JPS6234927Y2 - - Google Patents

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JPS6234927Y2
JPS6234927Y2 JP1984174013U JP17401384U JPS6234927Y2 JP S6234927 Y2 JPS6234927 Y2 JP S6234927Y2 JP 1984174013 U JP1984174013 U JP 1984174013U JP 17401384 U JP17401384 U JP 17401384U JP S6234927 Y2 JPS6234927 Y2 JP S6234927Y2
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JP
Japan
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folding
paper
cut paper
drum
cylinder
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JP1984174013U
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JPS6188961U (ja
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、輪転機の折胴、詳細には、フオー
マーにより長手方向を折目として2つ折りした連
続走行紙を折胴に導き幅方向に裁断後、更に裁断
紙を幅方向を折目として2つ折りする輪転機の折
胴、主として高速度輪転印刷機における折羽根式
折胴に係る。
(ロ) 従来の技術 輪転機の折胴、特に折羽根式折胴では、折羽根
により走行紙の中央部が折下ドラツグローラ(別
称フオルデイングローラ)に送り込まれる直前に
走行紙先端を保持する留針が折胴内に退去すると
共に、鋸胴の鋸刃が走行紙を裁断する。このとき
裁断紙の両端は折胴から遊離状態となる。
この状態において生ずるトラブル、即ち裁断紙
の隅部(この部分を「耳」という)がドラツグロ
ール間に捲き込まれて折り込まれるトラブルは、
輪転機の高速化、紙の軽量化、オフセツト化によ
る水の影響等によりクローズアツプされてきた
が、従来このトラブルは裁断紙の隅部(耳)が揺
れ動くことに起因すると推測されていた。そのた
め従来は、実公昭59−29008号公報「輪転印刷機
の折胴における裁断紙の耳折れ防止装置」に開示
される技術等が提案された。即ち、該技術は縦断
面を表わす第4図に示すように、折胴2と折下ド
ラツグローラ10との近接空間部に紙端案内板2
0を設けるものであり、その結果裁断紙端部が折
れる所謂耳折れを防止しようとするものである。
他の従来例としては、折下ドラツグローラ下方
あるいはブレード軸からエアーを噴射して、紙端
が折曲がつた状態でドラツグローラに吸い込まれ
る事を防止する技術が知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところが、最近、観察撮影器材に進歩により、
従来想定の域を出なかつた耳折れの発生過程があ
る程度解明された。即ち、他の従来例の正面略図
を表わす第5図aに示すように、折下ドラツグロ
ーラ10にその中央部が送り込まれる直前の裁断
紙11は、折胴2の回転及び折羽根6の動作やこ
れらによる気流の影響により、中央部より前方部
では折胴2周面と折下ドラツグローラ10周面と
を結んだほぼまつすぐな形を保つて折下ドラツグ
ロール10に送り込まれるが、中央部より後方側
では、図面上本来裁断紙11は破線状態となるの
が望ましいにもかかわらず実際には、実線で表わ
すように大きな腰くだけ状態を生じて折羽根6近
傍部では折羽根6にそつて立上り、端部は折胴2
にそつた円弧を残して遊離することを知見した。
続いて、従来例の正面略図を表わす第5図bに示
すように、本来は同図破線に示すように裁断紙1
1は移動するのが望ましいにもかかわらず、実際
には折下ドラツグローラ10の引き込みの進行と
折羽根の逃げに伴ない、裁断紙の両端は折下ドラ
ツグローラ10近傍で勢いよく衝突し直ちに該折
下ドラツグローラ10を通過するが、衝突直前の
裁断紙両端の形は同図実線に示すように極めて不
規則となり、これが衝突時、あるいは衝突の反動
で折下ドラツグローラ周面等に叩きつけられる時
に耳折れが発生することが知見された。
しかしながら、従来技術はこれら耳折れ発生原
因の新たな知見に基づいておらず、したがつて発
生原因の回避手段としては充分とはいえず、耳折
れを皆無とすることは困難であつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案は、折羽根用開口部と、開口部の回転
方向後方側の弾性体台部との間の表面に波打形成
用の突起を形成することを特徴とする折胴を提供
する。
(ホ) 作用 折胴を回転すると、裁断された連続する走行紙
は折胴の回転に追従して折胴に巻き付く。折羽根
用開口部より回転方向後方に巻き付いた走行紙に
は突起により波打が発生する。そのため裁断紙の
後方部に腰を与え、裁断紙の両端部が衝突する直
前まで、裁断紙の両端部を整つた姿勢に保つ。
(ヘ) 実施例 以下この考案の実施例を、実施例に係る輪転機
の折胴の斜視図を表わす第1図、同正面略図を表
わす第2図a乃至c、第2図aのB矢視略図を表
わす第3図にしたがい説明する。1は連続する走
行紙である。2は折胴、3は折胴表面A位置に一
定間隔に並設する帯状かつ弧状の突起、4は折胴
2に取付ける留針、5は折胴2表面近傍に設ける
開口部、6は開口部5で回転可能に並設する折羽
根、7は折胴2表面に固定するゴム等弾性体から
なる弾性体台部である。8は折胴2に付設する鋸
胴であり、9は鋸刃であり鋸胴8に固定し、鋸胴
表面から先端を突設する。10は、一対の折下ド
ラツグローラである。11は裁断紙である。突起
3は、折羽根用の開口部5の回転方向後方側端部
