JP3627893B2 - 変速機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や産業機械などの変速機などに用いられ、同期噛合装置の潤滑性能の向上を図った変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車の変速機としては、例えば図10に示すようなものがある。図10は自動車の変速機の一部を示す断面図である。
図10において、201は回転軸であるメインシャフトであり、メインシャフト201は軸方向にトランスケース202に回転自在に収納されている。メインシャフト201にはクラッチギア203を有する2速メインギア204、クラッチギア205を有する1速メインギア206がそれぞれ回転自在に支持されている。2速メインギア204と1速メインギア206との間にはコーンタイプの同期噛合装置207が設けられ、同期噛合装置207は2速メインギア204と1速メインギア206の切換えを行う。208はカウンタシャフトであり、カウンタシャフト208はメインシャフト201と平行に設けられ、トランスケース202に回転自在に収納されている。カウンタシャフト208には軸方向に2速カウンタギア209、1速カウンタギア210が一体に形成され、2速カウンタギア209には2速メインギア204が噛合し、1速カウンタギア210には1速メインギア206がそれぞれ噛合している。
【0003】
2速メインギア204の軸孔211とメインシャフト201との間には2速ニードルベアリング212が設けられ、1速メインギア206の軸孔213とメインシャフト201の間には1速ニードルベアリング214が設けられている。
1速メインギア206には1速メインギア206の図10の右側に設けられる図示しないリバースメインギアがはねあげた潤滑油を受ける凹部215が形成されている。凹部215で受けた潤滑油は1速メインギア206の軸孔213の一方の端面217からニードルベアリング214を通り、他方の端面218を経て同期噛合装置207の内部に入るようになっている。また、2速メインギア204にも凹部219が形成され、凹部219は2速メインギア204の図10の左側に設けられた図示しない3速メインギアがはねあげた潤滑油を受ける。凹部219で受けた潤滑油は2速メインギア204の軸孔211の一方の端面221からニードルベアリング212を通り、他方の端面222から同期噛合装置207の内部に入るようになっている。
【0004】
図11は図10の1速ニードルベアリング214を取り出して示した図である。
図11において、315は円筒体に形成されたケージであり、ケージ315はころ316を保持する。ケージ315の幅方向には1個のころ316が保持され、ケージ315の周方向には1列にころ316が保持される。ケージ315には図示しない保持孔が周方向に複数個形成され、ケージ315に形成した図示しない保持部によりころ316が保持される。ケージ315の両端部には折り曲げられた折曲部315aが形成され、折曲部315aと折曲部315aとの間には凹部315bが形成されている。aはころ316の上側の外周から下側のころ316の外周までの寸法であって、この寸法は1速メインギア206の孔径を示し、この孔径aは例えば61mmに設定されている。bは上側のころ316の内周から下側のころ316の内周までの寸法であって、この寸法はメインシャフト201の軸径を示し、この軸径bは例えば55mmに設定されている。cはケージ315の外径を示し、この外径cは例えば61mm程度に設定されている。dはケージ315の内径を示し、この内径dは例えば57mm程度に設定されている。eはケージ315の幅を示し、このケージ315の幅eは、例えば40mm程度に設定されている。fはケージ315がころ316から両側に突出する突出長を示し、この突出長fは例えば4〜5mmに設定されている。gはケージ315の折曲部315aの厚さを示し、この折曲部315aの厚さgは、例えば2mmに設定されている。hはころ316の径を示し、ころ316の径hは例えば3mmに設定されている。
【0005】
ケージ315はころ316の中心線iに対して軸支孔213側にオフセットしている。したがって、ケージ315の外周ところ316の外周との間隙jはほとんどない。すなわち、この間隙jは、例えば0.1mm程度に設定され、間隙jは非常に少ない。ケージ315の内周ところ316の内周との間隙kは、間隙jより大きくなっており、例えば1mm程度に設定されている。なお、2速ニードルベアリング212も寸法が異なるだけで同様な構成になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の変速機にあっては、図12に示すように、ケージ315がころ316の中心線iに対して軸支孔側(ギア側)にオフセットしているため、ケージ315の外周ところ316の外周との間隙jがほとんどないので、矢印mで示すように一端からきた潤滑油がケージ315により反対側に流れるのを妨げている。このため、矢印nで示すように他端には潤滑油が流入してこない。このため、ニードルベアリングを通過する潤滑油が減少してしまい、ころ316の熱変形、剥離等の恐れがあり、ニードルベアリング自体の耐久性が悪化していた。また、ニードルベアリングを潤滑油が通過しないため、周辺部品の潤滑性も悪化する。
