JP3627489B2 - ナビゲーション用音声認識装置および音声認識機能付きナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション用音声認識装置および音声認識機能付きナビゲーション装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション用音声認識装置および該認識装置を備えたナビゲーション装置に関し、特に、地名や施設名といった地図上の場所に関係する単語を認識する処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、人間の発声した音声を認識する音声認識装置が周知である。音声認識装置が単語認識機能をもつ場合、認識対象の単語(以下、認識対象単語という)が予め複数個設定されている。そして、話者が発声した単語を認識対象単語と比較することにより、音声認識が行われる。例えば、各認識対象単語のテンプレートが用意される。そして、入力音声データと各テンプレートのパターンマッチングが行われ、最も一致度(類似度)の高い認識対象単語が選ばれる。このようにして、入力された単語がどの認識対象単語と一致するかが求められる。
【0003】
上記の音声認識装置を移動体用ナビゲーション装置に搭載することも提案されている。ここでは、代表的な移動体としての車両を取り上げて説明する。音声認識機能が設けられていれば、運転者は、音声を発声することにより、ナビゲーション装置を操作できる。手でスイッチ操作をする必要がないので、ナビゲーション装置を容易に操作することができる。特に、車両走行中においても、運転しながらナビゲーション装置を操作できる、という利点がある。
【0004】
ナビゲーション装置に対してユーザが入力する項目には、目的地や、地図を表示させたい場所が含まれる。この種の入力項目は、地名というかたちで入力されたり、施設名(建築物の名称や公園の名称など)というかたちで入力される。このような入力項目、すなわち場所に関係する入力項目についても、音声認識の対象とすることが望まれる。
【0005】
そこで、音声認識装置の認識対象単語に、場所に関係する単語を含めることが考えられる。しかし、場所に関係する単語は、その数が多いため、すべての単語を音声認識対象単語に設定すると、処理時間が増大したり認識正解率が低下したりして、認識性能が低くなる可能性がある。例えば、全国の地名を認識対象単語とすると、単語数が多すぎる。そこで、認識対象単語をある程度絞り込むことが提案されている。
【0006】
特開平3−175478号公報に記載の地図表示装置においては、車載ディスプレイに表示された地図のエリアとその周辺エリアの内部に含まれる地名等が、認識対象単語に設定される。認識語彙を制限することにより、認識性能を低下させることなく、音声を用いた制御を可能としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の装置に示されるように、従来は、地名等に関する認識対象単語が、表示中の地図に対応して固定的に定められている。現在位置の地図を表示中の場合を考えると、表示される地図のエリアが現在位置により決まり、そして、認識対象単語には、上記の地図のエリアおよびその周辺のエリアに含まれる地名等が選ばれる。すなわち、図6に例示するように、現在位置周辺の固定形状(図6の例では円形)で固定サイズの領域mに含まれる地名等が認識対象単語に設定される。領域mの大きさは、認識対象単語の数によって制限され、かなり小さく設定される。単語数が多いと、前述の如く認識性能が低下するからである。このような従来装置では、領域mの外側の場所nの地名が入力されても、音声認識装置は、その地名を認識できない。高速道路を走行中には、その高速道路に沿った前方の遠くの地名が入力される可能性が高いが、そのような遠方の地名を好適に認識できないことが多いと考えられる。この例からも分かるように、従来は、認識対象単語の絞り込みが固定的であったために、ユーザの発声する可能性の高い単語が認識対象から外されることが多く、この点での改良が望まれる。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、地名等の場所に関係する単語の認識能力を向上できるナビゲーション用音声認識装置を提供することにある。また、本発明は、上記認識装置を備えた好適なナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、移動体の移動状態や地図表示状態に柔軟に対応して認識対象単語を的確に可変設定できるナビゲーション用音声認識装置を提供する。
