JP2000345766A - 自動ドアの開閉制御システム - Google Patents

自動ドアの開閉制御システム

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JP2000345766A
JP2000345766A JP11158147A JP15814799A JP2000345766A JP 2000345766 A JP2000345766 A JP 2000345766A JP 11158147 A JP11158147 A JP 11158147A JP 15814799 A JP15814799 A JP 15814799A JP 2000345766 A JP2000345766 A JP 2000345766A
Authority
JP
Japan
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closing control
control device
abnormality information
door opening
mobile terminal
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JP11158147A
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English (en)
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Katsufumi Koike
勝文 小池
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Japan Automatic Door Co Ltd
Original Assignee
Japan Automatic Door Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Automatic Door Co Ltd filed Critical Japan Automatic Door Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動ドアのメンテナンスを行うに際して有益
な情報を提供することにより、メンテナンスを正確に行
うのに好適な自動ドアの開閉制御システムを提供する。 【解決手段】 リモコン90は、異常情報の送信を要求
する送信要求をEEPROM93の暗証番号とともにコ
ントローラ20に送信し、これに伴って異常情報を受信
したときは、受信した異常情報をEEPROM93に格
納するようになっている。コントローラ20は、ドアの
開閉を制御している際に異常状態が発生したときは、そ
の異常状態に関する異常情報を作成してEEPROM7
5に格納しておき、リモコン90から送信要求および暗
証番号を受信したときは、受信した暗証番号とEEPR
OM75の暗証番号とを照合してこれらが一致したとき
に、EEPROM75の異常情報をリモコン90に送信
するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアの開閉を制御
するシステムに係り、特に、自動ドアのメンテナンスを
行うに際して有益な情報を提供することにより、メンテ
ナンスを正確に行うのに好適な自動ドアの開閉制御シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動ドアとしては、例えば、通行
人等の移動体がドアに接近したことを検出する物体検出
センサと、物体検出センサからの検出信号に応じてドア
の開閉を制御するドア開閉制御装置と、を備えたものが
広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動ドアを設置した店
舗等では、自動ドアの設置業者が定期的にメンテナンス
を行うことにより、ドアの開閉速度やドアの開放保持時
間等をその環境に合わせて適宜に調整するようにしてい
るが、この場合、ドアの開閉速度やドアの開放保持時間
等のパラメータをより詳細に設定するためには、その自
動ドアにおいてこれまでどのようなケースで異常状態が
発生したかを設置業者が参考にできることが望まれる。
【0004】しかしながら、従来の自動ドアにあって
は、ドアの閉鎖動作中に人を挟んだり、ドアを開閉させ
るモータに対して過負荷電流が供給されたりするなど
の、ドアの開閉制御を行っている際に異常状態が発生し
た場合は、ドアの開閉制御を一時的に停止させてその異
常状態に対処するものはあるものの、その後に、これま
で発生した異常状態の内容を確認することはできなかっ
た。
【0005】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、自動ドアのメンテナンスを行うに際して有益な情報
を提供することにより、メンテナンスを正確に行うのに
好適な自動ドアの開閉制御システムを提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の自動ドアの開閉制御シ
ステムは、ドアの開閉を制御するドア開閉制御装置と、
前記ドア開閉制御装置と無線または有線により通信を行
う移動可能な移動端末との間で指令またはデータを通信
する自動ドアの開閉制御システムであって、前記ドア開
閉制御装置は、ドアの開閉を制御している際に異常状態
が発生したときは、その異常状態に関する異常情報を記
憶し、前記移動端末からの送信要求に応答して、記憶し
ている異常情報を前記移動端末に送信するようになって
いる。
【0007】このような構成であれば、ドア開閉制御装
置では、ドアの開閉を制御している際に異常状態が発生
したときは、その異常状態に関する異常情報が記憶され
る。そして、移動端末を用いてドア開閉制御装置に送信
要求を無線または有線で送信すると、ドア開閉制御装置
では、これに応答して、記憶されている異常情報が移動
端末に無線または有線で送信される。
【0008】ここで、異常状態としては、例えば、ドア
の閉鎖動作中に人を挟むこと、ドアを開閉させるモータ
に対して過負荷電流が供給されたこと、を挙げることが
できる。また、移動端末は、例えば、ドア開閉制御装置
からの異常情報を記憶して表示するように構成すること
ができる。
【0009】さらに、本発明に係る請求項2記載の自動
ドアの開閉制御装置は、請求項1記載の自動ドアの開閉
