摂取、インスタント食品の普及や外食の機会の増加等、食生活が豊かとなりまた便利となった反面、日常バランスのとれた食事を摂取することがだんだん困難となっている。このような食習慣を続けることにより、高脂血症、高血圧症、糖尿病等の循環器系や代謝系の機能疾患の罹患率が年々増加しているのが現状である。そこで健康維持のために各種のダイエットとして健康食品や機能性食品を日常の食事に加えて補完的に摂取することが広く普及してきた。本発明はかかる日常の食事における栄養的アンバランスを少しでも軽減できるような食材に関し、具体的には常時主食として摂取する食用粉類と脱皮脱脂胡麻種子粉とを混合した混合食用粉類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
胡麻種子は約50重量%の脂質、約20重量%の蛋白質、約15重量%の糖質や繊維質の他に、カルシウム、リン、鉄等のミネラル質を高含量で含む上、更に蛋白質を構成するアミノ酸のうち、必須アミノ酸としてメチオニン、システン等の含硫アミノ酸の含有割合が植物性食品のなかでは最も高いという特徴を有する栄養バランスの良い食品として認知されてきたが、最近になって、生理活性効果を有する油溶性リグナンや水溶性のリグナン配糖体が含有されていることが判明し、機能性食品としての評価が高まってきた。胡麻種子に含まれる脂質は胡麻油として既に広く利用されているが、脂質以外の成分については、胡麻種子をそのまま若しくは物理的加工したものを直接摂取することによって利用されているに過ぎない。例えばこれには、煎り胡麻、煎り胡麻をすったすり胡麻、煎り胡麻をすり潰して練った練り胡麻等が挙げられ、これらはいずれも嗜好的副食材として用いるのが一般的である。胡麻種子を嗜好的副食材として摂取する場合には摂取に量的限界がおのずからあること、またこれらを量的に摂取する場合には、脂質の過剰摂取にもとずく高カロリー化という問題がある。また胡麻油の製造工程で産出される搾油かすは原料として用いた胡麻種子の約50重量%に相当するが、これには前記した脂質以外の有用な成分が含有されているにも拘らず全く食材として利用されていない。その理由は、搾油かすは胡麻油の搾油工程で相当の熱を受けるために、蛋白分解物や油脂酸敗物に起因して暗褐色を呈し、異味異臭を有し、食した場合に異物感を与える食感を呈する等、食材としては供し難いという問題があるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来の胡麻油や胡麻種子の加工品では脂質の含有量が高く、使用上又は形態上嗜好的副食材料に限定される点であり、また従来の搾油かすではそもそも食材として供し難い点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明者らは、胡麻種子を栄養バランスの良い低脂質含量の主食材若しくはこれに準ずる食材として利用するべく研究した結果、特定の食用粉類と、脂質、蛋白質及びセサミノール3配糖体を所定量含有する特定の脱皮脱脂胡麻種子粉とを所定の割合で混合したものが正しく好適であることを見出した。
【0005】
すなわち本発明は、下記の食用粉類と下記の脱皮脱脂胡麻種子粉とを該食用粉類/該脱皮脱脂胡麻種子粉=95/5〜5/95(重量比)の割合で混合して成ることを特徴とする混合食用粉類に係る。
食用粉類:豆粉、穀粉、芋粉及び各種澱粉から選ばれる一つ又は二つ以上
脱皮脱脂胡麻種子粉:脱皮胡麻種子から油脂分を脱脂して得られる脱皮脱脂胡麻種子を粉砕したものであって、乾燥重量当たり、脂質を5重量%以下、蛋白質を45〜65重量%及びセサミノール配糖体を0.3重量%以上の割合で含有するもの
【0006】
本発明で用いる食用粉類は、1)大豆粉、小豆粉、えんどう粉等の豆粉、2)米粉、小麦粉、大麦粉、そば粉、とうもろこし粉等の穀粉、3)じゃが芋粉、さつま芋粉等の芋粉、4)タピオカ、葛粉等の各種澱粉から選ばれる一つ又は二つ以上である。
【0007】
