JP3625850B2 - 情報記録装置及び情報記録方法 - Google Patents

情報記録装置及び情報記録方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、音声,音楽等のオーディオ情報、カメラ,ビデオ等から得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等から得られるディジタルデータ、等を含めた所謂マルチメディア情報を記録及び/又は再生するに適した光学的に読み取り可能なドットコードを紙や各種樹脂フィルム、金属等の記録媒体上に記録するための情報記録装置及び情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、音声や音楽等を記録する媒体として、磁気テープや光ディスク等、種々のものが知られている。
しかしこれらの媒体は、大量に複製を作ったとしても単価はある程度高価なものとなり、またその保存にも多大な場所を必要としていた。
【0003】
さらには、音声を記録した媒体を、遠隔地にいる別の者に渡す必要ができた場合には、郵送するにしても、また直に持っていくにしても、手間と時間がかかるという問題もあった。
【0004】
そこで、ファクシミリ伝送が可能で、また大量の複製が安価に可能な画像情報の形で音声情報を紙に記録することが考えられている。例えば、特開昭60−244145号公報に開示されているように、若干の音声を光学的なコードとすることにより、音声情報を画像情報に変換して、ファクシミリで送れるようにしたものが提案されている。
【0005】
さらに、本出願人の特願平4−258262号に於いては、オーディオ情報が光学的に読み取り可能なドットコードで記録されている記録媒体から、このドットコードを光学的に読み取って元のオーディオ情報に戻す部分を一つの携帯可能な筐体内に納めることにより、何処でも又何回でも記録媒体から音声や音楽等のオーディオ情報を再生でき、長時間分のオーディオ情報を記録した記録媒体を利用できるようなオーディオ情報記録再生システムとそれに用いられる記録媒体が提案されている。
【0006】
図8の(A)及び(B)は、上記本出願人の特願平4−258262号のオーディオ情報再生システムを用いて記録された記録媒体の例を示す図で、(A)は文字1と画像情報2を含むシート3上に上記ドットコード4が印字された例を示し、(B)は雑誌/書籍5等の媒体にドットコード4が印字された例を示している。(B)であれば特に、書籍5の各ページの本文領域6以外の空き領域に印字されるような使用方法に利便性が得られる。しかし、(A),(B)いずれの場合に於いても、ドットコード4によって再生される音声情報は各紙面内にて完結されなければならなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、音声情報が光学的に読み取り可能なコード情報に変換され、ひとつの記録媒体上に印字された後、あるいはファクシミリを用いた場合は伝送後印字された後、上記の印字された媒体より上記のコード情報が光学的な読取手段によって読み取られ、再び音声情報が復号されて出力される上記公報や出願に示された従来の装置では、複数の媒体にまたがってひとつの音声がコード情報として記録あるいは再生されるような使用場面は想定されていない。
【0008】
しかるに、図8の(B)に示すように、書籍/雑誌5等のページ内にて、本文領域6以外の空き領域にドットコード4を印字するとき、音声情報は個々のドットコード4内で完結されなけれならないのに空き領域の面積は限られているが故に、記録したい音声情報が多量な場合には、従来の装置によれば、ドットコード4を印字しきれず、音声が途中までしか記録できないといった事態が生ずる。
【0009】
また、書籍/雑誌5等の縁に上記ドットコード4が記録された場合、通常、書籍等の縁は手でめくられるため汚れやすく、めくられる程にドットコード4の再生時に於いてはエラーが発生し易くなってくる。
【0010】
また、従来の記録印字方法に限定された場合、あくまで情報はひとつの記録媒体上で完結している故、誰でも再生装置がそのひとつの媒体をスキャンして読み取った場合には容易に機密情報が開示されてしまうといった問題も予想される。
