JP4071573B2 - ファントムモードを介したデータ伝送を用いて構築されたゴーストネットワーク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、それぞれの通信リンクを介して装置を接続するための複数のポートを備えるパワーサプライディストリビュータに関する一方、少なくとも少数のこれらのポートがそれぞれのメディアデータインタフェースにおいてなんらかのパワーサプライに接続される。さらに、本発明は、装置の通信リンクを介した接続のための複数のポートを備えた少なくとも一のパワーサプライディストリビュータを用いてファントムモードでデータを送信する方法に関する。より一般的には、本発明は、複数の相互接続されたノードを備えたネットワーク、ネットワークの異なるノードを接続するリンクの少なくとも一部でのデータ送信のためのファントムモードの使用に基づくそのような種類のネットワークの設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
イーサネット(登録商標)技術に基づくインターネットおよび類似のローカルおよびワイドエリアネットワーク(LANおよびメトロポリタンネットワーク)の発展は、そのようなネットワークに直接接続される遠隔通信システムの潜在的なマーケットを創出した。遠隔通信システムによるオフィスロケーションへの通常のイーサネット(登録商標)接続は、普通、ラインLの8のワイヤの半分の使用に基づいており、ラインLはシールドされていない2つのツイストペアワイヤに分離され、ひとつのペアは送信TXのため、もうひとつのペアは受信RXのためである。送信ペアはイーサネット(登録商標)接続を介してデータパケットを送信するのに専用であり、受信ペアはイーサネット(登録商標)接続を介してデータパケットを受信する。4つの他のワイヤは普通、データ伝送のためには用いられないが、同様に用いることもできる。
【0003】
IEEEの委員会802.3(イーサネット(登録商標))において、イーサネット(登録商標)インターフェースに接続されたデータ端末装置DTEの遠隔パワー供給、すなわちメディア依存インターフェースMDIによりパワー供給されるDTEに関するプロジェクト802.3afが設立された。ファントム回路の導体としてラインLの2つのペアのワイヤを用いてセンタータップを介して端末に遠隔からパワー供給する可能性と実行可能性が議論された。特に米国特許第6115468号において、イーサネット(登録商標)装置パワー伝送システムが開示されたが、これは、イーサネット(登録商標)電話や関連する装置などの遠隔通信端末に4ワイヤイーサネット(登録商標)接続を介して電力を供給する。これは、既存の4ワイヤイーサネット(登録商標)システムを有する施設を配線しなおす必要なく達成される。このシステムは、入力トランス、出力トランス、および一対のツイストペア導体を含む。入力トランスはイーサネット(登録商標)データのソースに接続するため一対の一次巻き線を含む。入力トランスはまた一対の二次巻き線を含み、それぞれセンタータップを有している。第1のツイストペア導体は第1の二次巻き線を横切って接続され、第2のツイストペア導体は第2の二次巻き線を横切って接続され、DCバイアスが、第1および第2の二次巻き線のそれぞれのセンタータップの間に供給される。ローカル端では、出力トランスは第1および第2のセンタータップのある一次巻き線と第1および第2の二次巻き線とを負荷装置への接続ために含む。第1および第2の一次巻き線センタータップは、DC電力の抽出のためにパワープロセッサに接続される。
【0004】
欧州特許第1100226号では、イーサネット(登録商標)接続を介して遠隔通信端末に遠隔パワーフィードを行なうより具体的な方法が開示されている。その接続を介してパワー供給電流を事前に送り、その接続の少なくとも二の導体上の少なくとも一の検出信号を供給して、遠隔パワーフィードを受け取るよう適合された遠隔通信端末の存在を検出する。そのような方法の適用はそのような端末からすべてのリスクを免れさせる。というのは、端末が遠隔パワーフィードを受け取るよう適合されているものであると識別された場合のみ遠隔パワーフィード電流が送られるからである。検出信号の強さと継続時間は、端末検出の動作が、端末が遠隔パワーフィードを受け取るよう適合されているものでない場合にも、ダメージをなんら生じえないように選ばれる。
【0005】
米国特許第5555274で開示されたさらなる発展形態では、類似の信号を、性能監視情報のためのファントム(帯域外)データリンクを構築するために用いることができる。これにより電話会社の中央オフィスと遠隔ロケーションが互いに既存の電話線を介して通信でき、しかもそのラインで送られる電話通信をなんら干渉したり排除したりしない。米国特許第6147963では、そのようなファントムデータリンクをDCバランスされたデータストローブ信号を送受信するために用いることが開示されている。これによりそのファントム回路を介して電力を分配することならびに連続的に変化可能なクロックの制御下でデータを分配することが可能となる。そのような方法においては、そのようなファントムデータリンクに接続されたすべての端末を同期させることが可能である。
【0006】
