JP3625981B2 - 車輌用照明灯の洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な車輌用照明灯の洗浄装置に関する。詳しくは、左右の幅が広く且つレンズ面の左右方向での湾曲が大きい車輌用照明灯のレンズの洗浄に好適な洗浄装置を提供する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
左右の幅が広いレンズ面を有する車輌用照明灯のレンズを洗浄する洗浄装置が提案されている。
【0003】
図8に示すものはそのような車輌用照明灯の洗浄装置の一例の要部を示すものである。
【0004】
ノズルホルダ1は2つのノズル保持部2、2を備え、これが洗浄水供給管3と一体に形成されている。各ノズル保持部2、2は一端が開口し他端がほぼ閉塞された円筒状をしており、このような2つのノズル保持部2、2が並列するように一体に形成されている。洗浄水供給管3は一端が開口し他端がほぼ閉塞された円筒状をしており、その閉塞端側が上記ノズルホルダ1の2つのノズル保持部2、2の閉塞端側と連結され、洗浄水供給管3の内部空間と2つのノズル保持部2、2の内部空間とが連通されている。
【0005】
そして、洗浄水供給管3の開口端部に洗浄水供給装置に連結された給水連結管4が嵌合され、また、ノズルホルダ1の各ノズル保持部2、2内に図示しない噴射ノズルが内嵌される。
【0006】
そして、給水連結管4を介して洗浄水供給管3に洗浄水が供給されると、該洗浄水が2つのノズル保持部2、2に分岐供給され、図示しない噴射ノズルから車輌用照明灯のレンズに向けて噴射される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の車輌用照明灯の洗浄装置にあっては、2つの噴射ノズルの噴射口の間隔を大きくするのに限界があり、左右方向の幅が広く且つレンズ面の湾曲が大きい車輌用照明灯の場合、そのレンズ面を完全に洗浄しきれないという問題があった。
【0008】
そこで、2つのノズル保持部2、2間の間隔を大きくして左右幅が大きくレンズ面の湾曲が大きい車輌用照明灯に対応しようとすると、洗浄水供給管3の径も大きくしなければならず、標準化されている給水連結管を使用することが出来ず、特別仕様の給水連結管を使用しなければならないという問題が生じる。
【0009】
更に、ノズル保持部2、2内で噴射ノズルの向きをある程度調整することが出来るとしても、左右のノズル保持部2、2の型抜き方向を同じにしなければならないので、噴射ノズルの噴射方向の調整には限度があり、この点でも左右幅が大きくレンズ面の湾曲が大きい車輌用照明灯に対応しきれないという問題がある。
【0010】
そこで、本発明車輌用照明灯の洗浄装置は、左右の幅が広く且つレンズ面の左右方向での湾曲が大きい車輌用照明灯のレンズであってもこれを完全に洗浄することが出来るようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明車輌用照明灯の洗浄装置は、上記した課題を解決するために、洗浄水を噴射する噴射ノズルと、T字の横棒に相当する部分の両端が洗浄水供給端となるほぼT字状を為す洗浄水供給管と、上記洗浄水供給端に位置し上記噴射ノズルを支持するノズルホルダと、シリンダと該シリンダに対して軸方向に摺動自在に支持されたピストンとを備え、上記洗浄水供給管のT字の縦棒に相当する部分に設けられた案内板に形成された係合部と上記ピストンの先端部に連結された給水連結管の連結板に形成された係合部とが係合されることによって、上記洗浄水供給管がピストンと連結され、洗浄水の供給圧力によりピストンがシリンダから突出するように摺動し、ピストンがシリンダから突出した状態で上記噴射ノズルから洗浄水が噴射されるようにしたものである。
【0012】
従って、本発明車輌用照明灯の洗浄装置にあっては、洗浄水供給管のT字の横棒に相当する部分の長さを調整するだけで、種々の左右幅の車輌用照明灯に対応することができると共に、洗浄水供給管のT字の縦棒に相当する部分に設けられた案内板に形成された係合部とピストンの先端部に連結された給水連結管の連結板に形成された係合部とを係合させることによって、ほぼT字型の洗浄水供給管を給水連結管に確実に連結することができる。また、シリンダと該シリンダに対して軸方向に摺動自在に支持されたピストンとを備え、洗浄水供給管がピストンの先端に連結され、洗浄水の供給圧力によりピストンがシリンダから突出するように摺動し、ピストンがシリンダから突出した状態で上記噴射ノズルから洗浄水が噴射されるようにしたので、洗浄水供給管のT字の横棒に相当する部分に洗浄水の水圧がかかり、噴射ノズルにかかる水圧を減少させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明車輌用照明灯の洗浄装置の実施の形態を図示した実施例に従って詳細に説明する。
