JP3630445B2 - コンクリート打設装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、コンクリート二次製品を製造する際に使用するコンクリート打設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
所定形状の製品型枠の内部に生コンクリートを打設することによってコンクリート二次製品を製造する際に、打設される生コンクリートに大きな気泡が存在していると、生コンクリートが固化することにより形成されるコンクリート二次製品に前記の気泡に起因する空隙が形成され、製品の美観が損なわれるだけではなく、空隙の大きさによっては製品強度の低下を招く恐れがある。
【0003】
そこで、コンクリート二次製品に空隙が形成されることを抑制するために、製品型枠の下方寄りの部分から生コンクリートの打設作業を行う、いわゆる盛り上げ法あるいは逆打ち法と呼ばれる打設法が実施されている。
【0004】
図12はこのような生コンクリート打設作業に従来から使用されている装置の一例の縦断面図であって、コンクリート二次製品を成形するための製品型枠1の下側寄りの一側には打設口2が穿設されていて、打設口2の外側には生コンクリート受け管3が接続され、生コンクリート受け管3にはさらに生コンクリート打設管4が接続されている。
【0005】
そして生コンクリート打設管4により、矢印で示すように製品型枠1の下方寄りから生コンクリート5を打設し、製品型枠1内の生コンクリート5に空隙が生じないようにしている。
【0006】
しかしながら、このような装置では、製品型枠1に対する生コンクリート5打設完了後に、生コンクリート打設管4と生コンクリート受け管3との接続を解除する際に、生コンクリート受け管3を直ちに閉止しないと、製品型枠1内部の生コンクリート5が外部へ逆流してしまう。
【0007】
また、生コンクリート受け管3の内部にある生コンクリート5が固化してしまうと、製品型枠1の内部の生コンクリート5が固化することにより形成されるコンクリート二次製品を、製品型枠1から取出しにくくなる。
【0008】
このような理由により、複数の製品型枠1に対して連続的に生コンクリート5を打設することが難しく、コンクリート二次製品の量産に向いていない問題があった。
【0009】
また、生コンクリート打設管4及び生コンクリート受け管3を取り外したあとの製品型枠1の打設口2を、図13及び図14に示すように製品型枠1の外側面に当接して回動するシャッタバルブ6によって閉鎖するようにした装置が考えられた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし図13及び図14に示す装置を使用した場合においても、コンクリート二次製品の打設口2に面していた部分には、製品型枠1の板厚に相当する「へそ」と呼ばれる突起aが形成される問題があった。
【0011】
本発明は上述した問題を解決し、複数の製品型枠に対して連続的に生コンクリートを打設するのに適し、さらにコンクリート二次製品に突起が形成されないようにしたコンクリート打設装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、製品型枠の下側寄り側面に穿設された打設口に接続する生コンクリート受け管と、該生コンクリート受け管と同一断面を有し先端が生コンクリート受け管に対して着脱自在な連結管と、該連結管の先端寄り側部に設けられた生コンクリート供給管と、前記連結管の基端寄り上方に設けられたプラグ供給口と、該プラグ供給口から前記連結管内に供給され連結管内と生コンクリート受け管内とに亘って密に摺動可能なプラグと、前記連結管の基端に連結管と一直線上に取り付けられたシリンダと、前記連結管の内部に向かって伸縮し先端に前記プラグと係合離脱自在な係合突起を有する前記シリンダのピストンロッドと、を備えたことを特徴とするコンクリート打設装置に係るものである。
【0013】
又請求項2の発明は、生コンクリート受け管に嵌入したプラグの前面を製品型枠の内面と面一の位置にして前記プラグの後面を押さえるストッパを生コンクリート受け管に設けたことを特徴とする請求項1のコンクリート打設装置に係るものであり、請求項3の発明は、連結管に対する生コンクリート供給管の接続部より基端寄りで連結管内のプラグを固定する押さえシリンダを連結管に設けたことを特徴とする請求項1のコンクリート打設装置に係るものであり、請求項4の発明は、連結管に対し先端に向けた鋭角で生コンクリート供給管を連結管の先端寄り側部に設けたことを特徴とする請求項1のコンクリート打設装置に係るものである。
【0014】
【作用】
請求項1の発明は、打設口に生コンクリート受け管を接続した状態の製品型枠の生コンクリート受け管に連結管を連結し、プラグ供給口にプラグを供給すると共に生コンクリート供給管から生コンクリートを供給すると、製品型枠内に生コンクリートが打設される。
【0015】
製品型枠内に生コンクリートを打設した後、シリンダのピストンロッドを伸長すると、プラグ供給口に供給されたプラグはピストンロッドに押され、製品型枠の打設口と生コンクリート供給管とを塞ぎ、製品型枠内には突起のないコンクリート二次製品が形成され、製品型枠内への生コンクリートの供給は停止する。
【0016】
請求項2の発明は、製品型枠内に突起のないコンクリート二次製品を形成して製品型枠の打設口をプラグで塞いだまま製品型枠から生コンクリート受け管を外すことができる。