国際特許出願第00/41496号には、ローカルエリアネットワークでの遠隔パワー供給の適用が開示されている。そのようなネットワークは、ハブ、複数のノード、データコミュニケーションの検証のためのハブに複数のノードを接続する通信ケーブル、および通信ケーブルを介して複数のノードの少なくともいくつかにすくなくともなんらかの動作パワーを供給するよう動作可能なパワーサプライディストリビュータを含む。 そのハブは、通信ケーブルによって、パワーサプライコンバイナを介して各ノードに接続されるデータ通信コンセントレータを有する。データ通信コンセントレータは、ケーブルを介して各ノードにデータを送信するが、一方で、コンバイナはケーブルを介して各ノードにパワーを供給する。コンバイナによって管理されるパワー供給はコントローラによって作動されるいくつかの電気的ゲートを介して制御される。コントローラは、幾つかの可能な方法で実現されるセンサから制御入力を受け取る。一例としては、コントローラが、ファントムモードでパワー管理から通信ケーブルを介して送信された制御信号を検知することができる。
【0007】
【発明が解決すべき課題】
本発明の目的は、既存のデータ伝送に干渉することなくかつ新しい特殊な配線のやりなおしを示唆することなく、ローカルエリアネットワークに接続された装置になんらかの情報をブロードキャストすることを可能にすることである。また本発明のさらなる目的は、新しい配線のやりなおしを示唆することなく既存のネットワークにもとづく新しいネットワークを設計することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様によれば、この目的は、それぞれの装置の通信リンクを介した接続のための複数のポートを備えたパワーサプライディストリビュータによって達成さる一方、このポートの少なくとも少数は、それぞれのメディアデータインタフェースにおいて、なんらかのパワーサプライに接続される。このパワーサプライディストリビュータは、それぞれの通信リンクを介してファントムモードで送信されたデータを処理するために、メディアデータインタフェースのすくなくとも少数に接続されたモデムを備え、このモデムは互いの間をマルチプレクサを通して結合される。
【0009】
さらに、その目的は、少なくとも一のパワーサプライディストリビュータを用いて、本発明の第1の態様に従い、ファントムモードでデータを送信する方法によって達成される。この方法は、データをファントムモードでポートにおいて装置から通信リンクを介して受信するステップ、このポートのメディアデータインタフェースに接続されたモデムによって前記データを処理するステップ、他の接続されたモデムにブロードキャストするため前記データを前記マルチプレクサに転送するステップ、および前記ブロードキャストされたデータをモデムによって対応するポートのメディアデータインタフェースに転送し、そのポートに接続された装置に通信リンクを介してファントムモードでさらに送信可能にするステップとに基づいている。
【0010】
本発明の第2の態様によれば、その目的は、複数の相互接続されたノードを含むネットワークによって達成され、これらのノードのすくなくとも一において本発明の第1の態様にしたがうパワーサプライディストリビュータを有する。
【0011】
さらに本目的は、前記ネットワークの異なるノードを接続するリンクの少なくとも一部でデータを伝送するためのファントムモードの使用に基づいてネットワークを設計する方法によっても達成さる一方、ファントムモードの前記データは本発明の第1の態様に従うパワーサプライディストリビュータを用いて特定のリンクでスイッチされる。
【0012】
4ワイヤのイーサネット(登録商標)のような接続を介してネットワークにIP遠隔通信端末などの装置を接続することから、有利には利益が得られる。センタタップと結合されたこれらの配線により、ファントム回路の一として配線の導体を用いた周波数変調からなる信号をフィードしかつ集めることが可能になる。そのようなネットワークのノードにおいて本発明によるパワーサプライディストリビュータを使用することにより、多くの異なる装置の遠隔パワー供給を制御できるのみならず、さらにファントムモードでデータを送信することが可能になる。
【0013】
本発明の一実施形態によれば、前記パワーサプライディストリビュータのポートにおいてファントムモードで受信されたデータは、マルチプレクサによって他のポートの少なくとも少数にブロードキャストされ、前記パワーサプライディストリビュータに接続されかつファントムモードでデータを抽出できるそれぞれの装置がデータを受け取る。これはファントムモードを用いてネットワークに接続された種々の装置にデータを送信する可能性を与える。本実施形態は遠隔からパワー供給される装置に必ずしも限られない。本実施形態は、バックアップ用途に、もしくは緊急コールにおける装置の位置指定にも用い得る。
【0014】
本発明の他の実施形態において、前記マルチプレクサはスイッチ機能によりセットアップされる。これにより、ファントムモードで受信されたデータが転送されるポートを有利に選択することができる。そのような方法により、そのようなパワーサプライディストリビュータが接続されるネットワークに接続された異なる装置間の遠隔通信を構築することが可能となり、そのような遠隔通信はファントムモードのデータにのみ基づく。そのような遠隔通信が、少なくとも二の装置間の双方向モードで構築されることも考え得る。