【0011】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、記録領域の拡張、誤り訂正能力の向上、及び機密情報の保持が可能な情報記録装置及び情報記録方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明による情報記録装置は、オーディオ情報、画像情報、ディジタルデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情報を入力する入力手段と、該入力手段により入力されたマルチメディア情報を所定のフォーマットからなるコードに変換する変換手段と、該変換手段で変換されたコードを記録媒体に光学的に読み取り可能に記録する記録手段と、を具備し、前記変換手段は、一つの前記マルチメディア情報が複数のコードに分割して含まれるようにコードを複数のコードに分割するコード分割手段を含んでおり、前記記録手段は、前記コード分割手段で分割された複数のコードをそれぞれ別の記録媒体に記録する手段と、前記分割された複数の各コードが、分割された前記マルチメディア情報を含む各コードであることを示す目印を、前記記録媒体における当該分割された複数の各コードの周辺にそれぞれ記録する目印記録手段と、を含むことを特徴としている。
また、本発明による情報記録方法は、オーディオ情報、画像情報、ディジタルデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情報を入力する入力工程と、前記入力されたマルチメディア情報を所定のフォーマットからなるコードに変換する変換工程と、前記変換されたコードを記録媒体に光学的に読み取り可能に記録する記録工程と、を具備し、前記変換工程は、一つの前記マルチメディア情報が複数のコードに分割して含まれるようにコードを複数のコードに分割するコード分割工程を含んでおり、前記記録工程は、前記コード分割工程で分割された複数のコードをそれぞれ別の記録媒体に記録する工程と、前記分割された複数の各コードが、分割された前記マルチメディア情報を含む各コードであることを示す目印を、前記記録媒体における当該分割された複数の各コードの周辺にそれぞれ記録する目印記録工程と、を含むことを特徴としている。
【0013】
【作用】
即ち、本発明の情報記録装置及び情報記録方法によれば、一つのマルチメディア情報が複数のコードに分割して含まれるようにコードを複数のコードに分割し、それら分割された複数のコードをそれぞれ別の記録媒体に光学的に読み取り可能に記録するものであり、その際に、分割された複数の各コードが、分割されたマルチメディア情報を含む各コードであることを示す目印も、各記録媒体における当該分割された複数の各コードの周辺にそれぞれ記録しておく
【0014】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例に於いて、音声や音楽等のオーディオ情報を光学的に読み取り可能なディジタル信号であるドットコードとして紙に印字するための情報記録装置のブロック構成図である。
【0015】
マイクロホンやオーディオ出力機器等の音声入力器12により入力されるオーディオ信号は、プリアンプ14にて増幅(マイクロホン音声の場合はAGCをかける)後、A/D変換器16でディジタル信号に変換される。このディジタル化されたオーディオ信号は、圧縮処理部(ADPCM)18にてデータ圧縮が施された後、エラー訂正符号付加回路20にて誤り訂正符号が付加される。
【0016】
その後、インターリーブ回路(デ−タメモリ)22にてインターリーブが施される。このインターリーブは、データの配列を前もってある規則に従って2次元的に分散させるもので、これにより、再生装置にてデータを元の配列に戻したときに、紙のバースト状の汚れや傷、つまり、エラーそのものが分散され、エラー訂正及びデータの補間がし易くなる。
【0017】
このインターリーブ回路22の出力データは、次に、アドレスデータ付加回路24によって、それぞれのブロック毎にブロックアドレスがXアドレス,Yアドレス毎に付加され、さらにブロック毎に付加されたアドレスに対してアドレス用エラー判定符号(CRC符号等)が付加される。
【0018】