【0010】
(1)本発明は、移動体用ナビゲーション装置に対してユーザにより発声された音声を認識するナビゲーション用音声認識装置において、移動体の現在位置および進行方向を検出する検出手段と、地図上の場所に関係する単語を記憶した単語記憶手段と、前記単語記憶手段に記憶された単語の一部を認識対象単語に設定する認識対象設定手段と、音声入力された入力単語を前記認識対象単語と比較することによって音声認識を行う音声認識手段と、を含み、前記認識対象設定手段は、前記検出手段で検出された進行方向に応じて、認識対象単語を設定することを特徴とする。
【0011】
ここで、「地図上の場所に関係する単語」とは、例えば、地名や施設名である(以下、同じ)。この種の単語の発声は、目的地を入力するときや、ユーザがある場所の地図の表示を希望したとき、また、ある施設の案内情報を知りたいときなどに行われる。
【0012】
上記の如く、本発明によれば、移動体の進行方向が検出され、進行方向に応じて認識対象単語が設定される。例えば目的地を設定するときに、移動体の進行方向にある場所の地名が入力される可能性は高い。そこで、進行方向については、反対方向と比較して、広い範囲の場所の地名等を認識対象単語に設定する。距離的には同じでも、進行方向については多数の詳細な地名等を認識対象単語に設定することも好適である。これにより、入力の可能性の高い単語を認識対象に設定する一方で、入力の可能性の低い単語を認識対象から除外することができる。このように、移動状態としての進行方向を利用することにより、認識対象単語を適切に設定することができる。そして、設定される認識対象単語の数を増大することなく、より遠くの場所に関係する単語を認識することも可能となる。
【0013】
(2)また、本発明のナビゲーション音声認識装置は、移動体が位置する道路の種類を判定する道路種類判定手段を含み、前記認識対象設定手段は、前記進行方向および前記道路の種類に応じて、認識対象単語を設定する。例えば移動体としての車両が高速道路を走行していれば、近隣の地名が目的地として発声入力される可能性は低い。一方、車両が一般道路を走行していれば、遠方の地名が目的地として発声入力される可能性は低い。このように、移動状態としての道路種類から、今後の移動距離や移動方向をある程度見越して、移動先の地名等をできるだけ多く認識対象単語に含ませることができる。従って、入力の可能性の高い単語を認識対象に設定する一方で、入力の可能性の低い単語を認識対象から除外して、認識対象単語を適切に設定することができる。
【0014】
(3)また、本発明の音声認識装置の一態様においては、前記認識対象設定手段は、前記ナビゲーション装置の表示手段に表示中の地図の縮尺に基づいて、認識対象単語を設定する。小さな縮尺の地図(詳細な地図)の表示中は、主として近隣の地名等を認識対象単語とし、一方で、大きな縮尺の地図の表示中は、遠くの地名等を認識対象単語とする。また、小縮尺については詳細な地名も認識対象単語とし、大縮尺については主要な地名を認識対象単語とする。このような設定により、縮尺に応じた適当な詳細度や主要度のレベルの単語が認識対象に設定されるように調整可能となり、単語数も適量に調整可能になる。ユーザにとって見れば、大縮尺の地図を表示することによって、遠くの場所の地名や施設名の音声入力も可能となる。以上のように、本態様によっても、入力の可能性の高い単語を認識対象に設定する一方で、入力の可能性の低い単語を認識対象から除外して、認識対象単語を適切に設定することができる。
【0015】
なお、好ましくは、以下の実施の形態に示されるように、上記(1)〜(3)の構成が一つの音声認識装置に適用される。また、本発明を、上記の音声認識機能を備えたナビゲーション装置というかたちで実現することも好適である。また、本発明において、移動体は車両に限られず、他のものでもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明する。本実施形態では、車両用のナビゲーション装置に本発明の音声認識装置が設けられる。
【0017】
図1は、ナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置10にはナビゲーションECU12が設けられており、ナビゲーションECU12は装置全体を制御している。ナビゲーションECU12には、音声認識ユニット14が接続されている。音声認識ユニット14は、ナビゲーション装置10の入力手段として機能し、ユーザは音声認識ユニット14を介してナビゲーション装置10に対して各種の指示を入力する。また、ナビゲーションECU12には操作スイッチ16が接続されており、操作スイッチ16は、ユーザにより手動で操作される入力手段として機能する。さらにナビゲーションECU12には、出力手段としてのディスプレイ18およびスピーカ20が接続されている。