【0015】
本発明のさらなる実施形態によれば、新しいネットワーク(ゴーストネットワーク)を、既存のネットワーク上にマッピングして、設計することが可能であるが、これは、かならずしもパワーサプライディストリビュータを用いるすべて同一のリンク、またファントムモードでのデータ伝送によらなくても良い。そのような新しいネットワークを介して送信されたこれらのデータはイーサネット(登録商標)類のモードのデータ伝送とは独立している。しかし、ゲートウエイを含めることにより、イーサネット(登録商標)ネットワークとゴーストネットワークとの間の相互動作を可能にすることもできる。
【0016】
そのようなゴーストネットワークを用いることにより、異なるクラスの装置の遠隔パワー供給を最適化することが出来ると共に、そのネットワーク上で装置が付加されもしくは変更されたときの更新の可能性をさらに提供する。したがって、本実施形態は、イーサネット(登録商標)類のネットワークをさらに課すことなく、種々の装置のためのバックアップチャネルとしてさえ使用しうる。ゴーストネットワークを緊急コール(米国の911サービス、ヨーロッパの112サービス)時の位置指定情報の伝送のために用いることも可能である。
【0017】
本発明のさらなる有利な特徴は従属クレームに定義されており、また以下の説明および図面から明らかになるであろう。
【0018】
本発明の一実施形態をより詳しく添付の図面を参照しながら説明する。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1に、従来技術によるネットワーク10の概略図を示す。電話アプリケーションのための私設ブランチ交換機PBX1がある。電話アプリケーションは、PBXの通常の種類のサービスのほとんどが統合されるサーバに組み込むこともできる。PBX1ならびにさらなるサーバ2が第1のスイッチ3aに接続され、スイッチ3aにはいくつかの第2のスイッチ3bが接続される。これらの異なる第2のスイッチ3bには、インターネットプロトコルIPベースの端末5やパーソナルコンピュータPC6などの複数の装置が接続されている。IP端末5にパワーパッチパネル4により遠隔からパワー供給することができ、パワーパッチパネル4には、それぞれこれらの種々の装置5を接続する前に、スイッチ3bから来る通信リンクが接続される。
【0020】
図1のスイッチと種々の装置5、6との間の通信リンクは、例えば、ポイントツーポイントのイーサネット(登録商標)リンク(10BaseT、100BaseT、1000BaseT)である。スイッチ3a、3bはブリッジ、ハブ、ルータもしくはより一般的にはネットワーク要素であることができ、その差異はほとんど使用されるプロトコルすなわちデータ伝送のワーキングレベル(OSI参照モデルのレイヤ1、2、もしくは3)にある。FDDI原理のトークンリングに基づいた同様のネットワークを構築することを考慮することすら可能である。
【0021】
図1に示したネットワークでは、遠隔パワー供給はパワーパッチパネルPPP4により実行され、これは種々のIP端末5に、装置の遠隔通信リンクのそれぞれのファントム回路を用いて、電力供給を行う。ネットワーク要素2、3a、3bもしくはPBX1をも含むいずれかにより送られたデータがPPP4により影響を受けることはない。このことは、ファントムモードで送られたデータについても言える、というのもファントムモードが、パワー供給に容易に付加されうるDC変調によりなされているからである。事実、PPP4はネットワーク10のリンク上のデータに対して「透明」である。
【0022】
従来技術で知られたPPP4などといっしょにデータ伝送にファントムモードを用いることは、いくつかの装置にブロードキャストする可能性もしくはそのPPP4に接続された種々装置間で差別化するなんらの可能性ももたず、装置にリンクバイリンクのようなモードでデータを転送することのみを可能にする。
【0023】
逆に、本発明によるパワーサプライディストリビュータの使用により、ネットワークに接続された種々の装置の間の新しい伝送スキームの定義が可能となる。図2には、それぞれ通信リンク21aおよび22aを介してネットワーク要素20aに接続されたPBX1およびサーバ2を有するネットワークを示す。ネットワーク要素20aは、スイッチと、PPPを備えたパワーサプライディストリビュータとの組合せである。このネットワーク要素にはツリー構成状にほかのネットワーク要素が接続される。これらネットワーク要素の2つの20bはさらに、スイッチと組み合わされたパワーサプライディストリビュータを備える。これらはパス21bを介して第1のネットワーク要素20aとリンクされる。これらのネットワーク要素のうちの一つ3bは、パス22bを介してリンクされた単一のスイッチである。このスイッチ3bには、PC6のような遠隔パワー供給されえないもしくはされることが予定されていない通常の端末が接続される。パワーサプライディストリビュータを含むネットワーク要素20bには、IPフォン5、Webカメラ7もしくはDECTベースステーション8など遠隔パワー供給されうる装置が接続されている。
【0024】