【0014】
図1乃至図5は本発明車輌用照明灯の洗浄装置の第1の実施例を示すものである。
【0015】
車輌用照明灯の洗浄装置10は、その本体部20が車体の一部であるバンパー30の内側で車体に固定されている。本体部20はシリンダ40と該シリンダ40に支持されたピストン50とから成り、シリンダ40は図示しない洗浄水タンクとパイプ手段により連結され、図示しないヘッドランプを洗浄するときに洗浄水タンクからシリンダ40内に洗浄水が圧送されるようになっている。
【0016】
ピストン50は、シリンダ40に対して摺動自在に支持され、シリンダ40内に圧送されてくる洗浄水のシリンダ40内における圧力の上昇によりシリンダ40から突出され(図2参照)、洗浄水の圧力が所定以上に達すると、ピストン50の基端部に設けられたチェック弁60が開き洗浄水がピストン50の中心孔、即ち、洗浄水通路51の先端に達するようになっている。そして、洗浄水の噴射が終了すると、シリンダ40内の洗浄水の圧力の低下と共に、ピストン50はシリンダ40との間に介挿された圧縮コイルバネ70の弾発力によりシリンダ40内に引っ込むようになっている。尚、上記チェック弁60は該弁60に一方からかかる一定以上の水圧によって開き、水圧が所定以下になると閉じるものであれば既知のものでよい。
【0017】
ピストン50の先端部には給水連結管80が連結されている。給水連結管80は筒状をした主部81と該主部81の先端部に一体に形成された連結部82とから成る。主部81は大径部83と該大径部83の後端から突出した小径部84とを有し、小径部84の外周面には環状のリブ85、85が形成されている。また、大径部83の先端には外方へ張り出したフランジ86が形成され、該フランジ86の外周面には嵌合溝86aが形成されている。連結部82は上記大径部83の先端面から平行に突設された2つの連結板87、87から成り、該連結板87、87には係合孔88、88が形成されている。
【0018】
そして、給水連結管80の小径部84がピストン50の洗浄水通路51の先端部に嵌合される。また、ゴムのような弾性材料によって蛇腹状に形成されたブーツ90の一端部91が給水連結管80のフランジ86の嵌合溝86aに嵌合され、そして、該ブーツ90の他端部92が上記シリンダー40の先端部に外嵌されている。これによって、ピストン50がシリンダー40から突出した場合にピストン50のシリンダー40から突出した部分が外部に露出してしまうことがない。
【0019】
上記給水連結管80の先端部に洗浄水供給管100が連結される。該洗浄水供給管100はパイプがほぼT字状を為すように連結された形状を為し、T字の横棒を為す部分101の両端部102、102が洗浄水供給端となる。また、該T字の横棒を為す部分101の側面の左右に離間した位置からは取付片103、103が突設され、該取付片103、103には取付孔103a、103aが形成されている。尚、T字の縦棒を為す部分104の側面のうち上記取付片103が突出した側と反対側の部分からも取付孔103aを有する取付片103が突設されている。
【0020】
T字の縦棒を為す部分104の端部が上記給水連結管80に連結される部分であり、該端部の外周面には環状の嵌合溝105が形成されている。また、T字の縦棒を為す部分104のほぼ中央部のそれぞれ反対側の面に結合用の案内板106、106が一体に形成されている。該案内板106、106は、互いに平行に延びる前半部分106a、106aと該前半部分106a、106aの後端に連続し前半部分106a、106aから離れるに従って互いに近づくように傾斜した後半部分106b、106bとから成り、前半部分106a、106aの前端部には係合突起107、107が突設され、該係合突起107、107の後面は傾斜面107a、107aとなっている。
【0021】
