JP3623785B2 - し渣回収装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、下水処理施設などにおいて、沈砂池で掻き集められたし渣を回収して、廃棄のために貯留ホッパーに貯留するし渣回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、下水処理施設では、汚泥を含んだ下水が沈砂池へ送り込まれる。沈砂池の池底には、沈降した汚泥が堆積するが、腐敗などにより発生するガスを含んだ汚泥や微細な塵芥などはし渣となって浮上し、水面付近に浮遊する。この浮遊物は掻き集められ、脱水などの処理が施された後、搬送コンベヤにより貯留ホッパーまで搬送されて一時的に貯留される。前記搬送コンベヤと貯留ホッパーとでし渣回収装置が構成されており、貯留ホッパーが満杯状態になると、貯留ホッパーを開放してし渣をトラックに積み、焼却炉に運ぶなどして廃棄処理する。
【0003】
図5は、従来のし渣回収装置を示しており、廃棄のためにし渣を貯留する貯留ホッパー100と、し渣を貯留ホッパー100の設置位置まで搬送するための搬送コンベヤ101とを含んでいる。
搬送コンベヤ101は、一定間隔毎に仕切板が設けられたベルトコンベヤの他に、バケットコンベヤやフライトコンベヤなどが用いられるもので、し渣脱水機102から供給を受けたし渣を水平方向へ搬送する第1の水平搬送部101aと、第1の水平搬送部101aによって搬送されてきたし渣を垂直方向へ搬送する垂直搬送部101bと、垂直搬送部101bによって搬送されてきたし渣を水平方向へ搬送して貯留ホッパー100の設置位置まで導く第2の水平搬送部101cとで構成されている。
【0004】
第1の水平搬送部101aは地下に、第2の水平搬送部101cは地上に、それぞれ位置し、し渣は垂直搬送部101bにより地下から地上へ運ばれる。
し渣は、搬送コンベヤ101の下流端である第2の水平搬送部101cの終端において自重により自然落下し、シュート103を経て前記貯留ホッパー100内に導入される。
【0005】
なお、この発明は、先行技術調査を行うことなく、上記した公知または公用の技術をもとに開発されたものである。そのために、記載すべき先行技術文献情報は存在しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のし渣回収装置では、搬送コンベヤ101の終端においてし渣を自然落下させるだけであるから、し渣の一部が搬送コンベヤ101の表面に付着して残り、し渣の回収効率が悪い。また、搬送コンベヤ101に付着して残ったし渣は、復路の途中で搬送コンベヤ101より脱落することが多く、周辺に散乱して悪臭を発生させる要因となる。これを防止するには、清掃を頻繁に行うなどの必要があり、作業員の負担が増すなどの問題がある。
【0007】
また、シュート103の上方位置で搬送コンベヤ101に衝撃や振動を与えて、搬送コンベヤ101の表面に付着したし渣を強制的に脱落させることも試みられているが、し渣の含水量が多い場合は、衝撃や振動ではし渣がすぐには脱落せず、回収効率は高められない。衝撃や振動を繰り返し作用させると、却って、復路の途中でのし渣の脱落を促すことになる。
【0008】
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、水洗処理を行ってし渣が搬送コンベヤに付着して残るのを防止することにより、し渣の回収効率を大幅に高め、復路の途中でのし渣の脱落を完全に防止したし渣回収装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明によるし渣回収装置は、廃棄のためにし渣を貯留する貯留ホッパーと、し渣を前記貯留ホッパーの設置位置まで搬送するための搬送コンベヤと、搬送コンベヤの終端で落下させたし渣を前記貯留ホッパーに回収するための回収機構とから成る。