このようにCRC符号等が付加されたデータは、さらに変調回路26で記録のための変調を受け、さらにマーカ付加回路28にてそれぞれのブロックにマーカが付加される。該マーカ付加回路28から出力される上記オーディオ情報の出力データを参照して、位置合せ目印画像形成回路30は、印字時の上記出力データの周辺に印字される位置合せ目印画像を形成し、この位置合せ目印画像形成回路30によって形成された位置合せ目印画像はマーカ付加回路28より出力された上記出力データに合成回路32によって重畳され、その結果はプリンタシステム34によって直接的にシート,テープ,印刷物等の記録媒体上に印字される。
【0019】
これにより、例えば、図2に示すような書式でシート36に記録される。即ち、画像38や文字40と一緒に、ディジタル信号化された音のデータが光学的に読み取り可能なドットコード42として印刷される。
【0020】
ここで、ドットコード42は同図に示すように、複数のブロック44から構成されており、各ブロック44は、マーカ46、ブロックアドレス48、データエリア50から構成されている。なお、マーカ46としては、DATのように、通常は記録変調で出てこないようなパターンを用いている。また、データエリア50は実際のデータを記録するエリアである。ブロックアドレス48は、当該ブロック44の位置を表すデータであり、図示しない誤り訂正符号が付加されている。
【0021】
このようなフォーマットのドットコード42は、「1」,「0」のデータを、例えばバーコードと同様に、「1」を黒ドット有り、「0」を黒ドット無しというようにして、プリンタシステム34によってシートやテープ、印刷物等に印字記録される。
【0022】
また、上記位置合せ目印画像形成回路30によって、位置合せ目印画像が形成される。この目印画像として、例えば、上記ドットコード42周辺を四角く囲むように作成すれば、複数媒体にまたがってひとつの情報をドッコードとして記録したとしても、記録される媒体の境目を検出する必要が無くなくなる。位置合せ目印画像形成回路30は、単に、ドットコード42の画像情報のみから容易に余白を演算して効果的な位置合せ目印画像を得ることができる。
【0023】
従って、このような印字手段を用いれば、図3の(A)乃至(D)に示すような複数媒体への印字も可能である。ここで、(A)はシート36A,36Bの両方にまたがってドットコード42が印字された例である。上記ドットコード42はそれ自体の中でインターリーブされているため、これが印字されたシート36Aあるいはシート36Bの片方だけでは、これを不図示の再生装置のスキャナ等の読取手段にて読み取っても音声情報としては再生できない。シート36A,36Bをドットコード42が正しく読み出せるように、位置合せ目印画像52にて位置合わせを行ない、再生装置にて読み取ることによって始めて、入力した音声信号を得ることができる。
【0024】
また、同図の(B)は、シート36C,36D,36Eの3つにまたがって、上記情報記録装置により印字された例である。
これらは、いずれも上記ドットコード42の印字された全ての記録媒体が揃わなければ入力した音声情報を再生することができないといった点で、上記の記録媒体をそれぞれ別に保管することにより機密情報の保持が可能となる。
【0025】
また、同図の(C)及び(D)は、雑誌/書籍54等の複数ページにまたがってドットコード42が印刷された例である。ここでは、雑誌/書籍54のページの本文以外の空き領域に上記音声データを記録することを前提としているが、ページ内に記録できる音声情報も限られていたのを、複数ページにまたがって記録できるため、従来よりも多くの連続した音声情報の記録領域を得ることができる。ここでも、従来再生装置による上記情報の再生は、位置合せ目印52を参照することによって可能となっている。当然、この場合のドットコード42と位置合せ目印52が始めから印刷された記録媒体が提供されても良く、コミック雑誌などの枠外には従来さまざまなコメントや注釈等が文字で印刷されていたものであったが、そういったコメント欄に音声情報を記録する販促上の効果は大きい。従来書籍の文字,画像情報に加えて音声情報をも得ることができるためである。その枠外領域は通常狭いため、上記の記録方法は有効である。さらに、書籍等の縁は通常手によってめくれるため汚れやすいので、数ページにわたってインターリーブされることも汚れに強いといった効果を生む。その際、せっかく数ページにわたってドットコード42がインターリーブされ、汚れや消えには強くなっているのに、複数のドットコード42の位置合わせが、ドットコード42の端が消えかかっているために正しく行なうことができなくなれば、結局、記録されたドットコード42が再生できなくなってしまう。