そして、洗浄水供給管100のT字の縦棒に相当する部分104の嵌合溝105にオーリング110が嵌合された状態で該部分104の後端部が上記給水連結管80の大径部83に内嵌される。この時、給水連結管80の連結板87、87が洗浄水供給管100の案内板106、106に案内され、且つ、その先端が係合突起107、107の傾斜面107a、107aによって案内されてその先端間がやや離間するように撓みながら前進し、その係合孔88、88に係合突起107、107が係合し、これによって、洗浄水供給管100が給水連結管80に確実に連結される。
【0022】
そして、洗浄水供給管100の洗浄水供給端102、102にノズルホルダ120、120が接続される。
【0023】
ノズルホルダ120は円筒状を為すノズル保持部121の一端がL字状を為す連結管部122の一端に一体に連結されて成る。そして、連結管部122の他端寄りの部分にフランジ123が形成され、該フランジ123から先端の部分が嵌合部124とされ、該嵌合部124の外周面には環状のリブ125が形成されている。
【0024】
そして、ノズルホルダ120、120はその嵌合部124、124が上記洗浄水供給管100、100の洗浄水供給端102、102に嵌合連結される。尚、この時、嵌合部124、124はフランジ123、123が洗浄水供給端102、102の端面に当接するまで洗浄水供給端102、102に嵌合される。
【0025】
ノズルホルダ120、120のノズル保持部121、121内に噴射ノズル130、130が内嵌状に保持される。噴射ノズル130はほぼ球状をした本体131と該本体131の一端から突出した噴射部132とから成り、噴射部132の基端部に噴射口133が形成され、該噴射口133は本体131の他端面に開口した通路134と連通している。そして、噴射ノズル130はその本体131が上記ノズル保持部121内に嵌合され、該本体131はほぼ球状をしているので、ノズル保持部121内で回動することが出来る。
【0026】
カバー体140がノズルホルダ120、120及び洗浄水供給管100のT字の横棒に相当する部分101を覆うように取り付けられる。カバー体140には2つの臨ませ孔141、141と3つの取付ボス142、142、142が形成されており、上記洗浄水供給管100の取付片103、103、103の取付孔103a、103a、103aを挿通された取付ネジ150、150、150が取付ボス142、142、142に螺着され、これによって、カバー体140が洗浄水供給管100に取り付けられ、その臨ませ孔141、141から噴射ノズル130、130の噴射口133、133が外部に臨まされる。
【0027】
以下に、上記車輌用照明灯の洗浄装置10の動作について述べる。
【0028】
使用されていない状態、即ち、洗浄水がシリンダ40に供給されていない状態では、圧縮コイルバネ70の弾発力によりピストン50はシリンダ40内に引っ込んだ状態にあり、バンパー30に形成された出入口31がカバー体140によって閉塞された状態となっている。
【0029】
図示しない洗浄水供給装置から洗浄水がシリンダ40の基端部に圧送されてくると、シリンダ40内における洗浄水の水圧が高まり、該水圧によってピストン50がシリンダ40から突出していき、これに伴って、ノズルホルダ120,120がバンパー30の出入口31から外方へ突出していく。そして、ピストン50がシリンダ40から突出しきると、シリンダ40内の洗浄水の水圧が更に高まり、該水圧が所定以上になると、ピストン50の基端部に設けられたチェック弁60が開き、洗浄水がピストン50の洗浄液通路51を通って給水連結管80、洗浄水供給管100を経てノズルホルダ120、120に達し、更に、噴射ノズル130、130の通路134、134を通って噴射口133、133から図示しない車輌用照明灯のレンズに向けて噴射される。
【0030】
そして、洗浄水のシリンダ40への供給が停止すると、チェック弁60にかかる洗浄水の水圧の低下と共に該チェック弁60が閉じ、更に、シリンダ40内の洗浄水の水圧の低下によりピストン50が圧縮コイルバネ70の弾発力によってシリンダ40内に引き込まれ、カバー体140がバンパー30の出入口31を閉じる。
【0031】
しかして、上記した車輌用照明灯の洗浄装置10にあっては、洗浄水供給管100のT字の横棒に相当する部分101の長さを調整することにより、左右方向の幅の異なる種々の車輌用照明灯に適応することが出来る。
【0032】
また、ノズルホルダ120、120を洗浄水供給管100の洗浄水供給端102、102に対して回転させることが出来るため、噴射ノズル130、130の噴射口133、133の向きの調整の幅が大きくなり、かなり湾曲の大きいレンズに対しても十分にその洗浄を為すことが出来る。