制御装置において、前記移動端末は、前記異常情報の送
信を要求する送信要求を前記ドア開閉制御装置に送信
し、これに伴って前記異常情報を受信したときは、受信
した異常情報を記憶するようになっている。このような
構成であれば、移動端末では、移動端末の所有者が所定
の操作を行ったりする等の所定事象に起因して、異常情
報の送信を要求する送信要求がドア開閉制御装置に無線
または有線で送信される。ドア開閉制御装置では、こう
して送信された送信要求を受信すると、これに応答し
て、記憶されている異常情報が移動端末に無線または有
線で送信される。移動端末では、こうして送信された異
常情報を受信すると、受信した異常情報が記憶される。
【0010】さらに、本発明に係る請求項3記載の自動
ドアの開閉制御装置は、請求項2記載の自動ドアの開閉
制御装置において、前記移動端末は、所定の処理を実行
する処理手段と、前記異常情報を記憶するための第1の
記憶手段と、前記送信要求を送信する第1の送信手段
と、前記異常情報を受信する第1の受信手段と、を有
し、前記処理手段は、前記送信要求を前記第1の送信手
段に出力し、これに伴って前記第1の受信手段により前
記異常情報を受信したときは、受信した異常情報を前記
第1の記憶手段に格納するようになっており、前記ドア
開閉制御装置は、ドアの開閉を制御する制御手段と、前
記異常情報を記憶するための第2の記憶手段と、前記送
信要求を受信する第2の受信手段と、前記異常情報を送
信する第2の送信手段と、を有し、前記制御手段は、ド
アの開閉を制御している際に異常状態が発生したとき
は、その異常状態に関する異常情報を前記第2の記憶手
段に格納し、前記第2の受信手段により前記送信要求を
受信したときは、これに応答して前記第2の記憶手段の
異常情報を前記第2の送信手段に出力するようになって
いる。
【0011】このような構成であれば、ドア開閉制御装
置では、ドアの開閉を制御している際に異常状態が発生
したときは、制御手段により、その異常状態に関する異
常情報が第2の記憶手段に格納される。一方、移動端末
では、移動端末の所有者が所定の操作を行ったりする等
の所定事象に起因して、処理手段により、異常情報の送
信を要求する送信要求が第1の送信手段に出力される。
その結果、第1の送信手段により、ドア開閉制御装置に
送信要求が無線または有線で送信される。ドア開閉制御
装置では、こうして送信された送信要求を第2の受信手
段により受信すると、制御手段により、これに応答し
て、第2の記憶手段に格納されている異常情報が第2の
送信手段に出力される。その結果、第2の送信手段によ
り、移動端末に異常情報が無線または有線で送信され
る。移動端末では、こうして送信された異常情報を第1
の受信手段により受信すると、処理手段により、受信し
た異常情報が第1の記憶手段に格納される。
【0012】さらに、本発明に係る請求項4記載の自動
ドアの開閉制御装置は、請求項1ないし3のいずれかに
記載の自動ドアの開閉制御装置において、前記移動端末
および前記ドア開閉制御装置にそれぞれ暗証コードを記
憶しておき、前記移動端末が記憶している暗証コードと
前記ドア開閉制御装置が記憶している暗証コードとを照
合して所定関係を満たしているときは、前記ドア開閉制
御装置が記憶している異常情報を前記移動端末に送信す
るようになっている。
【0013】このような構成であれば、ドア開閉制御装
置が異常情報を送信する場合、移動端末移動端末が記憶
している暗証コードとドア開閉制御装置が記憶している
暗証コードとが照合されて所定関係を満たしているとき
は、ドア開閉制御装置が記憶している異常情報が移動端
末に送信される。ここで、暗証コードとしては、例え
ば、所定桁数の数値、任意桁数の数値、所定字数の文字
列、任意字数の文字列、またはIDカード等から読み取
ったデータ列を挙げることができる。
【0014】また、所定関係を満たすことには、例え
ば、照合対象の暗証コードと被照合対象の暗証コードと
が一致していること、照合対象の暗証コードを用いて所
定演算式により演算を行った結果が被照合対象の暗証コ
ードと一致していること、または照合対象の暗証コード
を用いて所定演算式により演算を行った結果と被照合対
象の暗証コードを用いて所定演算式により演算を行った
結果が一致すること、を挙げることができる。
【0015】また、暗証コードの照合は、ドア開閉制御
装置が記憶している暗証コードを移動端末が受信して移
動端末で行うようになっていてもよいし、逆に、移動端
末が記憶している暗証コードをドア開閉制御装置が受信
してドア開閉制御装置で行うようになっていてもよい。
さらには、移動端末およびドア開閉制御装置以外の装置
を備え、その装置で行うようになっていてもよい。
【0016】また、暗証コードを記憶しておくことに
は、例えば、移動端末およびドア開閉制御装置のそれぞ
れで暗証コードを入力手段から入力することにより行う
こと、移動端末およびドア開閉制御装置のいずれか一方
で暗証コードを入力手段から入力し、これを他方に送信
することにより行うこと、またはあらかじめ暗証コード
を記憶した記憶手段を移動端末およびドア開閉制御装置
に備えることにより行うこと、を挙げることができる。
すなわち、請求項4記載の本発明において、暗証コード
は、あらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するもので
あり、あらかじめ記憶しておくものであってもよいし、
本システムの動作時に記憶するものであってもよい。
【0017】さらに、本発明に係る請求項5記載の自動
ドアの開閉制御装置は、請求項3記載の自動ドアの開閉
制御装置において、前記第1の記憶手段および前記第2
の記憶手段にそれぞれ暗証コードを記憶しておき、前記
処理手段は、前記送信要求を、前記第1の記憶手段の暗
証コードとともに前記第1の送信手段に出力するように
なっており、前記制御手段は、前記第2の受信手段によ
り前記送信要求および暗証コードを受信したときは、受
信した暗証コードと前記第2の記憶手段の暗証コードと
を照合してこれらが一致しているときに前記第2の記憶
手段の異常情報を前記第2の送信手段に出力するように
なっている。
【0018】このような構成であれば、移動端末では、
処理手段により、送信要求が、第1の記憶手段の暗証コ
ードとともに第1の送信手段に出力される。その結果、
第1の送信手段により、送信要求および暗証コードがド
ア開閉制御装置に送信される。ドア開閉制御装置では、