【0018】
また、GPS(グローバルポジショニングシステム)装置22は、人工衛星から送られた電波を基に車両の現在位置を検出してナビゲーションECU12に送る。地図データ記憶部24は、全国の道路形状などの地図情報を記憶している。記憶部24には、地図情報の一部として、全国の地名や施設名称が、それらの位置する場所(座標)と対応づけて記憶されている。地図情報は、ナビゲーションECU12により、経路案内に関する各種の処理に利用される。例えば、現在位置周辺の地図が地図データ記憶部24から読み出され、ディスプレイ18に表示される。目的地が設定されると、地図情報を用いて目的地までの経路を探索する経路計算が行われる。計算結果の経路を用いて経路案内が行われる。
【0019】
前述のように、音声認識ユニット14はナビゲーション装置10の入力装置として機能する。音声認識ユニット14を用いて、ユーザにより音声というかたちでナビゲーション装置10に対する各種の指示が入力される。例えば、上記の経路案内用の目的地が入力される。この入力処理のため、適宜、音声認識ユニット14は、ナビゲーションECU12をはじめとする他の構成と一体になって機能する。また、音声認識ユニット14をナビゲーションECU12の内部に組み込むことも好適である。
【0020】
図2には、音声認識ユニット14の構成が示されている。音声認識ユニット14には、信号処理制御部(図示せず)が設けられ、信号処理制御部はCPUを有し、ユニット14全体を制御している。
【0021】
ユーザの発声した音声は、マイク30にてアナログ電気信号に変換され、音響処理部32に入力される。音響処理部32では、音声データがデジタル信号に変換される。さらに、音響処理部32では、音声認識に必要なデータ処理が施される。本実施形態では、窓関数処理やフーリエ変換処理が行われ、音声データのケプストラムが求められる。処理後の音声データは認識処理部34へ出力される。
【0022】
認識処理部34は、ユーザにより発声された入力音声データを解析して、音声認識を行う。単語辞書メモリ36は、RAMからなり、複数の認識対象単語のそれぞれのテンプレートデータ(標準データ)を記憶している。認識処理部34は、入力音声データと、一つ一つの認識対象単語のテンプレートデータとのパターンマッチングを行う。マッチング結果の最もよい単語が、入力された単語であると決定される。その単語を示す情報が、認識結果として、ナビゲーションECU12に出力される。ナビゲーションECU12は、入力情報に基づいたナビゲーション処理を行う。例えば、目的地が入力されると、目的地までの経路計算を行う。また、地図を表示したい場所が入力されると、その場所の地図が検索され、表示される。
【0023】
なお、本実施形態においては、任意の音声認識技術を適用可能である。例えば、ダイナミックプログラミング法(動的計画法、DP法)や、ヒドンマルコフモデル(隠れマルコフモデル、HMM)を使う確率手法が適用可能である。
【0024】
「地名等の音声認識」
本実施形態において、地図上の場所に関係する単語(地名や施設名称)の音声認識は、下記のように行われる。ここでは、地名を取り上げて説明するが、施設名称についても同様である。
【0025】
地図データ記憶部24には、全国の多数の地名が記憶されており、この地名のすべてを認識対象にすると、低い認識性能しか得られない。そこで、本実施形態では、図2に示すように、ナビゲーションECU12に、認識対象語彙決定部40が設けられている。語彙決定部40は、地図データ記憶部24に記憶された地名の一部を認識対象単語に設定する。この設定処理は、車両の現在位置や進行方向、走行中の道路の種類、表示中の地図の縮尺に基づいて行われる。認識対象単語を設定する処理については、後述する。
【0026】
設定された認識対象単語は、ナビゲーションECU12から音声認識ユニット14に送られる。音声認識ユニット14では、認識対象単語の地名のテンプレートデータが作成され、単語辞書メモリ36に書き込まれる。そして、このテンプレートデータを用いて、認識処理部34により入力音声データが認識される。
【0027】