パワー供給機能は、新世代のイーサネット(登録商標)スイッチに含めることができるが、昔からの機器も考慮しうる。すなわち昔からの機器の特定の場合には、パワーパッチパネル(PPP)と呼ばれる、特別の箱にパワー供給が実装され、通常、(センタータップで)ミッドスパン挿入を実施する。パワーパッチパネルは、
(可能なバックアップを伴う)自体の動作のためおよびイーサネット(登録商標)リンクの背後に付加される装置にパワー供給するためののローカルパワーと、
ファントムペアを介した遠隔パワーインジェクションのための回路と、
接続された装置の正しい識別のための論理と、
ビルディングブロックのローカル管理のための、および、顧客構内の少なくとも一の特定のサーバとの構成ダイアログのための制御ユニットと
を備える。
【0025】
通常のLANでありうる図2に示されたネットワークは、4つの異なる種類の通信リンクを含み、これらはすべて同一種類のライン、すなわち8つのワイヤに物理的に基づいており、ただし通常は半分だけが、分離された2つのシールドされていないツイストペアワイヤの形式でデータ伝送のために使用される。そのようなネットワークのより古典的なリンクは、イーサネット(登録商標)類のデータのみを運ぶリンク22aから22cである。これらのリンクはサーバ2やスイッチ3bなど種々のネットワーク要素の間の接続のために用いられる。同じ種類のリンクが遠隔パワー供給されることのない端末のために用いられる。
【0026】
他の種類の通信リンク21a、21bは、PBX1を本発明によるパワーサプライディストリビュータを含むネットワーク要素20a、20bに接続するリンクである。そのようなリンク21a、21bで通常のイーサネット(登録商標)類のデータとさらに、ファントムモードのデータが送信される。例えばネットワーク要素20aにおける本発明によるパワーサプライディストリビュータの使用により、ファントムモードのデータが転送されるダウンリンクを選択することができる。ネットワークのツリーの最後のレベルに二つのさらなるリンク23、24がある。これらの1つが、ファントムモードのデータ伝送を伴わずに遠隔パワー供給のために用いられるWebカメラ7などの装置を接続する。そのような装置は、通信リンクすなわちほとんどはセンタータップで接続されたモデムからファントムモードのデータを抽出するための必須のセットアップをもたなくてもよい。4つのリンクの最後の種類は、ネットワークに接続されなければならず、遠隔パワー供給されなければならず、ファントムモードのデータを抽出できる装置を接続する。これらは、通常IPフォン5もしくはDECTベースステーション8である。
【0027】
図3は本発明によるパワーサプライディストリビュータのブロック図である。各異なる通信線がパワーサプライディストリビュータのパッチパネルにおいて異なるポート41、42、43に接続される。示したケースでは、パワーサプライディストリビュータは、すべてのラインインタフェースもしくはメディアデータインタフェースMDI44、44‘に対しn+1のポートを備える。これらのポートの少なくとも少数が電気リンク52を介してMDI44においてパワーサプライ51と接続される。通常、このような電気リンク52は、ファントム回路のセンタータップを用いた2つのペアの導体Tx、Rxで実行される。このようにして、これらのポート41、42に接続された装置の遠隔パワー供給が可能となる。
【0028】
パワーサプライディストリビュータの主な新しい特徴は、少数のポート41、42がそれぞれのMDI44でモデム53と接続(55)される一方、前記モデムがマルチプレクサ54を通して互いの間で接続(56)されることである。図3は、さらに、パワーサプライディストリビュータが、バス61が接続された中央処理装置CPU60を備えることを示す。マルチプレクサ54ならびにモデム53はそれぞれリンク62、63を介してこのバス61に接続される。これにより、モデム53および/またはマルチプレクサ54のCPU60から制御するというオプションを可能にする。CPUと直接接続(64)されたラインインターフェースn+1により特定のポート43でパワーサプライディストリビュータに接続された装置を介して、CPUをローカルに管理してもよい。これは、マルチプレクサ54および種々のモデム53でローカルに動作する可能性を供与する。さらなるリンク65が異なるMDI44をこのバス61に接続することができる。このリンクはMDI44、したがって遠隔パワー供給を制御するために用いられる。ここで用いられるプロトコルは、通常のネットワーク管理ソフトウエアの基礎である、シンプルネットワーク管理プロトコルSNMPに基づくことができる。
【0029】
パワーサプライディストリビュータのポート41、42(ラインインタフェース1からn)の少なくとも少数が、それぞれのMDI44で直接接続されたリンク34を介してネットワーク要素、ここではスイッチ(スイッチインタフェース1からn)のポート33に接続可能である。このリンク34は、イーサネット(登録商標)モードのデータのみの専用である。
【0030】