【0007】
また、1速メインギアまたは2速メインギアの凹部からニードルベアリングのころに通じる潤滑油通路がないため、潤滑油がニードルベアリングに十分供給されなかった。また、ニードルベアリングのころから同期噛合装置の内部に通じる潤滑油通路がないため、潤滑油は同期噛合装置の内部に十分供給されなかった。その結果、同期噛合装置は潤滑油不足が生じ、同期噛合装置の性能の劣化が生じ、車両の操作フィーリングが悪化する。
【0008】
本発明は、同期噛合装置の潤滑性能を向上させることで、同期噛合装置の性能の劣化を防止し、車両の操作フィーリングの悪化を防止できる変速機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、次のように構成する。
請求項1の発明は、ニードルベアリングを介して回転軸に回転自在に軸支される変速ギアを有し、該変速ギア側から同期噛合装置に潤滑油を供給する変速機において、
前記ニードルベアリングとして、前記回転軸により回転自在に軸支されるギアの軸孔と、前記回転軸との間に設けられ、円筒体に形成されたケージと該ケージの幅方向に一個保持され周方向に一列に保持されるころとにより構成され、前記ケージを前記各ころの中心線に対して前記回転軸側にオフセットさせるとともに、前記変速ギアの同期噛合装置の反対側の軸孔の端面に前記ニードルベアリングのころが見える位置まで第1の油溝を形成し、
該第1の油溝は同期噛合装置側の周方向幅が同期噛合装置の反対側の周方向幅よりも小さいことを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、ニードルベアリングを介して回転軸に回転自在に軸支される変速ギアを有し、該変速ギア側から同期噛合装置に潤滑油を供給する変速機において、
前記ニードルベアリングとして、前記回転軸により回転自在に軸支されるギアの軸孔と、前記回転軸との間に設けられ、円筒体に形成されたケージと該ケージの幅方向に複数個保持され周方向に複列に保持されるころとにより構成され、前記ケージを前記ケージの幅方向に複数個保持された各ころの中心線に対して前記回転軸側にオフセットさせるとともに、前記変速ギアの同期噛合装置の反対側の軸孔の端面に前記ニードルベアリングのころが見える位置まで第1の油溝を形成し、
該第1の油溝は同期噛合装置側の周方向幅が同期噛合装置の反対側の周方向幅よりも小さいことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、前記変速ギアの同期噛合装置側の軸孔の端面にも前記ニードルベアリングのころが見える位置まで第2の油溝を形成し、
該第2の油溝は同期噛合装置側の周方向幅が同期噛合装置の反対側の周方向幅よりも大きいことを特徴とする。
このような構成を備えた本発明によれば、ケージをころの中心線に対して回転軸側にオフセットさせているので、ころの外周とケージの外周との間の間隙が広くなり、ニードルベアリングの一端からの潤滑油は間隙に入った後にニードルベアリングを通過して他端の間隙に入り、その後周辺部品に流れていく。したがって、ころの熱変形、剥離等を防止することができ、ニードルベアリング自体の耐久性を向上させることができる。また、潤滑油を通過させる量が増加するので、周辺部品の潤滑性も改善することができる。
【0012】
また、かきあげられた潤滑油は、変速ギアの同期噛合装置の反対側の端面に形成した油溝に入り、ニードルベアリングのころを通って、変速ギアの同期噛合装置側の端面に形成した油溝に入り、その後同期噛合装置に供給される。したがって、同期噛合装置の潤滑性能を向上させることができる。その結果、同期噛合装置の性能の劣化を防止することができ、車両での操作フィーリングの悪化を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に用いるニードルベアリングを示す断面図である。
