JP3626929B2 - 輪転機の折胴 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転機の折胴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、新聞用オフセット輪転機の折機1の一例を概念的に示している。この折機1では、積層された複数枚の印刷済みウェブがドラグローラ2を介して三角板4に送給され、この三角板4によってその積層ウェブが縦方向、つまり、該ウェブの走行方向に沿って二つ折りされる。そして、この二つ折りされたウェブ3は、リードインローラ5,5やニッピングローラ6,6等によって移送された後、鋸胴7と折胴8の間に送り込まれる。
【0003】
図7に示すように、鋸胴7の外周面には、それぞれ鋸台9によって支持された鋸刃10,10がその軸方向に沿って配設されている。また、上記鋸胴7と同期して回転する折胴8には、上記鋸刃10,10の受け部材としての機能を有する鋸刃受11,11がその軸方向に沿って取り付けられるとともに、ウェブ3の先行端に突き刺して該ウェブ3を搬送するための針12,12および鋸刃10で断裁されたウェブ3の中央近辺を折るための折ブレード13,13が取付けられている。
【0004】
針12は、針軸12aに組み付けられた針アーム12bの先端に取付けてあり、折胴8の所定の回転位相位置において該折胴8の周面から出入りする。すなわち、この針12は、ウェブ3が鋸刃10と鋸刃受11とで切断される直前の位置で折胴8の表面から飛び出して該ウェブ3の先端を刺し、該ウェブ3を折胴8の外周面に沿って回転移送する機能を持つ。
【0005】
上記ウェブ3の回転移送によって該ウェブ3の先行端と次の断裁位置との中央部が折り込みローラ14,14の直上位置に近づくと、針12が抜けるとともに、後述の折ブレード13の作用によってウェブ3が折り込みローラ14,14の中間係合部へ押し込まれる。また、同時に、ウェブ3に対する次の断裁も実行される。
折ブレード13は 折胴8に組み込まれた折軸13aに固設され、折胴8の所定の回転位相位置において該折胴8の周面から出入りする。すなわち、折胴8の下半周にウェブ3が巻かれた状態において上記折ブレード13が該折胴8の周面から旋回突出する。これにより、ウェブ3は、図8に示すように一対の折り込みローラ14,14の間に押し込まれてその中央から二つ折りにされる。
【0006】
なお、二つ折りされたウェブ3は、折帳18として図6に示す羽根車19に移送される。羽根車19は、折り込みローラ14,14を介して移送された折帳18を順次受け取り、それらを所定ピッチで排紙コンベア20上へ並べる機能を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで 折胴8によって移送されるウェブ3は、既に二つ折りされた状態にあるので、図8に示す紙尻部(ぺラ部)3aと袋側部3bとを有している。この二つ折りされたウェブ3が折り込みローラ14,14間に押し込まれて移送される際には、上記紙尻部3aがバタついて、この紙尻部3aに折れや皺が発生することがある。この場合、折れや皺を伴うウェブ3が折り込みローラ14,14に巻き込まれるので、該折り込みローラ14,14から端折れや皺が付いた不良品質の折帳18が排出されることになる。
【0008】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に高速運転時においてもウェブの端折れ、皺等を抑制することができる輪転機の折胴を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、周面に巻きつけた二つ折り状のウェブを折り込みローラと協同して横折りする輪転機の折胴であって、前記ウェブの紙尻部が接近してくる周面部位に、該紙尻を当接させる突部を形成したことを特徴としている。
この発明によれば、周面に接近してくる紙尻を上記突部に当接させて、この紙尻の揺動幅を少なくすることができる。
【0010】
前記突部は、折胴軸に沿った方向に所定の間隔で複数個配列することができる。また、この突部は、折胴軸に沿った方向に連続して形成しても良い。さらに、上記突部の少なくとも回転方向先行側端部に、回転方向に向かって高さが徐々に小さくなる勾配をもたせることができる。
【0011】
前記突部を出没自在に設け、この突部を常時弾性部材によって出方向に付勢するようにすれば、紙尻が上記突部に当接するときの衝撃力を和らげることができる。
前記突部を樹脂やブラシによって形成すれば、上記衝撃力をさらに和らげることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明にかかる輪転機の折胴の実施の形態を示す要部概念図である。なお、この図1では、図7に示した従来の折胴8の構成要素と共通する要素に同一の符号を付してある。この共通要素の構成および作用は前述した通りであるので、以下においてはその説明を省略する。
【0013】
図1に示すように、この実施の形態に係る折胴8’は、各鋸刃受11の近傍に位置した回転方向先行側周面に突部21を設けた構成を有する。
上記突部21は、図2に示すように略方形状に形成され、折胴軸に沿った方向に所定の間隔で複数個(この例では3個)配列している。各突部21は、図3に拡大して示すように、少なくとも一端部に下り勾配の斜面21aを有し、この斜面側端部が回転方向先行側となるようにネジ等の手段によって折胴8’の周面に固定されている。
【0014】
つぎに、上記突部21を備えるこの実施の形態に係る折胴8’の作用について説明する。