【0017】
請求項3の発明は、生コンクリート供給管から製品型枠内に生コンクリートを打設している時に、生コンクリート供給管の手前で押さえシリンダによりプラグを固定し、生コンクリート供給管がプラグで塞がれないようにすることができる。
【0018】
請求項4の発明は、生コンクリート供給管から連結管に、生コンクリートが円滑に供給される。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図を参照して説明する。
【0020】
図1から図11は本発明のコンクリート打設装置の一実施例を示すもので、図中、図12から図14と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0021】
コンクリート二次製品を成形するための製品型枠1の下側寄りの一側に穿設されている打設口2には、生コンクリート受け管10が嵌合されて接続され、この生コンクリート受け管10は、ボルト11によって製品型枠1の側面に固定されるようになっている。
【0022】
生コンクリート受け管10の製品型枠1に接続されている端部とは反対側の右端近くの上部には、下方を楔型にしたピン状のストッパ12が昇降可能に設けられており、生コンクリート受け管10の右側端部には、生コンクリート受け管10と同一断面の連結管13の先端が図示しない締結具により、生コンクリート受け管10と一直線上に着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0023】
連結管13の先端寄りの一側には生コンクリート供給管14が、連結管13の先端に向けた鋭角で、一体的に設けられている。
【0024】
また連結管13の基端(右端)寄りの上部には、平面形状が四角形のプラグ供給口15が一体的に設けられており、連結管13の基端には、回動割り出し装置16を有するシリンダ17が、連結管13と一直線上に取り付けられている。
【0025】
そしてこのシリンダ17は回動割り出し装置16を操作することにより、ピストンロッド18の中心軸線を中心として回動することができるようになっている。
【0026】
上述したプラグ供給口15の上方からは、前面が閉塞されている円筒状のプラグ19が入れられ、該プラグ19は、プラグ供給口15に設けられているシリンダにより作動するストッパ(図示せず)によって、プラグ供給口15から連結管13の基端寄りにひとつずつ供給されるようになっている。
【0027】
プラグ19の後端には直径方向に係合溝20が設けてあって、係合溝20の奥部両側には、半円形の係合空洞21が形成されている(図3参照)。
【0028】
プラグ19が入れられるプラグ供給口15の右側内面には、上述したプラグ19の係合溝20に嵌まる案内突状22が縦方向に突設されている。プラグ19は、係合溝20を案内突状22に嵌まる姿勢にしなければプラグ供給口15に入らないため、プラグ供給口15に入れられたプラグ19の係合溝20は、案内突状22に沿った上下方向に揃えられてプラグ供給口15内を落下することになる(図4等参照)。
【0029】
従って、プラグ19が前記の連結管13の内部を移動して生コンクリート受け管10に至ると、係合溝20にストッパ12が嵌合し得る状態となる。
【0030】
ピストンロッド18の先端には、係合突起23が設けられている(図5等参照)。
【0031】
係合突起23は直方体状の細長い形状のもので、その長さと幅は、前述したプラグ19の係合溝20の長さと幅よりもやや小さい寸法に作られている。
【0032】
このため係合突起23が図2、図5等に示すように縦方向の姿勢になっていると、係合突起23は係合溝20に対して出入することができる状態になる。
【0033】
一方、係合突起23が係合溝20に入り込んだ状態で回動割り出し装置16によってロッド18を周方向へ回動させることにより係合突起23の姿勢を変化させると、係合突起23の両端は係合溝20奥部両側の係合空洞21に入り込み、係合突起23は係合溝20から抜け出ることができなくなって、プラグ19と係合した状態に保持されるようになっている。
【0034】
連結管13には、プラグ供給口15と生コンクリート供給管14の接続部分との間に位置するプラグ19の移動を拘束し得るように、押さえピン24を連結管13の内部に出没させる押さえシリンダ25と、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断するように位置するプラグ19の移動を拘束し得るように、押さえピン26を連結管13の内部に出没させる押さえシリンダ27とが設けられている(図2等参照)。
【0035】
以下、本実施例の作動を説明する。
【0036】
コンクリート二次製品を製造する際には、生コンクリート5を打設すべき各製品型枠1の打設口2のそれぞれに対し、生コンクリート受け管10を予め取り付けておく。
【0037】
また、連結管13に設けられているプラグ供給口15に、複数のプラグ19を装填しておく(図2等参照)。
【0038】
プラグ供給口15に装填された各プラグ19は、その周方向の向きを案内突状22によって規制される。
【0039】
そして、図2に示すように、生コンクリート5を打設しようとする製品型枠1の生コンクリート受け管10に連結管13を接続する。
【0040】