本発明で用いる脱皮脱脂胡麻種子粉は、脱皮胡麻種子から油脂分を脱脂して得られる脱皮脱脂胡麻種子を粉砕したものであって、乾燥重量当たり(水分を除いた重量当たり)、脂質を5重量%以下、蛋白質を45〜65重量%及びセサミノール3配糖体を0.3重量%以上の割合で含有するものである。
【0008】
前記した脱皮脱脂胡麻種子粉を得るための脱皮脱脂胡麻種子としては、下記の第1工程、第2工程及び第3工程を経て(以下、これらの各工程を経る方法をA法という)得られるものが有利に適用できる。
第1工程:脱皮胡麻種子を、120℃以下の温度で、抽出溶剤として脂肪族炭化水素を用いた抽出処理に供し、次いでその抽出系を固液分離して、該抽出溶剤を10重量%以下の割合で含有する固形分を得る工程
第2工程:第1工程で得た固形分に水を加えて含水物を得る工程
第3工程:第2工程で得た含水物から、20〜120℃の温度で、抽出溶剤を留去し、実質的に抽出溶剤を含有しない脱皮脱脂胡麻種子を得る工程
【0009】
A法の第1工程に供する脱皮胡麻種子としては、胡麻種子を公知の方法で剥皮したものが適用できる。これには、胡麻種子を水の存在下で摺り合わせることにより剥皮する所謂機械剥皮法、胡麻種子をアルカリ水溶液を用いて撹拌することにより剥皮する所謂薬剤剥皮法等がある。第1工程に供する脱皮胡麻種子としては、かくして胡麻種子を剥皮し、そして乾燥したものを用いるのが好ましく、更に破砕したものを用いるのがより好ましい。溶剤抽出による脱脂効率を上げるためである。
【0010】
第1工程では、上記のような脱皮胡麻種子を溶剤を用いた抽出処理に供して該脱皮胡麻種子から油脂分を抽出する。用いる抽出溶剤は、ブタン、ぺンタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素であるが、ヘキサンが好ましい。抽出には公知の抽出装置を適用できる。かかる抽出装置としては、回分式抽出装置、半向流多段式抽出装置、向流連続式抽出装置等がある。
【0011】
抽出は120℃以下の温度で行なうが、室温〜80℃の温度で行なうのが好ましい。抽出温度が120℃を越えると、胡麻種子中に含まれる、したがって脱皮胡麻種子中に含まれる水溶性のリグナン配糖体が急激に分解するからである。
【0012】
かくして脱皮胡麻種子を溶剤を用いた抽出処理に供し、該脱皮胡麻種子から油脂分を抽出した後、その抽出系を固液分離して、固形分を得る。固液分離には公知の方法を適用できる。かかる固液分離方法としては、遠心分離法、加圧濾過法、減圧濾過法等があり、固液分離に際しては常圧下又は減圧下に抽出溶剤を留去する方法を組み合わせることもできる。いずれにしても、これらは120℃以下の温度で行なう。所望により、分離した溶液分から胡麻油を回収できることはいうまでもない。
【0013】
固液分離して得た固形分は抽出溶剤を含有するが、この場合抽出溶剤の含有割合を10重量%以下とすることが肝要である。後述する第2工程において、固形分中への水の吸収を容易にするためである。
【0014】
A法の第2工程では、第1工程で得た抽出溶剤を含有する固形分に水を加えて含水物を得る。通常は前記の固形分100重量部当たり水を10〜200重量部の割合で加えるが、水を20〜80重量部の割合で加えるのが好ましい。含水物を得る方法としては、第1工程で得た固形分に、水を加えて均一に撹拌する方法、水を噴霧する方法等が適用できる。
【0015】
A法の第3工程では、第2工程で得た含水物から抽出溶剤を留去して実質的に抽出溶剤を含有しない脱皮脱脂胡麻種子を得る。抽出溶剤の留去には公知の方法及び装置を適用できるが、いずれにしても20〜120℃の温度で行なうことが肝要であり、この範囲内であっても可及的に低温且つ短時間で行なうことが好ましい。
【0016】
また前記した脱皮脱脂胡麻種子粉を得るための脱皮脱脂胡麻種子としては、下記の第1工程及び第2工程を経て(以下、これらの各工程を経る方法をB法という)得られるものが有利に適用できる。
第1工程:脱皮胡麻種子を、抽出溶剤としてエタノールを用い且つその沸点以下の温度で操作する抽出処理に供し、次いでその抽出系を固液分離して、該抽出溶剤を含浸した固形分を得る工程