前記回収機構は、搬送コンベヤに洗浄水を作用させて搬送コンベヤよりし渣を脱落させる水洗機構と、落下したし渣を支持して水切りする通水性のあるし渣支持板およびそのし渣支持板を通過した水を排出する排水路を備えた水切り機構と、前記し渣支持板上のし渣を掻き集める掻集め機構と、前記掻集め機構により掻き集められたし渣を前記貯留ホッパー内へ導くシュートとを備えている。
【0010】
この発明の上記した構成において、「搬送コンベヤ」はし渣を水平方向へ搬送するものであっても、垂直方向へ搬送するものであっても、斜め方向へ搬送するものであってもよい。水平方向へ搬送するものであれば、一般のベルトコンベヤを用いることができるが、垂直方向や斜め方向へ搬送するものであれば、し渣が脱落しないように、一定間隔毎に仕切板が設けられたベルトコンベヤ、さらには、バケットコンベヤやフライトコンベヤなどを用いる必要がある。
【0011】
また、「水洗機構」は、し渣が搬送コンベヤの終端から自重により自然落下するときに搬送コンベヤに洗浄水を作用させてもよく、また、し渣が搬送コンベヤの終端から自重により自然落下する直前または直後に搬送コンベヤに洗浄水を作用させてもよい。この場合に、搬送コンベヤに付着したし渣を水の勢いで剥離させる場合は搬送コンベヤの表面に沿う方向に洗浄水が作用させるとよいが、必ずしもこれに限られるものではない。
【0012】
この発明の一実施態様においては、前記掻集め機構として、一定時間毎に掻寄せ板をし渣支持板に沿って摺動させてし渣支持板上のし渣をシュートの入口へ掻き寄せる機構が用いられている。
【0013】
この発明の好ましい一実施態様においては、し渣支持板上のし渣に対して洗浄水を作用させてし渣を洗浄する第2の水洗機構がさらに設けられる。
【0014】
【作用】
この発明によるし渣回収装置において、搬送コンベヤ上にし渣が供給されると、し渣は搬送コンベヤによって貯留ホッパーの設置位置まで搬送される。搬送コンベヤの終端において、し渣は自重により自然落下する。落下時またはその前後に搬送コンベヤの終端部に対して水洗機構により洗浄水を作用させて搬送コンベヤよりし渣を脱落させる。これにより搬送コンベヤにし渣が付着して残るのが防止される。落下したし渣は、その下方で水切り機構のし渣支持板により受け止められて支持される。し渣支持板は通水性があるので、し渣はその荷重によって水切りされる。し渣より分離された水はし渣支持板を通過して排水路より排出される。ここで分離される水には、当初からし渣に含まれていた水分と前記洗浄水とが含まれる。水切り後のし渣は、し渣支持板上で掻集め機構により掻き集められた後、シュートによって貯留ホッパー内へ導かれて貯留される。
【0015】
この発明の一実施態様においては、前記掻集め機構は、一定時間毎に掻寄せ板がし渣支持板に沿って摺動してし渣支持板上のし渣をシュートの入口へ掻き寄せる構成のものであり、掻寄せ板が掻寄せ動作を行った後、次に掻寄せ動作を行うまでの期間は、し渣支持板上に堆積したし渣は荷重による水切りが行われる。
【0016】
さらに好ましい実施態様においては、第2の水洗機構によってし渣支持板上のし渣が洗浄水により洗浄されるので、し渣に含まれている微細な塵芥のみならず、腐敗や悪臭の要因となるものも洗い落とされる。その結果、し渣を貯留ホッパーに貯留したとき、腐敗や悪臭の発生を防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、この発明の一実施例であるし渣回収装置の構成を示している。
図示例のし渣回収装置は、廃棄物としてのし渣(図中、Xで示す。)を貯留するための貯留ホッパー1と、し渣脱水機などにより供給を受けたし渣を貯留ホッパー1の設置位置まで搬送するための搬送コンベヤ2と、搬送コンベヤ2の終端で自然落下させたし渣を貯留ホッパー1に回収するための回収機構3とから成る。