【0033】
更に、上記したように不使用時にバンパー30内に収納されていて、使用時にバンパー30から突出するようにした車輌用照明灯の洗浄装置に適用した場合、洗浄水の水圧が洗浄水供給管100のT字の横棒に相当する部分101にかかり、噴射ノズル130、130にかかる圧力を減らすことができる。
【0034】
図6及び図7は本発明車輌用照明灯の洗浄装置の第2の実施例を示すものである。
【0035】
尚、この第2の実施例が上記した第1の実施例と比較して異なるのは、洗浄水供給管とノズルホルダの形状とこれらが一体に形成されている点のみであるので、該異なる点についてのみ図示及び説明を行い、その他の点については図示及び説明を省略する。
【0036】
洗浄水供給管200はほぼT字状を為しており、即ち、パイプ部材がT字状に一体に結合された如き形状をしており、T字の横棒に相当する部分201の両端は開放されている。そして、該部分201の両端部202、202が洗浄水供給端となっている。また、T字の縦棒に相当する部分203は図示しない給水連結管との連結部となっている。
【0037】
ノズルホルダ210、210は上記洗浄水供給管200の洗浄水供給端202、202にT字の縦棒に相当する部分203の突出方向と反対の方向に突出するように一体に連結されている。
【0038】
各ノズルホルダ210は軸方向長さが短かい円筒状をしたノズル保持部211と該ノズル保持部211の一端に連結され径がノズル保持部211より小さい連結管部212とが一体に形成されて成る。そして、連結管部212が上記洗浄水供給管200の洗浄水供給端202に連結されている。
【0039】
そして、洗浄水供給管200のT字の横棒に相当する部分201の両端の開放端には栓体220、220が嵌合され、これによって該開放端が閉塞される。
【0040】
そして、更に、ノズルホルダ210、210のノズル保持部211、211内には噴射ノズル130、130が内嵌状に保持される。
【0041】
しかして、このような第2の実施例に係る車輌用照明灯の洗浄装置にあっても、洗浄水供給管200のT字の横棒に相当する部分201の長さを調整することにより、左右方向の幅の異なる種々の車輌用照明灯に適応することが出来る。
【0042】
また、上記したような不使用時にバンパー内に収納されていて、使用時にバンパーから突出するようにした車輌用照明灯の洗浄装置に適用した場合、洗浄水の水圧が洗浄水供給管200のT字の横棒に相当する部分201にかかり、噴射ノズル130、130にかかる圧力を減らすことができる。
【0043】
更に、この第2の実施例に係る車輌用照明灯の洗浄装置にあっては、洗浄水供給管200とノズルホルダ210、210とが一体に形成されているので、部品点数を削減することができると共に組立工数も削減することができる。
【0044】
尚、上記実施例においては、本発明を不使用時にバンパー内に収納されていて、使用時にバンパーから突出するようにした車輌用照明灯の洗浄装置に適用したものを示したが、このようなことは本発明に必須のことではなく、不使用時と使用時とで噴射ノズルの位置が変わらないもの、例えば、洗浄水供給管をバンパーに固定して使用するようにしたものでも構わない。
【0045】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用照明灯の洗浄装置は、洗浄水を噴射する噴射ノズルと、T字の横棒に相当する部分の両端が洗浄水供給端となるほぼT字状を為す洗浄水供給管と、上記洗浄水供給端に位置し上記噴射ノズルを支持するノズルホルダと、シリンダと該シリンダに対して軸方向に摺動自在に支持されたピストンとを備え、上記洗浄水供給管のT字の縦棒に相当する部分に設けられた案内板に形成された係合部と上記ピストンの先端部に連結された給水連結管の連結板に形成された係合部とが係合されることによって、上記洗浄水供給管がピストンと連結され、洗浄水の供給圧力によりピストンがシリンダから突出するように摺動し、ピストンがシリンダから突出した状態で上記噴射ノズルから洗浄水が噴射されるようにしたことを特徴とする。
【0046】