このとき、ストッパ12、押さえピン24,26を上昇した状態にしておき、また、シリンダ17のピストンロッド18を後退した状態にしておく。
【0041】
更に、回動割り出し装置16を操作することにより、シリンダ17をピストンロッド18の中心軸線を中心として回動させ、該ピストンロッド18の先端の係合突起23の向きが、プラグ供給口15に装填されているプラグ19の係合溝20の向きと同一となるようにしておく。
【0042】
次いで、プラグ供給口15に設けられているストッパ(図示せず)を作動させてプラグ供給口15から連結管13にプラグ19−1を供給すると、プラグ19−1の係合溝20がピストンロッド18の先端の係合突起23に係合する。
【0043】
この状態で、シリンダ17のピストンロッド18を前進させることにより製品型枠1へ向ってプラグ19−1を押し出し、図6に示すように、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通が遮断されない位置(連結管13と生コンクリート供給管14との接続部分よりも手前側)までプラグ19−1を移動させる。
【0044】
ここで、図7に示すように、押さえシリンダ25を作動させることにより押さえピン24を連結管13の内部に突出させ、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を阻止しない位置にあるプラグ19−1を連結管13に拘束したうえ、シリンダ17のピストンロッド18を後退させる。
【0045】
このとき、ピストンロッド18の先端の係合突起23とプラグ19−1の係合溝20は互いに同じ向きに設定されているので、係合突起23とプラグ19−1とは容易に分離することができる。
【0046】
ピストンロッド18を後退させたならば、プラグ供給口15に設けられているストッパ(図示せず)を作動させてプラグ供給口15から連結管13に次なるプラグ19−2を供給する。
【0047】
このプラグ19−2の係合溝20も、先のプラグ19−1と同様にピストンロッド18の先端の係合突起23に係合し、プラグ19−1の後方にプラグ19−2が位置した状態となる。
【0048】
次いで、図8に示すように、生コンクリート供給管14に対して生コンクリート5を供給すると、該生コンクリート5は、連結管13、生コンクリート受け管10を経て製品型枠1の内部に打設される。
【0049】
このとき、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断しない位置にあるプラグ19−1は、押さえピン24によって連結管13に拘束されているので、該連結管13の内部に流入する生コンクリート5が連結管13のプラグ供給口15が設けられている部分に流入することはない。
【0050】
製品型枠1に対する生コンクリート5の打設が完了したならば、押さえシリンダ25を作動させることより押さえピン24を連結管13の内部から退没させて連結管13に対するプラグ19−1の拘束を解除する。
【0051】
また同時に、図1に示すように、シリンダ17のピストンロッド18を前進させることにより製品型枠1へ向ってプラグ19−1とプラグ19−2とを押し出し、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断する位置(連通管13と生コンクリート供給管14との接続部分)までプラグ19−2を移動させて連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断するとともに、製品型枠1の内面とプラグ19−1の先端面とが面一になるようにプラグ19−1を生コンクリート受け管10の内部へ移動させて生コンクリート受け管10を閉止する。
【0052】
更に、ストッパ12を下降させることにより該ストッパ12をプラグ19−1の係合溝20に係合させ、プラグ19−1をその先端面が製品型枠1の内面と面一となった状態を保持しつつ連結管13へ向って移動しないように、生コンクリート受け管10に対して拘束する。
【0053】
また同時に、図9に示すように、押さえシリンダ27を作動させることにより押さえピン26を連結管13の内部に突出させ、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断する位置にあるプラグ19−2を連結管13に拘束する。
【0054】
このように、本実施例では、プラグ19−1の先端面が製品型枠1の内面と面一となるように生コンクリート受け管10に拘束されるので、製品型枠1の内部に打設された生コンクリート5が固化することにより形成されるコンクリート二次製品に先に述べた突起a(図14参照)が発生しない。
【0055】
また、両プラグ19−1,19−2により連通管13と生コンクリート供給管14との連通を遮断し且つ生コンクリート受け管10を閉止する際に、連通管13と生コンクリート供給管14との接続部分や生コンクリート受け管10に内部に残っている生コンクリート5を製品型枠1の内部へ押し込むので、生コンクリート5の打設が完了した製品型枠1の生コンクリート受け管10と連結管13との接続を解除しても、該連結管13の端部から生コンクリート5が流れ落ちることがない。
【0056】
この生コンクリート5の打設が完了した製品型枠1は、生コンクリート受け管10にプラグ19−1が拘束されたままの状態で放置し、生コンクリート5の養生固化を行う。
【0057】