第2工程:第1工程で得た固形分から室温〜120℃の温度で抽出溶剤を留去し、実質的に抽出溶剤を含有しない脱皮脱脂胡麻種子を得る工程
【0017】
B法の第1工程に供する脱皮胡麻種子は、A法の第1工程について前記したものと同じである。
【0018】
B法の第1工程では、脱皮胡麻種子を抽出溶剤としてエタノ一ルを用いた抽出処理に供する。この場合のエタノ一ルとしては実質的にエタノールそれ自体若しくはエタノールを95容量%以上含むエタノール水溶液を適用でき、また抽出処理には公知の抽出装置を適用できる。かかる抽出装置は、A法の第1工程について前記した装置と同じである。
【0019】
抽出処理は抽出溶剤として用いたエタノ一ルの沸点以下の温度で行なうが、室温〜エタノ一ルの沸点の温度で行なうのが好ましい。また第1工程の抽出処理においては、後述する第2工程で得られる脱皮脱脂胡麻種子に含まれる脂質を5重量%以下とするために、1)脱皮胡麻種子と抽出溶剤との使用割合、2)抽出温度、3)抽出回数等の条件を適宜に選択することができる。例えば、脱皮胡麻種子(g)/エタノ一ル(ml)を1/1〜1/5とし、また抽出温度を室温〜エタノ一ルの沸点温度として、更に抽出条件に合わせて抽出回数を適宜に選択する。
【0020】
かくして脱皮胡麻種子を所定の抽出処理に供した後、その抽出系を固液分離して、固形分を得る。固液分離には公知の方法を適用できる。かかる固液分離方法は、A法の第1工程について前記した方法と同じである。所望により、分離した溶液分から胡麻油を回収できることはいうまでもない。
【0021】
溶液分を分離して得た固形分には抽出溶剤が残留しているが、抽出溶剤の残留量を可及的に少なくすることが好ましい。後述する第2工程において、溶剤留去に要する時間を短縮するためである。
【0022】
B法の第2工程では、第1工程で得た固形分から抽出溶剤を留去して実質的に抽出溶剤を含有しない脱皮脱脂胡麻種子を得る。抽出溶剤の留去には公知の方法及び装置を適用できるが、本発明の目的を達成する上でいずれにしても室温〜120℃の温度で行なうことが肝要であり、この範囲内であっても可及的に低温且つ短時間で行なうことが好ましい。
【0023】
本発明では、脱皮脱脂胡麻種子粉として、前記の方法によって得られる脱皮脱脂胡麻種子を公知の粉砕処理又は必要に応じて分級処理を行ない、所望の粒度としたものを用いることができる。
【0024】
前記の方法によって得られる脱皮脱脂胡麻種子粉は、乾燥重量当たり、脂質を5重量%以下、蛋白質を45〜65重量%及びセサミノール3配糖体を0.3重量%以上の割合で含有しており、同時に優れた色調、香味及び食感を有しているが、本発明によれば、脱皮脱脂胡麻種子粉として蛋白質を50重量%以上の割合で含有するものを用いるのが好ましい。
【0025】
本発明の混合食用粉類は、以上説明したような食用粉類と脱皮脱脂胡麻種子粉とを該食用粉類/該脱皮脱脂胡麻種子粉=95/5〜5/95(重量比)の割合で混合して成るものである。
【0026】
本発明は混合食用粉類に含まれる蛋白質と糖質との含有比率を特に制限するものではなく、その用途によってそれらの比率を任意に変えることができる。例えば、食用粉類及び脱皮脱脂胡麻種子粉にそれぞれ含まれる蛋白質及び糖質の成分割合を基に両者の混合割合を設定することができる。
【0027】
本発明の混合食用粉類において、生理活性効果に基ずく機能性を保持するためには生理活性物質であるセサミノール3配糖体を0.1重量%以上の割合で含有させるようにすることが好ましい。
【0028】
本発明は前記した食用粉類の選択について特に制限するものではなく、これらは得られる混合食用粉類の用途によって適宜に一つ又は二つ以上を選択することができる。
【0029】
食事として摂取される蛋白質を構成する各種アミノ酸のうちで、成人が必要とする必須アミノ酸の基準値がFAO(食糧・農業機構)、WHO(世界保健機構)及びUNU(国連大学)から規定されている。これらによれば、含硫アミノ酸/リシン=1.06(重量比)の比率となることが最も理想的とされている。かかる見地から、本発明の好ましい実施形態としては本発明の混合食用粉類に含まれてくる蛋白質を構成するアミノ酸において、含硫アミノ酸/リシン=4/3〜2/3(重量比)となるようにするのが好ましい。この場合、含硫アミノ酸としては、メチオニンとシステンとの合計量を指すものとする。
