JP3629651B2 - フィールド判別回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はフィールド判別回路、特に液晶表示装置等に使用するフィールド判別回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、NTSC/PAL方式の映像信号を同一の液晶表示装置に表示する場合、PAL方式は数ラインにつき1ラインの割合で表示を行わないことにより、映像信号を垂直方向に圧縮している。この際、常に同一ラインの表示を行わなければ、映像信号の欠落が発生する。そこで、表示しないラインをフィールド毎に変更して、映像信号の欠落を防ぐ方法が一般的に採用されているが、この方法を採用するには、フィールド情報の正確な判別が不可欠である。
【0003】
以下、図面を参照しながら従来のフィールド判別回路について説明する。図3は従来のフィールド判別回路の構成を示すブロック図、図4は従来のフィールド判別回路の動作タイミングチャートである。
【0004】
図3において、1は垂直同期信号101をデータ入力とし、水平同期信号と同期したカウンタから各水平期間の30パーセントのタイミングで到来する正極の信号102をクロック入力とするD型フリップフロップ、2は垂直同期信号101をデータ入力とし、水平同期信号と同期したカウンタから各水平期間の70パーセントのタイミングで信号102よりも遅れて到来する正極の信号103をクロック入力とするD型フリップフロップ、3はD型フリップフロップ1のQ出力をクロック入力とし、D型フリップフロップ2のQ出力をデータ入力とするD型フリップフロップであり、全体として位相比較型のフィールド判別回路1000を構成している。
【0005】
以下、図4を参照しながら、位相比較型フィールド判別回路1000の動作を説明する。
【0006】
D型フリップフロップ1は垂直同期信号101を信号102でサンプリングして信号104のように波形整形すると共に、D型フリップフロップ2は垂直同期信号101を信号103でサンプリングして信号105のように波形整形する。そこで、D型フリップフロップ3が信号105を信号104でサンプリングして、垂直同期信号101との位相差を検出した位相比較型のフィールド判別信号106を出力し、フィールド判別を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成では、垂直同期信号101の位相からフィールド判別を行うため、例えば、VTRの特殊再生等を行っているときのように、垂直同期信号101が乱れると、正確なフィールド判別が困難で、PAL方式の表示時に映像が欠落するという問題点があった。
【0008】
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、垂直同期信号が乱れても、正確なフィールド判別が行えるフィールド判別回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のフィールド判別回路は、フィールド判別信号の立ち上がりによりHレベルをサンプリングし、垂直期間毎に到来する第1の正極の信号によりリセットされるD型フリップフロップと、垂直期間毎に第1の正極の信号よりも早く到来する第2の信号をD型フリップフロップからの正論理出力信号によりリセットして、1/2分周する分周器とを備えたものである。
【0010】
この発明によれば、分周器において、フィールド判別信号の立ち上がりを検知した正極の信号によって、垂直期間毎に到来する信号をリセットして分周するので、垂直同期信号が乱れても、正確なフィールド判別を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、前記従来のものと同一の部分については同一符号を用いるものとする。
【0012】
図1は本発明のフィールド判別回路の一実施の形態における構成を示すブロック図、図2は本発明のフィールド判別回路の一実施の形態における動作タイミングチャートである。
【0013】
図1において、1000は位相比較型のフィールド判別信号106を出力する従来例と同一の構成である位相比較型のフィールド判別回路、4は位相比較型のフィールド判別信号106によりHレベルをサンプリングし、垂直期間毎に垂直カウンタから到来する正極の信号107によりリセットされる正論理出力信号109を出力するD型フリップフロップ、5は垂直期間毎に垂直カウンタから信号107よりも早く到来する正極の信号108を、正論理出力信号109によりリセットして、1/2分周したフィールド判別信号110を出力する分周器である。
【0014】
以上のように構成されたフィールド判別回路の動作について、図2を参照しながら説明する。
【0015】
本実施の形態におけるフィールド判別信号110は、従来の位相比較型のフィールド判別信号106の立ち上がりを検知して得られる信号109によりリセットされてLレベルとなり、垂直カウンタから到来する信号108によりセットされてHレベルとなる。
【0016】
例えば、位相比較型のフィールド判別回路1000から出力された位相比較型のフィールド判別信号106によってフィールド判別しているときに、垂直同期信号101が乱れて、図2に示す信号部分200の位相比較型のフィールド判別信号106が出力されなくなり、正確なフィールド判別が行えなくなっても、分周器5は信号108により分周動作を繰り返しているので、信号部分200のフィールド判別信号110が出力されて、正確なフィールド判別が行える。
【0017】
即ち、本実施の形態によれば、分周器5において、フィールド判別信号106の立ち上がりを検知した正極の信号109によって、垂直期間毎に到来する信号108をリセットして分周するので、垂直同期信号が乱れても、正確なフィールド判別を行うことができる。
【0018】
なお、本実施の形態では、垂直同期信号の位相からフィールド判別を行うフィールド判別回路を例示したが、垂直同期信号の位相を判別するフィールド判別回路でなくてもよい。
【0019】
また、一般的な映像表示装置では水平、垂直同期信号に同期処理を行うPLL、カウンタが内蔵されているので、水平および垂直カウンタから到来する信号を作成するための新たな回路を設ける必要性はない。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、VTRの特殊再生等を行っているときのように、垂直同期信号が乱れても、正確なフィールド判別が行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィールド判別回路の一実施の形態における構成を示すブロック図
【図2】本発明のフィールド判別回路の一実施の形態における動作タイミングチャート
【図3】従来のフィールド判別回路の構成を示すブロック図
【図4】従来のフィールド判別回路の動作タイミングチャート
【符号の説明】
1 D型フリップフロップ
2 D型フリップフロップ
3 D型フリップフロップ
4 D型フリップフロップ
5 分周器
101 垂直同期信号
106 位相比較型のフィールド判別信号
107 垂直カウンタから到来する正極の信号
108 垂直カウンタから信号107よりも早く到来する正極の信号
109 正論理出力信号
110 フィールド判別信号
1000 位相比較型のフィールド判別回路
Claims (1)
- フィールド判別信号の立ち上がりによりHレベルをサンプリングし、垂直期間毎に到来する第1の正極の信号によりリセットされるD型フリップフロップと、垂直期間毎に前記第1の正極の信号よりも早く到来する第2の信号を前記D型フリップフロップからの正論理出力信号によりリセットして、1/2分周する分周器とを備えたことを特徴とするフィールド判別回路。
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- 2000-03-09 JP JP2000064771A patent/JP3629651B2/ja not_active Expired - Fee Related
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