生コンクリート5の打設が完了した製品型枠1の生コンクリート受け管10と連結管13との接続を解除し、該連結管13を次に生コンクリート5を打設すべき製品型枠1の生コンクリート受け管10に接続する。
【0058】
次いで、図10に示すように、回動割り出し装置16を操作することにより、シリンダ17をピストンロッド18の中心軸線を中心として回動させ、該ピストンロッド18の先端の係合突起23の向きが、プラグ19−2の係合溝20の向きと略90゜異なるようにしておく。
【0059】
更に、押さえシリンダ27を作動させることにより押さえピン26を連結管13の内部から後退させて連結管13に対するプラグ19−2の拘束を解除するとともに、図11に示すようにシリンダ17のピストンロッド18を後退させて、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通が遮断されない位置(連通管13と生コンクリート供給管14との接続部分よりも手前側)までプラグ19−2を移動させる。
【0060】
ここで、押さえシリンダ25を作動させることにより押さえピン24を連結管13の内部に突出させ、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を阻止しない位置にあるプラグ19−2を連結管13に拘束する。
【0061】
次いで、回動割り出し装置16を操作することにより、シリンダ17をピストンロッド18の中心軸線を中心として回動させ、該ピストンロッド18の先端の係合突起23の向きが、プラグ19−2の係合溝20の向きと同一となるようにしたうえ、シリンダ17のピストンロッド18を後退させる。
【0062】
ピストンロッド18を後退させたならば、プラグ供給口15に設けられているストッパ(図示せず)を作動させてプラグ供給口15から連結管13に次なるプラグ19−3を供給する。
【0063】
図11に示すように、生コンクリート供給管14が連結管13と連通した状態にすれば、次の製品型枠1に生コンクリート5を打設することができる状態になるので、再び、図6、図7、図8、図9、図1、図10で説明した操作を繰り返せば、続いて次の生コンクリート製品の製造を行うことができる。
【0064】
なお、本発明のコンクリート打設装置は上述した実施例のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加え得ることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
請求項1の発明は、製品型枠内部の生コンクリートを外部へ逆流させることなく、連続してコンクリート二次製品の生コンクリート打設を能率よく行える効果がある。
【0066】
請求項2の発明は、製品型枠内には突起のないコンクリート二次製品が形成され、製品型枠から取出しやすく、突起が形成されない美観の優れたコンクリート二次製品を製作できる効果がある。
【0067】
請求項3の発明は、製品型枠内へ生コンクリートを打設している時に、生コンクリート供給管がプラグで塞がれないようにして、打設作業が中断されないようにすることができる効果がある。
【0068】
請求項4の発明は、生コンクリート供給管から連結管に生コンクリートが円滑に供給され、作業能率を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図3】プラグの一実施例の斜視図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】ピストンロッド先端部の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図8】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図9】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図10】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図11】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図12】従来装置の一例の縦断面図である。
【図13】従来装置の他の例の要部の拡大斜視図である。
【図14】図13の使用状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 製品型枠
2 打設口
10 生コンクリート受け管
12 ストッパ
13 連結管
14 生コンクリート供給管
15 プラグ供給口
17 シリンダ
18 ピストンロッド
19 プラグ
19−1 プラグ
19−2 プラグ
19−3 プラグ
23 係合突起
25 押さえシリンダ
【産業上の利用分野】
本発明は、コンクリート二次製品を製造する際に使用するコンクリート打設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
所定形状の製品型枠の内部に生コンクリートを打設することによってコンクリート二次製品を製造する際に、打設される生コンクリートに大きな気泡が存在していると、生コンクリートが固化することにより形成されるコンクリート二次製品に前記の気泡に起因する空隙が形成され、製品の美観が損なわれるだけではなく、空隙の大きさによっては製品強度の低下を招く恐れがある。
