JP3628918B2 - ディジタル交換装置および通信制御方法 - Google Patents

ディジタル交換装置および通信制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル交換装置および通信制御方法に係り、たとえば、公衆網や加入者線などのネットワークからの音声信号をIPパケット化し、このパケットをLAN 等により複数のネットワークとディジタル交換する複数に分かれた交換部を含み、停電時における通信ルートの確保など障害対策に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
ローカルエリア内で通信を行うネットワークとしてディジタル構内交換機(Private Branch eXchange:以下、PBX という)には、一般アナログ公衆網(PSTN: Public Switched Telephone Network)を収容する回路とアナログ加入者線を収容する回路(Subscriber Line Interface Circuit:以下、SLICという)とのパケット処理を含むインターフェース、交換スイッチ部、および制御系を同一のPBX 内に設けているものがある。この構成において、停電の通話に対応するためPBX には、電源電圧を監視する監視装置とともに、たとえば、停電が検出された際に両方の回路を結ぶ別ルートも確保されている。このルートは、装置内の公衆網インターフェースとSLICインターフェースとを直接接続する。SLICでは、たとえば、電圧監視により停電検出を行い、この検出に応じてSLIC内に設けたリレーが切り換えられるように制御部を介してリレー駆動電圧が供給される。この停電時対策は、一般的に、上述した直通ルートの切換えにより行われている。
【0003】
また、ローカルエリア内で通信を行うネットワークとして前述したディジタルPBX の他に、LAN (Local Area Network :以下、LAN という)を用いたものがある。LAN では、通信速度1〜100Mbps のデータ端末がLAN スイッチ部とたとえば、撚り線や光ケーブルを介して直接接続されている。各端末とは、MAC (Media Access Control )形式でデータ交換される。LAN では各端末との交信をMAC アドレスおよび端末番号を用いて直接行うので交換機を用いないコネクションレス交換方式が採用されている。最近、LAN は、インターネット電話を利用した音声データの通信が行われてきている。インターネット電話は、通信プロトコルに沿ったソフトウェアを実行して通話を行っている。
【0004】
LAN の普及に伴って、前述したディジタルPBX とインターネット電話とのネットワークが併存する場合がある。すなわち、伝送路の種類や交換方式が異なるネットワークの併存である。これらの併存するネットワークや公衆通信網等の間での音声データ通信を総合的に行う交換システムとしてIP−PBXという交換システムが提案されている。ここで、IPとは、インターネットとの接続を行うためプロトコルを示すインターネットプロトコルの略である。
【0005】
IP−PBX接続を行う交換システム(以下、IP−PBXという)の停電時対策も前述したディジタルPBX 内に公衆網およびSLICのパケット処理を含むインターフェースを収容している場合、LAN スイッチ部を介さず、別な直通ルートの切換えにより行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した構成は、IP−PBXにおいて公衆網とSLICの接続を可能にするようにこれらのインターフェースを同一のPBX 内に設置した場合の構成であるが、IP−PBX接続のPBX において公衆網と加入者線のインターフェースをそれぞれ分割して設置する場合がある。分割して設置した2つのIP−PBX接続の交換機(PBX )には、たとえば、10BASE−Tで最長100mのLAN ケーブルの敷設を行うとともに、この場合も前述と同様に停電対策を採ると、敷設したLAN ケーブルの程度の長さに両者を結ぶルート用としてケーブルを別に設けることになる。
【0007】
また、個々のLAN 間の接続にルータを用い、広域ネットワーク(Wide Area Network:以下、WAN という)を構成するLAN 間接続装置が特開平11−46207号公報に記載されている。この装置は、WAN 側に二重化切替のための冗長なルートを持たせず、系の切替え時ルーティング情報の書換えも行わず、切替時にネットワーク上に同一IPアドレスが存在することのないようにして、ルータを構成するハード/ソフトウェアの全般にわたって障害検出することができ、ネットワーク管理装置で待機系の状態監視も行う。このために、LAN 間接続装置は、二重化切替に対応してルータを2台設けて切替制御して通信する。しかしながら、この対策は、冗長な構成になってしまう。
