JP3626621B2 - 自動ドアの開閉制御システム - Google Patents

自動ドアの開閉制御システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアの開閉を制御するシステムに係り、詳しくは、自動ドアのドア開閉制御装置をリモコンで操作するに際して十分なセキュリティを確保し、特にリモコンで所定パラメータの設定または変更を行うに際して十分なセキュリティを確保することができる自動ドアのドア開閉制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動ドアの開閉制御システムとしては、例えば、通行人等の移動体がドアに接近したことを検出する物体検出センサと、ドアの開閉加速度、速度制御ゲイン、ドアの重量等の所定パラメータに基づいて物体検出センサからの検出信号によりドアの開閉を制御するドア開閉制御装置と、を備えたものが広く知られている。そしてさらに、ドア開閉制御装置と無線により通信を行うリモコンを備え、このリモコンにより開放指令や閉鎖指令等の動作指令を送信すると、ドア開閉制御装置がその動作指令に基づいて動作するようになっているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
通常、上記のリモコンは、自動ドア設置時に設置業者から設置依頼者に手渡されるものであって、自動ドアの設置依頼者は、必要に応じて自己のリモコンでドア開閉制御装置を動作させてドアの開閉を行ったりする。
しかしながら、従来の自動ドアの開閉制御システムにあっては、リモコンを操作することに対して何らセキュリティが施されていないため、リモコンを手にした者であれば誰でもドア開閉制御装置を動作させることができた。このため、リモコンが紛失や盗難等により第三者の手に渡ったときは、その第三者によってドア開閉制御装置が勝手に動作させられる可能性があった。
【0004】
そこで、こうした問題を解決するために、例えば、リモコンに暗証番号を記憶させておき、この暗証番号を用いてセキュリティを確保するシステムが考えられる。具体的に、リモコンは、起動とともに暗証番号の入力を要求し、これに伴って暗証番号を入力したときは、入力した暗証番号と自己が記憶している暗証番号とを照合して一致しているときに動作指令を許可するようになっている。このような構成であれば、設定されている暗証番号を知らなければリモコンを利用することができないので、確かに、リモコンを手にした第三者によってドア開閉制御装置が動作させられるのをある程度防止することができるが、この場合にも次のような問題が考えられる。
【0005】
上記のリモコンは、ドア開閉制御装置の動作に関する動作指令の他に、上記所定パラメータの設定または変更に関する操作を行うためにも用いられる。このパラメータは、ドア開閉制御装置の詳細な制御を決定するパラメータであり、これが正確な値に設定されていないと、ドア開閉制御装置が正常に動作しなくなるばかりか最悪の場合には通行人にけがを負わせるような閉鎖動作を行う可能性がある。このため、パラメータの設定または変更は、通常、ドア開閉制御装置の仕様を熟知した自動ドアの設置業者が行うものであって、設置業者は、設置依頼者の依頼により自動ドアが設置されている店舗等に赴いてパラメータの設定または変更を行う。
【0006】
この場合、設置業者は、設置業者が所有するメンテナンス用のリモコンを用いてパラメータの設定を行うか、あるいは設置依頼者からリモコンを借り受けてパラメータの設定を行うのであるが、上記所定パラメータの誤設定が設置依頼者の不利益につながることから、いずれの場合であっても、設置依頼者の承認を得て行うのが望ましい。
【0007】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、自動ドアのドア開閉制御装置をリモコンで操作するに際して十分なセキュリティを確保し、特にリモコンで所定パラメータの設定または変更を行うに際して十分なセキュリティを確保することができる自動ドアの開閉制御システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の自動ドアの開閉制御システムは、所定パラメータに基づいてドアの開閉を制御するドア開閉制御装置と、前記ドア開閉制御装置と無線により通信を行う移動可能な移動端末との間で指令またはデータを通信する自動ドアの開閉制御システムであって、前記ドア開閉制御装置と前記移動端末とにそれぞれ暗証コードを記憶させ、前記移動端末は、暗証コードを入力したときは、当該暗証コードと自己が記憶している暗証コードとを照合して所定関係を満たしているときに前記ドア開閉制御装置に対する操作を許可し、前記ドア開閉制御装置に対する操作のうち前記所定パラメータの設定または変更に関するパラメータ操作を行う際は、暗証コードの入力を要求し、これに伴って暗証コードを入力したときは、当該暗証コードを送信するようになっており、前記ドア開閉制御装置は、前記パラメータ操作に際して入力された暗証コードを受信したときは、当該暗証コードと自己が記憶している暗証コードとを照合して所定関係を満たしているときに前記所定パラメータの設定または変更を許可するようになっている。
【0009】
このような構成であれば、ドア開閉制御装置に対する操作を行う場合、移動端末では、暗証コードが入力されると、入力された暗証コードと当該端末が記憶している暗証コードとが照合され、これらが所定関係を満たしているときにドア開閉制御装置に対する操作が許可される。この状態で、ドア開閉制御装置に対する操作のうちパラメータ操作を行う場合、移動端末では、暗証コードの入力が要求され、これに伴って暗証コードが入力されると、入力された暗証コードが無線により送信される。一方、ドア開閉制御装置では、パラメータ操作の際に入力された暗証コードが受信されると、受信された暗証コードと当該装置が記憶している暗証コードとが照合され、これらが所定関係を満たしているときに所定パラメータの設定または変更が許可される。
【0010】
すなわち、自動ドアの設置依頼者が自己の移動端末に暗証コードを、自動ドアの設置業者がドア開閉制御装置に暗証コードをそれぞれ独自に設定しておけば、設置業者が設置依頼者から移動端末を借り受けてパラメータ操作を行う場合は、まず、設置依頼者による暗証コードの入力によってドア開閉制御装置に対する操作を可能な状態にしてもらい、次いで、設置業者による暗証コードの入力によって所定パラメータの設定または変更を可能な状態にするといった手順を経る必要がある。
【0011】
したがって、設置業者が設置依頼者の承認を得ずに所定パラメータを設定または変更しようとする場合、または設置業者でない者が所定パラメータを設定または変更しようとする場合は、移動端末によってはドア開閉制御装置の所定パラメータを設定または変更することができない。
ここで、暗証コードとしては、例えば、所定桁数の数値、任意桁数の数値、所定字数の文字列、任意字数の文字列、またはIDカード等から読み取ったデータ列が挙げられる。
【0012】
また、所定関係を満たすことには、例えば、照合対象の暗証コードと被照合対象の暗証コードとが一致していること、照合対象の暗証コードを用いて所定演算式により演算を行った結果が被照合対象の暗証コードと一致していること、または照合対象の暗証コードを用いて所定演算式により演算を行った結果と被照合対象の暗証コードを用いて所定演算式により演算を行った結果が一致すること、が挙げられる。
【0013】