【0026】
故に、上記印刷媒体に位置合せ目印52を設けることの効果は大きい。
図3の(E)は、複数の記録媒体、雑誌/書籍54そのものの縁にドットコード42を印字した例である。例えば、書籍の内容について、音声情報で案内を行なう。
【0027】
なお、本実施例で再生装置の読取手段は、記録媒体の位置合せ目印を参照して位置合わせ後に読み取りを行なったが、個々の記録媒体の位置合わせを行なうことなく、読取手段は個々の記録媒体を別々に読み取り、読み取り後に、メモリ上にて位置合せ目印を参照することによって張り合せ、再生しても良い。あるいは、位置合せ目印によらず、本出願人による特願平5−63978号に示されているような画像貼り合わせ技術等を用いても良い。
【0028】
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例を説明する。
図4は、前述した音声や音楽等のオーディオ情報に加えて、画像情報、テキスト情報やコンピュータデータ等を含むマルチメディア情報を光学的に読み取り可能なディジタル信号として、複数の反射原稿や透過原稿に印字するための情報記録装置のブロック構成図である。
【0029】
マイクロホンやオーディオ出力機器等の音声入力器12により入力されるオーディオ信号は、プリアンプ14にて増幅後、A/D変換器16でディジタル信号に変換される。このディジタル化されたオーディオ信号は、圧縮処理部56のADPCM回路のような音声圧縮回路18にてデータ圧縮が施されるが、スイッチ58による切替にて音声合成コード化処理部60を選択することにより、上記オーディオ信号は音声合成符号化され、ハフマン/算術符号化処理部62により圧縮処理される。
【0030】
また、電子カメラ又はビデオ出力機器64等により入力される画像信号は、プリアンプ66にて増幅後、A/D変換器68でディジタル信号に変換される。このディジタル化された画像信号は、像域判定及び分離部70にて自然画像と2値画像に分離して、自然画像であればJPEG圧縮処理部72に、手書き文字・グラフ等の2値画像であればMR/MH/MMR等処理部74にて2値画像に最適の圧縮を施す。
【0031】
また、I/F76は、パソコンやワープロ,CAD,電子手帳,通信転送,記憶装置,等からのデータを入力するインタフェースであり、このI/F76に入力された上記データは、データ形態判別部78にてデータの形態・圧縮の有無が判別され、非圧縮データであれば、上記ハフマン/算術符号化処理部62に入力され、しかるべき圧縮処理が施される。
【0032】
ここで、データ合成部80は、上記データ形態判別部78にて圧縮データとして判別されたデータや、上記ハフマン/算術符号化処理部62にて圧縮処理されたデータ、あるいはMR/MH/MMR等処理部74にて圧縮された2値画像データ、あるいはJPEG圧縮処理部72にて圧縮処理された自然画像データ、上記音声圧縮回路18にて圧縮処理された音声データ等を合成する。
【0033】
上記データ合成部80にて合成されたデータは、その後、エラー訂正符号付加回路20にて各々のブロック毎のデータに誤り訂正符号が付加され、インターリーブ回路(データメモリ)22にてインターリーブが施される。このインターリーブは、データの配列を前もってある規則に従って2次元的に分散させるもので、これにより、再生装置にてデータを元の配列に戻したときに、紙のバースト状の汚れや傷、つまり、エラーそのものが分散され、エラー訂正及びデータの補間がし易くなる。このインターリーブ回路22の出力データは、さらにアドレスデータ付加部24にてそれぞれのブロック毎にブロックアドレスがXアドレス,Yアドレス毎に付加され、さらにブロック毎に付加されたアドレスに対してアドレス用エラー判定符号(CRC符号等)が付加される。
【0034】
この様にCRC符号等が付加されたデータは、さらに変調回路26で記録のための変調を受け、さらにマーカ付加回路28にてそれぞれのブロック毎にマーカが付加される。該マーカ付加回路28にて出力される上記マルチメディア情報の出力データを参照して、位置合せ目印画像形成回路30は印字時の上記出力データの周辺に印字される位置合せ目印画像を形成する。
【0035】
また、上記マーカ付加回路28からの出力データは分割回路82にて分割される。この分割回路82は、記録媒体が透過原稿の場合、複数の分割結果を面方向に重ね合わせた結果、分割前の上記出力データが得られるように、画像データーとして上記出力データを記録媒体の枚数に分割して出力する。