を起点とし、開口部5より回転方向後方に位置す
る弾性体台部7を終点とする間にわたつて形成す
る。突起3は、この実施例ではプレートを折胴2
表面に取付けることで形成するが、折胴2表面よ
り突起していれば形成手段は問わない。突起3
は、複数個からなり各々並行に折胴2表面に帯状
かつ弧状に形成するが、突起3の断面形状は、図
示の如く長方形に限られず、台形、蒲鉾形、錘形
等、若しくは、これらの組合せでもよく、又、突
起3の幅、厚み、長さ、数、各間隔、起点および
終点位置、連断続性等は発生させる波打ちの度合
いに適合するように、また折胴の回転速度、半径
等をも考え合わせ、要するに折下ドラツグローラ
10による2つ折り作用に支障を生じない範囲で
適宜選択すればよい。並設する各突起2は同一の
凹凸状態としてもよいが、紙面中央のシワの発生
を防止するためには、折胴2中央部に形成する突
起2は周辺部の突起2に比し、凹凸の度合いを小
さくすることが望ましい。
次に、前記折胴周辺における走行紙の状態につ
いて詳述する。
鋸刃9により前側を裁断された連続する走行紙
1の先端部は、留針4に保持され折胴2の回転に
追従して折胴2に巻きつくが、折羽根用開口部よ
り回転方向後方に巻きついた連続走行紙1には、
折胴2の周面に間隔をあけて並設した弧状からな
る突起3により幅方向に並ぶ波打ち12が発生す
る(第2図a及び第3図)。さらに、折胴2は、
留針4によつて連続走行紙1を保持したまま回転
を続ける。折胴2の回転にともない、折胴2の開
口部5内で回転していた折羽根6が、連続走行紙
1を折下ドラツグローラ10に送り込むが、その
直前、折胴2と対向して回転する鋸胴8の鋸刃9
が、折胴2の弾性体台部7のゴムと噛み合い連続
走行紙1を裁断し裁断紙11が出来、同時に先端
を保持していた留針4が折胴2の内側に退却し、
裁断紙11の両端は自由になる。ここで、前述し
た幅方向に並ぶ弧状突起部分3,3,……により
発生する緩い波打ち12の作用により、裁断紙1
には腰ができ中央部より回転方向後方側でも、従
来のような大きな腰くだけを起こさない(第2図
b)。
折下ドラツグローラ10に送り込まれた裁断紙
11は、折下ドラツグローラ10に引き込まれる
が、折下ドラツグローラ10が裁断紙11の引き
込みを終了する直前では、折胴2はおおよそ第2
図cに示す位置まで回転しており、この回転は、
裁断紙11の中央部より前方側では折胴2の周面
に間隔をあけて並設した突起3により裁断紙11
にしごきを加え、また中央部より回転方向後方側
では、該突起3による波打ち12の作用により、
裁断紙11の端部の不規則な挙動の抑制ができ、
裁断紙11の両端部は従来に比べて極めて整つた
姿勢で衝突し、反動も小さいので、耳折れは発生
しない。
(ト) 考案の効果 したがつてこの考案では、走行紙には突起によ
り波打が発生するため、裁断紙が整つた姿勢を保
つことが可能となり、折胴と折下ドラツグローラ
との間の紙の暴れを無くし、裁断紙端同志の衝突
を緩衝し、いわゆる耳折れを減少することで損紙
を減少することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例斜視図、第2図a、
第2図b、第2図cは、同正面略図、第3図は第
2図aのB矢視図、第4図、第5図a、第5図b
は従来例の正面略図である。 1……連続走行紙、2……折胴、3……突起、
4……留針、5……開口部、6……折羽根、7…
…弾性体台部、8……鋸胴、9……鋸刃、10…
…折下ドラツグローラ、11……裁断紙、12…
…波打ち、A……突起部並設位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 折羽根用開口部と、開口部の回転方向後方側
    の弾性体台部との間の表面に波打形成用の突起
    を形成することを特徴とする折胴。 突起が帯状である実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の折胴。 突起が複数からなる実用新案登録請求の範囲
    第1項または第2項記載の折胴。
JP1984174013U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPS6234927Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984174013U JPS6234927Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

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JP1984174013U JPS6234927Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6188961U JPS6188961U (ja) 1986-06-10
JPS6234927Y2 true JPS6234927Y2 (ja) 1987-09-05

Family

ID=30731645

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JP1984174013U Expired JPS6234927Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066137Y2 (ja) * 1987-12-08 1994-02-16 三菱重工業株式会社 折ブレード
JP5881880B1 (ja) * 2015-03-31 2016-03-09 株式会社東京機械製作所 オフセット輪転機の折胴装置を用いた印刷方法

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Publication number Publication date
JPS6188961U (ja) 1986-06-10

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