【0003】
そこで、コンクリート二次製品に空隙が形成されることを抑制するために、製品型枠の下方寄りの部分から生コンクリートの打設作業を行う、いわゆる盛り上げ法あるいは逆打ち法と呼ばれる打設法が実施されている。
【0004】
図12はこのような生コンクリート打設作業に従来から使用されている装置の一例の縦断面図であって、コンクリート二次製品を成形するための製品型枠1の下側寄りの一側には打設口2が穿設されていて、打設口2の外側には生コンクリート受け管3が接続され、生コンクリート受け管3にはさらに生コンクリート打設管4が接続されている。
【0005】
そして生コンクリート打設管4により、矢印で示すように製品型枠1の下方寄りから生コンクリート5を打設し、製品型枠1内の生コンクリート5に空隙が生じないようにしている。
【0006】
しかしながら、このような装置では、製品型枠1に対する生コンクリート5打設完了後に、生コンクリート打設管4と生コンクリート受け管3との接続を解除する際に、生コンクリート受け管3を直ちに閉止しないと、製品型枠1内部の生コンクリート5が外部へ逆流してしまう。
【0007】
また、生コンクリート受け管3の内部にある生コンクリート5が固化してしまうと、製品型枠1の内部の生コンクリート5が固化することにより形成されるコンクリート二次製品を、製品型枠1から取出しにくくなる。
【0008】
このような理由により、複数の製品型枠1に対して連続的に生コンクリート5を打設することが難しく、コンクリート二次製品の量産に向いていない問題があった。
【0009】
また、生コンクリート打設管4及び生コンクリート受け管3を取り外したあとの製品型枠1の打設口2を、図13及び図14に示すように製品型枠1の外側面に当接して回動するシャッタバルブ6によって閉鎖するようにした装置が考えられた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし図13及び図14に示す装置を使用した場合においても、コンクリート二次製品の打設口2に面していた部分には、製品型枠1の板厚に相当する「へそ」と呼ばれる突起aが形成される問題があった。
【0011】
本発明は上述した問題を解決し、複数の製品型枠に対して連続的に生コンクリートを打設するのに適し、さらにコンクリート二次製品に突起が形成されないようにしたコンクリート打設装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、製品型枠の下側寄り側面に穿設された打設口に接続する生コンクリート受け管と、該生コンクリート受け管と同一断面を有し先端が生コンクリート受け管に対して着脱自在な連結管と、該連結管の先端寄り側部に設けられた生コンクリート供給管と、前記連結管の基端寄り上方に設けられたプラグ供給口と、該プラグ供給口から前記連結管内に供給され連結管内と生コンクリート受け管内とに亘って密に摺動可能なプラグと、前記連結管の基端に連結管と一直線上に取り付けられたシリンダと、前記連結管の内部に向かって伸縮し先端に前記プラグと係合離脱自在な係合突起を有する前記シリンダのピストンロッドと、を備えたことを特徴とするコンクリート打設装置に係るものである。
【0013】
又請求項2の発明は、生コンクリート受け管に嵌入したプラグの前面を製品型枠の内面と面一の位置にして前記プラグの後面を押さえるストッパを生コンクリート受け管に設けたことを特徴とする請求項1のコンクリート打設装置に係るものであり、請求項3の発明は、連結管に対する生コンクリート供給管の接続部より基端寄りで連結管内のプラグを固定する押さえシリンダを連結管に設けたことを特徴とする請求項1のコンクリート打設装置に係るものであり、請求項4の発明は、連結管に対し先端に向けた鋭角で生コンクリート供給管を連結管の先端寄り側部に設けたことを特徴とする請求項1のコンクリート打設装置に係るものである。
【0014】
【作用】
請求項1の発明は、打設口に生コンクリート受け管を接続した状態の製品型枠の生コンクリート受け管に連結管を連結し、プラグ供給口にプラグを供給すると共に生コンクリート供給管から生コンクリートを供給すると、製品型枠内に生コンクリートが打設される。
【0015】
製品型枠内に生コンクリートを打設した後、シリンダのピストンロッドを伸長すると、プラグ供給口に供給されたプラグはピストンロッドに押され、製品型枠の打設口と生コンクリート供給管とを塞ぎ、製品型枠内には突起のないコンクリート二次製品が形成され、製品型枠内への生コンクリートの供給は停止する。
【0016】
請求項2の発明は、製品型枠内に突起のないコンクリート二次製品を形成して製品型枠の打設口をプラグで塞いだまま製品型枠から生コンクリート受け管を外すことができる。
【0017】
請求項3の発明は、生コンクリート供給管から製品型枠内に生コンクリートを打設している時に、生コンクリート供給管の手前で押さえシリンダによりプラグを固定し、生コンクリート供給管がプラグで塞がれないようにすることができる。
【0018】
請求項4の発明は、生コンクリート供給管から連結管に、生コンクリートが円滑に供給される。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図を参照して説明する。
【0020】