図1において、1は自動車や産業機械のトランスミッションなどに使用されるニードルベアリングを示し、ニードルベアリング1は変速ギアの軸支孔と、変速ギアを回転自在に軸支する回転軸との間に設けられる。ニードルベアリング1は、円筒体に形成されたケージ2と、ケージ2の幅方向に一個保持され、周方向に1列に保持されるころ3とにより構成されている。ケージ2には長手方向に複数個の突起部4が形成され、突起部4によりケージ2に形成された保持孔内にころ3が回転自在に保持される。
【0014】
Aは上側のころ3の外周から下側のころ3の外周までの寸法を示し、この寸法は変速ギアの孔径を示している。この孔径Aは例えば61mmに設定される。Bは上側のころ3の内周から下側のころ3の内周までの寸法を示し、この寸法は変速ギアを回転自在に支持する回転軸の軸径を示している。この軸径Bは、例えば55mmに設定される。Cはケージ2の外径を示し、このケージ2の外径Cは例えば60mm程度に設定される。Dはケージ2の内径を示し、このケージ2の内径Dは、例えば55mm程度に設定される。
【0015】
Eはケージ2のケージ幅であり、ケージ幅Eは例えば40mm程度に設定されている。Fはケージ2のころ3からの突出長を示す。また、Gはケージ2の厚さを示し、ケージ2の厚さGは、例えば2.5mmに設定される。Hはころ3の径を示し、ころ3の径Hは、例えば3mmに設定される。
ここで、ケージ2はころ3の中心線Iに対して回転軸側にオフセットしている。したがって、ころ3の内周とケージ2の内周との間隙Kは、例えば0.1mm程度しかないが、ケージ2の外周ところ3の外周との間隙Jは、例えば0.5mm程度に設定されている。
【0016】
すなわち、図2に示すように、ケージ2の外周ところ3の外周との間隙Jは、例えば0.5mm程度と広くなっているため、このニードルベアリング1が使用されている変速ギアが回転しているとき遠心力により潤滑油が変速ギアの軸支孔の内径にはりついたような状態になっても、ケージ2が潤滑油の流れを防止することなく、矢印Mで示すように間隙Jに入り、ころ3を通過して他端側の間隙Jに入った後に矢印Nで示すように周辺部品に流れていく。
【0017】
したがって、ころ3の熱変形、剥離等を防止することができ、ニードルベアリング1自体の耐久性を向上させることができる。また、潤滑油を通過させる量が増加することから、ニードルベアリング1の周辺部品の潤滑性を改善することができる。
図3はニードルベアリング1が使用される自動車用の変速機の一部断面図である。
【0018】
図3において、11は回転軸であるメインシャフトであり、メインシャフト11はトランスケース12内に回転自在に収納されている。メインシャフト11には変速ギアである1速メインギア13および2速メインギア14が1速ニードルベアリング1および2速ニードルベアリング1Aを介して回転自在に軸支されている。メインシャフト11にはカウンタシャフト15が平行に設けられ、カウンタシャフト15には1速メインギア13に噛合する1速カウンタギア16と2速メインギア14に噛合する2速カウンタギア17がそれぞれ一体に形成されている。1速メインギア13と2速メインギア14の間には同期噛合装置18が設けられ、同期噛合装置18は1速メインギア13と2速メインギア14の切換えを行う。
【0019】
図示しないシフトフォークによってカップリングスリーブ19を右側に移動すると、スプレッドスプリング20により弾性付勢されているインサートキー21も同じ方向に一緒に動き、ボークリング22を1速メインギア13側に押し、ボークリング22をさらに押し込むと、カップリングスリーブ19がクラッチギア23に噛み込み、カウンタシャフト15からの動力が1速メインギア13に伝達され、メインシャフト11が1速で回転する。なお、逆にカップリングスリーブ19を左側に移動すると、ボークリング24を介して2速メインギア14とカップリングスリーブ19が同期するようになり、カウンタシャフト15の動力は、2速メインギア14に伝達され、メインシャフト11が2速で回転する。
【0020】
1速メインギア13の軸孔13Aとメインシャフト11との間には1速ニードルベアリング1が設けられ、また2速メインギア14の軸孔14Aとメインシャフト11との間には2速ニードルベアリング1Aが設けられている。
1速ニードルベアリング1および2速ニードルベアリング1Aにおいては、ケージ2がころ3の中心線に対してメインシャフト11側にオフセットしている。したがって、ころ3の外周とケージ2の外周との間隙Jが広くなっている。このため、一端からきた潤滑油が反対側に流れるのをケージ2が邪魔することがなく、1速,2速ニードルベアリング1,1Aを通過して同期噛合装置18または他の周辺部品に流れる。
【0021】