【0008】
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、公衆網対応の交換機とSLIC対応の交換機のように外部のネットワークと対応する交換機が分割されている場合でも障害対策に費用をかけずに、適切な処理を行うことのできるディジタル交換装置および通信制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
本発明は上述の課題を解決するために、複数のネットワークから供給される情報を処理の異なる装置間でLAN を介してディジタル交換を行うディジタル交換装置において、供給される情報を所望の各供給先のネットワークに切り換える交換手段、この交換手段との情報のやり取りをプロトコルに応じて処理するともに、この情報を接続するネットワークに対応したそれぞれの情報に変換する第1の情報変換手段、第1の情報変換手段とネットワークの一つとの情報の入出力を行う第1のインターフェース手段、この装置の状態異常に応じてネットワークの接続を切り換える第1の切換手段、およびこの装置の状態の異常検知に応じてこの切換手段を制御する制御手段を含む第1の情報交換手段と、LAN を介して交換手段とやり取りする情報を変換する第2の情報変換手段、この第2の情報交換手段と接続するネットワークの一つとの情報の入出力を行う第2のインターフェース手段、および第2のインターフェース手段の接続先であるネットワークと接続するとともに、第2のインターフェース手段との接続とこの装置の異常時における別ルートの回路の接続を第1の情報交換手段からの情報に応じて切り換える第2の切換手段を含む第2の情報交換手段と、第1の情報交換手段と第2の情報交換手段とにそれぞれLAN 接続する複数ラインを有するLAN インターフェース手段とを含み、LAN インターフェース手段においては、第1のインターフェース手段と通常時および異常時の伝送ラインとをそれぞれ接続するとともに、第1の切換手段からの切換情報を供給する情報提供ラインを第1の情報交換手段側のLAN インターフェース手段と接続し、第2のインターフェース手段との通常時用のライン接続、および第2の切換手段との異常時用のライン接続を行うとともに、第1の切換手段からの切換情報を第2の切換手段に供給するラインを第2の情報交換手段側のLAN インターフェース手段と接続することを特徴とする。
【0010】
ここで、LAN インターフェース手段は、異常時用のラインに第1および第2の情報交換手段におけるケーブルの空いたラインを対に用いることが好ましい。
【0011】
本発明のディジタル交換装置は、第1および第2の情報交換手段のLAN インターフェース手段で、第1および第2のインターフェース手段を通常時および異常時の伝送ラインをそれぞれ対をなすように接続するとともに、異常時に第1の切換手段からの切換情報を情報提供ラインを介して供給し、第2の情報交換手段の第2の切換手段で第1の切換手段からの切換情報に応じてラインの接続を切り換えて、異常時における両装置が接続するネットワーク間のルートを確保する。
【0012】
また、本発明は上述の課題を解決するために、複数のネットワークから供給される情報を処理の異なる装置間でLAN を介してディジタル交換を行う際の通信制御方法において、あらかじめ装置間のラインを通常時と異常時とに分けて情報を伝えるライン接続が行われている場合、ディジタル通信を行う一方の装置に異常を検出した際に、この検出に応じて他方の装置に制御信号を出力する異常制御工程と、この異常制御工程からの制御信号としてライン接続を切り換える駆動信号を他方の装置に供給する駆動信号供給工程と、この駆動信号供給工程の駆動信号によりライン接続を切り換える接続切換工程とを含むことを特徴とする。
【0013】
ここで、異常状態の検出は、一方の装置の出力するパケットに対する他方の装置からの反応に応じて行うことが好ましい。すなわち、たとえば他方の装置から反応がない場合が相当する。
【0014】
また、この通信制御方法は、復電時において一方の装置からの情報出力に対する他方の装置からの応答を検出した際に通常状態に復帰させる処理を行うことが望ましい。
【0015】
本発明の通信制御方法は、一方の装置での異常検出に応じて制御信号を駆動信号を他方の装置に供給して、他方の装置におけるライン接続を切り換えることにより、障害の有無に関わらず、ディジタル交換するネットワークへのルートの確保が可能になる。
【0016】
さらに、本発明は上述の課題を解決するために、複数のネットワークから供給される情報を処理の異なる複数の装置をLAN で接続するLAN 接続方法において、各装置をつなぐLAN の接続に用いるインターフェース手段を用意し、このインターフェース手段の接続が空いた部分にネットワークと接続している手段から通常時および異常時の伝送ラインをそれぞれ接続するとともに、通常時と異常時の伝送ラインの接続を切り換える切換情報を供給する情報提供ラインも接続することを特徴とする。