図1において、上記折胴8’に巻かれた二つ折状のウェブ3は、折り込みローラ14,14間に押し込まれて移送される際に、その先行端部および後行端部における紙尻部3a(図2参照)が鎖線で示すように折胴8’の周面から一旦離れ、その後、ローラ14,14の引き込み力のために、紙尻部3aが上記周面に強くたたきつけられるという挙動を示す。そして、この挙動を放置した場合、上記紙尻部3aのあばれの為に該紙尻部3aに端折れや皺を発生することになる。
【0015】
しかし、上記突部21を備えるこの実施の形態に係る折胴8’によれば、該突部21が鋸刃受11の近傍に位置した回転方向先行側周面に設けられているので、つまり、上記紙尻部3aが周面に接近してくる位置に設けられているので、該周面に接近する上記紙尻部3aが上記突部21に当接する。したがって、紙尻部3aの揺動幅が抑制されて、つまり、そのあばれが低減されて、この記紙尻部3aにおける端折れや皺の発生が抑制される。
【0016】
上記各突部21は、折り込みローラ14,14の中間点を越すまでの間、上記紙尻部3aの後行端部のあばれを抑制し、上記中間点を越した後に上記紙尻部3aの先行端部のあばれを抑制する。そして、上記中間点を越した後においては、図3に示す斜面21aが上記先行端部の当接衝撃力を緩和して、上記あばれの抑制作用を高める。もちろん、突部21の他方側の端部にも上記斜面21aと同様の斜面を形成しても良い。
なお、各突部21の折胴軸方向の配列長は、折胴8’周面におけるウエブ3の該折胴軸方向の長さの1/3〜2/3程度に設定される。
【0017】
このように、この実施の形態によれば、ウェブ3の紙尻部3aのあばれに起因する該紙尻部3aの折れや皺の発生が抑制されるので、品質の高い折張を形成することが可能になる。なお、ウェブ3の袋側部3b(図2参照)は、折れや皺を発生する虞がない。
【0018】
上記実施の形態では、複数個の突部21を折胴8’の軸方向に所定間隔で配列させているが、図4に示すように、上記軸方向に連続する1個の突部21’を折胴8’の周面に設けても良い。
また、図5に示すように、上記突部21,21’を折胴8’の周面に対して出没自在に設け、この突部を常時弾性部材22によって出方向に付勢するようにしても良い。このようにすれば、突部21,21’に対する紙尻部3aの当接衝撃力をより緩和することができる。
さらに、上記突部21,21’は、金属の他、MCナイロン、エンジニアリングプラスチック等の樹脂、あるいは発泡ウレタン、ゴム、ブラシ等で形成することができる。上記突部21,21を金属を除く上記材料で形成すれば、該突部21,21’に対する紙尻部3aの当接衝撃力をより一層緩和することができる。なお、上記実施の形態に係る折胴8’は倍胴構成であるが、本発明は、3倍胴構成の折胴にも適用することができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係る輪転機の折胴によれば、二つ折りされたウェブの紙尻部のあばれに起因する該紙尻部の端折れや皺の発生が抑制されるので、品質の高い折張を形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る輪転機の折胴の実施の形態を示す概念図である。
【図2】突部の配列形態を一例を概念的に示す斜視図である。
【図3】突部の一例を示す拡大斜視図である。
【図4】突部の他の例を示す斜視図である。
【図5】突部を出没自在に配設した状態を示す概念図である。
【図6】輪転機の折機の基本構成を例示した概念図である。
【図7】折胴、鋸胴および折り込みローラの作用を示す拡大図である。
【図8】一対の折り込みローラ間にウエブが押し込まれている状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 折機
3 ウェブ
3a 紙尻部
3b 袋側部
4 三角板
7 鋸胴
8’ 折胴
11 鋸刃受
12 針
13 折ブレード
14 折り込みローラ
21,21’ 突部

Claims (7)

  1. 周面に巻きつけた二つ折り状のウェブを折り込みローラと協同して横折りする輪転機の折胴であって、
    前記ウェブの紙尻部が接近してくる周面部位に、該紙尻部を当接させる突部を形成したことを特徴とする輪転機の折胴。
  2. 前記突部が、折胴軸に沿った方向に所定の間隔で複数個配列していることを特徴とする請求項1に記載の輪転機の折胴。
  3. 前記突部が、折胴軸に沿った方向に連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の輪転機の折胴。
  4. 前記突部の少なくとも回転方向先行側端部に、回転方向に向かって高さが徐々に小さくなる勾配を持たせたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の輪転機の折胴。
  5. 前記突部を出没自在に設け、この突部を常時弾性部材によって出方向に付勢したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の輪転機の折胴。
  6. 前記突部が樹脂によって形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の輪転機の折胴。
  7. 前記突部がブラシによって形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の輪転機の折胴。
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