JP3628716B2 - リール - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、主として光ファイバを巻き付ける場合に使用されるリールに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、光ファイバの余長処理等のためには、光ファイバを巻き付けるためのリールが使用される。
【0003】
従来の光ファイバ用リールは、単に、円形の胴部の両端に鍔部が形成されたものであり、左右の鍔部の一方の内面部分に光ファイバの始端部を粘着テープ等で貼り付けた後、リールを回転させつつ光ファイバを連続的に供給することにより、光ファイバを胴部に巻き付けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のリールを使用して光ファイバを巻き付ける場合には、光ファイバの始端部が左右の鍔部内にそのまま位置しているので、この始端部の上に巻き付けられる光ファイバに過度な曲がりが生じる。特に、多層になるほどそれが顕著になるために、整列巻きができなくなる。
【0005】
その結果、充填密度が低下して長尺の光ファイバの巻き付けが困難になるだけでなく、局部的に過度な曲げが生じるために、損失が大きくなる等の不都合を生じる。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、ファイバの充填密度を高くした整列巻きが可能であり、しかも、巻き付けられるファイバに局部的な過度の曲げが生じないようなリールを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、円形の胴部と、この胴部の両端に設けられた鍔部とからなるリールにおいて、次の構成を採る。
【0008】
すなわち、本発明では、前記鍔部の胴部に近接する箇所に、ファイバを胴部の外周接線方向に沿って鍔部の内側から外側に導くガイド手段が設けられており、前記ガイド手段は、鍔部を内外に渡って斜めに貫通する貫通孔から構成されており、前記貫通孔は、前記胴部の中心軸に対して70〜90°の角度をなす方向に形成されている。
【0010】
【作用】
上記構成において、ファイバをリールに巻き付ける場合には、最初にファイバの始端部をこのリールのガイド手段(貫通孔)に沿わせて鍔部の内側から外側に引き出す。
【0011】
そして、リールを回転させつつファイバを連続的に供給することにより、ファイバを胴部に巻き付ける。
【0012】
この場合、ファイバの始端部は、従来のように、鍔部の内側に留まることなく、鍔部の外側に逃げているので、この始端部近傍のファイバに過度の曲りが生じることがなく、整列巻きを行える。特に、ガイド手段(貫通孔)を胴部の中心軸に対して70〜90°の角度をなす方向に形成することにより、ファイバのガイド(案内)が円滑になる。
【0013】
【実施例】
実施例1
図1ないし図4は本発明の実施例1に係る光ファイバ用リールを示すものであり、図1はそのリールの平面図、図2は図1のA部の拡大断面図、図3は図1のリールの正面図、図4は図3のB部の拡大正面図である。
【0014】
実施例1の光ファイバ用リール11は合成樹脂その他の材料で軽量に作られたものであって、胴部2と一対の鍔部3a,3bとからなる。胴部2は光ファイバの巻き付け角度を考慮した所要の外径と、巻き付け量を考慮した所要の軸方向長とを有した円筒形になっており、その両端には鍔部3a,3bがそれぞれ設けられている。この鍔部3a,3bの鍔高さは光ファイバの巻き付け高さに合わせたものにされている。
【0015】
鍔部3aは貫通孔4とこれに連成された引出溝5とを有している。この貫通孔4は、図3に示されるように胴部2の外周接線Lを通る面内であって、かつ図2に示されるように胴部2に面した鍔部3aの内面側に入口4aが外面側に出口4bがあるものでその入口4aは光ファイバの始端部の曲がりを極力なくすうえで図1からみて好ましくは胴部2の中心軸Mに位置しているとともに、その入口4aに対し出口4bはその中心軸Mから胴部2の径方向にずれて位置しており、この位置関係で入口4aと出口4bとを連絡する孔内部は光ファイバのガイド路として胴部2の中心軸Mに対して所要の角度θをなす方向の直線状になっている。この角度θは光ファイバのガイドが円滑になるように設定されるが、好ましくは70°〜90°の範囲がよく、最も好ましくは80°〜90°の範囲がよい。また、この貫通孔4は入口4aから出口4bにかけて直線状であったが、完全な直線状にする必要は必ずしもなく光ファイバのガイド路として機能する限りにおいては入口4aから出口4bにかけて多少湾曲していてもよい。貫通孔4そのものの横断面形状は、光ファイバの挿入が容易なように円形になっているが、光ファイバの円滑な挿入に支障のない限りにおいては円形でなく四角形のような多角形とかその他の形状であってもよい。このように上記貫通孔4は光ファイバを入口4aからその内部に挿入して出口4bにまでガイドする場合において該光ファイバを胴部2の外周接線方向に沿って鍔部3aの内側から外側にガイドするガイド手段の一例として作用する。