図4に、スイッチ3のパネルとともに本発明によるパワーサプライディストリビュータ4‘のパネルを概略的に示す。ネットワークの装置もしくはノードを接続するすべての通信ライン41、42はパワーサプライディストリビュータの別個のポート44で終端する。一つの通信ライン41がアップリンクとして定義される一方、他の通信ラインがダウンリンク42として定義される。アップ41とダウンリンクとの間の差は、図2のネットワークの木構造を参照することによりもっともよく説明される。スイッチを備える、本発明によるパワーサプライディストリビュータであるネットワーク要素20a、20bの一のアップリンクは、PBXもしくは電話アプリケーションIを伴うサーバからまたはツリーのより高いレベルにある別の同様のネットワーク要素20aから来るリンクである。このリンクは、ダウンリンクに、パワーサプライディストリビュータによって中継される予定の少なくとも同期パターンおよびブロードキャスト情報をファントムモードで提供する。ダウンリンクは、ネットワークのようなツリーの枝状を構築するリンクであり、したがって、他のネットワーク要素20bを接続するかもしくはネットワークに接続される種々の端末で終端する。
【0031】
図3で示されないものとして、そのようなパワーサプライディストリビュータ4‘の主な特徴のローカルコントロールのための通信ライン43がある。実際、パワーサプライディストリビュータすなわちそのマルチプレクサ(図3の54)をそのCPU(図3の60)を介して、前述したようにローカルでなく遠隔でコントロールすることも可能である。コマンドは、通常は、SNMPに基づくプロトコルであり、かつアップリンク41もしくはダウンリンク42を介してパワーサプライディストリビュータに送信されるイーサネット(登録商標)データに埋め込まれるプロトコルを用いて定義される。これは、もしCPU(図3の60)が対応するリンク41もしくは42のMDI44に直接接続されるならば可能であり、バス61および65を持つ図3の場合のように、データが対応するリンク41もしくは42で受信される。
【0032】
パワーサプライディストリビュータのよく知られた特徴は、
遠隔パワー供給を開始する前に特定の署名をチェックすることにより接続された装置が本当に遠隔パワー供給を必要とするのか否かを検証すること、
異なるポートに接続されたリンクで実施されるプラグおよびアンプラグ動作をチェックすること、
機器にファントムモードをフィードすること、
イーサネット(登録商標)リンクを介してマネージメントサーバと通信すること
である。
【0033】
本発明によれば、パワーサプライディストリビュータPPPとネットワークに接続された端末との間のもしくは異なるPPPの間のファントムペアを介したパワー信号は、双方向の帯域外チャネルを提供するよう変調/復調される。このことはマルチプレクサ機能とあいまって第2の「オーバーレイ」ネットワークすなわちゴーストネットワークを構築することを可能にし、そこでは、トポロジ(木構造)が基礎となるイーサネット(登録商標)ネットワークとは異なっていてもよい。
【0034】
本発明によるゴーストネットワークは、i)ネットワークの隣接する装置(例えば、スイッチや、端末などの終端装置)間のファントムモードのポイントツーポイントデータ伝送、ii)このネットワークの隣接しない装置間のリンクを提供するための本発明によるパワーサプライディストリビュータによる関連情報の中継、に基づいている。そのような付加的な情報の処理はもしなんらかの管理タスクに選択されたときにはSNMPプロトコルを用いることができる。ゴーストネットワークは、プレシオクロナスであり、すなわち、異なるクロックレートで動作する複数のデジタル同期回路を含む。同期は、好ましくは、LANに接続された中央ポイントであると定義されるネットワーク要素により提供される。そのような種類の中央ポイントのいくつかはバックアップの目的で定義されうる。
【0035】
図5には、データネットワークとゴーストネットワークの共存の例を示す。図2の以前の例におけるように、PBXもしくは電話アプリケーションを備えたサーバ1が、スイッチ3aと結合された、本発明によるパワーサプライディストリビュータ4aに接続される。ツリー類のアーキテクチャにおいては、種々のネットワーク要素、ここではすべてがパワーサプライディストリビュータ4bのスイッチ3bとの組合せである、がさらに第1のパワーサプライディストリビュータ4aと接続される。IPフォン5もしくはPC6などの種々の端末又はサーバ9がさらにこれらのパワーサプライディストリビュータ4bに接続される。データ(IP)サブネットワークは破線30bで示されるリンクによって定義される。ゴーストサブネットワークは実線で示されるリンクによって定義される。二つの異なるネットワークがなんらかのケーブルを用いて設計可能なことは明らかである。
【0036】
実施されるべきサービスに依存して2つの異なる伝送スキームが供与され得る。
・一方向伝送。この場合情報は一の中央ポイントからツリーのあらゆるリーフにブロードキャストされる。同期のためのおよび音声放送のための場合があてはまる。
・双方向ピンポン伝送(図6を参照)。データはアップ方向およびダウン方向に交互に送信され、その間に時間軸上にアイドル期間がある。一方向伝送で述べたサービスに加えて、この動作モードは、オーバーレイ回線交換ネットワーク、緊急コール(米国の911サービス、ヨーロッパの112サービス)の際の位置指定情報、メンテナンス、などの補足サービスを提供する。
【0037】
プレシオクロナス信号のピンポン伝送の例を図6に与える。
【0038】