【0017】
これにより、インターフェース手段の未接続を有効に利用することができ、別途に異常時、特に停電時における装置間の直通ルートの敷設を回避することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明によるディジタル交換装置の一実施例を詳細に説明する。
【0019】
本発明を適用したディジタル交換機10は、伝送路の種類や交換方式の異なるネットワークが併存しても、たとえばネットワークや公衆通信網等の間での音声データ通信を総合的に行える交換システムである。具体的に示すと、ディジタル交換機10は、図1に示すように、インターネットプロトコル(IP) 接続可能な構内交換機(PBX: Private Branch eXchange)10A, 10Bを2つ用い、この間をLAN 接続したものである。この構成の構内交換機を以下においてIP−PBXとする。ここで、IP−PBX 10Aには、公衆網IF部12A 、パケット処理部14A 、LAN スイッチ部16、制御部18および接続切換部20A が備えられている。また、IP−PBX 10Bには、パケット処理部14B 、SLIC 22 および接続切換部20B が備えられている。そして、IP−PBX 10AとIP−PBX 10Bは、それぞれに有するLAN インターフェース部24A, 24Bの間をLAN ケーブル26でつなぐ。本実施例でLAN ケーブル26は、最大8本を束ねて用いる。IP−PBX 10Aは、図示しないが、たとえば、ルータ/ゲートウェイを介してインターネット30に接続する他、公衆網32とつながっている。また、IP−PBX 10Bは、たとえば加入者線34を介して電話機40と接続している。
【0020】
さらに、各部の構成について説明する。公衆網IF部12A は、接続する公衆網または回線の種類に応じてインターフェースを設定する。公衆網IF部12A には、少なくともPSTN(Public Switched Telephone Network)のインターフェース回路を含んでいる。公衆網には、電話回線、パケット交換網、ISDN(Integrated Services Digital Network )、フレームリレー網、セルリレー網などがある。これらに合わせてトランク回路を設ける。トランク回路には、PBX とアナログ電話網とを接続するアナログ局線インターフェース回路やISDNの基本インターフェースや1次群速度インターフェースに基づくディジタル局線インターフェース回路およびパケット網インターフェース回路などが備えられている
【0021】
パケット処理部14A, 14Bは、発信側から供給されるデータを所定の長さのブロック、すなわちパケットに区切って、さらに各パケットに宛名や送信順序を付して蓄積し、出力する処理を行う。LAN スイッチ部16は、PBX におけるディジタルスイッチ、すなわちハイウェイスイッチに相当する。LAN スイッチ部16は、クロスバッチスイッチに相当するゲート回路を含み、制御部18の制御に応じてゲートの開閉を行う。また、構成するLAN の端末に対してみると、通話路スイッチとみなすこともできる。LAN スイッチ部16は各端末とMAC アドレスおよび端末番号を用いて直接交信する切換え部である。
【0022】
制御部18は、ディジタル交換機10を制御する CPU(Central Processing Unit ) を有する。制御部18は、呼処理、障害、保守・運用および実行管理といった交換に関する処理を同時にこなす。制御部18は、本実施例の後段で説明するように、障害発生時に対応した制御信号を送出する。また、停電時では、この制御信号としてリレー駆動信号が接続切換部20A に供給されないことを利用する。
【0023】
接続切換部20A, 20Bは、図2に示すように、ともに、コイルと信号切換を行うスイッチを含むリレー回路を有する。接続切換部20A は、リレー回路20a を一つ含む。リレー回路20a のコイルL1は、一端を制御部18と接続し、他端を接地させている。リレースイッチの接点a は電源+Vに接続され、接点b は、電源−Vに接続されている。しかしながら、停電時には、電源オフ状態になり、接点a 側に可動片を付勢または引付けさせることはできない(図2を参照)。これは、後述するリレー回路20B, 20Cでも同様である。
【0024】
接続切換部20B は、2つのリレー回路20b, 20cを含む。リレー回路20b, 20cのコイルL2, L3は、一端を共通接続し、他端をそれぞれ接地させる。そして、共通接続の元は、リレー回路20a の接点c である。リレー回路20b の接点d とリレー回路20c の接点g は、通常時の伝送路と接続されリレー回路20b の接点e とリレー回路20c の接点h は、異常時の伝送路と接続される。この接続により、通常と異常において切り換えられた伝送路、接点f, iを介して公衆網32−電話機40(図1を参照)との回線を確保する。リレー回路20B, 20Cには、停電時、リレー回路20A からのリレー駆動信号としてのリレー駆動電圧が供給されなくなるので、リレー回路の各可動片が通常時の接点d, gから異常時の接点e, hに変位する。