ただし、本実施形態では、後述するように、後に使う予定の認識対象単語が前もってナビゲーションECU12で設定され、音声認識ユニット14に送られる。そして、使用予定の単語のテンプレートデータが作成され、準備辞書メモリ38に書き込まれる。準備辞書メモリ38は、単語辞書メモリ36と同様にRAMである。準備辞書メモリ38に準備されたテンプレートデータは、使用時に単語辞書メモリ36に移される。
【0028】
「認識対象単語の設定」
認識対象単語を設定する際には、まず、認識対象エリアが設定される。そして、認識対象エリアの中にある場所の地名が、認識対象単語として設定される。地図上の地名は、主要な地名から詳細な地名まで複数段階にランク分けされている(以下、このランクを主要度ランクという)。設定したエリアのサイズに合わせて、適当な1または複数のランクの地名が選ばれ、これにより単語数が適当量に調整される。適当量とは、認識性能を低下させない範囲の量である(前述のように、単語数が多すぎると、処理時間が増大したり認識正解率が低下して認識性能が低下する)。また、地図は、多数の四角形へとメッシュ状に仕切られている。従って、認識対象エリアは、実際には小さな四角形の集合というかたちで定められる。
【0029】
(1)進行方向の利用
ナビゲーションECU12は、GPS装置22が検出した現在位置に基づいて、自車の進行方向を求める。ジャイロコンパスなどを用いて進行方向を直接的に検出してもよい。認識対象エリアは、現在位置を基準として、その周囲が対象エリアになるように設定される。そして特に、認識対象エリアは、検出された進行方向に向けて広く設定される。一方、進行方向と反対の方向に向かっては、認識対象エリアは狭く設定される。
【0030】
また、進行方向については、反対方向よりも多数の主要度ランクの地名を選ぶことも好適である。このような設定により、進行方向においては認識対象エリア内での認識対象地名の密度が高くなり、反対方向においては認識対象地名が粗く設定される。
【0031】
(2)道路種類の利用
ナビゲーションECU12は、現在位置と地図データを用いて、自車が位置している道路の種類を判定する。本実施形態では、地図上の道路が、高速道路、自動車専用道路(バイパス等)、主要道路(国道等)および一般道路に種類分けされている。
【0032】
高速道路を走行中の場合、インターチェンジ以外で降りることはなく、普通は車両は遠くへ行く。そこで、認識対象エリアを、現在位置を基準として、高速道路に沿って遠方の場所を含む領域に設定する。例えば、高速道路の両側にそれぞれ数十キロメートルの幅をもった所定長さの帯状の領域が、認識対象エリアに設定される。これにより、認識対象エリアは、現在位置のある県および他県を含む複数の県に跨って広く設定される。
【0033】
さらに、高速道路中には、インターチェンジがないような場所の地名を認識対象単語から除外することが好適である。無用な地名を認識対象単語から外せるので、認識性能を向上できる。このような処理は、適宜、下記の他の種類の道路にも適用することが好ましい。
【0034】
自動車専用道路を走行中の場合には、車両はある程度遠くまで行くと考えられる。そこで、現在位置を基準として、専用道路に沿って存在するやや遠くまでの場所を含む領域が、認識対象エリアに設定される。主要道路についても、同様の設定が行われる。
【0035】
上記の高速道路、自動車専用道路、主要道路については、車両は、現在の進行方向に向かって今後も走行すると考えられる。そこで、上記の(1)の進行方向を利用したエリア設定が行われる。
【0036】
一方、一般道路については、今後の進行方向の予測が難しい。そこで、現在位置を中心とする固定された形状(例えば、円形や正方形)の領域が、認識対象エリアに設定される。そして、エリアのサイズも所定の小さな値に設定される。一般道路を走行している場合には、車両が遠くまで行く可能性が低いからである。
【0037】
実際、近距離移動時ほど、詳細な地名が目的地に設定される可能性が高い。これに対し、本実施形態では、一般道路を走行中の場合には、上記の如く認識対象エリアが小さく設定される。従って、必要性の高い詳細な地名が認識対象に含まれても、単語数が多くなりすぎずに高い認識性能を得られる、という点でも好適である。
【0038】
(3)地図の縮尺の利用
地図データ記憶部24には、複数の縮尺の地図が記憶されている。ナビゲーションECU12は、ディスプレイ18への地図表示を制御しており、地図データ記憶部24から読み出した地図を表示させている。ナビゲーションECU12は、現在の表示中の地図の縮尺を確認する。例えば、大小2段階の縮尺の地図が用意されているとする。
【0039】