【0036】
そして、位置合せ目印画像形成回路30によって形成された位置合せ目印画像と、それぞれの記録媒体に記録されるべき分割回路82にて出力された画像データのそれぞれとが、合成及び編集部84によって重畳され、対応するそのそれぞれの記録媒体へプリンタシステム及び印刷用製版システム86にてそれぞれ記録される。
【0037】
このとき、画像やタイトル、文字等の上記ドットコード以外に紙面に印刷するデータ88があれば、合成及び編集部84にて合成/編集がなされる。即ち、画像38や文字40と一緒に、ディジタル信号化された画像、音、文字、データ等各種データの一部がドットコード42として位置合せ目印52を伴って印刷される。
【0038】
あるいは、上記合成及び編集部84からの画像データは、FAX90にて直接送信することも可能である。
ここで、ドットコード42は図2に示すように、複数のブロック44から構成されており、各ブロック44は、マーカ46、ブロックアドレス48、データエリア50から構成されている。なお、マーカ46としては、DATのように、通常は記録変調で出てこないようなパターンを用いている。また、データエリア50は実際のデータを記録するエリアである。ブロックアドレス48は、当該ブロック44の位置を表すデータであり、図示しない誤り訂正符号が付加されている。
【0039】
このようなフォーマットのドットコード42は、「1」,「0」のデータを、例えばバーコードと同様に、「1」を黒ドット有り、「0」を黒ドット無しというようにして、プリンタシステム及び印刷用製版システム86によってシートやテープ印刷物、さらにはフィルムやOHP等の透過原稿に印字記録される。
【0040】
図5には、本情報記録装置を用いて、複数の透過原稿を記録媒体とした情報の暗号化の例を示す。
透過原稿92のそれぞれにドットAと、ドットBが印字され、併せて図の位置に位置合せ目印94が記録されている。そして、それぞれの透過原稿92を位置合せ目印94の位置で合わせて読み込むことにより、不図示の再生装置は始めて読み取り可能なドットコード42を得る。
【0041】
なお、本実施例で再生装置は、記録媒体の位置合せ目印94を参照して位置合わせ後に読み取りを行ったが、個々の記録媒体の位置合わせを行うことなく、再生装置は個々の記録媒体を別々に読み取り後に、位置合せ目印94を参照してメモリ上にて合成後、再生しても良い。従って、上記位置合せ目印94は記録媒体が透過原稿の時に限らず、複数枚の反射原稿であっても有効である。
【0042】
[第3実施例]
次に、本発明の第3実施例を説明する。
図6は、本実施例として、印字平面上に凸凹を形成することによって、ディジタル信号として入力される音声情報や画像情報、文字情報等を印鑑等の印字面に形成する情報記録装置の構成を示す図である。
【0043】
ディジタル化された音声情報や画像、文字情報が入力されるディジタル信号入力部96より出力されたディジタル信号は、圧縮回路98にて各信号毎に最適のデータ圧縮が施された後、エラー訂正符号付加回路20にて誤り訂正符号が付加される。
【0044】
その後、メモリ22Aとインターリーブ回路22Bにてインターリーブが施される。このインターリーブは、データの配列を前もってある規則に従って2次元的に分散させるものである。このインターリーブは、メモリ22Aに記憶されたデータをインターリーブ回路22Bにより適宜読み出し出力することにより行われる。
【0045】
このインターリーブ回路22Bの出力データは、次に、アドレスデータ付加回路24にてそれぞれのブロック毎にブロックアドレスがXアドレス,Yアドレス毎に付加され、さらにブロック毎に付加されたアドレスに対してアドレス用エラー判定符号(CRC符号等)が付加される。
【0046】
このようにCRC符号等が付加されたデータは、さらに変調回路26で記録のための変調を受け、さらにマーカ付加回路28にてそれぞれのブロック毎にマーカが付加される。該マーカ付加回路28にて出力されるドットコードを参照して、枠線形成部100は印字時の上記出力データの周辺に印字される位置合せ目印画像としての枠線を形成する。ドットコード42のフォーマット詳細については前述の第1及び第2実施例で説明したものと同様である。
【0047】