こうして送信された送信要求および暗証コードを第2の
受信手段により受信すると、制御手段により、受信した
暗証コードと第2の記憶手段の暗証コードとが照合さ
れ、これらが所定関係を満たしているときに、第2の記
憶手段に格納されている異常情報が第2の送信手段に出
力される。その結果、第2の送信手段により、異常情報
が移動端末に送信される。
【0019】ここで、第1の記憶手段および第2の記憶
手段は、あらかじめ暗証コードを記憶しておくものであ
ってもよいし、本システムの動作時に暗証コードを記憶
するものであってもよい。さらに、本発明に係る請求項
6記載の自動ドアの開閉制御システムは、請求項3ない
し5のいずれかに記載の自動ドアの開閉制御システムに
おいて、前記第1の送信手段と前記第2の受信手段とを
信号線接続可能に構成するとともに、前記第2の送信手
段と前記第1の受信手段とを信号線接続可能に構成し、
これらの手段は、データの送受信を前記信号線を介して
行うようになっている。
【0020】このような構成であれば、第1の送信手段
と第2の受信手段とが信号線で接続され、第2の送信手
段と第1の受信手段とが信号線で接続されると、第1の
送信手段により、送信要求または送信要求および暗証コ
ードが信号線を介して第2の受信手段に送信され、第2
の送信手段により、異常情報が信号線を介して第1の受
信手段に送信される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1ないし図6は、本発明に
係る自動ドアの開閉制御システムの実施の形態を示す図
である。この実施の形態は、本発明に係る自動ドアの開
閉制御装置を、図1に示すように、コントローラ20に
おいて、ドア1の開閉制御を行っている際に異常状態が
発生したときは、その異常状態に関する異常情報を記憶
しておき、リモコン90からの送信要求に応じて異常情
報をリモコン90に送信する場合について適用したもの
である。
【0022】まず、本発明に係る自動ドアの開閉制御シ
ステムの全体構成を図1および図2を参照しながら説明
する。図1は、自動ドアの正面図であり、図2は、自動
ドアの側面図である。これらの図において、ドア1は両
方のドアがスライドする引き戸タイプのもので、ドア1
上部の外側および室内側のほぼ中央部には、通行人等の
移動体がドア1に接近したことを検出する物体検出セン
サ5,6がそれぞれ設けられており、ドア1両側にも同
様に、通行人等の移動体がドア1に接近したことを検出
する物体検出センサ7が設けられている。
【0023】物体検出センサ5は、例えば光反射型の光
センサであって、図2に示すように、ドア1からやや離
れた場所に光束を照射し、その光束内に移動体が進入し
てきたときは、外部信号を出力することにより移動体の
接近を検出するようになっている。物体検出センサ6
も、物体検出センサ5と同一機能を有して構成されてお
り、光束内に移動体が進入してきたときは、内部信号を
出力することにより移動体の接近を検出するようになっ
ている。
【0024】物体検出センサ7は、ドア1の開閉動作線
上でかつドア1の両側に設けられた例えば光学式のセン
サであって、ドア1の右側に設けられた発光ダイオード
と、発光ダイオードからのフォトビームを受光可能にし
てドア1の左側に設けられたフォトダイオードと、で構
成されており、フォトダイオードにより発光ダイオード
からのフォトビームを常時受光しながら、これらの間を
移動体が通過したときは、発光ダイオードからのフォト
ビームが遮られるので、これにより移動体の通過を検出
するようになっている。なお、移動体の通過を検出した
ときは、フォトビーム信号を出力するようになってい
る。
【0025】一方、図1において、駆動プーリ11と従
動プーリ12にわたってベルト13が巻き掛けられ、ベ
ルト13には、ドア1が連結されている。駆動プーリ1
1は、モータ15により正逆転されてドア1を閉じ側の
端と開き側の端にわたって開閉移動させるようになって
いる。モータ15は、後述のコントローラ20からの駆
動信号によりモータ駆動回路を介して駆動制御されると
ともに、エンコーダによりモータ回転数をホールIC信
号としてコントローラ20に出力するようになってい
る。
【0026】次に、コントローラ20の構成を図3を参
照しながら説明する。図3は、コントローラ20の構成
を示すブロック図である。コントローラ20は、例えば
ドア1上部の中央部に設けられており、単相交流100
[V]または200[V]の電源を入力して整流等を行
う電源部40と、スイッチングトランス30を介して入
力した電源部40からの電力により駆動しかつドア1の
開閉制御を行う制御部50と、で構成されている。
【0027】電源部40は、電源からのノイズおよび外
来ノイズを除去するノイズフィルタ41と、ノイズフィ
ルタ41を介して入力した電源からの電流を全波整流す
る整流回路部42と、スイッチングトランス30に対し
て所定周波数(例えば、100[kHz])でスイッチン
グを行うスイッチング部43と、整流回路部42の出力
電圧が所定電圧レベルであるか否かを検知する高低圧検
知回路部44と、整流回路部42の出力電圧を監視して
停電したか否かを検知する停電検知回路部45と、で構
成されている。
【0028】高低圧検知回路部44は、整流回路部42
の出力電圧が所定電圧(例えば、183[V])以上と
なったことを1秒以上継続して検知(高電圧検知)した
とき、および整流回路部42の出力電圧が所定電圧(例
えば、98[V])以下となったことを1秒以上継続し
て検知(低電圧検知)したときは、電源電圧が異常であ
ると判定し、ブザー等の警告音を出力するようになって
いる。
【0029】停電検知回路部45は、整流回路部42の
出力電圧をフォトカプラ等で監視して停電したことを検
知したときは、後述のバッテリ供給回路を駆動させて電
源の代替を行うようになっている。スイッチングトラン
ス30は、スイッチング部43のスイッチングにより整
流回路部42の出力電圧を所定電圧に変圧するようにな
っている。
【0030】制御部50は、スイッチングトランス30
からの電流を整流する整流回路部51,52と、整流回
路部52の出力電圧を所定電圧(例えば、5[V])に
変圧するレギュレータ54と、マイクロコンピュータ7
0と、マイクロコンピュータ70の制御によりモータ1
5を駆動させるパワーモジュール53と、バッテリ充電
回路部55と、外部のリモコン90からの赤外線信号を
受光する受光部56と、受光部56からの受光信号を変