【0016】
次に、引き出し溝5は底面とこれに対向する天面と、底面と天面とをつなぐ側面とで横断面形状が半円形になって鍔部3aの外面側に面しており、かつその底面は胴部2の外面接線方向に平坦に作られている。そして、この引き出し溝5の溝幅Wと溝深さDは共に光ファイバのガイドが円滑になるようにそれぞれ光ファイバの断面径より若干大になっており、この引き出し溝5も前記ガイド手段として作用する。
【0017】
上記構成において、光ファイバをこの光ファイバ用リール1に巻き付ける場合には、最初に光ファイバの始端部をこのリール1の貫通孔4に沿わせて鍔部3aの内側から外側に引き出す。
【0018】
そして、リール1を回転させつつ光ファイバを連続的に供給することにより、光ファイバを胴部2に巻き付ける。
【0019】
その場合、光ファイバの始端部は、従来のように、鍔部2の内側に留どまることなく、鍔部3aの外側に円滑に延出されているので、胴部2に巻回される始端部近傍の光ファイバには過度な曲がりが生じることがなく、整列巻きを行える。
【0020】
また、粘着テープ等を使用しなくても、光ファイバを貫通孔4に挿通するだけで、その始端部が鍔部3aに係止されるので、光ファイバの巻き付けの際の始端部の処理が容易になる。
【0021】
なお、リール1への光ファイバの巻き付けを完了した後、光ファイバの始端部を引出溝5内に嵌入すれば、光ファイバが鍔部3aから突出することがなくなるため、このリール1の鍔部3aを基板に安定して固定することができて便利であるが、引出溝5を省略することも可能である。
【0022】
参考例
図5は本発明の参考例に係る光ファイバ用リールの平面図、図6は図5のC部を拡大して示す断面図、図7は図5のリールの正面図、図8は図7のD部を拡大して示す正面図であり、実施例1に対応する部分には同一の符号を付す。
【0023】
この参考例の光ファイバ用リール12は、鍔部3aを内外に渡って斜めに切り欠いた切欠部6が形成されるとともに、鍔部3aの外側において切欠部6から連接して引出溝5が設けられていることである。
【0024】
その他の構成は実施例1の場合と同様であるから説明を省略する。
【0025】
この参考例の場合も、実施例1の場合と同様に、光ファイバの始端部を切欠部6に沿って鍔部3aの外側に引き出せるため、光ファイバの整列巻きを行える。
【0026】
また、この参考例のような切欠部6を設ければ、実施例1のように貫通孔5aへ光ファイバを挿通する手間が省けるため、光ファイバの引き出しが容易に行えるが、一方で光ファイバの巻き付けの際に始端部が外れ易くなるため、鍔部3aの外側で予め始端部を粘着テープ等で固定しておく必要がある。
【0027】
なお、この参考例では、切欠部と6して鍔部3aを斜めに切り欠いた形状としたが、鍔部3aをその周方向に沿って所定の長さ分だけ切り欠いたものであってもよい。また、実施例1と同様に、引出溝5を省略することも可能である。
【0028】
また、上記の実施例1では、ガイド手段としての貫通孔4を鍔部3aの一箇所にのみ形成しているが、複数箇所に形成することもでき、他方の鍔部3bにも同時に形成することが可能である
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、ファイバの整列巻きを行えるので、充填密度が向上し、長尺のファイバの巻き付けが可能となるばかりか、局部的に過度な曲げが生じることもないので、損失が大きくなる等の不都合を生じることもない。特に、ガイド手段(貫通孔)を胴部の中心軸に対して70〜90°の角度をなす方向に形成することにより、ファイバのガイド(案内)が円滑になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る光ファイバ用リールの平面図である。
【図2】図1のA部を拡大して示す断面図である。
【図3】図1のリールの正面図である。
【図4】図3のB部を拡大して示す正面図である。
【図5】本発明の参考例に係る光ファイバ用リールの平面図である。
【図6】図5のC部を拡大して示す断面図である。
【図7】図5のリールの正面図である。
【図8】図7のD部を拡大して示す正面図である。

Claims (2)

  1. 円形の胴部と、この胴部の両端に設けられた鍔部とからなるリールにおいて、
    前記鍔部の胴部に近接する箇所には、ファイバを胴部の外周接線方向に沿って鍔部の内側から外側に導くガイド手段が設けられており、前記ガイド手段は、鍔部を内外に渡って斜めに貫通する貫通孔から構成されており、前記貫通孔は、前記胴部の中心軸に対して70〜90°の角度をなす方向に形成されていることを特徴とするリール。
  2. 鍔部の外側において前記貫通孔に連成されるとともに、その底面が胴部の外周接線方向に平坦に形成された引き出し溝を有する請求項1記載のリール。
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