また、1速メインギア13のリバースメインギア側であって軸孔13Aの端面にはニードルベアリング1のころ3が見える位置まで油溝13Bが形成されている。この油溝13Bは1速メインギア13の側面に形成した凹部13Cに連通している。凹部13Cは1速メインギア13の右隣りのリバースメインギアがかきあげた潤滑油を受け、受けた潤滑油は油溝13Bを通って、ニードルベアリング1のころ3に流れる。また、1速メインギア13の同期噛合装置18側であって軸孔13Aの端面にもニードルベアリング1のころ3が見える位置まで油溝13Dが形成されている。したがって、ニードルベアリング1のころ3を通ってきた潤滑油はこの油溝13Dを通って同期噛合装置18の内部に入っていく。
【0022】
ここで、凹部13Cからニードルベアリング1へ潤滑油が円滑に流れるように、またニードルベアリング1から同期噛合装置18へ潤滑油が円滑に流れるように、油溝13B,13Dはころ3が見える位置までの深さをとっている。これは、この油溝13B,13Dが潤滑油通路の絞り部にならないように油溝に断面積を十分に確保するためである。
【0023】
その結果、1,2速ニードルベアリング1,1A自体の耐久性を向上させることができる。また、潤滑油を通過させる量が増加することで、周辺部品の潤滑性を改善することができる。
図4は本発明に用いる他のニードルベアリングを示す断面図である。
図4において、2はケージであり、ケージ2の幅方向には2個のころ3A,3Bが保持されており、ケージ2の周方向にはころ3A,3Bが2列に保持されている。ケージ2には幅方向に4個の突起部4が形成され、2個の突起部4により1個のころ3Aを保持し、残りの2個の突起部4により他の1個のころ3Bを保持している。Aは孔径を示し、この孔径Aは例えば61mmに設定される。Bは軸径を示し、この軸径Bは例えば55mmに設定される。Cはケージ2の外径を示し、このケージ2の外径Cは例えば60mm程度に設定される。Dはケージ2の内径を示し、このケージ2の内径Dは例えば55mm程度に設定される。Eはケージ2のケージ幅を示し、このケージ幅Eは例えば40mm程度に設定される。F1はケージ2のころ3A,3Bからの突出長、F2はころ3Aところ3Bの間のケージ2の寸法をそれぞれ示す。Gはケージ2の厚さを示し、このケージ2の厚さGは例えば2.5mmに設定される。Hはころ3A,3Bの径を示し、ころ3A,3Bの径Hは例えば3mmに設定される。
【0024】
ケージ2は、各ころ3A,3Bの中心線Iに対して回転軸側にオフセットしている。したがって、ころ3A,3Bの内周とケージ2の内周との間隙Kは、例えば0.1mm程度しかないが、ケージ2の外周と各ころ3A,3Bの外周との間隙Jは、例えば0.5mm程度に設定されている。
すなわち、図5に示すように、ケージ2の外周と各ころ3A,3Bの外周との間隙Jは、例えば0.5mm程度と広くなっているため、矢印Mで示すように潤滑油は一端側の間隙Jに入り、一方のころ3Bを通過した後に、矢印M1で示すようにころ3Aところ3Bとの間の空隙に入り、その後、他方のころ3Aを通過して、矢印Nで示すように他端側の間隙Jに入った後に周辺部品に流れていく。本実施形態においても前記実施形態と同様な効果が得られる。
【0025】
図6および図7は本発明の変速機の実施形態を示す断面図である。
図6および図7において、101はメインドライブシャフトであり、メインドライブシャフト101はベアリング102を介してトランスケース103に回転自在に支持されている。メインドライブシャフト101にはメインドライブギア(4速メインギア)104が一体に形成され、メインドライブギア104にはクラッチギア105が設けられている。
【0026】
トランスケース103にはボルト123およびボルト106によりクラッチハウジング107およびフロントカバー110が固定され、フロントカバー110にはメインドライブシャフト101が貫通している。
108はメインシャフトであり、メインシャフト108はメインドライブギア104、トランスケース103およびリアエクステンションケース109にベアリング111,112,113を介して回転自在に支持されている。
【0027】
メインシャフト108には軸方向にクラッチギア114を有する3速メインギア115、クラッチギア116を有する2速メインギア117、クラッチギア118を有する1速メインギア119、クラッチギア120を有するリバースメインギア121がそれぞれ回転自在に支持され、オーバドライブギア122が固定されている。
【0028】
メインドライブギア(4速メインギア)104と3速メインギア115の間には第1の同期噛合装置125が設けられ、第1の同期噛合装置125はメインドライブギア104と3速メインギア115の切換えを行う。2速メインギア117と1速メインギア119の間には第2の同期噛合装置126が設けられ、第2の同期噛合装置126は2速メインギア117と1速メインギア119の切換えを行う。