大縮尺地図(県全体が入る地図等)を表示中の場合、上位の主要度ランクに分類された地名を認識対象単語に選ぶ。例えば、県名と市町村名だけが認識対象とされる。認識対象地名の密度が低くなるのに応じて、認識対象エリアを広く設定することが好ましい。
【0040】
一方、小縮尺地図(詳細地図)を表示中の場合には、下位の主要度ランクに分類された地名を認識対象単語に選ぶ。例えば、市町村名や町字までが認識対象とされる。これに応じて、認識対象エリアは狭く限定される。
【0041】
以上の(1)〜(3)の基準に従って、認識対象語彙決定部40により、認識エリアが設定され、そして、認識対象単語が設定される。この認識対象単語が、前述のように、ナビゲーションECU12から音声認識ユニット14に送られ、音声認識処理に利用される。
【0042】
なお、全体を通して、47県名や隣接県の市町村名、隣接県の有名な施設名等は無条件で認識対象単語に設定することが好適である。
【0043】
図3は、上記の(1)〜(3)の基準を併用して認識対象単語を設定するための処理の概要を示すフローチャートである。まず、現在位置が確認され(S10)、現在の走行道路が高速道路であるか否かが判断される(S12)。高速道路である場合には、進行方向が確認され(S14)、表示中の地図の縮尺が確認される(S16)。そして、高速道路に沿って進行方向に遠くまでの地名が選ばれるとともに、近隣エリアの地名が選ばれる(S18)。これらの地名は、地図データ記憶部24に記憶された地名から選ばれる。このとき、地図縮尺に応じて語彙の詳細度(前述の主要度ランク)が設定され、そして、設定された詳細度をもつ単語が選ばれる。
【0044】
S12で高速道路を走行中でない場合、自動車専用道路を走行中であるか否かが判断される(S20)。主要道路を走行中の場合も、ここで、YESと判断される。YESの場合、進行方向が確認され(S22)、表示中の地図の縮尺が確認される(S24)。そして、自動車専用道路に沿って進行方向に中距離までの地名が選ばれるとともに、近隣エリアの地名が選ばれる(S26)。ここでも、地図縮尺に応じて語彙の詳細度が決められる。
【0045】
S20で自動車専用道路を走行中でない場合、地図の縮尺が確認される(S28)。ここでは、進行方向の確認は行われない。進行方向が分かっても、今後の移動先の方向を推定できないからである。そして、近隣エリアの地名が選ばれる(S30)。ここでも、地図縮尺に応じて語彙の詳細度が決められる。
【0046】
「準備辞書」
図2を用いて説明したように、音声認識ユニット14には、単語辞書(本辞書)メモリ36の他に、準備辞書メモリ38が設けられている。ナビゲーションECU12では、認識対象語彙決定部40が、自車の進行方向および走行中の道路の形状に基づいて、今後に必要になる認識対象エリアおよび認識対象単語を予測する。例えば、進行方向が北であれば、現在の認識対象エリアを北へシフトした領域が、予定の認識対象エリアである。このとき、道路が前方で東へ曲がっていれば、それに応じて、認識対象エリアの予想も変更される。このようにして、実際に使うよりも前もって認識対象単語が設定され、音声認識ユニット14に送られる。これらの単語のテンプレートデータが作成され、上記の準備辞書メモリ38に書き込まれる。そして、それらのテンプレートデータは、実際に使う段になって、単語辞書メモリ36に移される。
【0047】
このような準備辞書メモリ38の利用により、車両の移動に伴って認識対象単語を変更する処理、特にテンプレートデータを更新する処理を高速に行うことができる。これにより、音声認識処理全体の処理速度を早め、処理時間を短縮することができる。なお、十分な処理能力が得られる場合などには、準備辞書メモリ38を設けなくてもよいことはもちろんである。
【0048】
「認識エリアの例」
図4は、本実施形態によって設定される認識対象エリアを概念的に示している。車両は、×印を付けた現在位置におり、矢印で示される方向に走行している。車両が一般道路を走行している場合には、現在位置を中心とした一定距離以内の領域Xが認識対象エリアに設定されている。主要道路を走行中の場合には、進行方向に沿って所定の中距離の領域まで認識対象エリアが拡大され、近隣地域についてはエリアが縮小されている。高速道路を走行中の場合には、進行方向に沿って所定の遠距離の領域まで認識対象エリアが拡大され、一方、近隣地域についてはさらにエリアが縮小されている。
【0049】