また、暗証コードを記憶させることには、例えば、移動端末およびドア開閉制御装置のそれぞれで暗証コードを入力手段から入力することにより行うこと、移動端末およびドア開閉制御装置のいずれか一方で暗証コードを入力手段から入力し、これを他方に送信することにより行うこと、またはあらかじめ暗証コードを記憶した記憶手段を移動端末およびドア開閉制御装置に備えることにより行うこと、が挙げられる。すなわち、本発明に係る自動ドアの開閉制御システムにおいて、暗証コードは、あらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、あらかじめ記憶しておくものであってもよいし、本システムの動作時に記憶するものであってもよい。
【0014】
また、所定パラメータとしては、例えば、ドアの開閉加速度、ドアの開閉減速度、ドアの開閉加速度を保持する時間、ドアの開閉減速度を保持する時間、ドアの速度制御を行うのに必要な速度制御ゲイン、またはドアの重量が挙げられる。また、パラメータ操作は、所定パラメータの設定または変更に関する操作であって、これには、例えば、所定パラメータを設定すること、所定パラメータを新たに追加すること、既存の所定パラメータを新たな値に変更すること、または既存の所定パラメータを削除することが含まれる。なお、ドア開閉制御装置に対する操作には、パラメータ操作の他に、例えば、開放指令や閉鎖指令等のドア開閉制御装置の動作に関する動作指令が挙げられる。
【0015】
さらに、本発明に係る請求項2記載の自動ドアの開閉制御システムは、所定パラメータに基づいてドアの開閉を制御するドア開閉制御装置と、前記ドア開閉制御装置と無線により通信を行う移動可能な移動端末との間で指令またはデータを通信する自動ドアの開閉制御システムであって、前記移動端末は、暗証コードを入力する入力手段と、前記入力手段からの入力に応じて所定の処理を実行する処理手段と、暗証コードを記憶するための第1の記憶手段と、暗証コードを送信する送信手段と、を有し、前記処理手段は、前記入力手段により暗証コードを入力したときは、当該暗証コードと前記第1の記憶手段の暗証コードとを照合して所定関係を満たしているときに前記ドア開閉制御装置に対する操作を許可し、前記ドア開閉制御装置に対する操作のうち前記所定パラメータの設定または変更に関するパラメータ操作を行う際は、暗証コードの入力を要求し、これに伴って前記入力手段により暗証コードを入力したときは、当該暗証コードを前記送信手段に出力するようになっており、前記ドア開閉制御装置は、前記所定パラメータに基づいてドアの開閉を制御する制御手段と、暗証コードを受信する受信手段と、暗証コードを記憶するための第2の記憶手段と、を有し、前記制御手段は、前記受信手段により前記パラメータ操作に際して入力された暗証コードを受信したときは、当該暗証コードと前記第2の記憶手段の暗証コードとを照合して所定関係を満たしているときに前記所定パラメータの設定または変更を許可するようになっている。
【0016】
このような構成であれば、ドア開閉制御装置に対する操作を行う場合、移動端末では、入力手段から暗証コードが入力されると、処理手段により、入力された暗証コードと第1の記憶手段の暗証コードとが照合され、これらが所定関係を満たしているときにドア開閉制御装置に対する操作が許可される。この状態で、ドア開閉制御装置に対する操作のうちパラメータ操作を行う場合、移動端末では、処理手段により、暗証コードの入力が要求され、これに伴って入力手段から暗証コードが入力されると、入力された暗証コードが送信手段に出力される。この結果、送信手段により、暗証コードが無線で送信される。一方、ドア開閉制御装置では、パラメータ操作の際に入力された暗証コードが受信手段により受信されると、制御手段により、受信された暗証コードと第2の記憶手段の暗証コードとが照合され、これらが所定関係を満たしているときに所定パラメータの設定または変更が許可される。
【0017】
すなわち、自動ドアの設置依頼者が自己の移動端末に暗証コードを、自動ドアの設置業者がドア開閉制御装置に暗証コードをそれぞれ独自に設定しておけば、設置業者が設置依頼者から移動端末を借り受けてパラメータ操作を行う場合は、まず、設置依頼者による暗証コードの入力によってドア開閉制御装置に対する操作を可能な状態にしてもらい、次いで、設置業者による暗証コードの入力によって所定パラメータの設定または変更を可能な状態にするといった手順を経る必要がある。
【0018】
したがって、設置業者が設置依頼者の承認を得ずに所定パラメータを設定または変更しようとする場合、または設置業者でない者が所定パラメータを設定または変更しようとする場合は、移動端末によってはドア開閉制御装置の所定パラメータを設定または変更することができない。
ここで、暗証コードとしては、例えば、所定桁数の数値、任意桁数の数値、所定字数の文字列、任意字数の文字列、またはIDカード等から読み取ったデータ列が挙げられる。
【0019】
また、所定関係を満たすことには、例えば、照合対象の暗証コードと被照合対象の暗証コードとが一致していること、照合対象の暗証コードを用いて所定演算式により演算を行った結果が被照合対象の暗証コードと一致していること、または照合対象の暗証コードを用いて所定演算式により演算を行った結果と被照合対象の暗証コードを用いて所定演算式により演算を行った結果が一致すること、が挙げられる。
【0020】
また、第1の記憶手段および第2の記憶手段は、あらかじめ暗証コードを記憶しておくものであってもよいし、本システムの動作時に暗証コードを記憶するものであってもよい。
また、所定パラメータとしては、例えば、ドアの開閉加速度、ドアの開閉減速度、ドアの開閉加速度を保持する時間、ドアの開閉減速度を保持する時間、ドアの速度制御を行うのに必要な速度制御ゲイン、またはドアの重量が挙げられる。
【0021】
また、パラメータ操作は、所定パラメータの設定または変更に関する操作であって、これには、例えば、所定パラメータを設定すること、所定パラメータを新たに追加すること、既存の所定パラメータを新たな値に変更すること、または既存の所定パラメータを削除することが含まれる。なお、ドア開閉制御装置に対する操作には、パラメータ操作の他に、例えば、開放指令や閉鎖指令等のドア開閉制御装置の動作に関する動作指令が挙げられる。
【0022】
また、暗証コードの入力要求は、例えば、出力手段を設けて行うようにすればよい。ここで、出力手段は、例えば、CRT等の表示手段、スピーカ等の音声出力手段、プリンタ等の印刷手段、FDD等の情報書込手段、若しくはモデム等の通信手段であってもよく、または、これらの手段に暗証コードを出力するための処理であってもよい。
【0023】
さらに、本発明に係る請求項3記載の自動ドアの開閉制御システムは、請求項2記載の自動ドアの開閉制御システムにおいて、前記制御手段は、前記受信手段により受信した暗証コードと前記第2の記憶手段の暗証コードとが所定回数連続して一致しないときは、所定のエラー処理を実行するようになっている。
このような構成であれば、ドア開閉制御装置では、受信手段により受信された暗証コードと第2の記憶手段の暗証コードとが所定回数連続して一致しないと、制御手段により、所定のエラー処理が実行される。
【0024】
ここで、所定のエラー処理としては、例えば、不正に利用しようとしたことを通知する警告音またはその旨の警告メッセージを出力すること、電源を遮断する等の所定の操作を行うまで当該装置に対する操作を受け付けないようにすること、受信手段により受信された暗証コードと第2の記憶手段の暗証コードとが所定回数連続して一致しないと判定された時点を特定するためにそのときの時刻等を記憶すること、が挙げられる。