【0025】
SLIC 22 は、広義の加入者回路である。SLIC 22 は、電話機に対する通話電流の供給、呼出信号の送出、終話監視等の加入者インターフェース機能、加入者種別に応じたサービス機能も含めて集約している。
【0026】
LAN インターフェース部24A, 24Bには、ともにLAN 専用のRJ45という8ピンのモジュールコネクタを用いる。コネクタの接続するピン番号と信号との関係を図3に示す。LAN における信号(データ)伝送は、平衡伝送で行うことから、図3の信号名における”+ ”, ”−”は、信号の極性を表す。RJ45のモジュラコネクタにおけるピン番号1, 2は送信データ、ピン番号3, 6は受信データを通す。本実施例では、これまでのLAN インターフェース部24A, 24Bにおいてピン番号4, 5, 7, 8が空きピンになっていることを利用する。すなわち、LAN インターフェース部24A は、たとえば、公衆網IF部12で通常時の伝送路と異常時の伝送路を接続しておき、それぞれ、他端側をピン番号4, 5と接続する。LAN インターフェース部24B では、一端側としてピン番号4, 5とそれぞれ、接続切換部20B の接点e, hとを接続して異常時における伝送路を確保する。また、ピン番号7 は、IP−PBX 10AとIP−PBX 10Bの接続切換を報知する信号の伝送路として用いる。すなわち、リレー回路20A の接点c とLAN インターフェース部24A でのピン番号7 が接続され、LAN インターフェース部24B でのピン番号7 とリレー回路20B, 20Cの接点e, hが接続される。
【0027】
このように、一方の伝送には、空きピン4本のうち、ラインが3本必要でこれらのうち、どれを用いてもよい。この接続をあらかじめしておくことで、直通切換用のケーブルを別途敷設しないで済ますことができる。
【0028】
次に、ディジタル交換機10の通常時および停電時での動作についてタイミングチャートを用いて説明する。図4のタイミングチャートは、5つの期間に分けてディジタル交換機10の動作を示す。すなわち、期間T1は通常の運用時、期間T2は制御部18による切換え期間、期間T3は期間T2からの切戻し期間、期間T4は停電時、期間T5は復電時である。IP−PBX 10Aは、停電時の期間T4を除いて電源供給される(図4(a) を参照)。
【0029】
各期間T1〜T5における動作を順次タイミングチャートを参照しながら見ていくと、通常時(期間T1)で制御部18は、リレー制御信号としてレベル「H 」を接続切換部20A に出力する(図4(b) を参照)。リレー回路20A は、リレー制御信号に応じてコイルL1の電磁力により可動片を付勢または引き付けて接点a と接触するようにする。この状態を閉じた状態という(図4(c) を参照)。このとき、接点a, cを介してリレー回路20A は、リレー駆動信号をIP−PBX 10Bの接続切換部20B に供給する。この結果、IP−PBX 10Bに対するリレー駆動信号は、IP−PBX 10Aの電源電圧を見ていることになる(図4(d) を参照)。このとき、IP−PBX 10Bは、正常に動作しているので、電源電圧はレベル「H 」である。リレー回路20B, 20Cの接点d, gは、可動片との閉状態にあり、接点e, hは、可動片との開状態にある。したがって、通常時の伝送路が確保される。電話機40は、公衆網32と接続される。
【0030】
次に、期間T2での制御部18による制御の場合を説明する。この場合、制御部18は、障害発生を検出した際にリレー制御信号をレベル「L 」にする(図4(b) を参照)。音声以外のチェック用IPパケットをIP−PBX 10Bに出力させる。このIPパケットは、たとえば、TCP/IPネットワーク上の任意のコンピュータに対して接続性を確認するためのコマンドであるピング(ping)パケットなどがある。ピングを出力することにより、たとえば、対象のコンピュータが稼動中で通信可能かどうかをIPレベルで確認する。たとえば、IP−PBX 10Bからの反応がなかった場合、制御部18は、IP−PBX 10Bが停電状態にあるか、LAN 障害が発生しているとみなして前述したようにリレー回路20A に対してレベル「L 」を出力する。これに伴って、リレー回路20A は、接点a を開状態にする。このとき、IP−PBX 10Aの電源は確保されているので、この異常に対応して接点b を介して電圧−VをIP−PBX 10Bに供給するようにしてもよい(図2を参照)。図4(d) のリレー駆動信号では、便宜上 GNDレベルと同じでもよく、リレーのコイルL1への印加電圧がなくなるので、リレー接点が開状態になる。このリレー駆動信号の供給または駆動信号のなくなることにより、リレー回路20B, 20Cでは、それぞれリレー接点d, gが開状態、リレー接点e, hが閉状態になる。異常に応じて通常の伝送路から異常時の伝送路への切換えがこのように行われる。異常からの復帰、すなわち制御の切戻しは、IP−PBX 10Bからの応答があった場合、制御部18は復旧したと判断してリレー制御信号をレベル「H 」にする。この結果、図4が示すように、期間T3の動作は、期間T2と逆になる。そして、通常の伝送路の状態に切り換わる。