【0030】
本発明において、含硫アミノ酸とリシンとが上記した含有比となるような混合食用粉類を得るためには、食用粉類としては含硫アミノ酸に対してリシン含有率が相対的に高いアミノ酸組成を有するものがよく、これには大豆粉を用いるのが好ましい。大豆粉としては大豆全粒粉、大豆濃縮粉、大豆脱脂粉、大豆蛋白粉等の公知のものが利用できるが、これらのうちでは、脂質含量の低い大豆脱脂粉や大豆蛋白粉が有利に適用できる。更にかかる脂質含量の低い大豆脱脂粉や大豆蛋白粉を用いて混合食用粉類中に含まれる脂質が10重量%以下のものとした混合食用粉類が好ましい。
【0031】
また本発明の好ましい他の実施形態としては、含硫アミノ酸に対してリシンの含有率が相対的に高いアミノ酸組成を有する食用粉類としてそば粉を用いた混合食用粉類が挙げられる。そば粉としては全層粉、内層粉、中層粉及び表層粉等の公知のものが適用できる。これらのそば粉はいずれも脂質含量が低く、かかるそば粉を用いて脂質を10重量%以下とした混合食用粉類が好ましい。
【0032】
本発明の混合食用粉類の調製には所望の粒度の食用粉類と脱皮脱脂胡麻種子粉とを公知の機械的混合手段を用いて粉体混合する方法が適用できる。この場合、食用粉類及び脱皮脱脂胡麻種子粉はいずれも乾燥したものを用いるのが有利である。得られる混合食用粉類としては、腐敗等の品質低下をさけるために、水分率10%以下好ましくは5%以下とすることが好ましい。
【0033】
かくして調製された混合食用粉類は通常の豆粉や穀粉等の食用粉類と同様、各種食品の調理用乃至加工用に使用することができる。例えば蒸し物用、練り物用、ベーキング物用、揚げ物用等として、各種の食品の調理や加工食品の製造に使用することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明に係る混合食用粉類の実施形態はとしては、次の1)〜15)が好適例として挙げられる。
1)小麦薄力粉(脂質を1.9重量%、蛋白質を8.5重量%、水分を14.0重量%の割合で含有するもの)と脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1){脂質を2.5重量%、蛋白質を59.4重量%、該蛋白質を構成するアミノ酸のうちで含硫アミノ酸を3.60重量%、リシンを1.86重量%(含硫アミノ酸とリシンの重量%は脱皮脱脂胡麻種子粉当たりに換算した重量%、以下同じ)、セサミノール3配糖体を0.43重量%、水分を1.2重量%の割合で含有するもの}とを50/50(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0035】
2)精白米粉(脂質を1.3重量%、蛋白質を6.8重量%、水分を6.8重量%の割合で含有するもの)と脱皮脱脂胡麻種子粉(G−2)(脂質を4.5重量%、蛋白質を58.5重量%、該蛋白質を構成するアミノ酸のうちで含硫アミノ酸を3.55重量%、リシンを1.83重量%、セサミノール3配糖体を0.40重量%、水分を0.7重量%の割合で含有するもの)とを50/50(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0036】
3)じゃが芋粉(脂質を0.2重量%、蛋白質を2.0重量%、水分を7.5重量%の割合で含有するもの)と前記した脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)とを50/50(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0037】
4)とうもろこし粉(脂質を1.0重量%、蛋白質を8.3重量%、水分を14.0重量%の割合で含有するもの)と前記した脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)とを50/50(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0038】