【0018】
この実施例の搬送コンベヤ2は、地下に設置されている第1の水平搬送部(図示せず。)と、地上に設置されている第2の水平搬送部2Aと、第1の水平搬送部と第2の水平搬送部2Aとの間を結ぶ垂直搬送部2Bとから成るもので、図5に示した従来例の搬送コンベヤ101と同様の構成のものである。
この搬送コンベヤ2は、終端位置の駆動ローラ20と始端位置の従動ローラ(図示せず。)との間に搬送ベルト21が無端状に張設されて成る。搬送ベルト21の表面には複数の仕切板22が一定間隔毎に設けられており、搬送ベルト21上の前後の仕切板22,22間をし渣収容部23となしている。なお、図2において、11は搬送ベルト21の走行路沿いに設けられたガイド側板であり、搬送中にし渣が搬送コンベヤ2の側方へ落下するのを防止する。
【0019】
前記駆動ローラ20はモータを駆動源とする駆動装置26により駆動される。これにより搬送ベルト21は、往路では図1の矢印Pで示す方向へ、復路では矢印Qで示す方向へ、それぞれ走行する。
搬送コンベヤ2の往路および復路には、水平搬送部と垂直搬送部との繋ぎ目にガイドローラ24,25が配置されている。なお、図1において、10は搬送コンベヤ2の全長に被せられたフードであり、このフード10によってし渣の臭気が外部に漏れないようになっている。
【0020】
前記回収機構3は、搬送コンベヤ2の終端部に対して洗浄水を作用させて搬送コンベヤ2よりし渣を脱落させる第1の水洗機構4と、落下したし渣を支持して水切りする通水性のあるし渣支持板50およびそのし渣支持板50を通過した水を排出するドレーンシュート52を備えた水切り機構5と、し渣支持板50上のし渣に対して洗浄水を作用させてし渣を洗浄する第2の水洗機構6と、し渣支持板50上のし渣を水切り後に掻き集める掻集め機構7と、掻集め機構7により掻き集められたし渣を貯留ホッパー1内へ導くシュート8とを備えている。
【0021】
第1の水洗機構4は、搬送コンベヤ2の終端のやや下方位置に搬送コンベヤ2の幅方向に沿って水平に設置された筒状のノズル40により構成される。このノズル40は、少なくとも搬送ベルト21の幅に相当する長さに形成される。ノズル40の外周面には、搬送ベルト21との対向位置に、洗浄水を噴射する複数の噴射孔41が所定の間隔で設けられている。なお、各噴射孔41は、それぞれの直径が0.3〜0.5mm程度のものである。
【0022】
第2の水洗機構6も、第1の水洗機構4と同様の構成のものであり、複数の噴射孔61を有する筒状のノズル60により構成されている。ノズル60は第1の水洗機構4のノズル40の下方にノズル40と平行に配置されている。噴出孔61は、ノズル60の外周面のし渣支持板50との対向位置に開設されている。
各ノズル40,60には、洗浄水を供給する給水管がそれぞれ接続される。なお、洗浄水は水道水に限らず、雨水なども利用することができる。
【0023】
この実施例の第1、第2の各水洗機構4,6は、それぞれ1本のノズル40,60をもって構成されているが、これに限らず、それぞれ2本以上のノズルをもって構成してもよい。また、1本のノズルを第1、第2の水洗機構4,6に兼用することも可能であり、この場合の噴射孔は、搬送ベルト21との対向位置とし渣支持板50との対向位置とに開設される。
さらに、第2の水洗機構6に相当する構成を特別に設けずに、第1の水洗機構4が噴射した洗浄水によってし渣を洗浄するようにしてもよい。
【0024】