【0031】
また、IP−PBX 10Aにて停電した際に(期間T4)、電源供給が断たれることから(図4(a) を参照)、制御部18の制御も直接的に行えなくなる。また、電源電圧がなくなることは、IP−PBX 10Bへのリレー駆動信号がなくなる。したがって、IP−PBX 10Bにおけるリレー回路20B, 20Cでは、リレー接点d, gが開状態になり、リレー接点e, hが閉状態になる。このリレー接点の状態変化により、異常時用に確保しておいた伝送路がアクティブになる。これにより、電話機40と公衆網32が直接接続されるので、ディジタル交換機10が停電に遭っても、たとえば音声通話が確保されることになる。
【0032】
さらに、期間T5の場合、復電時にまず、IP−PBX 10Aの制御部18を立ち上げる。制御部18は、前述したチェック用のコマンドをIP−PBX 10Bに対して出力する。この出力に対する応答がIP−PBX 10Bからあるかどうか制御部18は判定する。応答があった場合、制御部18はIP−PBX 10Bが正常と判断して図4(b) のリレー駆動信号をレベル「H 」にする。このリレー駆動信号の供給に応じてIP−PBX 10Bの接続切換部20B は期間T3と同様に接続を切り換えて通常の伝送路に戻す。
【0033】
以上のように構成することにより、構成が2つに分かれた、たとえばIP−PBX 10A, 10B でもLAN インターフェース部24A, 24Bの空きピンを有効に用いて通常時の伝送路だけでなく、異常時および/または停電時に用いる伝送路も接続しておき、LAN ケーブル26で直通のルートを確保するとともに、異常や停電に対応した接続切換を制御部18の制御に応じて接続切換部20A からリレー駆動信号を接続切換部20B に供給して伝送路を適切に切り換えることにより、直通ルートを確保している。これにより、別途敷設しておく必要性をなくすことができる。この接続は、通常の伝送路の確保と同じにできるので、現場における煩雑な作業も回避することができる。
【0034】
なお、本実施例では、インターネット、公衆網、加入者線の接続する2つに分けた構成をLAN 接続したディジタル交換機10を用いて説明したが、この構成に限定されるものでなく、より多くのLAN 接続でも同様に対応できることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】
このように本発明のディジタル交換装置によれば、第1および第2の情報交換手段のLAN インターフェース手段で、第1および第2のインターフェース手段を通常時および異常時の伝送ラインをそれぞれ対をなすように接続するとともに、異常時に第1の切換手段からの切換情報を情報提供ラインを介して供給し、第2の情報交換手段の第2の切換手段で第1の切換手段からの切換情報に応じてラインの接続を切り換えて、異常時における両装置が接続するネットワーク間のルートを確保でき、LAN インターフェース手段の空きラインの有効利用を行うことによって従来のように別線の敷設を避けることができ、敷設に要するコストも低減するという効果を奏することができる。
【0036】
また、本発明の通信制御方法によれば、一方の装置での異常検出に応じて制御信号を駆動信号を他方の装置に供給して、他方の装置におけるライン接続を切り換えると、障害の有無に関わらず、ディジタル交換するネットワークへのルートの確保が可能になることから、通信の信頼性を高めることができる。
【0037】
本発明のLAN 接続方法によれば、各装置をつなぐLAN の接続に用いるインターフェース手段を用意し、このインターフェース手段の接続が空いた部分にネットワークと接続している手段から通常時および異常時の伝送ラインをそれぞれ接続するとともに、通常時と異常時の伝送ラインの接続を切り換える切換情報を供給する情報提供ラインも接続して、インターフェース手段の未接続を有効に利用することにより、別途に異常時、特に停電時における装置間の直通ルートの敷設を回避することができ、LAN 設置のコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル交換装置を適用したディジタル交換機の概略的なブロック図である。