枠線形成部100によって形成された位置合せ目印画像としての枠線は、マーカ付加回路28より出力された上記ドットコード42が2値反転回路102にて白黒反転された画像データと合成回路32によって重畳され、その結果は、印鑑上に2値の凸凹を形成する印刷面作成システム104に出力され、図7の(A)に示すように印鑑106等の印字面108上に対応する2値凸凹110を形成する。
【0048】
即ち、本情報記録装置に於ける媒体への記録手段として作成された印鑑106は、紙面、版面上にインクにて何度でも繰り返しドットコード42とそれを取り囲む位置合せ用目印52としての枠線を押印記録することができる。
【0049】
図7の(B)には、上記の印鑑106にて、2枚のシート36上に押印された押印結果を示す。このように、押印結果は、ドットコード42と、それを取り囲む位置合せ目印52とが2枚のシート36上にまたがって押印されている。
【0050】
しかるに、2つのシート36を別々に離した片方のシート36にはドットコード42の半分と位置合せ目印52の一部が、残りのシート36にはドットコード42の残りと位置合せ目印52の残りが押印されることとなる。これらはドットコード42全体にインターリーブがかけられているため、片側だけでは再生することができない。従って、この情報記録装置により作成された印鑑106の印字面108が印刷するドットコード42が持主の音声(声紋)を記録したものであれば、これを割印として用いた時には、両方のシート36を位置合せ目印52を参照して重ね合わせ、再生装置にて読み取った場合には、証拠上必要な音声が得られるといった、様々な利用場面が展開される。
【0051】
以上、第1乃至第3実施例により詳述したように、本発明によれば、光学的に読み取り可能に記録される音声や音楽、画像や文字情報等のマルチメディア情報の長時間記録及び繰り返しの再生が可能な情報記録再生システムにおいて、これに用いる媒体の記録領域の不足を補い、印字された記録情報の汚れや消えに強い記録方法を提供し、情報の暗号化や新しい情報の記録方法を提供し、従来にはできなかった新しい機能を具備した印鑑及びその作成装置を提供することができる。
【0052】
また、従来装置を用いて、個人の声紋情報が抽出可能なパーソナルの音声情報を証明書、あるいは契約書上に光学的に読み取り可能なドットコードに変換して印字する使用方法も考えられる。このような場合に於いても、音声情報が上記ドットコードとして重ねられた二つの文書の間に割印の如く印字されれば、文書が全て揃って始めて証明関係が有効となるような文書を作成することが容易となる。
【0053】
また、2つ以上揃えて始めて内容の判る記録媒体は、例えば、問題用紙と解答用紙を合わせて始めて音声情報等を得ることが可能な語学教材等の問題集とか、複数の人に送られたパーティ等の案内状とか、複数の親族にあてられた遺言状とか、複数の部品表が揃って得られる設計図とかというような、情報の暗号化が可能であるという利点を有する。
【0054】
なお、上記第1実施例に於いて、ドットコードを複数のシートにまたがって記録する場合、例えば、プリンタシステムによって裏面に粘着性を持つテープ等にドッコードを印字し、これを複数のシートにまたがって貼り付けた後、シート分離部分に合わせてそのテープ等を切り分けても良いし、上記第2実施例に於けるような分割回路を設けて、ドットコードを複数のドットコード画像に分割して、それぞれをプリンタシステムでシートに印字するようにしても良い。
【0055】
また、上記第2実施例の説明では、マルチメディア情報として、オーディオ情報、画像情報、テキスト情報やコンピュータデータ等を挙げたが、本発明はこれら全てを含む必要はなく、少なくともこれらの一つを含めば良い。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、読み取り可能に記録される音声や音楽、画像や文字情報等のマルチメディア情報の長時間記録及び繰り返しの再生が可能な情報記録再生システムにおいて、これに用いる媒体の記録領域の不足を補い、印字された記録情報の汚れや消えに強い記録を可能とし、情報の暗号化や新しい情報の記録を可能とする情報記録装置及び情報記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のブロック構成図である。
【図2】ドットコードを説明するための図である。