【0025】
また、所定回数は、何回に設定してもよいが、十分なセキュリティを確保するためには少ない回数に設定するのが好ましく、逆に、移動端末の所有者による入力ミス等を許容するためには多い回数に設定するのが好ましい。これらを考慮して所定回数は、例えば3回程度に設定するのが好ましい。
さらに、本発明に係る請求項4記載の自動ドアの開閉制御システムは、請求項2および3のいずれかに記載の自動ドアの開閉制御システムにおいて、前記制御手段は、前記受信手段により受信した暗証コードと前記第2の記憶手段の暗証コードとが一致したときは、所定の出力処理を実行するようになっている。
【0026】
このような構成であれば、ドア開閉制御装置では、受信手段により受信された暗証コードと第2の記憶手段の暗証コードとが一致すると、制御手段により、所定の出力処理が実行される。
ここで、所定の出力処理としては、例えば、パラメータ操作が可能となったことを通知する音またはその旨のメッセージを出力することが挙げられる。
【0027】
さらに、本発明に係る請求項5記載の自動ドアの開閉制御システムは、請求項2ないし4のいずれかに記載の自動ドアの開閉制御システムにおいて、前記第1の記憶手段および前記第2の記憶手段は、それぞれ異なる暗証コードを記憶するようになっている。
このような構成であれば、ドア開閉制御装置に対する操作が許可された状態で、ドア開閉制御装置に対する操作のうちパラメータ操作を行う場合、移動端末では、処理手段により暗証コードの入力が要求されるが、このときは、第1の記憶手段の暗証コードとは異なる暗証コードを入力する必要がある。
【0028】
すなわち、設置業者が設置依頼者から移動端末を借り受けてパラメータ操作を行う場合は、まず、設置依頼者による暗証コードの入力によってドア開閉制御装置に対する操作を可能な状態にしてもらい、次いで、設置依頼者が入力した暗証コードとは異なる暗証コードを設置業者が入力することによって所定パラメータの設定または変更を可能な状態にするといった手順を経る必要がある。
【0029】
以上では、上記目的を達成するための自動ドアの開閉制御システムを提案したが、これに限らず、上記目的を達成するために、次の第1の移動端末が考えられる。第1の移動端末は、請求項2ないし5記載のドア開閉制御装置と無線により通信を行う端末であって、暗証コードを入力する入力手段と、前記入力手段からの入力に応じて所定の処理を実行する処理手段と、暗証コードを記憶するための記憶手段と、暗証コードを送信する送信手段と、を有し、前記処理手段は、暗証コードを入力したときは、当該暗証コードと記憶手段の暗証コードとを照合して所定関係を満たしているときに前記ドア開閉制御装置に対する操作を許可し、前記ドア開閉制御装置に対する操作のうち前記所定パラメータの設定または変更に関するパラメータ操作を行う際は、暗証コードの入力を要求し、これに伴って前記入力手段により暗証コードを入力したときは、当該暗証コードを前記送信手段に出力するようになっている。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図7は、本発明に係る自動ドアの開閉制御システムの実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る自動ドアの開閉制御システムの全体構成を図1および図2を参照しながら説明する。図1は、自動ドアの正面図であり、図2は、自動ドアの側面図である。
【0031】
これらの図において、ドア1は両方のドアがスライドする引き戸タイプのもので、ドア1上部の外側および室内側のほぼ中央部には、通行人等の移動体がドア1に接近したことを検出する物体検出センサ5,6がそれぞれ設けられており、ドア1両側にも同様に、通行人等の移動体がドア1に接近したことを検出する物体検出センサ7が設けられている。
【0032】
物体検出センサ5は、例えば光反射型の光センサであって、図2に示すように、ドア1からやや離れた場所に光束を照射し、その光束内に移動体が進入してきたときは、外部信号を出力することにより移動体の接近を検出するようになっている。物体検出センサ6も、物体検出センサ5と同一機能を有して構成されており、光束内に移動体が進入してきたときは、内部信号を出力することにより移動体の接近を検出するようになっている。
【0033】
物体検出センサ7は、ドア1の開閉動作線上でかつドア1の両側に設けられた例えば光学式のセンサであって、ドア1の右側に設けられた発光ダイオードと、発光ダイオードからのフォトビームを受光可能にしてドア1の左側に設けられたフォトダイオードと、で構成されており、フォトダイオードにより発光ダイオードからのフォトビームを常時受光しながら、これらの間を移動体が通過したときは、発光ダイオードからのフォトビームが遮られるので、これにより移動体の通過を検出するようになっている。なお、移動体の通過を検出したときは、フォトビーム信号を出力するようになっている。
【0034】
一方、図1において、駆動プーリ11と従動プーリ12にわたってベルト13が巻き掛けられ、ベルト13には、ドア1が連結されている。駆動プーリ11は、モータ15により正逆転されてドア1を閉じ側の端と開き側の端にわたって開閉移動させるようになっている。モータ15は、後述のコントローラ20からの駆動信号によりモータ駆動回路を介して駆動制御されるとともに、エンコーダによりモータ回転数をホールIC信号としてコントローラ20に出力するようになっている。
【0035】
次に、コントローラ20の構成を図3を参照しながら説明する。図3は、コントローラ20の構成を示すブロック図である。
コントローラ20は、例えばドア1上部の中央部に設けられており、単相交流100[V]または200[V]の電源を入力して整流等を行う電源部40と、スイッチングトランス30を介して入力した電源部40からの電力により駆動しかつドア1の開閉制御を行う制御部50と、で構成されている。
【0036】
電源部40は、電源からのノイズおよび外来ノイズを除去するノイズフィルタ41と、ノイズフィルタ41を介して入力した電源からの電流を全波整流する整流回路部42と、スイッチングトランス30に対して所定周波数(例えば、100[kHz])でスイッチングを行うスイッチング部43と、整流回路部42の出力電圧が所定電圧レベルであるか否かを検知する高低圧検知回路部44と、整流回路部42の出力電圧を監視して停電したか否かを検知する停電検知回路部45と、で構成されている。
【0037】
高低圧検知回路部44は、整流回路部42の出力電圧が所定電圧(例えば、183[V])以上となったことを1秒以上継続して検知(高電圧検知)したとき、および整流回路部42の出力電圧が所定電圧(例えば、98[V])以下となったことを1秒以上継続して検知(低電圧検知)したときは、電源電圧が異常であると判定し、ブザー等の警告音を出力するようになっている。
【0038】
停電検知回路部45は、整流回路部42の出力電圧をフォトカプラ等で監視して停電したことを検知したときは、後述のバッテリ供給回路を駆動させて電源の代替を行うようになっている。
スイッチングトランス30は、スイッチング部43のスイッチングにより整流回路部42の出力電圧を所定電圧に変圧するようになっている。
【0039】