5)葛粉(脂質を0.2重量%、蛋白質を0.2重量%、水分を13.9重量%の割合で含有するもの)と前記した脱皮脱脂胡麻種子粉(G−2)とを50/50(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0039】
6)コーンスターチ(脂質を0.7重量%、蛋白質を0.1重量%、水分を12.8重量%の割合で含有するもの)と前記した脱皮脱脂胡麻種子粉(G−2)とを50/50(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0040】
7)大豆脱脂粉(脂質を2.9重量%、蛋白質を45.8重量%、該蛋白質を構成するアミノ酸のうちで含硫アミノ酸を1.56重量%、リシンを3.11重量%、水分を11.9重量%の割合で含有するもの)と前記した脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)とを40/60(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0041】
8)前記した7)の大豆脱脂粉と前記した脱皮脱脂胡麻粉(G−1)とを50/50(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0042】
9)前記した7)の大豆脱脂粉と前記した脱皮脱脂胡麻粉(G−2)とを60/40(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0043】
10)そば全層粉(脂質を3.1重量%、蛋白質を12.1重量%、該蛋白質を構成するアミノ酸のうちで含硫アミノ酸を0.53重量%、リシンを0.70重量%、水分を13.5重量%の割合で含有するもの)と前記した脱皮脱脂胡麻粉(G−1)とを75/25(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0044】
11)前記した10)のそば全層粉と前記した脱皮脱脂胡麻粉(G−2)とを90/10(重量比)の割合で混合して成る混合食用粉類。
【0045】
12)蒸し物に用いる前記した7)の混合食用粉類。すなわち前記した7)の混合食用粉類100g、前記した1)の小麦薄力粉100g、砂糖1/2カップ、塩小さじ1/2、膨張剤小さじ1/4を一緒にふるってボウルに仕込み、これに水140gを徐々に混ぜ合わせて生地とする。次に適当な大きさに分けた生地を蒸し器に入れ、強火で12〜14分間蒸して、混合食用粉類を用いた蒸し物を得る。
【0046】
13)練り物に用いる前記した9)の混合食用粉類。すなわち前記した9)の混合食用粉類50g、塩小さじ1/2を、白身魚の白身のすりみ150gに加えて、充分練り混ぜて生地とする。次に適当な大きさに分けた生地を蒸し器に入れ、強火で12〜14分間蒸して、混合食用粉類を用いた練り物を得る。
【0047】
14)ベーキング物に用いる前記した1)の混合食用粉類。すなわち前記した1)の混合食用粉類100g、塩小さじ1/2、ベーキングパウダー小さじ1を一緒にふるっておき、ボウルにゴマサラダ油80g、黒砂糖80g、卵(小)1個を入れよく混ぜ、ふった粉類をこれにさっくり混ぜ合わせて生地とする。次にバターを塗った焼き型に生地を流し込み、175℃のオーブンで40〜50分焼いて、混合食用粉類を用いたベーキング物(ケーキ)を得る。
【0048】
15)揚げ物に用いる前記した10)の混合食用粉類。すなわち前記した10)の混合食用粉類100gに希食塩水10gを加えてまとめ上げ、生地とする。この生地を半日寝かせた後、麺状に加工する。次にこの麺を160〜170℃のゴマサラダ油で揚げて、混合食用粉類を用いた揚げ物(スナック菓子)を得る。
【0049】
【実施例】
試験区分1(脱皮脱脂胡麻種子粉の製造とその分析)
・脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)の製造