従来は、進行方向や道路の種類に関係なく、認識対象エリアは例えば領域X(一般道路用)であった。しかし、車両が主要道路や高速道路を走行しているときには、進行方向と反対方向にある場所の地名が入力される可能性は低い。それにもかかわらず、このような地名は、認識対象に設定されていた。一方、進行方向に向かって遠くの地名は入力される可能性が高い。それにもかかわらず、このような地名は認識対象から外されていた。このように従来は適切な認識対象設定が行われない場合があったのに対し、本実施形態では、図4に示したように、入力の可能性の高い単語を認識対象に設定するとともに、入力の可能性の低い単語を認識対象から除外することができる。
【0050】
なお、図4の例においても、好ましくは、さらに前述の如く表示地図の縮尺に応じて、語彙の詳細度が調整されたり、エリアのサイズが調整される。
【0051】
図5は、認識対象エリアの具体例を示している。車両が高速道路上の地点aを矢印方向に走行しているとする。このときは、認識対象エリアAは、高速道路に沿って、進行方向に向けて大きく広がった形状に設定される。また、車両が主要道路上の地点bを矢印方向に走行しているとする。このときは、認識対象エリアBは、主要道路に沿って、進行方向に向けて中程度に広がった形状に設定される。また、車両が一般道路上の地点cを矢印方向に走行しているとする。このときは、認識対象エリアCは、地点cを中心とする比較的小さな円形に設定されている。
【0052】
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。本実施形態によれば、入力の可能性の高い単語を認識対象に設定するとともに、入力の可能性の低い単語を認識対象から除外することができ、従って、認識対象単語を適切に設定して、認識能力を向上できる。このとき、認識対象単語の数を増大させずともよいので、高い認識性能を確保しつつ、より適切に認識対象単語を設定できる。ユーザにとって見れば、従来よりも遠くの地名や施設名(他県や県内)も音声で入力することができ、ナビゲーション装置の利用性がさらに向上する。
【0053】
なお、本実施形態の認識処理部等の各種の構成は、ハードウエアによって実現されても、ソフトウエアによって実現されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1のナビゲーション装置の音声認識ユニットの構成を示すブロック図である。
【図3】認識対象単語の設定処理を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態における地名等の認識対象エリアの例を概念的に示す図である。
【図5】本実施形態における地名等の認識対象エリアの具体例を示す図である。
【図6】従来の認識対象エリアの例を示す図である。
【符号の説明】
10 ナビゲーション装置、12 ナビゲーションECU、14 音声認識ユニット、18 ディスプレイ、22 GPS装置、24 地図データ記憶部、30 マイク、32 音響処理部、34 認識処理部、36 単語辞書メモリ、38 準備辞書メモリ、40 認識対象語彙決定部。

Claims (10)

  1. 移動体用ナビゲーション装置に対してユーザにより発声された音声を認識するナビゲーション用音声認識装置において、
    移動体の現在位置および進行方向を検出する検出手段と、
    移動体が位置する道路の種類を判定する道路種類判定手段と、
    前記道路種類判定手段で得られた移動体が位置する道路の種類に応じて認識対象エリアの長さを設定する認識対象エリア設定手段と、
    地図上の場所に関係する単語を記憶した単語記憶手段と、
    前記単語記憶手段に記憶された単語の一部を認識対象単語に設定する認識対象設定手段と、
    音声入力された入力単語を前記認識対象単語と比較することによって音声認識を行う音声認識手段と、
    を含み、
    前記認識対象設定手段は、前記検出手段で検出された進行方向と、前記認識対象エリア設定手段で設定された認識対象エリアの長さと、に応じて認識対象単語を設定することを特徴とするナビゲーション用音声認識装置。
  2. 移動体用ナビゲーション装置に対してユーザにより発声された音声を認識するナビゲーション用音声認識装置において、
    移動体の現在位置および進行方向を検出する検出手段と、
    移動体が位置する道路の種類を判定する道路種類判定手段と、
    前記道路種類判定手段で得られた移動体が位置する道路の種類に応じて認識対象エリアの面積を設定する認識対象エリア設定手段と、
    地図上の場所に関係する単語を記憶した単語記憶手段と、
    前記単語記憶手段に記憶された単語の一部を認識対象単語に設定する認識対象設定手段と、
    音声入力された入力単語を前記認識対象単語と比較することによって音声認識を行う音声認識手段と、