【0029】
また、リバースメインギア121とベアリング112との間には第3の同期噛合装置127が設けられ、第3の同期噛合装置127はリバースメインギア121に切り換える。
128はカウンタシャフトであり、カウンタシャフト128はメインシャフト108と平行に設けられ、ベアリング129,130を介してトランスケース103に回転自在に支持されている。カウンタシャフト128には軸方向にカウンタドライブギア131、3速カウンタギア132、2速カウンタギア133、1速カウンタギア134、リバースカウンタギア135がそれぞれ一体に形成され、また、オーバドライブカウンタギア136が回転自在に軸支されている。カウンタシャフト128の軸端には第4の同期噛合装置137が設けられ、同期噛合装置137はオーバドライブコーン124に切り換える。
【0030】
カウンタドライブギア131はメインドライブギア104に噛合し、3速カウンタギア132は3速メインギア115に噛合し、2速カウンタギア133は2速メインギア117に噛合し、1速カウンタギア134は1速メインギア119に噛合し、リバースカウンタギア135は図示しないリバースアイドラギアに噛合し、リバースアイドラギアはリバースメインギア121に噛合し、オーバドライブカウンタギア136はオーバドライブメインギア122にそれぞれ噛合している。
【0031】
138はシフトレバーであり、シフトレバー138はブラケット139を介してストライキングロッド140に連結されている。また、ストライキングロッド140はブラケットを介してシフトロッド142に連結され、シフトロッド142はコントロールカバー143に支持されている。シフトレバー138を操作すると、ストライキングロッド140が回転して、3本あるシフトロッド142のうちの一つが選択され、選択されたシフトロッド142が軸方向に移動して1速と2速、3速と4速などの切換えを行う。
【0032】
1速メインギア119および2速メインギア117は、ニードルベアリング144,145を介してメインシャフト108に回転自在に軸支されている。1速メインギア119のリバースメインギア121側であって軸孔146の端面147にはニードルベアリング144のころ144Aが見える位置まで油溝148が形成されている。この油溝148は1速メインギア119の側面に形成した凹部149に連通している。凹部149は1速メインギア119の右隣りのリバースメインギア121がかきあげた潤滑油を受け、受けた潤滑油は油溝148を通って、ニードルベアリング144のころ144Aに流れる。また、1速メインギア119の第2の同期噛合装置126側であって軸孔146の端面150にもニードルベアリング144のころ144Aが見える位置まで油溝151が形成されている。
【0033】
したがって、ニードルベアリング144のころ144Aを通ってきた潤滑油はこの油溝151を通って第2の同期噛合装置126の内部に入っていく。同様に、2速メインギア117の軸孔152の両側の端面153,154にもニードルベアリング145のころ145Aが見える位置まで油溝155,156がそれぞれ形成されている。一方の油溝156は2速メインギア117の側面に形成した凹部157に連通しており、3速メインギア115がかきあげ、凹部157に入った潤滑油は、油溝156を通り、ニードルベアリング145のころ145Aを経て油溝155に入り、第2の同期噛合装置126の内部に供給される。
【0034】
図8は要部断面図である。
図8において、108はメインシャフトであり、メインシャフト108にはケージ144Bところ144Aにより構成されるニードルベアリング144を介してクラッチギア118を一体に形成した1速メインギア119が回転自在に軸支されている。メインシャフト108にはコーンタイプの第2の同期噛合装置126のシンクロハブ158がスプライン嵌合により固着され、図示しないシフトフォークにより移動されるカップリングスリーブ159がシンクロハブ158の外周に切ってあるスプラインに軸方向に摺動自在に嵌め合わされてる。シンクロハブ158にはメインシャフト108と平行な複数の溝が形成され、これらの溝にインサートキー160が嵌まり、インサートキー160はリング状のスプレッドスプリング161により半径方向に押圧されている。
【0035】
カップリングスリーブ159が移動しないときは、インサートキー160はスプレッドスプリング161に押圧されてカップリングスリーブ159のディテント溝に係着している。シンクロハブ158およびインサートキー160と、1速メインギア119との間にはアウターボークリング162、中間コーン163およびインナーボークリング164が介装されている。中間コーン163の先端部は、1速メインギア119に形成した孔165に挿入されている。シフトフォークによりカップリングスリーブ159を右側に移動すると、アウターボークリング162、中間コーン163およびインナーボークリング164を介して1速メインギア119とカップリングスリーブ159が同期するようになっている。