双方向伝送において用いられるようなゴーストネットワークにより、たとえば、特定リンクのイーサネット(登録商標)モードのデータ伝送で発生する通常の遅延の測定値を送信することが可能になる。この場合、本発明によるゴーストネットワークを用いる大きな利点は、イーサネット(登録商標)モードのデータ伝送に損失を与えるようには実施されないことである。ファントムモードのデータ伝送は、イーサネット(登録商標)モードのデータ伝送とは完全に独立した方法で行なわれる。しかも、たとえファントムモードのデータ伝送レートが秒あたり数MBの範囲であったとしても干渉はまったく生じない。
【0039】
上述(図2もしくは5)のアーキテクチャおよび古典的なフレーム/マルチフレーム構成の使用により、以下を提供するゴーストネットワークを構築することができる。
・物理メディア
・同期システム
・通信プロトコル
【0040】
物理メディアは既存のイーサネット(登録商標)ペアを用い、そのペア上で供給するファントム電流が変調される。同期システムは中央装置によって実現され、この中央装置が、フレームおよびマルチフレームワードの伝送を処理する。
【0041】
多くの種類の機器もしくは装置、例えばイーサネット(登録商標)電話すなわちIPフォン、無線基地局(例えばDECT)、小さめのPBXなどがリンクの端に接続されうる。すべてのこれらの装置は、ゴーストネットワークを介して送信される信号を変調し、復調し、解釈し、処理するための必要な手段を備えることができる。これらの手段は二つの異なる種類のリンク(イーサネット(登録商標)およびファントム)を使用し、結果として2つの異なるネットワークへアクセスすることを可能にする。
【0042】
一例として、ゴーストネットワークの一機能はバックグラウンドミュージックをブロードキャストすることを可能にする。また別の一機能は従来のPABX(回線モード)を接続することを可能にする。そのような場合、LANを妨害することなくかつプロトコル変換のための高価な装置を用いることなく、公衆ネットワークへの回線モードの通信伝送のために、中継回線(T0もしくはT2)がゴーストネットワークに接続されるよう修正される。
【0043】
いくつかのPBXをゴーストネットワーク上で接続することができ、この場合には各PBXのためのチャネルを予約することが必要となる。コールサーバは永続的なもしくは一時的なリンクをセットアップして以下を割り当てる。
・TCP/IPチャネルを介した各PBXには、用いられるチャネル番号。
・SNMPチャネルを介した各PPPには、あて先に転送するための集線後にタイムスロットをフレーム化/フレーム化解除するために必要な情報。
【0044】
コールサーバはまた、各パワーサプライディストリビュータPPPに、SNMPチャネルを介して、実施すべきリンクおよび接続をセットアップするための関連ポート番号を示す。これらの特徴により、マルチプレクサを伴う各パワーサプライディストリビュータにおいて、多重化および/または多重化解除機能を提供することが可能になる。電話システムの重要な特徴は、パワー障害に対する自律性である。現在、この特徴はデータネットワークでは利用可能でない。ヴォイスオーバーIPを提供するためにデータネットワークを用いるいくつかの新しいアーキテクチャは、パワー障障の場合には自律性を与えない。ここで提案するゴーストネットワークは、遠隔パワー供給されるIPフォンを使用する上でかつ適当な方法でネットワークを構成する上で、一定の自律性レベルを回復することを可能にする。
・PPPがそれ自体および電話のための独自のバッテリを有する。
・サーバおよびIPもしくはISDN外部ネットワークインターフェースが独自のバックアップパワーサプライを有する。
・イーサネット(登録商標)リンク上の既存の手段に加えて、電話端末が、ファントムリンクを介して通信を送受信する手段も備える。
【0045】
ゴーストネットワークにより与えられる自律性は、データネットワークの機能障害の場合に内部および/もしくは外部コールをセットアップするためになんらかのサービスを提供することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるネットワークの概略図である。
【図2】本発明の一実施形態によるネットワークの概略図である。
【図3】本発明によるパワーサプライディストリビュータのブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態によるパワーサプライディストリビュータの概略図である。
【図5】本発明によるファントムモードのデータ伝送のために異なるパスを持つネットワークの概略図である。
【図6】本発明による双方向リンクにおけるデータ伝送の図である。
【符号の説明】
1 PBX
2 サーバ
3a、3b スイッチ
4 パワーパッチパネル
4'、4a、4b、20a、20b パワーサプライディストリビュータ
5 IPフォン
6 PC
21a、22a、22c、23、24 通信リンク
21b、22b パス
41、42、43 ポート(リンク)
52 電気リンク
53 モデム
54 マルチプレクサ

Claims (18)