制御部50は、スイッチングトランス30からの電流を整流する整流回路部51,52と、整流回路部52の出力電圧を所定電圧(例えば、5[V])に変圧するレギュレータ54と、マイクロコンピュータ70と、マイクロコンピュータ70の制御によりモータ15を駆動させるパワーモジュール53と、バッテリ充電回路部55と、外部のリモコン90からの赤外線信号を受光する受光部56と、受光部56からの受光信号を変復調する変復調回路部57と、リモコン90と信号線を介して通信を行う信号線接続可能なRS232Cレベル変換回路部58と、マイクロコンピュータ70の制御によりソレノイド駆動部100を駆動させるドライバ59と、アラームを発生させるためのアラーム発生部62と、で構成されている。
【0040】
整流回路部51は、スイッチングトランス30により第1の所定電圧(例えば、140[V])に変圧された電流を整流し、整流した電流の一部をモータ15を介して帰還するようになっており、整流回路部52は、スイッチングトランス30により第2の所定電圧(例えば、24[V])に変圧された電流を整流するようになっている。
【0041】
パワーモジュール53は、整流回路部51からの電力により駆動し、マイクロコンピュータ70の制御によりモータ15に供給する電流を制御してモータ15を駆動させるようになっている。また、パワーモジュール53には、モータ15に負荷される負荷電流値を検出する電流検出器61が設けられており、電流検出器61は、検出した負荷電流値をバッファ60bを介してマイクロコンピュータ70に出力するようになっている。
【0042】
バッテリ充電回路部55は、停電検知回路部45が停電したことを検知しない非停電時は、外部に設けられたNiCaバッテリ80にレギュレータ54からの電力を充電し、停電検知回路部45が停電したことを検知した停電時は、NiCaバッテリ80に蓄電された電力をマイクロコンピュータ70に供給するようになっている。
【0043】
ソレノイド駆動部100は、ドア1が閉鎖状態にあるときにその状態でドア1をロックするためのロック機構を駆動させるものであり、ドライバ59は、マイクロコンピュータ70の制御によりソレノイド駆動部100を駆動させ、ドア1をロックし、またはそのロックを解除するようになっている。
次に、リモコン90の構成を図4を参照しながら説明する。図4は、リモコン90の外観構成および内部構成を示す図である。
【0044】
リモコン90は、コントローラ20に対する操作として、コントローラ20の動作に関する動作指令、またはドア1の開閉制御に必要な所定パラメータの設定または変更に関するパラメータ操作を送信することによりコントローラ20を遠隔操作するものであって、図4(a)に示すように、複数のキーを配列してなりかつ暗証番号、動作指令またはパラメータ操作を入力する入力部96と、LCD(Liquid Crystal Display)等からなりかつ暗証番号の入力要求等を表示する表示部97と、暗証番号、動作指令またはパラメータ操作を赤外線信号により送信する送信発光部98と、RS232Cレベル変換回路部58と信号線を介して通信を行う信号線接続可能なRS232Cレベル変換回路部99と、でその外観が構成されている。
【0045】
また、リモコン90は、図4(b)に示すように、所定の制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU91と、所定領域にあらかじめCPU91の制御プログラム等を格納しているROM92と、暗証番号を記憶したEEPROM93と、ROM92等から読み出したデータやCPU91の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM94と、外部装置とのデータの入出力を媒介するI/F95と、でその内部が構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバスで相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0046】
I/F95には、外部装置として、入力部96と、表示部97と、送信発光部98と、RS232Cレベル変換回路部99と、が接続されている。
CPU91は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、電源が投入されたときは、ROM92の所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、図5のフローチャートに示すリモコン制御処理を実行するようになっている。図5は、リモコン制御処理を示すフローチャートである。
【0047】
リモコン制御処理は、例えば4桁の数値からなる暗証番号を用いて、リモコン90を利用する者を認証するための処理であって、CPU91において実行されると、図5に示すように、まず、ステップS100に移行して、暗証番号を入力すべき旨の要求を表示部97に出力し、ステップS102に移行して、暗証番号入力キーとして割り当てられた入力部96の所定キーの押下を検出し、この所定キーの押下により暗証番号を入力部96から入力したか否かを判定し、暗証番号を入力したと判定されたとき(Yes)は、ステップS104に移行する。なお、ステップS102で、暗証番号を入力部96から入力していないと判定されたとき(No)は、暗証番号を入力するまでステップS102を繰り返す。
【0048】
ステップS104では、入力した暗証番号とEEPROM93の暗証番号との照合処理を行い、ステップS106に移行して、入力した暗証番号とEEPROM93の暗証番号とが一致しているか否かを判定し、これらが一致していると判定されたとき(Yes)は、ステップS108に移行する。
ステップS108では、動作指令入力キーとして割り当てられた入力部96の所定キーの押下を検出し、この所定キーの押下により動作指令を入力部96から入力したか否かを判定し、動作指令を入力したと判定されたとき(Yes)は、ステップS110に移行して、入力した動作指令をEEPROM93の暗証番号とともに送信発光部98に出力し、ステップS112に移行するが、ステップS108で、動作指令を入力部96から入力していないと判定されたとき(No)は、そのままステップS112に移行する。
【0049】
ステップS112では、パラメータ操作入力モードキーとして割り当てられた入力部96の所定キーの押下を検出し、この所定キーの押下によりパラメータ操作入力モードが要求されたか否かを判定し、パラメータ操作入力モードが要求されたと判定されたとき(Yes)は、ステップS114に移行して、暗証番号を入力すべき旨の要求を表示部97に出力し、ステップS116に移行して、暗証番号を入力部96から入力したか否かを判定し、暗証番号を入力したと判定されたとき(Yes)は、ステップS118に移行する。なお、ステップS116で、暗証番号を入力部96から入力していないと判定されたとき(No)は、暗証番号を入力するまでステップS116を繰り返す。
【0050】
ステップS118では、入力した暗証番号を送信発光部98に出力し、ステップS120に移行する。
ステップS120では、パラメータ操作入力キーとして割り当てられた入力部96の所定キーの押下を検出し、この所定キーの押下によりパラメータ操作を入力部96から入力したか否かを判定し、パラメータ操作を入力したと判定されたとき(Yes)は、ステップS122に移行して、入力したパラメータ操作を送信発光部98に出力し、ステップS124に移行するが、ステップS120で、パラメータ操作を入力部96から入力していないと判定されたとき(No)は、そのままステップS124に移行する。
【0051】