市販の脱皮胡麻種子(脂質60.2重量%)1kgをロール圧扁機により破砕して試料とした。この試料から前記したA法を経て次のように脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)を製造した。前記試料を撹拌機付き容器にとり、ヘキサン1リットルを加え、温度50℃で1時間撹拌し、次いで内容物を室温下、吸引濾過機にかけて固形分と溶液分とに固液分離した。固形分の抽出溶剤含有率は1.5重量%であった。この固形分200gに水80gを噴霧し、撹拌して含水物を得た。この含水物280gを真空乾燥機に移した後、1kPaの減圧下、80℃で5時間かけて抽出溶剤を留去し、脱皮脱脂胡麻種子181gを得た。これを粉砕機にかけて、粉砕し、粒度として500μmパスが100%(粒度分布の測定法はエアージェットシーブ法による、以下同じ)である脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)175gを得た。
【0050】
・脱皮脱脂胡麻種子粉(G−2)の製造
市販の脱皮胡麻種子(脂質60.2重量%)100gをロール圧扁機を用いて破砕し、試料とした。この試料から前記したB法を経て次のように脱皮脱脂胡麻種子粉(G−2)を製造した。前記試料を撹拌機とコンデンサーを付けた容器にとり、エタノール200mlを加え、エタノールの沸点下で1時間撹拌し、次いで内容物を室温下、吸引濾過機にかけて固形分と溶液分とに固液分離した。固形分を真空乾燥機に移した後、1kPaの減圧下、80℃で5時間かけて抽出溶剤を留去し、脱皮脱脂胡麻種子48.7gを得た。これを粉砕機にかけて、粉砕し、粒度として500μmパスが100%である脱皮脱脂胡麻種子粉(G−2)44gを得た。
【0051】
・脱皮脱脂胡麻種子粉の分析
製造した脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)と(G−2)を更に微粉砕したものを試料とし、下記の方法により分析して、脂質、蛋白質、セサミノール3配糖体及び水分を測定した。結果を表1に示した。
【0052】
・・脂質
試料5gをとり、ソックスレー抽出器で、抽出溶剤をエチルエーテル、抽出時間を4時間として抽出し、抽出溶剤を留去して抽出物を得た。得られた抽出物の重量と試料の重量とから、下記の式により脂質含量を算出した。
脂質(%)=抽出物の重量÷試料の重量×100
【0053】
・・蛋白質
試料1gをとり、日本油化学会制定基準油脂分析試験方法(I)全窒素及び粗タンパク質(直接加熱法)に準拠して窒素分を分析した。得られた窒素分から蛋白換算係数を6.25として蛋白質含量を算出した。
【0054】
・・蛋白質を構成するアミノ酸中の含硫アミノ酸とリシン
前記した蛋白質含量から食品標準成分表(科学技術庁資源調査会編)中の胡麻の蛋白質及び蛋白質を構成するアミノ酸中の含硫アミノ酸とリシンの分析値(日本食品アミノ酸組成表;科学技術庁資源調査会編)に基づいて算出し、脱皮脱脂胡麻種子粉当たりに換算した値を蛋白質を構成するアミノ酸中の含硫アミノ酸とリシンの含量とした。
【0055】
・・セサミノール3配糖体
試料50gを撹拌機付きの容器にとり、80容量%エタノール水溶液250mlを加えて、室温で12時間撹拌した。不溶物を遠心分離にて分離し、上澄液を得た。この上澄液をミリポアフィルターで濾過して、セサミノール3配糖体の分析試料とした。この分析試料を下記の条件で高速液体クロマトグラフィに供して、セサミノール3配糖体を分析した。尚、標準試料としてのセサミノール3配糖体は Phytochemistry 35巻,773〜776頁(1994年)に記載の方法で得たものを使用した。
・・・高速液体クロマトグラフィの条件
固定相:野村化学社製のデベロシルODS−10
カラム径:6mm,カラム長:250mm
展開溶剤:30容量%メチルアルコール水溶液から80容量%メチルアルコール水溶液まで、40分間のリニアグラジエント
展開溶剤流量:1ml/分
検出器:UV(290nm)
【0056】
・・水分