図1から図11は本発明のコンクリート打設装置の一実施例を示すもので、図中、図12から図14と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0021】
コンクリート二次製品を成形するための製品型枠1の下側寄りの一側に穿設されている打設口2には、生コンクリート受け管10が嵌合されて接続され、この生コンクリート受け管10は、ボルト11によって製品型枠1の側面に固定されるようになっている。
【0022】
生コンクリート受け管10の製品型枠1に接続されている端部とは反対側の右端近くの上部には、下方を楔型にしたピン状のストッパ12が昇降可能に設けられており、生コンクリート受け管10の右側端部には、生コンクリート受け管10と同一断面の連結管13の先端が図示しない締結具により、生コンクリート受け管10と一直線上に着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0023】
連結管13の先端寄りの一側には生コンクリート供給管14が、連結管13の先端に向けた鋭角で、一体的に設けられている。
【0024】
また連結管13の基端(右端)寄りの上部には、平面形状が四角形のプラグ供給口15が一体的に設けられており、連結管13の基端には、回動割り出し装置16を有するシリンダ17が、連結管13と一直線上に取り付けられている。
【0025】
そしてこのシリンダ17は回動割り出し装置16を操作することにより、ピストンロッド18の中心軸線を中心として回動することができるようになっている。
【0026】
上述したプラグ供給口15の上方からは、前面が閉塞されている円筒状のプラグ19が入れられ、該プラグ19は、プラグ供給口15に設けられているシリンダにより作動するストッパ(図示せず)によって、プラグ供給口15から連結管13の基端寄りにひとつずつ供給されるようになっている。
【0027】
プラグ19の後端には直径方向に係合溝20が設けてあって、係合溝20の奥部両側には、半円形の係合空洞21が形成されている(図3参照)。
【0028】
プラグ19が入れられるプラグ供給口15の右側内面には、上述したプラグ19の係合溝20に嵌まる案内突状22が縦方向に突設されている。プラグ19は、係合溝20を案内突状22に嵌まる姿勢にしなければプラグ供給口15に入らないため、プラグ供給口15に入れられたプラグ19の係合溝20は、案内突状22に沿った上下方向に揃えられてプラグ供給口15内を落下することになる(図4等参照)。
【0029】
従って、プラグ19が前記の連結管13の内部を移動して生コンクリート受け管10に至ると、係合溝20にストッパ12が嵌合し得る状態となる。
【0030】
ピストンロッド18の先端には、係合突起23が設けられている(図5等参照)。
【0031】
係合突起23は直方体状の細長い形状のもので、その長さと幅は、前述したプラグ19の係合溝20の長さと幅よりもやや小さい寸法に作られている。
【0032】
このため係合突起23が図2、図5等に示すように縦方向の姿勢になっていると、係合突起23は係合溝20に対して出入することができる状態になる。
【0033】
一方、係合突起23が係合溝20に入り込んだ状態で回動割り出し装置16によってロッド18を周方向へ回動させることにより係合突起23の姿勢を変化させると、係合突起23の両端は係合溝20奥部両側の係合空洞21に入り込み、係合突起23は係合溝20から抜け出ることができなくなって、プラグ19と係合した状態に保持されるようになっている。
【0034】
連結管13には、プラグ供給口15と生コンクリート供給管14の接続部分との間に位置するプラグ19の移動を拘束し得るように、押さえピン24を連結管13の内部に出没させる押さえシリンダ25と、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断するように位置するプラグ19の移動を拘束し得るように、押さえピン26を連結管13の内部に出没させる押さえシリンダ27とが設けられている(図2等参照)。
【0035】
以下、本実施例の作動を説明する。
【0036】
コンクリート二次製品を製造する際には、生コンクリート5を打設すべき各製品型枠1の打設口2のそれぞれに対し、生コンクリート受け管10を予め取り付けておく。
【0037】
また、連結管13に設けられているプラグ供給口15に、複数のプラグ19を装填しておく(図2等参照)。
【0038】
プラグ供給口15に装填された各プラグ19は、その周方向の向きを案内突状22によって規制される。
【0039】
そして、図2に示すように、生コンクリート5を打設しようとする製品型枠1の生コンクリート受け管10に連結管13を接続する。
【0040】
このとき、ストッパ12、押さえピン24,26を上昇した状態にしておき、また、シリンダ17のピストンロッド18を後退した状態にしておく。
【0041】
更に、回動割り出し装置16を操作することにより、シリンダ17をピストンロッド18の中心軸線を中心として回動させ、該ピストンロッド18の先端の係合突起23の向きが、プラグ供給口15に装填されているプラグ19の係合溝20の向きと同一となるようにしておく。
【0042】
次いで、プラグ供給口15に設けられているストッパ(図示せず)を作動させてプラグ供給口15から連結管13にプラグ19−1を供給すると、プラグ19−1の係合溝20がピストンロッド18の先端の係合突起23に係合する。
【0043】