復調する変復調回路部57と、リモコン90と信号線を
介して通信を行う信号線接続可能なRS232Cレベル
変換回路部58と、マイクロコンピュータ70の制御に
よりソレノイド駆動部100を駆動させるドライバ59
と、アラームを発生させるためのアラーム発生部62
と、で構成されている。なお、リモコン90は、設置業
者がメンテナンスを行うために利用するメンテナンス用
のリモコンである。
【0031】整流回路部51は、スイッチングトランス
30により第1の所定電圧(例えば、140[V])に
変圧された電流を整流し、整流した電流の一部をモータ
15を介して帰還するようになっており、整流回路部5
2は、スイッチングトランス30により第2の所定電圧
(例えば、24[V])に変圧された電流を整流するよ
うになっている。
【0032】パワーモジュール53は、整流回路部51
からの電力により駆動し、マイクロコンピュータ70の
制御によりモータ15に供給する電流を制御してモータ
15を駆動させるようになっている。また、パワーモジ
ュール53には、モータ15に負荷される負荷電流値を
検出する電流検出器61が設けられており、電流検出器
61は、検出した負荷電流値をバッファ60bを介して
マイクロコンピュータ70に出力するようになってい
る。
【0033】バッテリ充電回路部55は、停電検知回路
部45が停電したことを検知しない非停電時は、外部に
設けられたNiCaバッテリ80にレギュレータ54か
らの電力を充電し、停電検知回路部45が停電したこと
を検知した停電時は、NiCaバッテリ80に蓄電され
た電力をマイクロコンピュータ70に供給するようにな
っている。
【0034】ソレノイド駆動部100は、ドア1が閉鎖
状態にあるときにその状態でドア1をロックするための
ロック機構を駆動させるものであり、ドライバ59は、
マイクロコンピュータ70の制御によりソレノイド駆動
部100を駆動させ、ドア1をロックし、またはそのロ
ックを解除するようになっている。次に、リモコン90
の構成を図4を参照しながら説明する。図4は、リモコ
ン90の外観構成および内部構成を示す図である。
【0035】リモコン90は、コントローラ20に対す
る操作として、コントローラ20の動作に関する動作指
令、またはドア1の開閉制御に必要な所定パラメータの
設定または変更に関するパラメータ操作を送信すること
によりコントローラ20を遠隔操作するものであって、
図4(a)に示すように、複数のキーを配列してなりか
つ暗証番号、動作指令またはパラメータ操作を入力する
入力部96と、LCD(Liquid Crystal Display)等から
なりかつ暗証番号の入力要求等を表示する表示部97
と、暗証番号、動作指令またはパラメータ操作を赤外線
信号により送信する送信発光部98と、RS232Cレ
ベル変換回路部58と信号線を介して通信を行う信号線
接続可能なRS232Cレベル変換回路部99と、でそ
の外観が構成されている。
【0036】また、リモコン90は、図4(b)に示す
ように、所定の制御プログラムに基づいて演算およびシ
ステム全体を制御するCPU91と、所定領域にあらか
じめCPU91の制御プログラム等を格納しているRO
M92と、例えば4桁からなる暗証番号を記憶したEE
PROM93と、ROM92等から読み出したデータや
CPU91の演算過程で必要な演算結果を格納するため
のRAM94と、外部装置とのデータの入出力を媒介す
るI/F95と、でその内部が構成されており、これら
は、データを転送するための信号線であるバスで相互に
かつデータ授受可能に接続されている。
【0037】I/F95には、外部装置として、入力部
96と、表示部97と、送信発光部98と、RS232
Cレベル変換回路部99と、が接続されている。CPU
91は、マイクロプロセッシングユニットMPU等から
なり、電源が投入されたときは、ROM92の所定領域
に格納されている制御プログラムを起動させ、図5のフ
ローチャートに示すリモコン制御処理を実行するように
なっている。図5は、リモコン制御処理を示すフローチ
ャートである。
【0038】CPU91においてリモコン処理が実行さ
れると、図5に示すように、まず、ステップS100に
移行して、異常情報の送信要求を行う異常情報送信要求
キーとして割り当てられた入力部96の所定キーの押下
を検出し、この所定キーの押下により所定操作が入力部
96から入力されたか否かを判定し、所定操作が入力さ
れたと判定されたとき(Yes)は、ステップS102に移
行する。このステップS100では、さらに、リモコン
90のRS232Cレベル変換回路部99とコントロー
ラ20のRS232Cレベル変換回路部58とが信号線
で通信可能に接続されているか否かも判定し、上記判定
結果(Yes)に加えて、信号線で通信可能に接続されてい
ると判定されたとき(Yes)は、ステップS102に移行
する。
【0039】ステップS102では、異常情報の送信を
要求する送信要求をEEPROM93の暗証番号ととも
にRS232Cレベル変換回路部99に出力し、ステッ
プS104に移行して、送信要求を出力してから所定時
間内にコントローラ20から異常情報を受信したか否か
を判定し、異常情報を受信したと判定されたとき(Yes)
は、ステップS106に移行して、異常情報を正常に受
信できた旨のメッセージを表示部97に表示するととも
に、受信した異常情報をEEPROM93に格納し、ス
テップS108に移行する。
【0040】ステップS108では、異常情報表示モー
ドキーとして割り当てられた入力部96の所定キーの押
下を検出し、この所定キーの押下により異常情報表示モ
ードが要求されたか否かを判定し、異常情報表示モード
が要求されたと判定されたとき(Yes)は、ステップS1
10に移行して、異常情報をEEPROM93から読み
出し、ステップS112に移行して、読み出した異常情
報を表示部97に表示し、ステップS100に移行す
る。
【0041】一方、ステップS108で、異常情報表示
モードが要求されていないと判定されたとき(No)は、ス
テップS100に移行する。一方、ステップS104
で、送信要求を出力してから所定時間内にコントローラ
20から異常情報を受信したか否かを判定し、異常情報
を受信していないと判定されたとき(No)は、ステップS
114に移行して、異常情報を正常に受信できなかった
旨のエラーメッセージを表示部97に表示するエラー処
理を実行し、ステップS108に移行する。