また、この実施例では、搬送コンベヤ2の終端位置に各ノズル40,60を配置しているが、各ノズル40,60の設置位置はこれに限られるものではない。特に、第1の水洗機構4のノズル40は、搬送コンベヤ2よりし渣が落下するタイミングに合わせて洗浄水を作用させる場合はこの実施例の設置位置でよいが、例えば、搬送コンベヤ2よりし渣が落下した後に洗浄水を作用させる場合には、搬送コンベヤ2の復路側に設置して洗浄水を斜め上方へ噴射させるようにする。これにより、搬送コンベヤ2のベルト表面に付着したし渣の残りを効率良く脱落させることができる。なお、各ノズル40,60からの洗浄水の噴射は継続的に行ってもよく、また、一定時間に断続的に行ってもよい。
【0025】
搬送コンベヤ2の終端より落下したし渣は、その下方に位置する水切り機構5のし渣支持板50の上面で受け止められて支持される。この実施例のし渣支持板50は、複数の通水溝51が全面にわたって平行に形成された簀の子状のものであるが、これに限らず、多数個の通水孔を全面に設けたものや全体をネット状に形成したものであってもよい。
このし渣支持板50は、その上に堆積したし渣をその荷重によって水切りするためのもので、し渣支持板50の下方にドレーンシュート52が連通させてある。し渣支持板50の通水溝51を通過した水はドレーンシュート52の内部の排水路53を通って外部の配管54へ排出される。この排水は最終的には沈殿池などに導かれる。
【0026】
し渣支持板50上に堆積したし渣は水切り後に掻集め機構7によってシュート8に向けて掻き寄せられ、シュート8に送り込まれる。
この実施例の掻集め機構7は、掻寄せ板71をし渣支持板50に沿って低速度で摺動させるものであり、これにより、し渣支持板50上に堆積したし渣がシュート8の入口へ掻き寄せられる。前記掻寄せ板71は、し渣支持板50の上方に張設された左右一対の無端状のチェン70,70に跨るようにして取り付けられており、掻寄せ板71がチェン70の走行によって等速度で周回することにより一定時間毎に前記掻寄せ動作を行う。
【0027】
各チェン70は、平行な回転軸73,74の両端にそれぞれ装着されたホイール75,76間に張設されている。一方の回転軸73は動力伝達機構9を介して前記駆動装置26に連繋される。
前記動力伝達機構9は、中間に減速機構90を含んでおり、減速機構90の入力側のホイール91に伝導チェン92を介して駆動装置26が接続されている。減速機構90の出力側のホイール93は伝導チェン94を介して前記回転軸73に装着されたホイール95に接続されている。
【0028】
なお、この実施例では、搬送コンベヤ2の駆動装置26を掻集め機構7の駆動源に兼用しているが、前記駆動装置26とは別に掻集め機構7の駆動源を設けてもよい。
例えば、駆動源としてシリンダ機構を用いた場合、シリンダ機構のロッドの先端に前記掻寄せ板71を装着し、一定時間毎にロッドを往復動させることにより掻寄せ板71をし渣支持面50に沿って往復動作させる。
【0029】
前記し渣支持面50の一端には掻寄せ板71により掻き寄せられたし渣を受け入れるシュート8が開口している。シュート8は上方が拡開した漏斗状のものであり、下方の出口が貯留ホッパー1に連通している。
貯留ホッパー1の内部はし渣の貯留空間となっており、下端部の出口(図示せず。)を開放することにより、貯留ホッパーに貯留されたし渣が外部へ導出される。
【0030】
なお、上記実施例では、掻集め機構7はし渣支持板50の上方に配備しているが、図4に示すように、し渣支持板50の下方に配備することもできる。この実施例では、掻寄せ板71をし渣支持板50の上面に突出させるために通水溝51に対して挿脱が可能なくし型形状に形成してある。また、この実施例では、第1の水洗機構4のみを設け、第1の水洗機構4からの水がシュート8の側へ飛散しないように防水板42を設置するとともに、し渣支持板50をシュート8の側が高くなるように傾斜させている。
【0031】
上記した構成のし渣回収装置において、搬送コンベヤ2上にし渣が供給されると、この搬送コンベヤ2によってし渣は貯留ホッパー1の設置位置まで搬送される。搬送コンベヤ2の終端において、し渣は自重により自然落下する。落下時またはその前後に搬送コンベヤ2の終端部に対して第1の水洗機構4は洗浄水を作用させる。これにより、搬送コンベヤ2よりし渣が脱落し、搬送コンベヤ2のベルト表面にし渣が付着して残ることがない。