従って、本発明車輌用照明灯の洗浄装置にあっては、洗浄水供給管のT字の横棒に相当する部分の長さを調整するだけで、種々の左右幅の車輌用照明灯に対応することができると共に、洗浄水供給管のT字の縦棒に相当する部分に設けられた案内板に形成された係合部とピストンの先端部に連結された給水連結管の連結板に形成された係合部とを係合させることによって、ほぼT字型の洗浄水供給管を給水連結管に確実に連結することができる。また、シリンダと該シリンダに対して軸方向に摺動自在に支持されたピストンとを備え、洗浄水供給管がピストンの先端に連結され、洗浄水の供給圧力によりピストンがシリンダから突出するように摺動し、ピストンがシリンダから突出した状態で上記噴射ノズルから洗浄水が噴射されるようにしたので、洗浄水供給管のT字の横棒に相当する部分に洗浄水の水圧がかかり、噴射ノズルにかかる水圧を減少させることができる。
【0047】
また、請求項2に記載した発明にあっては、ノズルホルダは洗浄水供給管と別体に形成されると共に連結管部とノズル保持部とがL字状を為すように一体に形成され、連結管部が洗浄水供給管の洗浄水供給端に連結されるようにしたので、異なったタイプの、即ち、T字の横棒に相当する部分の長さが異なる洗浄水供給管に標準化されたノズルホルダを組み合わせて左右幅の異なる種々の車輌用照明灯に対応することができる。更に、洗浄水供給管に対してノズルホルダの向きを変えることが出来るので、レンズ面の湾曲の大きなものに対しても対応することができる。
【0048】
更に、請求項3に記載した発明にあっては、ノズルホルダと洗浄水供給管とが一体に形成されるようにしたので、部品点数を減らし、且つ、組立工数を減らすことができる。
【0050】
尚、上記した各実施例において記載した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなことがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明車輌用照明灯の洗浄装置の第1の実施例を示すものであり、本図は使用されていない状態、即ち、洗浄水の噴射をしていない状態の全体を示す縦断面図である。
【図2】使用している状態、即ち、洗浄水の噴射をしている状態の要部を示す拡大断面図である。
【図3】要部の拡大斜視図である。
【図4】要部の分解拡大斜視図である。
【図5】ノズルホルダのノズル保持部の噴射ノズルが保持された状態を示す要部の拡大断面図である。
【図6】図7と共に本発明車輌用照明灯の洗浄装置の第2の実施例を示すものであり、本図は要部の拡大斜視図である。
【図7】要部の拡大分解斜視図である。
【図8】従来の車輌用照明灯の洗浄装置の一例の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…車輌用照明灯の洗浄装置、40…シリンダ、50…ピストン、80…給水連結管、87連結板、88…係合部、100…洗浄水供給管、101…T字の横棒に相当する部分、102…洗浄水供給端、104…T字の縦棒に相当する部分、106…案内板、107…係合部、120…ノズルホルダ、121…ノズル保持部、122…連結管部、130…噴射ノズル、200…洗浄水供給管T字の縦棒に相当する部分、201…T字の横棒に相当する部分、202…洗浄水供給端、203…T字の縦棒に相当する部分、210…ノズルホルダ、211…ノズル保持部、212…連結管部
Claims (3)
- 洗浄水を噴射する噴射ノズルと、
T字の横棒に相当する部分の両端が洗浄水供給端となるほぼT字状を為す洗浄水供給管と、
上記洗浄水供給端に位置し上記噴射ノズルを支持するノズルホルダと、
シリンダと該シリンダに対して軸方向に摺動自在に支持されたピストンとを備え、
上記洗浄水供給管のT字の縦棒に相当する部分に設けられた案内板に形成された係合部と上記ピストンの先端部に連結された給水連結管の連結板に形成された係合部とが係合されることによって、上記洗浄水供給管がピストンと連結され、洗浄水の供給圧力によりピストンがシリンダから突出するように摺動し、ピストンがシリンダから突出した状態で上記噴射ノズルから洗浄水が噴射されるようにした
ことを特徴とする車輌用照明灯の洗浄装置。 - ノズルホルダは洗浄水供給管と別体に形成されると共に連結管部とノズル保持部とがL字状を為すように一体に形成され、連結管部が洗浄水供給管の洗浄水供給端に連結された
ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用照明灯の洗浄装置。 - ノズルホルダと洗浄水供給管とが一体に形成された
ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用照明灯の洗浄装置。
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