【0042】一方、ステップS100で、所定操作が入
力されていないと判定されたとき(No)、またはリモコン
90とコントローラ20とが信号線で通信可能に接続さ
れていないと判定されたとき(No)は、ステップS108
に移行する。次に、図3に戻ってマイクロコンピュータ
70の構成を説明する。マイクロコンピュータ70は、
レギュレータ54からの電力により駆動し、所定の制御
プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御す
るCPU72と、所定領域にあらかじめCPU72の制
御プログラム等を格納しているROM74と、暗証番号
を記憶したEEPROM75と、ROM74等から読み
出したデータやCPU72の演算過程で必要な演算結果
を格納するためのRAM76と、外部装置とのデータの
入出力を媒介するI/F78と、で構成されており、こ
れらは、データを転送するための信号線であるバス79
で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0043】I/F78には、外部装置として、パワー
モジュール53と、電流検出器61と、モータ15に内
蔵されたエンコーダと、バッテリ充電回路部55と、変
調回路部57と、RS232Cレベル変換回路部58
と、ドライバ59と、物体検出センサ5〜7と、が接続
されている。なお、物体検出センサ5〜7は、バッファ
60aを介してI/F78に接続されている。
【0044】CPU72は、マイクロプロセッシングユ
ニットMPU等からなり、物体検出センサ5〜7から外
部信号、内部信号またはフォトビーム信号を入力したと
きは、ドア1を開放するようにパワーモジュール53を
制御するドア1の開放処理を実行し、ドア1の開放を完
了したのちは、所定の開放保持時間(例えば、3
[s])が経過するのを待ってドア1の閉鎖処理を実行
するようになっている。また、こうしたドア開閉制御処
理とともに、リモコン90に対する応答処理を行うとき
は、ROM74の所定領域に格納されている制御プログ
ラムを起動させ、図6のフローチャートに示す応答処理
を実行するようになっている。図6は、応答処理を示す
フローチャートである。
【0045】CPU72において応答処理が実行される
と、図6に示すように、まず、ステップS200に移行
して、異常状態が発生したか否かを判定し、異常状態が
発生したと判定されたとき(Yes)は、ステップS202
に移行して、その異常状態に関する異常情報を作成し、
ステップS204に移行して、作成した異常情報をEE
PROM75に格納し、ステップS206に移行する。
【0046】ステップS206では、RS232Cレベ
ル変換回路部58により送信要求および暗証番号を受信
したか否かを判定し、送信要求および暗証番号を受信し
たと判定されたとき(Yes)は、ステップS208に移行
して、受信した暗証番号とEEPROM75の暗証番号
との照合処理を行い、ステップS210に移行して、受
信した暗証番号とEEPROM75の暗証番号とが一致
しているか否かを判定し、これらが一致していると判定
されたとき(Yes)は、ステップS212に移行する。
【0047】ステップS212では、異常情報をEEP
ROM93から読み出し、ステップS214に移行し
て、読み出した異常情報をRS232Cレベル変換回路
部58に出力し、ステップS200に移行する。一方、
ステップS210で、受信した暗証番号とEEPROM
75の暗証番号とが一致していないと判定されたとき(N
o)は、ステップS216に移行して、受信した暗証番号
とEEPROM75の暗証番号とが3回連続して一致し
なかったか否かを判定し、3回連続して一致しなかった
と判定されたとき(Yes)は、ステップS218に移行し
て、暗証番号が3回連続して一致しなかったことを通知
するアラームを電源が遮断されるまでの間アラーム発生
部62により発生させ続ける(例えば、0.3秒ごとに
アラームをオン/オフさせる発生パターンを電源が遮断
されるまで繰り返す)エラー処理を実行する。
【0048】一方、ステップS216で、受信した暗証
番号とEEPROM75の暗証番号との連続不一致回数
が3回に達していないと判定されたとき(No)は、ステッ
プS220に移行して、暗証番号が一致しなかったこと
を通知するアラームをアラーム発生部62により発生さ
せる(例えば、0.3秒ごとにアラームをオン/オフさ
せる発生パターンを3回繰り返す)エラー処理を実行
し、ステップS200に移行する。
【0049】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
コントローラ20では、これに電源が投入されると、ノ
イズフィルタ41、整流回路部42、スイッチングトラ
ンス30および整流回路部51を介してパワーモジュー
ル53に電力が供給されるとともに、ノイズフィルタ4
1、整流回路部42、スイッチングトランス30、整流
回路部52およびレギュレータ54を介してマイクロコ
ンピュータ70に電力が供給される。マイクロコンピュ
ータ70に電力が供給されると、CPU72により、ド
ア1の開閉制御が開始されるとともに、ROM74から
制御プログラムが読み出され、制御プログラムに基づい
て応答処理が実行されることにより、リモコン90に対
して応答可能な状態となる。
【0050】通常、ドア1の開閉制御が可能な状態で
は、通行人等の移動体がドア1に接近すると、物体検出
センサ5〜7により、その接近が検出信号として検出さ
れ、CPU72により、物体検出センサ5〜7からの検
出信号に応じてドア1が開放される。ドア1の開放を完
了したのちは、所定の開放保持時間(例えば、3
[s])が経過するのを待ってドア1が閉鎖される。
【0051】ところが、例えば、ドア1の閉鎖動作中に
人がドア1に挟んだりするなどの、ドア1の開閉制御を
行っている際に異常状態が発生したときは、CPU72
により、ステップS200〜ステップS204を経て、
その異常状態に関する異常情報が作成され、作成された
異常情報がEEPROM75に格納される。こうした異
常情報は、ドア1の開閉制御中に異常状態が発生するた
びにEEPROM75に追加格納されていく。
【0052】次に、格納された異常情報をコントローラ
20からリモコン90に読み込む場合を説明する。な
お、リモコン90のEEPROM93およびマイクロコ
ンピュータ70のEEPROM75には、リモコン90
の所有者(例えば、設置業者)により、同一の暗証番号