  1. 装置(5から9)のそれぞれの通信リンク(22c、23、24)を介した接続のための複数のポート(44、44')を備える一方、前記ポート(44)の少なくとも2つ(44)がそれぞれのメディアデータインタフェースでなんらかのパワーサプライ(51)に接続されているパワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)であって、
    前記パワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)がそれぞれの通信リンク(41、42)を介してファントムモードで送信されたデータを処理するために、前記メディアデータインタフェースの少なくとも2つに接続されたモデム(53)を備え、前記モデムが互いの間でマルチプレクサ(54)を通じて接続されており、ファントムモードでは、データを送信するためにパワー信号は双方向の帯域外チャネルを提供するように変調され、ゴーストネットワークはプレシオクロナスであり、ファントムモードのデータは通常のイーサネット類のデータに加えて送信される、ことを特徴とする、パワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)。
  2. 前記ポート(44、44')の少なくとも2つがネットワーク要素(3、3a、3b)に接続可能であることを特徴とする、請求項1に記載のパワーサプライディストリビュータ。
  3. 前記ネットワーク要素(3、3a、3b)を備えることを特徴とする、請求項2に記載のパワーサプライディストリビュータ。
  4. CPU(60)と前記マルチプレクサ(54)とに接続されたバス(61)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のパワーサプライディストリビュータ。
  5. 前記モデム(53)が、前記マルチプレクサ(54)として前記CPU(60)によって制御されることを可能にする前記バス(61)にも接続されることを特徴とする、請求項4に記載のパワーサプライディストリビュータ。
  6. 前記ポート(44、44')がそれぞれのメディアデータインタフェースにおいて前記バス(61)に接続されることを特徴とする、請求項4に記載のパワーサプライディストリビュータ。
  7. ポート(44')が前記CPU(60)を制御するための装置専用であることを特徴とする、請求項6に記載のパワーサプライディストリビュータ。
  8. 前記マルチプレクサ(54)が、モデム(53)から受信したデータを他のモデム(53)にブロードキャストするためにセットアップされることを特徴とする、請求項1に記載のパワーサプライディストリビュータ。
  9. 前記マルチプレクサ(54)が、前記受信データのブロードキャストのためのモデム(53)を選択することを可能にするスイッチ機能を伴ってセットアップされることを特徴とする、請求項1に記載のパワーサプライディストリビュータ。
  10. 前記マルチプレクサ(54)が、対応するメディアデータインタフェースに接続されたモデム(53)を用いて少なくとも一の通信リンク(41)を介してファントムモードでデータの双方向伝送を可能にするようセットアップされることを特徴とする、請求項9に記載のパワーサプライディストリビュータ。
  11. ファントムモードで、少なくとも一のパワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)を用いてデータを送信する方法であり、該ディストリビュータが、それぞれの装置(5から9)の通信リンクを介した接続のための複数のポート(44、44')と、該ポート(44)のそれぞれのメディアデータインタフェースの少なくとも2つに接続されたモデム(53)と、該モデム(53)間を互いに接続するマルチプレクサ(54)とを備え、ファントムモードでは、データを送信するためにパワー信号は双方向の帯域外チャネルを提供するように変調され、ゴーストネットワークはプレシオクロナスであり、ファントムモードのデータは通常のイーサネット類のデータに加えて送信される方法であって、
    データをファントムモードでポート(44)において装置から通信リンクを介して受信するステップと、
    該ポート(44)のメディアデータインタフェースに接続されたモデム(53)によって前記データを処理するステップと、
    他の接続されたモデム(53)にブロードキャストするために前記データを前記マルチプレクサ(54)に転送するステップと、
    前記ブロードキャストされたデータを該モデム(53)によって対応するポート(44)のメディアデータインタフェースに転送して、該ポートに接続された装置(5から9)に通信リンク(42)を介してファントムモードでさらに送信可能にするステップと
    を含む、方法。
  12. データをファントムモードで少なくとも一のパワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)を用いて送信する方法であり、該パワーサプライディストリビュータが、それぞれの装置(5から9)の通信リンクを介した接続のための複数のポート(44、44')と、前記ポート(44)のそれぞれのメディアデータインタフェースの少なくとも2つに接続されたモデム(53)と、該モデム(53)間を互いに接続するマルチプレクサ(54)を備える一方、前記マルチプレクサ(54)がスイッチ機能を備え、ファントムモードでは、データを送信するためにパワー信号は双方向の帯域外チャネルを提供するように変調され、ゴーストネットワークはプレシオクロナスであり、ファントムモードのデータは通常のイーサネット類のデータに加えて送信される方法であって、該方法が、
