JP3629821B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク駆動装置の少なくとも1枚以上の磁気ディスクを装着し、回転駆動させる磁気ディスク駆動用のブラシレスモータの構造に関し、特に磁気ディスクを装着するハブの内径部にロータマグネットを固定したアウターロータ型のブラシレスモータ(以後モータと称す)の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のモータにおいては、磁性流体シールの固定、密封する手段として接着剤を使用している。例えば、特開平5−252685号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
図5は従来のモータ断面図、図6は従来のモータの上部拡大図を示しており、1はモータの固定軸である。2は磁気ディスクを装着するためのハブであり、ロータマグネット4が取り付けられている。3はブラケットであり、中央に固定軸1を固定し、ロータマグネット4に対向する位置にステータコア5が取り付けられている。6はステータコア5に巻装された巻線である。7は上側軸受、8は下側軸受であり、固定軸1に取り付けられハブ2を回転自在に支持している。9はブラケット3に密封の目的で貼りつけられた密封シールである。10は予圧バネであり、下側軸受8と下側ホルダー11との間に位置し、上側軸受7と下側軸受8に予圧を与えている。16は磁性流体であり、上側軸受7から飛散するグリースがモータ外部に飛ばないようにシールする役目を果たしている。12は磁性流体16を磁力で保持するための磁性流体シールである。213は磁性流体シールホルダーであり、磁性流体シール12が固定され、磁性流体シール12の磁界に影響しないように通常、非磁性材例えばアルミニウムでできている。磁性流体シール12及び磁性流体シールホルダー213はハブ2に接着剤18で密封固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
磁気記憶装置は、組立完了後に、組立時に生じた歪み取りを必ず実施している。通常、歪み取りはヒートサイクルで代用され、温度範囲は、−40℃〜70℃が一般的である。磁性流体シールを接着剤で密封固定する場合、接着剤の硬度,線膨張係数,金属との密着性の選択が非常に難しい。選択を誤ればヒートサイクルによってクラックが発生し、モータを回転させることによって、そのクラックから毛細管現象および圧力差により軸受のグリース基油が漏れだし、磁気ディスクまで達すると、リードライト不良になるという課題がある。また、接着剤によってはクラックが発生しないものもあるが反面、磁気ディスクを腐食させるアウトガスが多いという課題があった。この課題を解決した信頼性の高いモータを実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明は、容易に組み立てられ、磁性流体シールを密封固定できる弾性体を設ける。もしくは、磁性流体シールを装着するホルダーの材質を弾性体で形成することによって、この弾性体で密封することにより磁気ディスク装置組立後のヒートサイクルによるグリース基油漏れだしはなくなり、アウトガスも接着剤に比較すれば低減できるので、信頼性の高いモータが得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、磁気ディスク駆動装置に取り付け固定するためのブラケットと、前記ブラケットの磁気ディスク装着側へ向かって固定された固定軸と、磁気ディスクを装着するハブと、このハブ内周に固定されたロータマグネットと、前記ハブを回転自在に保持し前記固定軸に支持される軸受と、前記ロータマグネットに対向して設けられ巻線を備えたステータコアとを有し、磁性流体シールを装着したホルダを軸受の上部に載置し、前記磁性流体シールおよびホルダを弾性体を介して保護板で押圧し、前記保護板をハブに変形可能に設けたカシメ部をかしめることにより、前記弾性体の弾性により磁性流体シールおよびホルダを密封固定することを特徴としたブラシレスモータである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、弾性体は前記磁性流体シールを装着し、前記ハブに固定されたものである。弾性体は接着剤に比較し、硬度は小さく密着性も良いためヒートサイクルによる構造材の収縮,膨張に追従する特性をもっている。この弾性体で密封することによりヒートサイクルによるグリース基油の漏れだしは解決できる。また、接着剤に比較し、アウトガスも少ない。さらに、弾性体は金型で複雑な形状も容易に形成され、かつ、図1のようにハブ内周に段差を設けたり図2のようにハブに変形可能に形成したカシメ部を設ける構成により、モータの製造上容易に組み込みができる。
【0008】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図1から図4を用いて説明する。
【0009】
(実施例1)
従来の構成と同じ部分については、従来例と同じ符号を付けその説明は省略する。
【0010】
図1,図2において、12は磁性流体16を磁力で保持するための磁性流体シールである。13は非磁性材例えばアルミニウムからなる磁性流体シールホルダーであり、磁性流体シール12を保持している。14は磁性流体を保護する磁性流体保護板である。15は磁性流体シール12および磁性流体シールホルダー13を密封固定するための弾性体であり、好ましくはゴムにより構成される。磁性流体シール12及び磁性流体シールホルダー13を密封固定する方法は弾性体の弾性を利用することであり、磁性流体保護板14をハブ2にカシメることにより、弾性体15の弾性力を得ることができ、密封固定できる。
【0011】
(実施例2)
実施例1の構成と同じ部分については、同じ符号を付けその説明は省略する。
【0012】
図3,図4において、22は磁気ディスクを装着するためのハブであり、内周にロータマグネット4が取り付けられている。113は弾性体であり、磁性流体シール12を密封固定するためのホルダーとして、好ましくはゴムにより構成される。弾性体113は磁性流体シール12の外周にアウトサート成形を施して形成することも可能である。ハブ22には弾性体113を圧入するための圧入溝17が設けられており、弾性体113の弾性力によって密封固定する。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ヒートサイクルによる軸受グリースの基油の漏れだしを解消することができ、アウトガスについて改善できる。さらに製造上容易に組み立てることができ、高品質,コストメリットのある優れたモータを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるモータの断面図
【図2】本発明の実施例1におけるモータ上部拡大図
【図3】本発明の実施例2におけるモータの断面図
【図4】本発明の実施例2におけるモータ上部拡大図
【図5】従来のモータ断面図
【図6】従来のモータ上部拡大図
【符号の説明】
1 固定軸
2,22 ハブ
3 ブラケット
4 ロータマグネット
5 ステータコア
6 巻線
7 上側軸受
8 下側軸受
9 密封シール
10 予圧バネ
11 下側ホルダー
12 磁性流体シール
13,213 磁性流体シールホルダー
14 磁性流体保護板
15,113 弾性体
16 磁性流体
17 圧入溝
18 接着剤

Claims (1)

  1. 磁気ディスク駆動装置に取り付け固定するためのブラケットと、前記ブラケットの磁気ディスク装置側へ向かって固定された固定軸と、磁気ディスクを装着するハブと、このハブ内周に固定されたロータマグネットと、前記ハブを回転自在に保持し前記固定軸に支持される軸受と、前記ロータマグネットに対向して設けられ巻線を備えたステータコアとを有し、磁性流体シールを装着したホルダを軸受の上部に載置し、前記磁性流体シールおよびホルダを弾性体を介して保護板で押圧し、前記保護板をハブに変形可能に設けたカシメ部をかしめることにより、前記弾性体の弾性により磁性流体シールおよびホルダを密封固定することを特徴としたブラシレスモータ。
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