(例えば、“2468”)が設定されているものとす
る。
【0053】コントローラ20からリモコン90に異常
情報を読み込むには、まず、コントローラ20のRS2
32Cレベル変換回路部58とリモコン90のRS23
2Cレベル変換回路部99とを信号線で通信可能に接続
し、その後、リモコン90に電源を投入する。リモコン
90では、これに電源が投入されると、CPU91によ
り、ROM92から制御プログラムが読み出され、制御
プログラムに基づいてリモコン制御処理が実行されるこ
とにより、キー入力可能な状態となる。ここで、リモコ
ン90の所有者が所定キーを押下して所定操作を入力す
ると、ステップS102において、異常情報の送信を要
求する送信要求がEEPROM93の暗証番号“246
8”とともにRS232Cレベル変換回路部99に出力
される。この結果、RS232Cレベル変換回路部99
により、送信要求および暗証番号“2468”が信号線
を介してRS232Cレベル変換回路部58に送信され
る。
【0054】コントローラ20では、こうして送信され
た送信要求および暗証番号“2468”をRS232C
レベル変換回路部58により受信すると、ステップS2
06〜210を経て、受信した暗証番号“2468”と
EEPROM93の暗証番号“2468”とが照合さ
れ、これらが一致するので、ステップS212,S21
4を経て、異常情報がEEPROM93から読み出さ
れ、読み出された異常情報がRS232Cレベル変換回
路部58に出力される。この結果、RS232Cレベル
変換回路部58により、異常情報が信号線を介してRS
232Cレベル変換回路部99に送信される。
【0055】リモコン90では、こうして送信された異
常情報をRS232Cレベル変換回路部99により受信
すると、ステップS104,106を経て、異常情報を
正常に受信できた旨のメッセージが表示部97に表示さ
れるとともに、受信した異常情報がEEPROM93に
格納される。次に、リモコン90に読み込んだ異常情報
を表示する場合を説明する。
【0056】リモコン90では、キー入力可能な状態
で、リモコン90の所有者が所定キーを押下して異常情
報表示モードを要求すると、ステップS108〜112
を経て、異常情報がEEPROM93から読み出され、
読み出された異常情報が表示部97に表示される。次
に、マイクロコンピュータ70の暗証番号とは異なった
暗証番号が設定されたリモコン90を用いて、コントロ
ーラ20からリモコン90に異常情報を読み込む場合を
説明する。この場合、例えば、マイクロコンピュータ7
0には、暗証番号として“2468”が設定されてお
り、リモコン90には、暗証番号として“1234”が
設定されているものとする。
【0057】リモコン90では、所定操作が入力される
と、異常情報の送信を要求する送信要求がEEPROM
93の暗証番号“1234”とともにRS232Cレベ
ル変換回路部99に出力される。この結果、RS232
Cレベル変換回路部99により、送信要求および暗証番
号“2468”が信号線を介してRS232Cレベル変
換回路部58に送信される。
【0058】コントローラ20では、こうして送信され
た送信要求および暗証番号“1234”をRS232C
レベル変換回路部58により受信すると、受信した暗証
番号“1234”とEEPROM93の暗証番号“24
68”とが照合され、これらが一致しないので、ステッ
プS220において、暗証番号が一致しなかったことを
通知するアラームが発生し、異常情報がRS232Cレ
ベル変換回路部58に出力されることはない。そして、
こうした暗証番号の不一致が3回連続して続くと、コン
トローラ20では、ステップS218において、暗証番
号が3回連続して一致しなかったことを通知するアラー
ムが電源を遮断するまでの間発生し続ける。したがっ
て、暗証番号を新たに入力し直すときは、一旦コントロ
ーラ20の電源を遮断して再度電源を投入する必要があ
る。
【0059】一方、リモコン90では、コントローラ2
0から異常情報が送信されないことにより、送信要求を
出力してから所定時間内にコントローラ20から異常情
報を受信できないので、異常情報を正常に受信できなか
った旨のエラーメッセージが表示部97に表示される。
このようにして、本実施の形態では、リモコン90は、
異常情報の送信を要求する送信要求をコントローラ20
に送信し、これに伴って異常情報を受信したときは、受
信した異常情報をEEPROM93に格納するように
し、コントローラ20は、ドアの開閉を制御している際
に異常状態が発生したときは、その異常状態に関する異
常情報を作成してEEPROM75に格納し、リモコン
90からの送信要求に応答して、EEPROM75の異
常情報をリモコン90に送信するようにした。
【0060】これにより、設置業者がメンテナンスを行
う際は、コントローラ20において発生した異常状態の
内容をリモコン90により確認することができるので、
設置業者は、その自動ドアにおいてこれまでどのような
ケースで異常状態が発生したかを参考にすることがで
き、ドアの開閉速度やドアの開放保持時間等のパラメー
タをより詳細に設定することが可能となる。したがっ
て、従来に比して、自動ドアのメンテナンスを比較的正
確に、すなわち設置依頼者の要望にできるだけ沿ったか
たちで行うことができる。
【0061】また、本実施の形態では、リモコン90
は、異常情報の送信を要求する送信要求を、EEPRO
M93の暗証番号とともにコントローラ20に送信する
ようにし、コントローラ20は、送信要求および暗証番
号を受信したときは、受信した暗証番号とEEPROM
75の暗証番号とを照合してこれらが一致しているとき
にEEPROM75の異常情報をリモコン90に送信す
るようにした。
【0062】これにより、設置業者がリモコン90とコ
ントローラ20とに同一の暗証番号を設定しておけば、
そのリモコン90とそのコントローラ20とが1対1で
対応するので、設置業者のリモコン90以外のリモコン
によってコントローラ20から異常情報が読み出される
可能性が少なくなる。また、暗証番号の照合をコントロ
ーラ20側で行うことにより、EEPROM75の暗証
番号がコントローラ20から出力されることがないの
で、コントローラ20から不正に暗証番号が取得される
可能性が少なくなる。したがって、自動ドアのコントロ
ーラ20から異常情報を読み出すに際してセキュリティ
を確保することができる。
【0063】さらに、本実施の形態では、RS232C