【図2】図1の接続切換部の接続構成を模式的に示す図である。
【図3】図1のLAN インターフェース部でのピン配置と信号の関係を示す図である。
【図4】図1のディジタル交換機の通常時および異常時の動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 ディジタル交換機
16 LAN スイッチ部
18 制御部
22 SLIC
10A, 10B IP−PBX
12A 公衆網IF部
14A, 14B パケット処理部
20A, 20B 接続切換部
24A, 24B LAN インターフェース部

Claims (6)

  1. 複数のネットワークから供給される情報を処理の異なる複数の装置間でLAN を介してディジタル交換を行うディジタル交換装置において、該装置は、
    供給される情報を所望の各供給先のネットワークに切り換える交換手段、
    該交換手段との情報のやり取りをプロトコルに応じて処理するとともに、該情報を接続するネットワークに対応したそれぞれの情報に変換する第1の情報変換手段、
    第1の情報変換手段と前記ネットワークの一つとの情報の入出力を行う第1のインターフェース手段、
    該装置の状態異常に応じて前記ネットワークの接続を切り換える第1の切換手段、および
    該装置の状態の異常検知に応じて該切換手段を制御する制御手段を含む第1の情報交換手段と、
    前記LAN を介して前記交換手段とやり取りする情報を変換する第2の情報変換手段、
    該第2の情報交換手段と接続するネットワークの一つとの情報の入出力を行う第2のインターフェース手段、および
    第2のインターフェース手段の接続先であるネットワークと接続するとともに、第2のインターフェース手段との接続と該装置の異常時における別ルートの回路の接続を第1の情報交換手段からの情報に応じて切り換える第2の切換手段を含む第2の情報交換手段と、
    第1の情報交換手段と第2の情報交換手段とにそれぞれLAN 接続する複数ラインを有するLAN インターフェース手段とを含み、
    前記LAN インターフェース手段においては、第1のインターフェース手段と通常時および異常時の伝送ラインとをそれぞれ接続するとともに、第1の切換手段からの切換情報を供給する情報提供ラインを第1の情報交換手段側のLAN インターフェース手段と接続し、第2のインターフェース手段との通常時用のライン接続、および第2の切換手段との異常時用のライン接続を行うとともに、第1の切換手段からの切換情報を第2の切換手段に供給するラインを第2の情報交換手段側のLAN インターフェース手段と接続することを特徴とするディジタル交換装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、前記LAN インターフェース手段は、異常時用のラインに第1および第2の情報交換手段におけるケーブルの空いたラインを対に用いることを特徴とするディジタル交換装置。
  3. 複数のネットワークから供給される情報を処理の異なる装置間でLAN を介してディジタル交換を行う際の通信制御方法において、該方法は、
    前記装置のそれぞれをつなぐ LAN の接続にインタフェース手段を用意し、該インタフェース手段の接続が空いた部分にあらかじめ装置間のラインを通常時と異常時とに分けて情報を伝えるライン接続が行われている場合、
    ディジタル通信を行う一方の装置に異常を検出した際に、該検出に応じて他方の装置に制御信号を出力する異常制御工程と、
    該異常制御工程からの制御信号としてライン接続を切り換える駆動信号を前記他方の装置に供給する駆動信号供給工程と、
    該駆動信号供給工程の駆動信号によりライン接続を切り換える接続切換工程とを含むことを特徴とする通信制御方法。
  4. 請求項3に記載の方法において、前記異常状態の検出は、前記一方の装置の出力するパケットに対する前記他方の装置からの反応に応じて行うことを特徴とする通信制御方法。
  5. 請求項3に記載の方法において、該方法は、復電時において前記一方の装置からの情報出力に対する前記他方の装置からの応答を検出した際に通常状態に復帰させる処理を行うことを特徴とする通信制御方法。
  6. 複数のネットワークから供給される情報を処理の異なる複数の装置をLAN で接続するLAN 接続方法において、該方法は、
    前記各装置をつなぐLAN の接続に用いるインターフェース手段を用意し、該インターフェース手段の接続が空いた部分に前記ネットワークと接続している手段から通常時および異常時の伝送ラインをそれぞれ接続するとともに、前記通常時と前記異常時の伝送ラインの接続を切り換える切換情報を供給する情報提供ラインも接続することを特徴とするLAN 接続方法。
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