【図3】(A)乃至(D)はそれぞれ第1実施例に於けるドットコードの記録例を示す図であり、(E)は雑誌/書籍そのものの縁にドットコードを印字した例を示す図である。
【図4】第2実施例のブロック構成図である。
【図5】第2実施例に於けるドットコードの記録例を示す図である。
【図6】第3実施例のブロック構成図である。
【図7】(A)は第3実施例に於ける媒体への記録手段として作成された印鑑を示す斜視図であり、(B)は押印記録結果を示す図である。
【図8】(A)及び(B)はそれぞれ従来のドットコードの記録例を示す図である。
【符号の説明】
12…音声入力器、14,66…プリアンプ、16,68…A/D変換器、18…圧縮処理部(ADPCM)、20…エラー訂正符号付加回路、22…インターリーブ回路(デ−タメモリ)、22A…メモリ、22B…インターリーブ回路、24…アドレスデータ付加回路、26…変調回路、28…マーカ付加回路、30…位置合せ目印画像形成回路、32…合成回路、34…プリンタシステム、36,36A〜36E…シート、38…画像、40…文字、42…ドットコード、44…ブロック、46…マーカ、48…ブロックアドレス、50…データエリア、52,94…位置合せ目印、54…雑誌/書籍、56…圧縮処理部、58…スイッチ、60…音声合成コード化処理部、62…ハフマン/算術符号化処理部、64…電子カメラ又はビデオ出力機器、70…像域判定及び分離部、72…JPEG圧縮処理部、74…MR/MH/MMR等処理部、76…I/F、78…データ形態判別部、80…データ合成部、82…分割回路、84…合成及び編集部、86…プリンタシステム及び印刷用製版システム、88…ドットコード以外の印刷データ、90…FAX、92…透過原稿、96…ディジタル信号入力部、98…圧縮回路、100…枠線形成部、102…2値反転回路、104…印刷面作成システム、106…印鑑、108…印字面、110…2値凸凹。

Claims (3)

  1. オーディオ情報、画像情報、ディジタルデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情報を入力する入力手段と、
    該入力手段により入力されたマルチメディア情報を所定のフォーマットからなるコードに変換する変換手段と、
    該変換手段で変換されたコードを記録媒体に光学的に読み取り可能に記録する記録手段と、
    を具備し、
    前記変換手段は、一つの前記マルチメディア情報が複数のコードに分割して含まれるようにコードを複数のコードに分割するコード分割手段を含んでおり、
    前記記録手段は、
    前記コード分割手段で分割された複数のコードをそれぞれ別の記録媒体に記録する手段と、
    前記分割された複数の各コードが、分割された前記マルチメディア情報を含む各コードであることを示す目印を、前記記録媒体における当該分割された複数の各コードの周辺にそれぞれ記録する目印記録手段と、
    を含むことを特徴とする情報記録装置。
  2. 前記コードは、ブロックを複数個配置してなり、
    前記ブロックのそれぞれが、
    前記マルチメディア情報に応じて配列された複数のドットでなるデータエリアと、
    当該ブロックのアドレスを表すブロックアドレスと、
    を含むことを特徴とする請求項に記載の情報記録装置。
  3. オーディオ情報、画像情報、ディジタルデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情報を入力する入力工程と、
    前記入力されたマルチメディア情報を所定のフォーマットからなるコードに変換する変換工程と、
    前記変換されたコードを記録媒体に光学的に読み取り可能に記録する記録工程と、
    を具備し、
    前記変換工程は、一つの前記マルチメディア情報が複数のコードに分割して含まれるようにコードを複数のコードに分割するコード分割工程を含んでおり、
    前記記録工程は、
    前記コード分割工程で分割された複数のコードをそれぞれ別の記録媒体に記録する工程と、
    前記分割された複数の各コードが、分割された前記マルチメディア情報を含む各コードであることを示す目印を、前記記録媒体における当該分割された複数の各コードの周辺にそれぞれ記録する目印記録工程と、
    を含むことを特徴とする情報記録方法。
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