レベル変換回路部99とRS232Cレベル変換回路部
58とを信号線で通信可能に接続し、送信要求、暗証番
号および異常情報の送受信を信号線を介して行うように
した。これにより、異常情報をリモコン90に読み込む
には、コントローラ20とリモコン90とを信号線で接
続しなければならないので、設置業者以外の者がコント
ローラ20から異常情報を不正に読み出すのが困難とな
る。通常、コントローラ20は、ドア1上部の中央部等
の比較的目立つ位置に設けられているため、設置業者以
外の者が、リモコン90を同一の暗証番号が設定されて
いるコントローラ20に信号線で接続するという作業を
内密に行うのは、防犯面からかなりの困難をきわめるか
らである。したがって、自動ドアのコントローラ20か
ら異常情報を読み出すに際してさらなるセキュリティを
確保することができる。
【0064】さらに、本実施の形態では、コントローラ
20は、リモコン90から受信した暗証番号とEEPR
OM75の暗証番号とが3回連続して一致しないとき
は、暗証番号が3回連続して一致しなかったことを通知
するアラームを電源が遮断されるまでの間発生させ続け
るエラー処理を実行するようになっている。これによ
り、例えば、設置業者以外の者が、複数のリモコンを用
いて人海戦術等でコントローラ90から異常情報を読み
出すのが困難となるので、コントローラ20から異常情
報が不正に読み出される可能性が少なくなる。したがっ
て、自動ドアのコントローラ20から異常情報を読み出
すに際してさらなるセキュリティを確保することができ
る。
【0065】なお、上記実施の形態においては、暗証番
号の照合をコントローラ20側で行うように構成した
が、これに限らず、暗証番号の照合をリモコン90側で
行うように構成してもよい。この場合、例えば、コント
ローラ20は、リモコン90から送信要求に応じてEE
PROM75の暗証番号をリモコン90に送信し、リモ
コン90から暗証番号が一致した旨の通知を受信して異
常情報を送信するように構成する。
【0066】また、上記実施の形態においては、RS2
32Cレベル変換回路部99とRS232Cレベル変換
回路部58とを信号線で通信可能に接続し、送信要求、
暗証番号および異常情報の送受信を信号線を介して行う
ように構成したが、これに限らず、送信発光部98と受
光素子56,変復調回路部57とを利用して、送信要
求、暗証番号および異常情報の送受信を行うように構成
してもよい。
【0067】さらに、上記実施の形態において、図5お
よび図6のフローチャートに示す処理を実行するにあた
ってはいずれも、ROM74またはROM92にあらか
じめ格納されている制御プログラムを実行する場合につ
いて説明したが、これに限らず、これらの手順を示した
プログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラム
をRAM76またはRAM94に読み込んで実行するよ
うにしてもよい。
【0068】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等
の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒
体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記
憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0069】上記実施の形態において、コントローラ2
0は、請求項1ないし4記載のドア開閉制御装置に対応
し、リモコン90は、請求項1ないし4記載の移動端末
に対応し、暗証番号は、請求項4または5記載の暗証コ
ードに対応している。また、CPU91は、請求項3ま
たは5記載の処理手段に対応し、EEPROM93は、
請求項3または5記載の第1の記憶手段に対応し、RS
232Cレベル変換回路部99は、請求項3、5または
6記載の第1の送信手段および請求項3または6記載の
第1の受信手段に対応している。
【0070】また、CPU72は、請求項3または5記
載の制御手段に対応し、EEPROM75は、請求項3
または5記載の第2の記憶手段に対応し、RS232C
レベル変換回路部58は、請求項3、5または6記載の
第2の送信手段および請求項3、5または6記載の第2
の受信手段に対応している。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1ないし6記載の自動ドアの開閉制御システムによれ
ば、設置業者がメンテナンスを行う際は、ドア開閉制御
装置において発生した異常状態の内容を移動端末により
確認することができるので、設置業者は、その自動ドア
においてこれまでどのようなケースで異常状態が発生し
たかを参考にすることができ、ドアの開閉速度やドアの
開放保持時間等のパラメータをより詳細に設定すること
が可能となる。したがって、従来に比して、自動ドアの
メンテナンスを比較的正確に、すなわち設置依頼者の要
望にできるだけ沿ったかたちで行うことができるという
効果が得られる。
【0072】さらに、本発明に係る請求項4または5記
載の自動ドアの開閉制御システムによれば、設置業者が
移動端末とドア開閉制御装置とに同一の暗証番号を設定
しておけば、その移動端末とそのドア開閉制御装置とが
1対1で対応するので、設置業者の移動端末以外の移動
端末によってドア開閉制御装置から異常情報が読み出さ
れる可能性が少なくなる。また、暗証コードの照合をド
ア開閉制御装置側で行うことにより、ドア開閉制御装置
が記憶している暗証コードがドア開閉制御装置から出力
されることがないので、ドア開閉制御装置から不正に暗
証コードが取得される可能性が少なくなる。したがっ
て、自動ドアのドア開閉制御装置から異常情報を読み出
すに際してセキュリティを確保することができるという
効果も得られる。
【0073】さらに、本発明に係る請求項6記載の自動
ドアの開閉制御システムによれば、異常情報を移動端末
に読み込むには、ドア開閉制御装置と移動端末とを信号
線で接続しなければならないので、設置業者以外の者が
ドア開閉制御装置から異常情報を不正に読み出すのが困
難となる。したがって、自動ドアのドア開閉制御装置か
ら異常情報を読み出すに際してさらなるセキュリティを
確保することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動ドアの正面図である。