【0032】
落下したし渣は、その下方で水切り機構5のし渣支持板50により受け止められて支持される。し渣支持板50上のし渣に対し第2の水洗機構6による洗浄水を作用させてし渣を洗浄する。この洗浄によってし渣に含まれている微細な塵芥のみならず、腐敗や悪臭の要因となるものも洗い落とされる。
【0033】
し渣支持板50上のし渣はその荷重によって水切りされる。分離された水はし渣支持板50の通水溝51を通過してドレーンシュート52へ至り、その内部の排水路53を通って外部の配管54へ導出される。この脱水機構5で分離される水には、当初からし渣に含まれていた水分と第1、第2の各水洗機構4,5からの洗浄水とが含まれている。
【0034】
水切り後のし渣は、一定時間毎に掻集め機構7の掻寄せ板71がし渣支持板50に沿って摺動するとき、シュート8に向けて掻き寄せられてシュート8の入口に送り込まれる。この掻寄せ動作後の次の掻寄せ動作までの期間は、し渣支持板50上にし渣が堆積し、荷重による水切りが行われる。掻寄せ板71によって掻き寄せられた水切り後のし渣はシュート8によって貯留ホッパー1内へ導かれて貯留される。
【0035】
【発明の効果】
この発明によれば、水洗処理によってし渣が搬送コンベヤに付着して残るのを防止するので、し渣の回収効率が大幅に高められる。また、復路の途中でのし渣の脱落を完全に防止できるので、し渣の散乱に伴う清掃作業を不要化できる。
しかも、搬送コンベヤより落下したし渣は脱水機構のし渣支持板に支持されて水切りされるので、当初からし渣に含まれていた水分や水洗処理により被った水を除去できる。その結果、し渣の体積が小さくなり、その分、貯留ホッパーのし渣の貯留量を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるし渣回収装置の主要部を側面から見た構造説明図である。
【図2】図1の実施例の平面図である。
【図3】し渣支持板および掻集め機構の平面図である。
【図4】し渣回収装置の他の実施例の主要部を側面から見た構造説明図である。
【図5】従来のし渣回収装置の全体構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 貯留ホッパー
2 搬送コンベヤ
3 回収機構
4 第1の水洗機構
5 脱水機構
6 第2の水洗機構
7 掻集め機構
8 シュート
50 し渣支持板
53 排水路
71 掻寄せ板

Claims (3)

  1. 廃棄のためにし渣を貯留する貯留ホッパーと、し渣を前記貯留ホッパーの設置位置まで搬送するための搬送コンベヤと、搬送コンベヤの終端で落下させたし渣を前記貯留ホッパーに回収するための回収機構とから成り、前記回収機構は、搬送コンベヤに洗浄水を作用させて搬送コンベヤよりし渣を脱落させる水洗機構と、落下したし渣を支持して水切りする通水性のあるし渣支持板およびそのし渣支持板を通過した水を排出する排水路を備えた水切り機構と、前記し渣支持板上のし渣を掻き集める掻集め機構と、前記掻集め機構により掻き集められたし渣を前記貯留ホッパー内へ導くシュートとを備えて成るし渣回収装置。
  2. 前記掻集め機構は、一定時間毎に掻寄せ板をし渣支持板に沿って摺動させてし渣支持板上のし渣をシュートの入口へ掻き寄せる機構である請求項1に記載されたし渣回収装置。
  3. 請求項1または2に記載されたし渣回収装置であって、し渣支持板上のし渣に対して洗浄水を作用させてし渣を洗浄する第2の水洗機構をさらに備えて成るし渣回収装置。
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