    データをファントムモードでポート(44)において装置(5から9)から通信リンク(41)を介して受信するステップと、
    該ポート(44)のメディアデータインタフェースに接続されたモデム(53)により該データを処理するステップと、
    前記マルチプレクサ(54)に該データを転送するステップと、
    該データをさらに送信するための少なくとも一のモデム(53)を前記マルチプレクサ(54)により前記スイッチ機能を用いて選択するステップと、
    前記データを、選択されたモデム(53)によって、対応するポート(44)のメディアデータインタフェースに転送して、該ポート(44)に接続された装置(5から9)に通信リンクを介してファントムモードでさらに送信可能にするステップと
    を含む、方法。
  13. 少なくとも2つの前記ポート(44)がそれぞれのメディアデータインタフェースにおいてなんらかのパワーサプライ(51)と結合され、該ポートに接続される装置(5、7、8)の通信リンクを介した遠隔パワー供給を可能にすることを特徴とする、請求項11もしくは12に記載の方法。
  14. 前記マルチプレクサ(54)が、前記パワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)の特定のポート(44')において接続されるローカルマネージメントから制御され、前記ポート(44')が前記マルチプレクサ(54)と直接接続されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記マルチプレクサ(54)が、前記パワーサプライディストリビュータのポートに接続されるよう、通信リンクを介して装置(5、6、9)によって遠隔制御されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  16. 前記マルチプレクサ(54)が、該マルチプレクサと前記ポート(44')とに接続されたCPU(60)を介して制御されることを特徴とする、請求項14もしくは15に記載の方法。
  17. 複数の相互接続されたノードを備えるネットワークであり、少なくとも一のパワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)をこれらのノードの一において備え、該パワーサプライディストリビュータが、それぞれの装置(5から9)の通信リンクを介した接続のための複数のポート(44、44’)を備え、少なくとも2つの前記ポート(44)がそれぞれのメディアデータインタフェースにおいてなんらかのパワーサプライ(51)と接続されているネットワークであって、
    前記パワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)が、それぞれの通信リンクを介してファントムモードで送信されたデータを処理するために、少なくとも2つの前記メディアデータインタフェースに接続されたモデム(53)を備える一方、該モデム(53)が互いの間でマルチプレクサ(54)を通して接続され、データをファントムモードで少なくとも二の異なる通信リンクにブロードキャストすることを可能にし、
    ファントムモードでは、データを送信するためにパワー信号は双方向の帯域外チャネルを提供するように変調され、ゴーストネットワークはプレシオクロナスであり、ファントムモードのデータは通常のイーサネット類のデータに加えて送信される、ことを特徴とする、ネットワーク。
  18. 複数の相互接続されたノードを備えるネットワークであり、少なくとも一のパワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)をこれらのノードの一において備え、前記パワーサプライディストリビュータが、それぞれの装置(5から9)の通信リンクを介した接続のための複数のポート(44、44')を備え、かつ前記ポート(44)の少なくとも2つがそれぞれのメディアデータインタフェースにおいてなんらかのパワーサプライ(51)に接続されるネットワークであって、
    前記パワーサプライディストリビュータ(4'、4a、4b、20a、20b)が、それぞれの通信リンクを介してファントムモードで送信されたデータを処理するため、前記メディアデータインタフェースの少なくとも2つに接続されたモデム(53)を備え一方、前記モデム(53)が、互いの間でスイッチ機能を伴ってセットアップされたマルチプレクサ(54)を通して接続され、データが転送される少なくとも一の通信リンクを選択することを可能にし、
    ファントムモードでは、データを送信するためにパワー信号は双方向の帯域外チャネルを提供するように変調され、ゴーストネットワークはプレシオクロナスであり、ファントムモードのデータは通常のイーサネット類のデータに加えて送信される、ことを特徴とする、ネットワーク。
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