この状態で、シリンダ17のピストンロッド18を前進させることにより製品型枠1へ向ってプラグ19−1を押し出し、図6に示すように、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通が遮断されない位置(連結管13と生コンクリート供給管14との接続部分よりも手前側)までプラグ19−1を移動させる。
【0044】
ここで、図7に示すように、押さえシリンダ25を作動させることにより押さえピン24を連結管13の内部に突出させ、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を阻止しない位置にあるプラグ19−1を連結管13に拘束したうえ、シリンダ17のピストンロッド18を後退させる。
【0045】
このとき、ピストンロッド18の先端の係合突起23とプラグ19−1の係合溝20は互いに同じ向きに設定されているので、係合突起23とプラグ19−1とは容易に分離することができる。
【0046】
ピストンロッド18を後退させたならば、プラグ供給口15に設けられているストッパ(図示せず)を作動させてプラグ供給口15から連結管13に次なるプラグ19−2を供給する。
【0047】
このプラグ19−2の係合溝20も、先のプラグ19−1と同様にピストンロッド18の先端の係合突起23に係合し、プラグ19−1の後方にプラグ19−2が位置した状態となる。
【0048】
次いで、図8に示すように、生コンクリート供給管14に対して生コンクリート5を供給すると、該生コンクリート5は、連結管13、生コンクリート受け管10を経て製品型枠1の内部に打設される。
【0049】
このとき、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断しない位置にあるプラグ19−1は、押さえピン24によって連結管13に拘束されているので、該連結管13の内部に流入する生コンクリート5が連結管13のプラグ供給口15が設けられている部分に流入することはない。
【0050】
製品型枠1に対する生コンクリート5の打設が完了したならば、押さえシリンダ25を作動させることより押さえピン24を連結管13の内部から退没させて連結管13に対するプラグ19−1の拘束を解除する。
【0051】
また同時に、図1に示すように、シリンダ17のピストンロッド18を前進させることにより製品型枠1へ向ってプラグ19−1とプラグ19−2とを押し出し、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断する位置(連通管13と生コンクリート供給管14との接続部分)までプラグ19−2を移動させて連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断するとともに、製品型枠1の内面とプラグ19−1の先端面とが面一になるようにプラグ19−1を生コンクリート受け管10の内部へ移動させて生コンクリート受け管10を閉止する。
【0052】
更に、ストッパ12を下降させることにより該ストッパ12をプラグ19−1の係合溝20に係合させ、プラグ19−1をその先端面が製品型枠1の内面と面一となった状態を保持しつつ連結管13へ向って移動しないように、生コンクリート受け管10に対して拘束する。
【0053】
また同時に、図9に示すように、押さえシリンダ27を作動させることにより押さえピン26を連結管13の内部に突出させ、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を遮断する位置にあるプラグ19−2を連結管13に拘束する。
【0054】
このように、本実施例では、プラグ19−1の先端面が製品型枠1の内面と面一となるように生コンクリート受け管10に拘束されるので、製品型枠1の内部に打設された生コンクリート5が固化することにより形成されるコンクリート二次製品に先に述べた突起a(図14参照)が発生しない。
【0055】
また、両プラグ19−1,19−2により連通管13と生コンクリート供給管14との連通を遮断し且つ生コンクリート受け管10を閉止する際に、連通管13と生コンクリート供給管14との接続部分や生コンクリート受け管10に内部に残っている生コンクリート5を製品型枠1の内部へ押し込むので、生コンクリート5の打設が完了した製品型枠1の生コンクリート受け管10と連結管13との接続を解除しても、該連結管13の端部から生コンクリート5が流れ落ちることがない。
【0056】
この生コンクリート5の打設が完了した製品型枠1は、生コンクリート受け管10にプラグ19−1が拘束されたままの状態で放置し、生コンクリート5の養生固化を行う。
【0057】
生コンクリート5の打設が完了した製品型枠1の生コンクリート受け管10と連結管13との接続を解除し、該連結管13を次に生コンクリート5を打設すべき製品型枠1の生コンクリート受け管10に接続する。
【0058】
次いで、図10に示すように、回動割り出し装置16を操作することにより、シリンダ17をピストンロッド18の中心軸線を中心として回動させ、該ピストンロッド18の先端の係合突起23の向きが、プラグ19−2の係合溝20の向きと略90゜異なるようにしておく。
【0059】