ステップS124では、パラメータ操作入力モード終了キーとして割り当てられた入力部96の所定キーの押下を検出し、この所定キーの押下によりパラメータ操作入力モードの終了が要求されたか否かを判定し、パラメータ操作入力モードの終了が要求されていないと判定されたとき(No)は、ステップS120に移行する。
【0052】
一方、ステップS124で、パラメータ操作入力モードの終了が要求されたと判定されたとき(Yes)、およびステップS112で、パラメータ操作入力モードが要求されていないと判定されたとき(No)は、いずれもステップS108に移行する。
一方、ステップS106で、入力した暗証番号とEEPROM93の暗証番号とが一致していないと判定されたとき(No)は、ステップS126に移行して、入力した暗証番号とEEPROM93の暗証番号とが3回連続して一致しなかったか否かを判定し、3回連続して一致しなかったと判定されたとき(Yes)は、ステップS128に移行して、暗証番号が3回連続して一致しなかった旨のエラーメッセージを電源が遮断されるまでの間表示部97に出力し続けるエラー処理を実行する。
【0053】
一方、ステップS126で、入力した暗証番号とEEPROM93の暗証番号との連続不一致回数が3回に達していないと判定されたとき(No)は、ステップS100に移行する。
次に、図3に戻ってマイクロコンピュータ70の構成を説明する。
マイクロコンピュータ70は、レギュレータ54からの電力により駆動し、所定の制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU72と、所定領域にあらかじめCPU72の制御プログラム等を格納しているROM74と、ドアの開閉加速度や速度制御ゲイン等のドア1の開閉制御に必要な所定パラメータ、第1の暗証番号および第2の暗証番号を記憶したEEPROM75と、ROM74等から読み出したデータやCPU72の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM76と、外部装置とのデータの入出力を媒介するI/F78と、で構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス79で相互にかつデータ授受可能に接続されている。なお、EEPROM75の第1の暗証番号と第2の暗証番号とは、互いに異なる数値に設定されている。
【0054】
I/F78には、外部装置として、パワーモジュール53と、電流検出器61と、モータ15に内蔵されたエンコーダと、バッテリ充電回路部55と、変調回路部57と、RS232Cレベル変換回路部58と、ドライバ59と、物体検出センサ5〜7と、が接続されている。ただし、物体検出センサ5〜7は、バッファ60aを介してI/F78に接続されている。
【0055】
CPU72は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、所定パラメータをEEPROM75から読み出し、所定パラメータに基づいてドア1の開閉制御を行うようになっており、具体的には、物体検出センサ5〜7から外部信号、内部信号またはフォトビーム信号を入力したときは、ドア1を開放するようにパワーモジュール53を制御するドア1の開放処理を実行し、ドア1の開放を完了したのちは、所定の開放保持時間(例えば、3[s])が経過するのを待ってドア1の閉鎖処理を実行するようになっている。また、こうしたドア開閉制御処理とともに、リモコン90からの動作指令またはパラメータ操作に対する応答処理を行うときは、ROM74の所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、図6のフローチャートに示す応答処理を実行するようになっている。図6は、応答処理を示すフローチャートである。
【0056】
応答処理は、リモコン90からの動作指令に基づいてコントローラ20を動作し、リモコン90からのパラメータ操作に基づいて所定パラメータの設定または変更を行う処理であって、CPU72において実行されると、図6に示すように、ステップS200に移行して、変復調回路部57により動作指令および暗証番号を受信したか否かを判定し、動作指令および暗証番号を受信したと判定されたとき(Yes)は、ステップS202に移行して、受信した暗証番号とEEPROM75の第1の暗証番号との照合処理を行い、ステップS204に移行して、受信した暗証番号とEEPROM75の第1の暗証番号とが一致しているか否かを判定し、これらが一致していると判定されたとき(Yes)は、ステップS206に移行して、受信した動作指令に基づいて動作を行い、ステップS208に移行する。
【0057】
ステップS208では、変復調回路部57によりパラメータ操作の際に入力された暗証番号を受信したか否かを判定し、パラメータ操作の際に入力された暗証番号を受信したと判定されたとき(Yes)は、ステップS210に移行して、受信した暗証番号とEEPROM75の第2の暗証番号との照合処理を行い、ステップS212に移行して、受信した暗証番号とEEPROM75の第2の暗証番号とが一致しているか否かを判定し、これらが一致していると判定されたとき(Yes)は、ステップS214に移行する。
【0058】
ステップS214では、暗証番号が一致したことを通知するアラームをアラーム発生部62により発生させる(例えば、1秒間アラームを発生させる)一致出力処理を実行し、ステップS216に移行して、所定パラメータの設定または変更を許可し、ステップS218に移行する。
ステップS218では、変復調回路部57によりパラメータ操作を受信したか否かを判定し、パラメータ操作を受信したと判定されたとき(Yes)は、ステップS220に移行して、所定パラメータの設定または変更が許可されているか否かを判定し、所定パラメータの設定または変更が許可されていると判定されたとき(Yes)は、ステップS222に移行して、受信したパラメータ操作に基づいて所定パラメータを設定または変更し、ステップS200に移行する。
【0059】
一方、ステップS220で、所定パラメータの設定または変更が許可されていないと判定されたとき(No)、およびステップS218で、変復調回路部57によりパラメータ操作を受信していないと判定されたとき(No)は、いずれもステップS200に移行する。
一方、ステップS212で、受信した暗証番号とEEPROM75の第2の暗証番号とが一致していないと判定されたとき(No)は、ステップS224に移行して、受信した暗証番号とEEPROM75の第2の暗証番号とが3回連続して一致しなかったか否かを判定し、3回連続して一致しなかったと判定されたとき(Yes)は、ステップS226に移行して、暗証番号が3回連続して一致しなかったことを通知するアラームを電源が遮断されるまでの間アラーム発生部62により発生させ続ける(例えば、0.3秒ごとにアラームをオン/オフさせる発生パターンを電源が遮断されるまで繰り返す)エラー処理を実行する。
【0060】
一方、ステップS224で、受信した暗証番号とEEPROM75の暗証番号との連続不一致回数が3回に達していないと判定されたとき(No)は、ステップS228に移行して、暗証番号が一致しなかったことを通知するアラームをアラーム発生部62により発生させる(例えば、0.3秒ごとにアラームをオン/オフさせる発生パターンを3回繰り返す)エラー処理を実行し、ステップS218に移行する。
【0061】
一方、ステップS208で、変復調回路部57によりパラメータ操作の際に入力された暗証番号を受信していないと判定されたとき(No)は、ステップS218に移行する。