試料について、電量滴定式水分測定装置(三菱化成株式会社製:水分気化装置VA−06型を装着した水分測定装置CA−06型)で、水分を測定した。測定は3回行ない、平均値を表示した、尚、水分気化装置の条件は加熱温度105℃、所要時間2時間とした。
【0057】
【表1】
【0058】
試験区分2(混合食用粉類の調製)
・実施例1
市販の小麦薄力粉(脂質を1.9重量%、蛋白質を8.5重量%、水分を14.0重量%の割合で含有するもの)50重量部と試験区分1で得た脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)(脂質を2.5重量%、蛋白質を59.4重量%、該蛋白質を構成するアミノ酸のうちで含硫アミノ酸を3.60重量%、リシンを1.86重量%、セサミノール3配糖体を0.43重量%、水分を1.2重量%の割合で含有するもの)50重量部とを混合機に投入し、均一になるまで充分撹拌混合して混合食用粉類100重量部を調製した。調製した混合食用粉類の脂質含量、セサミノール3配糖体含量、蛋白質含量については、使用原料の分析値から算出した値を表2にまとめて示した。
【0059】
・実施例2〜6
実施例1と同様にして、実施例2〜6の混合食用粉類を調製した。結果を表2にまとめて示した。
【0060】
・実施例7
市販の大豆脱脂粉(脂質を2.9重量%、蛋白質を45.8重量%、該蛋白質を構成するアミノ酸の中、含硫アミノ酸を1.56重量%、リシンを3.11重量%、水分を11.9重量%の割合で含有するもの)40重量部と脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)60重量部とを混合機に投入し、均一になるまで充分撹拌混合して混合食用粉類100重量部を調製した。調製した混合食用粉類の含硫アミノ酸/リシン重量比、脂質含量、セサミノール3配糖体含量、蛋白質含量については、使用原料の分析値から算出した値を表3にまとめて示した。
【0061】
・実施例8〜11
実施例7と同様にして、実施例8〜11の混合食用粉類を調製した。結果を表3にまとめて示した。
【0062】
【表2】
【0063】
表2において
精白米粉:脂質を1.3重量%、蛋白質を6.8重量%、水分を6.8重量%の割合で含有する精白米粉
じゃが芋粉:脂質を0.2重量%、蛋白質を2.0重量%、水分を14.0重量%の割合で含有するじゃが芋粉
とうもろこし粉:脂質を1.0重量%、蛋白質を8.3重量%、水分を14.0重量%の割合で含有するとうもろこし粉
葛粉:脂質を0.2重量%、蛋白質を0.2重量%、水分を13.9重量%の割合で含有する葛粉
コーンスターチ:脂質を0.7重量%、蛋白質を0.1重量%、水分を12.8重量%の割合で含有するコーンスターチ
【0064】
【表3】
【0065】
表3において
大豆脱脂粉:脂質を2.9重量%、蛋白質を45.8重量%、該蛋白質を構成するアミノ酸のうちで含硫アミノ酸を1.56重量%、リシンを3.11重量%、水分を11.9重量%の割合で含有する大豆脱脂粉
そば全層粉:脂質を3.1重量%、蛋白質を12.1重量%、該蛋白質を構成するアミノ酸のうちで含硫アミノ酸を0.53重量%、リシンを0.70重量%、水分を13.5重量%の割合で含有するそば全層粉
【0066】
試験区分3(混合食用粉類の使用例)
・実施例9(蒸し物に用いる例)
試験区分2で調製した大豆脱脂粉/脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)=40/60(重量比)の混合食用粉類100g、前記の小麦薄力粉100g、砂糖1/2カップ、塩小さじ1/2、膨張剤小さじ1/4を一緒にふるってボウルに仕込み、これに水140gを徐々に混ぜ合わせ生地とした。次に適当な大きさに分けた生地を蒸し器に入れ、強火で12〜14分間蒸して、混合食用粉類を用いた蒸し物を得た。
【0067】
・実施例10(練り物に用いる例)