    を含み、
    前記認識対象設定手段は、前記検出手段で検出された進行方向と、前記認識対象エリア設定手段で設定された認識対象エリアの面積と、に応じて認識対象単語を設定することを特徴とするナビゲーション用音声認識装置。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の装置において、
    前記認識対象エリア設定手段は、移動体の進行方向に応じて認識対象エリアを設定することを特徴とするナビゲーション用音声認識装置。
  4. 請求項3に記載の装置において、
    前記認識対象エリア設定手段は、前記道路種類判定手段で得られた移動体が位置する道路の種類が一般道路である場合には移動体の進行方向への認識対象エリアを拡大しないことを特徴とするナビゲーション用音声認識装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の装置において、
    前記単語記憶手段は、地図上の場所に関係する単語を複数のランクに分別して記憶し、
    前記認識対象設定手段は、前記認識対象エリア設定手段で設定された認識対象エリアに属する前記複数のランクのうち少なくとも1つを選択し、前記選択されたランクに該当する単語から前記認識対象単語を設定することを特徴とするナビゲーション用音声認識装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の装置において、
    前記認識対象エリア設定は、前記道路種類判定手段で得られた移動体が位置する道路の種類が高速道路又は自動車専用道路である場合は、そうでない場合よりも認識対象エリアを大きく設定することを特徴とするナビゲーション用音声認識装置。
  7. ユーザにより発声された音声を認識する機能を備えた音声認識機能付きナビゲーション装置において、
    移動体の現在位置および進行方向を検出する検出手段と、
    移動体が位置する道路の種類を判定する道路種類判定手段と、
    前記道路種類判定手段で得られた移動体が位置する道路の種類に応じて認識対象エリアの長さを設定する認識対象エリア設定手段と、
    地図上の場所に関係する単語を記憶した単語記憶手段と、
    前記単語記憶手段に記憶された単語の一部を認識対象単語に設定する認識対象設定手段と、
    音声入力された入力単語を前記認識対象単語と比較することによって音声認識を行う音声認識手段と、
    認識結果に基づいてナビゲーション処理を実行するナビゲーション処理手段と、
    を含み、
    前記認識対象設定手段は、前記検出手段で検出された進行方向と、前記認識対象エリア設定手段で設定された認識対象エリアの長さと、に応じて認識対象単語を設定することを特徴とする音声認識機能付きナビゲーション装置。
  8. ユーザにより発声された音声を認識する機能を備えた音声認識機能付きナビゲーション装置において、
    移動体の現在位置および進行方向を検出する検出手段と、
    移動体が位置する道路の種類を判定する道路種類判定手段と、
    前記道路種類判定手段で得られた移動体が位置する道路の種類に応じて認識対象エリアの面積を設定する認識対象エリア設定手段と、
    地図上の場所に関係する単語を記憶した単語記憶手段と、
    前記単語記憶手段に記憶された単語の一部を認識対象単語に設定する認識対象設定手段と、
    音声入力された入力単語を前記認識対象単語と比較することによって音声認識を行う音声認識手段と、
    認識結果に基づいてナビゲーション処理を実行するナビゲーション処理手段と、
    を含み、
    前記認識対象設定手段は、前記検出手段で検出された進行方向と、前記認識対象エリア設定手段で設定された認識対象エリアの面積と、に応じて認識対象単語を設定することを特徴とする音声認識機能付きナビゲーション装置。
  9. 請求項7または8のいずれかに記載の装置において、
    前記認識対象エリア設定手段は、移動体の進行方向に応じて認識対象エリアを設定することを特徴とする音声認識機能付きナビゲーション装置。
  10. 請求項9に記載の装置において、
    前記認識対象エリア設定手段は、前記道路種類判定手段で得られた移動体が位置する道路の種類が一般道路である場合には移動体の進行方向への認識対象エリアを拡大しないことを特徴とする音声認識機能付きナビゲーション装置。
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