一方、ステップS204で、受信した暗証番号とEEPROM75の第1の暗証番号とが一致していないと判定されたとき(No)、およびステップS200で、変復調回路部57により動作指令および暗証番号を受信していないと判定されたとき(No)は、いずれもステップS208に移行する。
【0062】
次に、上記実施の形態の動作を図7を参照しながら説明する。図7は、リモコン90の表示部97で表示される画面を示す図である。
コントローラ20では、これに電源が投入されると、ノイズフィルタ41、整流回路部42、スイッチングトランス30および整流回路部51を介してパワーモジュール53に電力が供給されるとともに、ノイズフィルタ41、整流回路部42、スイッチングトランス30、整流回路部52およびレギュレータ54を介してマイクロコンピュータ70に電力が供給される。マイクロコンピュータ70に電力が供給されると、CPU72により、ドア1の開閉制御が開始されるとともに、ROM74から制御プログラムが読み出され、制御プログラムに基づいて応答処理が実行されることにより、リモコン90からの動作指令またはパラメータ操作に対して応答可能な状態となる。
【0063】
一方、リモコン90では、これに電源が投入されると、CPU91により、ROM92から制御プログラムが読み出され、制御プログラムに基づいてリモコン制御処理が実行されることにより、暗証番号が入力可能な状態となる。
まず、自動ドアの設置依頼者は、自動ドアの設置時に、リモコン90に暗証番号として例えば“2468”を、マイクロコンピュータ70に第1の暗証番号として同一の“2468”をそれぞれ設定したものとし、自動ドアの設置業者は、自動ドアの設置時に、マイクロコンピュータ70に第2の暗証番号として例えば“1234”を設定したものとする。こうした設定のもとで、設置業者が設置依頼者のリモコン90を借り受けて所定パラメータの設定または変更を行う場合を説明する。
【0064】
リモコン90では、リモコン制御処理が実行されると、ステップS100において、図7(a)に示すような暗証番号の入力要求が表示部97で表示される。ここで、図7(b)に示すように、設置依頼者が暗証番号として“2468”を入力すると、入力された暗証番号“2468”とEEPROM93の暗証番号“2468”とが照合され、これらが一致するので、図7(c)に示す画面が表示部97で表示されるとともに、動作指令の入力が許可され、動作指令が入力可能な状態となる。
【0065】
そして、この動作指令が入力可能な状態で、設置業者が設置依頼者からリモコン90を借り受け、パラメータ操作入力モードキーを押下してパラメータ操作入力モードを要求すると、ステップS114において、図7(d)に示すような暗証番号の入力要求が表示部97で表示される。ここで、図7(e)に示すように、設置業者が暗証番号として“1234”を入力すると、ステップS118において、入力された暗証番号“1234”が送信発光部98に出力される。この結果、送信発光部98により、入力された暗証番号“1234”が赤外線信号で送信される。
【0066】
一方、コントローラ20では、パラメータ操作の際に入力された暗証番号“1234”が受光素子56,変復調回路部57により受信されると、受信された暗証番号“1234”とEEPROM75の第2の暗証番号“1234”とが照合され、これらが一致するので、ステップS214,S216を経て、暗証番号が一致したことを通知するアラームが発生するとともに、所定パラメータの設定または変更が許可され、リモコン90によるパラメータ操作が可能な状態となる。
【0067】
リモコン90では、このパラメータ操作可能な状態で、設置業者が例えば所定パラメータ(例えば、ドアの開閉加速度)の設定を行うものとして所定パラメータの値を入力すると、ステップS122において、入力された所定パラメータの値が送信発光部98に出力される。この結果、送信発光部98により、入力された所定パラメータの値が赤外線信号で送信される。
【0068】
一方、コントローラ20では、こうして送信された所定パラメータの値を受光素子56,変復調回路部57により受信されると、所定パラメータの設定または変更が許可されているので、ステップS222において、受信された所定パラメータの値に基づいて所定パラメータが設定される。この場合は、ドアの開閉加速度がリモコン90で入力された値に設定される。
【0069】
なお、所定パラメータを変更する場合も、所定パラメータを設定する場合と同じ要領で行うことができる。
したがって、設置業者が設置依頼者からリモコン90を借り受けてパラメータ操作を行う場合は、まず、設置依頼者による暗証番号の入力によって動作指令を入力可能な状態にしてもらい、次いで、設置業者による暗証番号の入力によって所定パラメータの設定または変更を可能な状態にするといった手順を経る必要がある。
【0070】
次に、設置業者が設置依頼者からリモコン90を借り受けてドア1の開閉動作を行う場合を説明する。
リモコン90では、動作指令が入力可能な状態で、設置業者がリモコン90を設置依頼者から借り受け、動作指令として例えばドア開放指令を入力すると、入力されたドア開放指令がEEPROM93の暗証番号“2468”とともに送信発光部98に出力される。この結果、送信発光部98により、入力されたドア開放指令および暗証番号“2468”が赤外線信号で送信される。
【0071】
一方、コントローラ20では、こうして送信されたドア開放指令および暗証番号“2468”が受光素子56,変復調回路部57により受信されると、受信された暗証番号“2468”とEEPROM75の第1の暗証番号“2468”とが照合され、これらが一致するので、ステップS206において、受信されたドア開放指令に基づいてドア1が開放される。
【0072】
次に、設置業者が暗証番号の入力ミスを行った場合を説明する。
リモコン90では、パラメータ操作入力モードが要求されると、図7(d)に示すような暗証番号の入力要求が表示部97で表示されるが、ここで、図7(f)に示すように、設置業者が誤って暗証番号として例えば“1357”を入力すると、入力された暗証番号“1357”が送信発光部98に出力される。この結果、送信発光部98により、入力された暗証番号“1357”が赤外線信号で送信される。
【0073】
一方、コントローラ20では、パラメータ操作の際に入力された暗証番号“1357”が受信されると、受信された暗証番号“1357”とEEPROM75の第2の暗証番号“1234”とが照合され、これらが一致しないので、ステップS228において、暗証番号が一致しなかったことを通知するアラームが発生し、所定パラメータの設定または変更が許可されることはない。こうした暗証番号の入力ミスが3回行われると、コントローラ20では、ステップS226において、暗証番号が3回連続して一致しなかったことを通知するアラームが電源を遮断するまでの間発生し続ける。したがって、暗証番号を新たに入力し直すときは、一旦コントローラ20の電源を遮断して再度電源を投入する必要がある。
【0074】
次に、設置依頼者が暗証番号の入力ミスを行った場合を説明する。