【0036】
1速メインギア119のリバースメインギア121側の側面には凹部149が形成され、凹部149はリバースメインギア121がかきあげた潤滑油を受ける。凹部149内には複数のフィン166が形成され、フィン166により凹部149で受けた潤滑油を集める。1速メインギア119のリバースメインギア121側であって軸孔146側の基端部167の端面147には、ニードルベアリング144のころ144Aが見える位置まで深く複数の油溝148が形成されている。この油溝148は凹部149に連通している。油溝148は、図9に示すように、断面が台形状に形成され、ニードルベアリング144のころ144Aの先端部が油溝148内に突出している。
【0037】
たがって、油溝148に入った潤滑油は、ころ144Aを通って1速メインギア119の第2の同期噛合装置126側に流れる。また、1速メインギア119の第2の同期噛合装置126側であって軸孔146の基端部167の端面150にもニードルベアリング144のころ144Aが見える位置まで深く複数の油溝151が形成されている。この油溝151も断面が台形状に形成され、ニードルベアリング144のころ144Aの先端部が油溝151内に突出している(図9、参照)。リバースメインギア121側の油溝148からニードルベアリング144のころ144Aを通って流れてきた潤滑油は、第2の同期噛合装置126側の油溝151に入り、第2の同期噛合装置126の内部に供給される。
【0038】
次に、図8に基づいて作用を説明する。
はすば歯車のリバースメインギア121によってはねあげられた潤滑油は、図8の矢印Pで示すように、1速メインギア119の凹部149で受け取られ、凹部149に形成した複数のフィン166によって集められる。フィン166によって集められた潤滑油は、矢印Qで示すように、1速メインギア119の端面147に形成した油溝148に入る。油溝148はニードルベアリング144のころ144Aが見える位置まで深く形成されており、油溝148に入った潤滑油はころ144Aに沿って矢印Rで示す方向に流れる。ころ144Aに沿って流れてきた潤滑油は、1速メインギア119の第2の同期噛合装置126側の端面150に形成した油溝151に入り、矢印Sで示すように、油溝151を通って第2の同期噛合装置126内に入る。油溝151を通った潤滑油は、アウターボークリング162とインナーボークリング164の間に入り、途中で分岐して一方は矢印Tに示すように、中間コーン163とインナーボークリング164の間を通り、他方は、矢印Uに示すように、アウターボークリング162と中間コーン163との間を通過しアウターボークリング162と1速メインギア119のクラッチギア118との間から外部に流出する。
【0039】
したがって、アウターボークリング162、中間コーン163、インナーボークリング164などを備えたコーンタイプの第2の同期噛合装置126の潤滑性能を充分向上させることができる。その結果、同期噛合装置の性能の劣化を防止することができ、車両での操作フィーリングが悪化することがないだけではなく、焼き付きを防止することができる。
【0040】
なお、本実施形態においては、1速メインギア119および2速メインギア117に油溝148,151,155,156を設けるようにしたが、他の変速ギアに同様な油溝を設けても前記のような効果が得られることが言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、ころを保持するケージがころの中心線に対して回転軸側にオフセットしているため、ニードルベアリングの一端側から他端側に潤滑油が流れるのをケージが妨げることがなく、潤滑油がニードルベアリングの一端側から他端側に円滑に通過するので、ニードルベアリング自体の耐久性を向上させることができる。また、潤滑油を通過させる量が増加するため、周辺部品の潤滑性を改善することができる。
【0042】
また、変速ギアの軸孔側両端面にニードルベアリングのころが見える位置まで深く油溝を形成したため、同期噛合装置の潤滑性能を向上させることができる。その結果、同期噛合装置の性能の劣化を防止することができ、車両での操作フィーリングを悪化させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるニードルベアリングを示す断面図
【図2】図1の潤滑油の流れを説明する説明図
【図3】ニードルベアリングが適用される変速機の部分断面図