【図2】自動ドアの側面図である。
【図3】コントローラ20の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】リモコン90の外観構成および内部構成を示す
図である。
【図5】リモコン制御処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】応答処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ドア 5,6,7 物体検出センサ 15 モータ 20 コントローラ 30 スイッチングトランス 40 電源部 50 制御部 53 パワーモジュール 56 受光素子 57 変復調回路部 58,99 RS232Cレベル変換回路部 70 マイクロコンピュータ 72,91 CPU 74,92 ROM 75,93 EEPROM 76,94 RAM 90 リモコン 96 入力部 97 表示部 98 送信発光部
フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA02 BA06 CA06 DA04 DB04 EA15 EB01 EC03 GA06 GA08 GB01 GB06 GC01 GC05 GC06 GD00 GD02 GD03 KA02 KA08 KA13 KA15 KA25 KA27 5K048 BA53 BA55 CA02 DA01 DB04 DC01 EB01 EB02 EB03 EB08 HA05 HA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの開閉を制御するドア開閉制御装置
    と、前記ドア開閉制御装置と無線又は有線により通信を
    行う移動可能な移動端末との間で指令又はデータを通信
    する自動ドアの開閉制御システムであって、 前記ドア開閉制御装置は、ドアの開閉を制御している際
    に異常状態が発生したときは、その異常状態に関する異
    常情報を記憶し、前記移動端末からの送信要求に応答し
    て、記憶している異常情報を前記移動端末に送信するよ
    うになっていることを特徴とする自動ドアの開閉制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記移動端末は、前記異常情報の送信を要求する送信要
    求を前記ドア開閉制御装置に送信し、これに伴って前記
    異常情報を受信したときは、受信した異常情報を記憶す
    るようになっていることを特徴とする自動ドアの開閉制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記移動端末は、所定の処理を実行する処理手段と、前
    記異常情報を記憶するための第1の記憶手段と、前記送
    信要求を送信する第1の送信手段と、前記異常情報を受
    信する第1の受信手段と、を有し、 前記処理手段は、前記送信要求を前記第1の送信手段に
    出力し、これに伴って前記第1の受信手段により前記異
    常情報を受信したときは、受信した異常情報を前記第1
    の記憶手段に格納するようになっており、 前記ドア開閉制御装置は、ドアの開閉を制御する制御手
    段と、前記異常情報を記憶するための第2の記憶手段
    と、前記送信要求を受信する第2の受信手段と、前記異
    常情報を送信する第2の送信手段と、を有し、 前記制御手段は、ドアの開閉を制御している際に異常状
    態が発生したときは、その異常状態に関する異常情報を
    前記第2の記憶手段に格納し、前記第2の受信手段によ
    り前記送信要求を受信したときは、これに応答して前記
    第2の記憶手段の異常情報を前記第2の送信手段に出力
    するようになっていることを特徴とする自動ドアの開閉
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記移動端末及び前記ドア開閉制御装置にそれぞれ暗証
    コードを記憶しておき、 前記移動端末が記憶している暗証コードと前記ドア開閉
    制御装置が記憶している暗証コードとを照合して所定関
    係を満たしているときは、前記ドア開閉制御装置が記憶
    している異常情報を前記移動端末に送信するようになっ
    ていることを特徴とする自動ドアの開閉制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段にそれぞれ
    暗証コードを記憶しておき、 前記処理手段は、前記送信要求を、前記第1の記憶手段
    の暗証コードとともに前記第1の送信手段に出力するよ
    うになっており、 前記制御手段は、前記第2の受信手段により前記送信要
    求及び暗証コードを受信したときは、受信した暗証コー
    ドと前記第2の記憶手段の暗証コードとを照合してこれ
    らが一致しているときに前記第2の記憶手段の異常情報
    を前記第2の送信手段に出力するようになっていること
    を特徴とする自動ドアの開閉制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかにおいて、 前記第1の送信手段と前記第2の受信手段とを信号線接
    続可能に構成するとともに、前記第2の送信手段と前記
    第1の受信手段とを信号線接続可能に構成し、 これらの手段は、データの送受信を前記信号線を介して
    行うようになっていることを特徴とする自動ドアの開閉
    制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019342A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Solic:Kk 自動ドア用電源装置
JP2018199994A (ja) * 2017-05-23 2018-12-20 ゲーツェ ゲーエムベーハー センサの自動位置決定方法および装置

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JP2011019342A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Solic:Kk 自動ドア用電源装置
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