リモコン90では、リモコン制御処理が実行されると、図7(a)に示すような暗証番号の入力要求が表示部97で表示されるが、ここで、図7(g)に示すように、設置依頼者が誤って暗証番号として例えば“1357”を入力すると、入力された暗証番号“1357”とEEPROM93の暗証番号“2468”とが照合されるが、これらが一致しないので、図7(a)に示すような暗証番号の入力要求が再び表示部97で表示される。こうした暗証番号の入力ミスが3回行われると、ステップS128において、図7(h)に示すエラーメッセージ画面が電源を遮断するまでの間表示部97で表示され続ける。したがって、暗証番号を新たに入力し直すときは、一旦リモコン90の電源を遮断して再度電源を投入する必要がある。
【0075】
最後に、マイクロコンピュータ70で設定されている暗証番号とは異なる暗証番号が設定されているリモコン90を用いて、正当な設置依頼者でない者(以下、リモコン90の所有者という。)がコントローラ20を動作させようとする場合を説明する。なお、リモコン90には、暗証番号として“2468”が設定されおり、マイクロコンピュータ70には、第1の暗証番号として“1234”が設定されているものとする。
【0076】
リモコン90では、リモコン制御処理が実行されると、図7(a)に示すような暗証番号の入力要求が表示部97で表示されるが、ここでは、リモコン90の所有者が暗証番号として“2468”を入力し、動作指令を入力可能な状態にするものとする。
そして、この動作指令が入力可能な状態で、リモコン90の所有者が動作指令としてドア開放指令を入力すると、入力されたドア開放指令がEEPROM93の暗証番号“2468”とともに送信発光部98に出力される。この結果、送信発光部98により、入力されたドア開放指令および暗証番号“2468”が赤外線信号で送信される。
【0077】
一方、コントローラ20では、こうして送信されたドア開放指令および暗証番号“2468”が受信されると、受信された暗証番号“2468”とEEPROM75の第1の暗証番号“1234”とが照合されるが、これらが一致しないので、受信されたドア開放指令に基づいてドア1が開放されることはない。
このようにして、本実施の形態では、リモコン90は、暗証番号を入力したときは、入力した暗証番号とEEPROM93の暗証番号とを照合して一致しているときに動作指令の入力を許可し、動作指令を入力したときは、入力した動作指令をEEPROM93の暗証番号とともに送信発光部98に出力するようになっており、コントローラ20は、動作指令および暗証番号を受信したときは、受信した暗証番号とEEPROM75の第1の暗証番号とを照合してこれらが一致しているときに、受信した動作指令に基づいて動作するようになっている。
【0078】
このため、設置依頼者がリモコン90とコントローラ20とに同一の暗証番号を設定しておけば、そのリモコン90とそのコントローラ20とが1対1で対応するので、設置依頼者のリモコン90以外のリモコンによってコントローラ20が動作させられる可能性が少なくなる。さらに、設置依頼者のリモコン90が紛失等により第三者の手に渡ってもその者は設定されている暗証番号を知らないので、こうした者によってコントローラ20が動作させられる可能性も少なくなる。したがって、従来に比して、自動ドアのコントローラ20をリモコン90で動作させるに際してセキュリティを確保することができる。
【0079】
特に、本実施の形態では、リモコン90は、パラメータ操作を行うに際して暗証番号の入力を要求し、これに伴って暗証番号を入力したときは、入力した暗証番号を送信発光部98に送信するようになっており、コントローラ20は、パラメータ操作の際に入力された暗証番号を受信したときは、受信した暗証番号とEEPROM75の第2の暗証番号とを照合して一致しているときに、所定パラメータの設定または変更を許可するようになっている。
【0080】
このため、設置依頼者が自己のリモコン90に暗証番号を、設置業者がマイクロコンピュータ70に暗証番号をそれぞれ独自に設定しておけば、設置業者が設置依頼者の承認を得ずに所定パラメータを設定または変更しようとする場合、または設置業者でない者が所定パラメータを設定または変更しようとする場合は、リモコン90によってはコントローラ20の所定パラメータを設定または変更することができない。したがって、リモコン90で所定パラメータの設定または変更を行うに際してセキュリティを確保することができる。
【0081】
さらに、本実施の形態では、コントローラ20は、パラメータ操作の際に入力された暗証番号とEEPROM75の第2の暗証番号とが3回連続して一致しないときは、暗証番号が3回連続して一致しなかったことを通知するアラームを電源が遮断されるまでの間発生させ続けるエラー処理を実行するようになっている。
【0082】
このため、設置依頼者のリモコン90が紛失等により第三者の手に渡ってもその者が人海戦術等で暗証番号を入力して不正に利用するのが困難となるので、こうした者によってリモコン90で所定パラメータが設定または変更される可能性が少なくなる。したがって、リモコン90で所定パラメータの設定または変更を行うに際してさらなるセキュリティを確保することができる。
【0083】
さらに、本実施の形態では、コントローラ20は、パラメータ操作の際に入力された暗証番号とEEPROM75の第2の暗証番号とが一致したときは、暗証番号が一致したことを通知するアラームを発生させる一致出力処理を実行するようになっている。したがって、コントローラ20が所定パラメータの設定または変更を許可したことを外部で把握することができる。
【0084】
さらに、本実施の形態では、EEPROM75とEEPROM93とは、それぞれ異なる暗証番号を記憶するようになっている。したがって、パラメータ操作を行う際は、異なる2つの暗証番号を入力する必要があるので、リモコン90で所定パラメータの設定または変更を行うに際してさらなるセキュリティを確保することができる。
【0085】
さらに、本実施の形態では、リモコン90は、入力部96から入力した暗証番号とEEPROM93の暗証番号とが3回連続して一致しないときは、暗証番号が3回連続して一致しなかった旨のエラーメッセージを電源が遮断されるまでの間表示部97に出力し続けるエラー処理を実行するようになっている。
このため、設置依頼者のリモコン90が紛失等により第三者の手に渡ってもその者が人海戦術等で暗証番号を入力して不正に利用するのが困難となるので、こうした者によってコントローラ20が動作させられる可能性がさらに少なくなる。したがって、自動ドアのコントローラ20をリモコン90で動作させるに際してさらなるセキュリティを確保することができる。
【0086】
なお、上記実施の形態においては、コントローラ20は、所定パラメータの設定または変更を許可したのちは、特に所定パラメータの設定または変更を禁止するようになっていないが、これに限らず、例えば、リモコン90でパラメータ操作入力モードが終了されるに応じて、所定パラメータの設定または変更を禁止するように構成してもよいし、パラメータ操作が所定時間行われなかったときに、所定パラメータの設定または変更を禁止するように構成してもよい。
【0087】
また、上記実施の形態においては、コントローラ20は、受信したパラメータ操作に基づいて無条件で所定パラメータを設定または変更するように構成したが、これに限らず、リモコン90は、パラメータ操作を入力したときは、入力したパラメータ操作をEEPROM93の暗証番号とともに送信発光部98に出力し、コントローラ20は、パラメータ操作および暗証番号を受信したときは、受信した暗証番号とEEPROM75の暗証番号とを照合して一致しているときに、受信したパラメータ操作に基づいて所定パラメータを設定または変更するように構成してもよい。
【0088】