【図4】本発明に用いる他のニードルベアリングを示す断面図
【図5】図4の潤滑油の流れを説明する説明図
【図6】本発明の変速機の実施形態を示す半断面図
【図7】本発明の変速機の実施形態を示す他の半断面図
【図8】要部断面図
【図9】油溝の説明図
【図10】従来の変速機の部分断面図
【図11】従来の変速機が用いるニードルベアリングの断面図
【図12】問題点の説明図
【符号の説明】
1,1A:ニードルベアリング
2:ケージ
3,3A,3B:ころ
4:突起部
11:メインシャフト
12:トランスケース
13:1速メインギア
13A,14A:軸孔
14:2速メインギア
15:カウンタシャフト
16:1速カウンタギア
17:2速カウンタギア
18:同期噛合装置
19:カップリングスリーブ
20:スプレッドスプリング
21:インサートキー
22,24:ボークリング
23:クラッチギア
A:孔径
B:軸径
C:ケージの外径
D:ケージの内径
E:ケージの幅
F,F1:ケージの突出長
F2:ころところの間のケージの寸法
G:ケージの厚さ
H:ころの径
I:中心線
J,K:間隙
M,M1,N:矢印(潤滑油の流れ)
101:ドライブシャフト
102,111,112,113,129,130:ベアリング
103:トランスケース
104:メインドライブギア
105,114,116,118,120:クラッチギア
106,123:ボルト
107:クラッチハウジング
108:メインシャフト
109:リアエクステンションケース
110:フロントカバー
115:3速メインギア
117:2速メインギア
119:1速メインギア
121:リバースメインギア
122:オーバドライブギア
124:オーバドライブコーン
125:第1の同期噛合装置
126:第2の同期噛合装置
127;第3の同期噛合装置
128:カウンタシャフト
131:カウンタドライブギア
132:3速カウンタギア
133:2速カウンタギア
134:1速カウンタギア
135:リバースカウンタギア
136:オーバドライブカウンタギア
137:第4の同期噛合装置
138:シフトレバー
139:ブラケット
140:ストライキングロッド
142:シフトロッド
143:コントロールカバー
144,145:ニードルベアリング
144A,145A:ころ
144B:ケージ
146,152:軸孔
147,150,153,154:端面
148,151,155,156:油溝
149,157:凹部
158:シンクロハブ
159:カップリングスリーブ
160:インサートキー
161:スプレッドスプリング
162:アウターボークリング
163:中間コーン
164:インナーボークリング
165:孔
166:フィン
167:基端部

Claims (3)

  1. ニードルベアリングを介して回転軸に回転自在に軸支される変速ギアを有し、該変速ギア側から同期噛合装置に潤滑油を供給する変速機において、
    前記ニードルベアリングとして、前記回転軸により回転自在に軸支されるギアの軸孔と、前記回転軸との間に設けられ、円筒体に形成されたケージと該ケージの幅方向に一個保持され周方向に一列に保持されるころとにより構成され、前記ケージを前記各ころの中心線に対して前記回転軸側にオフセットさせるとともに、前記変速ギアの同期噛合装置の反対側の軸孔の端面に前記ニードルベアリングのころが見える位置まで第1の油溝を形成し、
    第1の油溝は同期噛合装置の周方向幅が同期噛合装置の反対側の周方向幅よりも小さいことを特徴とする変速機。
  2. ニードルベアリングを介して回転軸に回転自在に軸支される変速ギアを有し、該変速ギア側から同期噛合装置に潤滑油を供給する変速機において、
    前記ニードルベアリングとして、前記回転軸により回転自在に軸支されるギアの軸孔と、前記回転軸との間に設けられ、円筒体に形成されたケージと該ケージの幅方向に複数個保持され周方向に複列に保持されるころとにより構成され、前記ケージを前記ケージの幅方向に複数個保持された各ころの中心線に対して前記回転軸側にオフセットさせるとともに、前記変速ギアの同期噛合装置の反対側の軸孔の端面に前記ニードルベアリングのころが見える位置まで第1の油溝を形成し、
    第1の油溝は同期噛合装置の周方向幅が同期噛合装置の反対側の周方向幅よりも小さいことを特徴とする変速機。
  3. 請求項1及び2記載の変速機において、
    前記変速ギアの同期噛合装置側の軸孔の端面にも前記ニードルベアリングのころが見える位置まで第2の油溝を形成し、
    第2の油溝は同期噛合装置の周方向幅が同期噛合装置の反対側の周方向幅よりも大きいことを特徴とする変速機。
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