試験区分2で調製した大豆脱脂粉/脱皮脱脂胡麻種子粉(G−2)=60/40(重量比)の混合食用粉類50gと塩小さじ1/2を、白身魚の白身のすりみ150gに加えて、充分練り上げた後、練り上げた生地を適当な大きさに分けて蒸し器に入れ、強火で12〜14分間蒸して、混合食用粉類を用いた練り物を得た。
【0068】
・実施例11(ベーキング物に用いる例)
試験区分2で調製した小麦薄力粉/脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)=50/50(重量比)の混合食用粉類100g、塩小さじ1/2、ベーキングパウダー小さじ1を一緒にふるっておき、ボウルにゴマサラダ油80g、黒砂糖80g、卵(小)1個を入れよく混ぜ、ふった粉類をこれにさっくり混ぜ合わせて生地とした。次にバターを塗った焼き型に生地を流し込み、175℃のオーブンで40〜50分焼いて、混合食用粉類を用いたベーキング物としてケーキを得た。
【0069】
・実施例12(揚げ物に用いる例)
試験区分2で調製したそば全層粉/脱皮脱脂胡麻種子粉(G−1)=75/25(重量比)の混合食用粉類100gに希食塩水10gを加えてまとめ上げて生地とした。この生地を半日寝かせた後、麺状に加工した。次にこの麺を160〜170℃のゴマサラダ油で揚げて、混合食用粉類を用いた揚げ物としてスナック菓子を得た。
【0070】
【発明の効果】
既に明らかなように、以上説明した本発明には、栄養バランスの良い低脂質含量の主食材若しくはこれに準ずる食材として使用できるという効果がある。
Claims (12)
- 下記の食用粉類と下記の脱皮脱脂胡麻種子粉とを該食用粉類/該脱皮脱脂胡麻種子粉=95/5〜5/95(重量比)の割合で混合して成ることを特徴とする混合食用粉類。
食用粉類:豆粉、穀粉、芋粉及び各種澱粉から選ばれる一つ又は二つ以上
脱皮脱脂胡麻種子粉:脱皮胡麻種子から油脂分を脱脂して得られる脱皮脱脂胡麻種子を粉砕したものであって、乾燥重量当たり、脂質を5重量%以下、蛋白質を45〜65重量%及びセサミノール3配糖体を0.3重量%以上の割合で含有するもの - 脱皮脱脂胡麻種子が、下記の第1工程、第2工程及び第3工程を経て得られるものである請求項1記載の混合食用粉類。
第1工程:脱皮胡麻種子を、120℃以下の温度で、抽出溶剤として脂肪族炭化水素を用いた抽出処理に供し、次いでその抽出系を固液分離して、該抽出溶剤を10重量%以下の割合で含有する固形分を得る工程
第2工程:第1工程で得た固形分に水を加えて含水物を得る工程
第3工程:第2工程で得た含水物から、20〜120℃の温度で、抽出溶剤を留去し、実質的に抽出溶剤を含有しない脱皮脱脂胡麻種子を得る工程 - 脱皮脱脂胡麻種子が、下記の第1工程及び第2工程を経て得られるものである請求項1記載の混合食用粉類。
第1工程:脱皮胡麻種子を、抽出溶剤としてエタノールを用い且つその沸点以下の温度で操作する抽出処理に供し、次いでその抽出系を固液分離して、該抽出溶剤を含浸した固形分を得る工程
第2工程:第1工程で得た固形分から室温〜120℃の温度で抽出溶剤を留去し、実質的に抽出溶剤を含有しない脱皮脱脂胡麻種子を得る工程 - 食用粉類が豆粉であって、該豆粉が大豆粉である請求項1、2又は3記載の混合食用粉類。
- 食用粉類が穀粉であって、該穀粉がそば粉である請求項1、2又は3記載の混合食用粉類。
- 食用粉類と脱皮脱脂胡麻種子粉とを、混合食用粉類中に含まれることとなる蛋白質を構成するアミノ酸のうちで含硫アミノ酸とリシンとが、該含硫アミノ酸/リシン=4/3〜2/3(重量比)の割合となるように混合した請求項4又は5記載の混合食用粉類。
- 脂質を10重量%以下の割合で含有する請求項6記載の混合食用粉類。
- 食品の調理乃至加工に用いる請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の混合食用粉類。
- 蒸し物に用いる請求項8記載の混合食用粉類。
- 練り物に用いる請求項8記載の混合食用粉類。
- ベーキング物に用いる請求項8記載の混合食用粉類。
- 揚げ物に用いる請求項8記載の混合食用粉類。
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