また、上記実施の形態において、図5および図6のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM74またはROM92にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM76またはRAM94に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0089】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0090】
上記実施の形態において、暗証番号は、請求項1ないし5記載の暗証コードに対応し、リモコン90は、請求項1または2記載の移動端末に対応し、入力部96は、請求項2記載の入力手段に対応し、CPU91は、請求項2記載の処理手段に対応し、EEPROM93は、請求項2または5記載の第1の記憶手段に対応し、送受信発光部98は、請求項2記載の送信手段に対応している。
【0091】
また、上記実施の形態において、コントローラ20は、請求項1または2記載のドア開閉制御装置に対応し、CPU72は、請求項2ないし4記載の制御手段に対応し、EEPROM75は、請求項2ないし5記載の第2の記憶手段に対応し、受光素子56および変復調回路部57は、請求項2ないし4記載の受信手段に対応している。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1ないし5記載の自動ドアの開閉制御システムによれば、設置依頼者以外の者によってドア開閉制御装置が動作させられる可能性が少なくなり、しかも設置業者が設置依頼者の承認を得ずに移動端末で所定パラメータの設定または変更を行うのが困難となるので、従来に比して、自動ドアのドア開閉制御装置を移動端末で動作させるに際してセキュリティを確保することができるとともに、移動端末で所定パラメータの設定または変更を行うに際してセキュリティを確保することができるという効果が得られる。
【0093】
また、本発明に係る請求項3記載の自動ドアの開閉制御システムによれば、設置業者以外の者が移動端末で所定パラメータの設定または変更を行うのがさらに困難となるので、移動端末で所定パラメータの設定または変更を行うに際してさらなるセキュリティを確保することができるという効果も得られる。
さらに、本発明に係る請求項4記載の自動ドアの開閉制御システムによれば、ドア開閉制御装置が所定パラメータの設定または変更を許可したことを把握することができるという効果も得られる。
【0094】
さらに、本発明に係る請求項5記載の自動ドアの開閉制御システムによれば、パラメータ操作を行う際は、異なる2つの暗証コードを入力する必要があるので、移動端末で所定パラメータの設定または変更を行うに際してさらなるセキュリティを確保することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動ドアの正面図である。
【図2】自動ドアの側面図である。
【図3】コントローラ20の構成を示すブロック図である。
【図4】リモコン90の外観構成および内部構成を示す図である。
【図5】リモコン制御処理を示すフローチャートである。
【図6】応答処理を示すフローチャートである。
【図7】リモコン90の表示部97で表示される画面を示す図である。
【符号の説明】
1 ドア
5,6,7 物体検出センサ
15 モータ
20 コントローラ
30 スイッチングトランス
40 電源部
50 制御部
53 パワーモジュール
56 受光素子
57 変復調回路部
62 アラーム発生部
70 マイクロコンピュータ
72,91 CPU
74,92 ROM
75,93 EEPROM
76,94 RAM
90 リモコン
96 入力部
97 表示部
98 送信発光部

Claims (5)

  1. 所定パラメータに基づいてドアの開閉を制御するドア開閉制御装置と、前記ドア開閉制御装置と無線により通信を行う移動可能な移動端末との間で指令又はデータを通信する自動ドアの開閉制御システムであって、
    前記ドア開閉制御装置と前記移動端末とにそれぞれ暗証コードを記憶させ、
    前記移動端末は、暗証コードを入力したときは、当該暗証コードと自己が記憶している暗証コードとを照合して所定関係を満たしているときに前記ドア開閉制御装置に対する操作を許可し、前記ドア開閉制御装置に対する操作のうち前記所定パラメータの設定又は変更に関するパラメータ操作を行う際は、暗証コードの入力を要求し、これに伴って暗証コードを入力したときは、当該暗証コードを送信するようになっており、
    前記ドア開閉制御装置は、前記パラメータ操作に際して入力された暗証コードを受信したときは、当該暗証コードと自己が記憶している暗証コードとを照合して所定関係を満たしているときに前記所定パラメータの設定又は変更を許可するようになっていることを特徴とする自動ドアの開閉制御システム。
  2. 所定パラメータに基づいてドアの開閉を制御するドア開閉制御装置と、前記ドア開閉制御装置と無線により通信を行う移動可能な移動端末との間で指令又はデータを通信する自動ドアの開閉制御システムであって、
    前記移動端末は、暗証コードを入力する入力手段と、前記入力手段からの入力に応じて所定の処理を実行する処理手段と、暗証コードを記憶するための第1の記憶手段と、暗証コードを送信する送信手段と、を有し、
    前記処理手段は、前記入力手段により暗証コードを入力したときは、当該暗証コードと前記第1の記憶手段の暗証コードとを照合して所定関係を満たしているときに前記ドア開閉制御装置に対する操作を許可し、前記ドア開閉制御装置に対する操作のうち前記所定パラメータの設定又は変更に関するパラメータ操作を行う際は、暗証コードの入力を要求し、これに伴って前記入力手段により暗証コードを入力したときは、当該暗証コードを前記送信手段に出力するようになっており、
    前記ドア開閉制御装置は、前記所定パラメータに基づいてドアの開閉を制御する制御手段と、暗証コードを受信する受信手段と、暗証コードを記憶するための第2の記憶手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記受信手段により前記パラメータ操作に際して入力された暗証コードを受信したときは、当該暗証コードと前記第2の記憶手段の暗証コードとを照合して所定関係を満たしているときに前記所定パラメータの設定又は変更を許可するようになっていることを特徴とする自動ドアの開閉制御システム。
  3. 請求項2において、
    前記制御手段は、前記受信手段により受信した暗証コードと前記第2の記憶手段の暗証コードとが所定回数連続して一致しないときは、所定のエラー処理を実行するようになっていることを特徴とする自動ドアの開閉制御システム。
  4. 請求項2及び3のいずれかにおいて、
    前記制御手段は、前記受信手段により受信した暗証コードと前記第2の記憶手段の暗証コードとが一致したときは、所定の出力処理を実行するようになっていることを特徴とする自動ドアの開閉制御システム。
  5. 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
    前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段は、それぞれ異なる暗証コードを記憶するようになっていることを特徴とする自動ドアの開閉制御システム。
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