更に、押さえシリンダ27を作動させることにより押さえピン26を連結管13の内部から後退させて連結管13に対するプラグ19−2の拘束を解除するとともに、図11に示すようにシリンダ17のピストンロッド18を後退させて、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通が遮断されない位置(連通管13と生コンクリート供給管14との接続部分よりも手前側)までプラグ19−2を移動させる。
【0060】
ここで、押さえシリンダ25を作動させることにより押さえピン24を連結管13の内部に突出させ、連結管13に対する生コンクリート供給管14の連通を阻止しない位置にあるプラグ19−2を連結管13に拘束する。
【0061】
次いで、回動割り出し装置16を操作することにより、シリンダ17をピストンロッド18の中心軸線を中心として回動させ、該ピストンロッド18の先端の係合突起23の向きが、プラグ19−2の係合溝20の向きと同一となるようにしたうえ、シリンダ17のピストンロッド18を後退させる。
【0062】
ピストンロッド18を後退させたならば、プラグ供給口15に設けられているストッパ(図示せず)を作動させてプラグ供給口15から連結管13に次なるプラグ19−3を供給する。
【0063】
図11に示すように、生コンクリート供給管14が連結管13と連通した状態にすれば、次の製品型枠1に生コンクリート5を打設することができる状態になるので、再び、図6、図7、図8、図9、図1、図10で説明した操作を繰り返せば、続いて次の生コンクリート製品の製造を行うことができる。
【0064】
なお、本発明のコンクリート打設装置は上述した実施例のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加え得ることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
請求項1の発明は、製品型枠内部の生コンクリートを外部へ逆流させることなく、連続してコンクリート二次製品の生コンクリート打設を能率よく行える効果がある。
【0066】
請求項2の発明は、製品型枠内には突起のないコンクリート二次製品が形成され、製品型枠から取出しやすく、突起が形成されない美観の優れたコンクリート二次製品を製作できる効果がある。
【0067】
請求項3の発明は、製品型枠内へ生コンクリートを打設している時に、生コンクリート供給管がプラグで塞がれないようにして、打設作業が中断されないようにすることができる効果がある。
【0068】
請求項4の発明は、生コンクリート供給管から連結管に生コンクリートが円滑に供給され、作業能率を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図3】プラグの一実施例の斜視図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】ピストンロッド先端部の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図8】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図9】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図10】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図11】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図12】従来装置の一例の縦断面図である。
【図13】従来装置の他の例の要部の拡大斜視図である。
【図14】図13の使用状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 製品型枠
2 打設口
10 生コンクリート受け管
12 ストッパ
13 連結管
14 生コンクリート供給管
15 プラグ供給口
17 シリンダ
18 ピストンロッド
19 プラグ
19−1 プラグ
19−2 プラグ
19−3 プラグ
23 係合突起
25 押さえシリンダ
Claims (4)
- 製品型枠の下側寄り側面に穿設された打設口に接続する生コンクリート受け管と、該生コンクリート受け管と同一断面を有し先端が生コンクリート受け管に対して着脱自在な連結管と、該連結管の先端寄り側部に設けられた生コンクリート供給管と、前記連結管の基端寄り上方に設けられたプラグ供給口と、該プラグ供給口から前記連結管内に供給され連結管内と生コンクリート受け管内とに亘って密に摺動可能なプラグと、前記連結管の基端に連結管と一直線上に取り付けられたシリンダと、前記連結管の内部に向かって伸縮し先端に前記プラグと係合離脱自在な係合突起を有する前記シリンダのピストンロッドと、を備えたことを特徴とするコンクリート打設装置。
- 生コンクリート受け管に嵌入したプラグの前面を製品型枠の内面と面一の位置にして前記プラグの後面を押さえるストッパを生コンクリート受け管に設けたことを特徴とする請求項1のコンクリート打設装置。
- 連結管に対する生コンクリート供給管の接続部より基端寄りで連結管内のプラグを固定する押さえシリンダを連結管に設けたことを特徴とする請求項1のコンクリート打設装置。
- 連結管に対し先端に向けた鋭角で生コンクリート供給管を連結管の先端寄り側部に設けたことを特徴とする請求項1のコンクリート打設装置。
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